JP2004135294A - スピーカーユニットおよび音声映像システムならびに音声生成方法 - Google Patents

スピーカーユニットおよび音声映像システムならびに音声生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ピストン式に駆動される振動板スピーカーと、ほぼ平面の共振パネルスピーカーとを組み合わせて有するスピーカーユニットを提供する。
【解決手段】 スピーカーユニットにおいて、共振パネルの面は、それに沿って振動板がピストン式に駆動される軸と同じ配向にある。共振パネルスピーカーが拡散ダイポールとして機能して、たとえばサラウンド音声の再生を行ない、かつ、振動板スピーカーがダイポールのヌルに配置されて音響モノポールとして機能して、たとえば画像化されたステレオ音声の再生を行なう状態で、振動板スピーカーの後方に共振パネルスピーカーを配置することができる。
【選択図】    図1

Description

 発明の分野
 この発明は、スピーカーユニットに関し、特に、「ホームシネマ」の適用例で用いるためのスピーカーユニットに関する。
 発明の背景
 ホームシネマシステムのきわめて重要な局面は、音声再生の特質および品質である。ホームシネマにおける優れた音声再生の重要な特徴が、いわゆる「サラウンド音声」であり、すなわち、再生された音声が、離散した特定の音源(すなわちサラウンド音声スピーカー)からではなく、聴取者の周囲全体から発しているように感じることである。従来、サラウンド音声スピーカーは、視聴者の後方および/または側方に配置され、「8字形」のダイポール音響放射の指向性特性を生じるように位相をずらして作動する2つのピストン式振動板駆動装置を一般に含む(駆動装置はベース周波数と同相であってよく、または、筐体内に別個の低周波駆動装置が存在してもよい)。しかしながら、このような従来のピストン式サラウンド音声スピーカーは、高価になりがちであり、かつ、聴取者に対して、完全に納得のできる背景音のプロファイルを一般に生成しないという不利益を有する。
国際特許出願第PCT/GB96/02145号 米国特許第5,548,657号
 発明の概要
 この発明は、5チャネルスーパーオーディオコンパクトディスク(SACD)に適切な、および/または、ホームシネマの適用例等に対してサラウンド音声の再生を行なうのに適切な、新規の種類のスピーカーユニットを提供しようとする。この発明は、特に、ホームシネマシステムの視聴者の後方に配置される別個のサラウンド音声スピーカーの必要性をなくすことに努める。しかしながら、この発明は、SACDもしくはホームシネマの適用例、またはサラウンド音声全般に限定されない。だが、この発明には、このような適用例が特に適切であろう。
 したがって、この発明の第1の局面は、ピストン式に駆動される振動板スピーカーと、ほぼ平面の共振パネルスピーカーとを組合わせて含む、スピーカーユニットを提供する。共振パネルの面は、それに沿って振動板がピストン式に駆動される軸(すなわち、振動板が、その動作周波数域の少なくとも一部に対してほぼ一体となってピストン様の動きで動作するスピーカー)とほぼ同じ配向にある。
 共振パネルスピーカーの面は、たとえば、それに沿って振動板がピストン式に駆動される軸とほぼ平行であり得る。しかしながら、好ましくは、共振パネルの面とこの軸とは、互いにほぼ同一直線上にある(すなわち、軸が、好ましくはパネルとほぼ同一平面上にある)。好ましくは、パネルの面は、それに沿って振動板がピストン式に駆動される軸と実質的に同じ配向にある。その結果、パネルおよび軸は、好ましくは、互いが実質的に平行になるか、または、互いが実質的に同一直線上にある(すなわち、軸は、好ましくはパネルと実質的に同一の平面上にある)かのいずれかとなる。
 好ましくは、共振パネルスピーカーは、ピストン式に駆動される振動板スピーカー(以
下、「振動板スピーカー」と称する)に対し、振動板スピーカーからの音響放射の放出が、共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される。有利にも、振動板スピーカーの上方、下方、側方、または後方に、共振パネルを配置することができる。最も好ましくは、振動板スピーカーの後方にパネルが配置される。
 好ましくは、共振パネルスピーカーは、パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される。
