WO2013005321A1 - スピーカシステム - Google Patents

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Abstract

 平面状の振動板と、外部から入力された音声信号によって前記振動板を振動させる振動板駆動手段と、前記振動板および振動板駆動手段を支持するフレームと、を有し、前記フレームにおける振動板が支持されている側とは反対側に、前記スピーカユニットの振動板が振動することにより前記スピーカユニットの背面側に放射される音である背面音を放射する背面音放射孔が開口しているスピーカユニットと、前記スピーカユニットを内部に収容するとともに、前記スピーカユニットにおける背面音放射孔から放射された背面音を側方に反射させる背面音反射面を有し、前記背面音反射面で側方に反射された背面音を外部に放射するための開口部であるバスレフポートが側壁に形成されている筐体と、を備えるスピーカシステムである。

Description

スピーカシステム
 本発明は、スピーカシステムにかかり、特に、小型且つ薄型とすることができるとともに、高音再生だけでなく低音再生にも優れるスピーカシステムに関する。
 近年、液晶テレビ受像機やプラズマディスプレイテレビ受像機、有機エレクトロルミネッセンステレビ受像機など、種々の薄型AV機器が実用化されている。
 これらの薄型AV機器に使用するスピーカは、従来のスピーカよりも厚さが薄いことが要求されるが、只単に従来のコーン型スピーカを小型化したものを用いたのでは、低音再生の際に音圧が不足するという問題がある。
 そこで、複数個の小型のコーン型スピーカを面上に配列する所謂マルチスピーカ方式が検討された。
 しかし、マルチスピーカ方式においては一度に多数の小型スピーカを鳴動させるため、大出力のアンプが必要になり、電力消費が増大するという問題がある。
 また、別の方法として、コーン型スピーカに代えて平板型スピーカや平面型振動板を有する平面スピーカを使用することが検討された。
 平板型スピーカとしては、たとえば、磁気回路とボイスコイルとこのボイスコイルを保持するボビンとを有し、薄型表示装置の左右または上下の両端部分に配置されるエキサイタと、この薄型表示装置の全面に配置され、前記エキサイタにより振動されて撓み振動を発生させる振動板を兼ねた透光性の平板とを備えるものがある(特開2004-289772号公報、特開2004-312643号公報)。
 平板型スピーカとしては、他に、可視表示スクリーンと、前記表示スクリーンに隣接して配置され、少なくとも部分的に透明であり、その部分を通して前記表示スクリーンを見ることができる共振パネル形状部材と、前記パネル部材を駆動して共振させて音響ラジエータとして作用させる振動励振手段とを備えるラウドスピーカ駆動ユニット(特表2002-533957号公報)、および薄い板状の本体と、前記本体の一面側に取り付けられ、前記本体に振動を与えて前記本体を前記振動の振動数に対応する撓みを発生させる振動体と、前記本体を地球に対して固定されている固定物体に支持する支持器具を構成し、前記支持器具は前記固定物体に対して振動絶縁性を有する振動絶縁体を形成し、前記本体は前記本体の一面側にコネクタを形成し、前記コネクタには前記振動体に音声信号を送信する電気ケーブルの端部のコネクタが接続されるディスプレイ(特開2005-94377号公報)がある。
 平板型スピーカは振動板の大きさと材質とを適宜選択することにより、低音を発生することができるが、再生時に振動を伴うため、振動を忌避する機器、例えばテレビ受像機に取り付けることはできない。
 平面スピーカとしては、扁平で且つ四角形状に形成された永久磁石の夫々が、異なる極性の磁極面が交互に位置するようにヨークに配置され、振動板の両面には永久磁石の夫々に対応するように渦巻状のコイル対が配置された平面型音響変換装置(WO2000/078095号パンフレット)がある。また、略矩形平板状のプレートと、該プレートの底面に固着する主マグネットと、該主マグネットの底面に固着するヨークと、を有する磁気回路モジュールが複数連結されて構成され、該磁気回路モジュールの該ヨークが、該プレートの略矩形の少なくとも一辺との間に略直線状の磁気空隙Gaを形成する側壁部と、隣接配置される他の磁気回路モジュールのヨークと固着する連結部と、を有し、該連結部同士が固着された第1の該磁気回路モジュールおよび第2の該磁気回路モジュールの夫々の該プレート同士が、該磁気空隙Gaと連通し、かつ該磁気空隙Gaと直交する略直線状の磁気空隙Gbを形成するスピーカ用磁気回路、振動板、前記振動板の背面側に、前記スピーカ用磁気回路における空隙Gaおよび空隙Gbに対応する位置に設けられたコイルを有する平面薄型スピーカがある(特開2009-118020号公報)。
 これらの平面スピーカの中には、スピーカユニットの内部の空気圧により、平面型振動板の動作が抑制されるのを避けるため、筺体における振動板とは反対の面に開口を設け、背後にも音波を放射するようにしたものがある。
