JP2007116636A - スクリーンスピーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化によるスクリーンと支持体の変形量の差を小さくして、スクリーンスピーカーの変形を抑えたスクリーンスピーカーを提供すること。
【解決手段】スクリーンスピーカー(10)のスクリーン(S)とこのスクリーン(S)を支持する支持体(20)とを、ともにアルミニウム等の同一材料の金属材から構成し熱膨張係数を同じか、若しくは、ほぼ同等に構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンを直接駆動し、スクリーン面より音を放出する、いわゆるスクリーンスピーカーに関する。
プロジェクタ等の投影装置によりスクリーンに映画等の映像を投射する際には、スクリーンの横等にスピーカーを設置し、このスピーカーから放出される音を聞きながら、スクリーン上の映像を鑑賞する。
しかしながら、スクリーンの大型化に従い、スクリーンに映し出される映像とスピーカーとの距離が離れ、映像とスピーカーから放出される音との乖離が、視聴する者に不自然さを与えるようになっていた。特に、スクリーンの中央部の映像については、スピーカーから放出される音との間に大きな乖離を生じ不自然さを強く感じる。
かかる、問題を解消するため、スクリーンの背面側に、ボイスコイルを備え、スクリーンを振動板として直接駆動して、スクリーン面から音を放出するようにした、いわゆるスクリーンスピーカーが、例えば、特許文献1に提案されている。かかるスクリーンスピーカーは、スクリーン部とこのスクリーン部を支持する枠組体とを備えている。特許文献1においては、枠組体である筺体にスクリーンを支持している。
そして、スクリーンには、軽さや振動板としての適正からアルミニウム板が使用され、また枠組体としては、アッシュ材などの木材が使用されている。
特開2005−64932号(要約等参照)
本出願人がこの種のスクリーンスピーカーの開発に着手したところ、時間の経過とともにスピーカーが変形するという問題が発生することが判った。この問題の原因を究明するために実験を行なった結果、次のことが判明した。スクリーンスピーカーは、スクリーンに映像を拡大投影する必要から、50インチ、あるいは100インチを超えるような大きさに構成されている。したがって、スクリーンを支持する枠組体とスクリーンの間の熱膨張による膨張差がわずかであっても、大きなスクリーンにはその影響が大きく生じ、結果的にスクリーンが変形してしまう。
具体的には、次のような場合に、スクリーンと枠組体との間に膨張差が生じ、スクリーンが変形することが判明した。
すなわち、スクリーンを枠組体に組み付けるスクリーンスピーカーの製造時の作業現場の環境温度と、スクリーンスピーカーを実際に使用する室内に設置した際の環境温度に大きな差がある場合に、スクリーンと枠組体との間に熱膨張による膨張差が生じ、スクリーンが変形してしまう。
この事実を検証するために、以下のような実験を行なった。すなわち、冬季の寒い作業現場の環境温度の下で製造したスクリーンスピーカーを、常温に設定された室内に数時間から約24時間放置したところ、スクリーンに変形が生ずることが実験的に確認できた。しかも、その変形が大きい場合には、スクリーンと枠組体とを固定する接着部が剥離してしまう場合があった。
特に、大きなスクリーンを構成しようとして、複数のスクリーンスピーカーを繋ぎ合わせた場合には、上記の問題が顕著に生ずることが判った。
つまり、複数のスクリーンスピーカーを繋ぎ合わせて大きなスクリーンスピーカーを構成し、部屋の壁際に設置した場合には、壁面の隅と中央部の温度差、或いは、壁面の床側と天井側の温度差により、スクリーンスピーカーに上下方向、あるいは左右方向で熱による膨張差が生じ、スクリーンスピーカーが変形してしまうということが判った。
また、枠組体は木材で構成されているため、季節差等による湿度差により枠組体自身が変形してしまうという問題が生ずることが判明した。
また、スクリーンスピーカーに長時間に亘って大入力が印加されると、ボイスコイルが過熱され、その結果、スクリーンが加熱される。スクリーンはアルミニウム板であるので、放熱に優れるものの、大入力の印加が長時間に及ぶ場合には、スクリーンに蓄熱され、スクリーンが膨張し、スクリーンの変形が実用上差し支えない範囲を超えてしまう虞がある。
具体的には、ボイスコイルが磁気回路のギャップに対して位置ずれを起こし、ボイスコイルが駆動中にギャップに接触し異常音を発生させる虞がある。ボイスコイルが配置される磁気ギャップは、一般的に磁気ギャップを構成するヨーク、及びボイスコイルボビンの内径、若しくは、プレート、及びボイスコイルの外径とのクリアランスは、0.2mmから0.25mm程であるため、ボイスコイルが磁気回路のギャップに対して位置ずれを起こしただけで、異常音が発生してしまうことになる。
そこで、本発明は、スクリーンスピーカーの変形を抑えたスクリーンスピーカーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、スクリーンとこのスクリーンを支持する支持体との熱膨張係数を同じか、若しくは、ほぼ同等とすることする。
また、他の発明は、スクリーンおよび支持体は、金属からなることとする。
また、他の発明は、スクリーンおよび支持体を構成する金属は、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなることとする。
また、他の発明は、スクリーンの外周の形状と支持体の外周の形状は、同一であることとする。
また、他の発明は、支持体を構成する外周枠は、その断面形状を概ねコ字状とし、かつ、外周枠を構成する板体の厚さをスクリーンの厚さの3倍以上、10倍以下であることとする。
また、他の発明は、スクリーンと支持体の外周枠とを固定する接着部の幅寸法は、外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、15倍以下であることとする。
また、他の発明は、支持体は、磁気回路ハウジングをこの磁気回路ハウジングの上下の方向あるいは左右の方向の少なくとも一方の側から保持する2本1対の杆体であって、支持体に対して支持される磁気回路ハウジング保持枠を備えることとする。
また、他の発明は、磁気回路ハウジング保持枠は、磁気回路ハウジングを保持する部分において、磁気回路ハウジングに対して密着していることとする。