 この発明は、共振パネルスピーカーの面が、ピストン式に駆動される振動板スピーカーの軸とほぼ同じ配向になるように共振パネルスピーカーの面を配向することによって、共振パネルスピーカーが、パネルの、対向する主表面の両方から音声を放射することによってほぼ「8字形」の音響放射パターンを通常生じ、その放射パターンの「ヌル」が振動板スピーカーの軸とほぼ一致するという利点を有する。その結果、この配向で共振パネルスピーカーを用いることにより、サラウンド音声に一般に必要とされる音響放射パターンのタイプが生じる。加えて、最も有利なことに、共振パネルスピーカーは拡散音響放射を生じる傾向があり、このことはサラウンド音声にとって理想的である。組合わされたこれらの2つの特性は、この発明に従ったスピーカーユニットの共振パネルスピーカーが、概して、極めて効果的なサラウンド音声スピーカーシステムを提供することを意味する。この発明に従ったスピーカーユニットが、このようなサラウンド音声スピーカーと振動板スピーカー(好ましくはモノポールとして作動する)とを組合わせたという事実は、視聴者/聴取者の後方に位置付けられた別個のサラウンド音声スピーカーを省くことを可能にし、かつ、その代わりに、テレビ(または他のホームシネマのスクリーン)に隣接して(またはその一部として)位置付けられる、この発明に従った1つ以上の(好ましくは1対の)スピーカーユニットが、画像化音声およびサラウンド音声の両方を提供するという、極めて大きな利点を有する。
 この発明の第2の局面は、サラウンド音声の再生および画像化されたステレオ音声の再生の両方を同時に行なうために、この発明の第1の局面に従ったスピーカーユニットの使途を提供する。共振パネルスピーカーは、好ましくはサラウンド音声の再生を行ない、ピストン式に駆動される振動板スピーカーは、好ましくは画像化されたステレオ音声の再生を行なう。
 この発明の第3の局面は、この発明の第1の局面に従った少なくとも1つの(好ましくは2つの)スピーカーユニットと映像表示手段とを含む音声映像システムを提供する。音声映像システムは、好ましくはホームシネマ(またはホームエンターテイメント)システムである。映像表示手段は、好ましくはテレビ受像機を含む。映像表示手段とスピーカーユニットとを1つのユニットに組合わせることができる。
 この発明の他の好ましい特性および任意の特性が、以下に説明される。
 この発明のこれらのおよび他の特性、ならびに局面および利点は、以下の説明と、前掲の請求項と、添付の図面とを参照することによって理解されるであろう。
 発明の詳細な説明
 図1は、共振パネルスピーカー1と振動板スピーカー7とを含む、この発明の一実施例に従ったスピーカーユニット10を概略的に示す。例示的な共振パネルスピーカー1は、励振器5が取付けられた、ほぼ平面の共振パネル3を含む。励振器5(それらの2つが示されているが、パネル3は、励振器5を1つだけ有してもよく、または、3つ以上の励振器を有してもよい)は、共振パネルスピーカー1の駆動装置であり、パネル3を共振させることによって音響放射を発生させる。
 励振器5は、たとえば電磁形(可動コイル等)、圧電形、または静電形の、あらゆる種類の変換器を一般に含むことができる。パネル3自体は、たとえば高分子材料および/またはガラス繊維材料および/または炭素繊維材料および/または厚紙(等)の、広くさまざまな、あらゆる材料で形成することができる。パネル3は、1枚のシートの材料、複数の層(または他の複合構造)を含んでよく、および/または蜂の巣構造またはフォーム構造等のコアを含んでよい。
 この例において、パネル3は、実質的に平面(すなわち、ほぼ薄く平坦なパネル)である。このことは、パネル3の主表面の各々から発する音響放射パターンが、互いに実質的に同じとなり得る(それにより、たとえば、音声再生の拡散サラウンド音声の特質を高める)という利点を有する。
 共振パネルスピーカーは、しばしば、「分布振動モード(distributed-mode)」スピーカー(DML)と呼ばれる。なぜなら、パネル(共振の際に、ほぼ全体が作動するパネル)の全体にわたって分布された複数の振動モードを励振させることによって、それらが一般に機能するためである。共振パネルスピーカーは、たとえば、この明細書においてその開示全体が引用により援用される国際特許出願第PCT/GB96/02145号に実質的に記載されるようなものであり得る。
 ピストン式に駆動される振動板スピーカー7を参照すると、この明細書の「ピストン式スピーカー」および「ピストン式に駆動される振動板スピーカー」という用語は、振動板が、その動作周波数域の少なくとも一部(たとえば約700Hzまで)に対してほぼ一体となってピストン様の動きで動作するスピーカーを指す。そのため、ピストン式に駆動される例示的な振動板スピーカー7は、ほぼ円錐形の振動板9と、振動板9のための駆動装置11とを含む。駆動装置11は、可動コイル変換器等の電気機械式変換器であり得るが、他の種類の駆動装置を用いることもできる。
 ピストン式に駆動される振動板スピーカー7は、好ましくは画像化音声の再生を行なう(その一方で、共振パネルスピーカー1は、好ましくは拡散サラウンド音声の再生を行なう)。最も好ましくは、振動板スピーカー7は単極音源として機能する(また、好ましくは、共振パネルスピーカー1は拡散2重極音源として機能する)。振動板スピーカー7は、好ましくは、ステレオ音源の左/右信号の音響出力を発する。
 したがって、図2の例によって示され、かつ、以下にさらに説明されるように、使用時の、この発明に従った2つのスピーカーユニット10は、2つのユニット10の2つの振動板スピーカー7の各々が、画像化されたステレオ音響放射を発し、かつ、2つの共振パネルスピーカー1が、拡散(画像化されていない)サラウンド音声の音響放射を発する状態で、聴取者(またはホームシネマシステムの視聴者)によって用いられる。