 しかしながら、前述の平面スピーカを只単に筺体に組み込んだのでは、篭ったような音になってしまい、クリアな低音を再生できないという問題があった。
 また、音が篭るのを防止するために筺体の内部に繊維状反射材や吸音材を設けると、筺体の厚みが大きくなるという問題がある。
 本発明は、スピーカシステムにかかり、特に、平面型の振動板を有し、背面にも音を放射するスピーカユニットを有するスピーカシステムにおいてクリアな低音を再生できるものを提供することを目的とする。
 本発明のスピーカシステムは、 平面状の振動板と、外部から入力された音声信号によって前記振動板を振動させる振動板駆動手段と、前記振動板および振動板駆動手段を支持するとともに、前記フレームにおける振動板が支持されている側とは反対側に、前記スピーカユニットの振動板が振動することにより前記スピーカユニットの背面側に放射される音である背面音を放射する背面音放射孔が開口しているフレームと、を有するスピーカユニットと、前記スピーカユニットを内部に収容するとともに、前記スピーカユニットにおける背面音放射孔から放射された背面音を側方に反射させる背面音反射面を有し、前記背面音反射面で側方に反射された背面音を外部に放射するための開口部であるバスレフポートが側壁に形成されている筐体と、を備えることを特徴とする。
 本発明のスピーカシステムは、また、前記スピーカユニットにおける背面音放射孔が開口している側に隣接して設けられ、前記背面音放射孔から放射された背面音を側方に反射する背面音反射面と、前記背面音反射面で反射された背面音のうちの低音成分を共鳴させる低音ロード部と、前記背面音反射面で反射された背面音を前記低音ロードに導入する背面音導入孔と、が形成された背面音反射部材を備え、前記スピーカユニットと前記背面音反射部材とが筺体に収容されている形態のスピーカシステムも包含する。
 平面型振動板を有するスピーカユニットは、振動板面積が小さい場合においても、スピーカユニット直近では平面波を放射しており、背面放射孔から放射される音波も平面波である。平面波は、反射する場合に入射角と反射角とが等しいという性質があるため、背面放射孔と対面する筺体の面が振動板と平行な場合には、反射波が背面放射孔に戻り、波長によって互いにキャンセルしあったり増幅したりするため、篭ったような音に変化する。
 これに対して、本発明のスピーカシステムにおいては、スピーカユニットにおいて振動板が振動して生じた背面音は、スピーカユニットにおけるフレームに設けられた背面音放射孔から筺体内部に放射され、筺体または背面音反射部材に形成された背面音反射面において側方、言い換えれば背面音の放射方向に対して斜めの方向に反射され、筺体内部に拡散される。ここで、背面音は、振動板から前面に放射される前面音と同様に高音成分と低音成分とを含むが、高音成分は、前記反射板で反射されて筺体内部に拡散されるうちに減衰し、低音は、ほとんど減衰することなく、低音ロード部において共鳴、拡大されてバスレフポートから外部に放射される。
 本発明のスピーカシステムにおいては、背面放射孔から放射された背面音は、背面音反射面において斜めに反射されるから、背面放射孔と対面する筺体の面が振動板と平行な場合のように反射波が背面放射孔に直接戻ることがない。これにより、背面音放射孔から放射された背面音と筺体の面で反射された背面音とが互いに重なり合ってキャンセルしあったり増幅したりすることが防止されるから、背面音放射孔から放射された背面音が篭ったような音に変化することがない。したがって、低音がクリアに再生できる。また、低音が篭るのを防止するための繊維状反射材を充填する必要がないから、筺体の厚みを薄くすることができる。
 本発明のスピーカシステムにおいては、背面音反射板は、前記筺体または背面音反射部材における背面音放射孔に対向する部分にのみ設けることが好ましい。
 背面音反射面が前記筺体または背面音反射部材における背面音放射孔に対向する部分にのみ設けることにより、背面音放射孔から放射された背面音は、前記背面音反射面だけでなく、前記背面音反射面に隣接する面においても反射される。したがって、筺体または背面音反射部材に一様な背面音反射面を設けた形態のスピーカシステムと比較して、背面音の筺体内部への拡散効果がより高い。
 本発明のスピーカシステムにおけるスピーカユニットとしては、振動板駆動手段が、一方の磁極面が振動板に相対するように配列された磁石と、前記磁石の夫々について設けられ、前記磁石の他方の磁極面に当接するとともに、振動板に向かって前記磁石を取り囲むように屈曲されたヨークと、前記振動板における前記磁石に相対する側の面における前記磁石の夫々に対向する部位に、前記磁石と前記ヨークとによって形成される磁束と鎖交するように設けられ、外部から音声信号が入力されるボイスコイルと、を備え、前記フレームには、隣り合うヨークの間に背面音放射孔が開口している第1の形態のスピーカユニットが挙げられる。
