JPWO2008012882A1 - 音声出力装置および音響機器収容装置 - Google Patents
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Abstract
音声出力装置100は、音声を出力するスピーカー(101)と、スピーカー(101)に対向配置されて、一端側が他端側よりもスピーカー(101)から離間する方向に湾曲する曲面部材(102)と、を備える。音響機器収容装置(200)は、スピーカー(101)および曲面部材(102)間の距離が一端側よりも離間する他端側を受聴対象側にして配置される音声出力装置(100)と、音声出力装置(100)が出力する音声に関する音声信号を音声出力装置(100)に出力する制御装置を収容する収容部材(201)と、を備える。音声出力装置(100)や音響機器収容装置(200)が受聴者に対して与える機械的な印象を低減し、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
Description
この発明は、音声を出力する音声出力装置、および、当該音声出力装置を含む音響機器を収容する音響機器収容装置に関する。ただし、この発明の利用は、前述の音声出力装置および音響機器収容装置に限るものではない。
従来、アンプで増幅した音声信号に基づいてスピーカーコーンやバッフル板を振動させることで音声を出力する音声出力装置があった。このような音声出力装置は、一般的に、音声出力装置において音声出力源となるスピーカーコーンやバッフル板などを受聴対象側に向けた状態で配置されていた。
また、従来、このような音声出力装置を複数台用いて、室内の複数箇所に配置した各音声出力装置から出力する音声や当該音声の出力タイミングを調整することで、サラウンド効果を得るなど、受聴者にとって良好な音場を形成するようにしていた。また、従来、良好な音場を形成する技術として、たとえば、特許文献1〜3に記載された技術がある。
しかしながら、上述したように、従来の音声出力装置では、スピーカーコーンやバッフル板などが受聴対象側に露出した状態で配置されているため、見る者に無機質な印象を与え、周囲の家具などとの調和がとれずに室内のインテリア性を損なう懸念があるという問題が一例として挙げられる。一方で、音声出力装置を受聴者から見えない位置に配置した場合、出力される音声がこもるなどして音質が低下するという問題が一例として挙げられる。このような問題は、上述した特許文献1に記載された技術でも同様であった。
また、上述した従来の技術のうち、特許文献2,3に記載された技術では、たとえば、室内のソファ付近などのように、特定の場所において最適となる音場が形成されるため、当該特定の場所以外では必ずしも良好な音場が形成されるわけではないという問題が一例として挙げられる。
請求項1の発明にかかる音声出力装置は、音声を出力するスピーカーと、前記スピーカーに対向配置されて、一端側が他端側よりも前記スピーカーから離間する方向に湾曲する曲面部材と、を備えることを特徴とする。
請求項11の発明にかかる音響機器収容装置は、スピーカーおよび曲面部材間の距離が一端側よりも離間する他端側を受聴対象側にして配置される請求項1に記載の音声出力装置と、前記音声出力装置が出力する音声に関する音声信号を前記音声出力装置に出力する制御装置を収容する収容部材と、を備えることを特徴とする。
100 音声出力装置
101 スピーカー
102 曲面部材
103 低音スピーカー
104 中高音スピーカー
105 平面部
106 曲面部
101 スピーカー
102 曲面部材
103 低音スピーカー
104 中高音スピーカー
105 平面部
106 曲面部
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる音声出力装置および音響機器収容装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態の音声出力装置を示す正面図である。図1に示したように、実施の形態の音声出力装置100は、音声を出力するスピーカー101と、曲面部材102と、を備えている。スピーカー101は、低音域の音声を出力する低音スピーカー103と、中音域および高音域の音声を出力する中高音スピーカー104と、を備えている。中高音スピーカー104は、低音スピーカー103よりも受聴対象側に配置されている。
曲面部材102は、スピーカー101に対向配置されており、一端側が他端側よりもスピーカー101から離間する方向に湾曲した形状を有している。曲面部材102は、受聴対象側ほどスピーカー101から離間するように湾曲している。曲面部材102は、低音スピーカー103に正対する平面部105と中高音スピーカー104に対向する位置で湾曲する曲面部106とを備えている。曲面部材102は、2次曲面であってもよいし、3次曲面であってもよい。
音声出力装置100において、図1中紙面手前側(中高音スピーカー104を間にして低音スピーカー103とは反対側)となる位置は、スピーカー101と曲面部材102との間の空間を音声出力装置100の外部に開放する開口部とされている。この開口部とスピーカー101と曲面部材102とによって、スピーカー101と曲面部材102との間にはホーン型の空間が形成されている。