また、他の発明は、磁気回路ハウジング保持枠は、互いに直交する板体を有して構成され、この板体の厚さを外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、4倍以下とし、板体の幅寸法が外周枠を構成する板体の厚さの5倍以上、20倍以下であることとする。
また、他の発明は、支持体の構成部材を互いに固定するL金具は、一方の辺部には、ねじが螺合するねじ孔が形成され、他方の辺部には、ねじが螺合することなく通るねじ挿通孔が形成されていることとする。
また、他の発明は、支持体の構成部材を互いに固定するL金具は、このL金具を構成する各辺部の板体の厚さが、外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、4倍以下とし、各辺部の長さが外周枠を構成する板体の厚さの10倍以上、20倍以下であることとする。
また、他の発明は、L金具は、支持体と同一材料で形成されていることとする。
また、他の発明は、スクリーンスピーカーを構成する構成する部材同士の接着には、アクリル系接着剤を用いることとする。
また、他の発明はスクリーンスピーカーを複数、相互にL金具により結合して構成したこととした。
本発明の実施の形態に係るスクリーンスピーカー10について、図1〜図11を参照しながら説明する。
スクリーンスピーカー10は、図1および図2に示すように表面側にアルミニウム材から形成されるスクリーンSが装着され、その反対側の背面側には、裏板BBが装着される。
このスクリーンスピーカー10の外形寸法は、幅Lが1680mm、高さHが895mm、厚さWが(裏板BBの厚さ含む〉36mmであり、また、縦横比が9:16に構成される、いわゆる75インチのスクリーンサイズのものを一例として示している。スクリーンSの厚さWSは0.8mmとしている。そして、スクリーンスピーカー10は、長手方向(幅方向)を左右方向に、短手方向(高さ方向)を上下方向にして、壁面等に設置して使用される。以下の説明において、長手方向を左右方向、短手方向を上下方向として説明する。
図3に、スクリーンスピーカー10を構成する支持体20の構成を示す。図3に示す支持体20は、紙面表側がスクリーンスピーカー10の背面側になり、紙面裏側がスクリーンスピーカー10の表面側になるように示されている。
支持体20は、枠組み構造になっていて、外周枠21、内側枠22、および保持体24から構成されている。外周枠21は、図4に示すように長方形を呈し、スクリーンスピーカー10の外形寸法に合わせて、外側の寸法が、左右方向の長さが1680mm、上下方向の長さが895mmとなっている。
この外周枠21は、外周枠21の上下の枠を構成する2本の杆体21Lと左右の枠を構成する2本の杆体21Sを有している。外周枠21は、枠の4角において、L金具23を介して杆体21Lと杆体21Sが互いに固定されている。
杆体21L,21Sは、アルミニウム材からなり、その断面の形状は、図3の2点鎖線で囲った部位Aの拡大図である図5に示すように、略コ字型になっている。つまり、杆体21Lは、底板部21Lbとこの底板部21Lbの両側に側板部21Lsを有し、底板部21Lbと対向する側が開口した溝型になっている。また、杆体21Sも、底板部21Sbとこの底板部21Sbの両側に側板部21Ssを有し、底板部21Sbと対向する側が開口した溝型になっている。杆体21L,21Sは、底板部21Lb,21Sbを外周側に配置し、開口部の側を枠の内側に向けて配設されている。そして、杆体21L,21Sは、底板部21Lb,21Sbの外側の幅Wbが30mm、側板部21Ls,21Ssの外側の幅Wsが25mmに形成されている。また、底板部21Lb,21Sbおよび側板部21Ls,21Ssを構成する板体の厚は3mmとなっている。つまり、スクリーンSの厚さWSが0.8mmであるのに対し、底板部21Lb,21Sbおよび側板部21Ls,21Ssの板体の厚さは、3.75倍に形成されている。なお、杆体21L,21Sは、押し出し成型により形成されている。外周枠21を構成する杆体21L,21Sを、断面形状を略コ字型とし、加えて、板体の厚さをスクリーンSの厚さの3倍以上、10倍以下(本実施の形態では3.75倍)とすることにより、音質に影響を与えることなく支持体20の強度を確保することができる。
杆体21L,21Sの端部は、端部を互いに合わせたときに、杆体21L,21Sが互いに直角に接続し、図4に示すように外枠体21が長方形を呈するように、底板部21Lb,21Sbの側から開口部の側に向かって45度の斜面に形成されている。杆体21Lと杆体21Sは、45度の斜面に形成された端部同士を合わせ、直角に接続した状態で、杆体21L,21Sの内側、すなわち溝側から杆体21Lと杆体21Sが接続する角部にL金具23を沿わせ、このL金具23により杆体21Lと杆体21Sを互いに固定する。L金具23と杆体21L,21Sとは、ねじSに固定される。
図5の(A)(B)を参照しながら、L金具23の構成と、L金具23により杆体21Lと杆体21Sとを固定する構造につて説明する。図5(A)は、杆体21Lと杆体21SとをL金具23により固定する部分の組み立て図である。また、図5(B)は、図3の部位Aにおける断面図である。図5(A)(B)は、外周枠21の4角のうち1つの角部を表わしたもので、他の3つの角部についても同様の構成になっている。
杆体21L,21Sには、それぞれ、ねじSを通すねじ挿通孔21Lh,21Shが2つずつ形成されている。2つのねじ挿通孔21Lhの間には、孔21Lh’が形成されている。また、2つのねじ挿通孔21Shの間には、孔21Sh’が形成されている。
ねじ挿通孔21Lh,孔21Lh’およびねじ挿通孔21Lhは、互いの中心が15mmの間隔を有するように形成され、外周枠20の角部側にあるねじ挿通孔21Lhは、その中心が角部から15mmの位置に形成されている。また、ねじ挿通孔21Sh,孔21Sh’およびねじ挿通孔21Shも、互いの中心が15mmの間隔を隔てて形成され、外周枠20の角部側にあるねじ挿通孔21Shは、角部から15mmの位置に形成されている。ねじSは、いわゆるM4サイズの皿ねじを用いており、ねじ挿通孔21Lh,21Shの孔径は、このM4サイズのねじSが挿通できる内径の孔になっている。ねじ挿通孔21Lh,21Shは、皿ねじのねじSに対応させて内側に向かって孔径が狭まくなる皿孔となっている。つまり、ねじSのねじ頭(ねじの後端部)は、皿孔の中に嵌り、ねじの頭(ねじの後端部)が、底板部21Lb,21Sbから突出しないようになっている。また、中央の孔21Lh’,21Sh’は、それぞれ内径6mmの孔である。
