JP5559726B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本体枠(13b)に保持された遊技盤(12)を前側から視認可能な可視部(14a)と、本体枠(13b)における遊技盤(12)より下側に位置する下枠体(13b)の左端部側に設けられたスピーカ設置部(32)に出力部(18a)を前側に露出して配設されるスピーカ(18)と、前記下枠体(13b)に配設された球受け皿(36)とを備える遊技機において、
前記球受け皿(36)は、
前記スピーカ(18)の出力部(18a)を前側から覆う前壁部(44)と、
前記前壁部(44)の右側方に設けられて該前壁部(44)より前方に向けて膨出し、遊技球を貯留する受皿部(40)を形成する膨出部(43)とを備え、
前記前壁部(44)は、該前壁部(44)の正面視において左上方から右下方に向けて前記スピーカ(18)の出力部(18a)の前側を斜めに横切る稜線(T)を境として右上側に位置する第1傾斜面部(44a)および左下側に位置する第2傾斜面部(44b)を備え、
前記第1傾斜面部(44a)は、表面が前記可視部(14a)の正面中央側を向くように傾斜すると共に音放出口(44c)が開設され、前記第2傾斜面部(44b)は、前記出力部(18a)と対向する裏側に該出力部(18a)から出力された音を前記音放出口(44c)に向けて反射する傾斜面(46b)が形成されて、該傾斜面(46b)で反射した音が音放出口(44c)から前記可視部(14a)の正面中央側に向けて放出されるよう構成され、
前記膨出部(43)における左端部の上端を、前記音放出口(44c)の上端および下端の中間の高さ位置に位置させると共に、該膨出部(43)の左側面に、前側に向かうにつれて音放出口(44c)から離間する傾斜案内面(43a)を形成して、音放出口(44c)から前記可視部(14a)の正面中央側に向けて放出された音を、該膨出部(43)の傾斜案内面(43a)で反射するように構成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、スピーカから出力した音を、遊技機の正面に座った遊技者の頭部側に向けて放出し得るので、遊技者は自分が遊技している遊技機からの効果音を認識することができ、臨場感や迫力に富む効果音を体感できる。また、球受け皿に設けた膨出部の傾斜案内面で音放出口の下側の領域から放出された音を反射して、音放出口の上側の領域から放出された音とは別方向に向かわせることができる。更に、スピーカの出力部から出力された音を、該出力部と対向する傾斜面で音放出口に向けて反射することで、該音放出口から可視部の前方に向けて効率的に音を放出し得る。
前記本体枠(13)が開閉自在に支持される固定枠(11)の前面下部に、該固定枠(11)に対して本体枠(13)の閉鎖状態で、前記下枠体(13b)の下面が上面に重なる意匠板(15)が配設され、
前記球受け皿(36)が閉鎖状態とされた本体枠(13)を固定枠(11)に対して閉鎖した状態において、前記意匠板(15)の前面に重なって該意匠板(15)と下枠体(13b)との上下面間の隙間を覆う規制部(49)が前記球受け皿(36)の下面に設けられたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、球受け皿の下面に、固定枠に対する本体枠の閉鎖状態で意匠板の前面に重なって下枠体と意匠板との隙間を覆う規制部を突設したから、異物を侵入させるのを簡単な構成で確実に防止し得る。
請求項3に係る発明によれば、ハンドルユニットの配設部位においても、別の規制部によって下枠体と意匠板との隙間からの異物侵入を防止し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1または図2に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の設置枠台に固定される固定枠としての外枠11と、該外枠11に対して開閉および着脱が可能に支持されて遊技盤12を着脱可能に保持する本体枠としての中枠13と、該中枠13の前側に開閉および着脱が可能に支持されてパチンコ機前面を装飾すると共に遊技盤12を透視保護する装飾枠としての前枠14とを基本的に備える。