また、音声出力装置100において、図1中紙面上側となる位置は、スピーカー101と曲面部材102との間の空間を音声出力装置100の外部に開放する開口部とされている。また、音声出力装置100において、図1中紙面奥側(低音スピーカー103を間にして中高音スピーカー104とは反対側)は、スピーカー101と曲面部材102との間の空間を音声出力装置100の外部に開放する開口部とされている。
図示を省略するが、音声出力装置100において、スピーカー101を支持する底板107には、底板107の板厚方向に底板107を貫通する開口部が設けられている。底板107に設けられた開口部によって、低音スピーカー103の少なくとも一部は、音声出力装置100の外部に開放されている。
図2は、この発明の実施の形態にかかる音響機器収容装置の一例を示す正面図である。図2に示したように、この発明の実施の形態にかかる音響機器収容装置200は、上述した音声出力装置100と、収容部材201と、を備えている。図示を省略するが、収容部材201は、音声出力装置100が出力する音声に関する音声信号を音声出力装置100に出力する制御装置を収容する収容空間を備えている。
収容部材201は、収容空間の内部と外部とを区切る扉部材202を備えている。扉部材202は、たとえば、利用者が手動で開閉するタイプであってもよいし、リモートコントローラから出力された開閉制御信号に応じて電動で開閉するタイプであってもよい。また、扉部材202の開閉方式は、たとえば、引き分け式、観音開き方式、フラップ方式など各種の方式を用いることができる。
音声出力装置100は、収容部材201を間にして収容部材201の両側方に配置されている。音響機器収容装置200は、音声出力装置100におけるスピーカー101および曲面部材102間の距離が大きい方の側を受聴対象側に向けた状態で、室内などに設置される。
音声出力装置100は、制御装置から音声出力装置100に出力された制御信号に応じて、スピーカー101から音声を出力する。スピーカー101が音声を出力すると、一部の音声はスピーカー101から直接受聴者側に伝播し、別の一部の音声は曲面部材102によって反射されてから受聴者側に伝播する。曲面部材102によって反射される音声のうち、中高音スピーカー104から出力された音声(中高音域の音声)は、曲面部106によって反射されることによって多方向に伝播する。低音スピーカー103から出力された音声(低音域の音声)は、スピーカー101と曲面部材102との間に形成されたホーン型の空間によって増幅されて、図1中紙面手前側の開口部から音声出力装置100の外部に出力される。
上述したように、実施の形態の音声出力装置100によれば、スピーカー101から直接出力された音声と、スピーカー101から出力されて曲面部材102によって多方向に反射されることで広範囲に拡散された音声と、が受聴者側に伝播するので、受聴場所を限定することなく広範囲に亘って良好な音場を形成することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、曲面部材102の存在によってスピーカー101を外部から見えにくくすることができるので、音声出力装置100が受聴者に対して与える機械的な印象を低減し、音声出力装置100を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、低音スピーカー103に正対する平面部105によって低音域の音声を増幅し、中高音スピーカー104によって中高音域の音声を多方向に反射することで、高音域の音声を広範囲に伝播させることができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、出力方向によって受聴時の音質に影響を与える中高音域の音声の出力を妨げることなく、高音域の音声を広範囲に伝播させることができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、中高音域の音声を、音声出力装置100の内部でこもらせることなく、図1中紙面手前側や上側に設けられた開口部を介して音声出力装置100の外部に出力することができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、低音スピーカー103から出力された低音域の音声をこもらせることなく、図1中紙面奥側に設けられた開口部を介して音声出力装置100の外部に出力することができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、低音スピーカー103から直接出力された低音域の音声と、低音スピーカー103から出力された後に底板107に設けられた開口部を介して床などで反射された低音域の音声と、を受聴者側に伝播させることで、低音域の音声に広がりを持たせることができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、曲面部106が反射した音声が受聴対象側に優先的に伝播するので、受聴場所を限定することのない広範囲に亘る高音域の音声に関する良好な音場を受聴者を優先して形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音声出力装置100によれば、曲面部材102における曲面部106を2次曲面とすることで、曲面部材102を容易に製造することができるので、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる音声出力装置100の製造の容易化を図ることができる。