一方、L金具23は、一方の辺部23Aには、ねじSが螺合することなく挿通するように4.5mm径の2つのねじ挿通孔23hが形成されている。2つのねじ挿通孔23hの間には6mm径の孔23h’が形成されている。また、L金具23の他方の辺部23Bには、ねじSが螺合する2のねじ孔23hmが形成されている。2つのねじ孔23hmの間には6mm径の孔23h’が形成されている。
L金具23の一方の辺部23Aの2つのねじ挿通孔23hとその間の孔23h’、および、他方の辺部23Bの2のねじ孔23hmとその間の孔23h’は、それぞれ次のような位置に形成される。すなわち、L金具23をL字の外側を杆体21Lと杆体21Sが交差する直角部の側に向け、辺部23Aを杆体21Lに沿わせるとともに辺部23Bを杆体21Sに沿わせた状態で、杆体21L側のねじ挿通孔21Lhに対向する位置にねじ挿通孔23hが位置し、さらに、孔21Lh’に対向する位置に孔23h’が位置するように形成される。また、杆体21S側のねじ挿通孔21Shに対向する位置にねじ孔23hmが位置し、さらに、孔21Sh’に対向する位置に孔23h’が位置するように形成される。
ねじSがM4サイズのねじであるため、ねじ孔23hmもいわゆるM4サイズのねじ孔である。したがって、杆体21SとL金具23とは、ねじSがねじ孔23hmに螺合することにより、互いに固定される。また、杆体21LとL金具23とは、ねじ挿通孔21Lhとねじ挿通孔23hを通されたねじSの先端側にナットNを螺合して杆体21LとL金具23を互いに固定する。ナットNは、ねじSに螺合する、いわゆるM4のナットである。ところで、ねじSの内、ナットNが螺合する側のねじ長が13mmとなっている。また、ナットNを螺合することなく、L金具23のねじ孔23hmに螺合するねじSはねじ長が10mmとなっている。以下の説明においては、ねじSのねじ長については特に記載しないが、ナットNに螺合するものはねじ長が13mmに、ねじ孔23hmに螺合するものはねじ長が10mmに構成されている。
このように、外周枠21は、杆体21Lと杆体21Sが、L金具23により互いに固定されることにより枠体として構成されている。
L金具23は、アルミニウム材からなり、各辺部23A,23Bの長さは50mmに形成され、その幅は、断面コ字型をした杆体21L,21Sの内側、つまり溝内に配置することができるように、23.8mmとなっている。辺部23A,23Bの板体の厚さは6mmである。つまり、この厚さは、杆体21L,21Sを構成する底板部21Lb,21Sb等の厚さの2倍になっている。また、辺部23A,23Bの長さは、杆体21L,21Sを構成する底板部21Lb,21Sb等の厚さ(ここでは3mm)の約16.6倍になっている。なお、杆体21L,21SとL金具23と固定に当っては、さらに接着材による固定を併用し、より強固に固定を行なうことが好ましい。L金具23は、各辺部23A,23Bの厚さを、外周枠21を構成する杆体21L,21Sの厚さと同等以上、4倍以下(本実施の形態では2倍)とし、また、各辺部23A,23Bの長さを、杆体21L,21Sの厚さの10倍以上、20倍以下(本実施の形態では約16.6倍)とすることにより、支持体20の剛性を十分に確保することができる。
図6に示すように、外枠体21には、左右方向に3等分する位置に、内側枠22が、上下の杆体21Lに掛け渡され、L金具23により杆体21Lと内側枠22が互いに固定されている。この内側枠22は、2本の杆体22Aから構成される。
杆体22Aは、図3の2点鎖線で囲った部位Bの拡大図である図7に示すように断面が略コ字型になっている。つまり、杆体22Aは、底板部22Abとこの底板部22Abの両側に側板部22As1および側板部22As2を有し、底板部22Abと対向する側が開口した溝型になっている。側板部22As2は、側板部22As1より幅が狭く構成されている。底面部22Abの外側の幅が30mm、側板部22As1の外側の幅が25mm、側板部22As2の外側の幅が8mmに形成されている。底面部22Ab、側板部22As1、および側板部22As2の厚さはそれぞれ3mmとなっている。杆体22Aは、アルミニウム材からなる押し出し成型により形成されている。
このように構成される2つの杆体22Aは、それぞれの側板部22As1を背面側に向け、底面部22Abの外側の面を互いに背中合わせにして、外枠体21の上下の杆体21Lに掛け渡たされている。そうして、2つの杆体22Aは、背中合わせにした底面部22Ab,22Abを両側からL金具23により挟み込むようにして、L金具23を介して、上下の各杆体21Lに固定される。
図7の(A)(B)を参照しながら、杆体21Lと杆体22A,22AとをL金具23により固定する構造について説明する。図7(A)は、杆体21Lと杆体22A,22AをL金具23に固定する部分の組み立て図である。また、図7(B)は、図3の部位Bにおける断面図である。
2つのL金具23の内、一方のL金具23(図7において右側)については、辺部23Aの側を杆体21Lの底板部21Lbの内側に沿わせ、辺部23Bの側を一方の杆体22Aの底板部22Abの内側に沿わせて配設する。また、他方のL金具23(図7において左側)については、辺部23Aの側を杆体22Aの底板部22Abの内側に沿わせ、辺部23Bの側を他方の杆体21Lの底板部21Lbの内側に沿わせて配設する。
杆体21Lの側には、一方のL金具23のねじ挿通孔23hが対向する位置と他方のL金具23のねじ孔23hmが対向する位置に、それぞれねじ挿通孔21Lhが形成されている。また、杆体21Lの側には、2つのL金具23の孔23h’に対向する位置に孔21Lh’が形成されている。したがって、一方のL金具23は、杆体21Lの側から杆体21Lのねじ挿通孔21LhとL金具23のねじ挿通孔23hを通されたねじSにナットNを螺合して杆体21LとL金具23を互いに固定している。また、他方のL金具23は、杆体21Lの側からねじ挿通孔21Lhを通ってL金具23のねじ孔23hmに螺合するねじSにより、杆体21Lに対して固定される。
内側枠22の2つの底板部22Ab,22Abの、上記のように杆体21Lに取り付けられる2つのL金具23の一方のL金具23(図7において右側)の辺部23Bと他方のL金具23(図7において左側)の辺部23Aとにより挟まれる部分には、上記他方のL金具23の辺部23Aのねじ挿通孔23hから、上記一方L金具23の辺部23Bのねじ孔23hmに抜ける、4.5mm径のねじ挿通孔22Ahが形成されている。M4×20mmの六角穴付ねじSr1を、L金具23の辺部23Bのねじ挿通孔23hからねじ挿通孔22Ahに通して、ねじL金具23の辺部23Aのねじ孔23hmに螺合させる。これにより、杆体22A,22AがL金具23に対して固定される。