 共振パネルスピーカー1の面は、たとえば、それに沿って振動板9がピストン式に駆動される軸とほぼ平行であり得る。しかしながら、好ましくは、共振パネル3の面と上述の軸とは、互いにほぼ同一直線上にある(すなわち、軸が、好ましくはパネルとほぼ同一平面上にある)。好ましくは、パネル3の面は、それに沿って振動板9がピストン式に駆動される軸と実質的に同じ配向にある。その結果、パネル3および軸は、好ましくは、互いが実質的に平行になるか、または、互いが実質的に同一直線上にある(すなわち、軸が好ましくはパネルと実質的に同一の平面上にある)かのいずれかとなる。
 図1の例に示されるように、共振パネル3の面は、それに沿って振動板9がピストン式に駆動される軸A−Aと同じ配向にある。実際に、軸A−Aは、共振パネル3と同一平面
上にある。好ましくは、共振パネルスピーカー1は、ピストン式に駆動される振動板スピーカー7に対し、振動板スピーカー7からの音響放射の放出が、共振パネルスピーカー1によって実質的に妨げられないように配置される。有利にも、振動板スピーカー7の上方、下方、側方、または後方に、共振パネルスピーカー1を配置することができる。最も好ましくは、振動板スピーカー7の後方に、共振パネルスピーカー1が配置される。このため、図1において、共振パネル3は、振動板スピーカー7の後方に配置され、振動板スピーカー7の指向性音響出力(矢印Dで示される)は、共振パネルスピーカー1によって妨げられない。
 共振パネルスピーカー1の音響出力は、矢印Rによって示される。共振パネル3の出力が、振動板9の出力に対してほぼ垂直であることが分かる。しかしながら、共振パネル3の出力は拡散されて、振動板スピーカー7の軸A−A上に「ヌル」が中心を置いたダイポールの形をとる。その結果、振動板スピーカー7が聴取者/視聴者に向けて方向付けられていると、共振パネルスピーカー1の拡散ダイポールのヌルは、聴取者/視聴者にほぼ中心を置き、通常はスピーカーユニットが聴取者/視聴者の前方にのみ配置されているという事実にもかかわらず、共振パネル3の出力が、背景サラウンド音声として知覚される。
 好ましくは、共振パネルスピーカー1は、パネル3の、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される。この発明に従ったスピーカーユニット10は、共振パネルスピーカー1の面が、ピストン式に駆動される振動板スピーカー7の軸とほぼ同じ配向となるように共振パネルスピーカー1の面を配向することによって、共振パネルスピーカー1が、パネル3の、対向する主表面の両方から音声を放射することによってほぼ「8字形」の音響放射パターンを通常生じ、その放射パターンの「ヌル」が振動板9のスピーカー7の軸とほぼ一致するという利点を有する。その結果、この配向で共振パネルスピーカー1を用いることにより、サラウンド音声に一般に必要とされる音響放射パターンのタイプが生じる。加えて、最も有利なことに、共振パネルスピーカーは拡散音響放射を生じる傾向があり、このことは、サラウンド音声にとって理想的である。組合わされたこれらの2つの特性は、この発明に従ったスピーカーユニット10の共振パネルスピーカー1が、概して、極めて効果的なサラウンド音声スピーカーシステムを提供することを意味する。この発明に従ったスピーカーユニット10が、このようなサラウンド音声スピーカー1と振動板スピーカー7(好ましくはモノポールとして作動する)とを組合わせたという事実は、視聴者/聴取者の後方に位置付けられる、従来の別個のサラウンド音声スピーカーを省くことを可能にし、かつ、その代わりに、テレビ(または他のホームシネマのスクリーン)に隣接して(またはその一部として)位置付けられる、この発明に従った1つ以上の(好ましくは1対の)スピーカーユニット10が、図2に関連して以下にさらに説明されるように、画像化音声およびサラウンド音声の両方を提供するという、極めて大きな利点を有する。
 図2は、この発明に従った例示的なホームシネマシステム12の概略平面図である。システム12は、この発明に従った、図1に示されたスピーカーユニット10等の2つのスピーカーユニットと、テレビ受像機13(または他の映像表示手段)とを含む。スピーカーユニット10は、テレビ13の両側に配置され、それらの振動板スピーカー7が、聴取者/視聴者15に向けて方向付けられるように配向される。上で述べたように、この配置により、スピーカー10が視聴者/聴取者の(後方または側方ではなくて)前方にのみ位置付けられているにもかかわらず、視聴者/聴取者に背景サラウンド音声の知覚を生じる。また、この配置は、指向性モノポール振動板スピーカーにより、画像化ステレオ音声も生じる。
 各スピーカーユニット10は、ピストン式に駆動される2つ以上の振動板スピーカー7および/または2つ以上の共振パネルスピーカー1を含み得る。たとえば、ピストン式ス