 前記第1の形態のスピーカユニットにおいては、磁石は所定の方向に一列に配列され、振動板は、磁石の配列方向に沿って磁石に対向するように設けられているから、前記スピーカユニットから発生する音波は前面音および背面音の何れも平面波であり、より高い指向性を有する。
 本発明のスピーカシステムにおけるスピーカユニットとしては、また、振動板駆動手段が、N極が前記振動板の面に対して略平行になるように配置された第1の磁石と、S極が前記振動板の面に対して略並行であって、且つ前記第1の磁石のN極と同じ側を向くように、前記第1の磁石に近接または隣接して配置された第2の磁石と、前記振動板の前記第1の磁石のN磁に対応する部位に磁束が鎖交するように配置された第1のコイルと、前記振動板の前記第2の磁石のS磁に対応する部位に磁束が鎖交するように配置された第2のコイルと、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが、前記振動板に相対する側とは反対側の磁極面において固定されるとともに、振動板がその周縁において、前記第1の磁石と前記第2の磁石に対向するように固定されているヨークと、を備え、前記ヨークの底面に前記背面音放射孔が開口している第2の形態のスピーカユニットも使用される。
 前記スピーカユニットにおいては、第1の磁石のN極と第2の磁石のS極とは、振動板の面に略並行に配設されているから、第1の磁石のN極から第2の磁石のS極に向かう磁束が生じる。そして、第1の磁石と第2の磁石との間の領域の磁束は、振動板の面に対して平行になる。ここで、前記第1の磁石と前記第2の磁石とは近接または隣接して配置されているので、振動板の面に対して平行な方向の磁束密度を最大とすることができるから、前記振動板から前方側に放射される前方音および背面側に放射される背面音の音圧を最大にすることができる。
 また、前記第1の磁石および前記第2の磁石は、碁盤目状に配置されることが多い。この場合、一連の第1の磁石および第2の磁石のうち、中央部に配設されたものにおいては、第1の磁石のN極から第2の磁石のS極に向かう振動板の面に対して平行な磁束が生じるが、周縁部に配設されたものにおいては、外側を向く一片においては、必ずしも振動板の面に平行な磁束とならない場合がある。
 しかしながら、前記ヨークは、振動板をその周縁において支持するフレームも兼ねるから、ヨークの周縁は、振動板を支持できるように、底面から立設されたトレー状の形態とされている。これにより、前記第1の磁石および第2の磁石のうち周縁部に位置するものにおいても、隣接する磁石同士の間だけでなく、ヨークとの間にも磁束が生じるが、この磁束もまた振動板の面に対して平行である。したがって、前記第1の磁石および第2の磁石のうち周縁部に位置するものにおいて生じる磁束も、振動板を振動させるための有効に使用される。また、前記ヨークの底面には葉背面音放射孔が開口しているから、前面音だけでなく、背面音も効果的に放射できる。
 本発明のスピーカシステムにおける筐体としては、スピーカユニットが装着されるスピーカユニット取付部と、前記スピーカユニット取付部に連通するとともに、前記スピーカユニットからの背面音が拡散される拡散部と、前記拡散部に連通するとともに、バスレフポートが開口する共鳴部と、前記スピーカユニット取付部と前記拡散部との間に、前記スピーカユニットに相対するように形成され、前記スピーカユニットから放射された背面音を前記拡散部に向かって反射する背面音反射面と、を備えるものが使用できる。
 前記背面音反射面は、前記筺体におけるスピーカユニット取付部にスピーカユニットを装着したときに前記スピーカユニットが備える背面音放射孔に対向する位置に設けることができる。
 前記筺体を有するスピーカシステムにおいては、前記筺体におけるスピーカユニット装着部に装着されたスピーカユニットから放射された背面音は、記背面音反射面によって前記拡散部に拡散される。そして、前記拡散部に拡散された背面音は、共鳴部で共鳴した後、共鳴部に開口したバフレスポートから外部に放射される。
 以上説明したように本発明によれば、平面スピーカ型のスピーカユニットを有するスピーカシステムにおいて低音が篭ることのないものが提供される。
図1は、実施形態1に係るスピーカシステムの全体的な構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係るスピーカシステムにおけるスピーカユニットとスペーサと筐体との相対的な位置関係を示す斜視図である。 図3Aは、実施形態1に係るスピーカシステムが備えるスピーカユニットの平面図である。 図3Bは、前記スピーカユニットを図3Aにおける面A-Aで切断した断面を示す断面図である。 図4は、図3Aおよび図3Bに示すスピーカユニットを図3Aにおける面B-Bで切断した断面を示す断面図である。 図5は、図3Aおよび図3Bに示すスピーカユニットにおける磁石、ヨーク、およびボイスコイルの対向的な位置関係を示す斜視図である。 