このように、杆体22A,22Aを、外枠体21の杆体21Lに掛け渡し固定することにより、外枠体21が補強され、剛性が高まる。また、スクリーンスピーカー10の、センター、左、右の各出力チャンネルを構成するキャビティ用の仕切りとしても機能する。つまり、セシターチャンネル、左チャンネル、及び右チャンネルが、各々独立したキャビティを構成することができる。そして、キャビティを構成する仕切りは、2つの杆体22Aの底板部22Abを背中合わしているため、2重の仕切りとなりその厚さが6mmとなっている。したがって、キャビチィ間での音の混和を低減することができる。
なお、杆体21LとL金具23、および杆体22A,22AとL金具23の固定に当っては、ねじSとねじSr1を用いる固定の他に、接着剤による固定を併用し、より強固に固定することが好ましい。この接着に用いる接着剤としては、アクリル系接着剤を用い、特に好ましくは2液混合型アクリル系接着剤を用いる。
杆体22A,22Aは、図6,7に示されるように、両端部において、側板部22As1,22As2が、上下方向において底板部22Abより短く形成され、底板部22Abの両端部が突出している形状とれている。つまり、杆体22Aには、底板部22Abが側板部22As1,22s2から突出した突出部22Ab’が形成されている。
つまり、突出部22Ab’が、杆体21Lの溝部内に入り込むようになっている。このため、L金具23の辺部23A,23Bを全面に渡って底板部22Abに沿わすことができ、L金具23との固定が確実に行なわれる。
次に、支持体20を構成するとともに、磁気回路を装着する磁気回路ハウジングHを支持体20に支持する磁気回路ハウジング保持体としての保持枠24の構造について、図8,9,10を参照しながら説明する。
磁気回路ハウジングHは、図9に示すように、平面視において正方形をした直方体を呈している。
保持枠24は、図8に示すように、並行に配設される2本の杆体25と、この2本の杆体25の両側に2本ずつ平行に配設される合計4本の杆体26とが井桁状に組み合わされて構成されている。
杆体25は、平板部25Aとこの平板部25Aの中心に沿って直角に設けられる垂板部25Bとを有している。つまり、杆体25は、その断面が略T字状に構成されている。杆体25は、磁気回路ハウジングHの左右にそれぞれ備えられている。
磁気回路ハウジングHの左右の側面には、それぞれ2箇所にねじSが螺合するねじ孔Hhmが設けられている。また、磁気回路ハウジングHの左右に配置される杆体25の垂板部25Bには、ねじ孔Hhmに対応した位置にねじSが通る、4.5mm径のねじ挿通孔25Bhが形成されている。そして、ねじSをねじ挿通孔25Bhに通して、磁気回路ハウジングHのねじ孔Hhmに螺合することにより、磁気回路ハウジングHを杆体25に対して固定する。磁気回路ハウジングHの左右の側面と垂板部25Bは互いに平面となっている。そのため、磁気回路ハウジングHは、その左右の側面が垂板部25Bに密着させた状態で固定されることになる。
各杆体25の平板部25Aには、中央部に磁気回路ハウジングHの形状に合わせて、側縁から内側に向かって垂板部25Bに至る深さの凹部25Cが形成されている。凹部25Cは、磁気回路ハウジングHの左右の側面部をこの凹部25Cに嵌めたときに、側面部が、垂板部25Bに密接する形状に構成されている。したがって、磁気回路ハウジングHは、その一部が凹部25C内に嵌り、磁気回路ハウジングHの平面部と杆体25の平板部25Aとが面一な状態で、杆体25に取り付けることができる。
杆体25は、アルミニウム材からなる押し出し成型により形成されている。平板部25Aの幅は23mmに、垂板部25Bの幅は25mmに形成されている。つまり、平板部25Aの幅は、杆体21L,21Sの厚さ3mmの約7.6倍であり、また、垂板部25Bの幅は、杆体21L,21Sの厚さ3mmの約8.3倍になっている。さらに、平板部25Aと垂板部25Bの厚さは杆体21L,21Sと同じ3mmとなっている。長さは、上下の杆体21Lに掛け渡せるように88.8mmとなっている。平板部25A,垂板部25Bの厚さを外周枠21を構成する杆体21L,21Sの板厚と同等以上、4倍以下(本実施の形態では同じ)とし、また、平板部25A,垂板部25Bの幅を、杆体21L,21Sの板厚の5倍以上、20倍以下(本実施の形態では、平板部25Aについては約7.6倍、垂板部25Bについては約8.3倍)とすることにより、スクリーンスピーカー10の軽量化を図るとともに支持体20の剛性を確保することができる。なお、杆体25は、平板部25Aと垂板部25Bが直交して、断面が略T字型となっているが、他にL字型、あるいはI字型になるように、板体を互いに直交するように構成してもよい。
上述したように磁気回路ハウジングHを内側に保持する2本の杆体25の左右には、上下に2本ずつ杆体26が設けられる。この杆体26も杆体25と同様に断面が略T字状に構成され、平板部26Aとこの平板部26Aの中心に沿って直角に設けられる垂板部26Bとを有している。
杆体26は、図10に示すように、杆体25の垂板部25Bを挟んで配設される2つのL金具27により杆体25に対して固定される。杆体26の側に配設されるL金具27は、ねじSが螺合するねじ孔27hmが形成される辺部27Bを杆体26の垂板部26Bに沿わせ、ねじSが挿通するねじ挿通孔27hが形成される辺部27Aを杆体25の垂板部25Bに沿わせて配置されている。また、このL金具27に対して杆体25の垂板部25Bを挟んで配設されるL金具27、すなわち磁気回路ハウジングHの側に配設されるL金具27は、ねじ孔27hmが形成される辺部27Bを杆体25の垂板部25Bに沿わせ、ねじ挿通孔27hが形成される辺部27Aを磁気回路ハウジングHの側面に沿わせ配置されている。
そうして、杆体26と、この杆体26の垂板部26Bに沿わせたL金具27とをねじSにより固定する。つまり、垂板部26Bには、ねじ孔27hmと対応した位置に図示外の4.5mm径のねじ挿通孔が形成されていて、ねじSはこのねじ挿通孔を通ってねじ孔27hmに螺合し、杆体26とL金具27とは固定される。
また、上記のように杆体26に固定されたL金具27のねじ挿通孔27hから磁気回路ハウジングHに沿わせたL金具27側にねじSを通し、磁気回路ハウジングH側にあるL金具27のねじ孔27hmに螺合する。これにより、杆体26を杆体25に対して固定する。杆体25の垂板部25Bには、杆体26に沿わせたL金具27のねじ挿通孔27hから磁気回路ハウジングHに沿わせたL金具27のねじ孔27hmにねじSを通す図示外の4.5mm径のねじ挿通孔が形成されていている。