また、実施の形態の音声出力装置100では、曲面部材102における曲面部106を2次曲面としたがこれに限るものではない。曲面部材102における曲面部106は、3次曲面であってもよい。曲面部材102における曲面部106を3次曲面とすることで、受聴場所を限定することのない良好な音場を一層広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施の形態の音響機器収容装置200によれば、収容部材201内に制御装置を収容し、スピーカー101を外部から見えにくい状態で配置することで、音響機器収容装置200が受聴者に対して与える機械的な印象を低減し、音響機器収容装置200を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
また、実施の形態の音響機器収容装置200によれば、制御装置と音声出力装置100とをユニット化して配置することができるので、制御装置と音声出力装置100との統一感を持たせ、音響機器収容装置200を一つの家具として扱うことができる。これによって、制御装置や音声出力装置100が受聴者に対して与える機械的な印象を一層低減し、音響機器収容装置200を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
また、実施の形態の音響機器収容装置200によれば、収容部材201を間にして収容部材201の両側方に音声出力装置100を配置することで、制御装置と音声出力装置100とをユニット化することによる取り扱いの容易性を維持したまま、広範囲に亘って良好な音場を形成することができる。これによって、受聴者は、受聴場所を限定されることなく一層広範囲に亘って品質の高い音声を受聴することができる。
つぎに、上述した実施の形態の実施例について説明する。以下に説明する実施例は、上述した実施の形態の音声出力装置および音響機器収容装置をステレオ装置に適用した例である。
(実施例1)
図3は、実施例1のステレオ装置を示す斜視図である。図3に示したように、実施例1のステレオ装置300は、たとえば、室内の壁301などに沿って設置して使用する。以降、ステレオ装置300において壁301に対向する側を背面側とし、壁とは反対(受聴対象)側を正面側として説明する。
図3は、実施例1のステレオ装置を示す斜視図である。図3に示したように、実施例1のステレオ装置300は、たとえば、室内の壁301などに沿って設置して使用する。以降、ステレオ装置300において壁301に対向する側を背面側とし、壁とは反対(受聴対象)側を正面側として説明する。
図4は、実施例1のステレオ装置を示す正面図(その1)である。図4に示したように、実施例1のステレオ装置300は、収容部材401と音声出力装置402とを備えている。収容部材401は、ステレオ装置300の中央部分に設けられている。図示を省略するが、収容部材401は、音声出力装置402が備えるスピーカー(図5および図6中符号501を参照)に音声信号を出力する制御装置が載置される収容棚を備えている。
ステレオ装置300において収容棚の正面側には、引き分け式の一対の扉403が設けられている。扉403は、収容棚と外部とを仕切る位置(閉位置)と、収容棚を外部に開放する位置(開位置)との間でスライド自在に設けられている。図示を省略するが、収容棚はリニアモータが設けられており、扉403はリニアモータによって駆動されて、閉位置と開位置との間をスライドする。
リニアモータは、扉403ごとに設けられており、これによって扉403はそれぞれ独立して開位置から閉位置あるいは閉位置から開位置に向かってスライドする。収容棚に収容された制御装置や扉403の開閉は、上述したリモートコントローラなどを用いて動作させることができる。
音声出力装置402は、収容部材401を間にしてステレオ装置300の両側方に設けられている。収容部材401および音声出力装置402は、ステレオ装置300の下部に設けられた底板404によって支持されている。収容部材401および音声出力装置402の上側には、天板405が設けられている。底板404および天板405は、それぞれ一部材であってもよいし、収容部材401や音声出力装置402ごとに分割されていてもよい。
図5は音声出力装置402を示す斜視図であり、図6は天板405を取り外した状態の音声出力装置402を示す斜視図である。図7は、音声出力装置402を示す断面図である。図7には、音声出力装置402を水平方向に切断した断面図が示されている。ステレオ装置300の両側方に設けられた音声出力装置402はいずれも同様の構造であるため、実施例1では、図4中向かって収容部材401の左側に設けられた音声出力装置402について説明する。
図5〜図7から分かるように、音声出力装置402は、スピーカー501と、スピーカー501に対向配置された曲面部材としてのリフレクタ板502と、を備えている。スピーカー501とリフレクタ板502との間には、底板404,天板405,スピーカー501およびリフレクタ板502によってホーン形状の空間503が形成されている。スピーカー501は、低音域の音声を出力する低音スピーカーとしてのウーファー504と、中音域および高音域の音声を出力する中高音スピーカーとしての同軸ミッド・ツィーター505と、を備えている。