図6は、実施形態1のスピーカシステムにおけるスピーカユニットとスペーサとの相対的な位置関係を示す断面図である。 図7は、実施形態1に係るスピーカシステムにおける筐体、スピーカユニット、およびスペーサの断面を示すとともに、前記スピーカシステムの作用を示す説明図である。 図8は、実施形態2に係るスピーカシステムの全体的な構成を示す斜視図である。 図9は、実施形態2に係るスピーカシステムにおいて筐体の蓋を外した状態を示す斜視図である。 図10は、実施形態2に係るスピーカシステムにおいて筐体の蓋を外した状態を示す斜視図である。 図11は、実施形態2に係るスピーカシステムを図10における面C-Cで切断した断面を示す断面図である。 図12は、実施形態2に係るスピーカシステムの使用状態を示す概略図である。 図13は、実施形態3に係るスピーカシステムの全体的な構成を示す斜視図である。 図14は、実施形態3に係るスピーカシステムが備えるスピーカユニットおよびスペーサの構成を示す斜視図である。
1.実施形態1
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
1-1 構成
 実施形態1に係るスピーカシステム100は、図1および図2に示すように、筐体30と、筐体30の内部に挿入されたスピーカユニット10と、スピーカユニット10における後述する振動板1が設けられた側とは反対側である背面側10Aにおいて、スピーカユニット10と筐体30の底面との間に挿入された導音部材の一例としてのスペーサ20と、を備える。
 筐体30は、図1、図2、および図7に示すように略八角柱状に形成されているとともに、上面は、スピーカユニット10における振動板1からの音を放射するグリル31Aが形成されたグリル面31とされているとともに、一方の端面には、スピーカユニット10の背面10Aから放射された背面音を外部に放射するバスレフポート32が開口している。
 図1、図2、および図7に示すように、筺体30におけるグリル面31と底面36との間の側面は、反射面33、34、および35とされている。
 図2、図6、および図7に示すように、スペーサ20は、筐体30の内部に挿入された状態において、上面21がスピーカユニット10の背面10Aに、底面22が筐体30の底面35に当接するように形成されている。
 スペーサ20におけるスピーカユニット10の背面10Aに相対する側の面には、スピーカユニット10の背面10Aから放射された背面音を、筐体30における第1反射面34に向かって反射する背面音反射面24が、スピーカユニット10における後述する背面音放射孔9に相対するように形成されている。背面音反射面24は、スペーサ20の上面21に対して45度の角度で傾斜しているが、背面音反射面24の上面21に対する傾斜角は45度には限定されない。スペーサ20における背面音反射面24が形成された部分は、図6に示すように上方に突出した山形、言い換えれば三角形状とされている。また、背面音反射面24は曲面であってもよい。
 スペーサ20の底面22側、言い換えれば背面音反射面24が形成された側とは反対側の面にはトンネル状の空洞である低音ロード部23が形成されている。低音ロード部23は、一端において筐体30におけるバフレスポート32に連通している。
 スペーサ20の両側壁25の下側の縁部には、稜状に突出した突出部26が形成されている。側壁25における筺体30のバスレフポート32に隣接する側とは反対側の短部には、背面音を低音ロード部23に導入するための背面音導入口27が形成されている。
 次に、スピーカユニット10について説明する。図3A、図3B、および図4に示すように、スピーカユニット10は、一定の間隔で一列に配設された4個の磁石2と、磁石2に対向するように配設された振動板1と、振動板1の磁石2に対向する側の面における磁石2の磁極2Nに対向する位置に設けられたボイスコイル3と、磁石2の磁極2Sに当接するヨーク4と、振動板1の周縁部において振動板1を支持するとともに、磁石2およびヨーク4が装着されるフレーム5と、振動板1の周縁部において振動板1をフレーム5に弾性的に保持するエッジ部6と、を備える。
 磁石2は矩形の板状に形成され、一方の面がN極である磁極2Nとされ、他方の面がS極である磁極2Sとなるように着磁されている。磁石2は、図3A、図3B、および図4に示すように磁極2Nが振動板1に対向するように、言い換えれば図3Bおよび図4における上方を向くようにヨーク4に取り付けられている。但し、磁石2は、N極2NとS極2Sとが交互に配列されるように配置してもよい。また、例えば、N極2NとS極2Sとは2個、または3個ずつ交互に配列されるように配置してもよい。更に、N極2NとS極2Sとをランダムに配列してもよい。
 磁石2の夫々に対してボイスコイル3が設けられている。
 磁石2の磁極2Nには、鉄板から形成され、磁石2と合同な平面形状を有するポールピース7が取り付けられている。ポールピース7は少なくとも一部がボイスコイル3内部に貫入している。