図10においては、杆体25の一方側の2本の杆体26しか示されていないが、他方側にも同様に杆体26が杆体25に対して取り付けられる。以上のようにして、4つの杆体26が杆体25に対して固定される。
磁気回路ハウジングHのL金具27が沿う面、つまり上下の面には、L金具27のねじ挿通孔27hと対応する位置にねじ孔Hhmが形成されている。そうして、ねじSにより磁気回路ハウジングHとL金具27が固定される。つまり、磁気回路ハウジングHは、左右方向の側面をねじSにより垂板部25B(杆体25)に対して固定され、上下方向の側面がL金具27により杆体25に対して固定されることになる。
以上のように、磁気回路ハウジングHは、杆体25と杆体26により井桁状に組まれた保持枠24の中央部に保持されることになる。なお、上述したように、磁気回路ハウジングHの左右の面が杆体25の垂板部25Bに密着させた状態で固定されることにより、磁気回路ハウジングHの保持枠24に対する保持が確実になるため、異常な振動を防止でき、音質の向上が図れる。また、大入力時における磁気回路からの熱を杆体25側に逃がす放熱効果の向上を図ることができる。
磁気回路ハウジングHを保持する保持枠24は、図3に示すように、内側枠22によって区切られる3つのキャビティにそれぞれ配設され、L金具23により支持体20に対して固定される。つまり、各保持枠24の杆体25は、上下の杆体21LにL金具23によりねじSを用いて固定される。また、左右のキャビティに配設される各保持枠24の左右の杆体26は、一方の杆体26は杆体21Sに、他方の杆体26は内側枠22に、L金具23によりねじSを用いて固定される。中央の保持枠24の杆体26は、内側枠22に対してL金具23によりねじSを用いて固定される。
杆体25は、図8に示されるように、両端部において、平板部25Aが上下方向において垂板部25Bより短く形成されている。つまり、各杆体25には、垂板部25Bが平板部25Aから突出した突出部25B’が形成されている。また、杆体26も同様に、平板部26Aが垂板部26Bより短く形成されている。つまり、各杆体26には、垂板部26Bが平板部26Aから突出した突出部26B’が形成されている。
つまり、突出部25B’が、杆体21Lの溝部内に入り込むようになっている。このため、L金具23の辺部23A,23Bを全面に渡って垂板部25Bに沿わすことができ、L金具23との固定が確実に行なわれる。また、突出部26B’が、杆体22あるいは杆体21Sの溝部内に入り込むようになっている。このため、L金具23の辺部23A,23Bを全面に渡って垂板部26Bに沿わすことができ、L金具23との固定が確実に行なわれる。さらに、杆体25側の突出部26B’が、杆体25の溝部内に入り込むようになっている。このため、L金具27の辺部27A,27Bを全面に渡って垂板部26Bに沿わすことができ、L金具27との固定が確実に行なわれる。
L金具27は、L金具23と同様にアルミニウム材からなり、各辺部27A,27Bの長さがL金具23と同じ50mmに形成されるが、幅が16mmと狭く形成されている。また、厚さは、L金具23と同じ6mmに形成されている。すなわち、この厚さは、杆体21L,21Sを構成する底板部21Lb,21Sb等の厚さの2倍になっている。また、辺部27A,27Bの長さは、杆体21L,21Sを構成する底板部21Lb,21Sb等の厚さ(ここでは3mm)の約8倍になっている。L金具27は、各辺部27A,27Bの厚さを、外周枠21を構成する杆体21L,21Sの厚さと同等以上、4倍以下(本実施の形態では2倍)とし、また、各辺部27A,27Bの長さを、杆体21L,21Sの厚さの10倍以上、20倍以下(本実施の形態では約16.6倍)とすることにより、支持体20の剛性を十分に確保することができる。
なお、保持枠24と外周枠21(杆体21L、杆体21S)や保持枠24と内側枠22(杆体22A)との固定にあたっては、L金具23との固定部は、ねじSによる固定の他、接着剤による固定を併用し、より強固に固定することが好ましい。この接着に用いる接着剤としては、アクリル系接着剤を用い、特に好ましくは2液混合型アクリル系接着剤を用いる。
保持枠24は、磁気回路ハウジングHを外周枠21および内側枠22に対して支持することに合わせて、外周枠21の剛性を高める機能を有している。つまり、上下の杆体21LにL金具23により杆体25が固定的されて掛け渡され、また、杆体26が左右の杆体21Sあるいは内側枠22にL金具23により固定的されて掛け渡されることにより、外周枠21の剛性が向上させられている。
なお、磁気回路ハウジングHの保持枠24に対するL金具27による固定には、磁気回路ハウジングHの取り外しが容易に行うことができるようにメンテナンス性を考慮し接着材による固定は併用しないことが好ましい。
以上のように、外周枠21に内側枠22を取り付け、さらに磁気回路ハウジングHを保持した保持枠24を取り付けた状態で、図1に示すようにスクリーンSと裏板BBを支持体20に取り付ける。スクリーンSの外周の寸法は、外周枠21の外周寸法と同様にする。そして、スクリーンSの支持体20への取り付けは、外周枠21と内側枠22の前面側(スクリーンS取り付け側)に接着材を塗布し、外周枠21と内側枠22に対してスクリーンSを接着固定することにより行なう。接着剤は、アクリル系接着剤を用い、特に好ましくは2液混合型アクリル系接着剤を用いる。
スクリーンSの支持体20への取り付け作業は、支持体20の外周、すなわち外側枠21の外周より大きな定盤を準備し、この定盤上で行なう。まず、位置出しブロックを定盤に設置し、このブロックに沿ってスクリーンSを配置する。そして、スクリーンSの外周枠21(杆体21L,21S)が当接する箇所と内側枠22(杆体22A)が当接する箇所とに接着剤を塗布する。更に、外周枠21(杆体21L,21S)及び内側枠22(杆体22A)の前面側にも接着剤を塗布する。次いで、スクリーンS側の接着剤を塗布した箇所と支持体20の接着材を塗布した箇所が重なるように、支持体20を位置出しブロックに沿わせて位置出しをしながらスクリーンS上に置く。そして、接着を確実にするために接着部を押加し、この状態を20分程度維持する。このときの環境温度は概ね室温(24℃〜25℃)とする。接着剤が硬化し、必要強度に達した時点で押圧力を開放する。なお、外周枠21とスクリーンSとの接着の幅、すなわち貼り代は、外周枠21の側板部21Ls,21Ssの幅である25mmとなっている。つまり、側板部21Ls,21Ssの厚さ3mmの約8.3倍となっている。スクリーンSの外周の形状と支持体20の外周の形状が同一になっているため、スクリーンSが外周枠21に接着される貼り代を、外周枠21の側板部21Ls,21Ssの幅一杯に取ることができ、スクリーンSの支持体20への固定を確実なものにすることができる。スクリーンSと外周枠21とを固定する接着部の幅寸法、すなわち、スクリーンSと外周枠21との貼り代は、外周枠21の板体の厚さと同等以上、15倍以下(本実施の形態では約8.3倍)とする。このようにすることにより、スクリーンSと外周枠21との接着強度を十分に確保することができる。