音声出力装置402は、収容部材401を間にして、各音声出力装置402のバッフル面(図7中符号701を参照)を対向させる方向に配置されている。これにより、音声出力装置402におけるウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505は、ステレオ装置300の正面側ではなく、横向きに配置されている。同軸ミッド・ツィーター505は、ウーファー504よりも受聴対象側(正面側)に配置されている。また、同軸ミッド・ツィーター505は、ウーファー504よりも天地方向天側に配置されている。
公知の技術であるため詳細な図示および説明は省略するが、ウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505は、それぞれ、ボイスコイルと、コイルの周囲に設けられた磁石と、ボイスコイルに取り付けられたスピーカーコーン(図7中符号704,705を参照)と、を備えている。ウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505においては、それぞれ、磁石によってボイスコイル周辺に作られる磁場がボイスコイルを流れる電流をボイスコイルの巻き方向に対して左右方向に動かすことによる振動をスピーカーコーンに伝え、スピーカーコーンの振動によって空気を振動させることによって音声を出力する。
図7に示したように、リフレクタ板502は、スピーカー501のバッフル面701に対向する位置に設けられている。リフレクタ板502は、背面側と比較して正面側ほどスピーカー501から離間するように湾曲した形状を有している。リフレクタ板502は、ウーファー504に正対する平面部702と、同軸ミッド・ツィーター505に対向する位置で湾曲する曲面部703と、を備えている。
実施例1の曲面部703は、ウーファー504のスピーカーコーン704の中心部分から湾曲を開始し、正面側ほどスピーカー501から離間するように湾曲している。曲面部703の曲率は、ウーファー504のスピーカーコーン704や同軸ミッド・ツィーター505のスピーカーコーン705のサイズなどに応じて適宜設定することができる。
同軸ミッド・ツィーター505を間にしてウーファー504とは反対側(図5中紙面手前側)には、底板404,天板405,スピーカー501,およびリフレクタ板502によって開口部506が形成されている。開口部506は、スピーカー501とリフレクタ板502との間のホーン形状の空間503を装置外部に開放する。
また、ウーファー504を間にして同軸ミッド・ツィーター505とは反対側(図5中紙面奥側)には、底板404,天板405,スピーカー501,およびリフレクタ板502によって開口部507が形成されている。開口部507は、スピーカー501とリフレクタ板502との間のホーン形状の空間503を装置外部に開放する。
天板405には、スピーカー501とリフレクタ板502との間のホーン形状の空間503を音声出力装置402の外部に開放する開口部508が設けられている。底板404には、底板404の板圧方向に底板404を貫通する下部ダクト706が設けられている。下部ダクト706は、ウーファー504の少なくとも一部を音声出力装置402の外部に開放する開口部を実現する。
図8および図9は、音声出力装置402が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図((その1)および(その2))である。図8には、図6に示した状態の音声出力装置402において、ウーファー504が出力した音声の伝播の様子が示されている。図9には、図5に示した状態の音声出力装置402において、ウーファー504が出力した音声の伝播の様子が示されている。つぎに、図8および図9を用いて、ウーファー504が出力した音声の伝播の様子について説明する。
図8に示したように、ウーファー504が出力した音声は、上述したホーン形状の空間503によって増幅される(矢印Aを参照)。開口部506を介して音声出力装置402の外部に出力される(図9中矢印Aを参照)。音声出力装置402が出力した音声を受聴する受聴者には、増幅された音声が伝播する。これによって、受聴者は、ウーファー504が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも、大きく迫力のある音声を受聴することができる。
より詳細には、図9に示したように、ウーファー504が出力した音声は、ホーン形状の空間503によって増幅された状態で、開口部508から音声出力装置402の外部に出力される。開口部508から音声出力装置402の外部に出力された音声は、受聴者の上側から受聴者に伝播する(矢印Bを参照)。これによって、受聴者は、ウーファー504が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも広がりのある音声を受聴することができる。
また、ウーファー504が出力した音声は、底板404に設けられた下部ダクト706から音声出力装置402の外部へ出力された後、床面によって反射される。床面によって反射された音声は、受聴者の下側から受聴者に伝播する。これによって、受聴者は、ウーファー504が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも一層広がりのある音声を受聴することができる。
また、ウーファー504を間にして同軸ミッド・ツィーター505とは反対側には開口部507が形成されているため、ウーファー504が出力した音声は開口部506,507,508から音声出力装置402の外部に出力されることとなる(矢印A〜Cを参照)。これによって、ウーファー504が出力した音声をこもらせることなく音声出力装置402の外部に出力することができるので、受聴者は、クリアな音声を受聴することができる。