前記外枠11は、図2に示すように、上縁を構成する上枠材11aと、下縁を構成する下枠材11bと、左縁を構成する左枠材11cと、右縁を構成する右枠材11dとを相互に連結固定することで矩形枠状に形成される。下枠材11bには、左枠材11cの前端面から右枠材11dの前端面まで延在する横長矩形状に形成されて後方へ開口する箱状に形成された意匠板(第1の部材)15が配設されている。意匠板15の前縁を構成する前壁15aの前面には、パチンコ機10のモチーフに応じた装飾が施されて当該パチンコ機10の装飾性を向上するようになっている。
前記中枠13は、図2に示す如く、上側縁をなす上枠体13aと、下側縁をなし、スピーカ18、打球発射装置19および打球発射装置19を操作するためのハンドルユニット(ハンドル)20等の各種遊技部品を設置する設置部材として機能する合成樹脂製の下枠体13bと、左側縁をなす左枠体13cと、右側縁をなす右枠体13dとから略矩形状に形成されて、全体が前記外枠11における意匠板15より上方の開口前面に整合する矩形枠状サイズに形成される。そして外枠11に対して中枠13は、互いの正面左側上下に配設された第1ヒンジ機構21,21で横開き開閉および着脱が可能に取付けられ、正面右側に設けられた、パチンコ機10で一般的に使用されている「ダブル錠型式」の施錠装置22を利用して常には外枠11と係合された閉鎖状態に保持される。中枠13には、4つの枠体13a,13b,13c,13dにより前後に開口する遊技盤保持部23が画成され、左枠体13cに配設された上下の係合金具24,24と、上下の枠体13a,13bの右端部に設けたロック部材25,25とを利用して、遊技盤12が遊技盤保持部23に着脱可能にセット保持される。なお、中枠13は、上下・左右の枠体を一体で形成したものであってもよい。なお、図1,図2において、遊技盤12の前面に配設されている各種の遊技部品は、後述する案内レール26および盤面飾り部材27を除いて図示省略してある。
前記遊技盤12は、合板等の木製板部材の表面にセル板を配設したもの、あるいはアクリル板等の透明な合成樹脂製等からなる平板状の板部材で構成される。遊技盤12の前面には、円弧状に形成した案内レール26と盤面飾り部材27とにより遊技領域12aが略円形状に画成され(図2参照)、前記中枠13に配設された打球発射装置19から発射されたパチンコ球が遊技領域12a内に打ち出され、該遊技領域12a内をパチンコ球が流下して遊技が行なわれる。また遊技盤12の前面には、図示しないが、遊技領域12a内に枠状装飾部材、パチンコ球が入賞可能な始動入賞装置、特別入賞装置、普通入賞装置等の各種入賞装置および多数本の遊技釘や風車等の各種遊技部品が配設されている。遊技盤12の裏側には、図柄表示装置28(図1参照)、可動演出装置および発光装置等の各種の遊技部品が配設される合成樹脂材で形成された裏設置部材(図示せず)が配設される。そして、裏設置部材に形成された前後に開口する開口部および枠状装飾部材に形成した窓口を介して図柄表示装置28の表示部を前面側から視認し得るよう構成されている。なお、図柄表示装置28の表示部は、図1に示す如く、遊技領域12aの略中央に位置して、パチンコ機10の正面に座って遊技を行なう平均的な体格の遊技者の顔に略正対して、良好な視認性が得られるようになっている。
前記中枠13の前面側には、前記遊技盤12を透視保護するガラス板14aを備えた前記前枠14が、互いの正面左側上下に配設された第2ヒンジ機構29,29で横開き開閉および着脱が可能に取付けられ、正面右側に設けられた前記施錠装置22を利用して常には中枠13の前面を覆う閉鎖状態に保持される。ガラス板14aは、遊技盤12における前記遊技領域12aの全体を前側から視認可能な領域に亘って配設されており、該ガラス板14aを介して遊技領域12aが視認可能な領域が可視部となっている。また、前枠14におけるガラス板14aより下側位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿30が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿30も一体的に開閉するよう構成される。なお、ダブル錠と称される前記施錠装置22は、一方側への解錠操作によって外枠11に対する中枠13の施錠が解除され、他方側への解錠操作によって中枠13に対する前枠14の施錠が解除されるように構成されたものである。