そして、磁気回路ハウジングH内に、図示を省略するボイスコイル、磁気回路を組み込む。次いで、裏板BBを支持体20の背面側に装着する。裏板BBの外周枠21、内側枠22、および保持枠24に対向する部位には複数のビス挿通孔BBhが形成されている。また、外周枠21、内側枠22、および保持枠24の側には、ビス挿通孔BBhを通ったビスが螺合するビス孔Bhmが形成されている。つまり、裏板BBは、杆体21L,21S、内側枠22および保持枠24に対してビス止めを行い固定する。裏板BBは、杆体21L,21S、内側枠22および保持枠24により複数の箇所に対して固定されるため、スクリーンスピーカー10の剛性を高めることができる。
次に、以上のように構成したスクリーンスピーカー10を図11の(A)に示すように、上下と左右に長辺と短辺が沿うように合計4つ並べて150インチの大画面化したスクリーンスピーカー10Mの構造を説明する。
図11の(A)のように4つのスクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4を、杆体21L同士、杆体21S同士が隣接するように配設すると、この隣接する杆体21Lと杆体21Sの両側には数箇所にL金具23が配置されることになる。つまり、スクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4の隣接する角部においては、各スクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4の杆体21Lと杆体21Sを固定するL金具23が、隣接する杆体21L、あるいは隣接する杆体21Sを挟んで配置される。また、杆体21L,21Sの内側枠22や保持枠24が固定される箇所においても、隣接する杆体21L、あるいは隣接する杆体21Sを挟んでL金具23が配置されることになる。図11の(B)には、4つのスクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4の角部が集まる大画面化したスクリーンスピーカー10Mの中央部において、隣接する杆体21Lとこれを挟むL金具23、および隣接する杆体21Sとこれを挟むL金具23の配設の様子を示している。
隣接する杆体21Lとこれを挟むL金具23においては、L金具23の孔23h’と杆体21Lの孔21Lh’により、一方のL金具23から隣接する杆体21Lを通って他方のL金具23に通じるねじ挿通孔H1が形成される。同様に、隣接する杆体21Sとこれを挟むL金具23において、L金具23の孔23h’と杆体21Sの孔21Sh’により、一方のL金具23から隣接する杆体21Sを通って他方のL金具23に通じるねじ挿通孔H2が形成される。
そして、ねじ挿通孔H1に、M5×25mmの六角穴付きねじSr2を通して、M5のナットNにより、隣接する杆体21Lを、この隣接する杆体21Lを挟んで配置されるL金具23とともに共締めする。また、ねじ挿通孔H2に、M5×25mmの六角穴付きねじSr2を通して、M5のナットNにより、隣接する杆体21Sを、この隣接する杆体21Sを挟んで配置されるL金具23とともに共締めする。このように、4つのスクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4を一体的に固定して大画面化したスクリーンスピーカー10Mを構成する。
なお、4つのスクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4は、L金具23を介して締結する構造となっている。従って、締結部分はこのL金具23の辺部23A,23Bの板厚を加えた構造となり、極めて強固な構造となっている。つまり、六角穴付きねじSr2による締結力を強くしても、フレーム21L、21S部分に変形を与えることなく、極めて強固に相互を固定することができる。
上述した実施の形態においては、スクリーンSおよび支持枠20を同一材料であるアルミニウム材より形成した。これにより、スクリーンSと支持体20との熱膨張係数が同じになるため、温度変化によるスクリーンSと支持体20との膨張差による変形を少なくすることができ、スクリーンスピーカー10の変形を抑えることが出来る。また、このようにスクリーンSおよび支持枠20を金属から構成することにより、スクリーンSと支持体20との間の湿度変化による膨張差を少なくすることができ、スクリーンスピーカー10の変形をより抑えることができる。さらに、L金具23とL金具27についても支持体20と同一材料であるアルミニウム材より形成したため、L金具23およびL金具27と支持体20との熱膨張係数が同じになり、温度変化によるL金具23およびL金具27と支持体20との膨張差に起因するスクリーンスピーカー10の変形を少なくすることができる。また、アルミニウム材が金属であるため、湿度変化による膨張差を少なくすることができ、L金具23およびL金具27と支持枠20との間の湿度変化による膨張差を少なくすることができ、スクリーンスピーカー10の変形をより抑えることができる。なお、本実施の形態においては、スクリーンS、支持体20、L金具23およびL金具27をアルミニウム材より形成したが、アルミニウムを含むアルミニウム合金、チタニュウム合金、マグネシウム合金等の他の金属を目的に応じて使用することもできる。
また、上述の実施の形態では、スクリーンSと支持体20を共にアルミニウム材として、熱膨張係数を同じとしたが、一方をアルミニウム合金とし、他方を(純粋な)アルミニウム材として熱膨張係数をほぼ同等としても良い。なお、アルミニウムの熱膨張係数は、約24×10−6/℃であり、かなり高いが、この熱膨張係数に対して±20%範囲であれば、ほぼ同等と解し、従来に比べてスクリーンスピーカー10の変形量を少なくすることができる。