ピーカー7の機能は、複数のピストン式スピーカーによって(このようなスピーカーの各々がそれぞれの周波数域に専用である状態等で)実現され得る。ピストン式に駆動される振動板スピーカー7は、たとえば、その開示内容の全体がこの明細書において引用により援用される米国特許第5,548,657号に開示されたタイプの複合スピーカーを含むことができる。
 明瞭にするために、スピーカーユニット10のための筐体は、図1から省略される。好ましくは、この発明に従ったスピーカーユニット10は、共振パネルスピーカー1および振動板スピーカー7が収納された筐体をさらに含む。図3は、この発明に従ったスピーカーユニット14の好ましい実施例の分解図である。この実施例において、スピーカーユニット14は、(電気機械式変換器の形をとった)励振器5が取付けられた共振パネル3を含む共振パネルスピーカー1と、ピストン式に駆動される振動板スピーカー7とを含む。振動板スピーカー7は、振動板9および駆動装置11を含む。図3に示される、ピストン式に駆動される例示的な振動板スピーカー7は、米国特許第5,548,657号に開示されたタイプの複合スピーカーであり得る。複合振動板スピーカー7は、図示された、ほぼ円錐形の振動板9を有する低周波部分と、円錐形の振動板9の頸部に、またはそれに隣接して配置された、ほぼドーム型の振動板(図示せず)を有する高周波部分とを含む。
 図3に示されるスピーカーユニット14は、共振パネルスピーカー1および振動板スピーカー7が収納される筐体17も含む。筐体17は、スピーカー1および7の周囲で共に組立てられる複数の部分またはパネルを含む。図示された例において、筐体17は、2つの側面パネル17aおよび17b、前面パネル17c、および後面パネル17dを含む。これらのさまざまなパネルには、それらの間にガスケット(または他の封止材)19が配置されて、筐体を封止する。ガスケット(または他の封止材)19は、たとえば、高分子のフォームまたは他の高分子封止材料で形成されてよい。共振パネル3は、接着パッド21によって(および/または図示していない接着テープによって)、筐体17内の所定の位置に保持される。
 図3において明らかに分かるように、筐体17は、2つの主な部分を含む。筐体17の第1の部分23は、前面パネル17c以外により、ピストン式に駆動される振動板スピーカー7を封入する(好ましくは完全に封入する)。前面パネル17cは、振動板スピーカー7によって放出される、前方に方向付けられた音響放射が、それを通って伝搬するように配置された開口25を含む。第2の部分27は、共振パネルスピーカー1を保持するが、共振パネルスピーカー1によって放出される、側方に方向付けられた音響放射をユニットから実質的に自由に伝搬させるため、共振パネル3の、対向する主側面に隣接する、対向するその主側面において開放されている。励振器5(または各励振器5)は、筐体の第2の部分27の開放した側面内に配置される小さな筐体要素29によって保護される。ユニット14の両方のスピーカー1,7に対し、端子ピン33を介してリード31が接続可能である。
 以上のことから、この発明は、5チャネルスーパーオーディオコンパクトディスク(SACD)等に適切な、および/または、ホームシネマの適用例等に対してサラウンド音声の再生を行なうのに適切な、新規のスピーカーユニットを提供する。特に、この発明は、ホームシネマシステムの視聴者の後方に配置される別個のサラウンド音声スピーカーの必要性をなくす。しかしながら、この発明は、(少なくともその最も広い局面において)SACDもしくはホームシネマの適用例、またはサラウンド音声全般に限定されない。だが、この発明には、このような適用例が特に適切であろう。
 この発明を、その特に好ましい形を参照してかなり詳細に説明してきたが、他の形も可能である。したがって、前掲の請求項の精神および範囲は、この明細書に含まれる好まし
い形の説明に限定されるべきではない。
この発明に従ったスピーカーユニットの一実施例の、振動板スピーカーおよび共振パネルスピーカーの相対位置および配向の概略図である。 この発明に従った音声映像システムの、使用時の概略図である。 この発明に従ったスピーカーユニットの、好ましい実施例の分解図である。
符号の説明
 1 共振パネルスピーカー、3 共振パネル、5 励振器、7 振動板スピーカー、9
 振動板、10 スピーカーユニット、11 駆動装置。

Claims (64)

  1.  振動板を有する、ピストン式に駆動される振動板スピーカーと、ほぼ平面の共振パネルスピーカーとを組合わせて含むスピーカーユニットであって、前記共振パネルスピーカーの面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸とほぼ同じ配向にある、スピーカーユニット。
  2.  前記共振パネルスピーカーの前記面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸と実質的に同じ配向にある、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  3.  それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸は、前記共振パネルスピーカーの前記面の実質的に上にあるか、または、前記面と実質的に平行である、請求項2に記載のスピーカーユニット。