図2に示すように、前記下枠体13bの左下端部に、スピーカ18が収容される箱状部(スピーカ設置部)32が設けられている。箱状部32は、図4または図5に示すように、下枠体13bと一体形成されて前方に開放する収容部本体(収容部)33と、該収容部本体33の開口前端側に配設されて収容部本体33の前方開口を閉塞する蓋体(区画部材)34とから構成され、該収容部本体33と蓋体34との間に、スピーカ18を収容するスピーカ収容室S2が画成される。また蓋体34には、スピーカ18を取付ける取付部35が前方へ膨出するよう形成され、該取付部35に開設した出力孔(開口部)35aを介して出力部18aが前面側に露出するようスピーカ18が蓋体34の裏側にネジ止めされる。すなわち、スピーカ18を取付けた蓋体34を前記収容部本体33にネジ止めすることで、スピーカ18が(出力部18a)を露出した状態で箱状部32内に収容される。この状態でスピーカ18は、出力部18aが真っ直ぐ前を向く姿勢に保持される。すなわち、実施例では、スピーカ18の前縁(出力部18aを画成する外周縁)が遊技盤12の盤面と平行な平面上に位置して、該平面に対して直交する方向に出力部18aが向いている。なお、前記中枠13に配設されるスピーカ18は、中低音出力用のスピーカである。
前記中枠13には、図1または図2に示す如く、前記前枠14の下方に、上球受け皿30の貯留量を超えたパチンコ球を貯留する下球受け皿(開閉部材,被覆部材)36が、互いの正面左側上下に配設された第3ヒンジ機構37,37で横開き開閉および着脱が可能に取付けられ、正面右側に設けられた球皿施錠装置38を利用して常には中枠13(下枠体13b)の前面下部を覆う閉鎖状態に保持される。
前記打球発射装置19は、図4に示す如く、セットベースとなる金属成形製の取付ベース部材52と、該取付ベース部材52の前面側に配置されるロータリーソレノイド53と、取付ベース部材52の裏面側に配置される発射レール(図示せず)と、取付ベース部材52の裏面側に配置されてロータリーソレノイド53の回転軸に接続する打球杆54とを基本的に備えて、全体が取付ベース部材52単位で構成される。そして打球発射装置19は、前記下枠体13bに取付ベース部材52を当て合わせて複数のビスを介して着脱可能に固定される。このもとでロータリーソレノイド53のパルス通電励磁毎に打球杆54が、打球始端から打球終端の範囲を回動変移して発射レールの打球発射位置のパチンコ球を打出し得るようになっている。
前記中枠13の下枠体13bには、前記下球受け皿36の右側に、図1に示す如く、前記発射制御装置に電気的に接続する前記ハンドルユニット20が、該下球受け皿36と並んで配設されており、該ハンドルユニット20に設けた後述する操作レバー57を回動操作することにより、発射制御装置が打球発射装置19を作動制御して、前記打球発射位置にあるパチンコ球を遊技盤12の遊技領域12aに向けて発射するようになっている。また前記球送り装置31は、打球発射装置19における打球杆54を駆動するロータリーソレノイド53の作動と同期制御されており、操作レバー57の回動操作に基づいて打球発射装置19によりパチンコ球が発射されるごとに、前記上球受け皿30から供給されるパチンコ球を1球ずつ打球発射位置に送り出すようになっている。
前記筒状支持手段59は、図9または図10に示す如く、前記ハンドルユニット20の筒部55aを挿通状態で支持する筒状部62と、筒状部62における後端部に設けられて径方向外方へ延出する基部63とを備え、該基部63がハンドル装着部58に前側から着脱自在にネジ止め固定される。筒状部62の内周面には、ハンドルユニット20の筒部55aに形成した前記凹溝55bに対応する凸条62aが軸方向に延在するよう形成され、該凹溝55bと凸条62aとが嵌合することで、筒状部62に筒部55aが挿入されたハンドルユニット20の筒状支持手段59に対する回り止めがなされている。また筒状部62の内周面には、後端部側において内側に突出して周方向に延在する位置決め片62bが設けられ、該筒状部62に挿入された筒部55aの後端が位置決め片62bに当接して前後方向の位置決めがされるようになっている。