 フレーム5は全体として長手方向が磁石2の配列方向に沿った形態であって、ヨーク4の底部が嵌めこまれて固定されるヨーク装着孔5Aが一定間隔で形成されている。互いに隣接する2つのヨーク装着孔5Aの間には、振動板1が振動して発生した背面音をスピーカユニット10の背面10Aから放射するための背面音放射孔9が形成されている。
 ヨーク4は、強磁性体から形成されているとともに、図4及び図5に示すように、長手方向に沿った1対の側縁が振動板1に向かって磁石2の互いに平行な2面を取り囲むように上方に屈曲され、第1屈曲部4Aを形成する。また、ヨーク4の底部も磁石2の他の2面を挟むように上方に屈曲され、第2屈曲部4Bを形成する。磁石2は、第1屈曲部4Aと第2屈曲部4Bとによって周囲を取り囲まれている。なお、第1屈曲部4Aおよび第2屈曲部4Bは、何れも上端がポールピース7に対向する高さとされている。前述のように、フレーム5におけるヨーク装着孔5Aにはヨーク4が固定され、磁石2はヨーク4の底面に載置される。
 振動板1は、長辺が磁石2の配列方向に沿った長方形の平面形状を有するシート状の部材であり、ボイスコイル3の後述するボビン3Aが挿入され、固定される開口部1Aが所定の間隔で開口している。
 振動板1は繊維強化フェノール樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、ポリイミド樹脂板、カーボン繊維強化樹脂(CFRP)板、液晶ポリマー樹脂板、およびアルミニウム合金板などの材料から形成されている。
 振動板1は、図1Aおよび図2に示すように、周縁部1Bにおいて、弾性材料から形成されたエッジ部6を介してフレーム5に弾性的に支持されている。
 エッジ部6における振動板1の周縁部1Bとフレーム5との間の部分には、振動板1の幅方向に沿った断面が上方にドーム状に突出する形状とされたドーム部6Aが形成されている。なお、振動板1に形成された開口部1Aから突出したボビン3Aの開口部はキャップ8で覆蓋されている。なお、キャップ8は、振動板1と同様の材料から形成できる。
 エッジ部6に使用される弾性材料としては、熱可塑性エラストマ、加硫ゴム、および軟質樹脂が挙げられる。
 熱可塑性エラストマとしては、EPDMのようなポリオレフィン系エラストマ、ポリウレタン系エラストマ、ポリアミド系エラストマ、ポリエステル系エラストマ、エポキシ樹脂系エラストマなどが挙げられる。また、ジエン系ゴムとしては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどが挙げられる。また、軟質樹脂としては低密度ポリエチレン樹脂および軟質塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
 ボイスコイル3としては、図3B、図4、および図5に示すように巻線3Bをボビン3Aに巻回したものが使用されるが、ボビンのない空芯コイルであってもよい。
 ボイスコイル3としてボビン3Aと巻き線3Bを備えるものを使用する場合は、振動板1に開口部1Aを設け、巻線3Bが振動板1に対して磁石2およびヨーク4の側に位置するように、且つ磁石2及びポールピース7がボビン3Aに貫入されるようにボビン3Aを開口部1Aに貫入させて接着等により固定すればよい。
 また、ボイスコイル3として空芯コイルを使用する場合は、ボイスコイル3は、振動板1の磁石2に対向する側の面に固定される。この場合には、振動板1には開口部1Aを形成する必要はない。
1-2 作用
 実施形態1に係るスピーカシステム100の作用について以下に説明する。
 スピーカユニット10においては、前述のように、ヨーク4の第1屈曲部4Aおよび第2屈曲部4Bは、何れも上端がポールピース7の側面に対向するように屈曲されており、ボイルコイル3は、第1屈曲部4Aおよび第2屈曲部4Bとポールピース7との間に位置する。したがって、磁石2の磁極2Nから送出された磁力線は、ポールピース7を通ってボイスコイル3を横切り、第1屈曲部4Aおよび第2屈曲部4Bを通って磁石2の磁極2Sに達する。したがって、ボイスコイル3の巻線3Bは、磁石2によって形成される磁力線と錯交する。
 ボイスコイル3に音声電流が入力されると、フレミングの左手の法則に従って磁束に対して垂直な力が生じる。ここで、ボイスコイル3のボビン3Aは、振動板1の開口部1Aに挿入された状態で固定されているから、ボイスコイル3の動きは振動板1に伝達され、振動板1も磁石2に近接する方向及び遠ざかる方向に振動する。
 これにより、スピーカユニット10の振動板1の前面側に音声が放射される(前面音)と同時に、スピーカユニット10の背面10A側にも背面音放射孔9から音声、即ち背面音が放射される。スピーカユニット10の背面音放射孔9から放射された背面音は、図7において矢印aで示すように背面音反射面24において筐体30の反射面33に向かって斜め上方に反射される。