  4.  前記共振パネルスピーカーは、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーに対し、前記振動板スピーカーからの音響放射の放出が、前記共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  5.  前記共振パネルスピーカーは、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーに対し、前記振動板スピーカーからの音響放射の放出が、前記共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される、請求項2に記載のスピーカーユニット。
  6.  前記共振パネルスピーカーは、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーに対し、前記振動板スピーカーからの音響放射の放出が、前記共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される、請求項3に記載のスピーカーユニット。
  7.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの上方に配置される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  8.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの下方に配置される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  9.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの側方に配置される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  10.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの後方に配置される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  11.  前記共振パネルスピーカーは、対向する2つの主表面を含むパネルを含み、前記共振パネルスピーカーは、前記パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  12.  前記共振パネルスピーカーは、対向する2つの主表面を含むパネルを含み、前記共振パネルスピーカーは、前記パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される、請求項2に記載のスピーカーユニット。
  13.  前記共振パネルスピーカーは、対向する2つの主表面を含むパネルを含み、前記共振パネルスピーカーは、前記パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される、請求項4に記載のスピーカーユニット。
  14.  前記共振パネルスピーカーは、共振パネルと、前記パネルを励振させるように構成される1つ以上の励振器とを含む、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  15.  各励振器は変換器を含む、請求項14に記載のスピーカーユニット。
  16.  前記共振パネルスピーカーは、拡散2重極音源として機能する、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  17.  前記共振パネルスピーカーは、拡散サラウンド音声の再生を行なう、請求項16に記載のスピーカーユニット。
  18.  ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸と実質的に一致する、請求項16に記載のスピーカーユニット。
  19.  前記ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸と実質的に一致する、請求項17に記載のスピーカーユニット。
  20.  前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーは、単極音源として機能する、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  21.  前記共振パネルスピーカーおよび前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーが収納される筐体をさらに含む、請求項1に記載のスピーカーユニット。
  22.  前記筐体は、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーを収納する第1の部分と、前記共振パネルスピーカーを収納する第2の部分とを含む、請求項21に記載のスピーカーユニット。