なお、本実施の形態においては、スクリーンSは、厚さ0.8mm、外形1680mm×895mmのアルミニウム板を使用しているが、このスクリーンSは、表面にアルマイト処理を施し、アルマイト層の表面に、約9〜16μ前後のアクリル系樹脂層を設けている。つまり、アルマイト処理を施した後、所定濃度のアクリル系エマルジョン液にデッピング塗装し、熱炉に通し世間一般で呼ばれるところの焼付け塗装処理を行っている。その結果、スクリーンSの表面は、アクリル樹脂で覆われることになり、アクリル系接着剤と相性が良くなる。剥離試験を行ったところ、剪断強度は200〜180kgf/cmで、必要充分な数値を得、接着剤塗布部の破壊状態は約70%〜90%以上の凝集破壊となることを確認した。
また、L金具23およびL金具27と杆体21L,21S等との接合部において、アクリル系接着剤の併用することにより、接合部に於ける微細な隙間を充填することができ、この接合部からの異常音の発生が無くなり、しかも接着剤硬度が適度に高いことから音質が向上する。
なお、スクリーンSと内側枠22との接触部の接着は、各チャンネル間で左右方向の振動板面積が多いほど低帯域で振幅がしやすいことから、低域帯の音質向上のためには内側枠22とスクリーンSとの貼り代部の幅寸法は極力少ない(狭い)方が好ましい。貼り代部寸法幅が少なすぎると、剥離し易くなるので、本実施の形態においては、貼り代部の幅を約16mmとした。但し、これは、スクリーンSのサイズが小さくなった場合は、より少ない幅寸法でも構わない。
また、大入力が印加された場合、ボイスコイルからの熱がスクリーンSに伝わり、殆どの熱が、スクリーンSより放熱されるが、長時間にわたり、大入力がボイスコイルに印加されると、スクリーンSに蓄熱され、その結果スクリーンSが変形する虞もある。この点において、本実施の形態においては、杆体21L,21Sの側板部21Ls,21Ssの全面でスクリーンSと接着されている。このため、杆体21L,21SとスクリーンSとの接触面積が多く、杆体21L,21Sへの熱伝導量が多くなり、スクリーンSの変形を効果的に防止することとしている。
従って、本実施の形態におけるようにアクリル系接着剤を用い、スクリーンSと杆体21L,21Sとの貼り代の幅寸法を、杆体21L、21Sの厚さと同じ寸法以上から15倍以下とすると、日常的な環境温度変化に対して、スクリーンSが変形しにくく、かつ充分な接着強度を得る構造となる。
L金具23は、一方の辺部23Aにはねじ挿通孔23hを形成し、他方の辺部23Bにはねじ孔23hmを形成することにより、ねじ孔23hm側については、ナットを用いることなくねじSをL金具23に対して締結することができる。そのため、ねじ挿通孔23hを通るねじSのみをナットNにより、L金具23に対して締結すればよい。つまり、ナットNの数を減らすことができるので、ナットN同士の干渉を少なくでき、L金具23の小型化を図ることができる。また、辺部23Bの角部側にねじ孔23hmを形成し、ナットNを用いないようにすることにより、L金具23の角部側に位置するねじ挿通孔23hとねじ孔23hmをより角部側に寄せることができる。つまり、辺部23Aに形成される2つのねじ挿通孔23hの間隔と、辺部23Bに形成される2つのねじ孔23hmの間隔をともに広くとることができる。このため、辺部23Aあるいは辺部23Bに固定される杆体21L,21S等の部材の固定を強固に確実なものとすることができる。特に、辺部23B側を通るねじSにナットNを使わなくてもよいので、L金具23の角部側に位置するねじ挿通孔23hとねじ孔23hmをより角部側に寄せることができることにより、図11の(B)に示す様に、4つスクリーンスピーカーM1,M2,M3,M4の4つの角部が集まるスクリーンスピーカー10Mの中央部分は、より角部に近い部分を押さえられることができる。このため、この部分の段差や隙間を減少させることができる。したがって、かかる段差や隙間を埋めるパテ埋め作業工数や段差の研磨作業工数を少なくすることができる。
なお、L金具27についても、L金具23と同様に一方の辺部27Aには、ねじ挿通孔27hを形成し、他方の辺部27Bにはねじ孔27hmを形成することにより、ねじ孔27hm側については、ナットを用いることなくねじSをL金具27に対して締結することができる。そのため、L金具27の小型化を図ることができ、また、辺部27Aに形成される2つのねじ挿通孔27hの間隔と、辺部27Bに形成される2つのねじ孔27hmの間隔をともに広くとることができる。このため、辺部27Aあるいは辺部27Bに固定される杆体25、杆体26あるいは磁気回路ハウジングHの固定を強固に確実なものとすることができる。
また、辺部23Bの側にはねじ孔23hmが形成されているのに対し、辺部23Aにはねじ挿通孔23hが形成されていることにより、このねじ挿通孔23hとねじSとの間の隙間によりL金具23の加工誤差分を吸収して、L金具23を各所に取り付けることができる。
本実施の形態においては、杆体21Lと杆体21Sとの固定、杆体21Lと杆体22Aとの固定、さらに保持枠24と外周枠21あるいは内側枠22の固定に、L金具23用いている。このL金具23による締結部分はこのL金具23の辺部23A,23Bの板厚を加えた構造となり、極めて強固な構造となっている。そのため、このL金具23部分におけるねじSの締結力を増大させることができ、各部の固定強度を高くすることができる。そして、これに伴い、結果的に音質の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、支持体20を外周枠21、内側枠22および保持枠24から構成する例を示したが、支持体20の構成は、これに限定されるものではない。例えば、外周枠21と保持枠24とによる構成としても、支持体20としての剛性等が確保できる場合は、内側枠22を用いる必要性はない。また、保持枠24についても、杆体25あるいは杆体26のいずれか一方を省略しても、磁気回路ハウジングHの確実な保持と支持体20の剛性等が確保できる場合は、保持枠24を杆体25および杆体26の両方から構成する必要はない。また、さらに、内側枠22の本数を増やすことにより、さらに高剛性の支持体20を構成することができる。
