JP3167758U - スピーカーボックス - Google Patents

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野田 昭一
昭一 野田
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野田 昭一
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Abstract

【課題】スピーカーボックスを小型化すると、低い周波数の再生が困難となり、音質が悪化してしまう。小型化しても、豊かな低音域と臨場感あふれる高音域の再生を可能とするスピーカーボックスを提供する。
【解決手段】スピーカーの背面から放射された音は、斜めに配置された区画部材18により反射されながら第1ダクトに導かれ、第1ダクトを通過する時に低音域が増強される。このダクトの出口には第1ダクト底板穴17aが配置されており、低音域は通過できるが音質を劣化させる中高音域はこの穴で減衰させられる。第1ダクト底板穴17aを通過した音は、裾拡がりに配置された区画部材18と後板12の間を通過する際に、更に低音域が増強される。増強された低音域の音は第2ダクト天板穴20aを通過する際に、低音域は通過できるが音質を劣化させる中高音域はこの穴で減衰させられる。更に第2ダクトを通過する時に低音域が増強される。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスレフ型構造を持つスピーカーボックスに関するものである。
スピーカーボックスの低音域の改善方法には、一般的にはバスレフ型、バックロードホーン型、共鳴管型等、様々な方式があるが、コンパクトで安価に製作できるバスレフ型が最も多く採用されている。
特開2002−291082 特開2007−166589 特開2007−235282
しかしスピーカーボックスをコンパクトにすると、スピーカーユニットの背面からの音の放射により、第1ダクト、第2ダクトから音質を悪化させる中高域の音が洩れ易くなり、この為に聴感上の音の質を劣化させる原因となる為に、通常では内部に吸音材を設けて、ダクトからの中高域の音の漏洩を防止している。この為に逆に聴感上の中高域の音が失われてしまう結果となり、それを補う為に中高域専用のスピーカーを増設して2スピーカーとなり、大幅なコストアップとなっている。
本発明により、スピーカーボックスをコンパクトにしても、第1ダクト、第2ダクトからの中高域の音漏れを最小限に留める事が可能となり、その結果吸音材が不要となり、スピーカー1個だけで、より豊かな低音の再生と澄み切った中高音の再生を可能とするスピーカーボックスを提供できる。
問題を解決するための手段
本発明のバスレフ型構造を持つスピーカーボックスはスピーカーユニットが取り付けられた第1室と、第1室内にある第1ダクトで繋がった第2室と、第2室に設けられた第2ダクトを介して外部にスピーカーの音が放射される様に構成する。
第1ダクトの音の入口がスピーカー取り付け部よりも上に設ける事を特徴としている。
更に第1ダクトの音の出口のサイズは、第1ダクトの断面積の半分以下として音の通過を制限する。
更に第2ダクトの音の入口のサイズは、第2ダクトの断面積の半分以下として音の通過を制限する。
第1室と第2室の区画部材は、第1ダクトの出口近辺から斜め下に第2ダクトの出口近辺に向かって裾拡がりになる様に配置されている事を特徴としている。
発明の効果
0007項により、スピーカーの音は第1室内で反射を繰り返して第1ダクトに進入する際に、反射する度に中高域の音が大幅に減衰する。この為に第1ダクトを通過する中高域の音漏れが減少し、音質の劣化を防ぐ事ができる。又、反射を繰り返す事で第1室内の内部圧力が高まり、結果第1ダクトへの音の進入速度が増加して、より豊かな低音域が得られる事となる。
0008項〜0009項により、第1および第2ダクトへの音の進入速度が増加するので、より豊かな低音域が得られる事となる。第1ダクト、第2ダクトともにヘルムホルツの共鳴器の原理から計算されたダクトの断面積とダクトの長さにて構成されており、第1ダクトでは100Hz前後で共鳴し、第2ダクトでは50Hz前後で共鳴するように寸法設定されている。つまりこの2つの低い周波数で共鳴が起こり豊かな低音域の再生が可能となる。