図10および図11は、音声出力装置402が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図((その3)および(その4))である。図10には、図6に示した状態の音声出力装置402において、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の伝播の様子が示されている。図11には、図5に示した状態の音声出力装置402において、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の伝播の様子が示されている。つぎに、図10および図11を用いて、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の伝播の様子について説明する。
図10および図11に示したように、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声は、同軸ミッド・ツィーター505から直接、あるいは、リフレクタ板502の曲面部703によって反射されてから、開口部506,507,508を介して音声出力装置501の外部に出力される(矢印a〜fを参照)。
同軸ミッド・ツィーター505から音声出力装置402の外部に出力される音声の出力方向は、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声が曲面部703において反射される位置によって異なる。具体的に、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声は、同軸ミッド・ツィーター505から放射状に広がった状態で曲面部703に到達するので、曲面部703に対する入射角度が異なる。曲面部703からの反射角度は入射角度に応じて異なるので、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声を多方向に反射することができる(図10中矢印a〜cを参照)。
さらに、入射した位置がスピーカー501のバッフル面701に対して湾曲しているため、スピーカー501とリフレクタ板502との対向方向に対する角度が同じであっても、同軸ミッド・ツィーター505の中心部に対して背面側に出力された音声であるか正面側に出力された音声であるかに応じて、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の反射角度が異なる。このため、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声を多方向に反射することができる(図11中矢印d〜fを参照)。
リフレクタ板502によって多方向に反射された音声は、受聴者に対して多方向から伝播する。これによって、受聴者は、同軸ミッド・ツィーター505から直接出力された音声と、同軸ミッド・ツィーター505から出力されてリフレクタ板502によって多方向に反射されることで広範囲に拡散された音声とを受聴することになるので、同軸ミッド・ツィーター505が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも広がりのある音声を受聴することができる。
また、同軸ミッド・ツィーター505からリフレクタ板502に入射した音声のうち、天地方向天側に向かって反射した音声は、開口部508から音声出力装置402の外部に出力される。開口部508から音声出力装置402の外部に出力された音声は、受聴者の上側から受聴者に伝播する。これによって、受聴者は、同軸ミッド・ツィーター505が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも一層広がりのある音声を受聴することができる。
また、同軸ミッド・ツィーター505からリフレクタ板502に入射した音声のうち、天地方向地側に向かって反射した音声は、底板404によって天側に反射されて、開口部506,開口部507,あるいは開口部508から音声出力装置402の外部に出力される。これによって、受聴者は、同軸ミッド・ツィーター505が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも一層広がりのある音声を受聴することができる。
図12は、ステレオ装置300を示す正面図(その2)である。図12に示したように、ステレオ装置300においては、開口部506を覆うグリルネット1201を設けることも可能である。グリルネット1201を取り付けることにより、音声出力装置402が与える機械的な印象を低減する効果が期待できる。
ここで、図13は、比較用のステレオ装置を示す正面図である。図13に示したように、比較用のステレオ装置1300においては、ステレオ装置300が備えるスピーカー501と同じスピーカー501が、ウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505が正面を向くようにして配置されている。図13中符号1301は、スピーカー501を覆うように設けられたグリルネットである。