本発明の実施の形態に係るスクリーンスピーカー(磁気回路は省略)の分解斜視図であり、支持枠にスクリーンおよび裏板を取り付けるときの組立図である。 図1のスクリーンスピーカーを示す図で、(A)は、スクリーンスピーカーの上方向から見た上側面図であり、(B)は、支持体に対するスクリーンと裏板の取り付けの様子を示すスクリーンスピーカーの杆体部分を表裏方向に切断したときの部分断面図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体の構成を示す斜視図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体を構成する外周枠を示す斜視図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される外周枠の角部を示す図で、(A)は、2つの杆体21をL金具により固定する構成を示す組立図であり、(B)は、2つの杆体21をL金具により固定する構成を示す図3の部位Aにおける断面図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体を構成する外周枠と内側枠を示す斜視図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体の構成を示す図で、(A)は、外周枠と内側枠をL金具により固定する構成を示す組立図であり、(B)は、外周枠と内側枠をL金具により固定する構成を示す図3の部位Bにおける断面図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体の構成を示す図で、保持枠の構成を示す斜視図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体の構成を示す図で、磁気回路ハウジングを杆体に保持する組立図である。 図1のスクリーンスピーカーに使用される支持体の構成を示す図で、磁気回路ハウジング保持枠を構成する杆体同士をL金具により固定する構成を示す組立図である。 4つのスクリーンスピーカーを組み合わせて大画面化したスクリーンスピーカーを示す図で、(A)は、その背面図であり、(B)は、スクリーンスピーカーを平面方向に切断したときの、4つのスクリーンスピーカーの4つの角部が合わされた部分の部分断面図である。
符号の説明
S … スクリーン
H … 磁気回路ハウジング
10 … スクリーンスピーカー
20 … 支持体
21 … 外周枠
21L … 杆体
21Lb … 底板部(板体)
21Ls … 側板部(板体)
21S … 杆体
21Sb … 底板部(板体)
21Ss … 側板部(板体)
23 … L金具
24 … 磁気回路ハウジング保持枠
25 … 杆体
25A … 平板部(板体)
25B … 平板部(板体)
26 … 杆体
26A … 平板部(板体)
26B … 平板部(板体)
27 … L金具

Claims (14)

  1. スクリーンとこのスクリーンを支持する支持体との熱膨張係数を同じか、若しくは、ほぼ同等とすることを特徴とするスクリーンスピーカー。
  2. 前記スクリーンおよび前記支持体は、金属からなることを特徴とする請求項1記載のスクリーンスピーカー。
  3. 前記スクリーンおよび前記支持体を構成する前記金属は、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなることを特徴とする請求項2記載のスクリーンスピーカー。
  4. 前記スクリーンの外周の形状と前記支持体の外周の形状は、同一であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  5. 前記支持体を構成する外周枠は、その断面形状を概ねコ字状とし、かつ、外周枠を構成する板体の厚さを前記スクリーンの厚さの3倍以上、10倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  6. 前記スクリーンと前記支持体の外周枠とを固定する接着部の幅寸法は、前記外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、15倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  7. 前記支持体は、磁気回路ハウジングをこの磁気回路ハウジングの上下の方向あるいは左右の方向の少なくとも一方の側から保持する2本1対の杆体であって、前記支持体に対して支持される磁気回路ハウジング保持枠を備えることを特徴する請求項1から請求項6のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  8. 前記磁気回路ハウジング保持枠は、前記磁気回路ハウジングを保持する部分において、磁気回路ハウジングに対して密着していることを特徴とする請求項7記載のスクリーンスピーカー。
  9. 前記磁気回路ハウジング保持枠は、互いに直交する板体を有して構成され、この板体の厚さを前記外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、4倍以下とし、上記板体の幅寸法が前記外周枠を構成する板体の厚さの5倍以上、20倍以下であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のスクリーンスピーカー。
  10. 前記支持体の構成部材を互いに固定するL金具は、一方の辺部には、ねじが螺合するねじ孔が形成され、他方の辺部には、ねじが螺合することなく通るねじ挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  11. 前記支持体の構成部材を互いに固定するL金具は、このL金具を構成する各辺部の板体の厚さが、前記外周枠を構成する板体の厚さと同等以上、4倍以下とし、上記各辺部の長さが前記外周枠を構成する板体の厚さの10倍以上、20倍以下であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  12. 前記L金具は、前記支持体と同一材料で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  13. 前記スクリーンスピーカーを構成する構成する部材同士の接着には、アクリル系接着剤を用いることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項記載のスクリーンスピーカー。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項記載のスクリーンスピーカーを複数、相互にL金具により結合して構成したことを特徴とするスクリーンスピーカー。
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