  23.  前記筐体の前記第2の部分は、前記共振パネルスピーカーを保持しており、前記共振パネルスピーカーによって放出された音響放射を前記スピーカーユニットから実質的に自由に伝搬させるため、前記共振パネルスピーカーの、対向する主表面に隣接する、対向するその主側面において開放されている、請求項22に記載のスピーカーユニット。
  24.  音声生成を行なう方法であって、
     振動板を有する、ピストン式に駆動される振動板スピーカーと、ほぼ平面の共振パネルスピーカーとを含むスピーカーユニットを選択するステップを含み、前記共振パネルスピーカーの面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸とほぼ同じ配向にあり、前記方法はさらに、
     サラウンド音声の再生および画像化されたステレオ音声の再生の両方を同時に行なうために、前記スピーカーユニットを用いるステップを含む、方法。
  25.  前記共振パネルスピーカーは、前記サラウンド音声の再生を行ない、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーは、前記画像化されたステレオ音声の再生を行なう、請求項24に記載の方法。
  26.  前記スピーカーユニットを用いる前記ステップは、音声映像システムの一部として前記スピーカーユニットを用いるステップを含む、請求項24に記載の方法。
  27.  前記音声映像システムは、映像表示手段を含み、前記スピーカーユニットを用いる前記ステップは、前記映像表示手段に本質的に隣接して前記スピーカーユニットを位置付けるステップを含む、請求項26に記載の方法。
  28.  追加のサラウンド音声スピーカーは使用されない、請求項27に記載の方法。
  29.  振動板を有する、ピストン式に駆動される振動板スピーカーと、ほぼ平面の共振パネルスピーカーとを含む第2のスピーカーユニットを選択するステップをさらに含み、前記共振パネルスピーカーの面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸とほぼ同じ配向にあり、前記方法はさらに、
     前記映像表示手段に本質的に隣接して前記第2のスピーカーユニットを位置付けるステップを含む、請求項27に記載の方法。
  30.  追加のサラウンド音声スピーカーは使用されない、請求項29に記載の方法。
  31.  前記共振パネルスピーカーの前記面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸と実質的に同じ配向にある、請求項24に記載の方法。
  32.  それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸は、前記共振パネルスピーカーの前記面の実質的に上にあるか、または、前記面と実質的に平行である、請求項31に記載の方法。
  33.  前記共振パネルスピーカーは、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーに対し、前記振動板スピーカーからの音響放射の放出が、前記共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される、請求項24に記載の方法。
  34.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの側方に配置される、請求項24に記載の方法。
  35.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの後方に配置される、請求項24に記載の方法。
  36.  前記共振パネルスピーカーは、対向する2つの主表面を含むパネルを含み、前記共振パネルスピーカーは、前記パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される、請求項24に記載の方法。
  37.  前記共振パネルスピーカーは、共振パネルと、前記パネルを励振させるように構成される1つ以上の励振器とを含む、請求項24に記載の方法。
  38.  各励振器は変換器を含む、請求項37に記載の方法。
  39.  前記共振パネルスピーカーは、拡散2重極音源として機能する、請求項24に記載の方法。
  40.  前記共振パネルスピーカーは、拡散サラウンド音声の再生を行なう、請求項39に記載の方法。
  41.  ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸と実質的に一致する、請求項40に記載の方法。
  42.  前記ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸と実質的に一致する、請求項40に記載の方法。
  43.  前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーは、単極音源として機能する、請求項24に記載の方法。