図12および図13から分かるように、実施例1のステレオ装置300は、比較用のステレオ装置1300と比較して、ステレオ装置300の正面から見た状態で音声を出力するための機構のうち外部から視認できる機構を少なくすることができる。これによって、ステレオ装置300が受聴者に対して与える機械的な印象を低減することができる。
また、実施例1のステレオ装置300においては、スピーカー501が横向きに配置されているので、ステレオ装置300が受聴者に対して与える機械的な印象を一層低減することができる。そして、ステレオ装置300が受聴者に与える機械的な印象を低減することで、ステレオ装置300のインテリア性を向上させ、一般的な家具と同調させることが可能になる。
上述したように、実施例1のステレオ装置300によれば、伝播させる音声の音域に応じて、低音域の音声は増幅し、中高音域の音声は拡散させることで、高音域の音声を広範囲に伝播させることができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、ステレオ装置300の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施例1のステレオ装置300によれば、開口部506,507,508を設けることで、スピーカー501から出力された音声をこもらせることなく受聴者に伝播させることができるので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、ステレオ装置300の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施例1のステレオ装置300によれば、曲面部703が反射した音声が受聴対象側に優先的に伝播するので、室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、ステレオ装置300の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質かつ高音域の音声を受聴することができる。
また、実施例1のステレオ装置300によれば、リフレクタ板502における曲面部703を2次曲面とすることで、リフレクタ板502を容易に製造することができる。これによって、受聴場所を限定することなく広範囲に亘って良好な音場を形成することができるステレオ装置300を、製造コストの増加を抑えて製造することができる。
また、実施例1のステレオ装置300によれば、音声出力装置402におけるスピーカー501を外部から見えにくくすることで、ステレオ装置300が受聴者に対して与える機械的な印象を低減し、ステレオ装置300を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
また、実施例1のステレオ装置300によれば、制御装置と音声出力装置402とをユニット化して配置することができるので、制御装置と音声出力装置402との統一感を持たせ、ステレオ装置300を一つの家具として扱うことができる。これによって、制御装置や音声出力装置402が受聴者に対して与える機械的な印象を一層低減し、ステレオ装置300を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。
(実施例2)
図14は、実施例2のステレオ装置が備える音声出力装置を示す正面図である。つぎに、上述した実施の形態の実施例2について説明する。実施例2においては、上述した実施例1と同一部分は同一符号で示し説明を省略する。図14に示したように、実施例2のステレオ装置1400が備える音声出力装置1401は、バッフル面1402を天地方向天側に向けて配置されたウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505を備えている。
図14は、実施例2のステレオ装置が備える音声出力装置を示す正面図である。つぎに、上述した実施の形態の実施例2について説明する。実施例2においては、上述した実施例1と同一部分は同一符号で示し説明を省略する。図14に示したように、実施例2のステレオ装置1400が備える音声出力装置1401は、バッフル面1402を天地方向天側に向けて配置されたウーファー504および同軸ミッド・ツィーター505を備えている。
同軸ミッド・ツィーター505は、ウーファー504よりもステレオ装置1400の正面側であって、音声出力装置1401および収容部材401の配列方向においてウーファー504よりもステレオ装置1400の端側となる位置に設けられている。同軸ミッド・ツィーター505に対して、図14中天地方向天側から対向する位置には、曲面部材としてのリフレクタ板1403が設けられている。
リフレクタ板1403は、ステレオ装置1400の正面側程同軸ミッド・ツィーター505から離間するように湾曲する曲面部1404を備えている。曲面部1404は、さらに、音声出力装置1401および収容部材401の配列方向において端側よりもウーファー504側程同軸ミッド・ツィーター505から離間するように湾曲している。すなわち、実施例2のリフレクタ板1403が備える曲面部1404は、3次曲面形状を有している。底板404と天板405との間の空間1405は、図14中紙面表裏方向に貫通している。
