JP3196822U - スピーカーボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化しても安価な方法で、豊かな低音域の再生を可能とするスピーカーボックスを提供する。【解決手段】スピーカーユニットの背面から放射された音は、第1室15を通り第1ダクト19に導かれ、第1ダクト19を音が通過する時にダクトの断面積と長さに応じた周波数が共振を起こして低音域が増大される。第1ダクト出口20から放射された音は、第2室分室穴22を通り第2室分室23を一周して再び第2室分室穴22から第2室27に進入する。第2室分室23を追加したこの構造が従来と大きく違う所になる。第2室27を一周した音は第2ダクト入口24を通り第2ダクト26に進入する。第2ダクト26を音が通過する時にダクトの断面積と長さに応じた周波数が共振を起こして、低音域のみが再度増大され第2ダクト出口28からスピーカーの外に音が放出される。【選択図】図1
Description
本考案は、ダブルバスレフ型のスピーカーボックスに関するものである。
従来のダブルバスレフ型の代表的な構造を図2に示す。スピーカーユニットから背面へ放射された音は第1ダクト19を通過する時に低音域のみが増大され、更に第2ダクト26を通過する時にも低音域のみが再度増大され第2ダクト出口28からスピーカーの外に音が放出される。
スピーカーを小型サイズにする要望は強くあり、図2の一般的な構造で小型サイズにすると内容積不足によりダブルバスレフとして機能しなくなり豊かな低音の再生が出来なくなる。小型サイズであっても豊かな低音の再生ができる新構造のスピーカーが課題となっている。
本考案の小型ダブルバスレフ型構造を持つスピーカーボックスはスピーカーユニットが取り付けられた「第1室15」と、第1室内にある「第1ダクト19」で繋がった「第2室27」と、第2室内と穴で繋がった「第2室分室23」と、第2室内に設けられた「第2ダクト26」を介してスピーカーユニットの音が外部に放射される様に構成する。従来と比べると音の通る経路の長さが十分長くなる事を特徴としている。
更に第1ダクト出口20と第2ダクト入口24を近接させてその間に区画部材c21を設ける事を特徴としている。
更に第2ダクト入口24の隙間は、第2ダクトの断面積の半分以下として音の通過を制限する。
一般的な小型ダブルバスレフ型は内容積が小さい為に空気の振動、伝達の制動が大きくなり低音域の改善は微小となる。しかし本考案による小型ダブルバスレフ型では60Hzの低域までほぼ音圧レベルが落ちない周波数特性が得られた。ここで同じサイズで作製した小型ダブルバスレフ型の「図2の一般的な場合」と「図1の本考案の場合」の音圧レベルを実測した時の周波数特性を示す。グラフは中高音を削除して低音部のみ抜粋して表示している。
グラフ1の「図2の一般的な低域周波数特性」を見ると60Hzでは基準レベルより約19dBダウンとなり、グラフ2の本考案では60Hzでは約2dBダウンとなった。従って図1の本考案により約17dBも周波数特性が改善される事になる。図1の本考案の場合は60Hzまでほぼフラットとなる非常に優秀な周波数特性が得られた。これにより実際の聴感上でも今迄に聞いた事が無いような重厚な重低音の量感が得られる事が可能となった。
グラフ1の「図2の一般的な低域周波数特性」を見ると60Hzでは基準レベルより約19dBダウンとなり、グラフ2の本考案では60Hzでは約2dBダウンとなった。従って図1の本考案により約17dBも周波数特性が改善される事になる。図1の本考案の場合は60Hzまでほぼフラットとなる非常に優秀な周波数特性が得られた。これにより実際の聴感上でも今迄に聞いた事が無いような重厚な重低音の量感が得られる事が可能となった。
更に図1の本考案の場合は簡単な構造なので図2の従来と比較して大幅なコストアップ無しで大幅に低音増強が可能となる。コストの面で非常に有利となる。
更に0008項に示す「音の通過を制限する」事により第2ダクト26に進入しようとする中高域成分の音を大幅に減衰させる事が出来る。この中高域成分が多いと音質を悪化させる原因となる。従ってこれにより音質向上が図れる。
図1はこの考案に係る実施例の側面図である。
図1のスピーカーボックスは、前板11、天板12、後板13、底板14で形成された箱の形状をしている。
スピーカーユニットから背面へ放射された音は第1室15で反射しながら第1ダクト19に進入していく。第1ダクト19を音が通過する時にダクトの断面積と長さに応じた周波数が共振を起こして、低音域のみが増大される事になる。
第1ダクト出口20から放射された音は、第2室分室穴22を通り第2室分室23を一周して再び第2室分室穴22から第2室27に進入する。
第2室27を一周した音は第2ダクト入口24を通り第2ダクト26に進入する。第2ダクト26を音が通過する時にダクトの断面積と長さに応じた周波数が共振を起こして、低音域のみが再度増大され第2ダクト出口28からスピーカーの外に音が放出される事になる。
11前板
12天板
13後板
14底板
15第1室
16スピーカーユニット取付穴
17区画部材a
18区画部材b
19第1ダクト
20第1ダクト出口
21区画部材c
22第2室分室穴
23第2室分室
24第2ダクト入口
25区画部材d
26第2ダクト
27第2室
28第2ダクト出口
12天板
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16スピーカーユニット取付穴
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19第1ダクト
20第1ダクト出口
21区画部材c
22第2室分室穴
23第2室分室
24第2ダクト入口
25区画部材d
26第2ダクト
27第2室
28第2ダクト出口
Claims (3)
- ダブルバスレフ型のスピーカーボックスにおいて、スピーカーを取り付ける第1室15と、第1室15に設けられた第1ダクト19を介して繋がった第2室27を形成し、第2室27に設けられた第2ダクト26を介して外部にスピーカーの音が放射されるように形成されたスピーカーボックス。
- 第2室27と隣り合わせの新たな部屋である第2室分室23を設けて、お互いは第2室分室穴22を介して空気の流通をするようにした事を特徴とする請求項1記載のスピーカーボックス。
- 第1ダクト出口20と第2ダクト入口24を近接させ、この2つの空間に区画部材c21を設ける事を特徴とする請求項1記載のスピーカーボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006533U JP3196822U (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | スピーカーボックス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014006533U JP3196822U (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | スピーカーボックス |
Publications (1)
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JP3196822U true JP3196822U (ja) | 2015-04-09 |
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Family Applications (1)
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JP2014006533U Expired - Fee Related JP3196822U (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | スピーカーボックス |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019140668A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America | スピーカシステム |
JP7459325B2 (ja) | 2018-02-07 | 2024-04-01 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ | スピーカシステム |
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