前記ハンドル装着部58には、前記筒状支持手段59(ハンドルユニット20の筒状支持手段59に挿通されている根元)を囲う被覆部材としてのハンドル飾り66が配設される。ハンドル飾り66は、図9〜図11に示す如く、前記ハンドル装着部58に固定される基台部67と、該基台部67におけるハンドル装着部58の前面から離間する前壁68から前方に延在する筒状の筒受部69とを備え、該筒受部69に、前記筒状支持手段59の筒状部62が挿通される挿通孔69aが前後方向に貫通するよう形成されている。基台部67は、図11に示す如く、前記前壁68の外周縁から後方に延出する支持壁70を備え、前記ハンドル装着部58側に開口する箱状に形成されている。なお、実施例では、ハンドル飾り66の前壁68が、下辺が水平で、左右の辺が鉛直で、該左右の辺上端を接続する2つの上辺が山形に交差する正面視において5角形に形成されている。そして、前壁68における前記下球受け皿36側に位置する左辺および上左辺に設けられた支持壁70には、外方に延出する位置規制片71が一体に設けられ、前記中枠13に対して閉鎖状態とされた前記下球受け皿36の右板42bが位置規制片71の前側に臨むことで、当該ハンドル飾り66の前方への変位が規制されるようになっている。更に、位置規制片71および上右辺に設けられた支持壁70には、外方に延出するフランジ部72が夫々一体に設けられ、各フランジ部72の後面をハンドル装着部58の前面に当接した状態で、当該ハンドル飾り66が該ハンドル装着部58にネジ止め固定される。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記ハンドルユニット20の操作レバー57を回動操作することにより、前記球送り装置31が作動して上球受け皿30からパチンコ球が1球ずつ発射レールの打球発射位置に送り出されると共に、前記打球発射装置19が作動して打球発射位置にあるパチンコ球が遊技盤12の遊技領域12aに向けて打ち出される。遊技領域12aに打ち出されたパチンコ球が始動入賞装置に入賞すると、前記図柄表示装置28の図柄が変動開始され、所要の図柄組合わせゲームが展開される。図柄表示装置28で展開される図柄変動ゲームの結果、図柄表示装置28に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに大当りが発生する。そして、大当りが発生すると、図柄表示装置28に表示された図柄組み合わせに応じて、前記遊技盤12の下方に設けられた特別入賞装置の入賞口が開放され、多数の賞球の獲得が可能となる。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、中枠の左下部にスピーカを配設したが、右下部に配設してもよく、この場合に下球受け皿に形成される音放出口を左斜め上方(ガラス板の正面中央側)を向くように開設すればよい。また、スピーカを前枠の角部に配設し、該スピーカを覆う被覆部材としての装飾部材に、ガラス板の正面中央側を向く音放出口を開設する構成等を採用し得る。
(2) 実施例では、スピーカの出力部から出力された音を音放出口に案内する通路形成壁を下球受け皿とは別部材である通路形成部材で構成したが、下球受け皿に通路形成壁を一体で形成した構成を採用し得る。この場合は、下球受け皿の第2傾斜面部が、スピーカの出力部から出力された音を音放出口に向けて反射する傾斜面となる。
(3) 実施例では、中枠における下球受け皿で前側が覆われる位置にスピーカを配設したが、該スピーカを前枠(開閉部材)で前側が覆われる位置に配設し、中枠に対する前枠の閉鎖状態で該前枠のスピーカと対向する位置に音放出口、通路形成壁およびシール材を設ける構成を採用し得る。
(4) 実施例では、スピーカを、出力部が真っ直ぐ前を向く姿勢で配置し、該出力部から前側に出力した音を、第2傾斜面(傾斜面)で反射することで音放出口からガラス板の正面中央側に向けて放出するよう構成したが、出力部と音放出口とが正対する姿勢でスピーカを配置し、出力部で出力した音が、直接音放出口からガラス板の正面中央側に向けて放出される構成を採用し得る。