 前記背面音は、次いで図7において矢印bおよびcで示すように反射面33、34、35で反射されて筺体30に拡散される。なお、図7における矢印a、b、cは、背面音放射孔9から放射された背面音が背面音反射面24で反射されて筺体30の内部に拡散される経路の一例であるが、背面音が拡散される経路は矢印a、b、cで示される経路には限定されない。
 筺体30内部に拡散された背面音は、背面音導入口27から低音ロード部23に導入される。
 低音ロード部23では、導入された背面音のうち、低音成分が共鳴する。これにより、低音成分が拡大する。低音ロード部23で共鳴した低音成分は、バスレフポート32から外部に放射される。
 一方、背面音のうちの高音成分は、背面音反射面24、筺体30における反射面33、34、35で反射、拡散されるうちに減衰する。
 実施形態1のスピーカシステム100においては、筐体30は、スピーカユニット10およびスペーサ20が収納できる大きさとすればよいから、スピーカシステム全体の薄型化、小型化が可能である。そして、前述のようにスピーカユニット10の背面10Aから放射される背面音は、反射、拡散され、低音成分が低音ロード部23で共鳴して増幅された後にバスレフポート32から外部に放射しているから、低音成分が筺体30の内部で篭ることがない。したがって、高音領域だけでなく低音領域も良好に再生できる。また、筺体30の内部に篭り防止のための繊維状反射材や吸音材を充填する必要がないから、繊維状反射材や吸音材の分だけ筺体30の厚みが増大することが防止される。
2.実施形態2
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態の他の一例を詳細に説明する。
2-1 構成
 実施形態2に係るスピーカシステム200は、図8~図11に示すように、筐体40と、筐体40の内部に挿入されたスピーカユニット10と、を備える。
 図8~図11に示すように、筐体40は、スピーカユニット10が装着されるスピーカユニット取付部41と、スピーカユニット取付部41に装着されたスピーカユニット10の幅方向に沿って延出する拡散部42と、拡散部42と一体とされた共鳴部49と、を有する。スピーカユニット取付部41は拡散部42から突出した形態とされているから、筐体40は、図11および図12に示すように全体としてL字型の側面形状を有する。拡散部42のスピーカユニット10と平行な側壁面42C、言い換えれば共鳴部49の壁面49Aの中央部にはバスレフポート43が開口している。拡散部42は、隔壁48で共鳴部49と部分的に仕切られているが、拡散部42のスピーカユニット10に直行する方向の隔壁42Dとの間の間隙において共鳴部49と連通している。
 スピーカユニット取付部41と拡散部42との間には、スピーカユニット10の背面10Aから放射された背面音を拡散部42に向かって反射する背面音反射面44が設けられている。背面音反射面44は、拡散部42の底面42Aおよびスピーカユニット取付部41の側壁面41Aの何れに対しても斜めに形成されている。なお、実施形態2では、図11に示すように背面音反射面44は、スピーカユニット10における背面音放射孔9に相対する位置に設けられているが、スピーカユニット取付部41の全長に亘って形成されていてもよい。
 なお、筐体40は、本体40Aと蓋40Bとに別れている。蓋40Bにおけるスピーカユニット取付部41に対応する部分には、スピーカグリル41Aが設けられている。
 拡散部42の内部には背面音拡散部材45、46、47が設けられている。図9~図11に示すように、背面音拡散部材45は拡散部42の中央部に設けられ、平面形状は、底辺がバスレフポート43の方を向いた二等辺三角形状とされている。一方、背面音拡散部材46は、背面音拡散部材45を間に挟むように一対設けられているとともに、拡散部42とスピーカユニット取付部41とに亘って形成されている。背面音拡散部材47は、背面音拡散部材46と拡散部42のスピーカユニット10に対して直角な側壁42Dとの間に位置するとともに、拡散部42とスピーカユニット取付部41とに亘って形成されている。背面音拡散部材45、46、47は、拡散部42の床面42Aから天井面42Bに達する高さとされている。
 スピーカユニット10は、実施形態1のところで述べた構成および形態を有する。なお、スピーカユニット10は、振動板1が設けられた側がスピーカグリル41Aを向き、背面10Aが背面音反射面44の方を向くようにスピーカユニット取付部41に装着される。
2-2 作用
 スピーカユニット10のから放射された背面音は、図11において矢印dに示すように背面音反射面44で反射されて拡散部42に導入される。拡散部42に導入された背面音は、図10に示すように、背面音拡散部材45と背面音拡散部材46との間、および背面音拡散部材46と背面音拡散部材47との間を通って拡散部42の内部に拡散される。拡散部42内部に拡散された背面音は、隔壁48と側壁42Dとの間の間隙を通って共鳴部49に導入され、共鳴部49で共鳴した後、バスレフポート43から筺体40の外部に放射される。