  44.  前記スピーカーユニットは、前記共振パネルスピーカーおよび前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーが収納される筐体をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  45.  前記筐体は、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーを収納する第1の部分と、前記共振パネルスピーカーを収納する第2の部分とを含む、請求項44に記載の方法。
  46.  前記筐体の前記第2の部分は、前記共振パネルスピーカーを保持しており、前記共振パネルスピーカーによって放出された音響放射を前記スピーカーユニットから実質的に自由に伝搬させるため、前記共振パネルスピーカーの、対向する主表面に隣接する、対向するその主側面において開放されている、請求項45に記載の方法。
  47.  映像表示手段と、振動板を有する、ピストン式に駆動される振動板スピーカーおよびほぼ平面の共振パネルスピーカーを含む少なくとも1つのスピーカーユニットとを含む音声映像システムであって、前記共振パネルスピーカーの面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸とほぼ同じ配向にある、音声映像システム。
  48.  前記映像表示手段および前記スピーカーユニットは、1つのユニットに組合わされる、請求項47に記載の音声映像システム。
  49.  前記共振パネルスピーカーの前記面は、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸と実質的に同じ配向にある、請求項47に記載の音声映像システム。
  50.  それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸は、前記共振パネルスピーカーの前記面の実質的に上にあるか、または、前記面と実質的に平行である、請求項49に記載の音声映像システム。
  51.  前記共振パネルスピーカーは、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーに対し、前記振動板スピーカーからの音響放射の放出が、前記共振パネルスピーカーによって実質的に妨げられないように配置される、請求項47に記載の音声映像システム。
  52.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの側方に配置される、請求項47に記載の音声映像システム。
  53.  前記共振パネルスピーカーは、前記振動板スピーカーの後方に配置される、請求項47に記載の音声映像システム。
  54.  前記共振パネルスピーカーは、対向する2つの主表面を含むパネルを含み、前記共振パネルスピーカーは、前記パネルの、対向する主表面の両方から、音声を同時に放射するように構成される、請求項47に記載の音声映像システム。
  55.  前記共振パネルスピーカーは、共振パネルと、前記パネルを励振させるように構成される1つ以上の励振器とを含む、請求項47に記載の音声映像システム。
  56.  各励振器は変換器を含む、請求項55に記載の音声映像システム。
  57.  前記共振パネルスピーカーは、拡散2重極音源として機能する、請求項47に記載の音声映像システム。
  58.  前記共振パネルスピーカーは、拡散サラウンド音声の再生を行なう、請求項57に記載の音声映像システム。
  59.  ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される軸と実質的に一致する、請求項58に記載の音声映像システム。
  60.  前記ダイポールのヌルは、それに沿って前記振動板がピストン式に駆動される前記軸と実質的に一致する、請求項58に記載の音声映像システム。
  61.  前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーは、単極音源として機能する、請求項47に記載の音声映像システム。
  62.  前記スピーカーユニットは、前記共振パネルスピーカーおよび前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーが収納される筐体をさらに含む、請求項47に記載の音声映像システム。
  63.  前記筐体は、前記ピストン式に駆動される振動板スピーカーを収納する第1の部分と、前記共振パネルスピーカーを収納する第2の部分とを含む、請求項62に記載の音声映像システム。
  64.  前記筐体の前記第2の部分は、前記共振パネルスピーカーを保持しており、前記共振パネルスピーカーによって放出された音響放射を前記スピーカーユニットから実質的に自由に伝搬させるため、前記共振パネルスピーカーの、対向する主表面に隣接する、対向するその主側面において開放されている、請求項63に記載の音声映像システム。
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