(5) 実施例では、筒状支持手段に設けたリブをハンドル飾りに設けた溝部に嵌合したが、筒状支持手段に溝部を設けると共にハンドル飾りにリブを設ける構成を採用し得る。またリブおよび溝部の数や配設間隔は、実施例に限定されるものでなく、任意に設定可能である。
(6) 実施例では、ハンドルユニットを中枠の右下部に配設したが、左下部に配設してもよく、この場合にはハンドル飾りの前壁におけるハンドルユニットより右側の面を径方向の外方に離間するにつれて中枠側に変位するよう形成すればよい。
(7) 実施例では、中枠と一体的に開閉する下球受け皿の下面に規制部を設けたが、例えば前枠の下面に規制部を設け、該前枠を中枠に対して閉鎖状態とした際に、前枠の下面が下球受け皿の上面と上下の関係で重なると共に、両面間の隙間を前枠下面に設けた規制部で前側から覆う構成であってもよい。そして、第1部材および第2部材との関係は、下球受け皿と意匠板との関係、前枠と下球受け皿との関係に限られるものでなく、上下の関係で相対的に開閉自在に支持される関係となっているものであれば、遊技機のその他の構成部品であってもよい。
(8) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
12 遊技盤
13 中枠(本体枠)
13b 下枠体
14a ガラス板(可視部)
15 意匠板
18 スピーカ
18a 出力部
20 ハンドルユニット
32 箱状部(スピーカ設置部)
36 下球受け皿(球受け皿)
40 受皿部
43 膨出部
43a 傾斜案内面
44 前壁部
44a 第1傾斜面部
44b 第2傾斜面部
44c 音放出口
46b 第2傾斜面(傾斜面)
49 第1の規制部(規制部)
66 ハンドル飾り
75 第2の規制部(別の規制部)
T 稜線
Claims (3)
- 本体枠に保持された遊技盤を前側から視認可能な可視部と、本体枠における遊技盤より下側に位置する下枠体の左端部側に設けられたスピーカ設置部に出力部を前側に露出して配設されるスピーカと、前記下枠体に配設された球受け皿とを備える遊技機において、
前記球受け皿は、
前記スピーカの出力部を前側から覆う前壁部と、
前記前壁部の右側方に設けられて該前壁部より前方に向けて膨出し、遊技球を貯留する受皿部を形成する膨出部とを備え、
前記前壁部は、該前壁部の正面視において左上方から右下方に向けて前記スピーカの出力部の前側を斜めに横切る稜線を境として右上側に位置する第1傾斜面部および左下側に位置する第2傾斜面部を備え、
前記第1傾斜面部は、表面が前記可視部の正面中央側を向くように傾斜すると共に音放出口が開設され、前記第2傾斜面部は、前記出力部と対向する裏側に該出力部から出力された音を前記音放出口に向けて反射する傾斜面が形成されて、該傾斜面で反射した音が音放出口から前記可視部の正面中央側に向けて放出されるよう構成され、
前記膨出部における左端部の上端を、前記音放出口の上端および下端の中間の高さ位置に位置させると共に、該膨出部の左側面に、前側に向かうにつれて音放出口から離間する傾斜案内面を形成して、音放出口から前記可視部の正面中央側に向けて放出された音を、該膨出部の傾斜案内面で反射するように構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記下枠体に前記球受け皿が開閉自在に支持され、
前記本体枠が開閉自在に支持される固定枠の前面下部に、該固定枠に対して本体枠の閉鎖状態で、前記下枠体の下面が上面に重なる意匠板が配設され、
前記球受け皿が閉鎖状態とされた本体枠を固定枠に対して閉鎖した状態において、前記意匠板の前面に重なって該意匠板と下枠体との上下面間の隙間を覆う規制部が前記球受け皿の下面に設けられた請求項1記載の遊技機。 - 前記下枠体の前面下部における前記球受け皿の右側に、該球受け皿と幅方向に並んで遊技球発射操作用のハンドルユニットが設けられ、該ハンドルユニットの根本を覆うハンドル飾りの下面に、前記球受け皿が閉鎖状態とされた本体枠を固定枠に対して閉鎖した状態において前記規制部と連なって前記隙間を覆う別の規制部を設けた請求項2記載の遊技機。
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