 背面音のうち、高音成分は、背面音反射面44で反射されて拡散部42に拡散され、隔壁48と側壁42Dとの間の間隙を通過するうちに減衰するが、低音成分は障害物の反対側に回折する性質があるので、前記経路を通っても減衰することなく、共鳴部49で共鳴してバスレフポート43から筺体40の外部に放射される。
 したがって、スピーカユニット10の振動板が振動して生じた音声のうち、高音成分は、スピーカグリル41Aを通して直接放射され、低音成分は、背面音反射面44で反射されて拡散部42内部に拡散され、共鳴部49で共鳴してバスレフポート43から放射される。したがって実施形態2のスピーカシステム200は、実施形態1のスピーカシステム100と同様に、筺体40の内部に低音が篭ることがないから、高音領域だけでなく低音領域も良好に再生できる。また、篭り防止用の繊維状反射材や吸音材を拡散部42に設ける必要がないから、システム全体の薄型化、および小型化が可能である。
 また、スピーカシステム200は、図12に示すように、スピーカユニット41と拡散部42との間の段差を利用してラップトップコンピュータ1000のディスプレイ1001の上縁に引っ掛けて使用することができる。
3.実施形態3
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態の更に別の一例を詳細に説明する。
3-1 構成
 実施形態3に係るスピーカシステム300は、図13および図14に示すように、筐体50と、筐体50の内部に挿入されたスピーカユニット60およびスペーサ20と、を備える。
 筐体50は、実施形態1のスピーカシステム100が備える筐体30と実質的な構成は同一であるが、図13に示すように、筺体30と比較して幅Wに対する長さLの割合が小さい。また、筺体50の一方の端面にはバスレフポート52が開口している。筺体50の上面は、スピーカグリル51Aが形成されたグリル面51とされている。筺体50におけるグリル面51と底面56との間の部分は、反射面53、54、55とされている。
 スピーカユニット60は、図14に示すように、矩形バット状に形成されたヨーク61と、ヨーク61の内側に縦に5列、横に3列に配列された永久磁石62と、ヨーク61の上面を覆うとともに中央部に開口部が形成された枠体63と、枠体63の状面に固定されるとともに永久磁石62に対応する位置にボイスコイル65が形成された振動板64と、を供える。ヨーク61の底面における永久磁石62の間の部分には背面音放射孔68が開いている。
 枠体63は弾性体から形成され、開口部の縁部には、周方向に連続したエッジ部66が形成されている。振動板66はエッジ部66に固定されている。振動板66の材質は、実施形態1のスピーカシステムの備えるスピーカユニット10の振動板1の材料として挙げたものが使用できる。
 永久磁石62は、本発明の第1の磁石および第2の磁石に対応し、隣り合う永久磁石62は、磁極面62Aの磁極が互いに逆になるように配設されている。永久磁石62の磁極面には非磁性のシート材67が貼着され、これにより、前記磁極と振動板64とが直接接触することが防止される。
 スピーカユニット60は、振動板64の側がグリル面51を向くように筺体50に収容されている。
 スペーサ20については実施形態1のところで述べたとおりである。但し、背面音反射面24は、スピーカユニット60における背面音放射孔68に対向する位置に設けられている。
3-2 作用
 ボイスコイル65に音声信号が入力されると、永久磁石62が形成する水平方向の磁束との間に前記磁束に直交する方向の力が生じ、振動板64が振動する。
 振動板64が振動すると、筺体50のスピーカグリル51Aから音声が放射されるとともに、ヨーク61の底面の背面音放射孔68から背面音が放射される。
 背面音放射孔68から放射された背面音は、実施形態1のところで説明したように、スペーサ20の背面音反射面24において筐体50の反射面53に向かって斜め上方に反射される。
 前記背面音は、次いで反射面53、54、55で反射されるとともに筺体50の内部に拡散され、背面音導入口27から低音ロード部23に導入される。
 低音ロード部23では、導入された背面音のうち、低音成分が共鳴する。これにより、低音成分が拡大する。低音ロード部23で共鳴した低音成分は、バスレフポート52から筐体50の外部に放射される。
 一方、背面音のうちの高音成分は、背面音反射面24、反射面53、54、55で反射、拡散されるうちに減衰する。
 実施形態3のスピーカシステム300においても、筐体50は、スピーカユニット60およびスペーサ20が収納できる大きさとすればよいから、スピーカシステム全体の薄型化、小型化が可能である。そして、前述のようにスピーカユニット60から放射される背面音は反射、拡散され、更に低音成分を低音ロード部23で共鳴させて増幅した後にバスレフポート52から外部に放射しているから、低音成分の篭りが防止される。これにより、高音領域だけでなく低音領域も良好に再生できる。
   1    振動板
   2    磁石