0010項により、音の入口から出口に向かって区画部材が斜めとなる裾広がりな形状により、低音域は更に増加させる事ができる。これは一般的にはエクスポネンシャルホーンと呼ばれる構造に近くなり、低音域増大には有効に機能する事は周知の事実となっている。
本発明に係る実施例の斜視図 本発明に係る実施例の側面図 本発明に係る実施例の斜視図
発明を実施する為の形態
図1はこの発明に係る実施例1の斜視図である。図2はそれの側面図である。
図1及び図2のスピーカーボックスは、前板11、後板12、天板13、底板14、左板15、右板16で形成された箱の形状をしている。
スピーカーユニットから背面へ放射された音は区画部材18と第1ダクト底板17の囲まれた第1室内で反射しながら第1ダクトに進入していく。この反射により第1室内の音圧が増大されて第1ダクトに進入する結果、低音域の増大がより高められる。
又、反射時に中高音は木の壁に吸収されて減衰する為に、音質を劣化させる中高音が第1ダクトに進入するのを軽減できる事になる。
天板13の直下に一定の空間を持たせて第1ダクト底板17が付設され、左板15と右板16とで四角ダクトを構成している。スピーカーユニットの背面から放射された音は、このダクトを通過する事により、低音域が増大される事になる。更に第1ダクト底板17は後板12に密着しており、音は第1ダクト底板穴17aにより通過する時に制限を受ける。比較的低音域はこの制限を受けずらく、中高音域は大幅に制限を受ける為に、この第1ダクト底板穴17aの小穴は音質を劣化させる中高音域を減衰する事ができる。
第1ダクト底板穴17aから放射された音は、裾拡がりに配置された区画部材18に導かれ、第2室24に進入する。区画部材は裾拡がりの為にここでも低音域の増大がはかれる。
低音域が増大された音は、更に、第2ダクト天板20に設けられた第2ダクト天板穴20aの小穴により、制限を受ける。比較的低音域はこの制限を受けずらく、中高音域は大幅に制限を受ける為に、この第2ダクト天板穴20aの小穴は音質を悪化させる中高音域を減衰する事ができる。中高音に制限を受けた音は第2ダクト22により低音域のみが増大されて外部に放出される。音質を悪化させる中高音は第2ダクトから外部に洩れる事が無くなる為に、再生される音は非常にクリアで臨場感あふれる音となり、かつ量感豊かな低音域の再生も可能となる。
0015〜0020項は一例を示しており、それぞれを単独で構成しても、組み合わせで構成しても本発明の一つとみなす。
第1ダクト及び第2ダクトは四角ダクトで説明しているが、丸型ダクトに置き換えても本発明の効果が得られる。
0019項の裾拡がりに配置された区画部材18は、図3のように水平に配置された区画部材18aと垂直に配置された区画部材18bとで構成されても同様の効果が得られる。
11 前板
12 後板
13 天板
14 底板
15 左板
16 右板
17 第1ダクト底板
17a 第1ダクト底板穴
18 区画部材
18a 水平区画部材
18b 垂直区画部材
19 スピーカー取付穴
20 第2ダクト天板
20a 第2ダクト天板穴
21 第1ダクト
22 第2ダクト
23 第1室
24 第2室

Claims (5)

  1. バスレフ構造を持つスピーカーボックスにおいて、スピーカーを取り付ける第1室と、第1室に設けられた第1ダクトを介して繋がった第2室を形成し、第2室に設けられた第2ダクトを介して外部にスピーカーの音が放射されるように形成されたスピーカーボックス。
  2. 第1ダクトの音の入口がスピーカー取り付け部よりも上に設けられた事を特徴とするスピーカーボックス。
  3. 第1室と第2室の区画部材が斜めに取り付けられた事を特徴とするスピーカーボックス。
  4. 第1ダクトの音の出口のサイズは、第1ダクトの断面積の半分以下まで小さくして、音の通過を制限しているスピーカーボックス。
  5. 第2ダクトの音の入口のサイズは、第2ダクトの断面積の半分以下まで小さくして、音の通過を制限しているスピーカーボックス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005321A1 (ja) * 2011-07-06 2013-01-10 株式会社エフ・ピー・エス スピーカシステム
JPWO2013005321A1 (ja) * 2011-07-06 2015-02-23 株式会社エフ・ピー・エス スピーカシステム

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