図15および図16は、音声出力装置1401が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図((その5)および(その6))である。図15および図16には、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の伝播の様子が示されている。つぎに、図15および図16を用いて、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の伝播の様子について説明する。図15および図16に示したように、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声は、同軸ミッド・ツィーター505から直接、あるいは、リフレクタ板1403の曲面部1404によって反射されてから音声出力装置1401の外部に出力される。
同軸ミッド・ツィーター505から音声出力装置1401の外部に出力される音声の出力方向は、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声が曲面部1404において反射される位置によって異なる。具体的に、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声は、同軸ミッド・ツィーターから放射状に広がった状態で曲面部1404に到達するので、曲面部1404に対する入射角度が異なる。曲面部1404からの反射角度は入射角度に応じて異なるので、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声を多方向に反射することができる。
さらに、入射した位置がバッフル面1402に対して湾曲しているため、スピーカー501とリフレクタ板1403との対向方向に対する角度が同じであっても、同軸ミッド・ツィーター505の中心部に対して背面側に出力された音声であるか正面側に出力された音声であるかに応じて、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声の反射角度が異なる。このため、同軸ミッド・ツィーター505が出力した音声を多方向に反射することができる。
リフレクタ板1403によって多方向に反射された音声は、受聴者に対して多方向から伝播する。これによって、受聴者は、同軸ミッド・ツィーター505から直接出力された音声と、同軸ミッド・ツィーター505から出力されてリフレクタ板1403によって多方向に反射されることで広範囲に拡散された音声とを受聴することになるので、同軸ミッド・ツィーター505が正面側に向けて配置された状態で出力した音声よりも広がりのある音声を受聴することができる。
上述したように、リフレクタ板1403における曲面部1404を3次曲面とすることで、2次曲面と比較して一層広範囲に亘って良好な音場を形成することができるので、ステレオ装置1400が受聴者に対して与える機械的な印象を低減し、ステレオ装置1400を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、ステレオ装置1400の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質の音声を受聴することができる。
以上説明したように、実施の形態の音声出力装置100によれば、音声出力装置100を設置することによって室内のインテリア性を低下させることなく、受聴場所を限定することのない良好な音場を広範囲に亘って形成することができる。これによって、受聴者は、音声出力装置100の存在を意識することなく、室内の任意の場所で高品質の音声を受聴することができる。
【0002】
でも同様であった。
[0006]
また、上述した従来の技術のうち、特許文献2,3に記載された技術では、たとえば、室内のソファ付近などのように、特定の場所において最適となる音場が形成されるため、当該特定の場所以外では必ずしも良好な音場が形成されるわけではないという問題が一例として挙げられる。
課題を解決するための手段
[0007]
請求項1の発明にかかる音声出力装置は、低音域の音声を出力する低音スピーカーと中音域および高音域の音声を出力する中高音スピーカーとを備えるスピーカーと、前記スピーカーに対向配置されて、前記低音スピーカーに正対する平面部と前記中高音スピーカーに対向する位置で一端側が他端側よりも前記スピーカーから離間する方向に湾曲する曲面部とを備える曲面部材と、を備えることを特徴とする。
[0008]
請求項11の発明にかかる音響機器収容装置は、低音スピーカーよりも中高音スピーカーを受聴対象側にして配置される請求項1に記載の音声出力装置と、前記音声出力装置が出力する音声に関する音声信号を前記音声出力装置に出力する制御装置を収容する収容部材と、を備えることを特徴とする。
図面の簡単な説明
[0009]
[図1]図1は、実施の形態の音声出力装置を示す正面図である。
[図2]図2は、この発明の実施の形態にかかる音響機器収容装置の一例を示す正面図である。
[図3]図3は、実施例1のステレオ装置を示す斜視図である。
[図4]図4は、実施例1のステレオ装置を示す正面図(その1)である。
[図5]図5は、音声出力装置を示す斜視図である。
[図6]図6は、天板を取り外した状態の音声出力装置を示す斜視図である。
[図7]図7は、音声出力装置を示す断面図である。
[図8]図8は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その1)である。
[図9]図9は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その2)である。