   3    ボイスコイル
   4    ヨーク
   9    背面音放射孔
  10    スピーカユニット
  10A  背面
  20    スペーサ
  21    上面
  23    低音ロード部
  24    背面音反射面
  27    背面音導入口
  30    筺体
  32    バフレスポート
  33、34、35    反射面
  40    筐体
  41    スピーカユニット取付部
  42    拡散部
  43    バスレフポート
  44    背面音反射面
  45    導音部材
  46    導音部材
  47    導音部材
  48    導音部材
  50    筐体
  52    バスレフポート
  53、54、55    反射面
  60    スピーカユニット
  61    ヨーク
  62    永久磁石
  62A  磁極面
  63    枠体
  64    振動板
  65    ボイスコイル
  66    エッジ部
  68    背面音放射孔
 100    スピーカシステム
 200    スピーカシステム
 300    スピーカシステム

Claims (5)

  1.  平面状の振動板と、外部から入力された音声信号によって前記振動板を振動させる振動板駆動手段と、前記振動板および振動板駆動手段を支持するフレームと、を有し、前記フレームにおける振動板が支持されている側とは反対側に、前記スピーカユニットの振動板が振動することにより前記スピーカユニットの背面側に放射される音である背面音を放射する背面音放射孔が開口しているスピーカユニットと、
     前記スピーカユニットを内部に収容するとともに、前記スピーカユニットにおける背面音放射孔から放射された背面音を側方に反射させる背面音反射面を有し、前記背面音反射面で側方に反射された背面音を外部に放射するための開口部であるバスレフポートが側壁に形成されている筐体と、
    を備えるスピーカシステム。
  2.  平面状の振動板と、外部から入力された音声信号によって前記振動板を振動させる振動板駆動手段と、前記振動板および振動板駆動手段を支持するフレームと、を有し、前記フレームにおける振動板が支持されている側とは反対側に、前記スピーカユニットの振動板が振動することにより前記スピーカユニットの背面側に放射される音である背面音を放射する背面音放射孔が開口しているスピーカユニットと、
     前記スピーカユニットにおける背面音放射孔が開口している側に隣接して設けられ、前記背面音放射孔から放射された背面音を側方に反射する背面音反射面と、前記背面音反射面で反射された背面音のうちの低音成分を共鳴させる低音ロード部と、前記背面音反射面で反射された背面音を前記低音ロードに導入する背面音導入孔と、が形成された背面音反射部材と、
     前記スピーカユニットと前記背面音反射部材とを内部に収容するとともに、前記低音ロード部に連通する開口部であるバスレフポートが側壁に形成されている筐体と、
    を備えるスピーカシステム。
  3.  背面音反射面は、前記筺体または背面音反射部材における背面音放射孔に対向する部分にのみ設けられている請求項1または2に記載のスピーカシステム。
  4.  前記スピーカユニットにおける振動板駆動手段は、
     N極が前記振動板の面に対して略平行になるように配置された第1の磁石と、
     S極が前記振動板の面に対して略並行であって、且つ前記第1の磁石のN極と同じ側を向くように、前記第1の磁石に近接または隣接して配置された第2の磁石と、
     前記振動板の前記第1の磁石のN磁に対応する部位に磁束が鎖交するように配置された第1のコイルと、
     前記振動板の前記第2の磁石のS磁に対応する部位に磁束が鎖交するように配置された第2のコイルと、
     前記第1の磁石と前記第2の磁石とが、前記振動板に相対する側とは反対側の磁極面において固定されるとともに、振動板がその周縁において、前記第1の磁石と前記第2の磁石に対向するように固定されているヨークと、
    を備え、
     前記背面音放射孔は、前記ヨークの底面に開口している請求項1~3のいずれか1項に記載のスピーカシステム。
  5.  前記筐体は、
     スピーカユニットが装着されるスピーカユニット取付部と、
     前記スピーカユニット取付部に連通するとともに、前記スピーカユニットからの背面音が拡散される拡散部と、
     前記拡散部に連通するとともに、バスレフポートが開口する共鳴部と、
     前記スピーカユニット取付部と前記拡散部との間に、前記スピーカユニットに相対するように形成され、前記スピーカユニットから放射された背面音を前記拡散部に向かって反射する背面音反射面と、
    を備える請求項1~4の何れか1項に記載のスピーカシステム。
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