[図10]図10は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その3)である。
でも同様であった。
[0006]
また、上述した従来の技術のうち、特許文献2,3に記載された技術では、たとえば、室内のソファ付近などのように、特定の場所において最適となる音場が形成されるため、当該特定の場所以外では必ずしも良好な音場が形成されるわけではないという問題が一例として挙げられる。
課題を解決するための手段
[0007]
請求項1の発明にかかる音声出力装置は、低音域の音声を出力する低音スピーカーと中音域および高音域の音声を出力する中高音スピーカーとを備えるスピーカーと、前記スピーカーに対向配置されて、前記低音スピーカーに正対する平面部と前記中高音スピーカーに対向する位置で一端側が他端側よりも前記スピーカーから離間する方向に湾曲する曲面部とを備える曲面部材と、を備えることを特徴とする。
[0008]
請求項11の発明にかかる音響機器収容装置は、低音スピーカーよりも中高音スピーカーを受聴対象側にして配置される請求項1に記載の音声出力装置と、前記音声出力装置が出力する音声に関する音声信号を前記音声出力装置に出力する制御装置を収容する収容部材と、を備えることを特徴とする。
図面の簡単な説明
[0009]
[図1]図1は、実施の形態の音声出力装置を示す正面図である。
[図2]図2は、この発明の実施の形態にかかる音響機器収容装置の一例を示す正面図である。
[図3]図3は、実施例1のステレオ装置を示す斜視図である。
[図4]図4は、実施例1のステレオ装置を示す正面図(その1)である。
[図5]図5は、音声出力装置を示す斜視図である。
[図6]図6は、天板を取り外した状態の音声出力装置を示す斜視図である。
[図7]図7は、音声出力装置を示す断面図である。
[図8]図8は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その1)である。
[図9]図9は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その2)である。
[図10]図10は、音声出力装置が出力した音声の伝播の様子について説明する説明図(その3)である。
Claims (12)
- 音声を出力するスピーカーと、
前記スピーカーに対向配置されて、一端側が他端側よりも前記スピーカーから離間する方向に湾曲する曲面部材と、
を備えることを特徴とする音声出力装置。 - 前記スピーカーは、低音域の音声を出力する低音スピーカーと中音域および高音域の音声を出力する中高音スピーカーとを備え、
前記曲面部材は、前記低音スピーカーに正対する平面部と前記中高音スピーカーに対向する位置で湾曲する曲面部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。 - 前記中高音スピーカーは、前記低音スピーカーよりも受聴対象側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の音声出力装置。
- 前記中高音スピーカーを間にして前記低音スピーカーとは反対側に設けられて、前記スピーカーと前記曲面部材との間の空間を装置外部に開放する開口部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の音声出力装置。
- 前記中高音スピーカーの天地方向上側に設けられて、前記スピーカーと前記曲面部材との間の空間を装置外部に開放する開口部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の音声出力装置。
- 前記低音スピーカーを間にして前記中高音スピーカーとは反対側に設けられて、前記スピーカーと前記曲面部材との間の空間を装置外部に開放する開口部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の音声出力装置。
- 前記低音スピーカーの天地方向地側に設けられて、前記低音スピーカーの少なくとも一部を装置外部に開放する開口部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の音声出力装置。
- 前記曲面部材は、前記受聴対象側ほど前記スピーカーから離間するように湾曲することを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
- 前記曲面部材は、2次曲面であることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
- 前記曲面部材は、3次曲面であることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
- スピーカーおよび曲面部材間の距離が一端側よりも離間する他端側を受聴対象側にして配置される請求項1に記載の音声出力装置と、
前記音声出力装置が出力する音声に関する音声信号を前記音声出力装置に出力する制御装置を収容する収容部材と、
を備えることを特徴とする音響機器収容装置。 - 前記音声出力装置は、前記収容部材を間にして当該収容部材の両側方に配置されることを特徴とする請求項11に記載の音響機器収容装置。
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