JPH0713344Y2 - 映像スクリーン - Google Patents

映像スクリーン

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JPH0713344Y2
JPH0713344Y2 JP1989054646U JP5464689U JPH0713344Y2 JP H0713344 Y2 JPH0713344 Y2 JP H0713344Y2 JP 1989054646 U JP1989054646 U JP 1989054646U JP 5464689 U JP5464689 U JP 5464689U JP H0713344 Y2 JPH0713344 Y2 JP H0713344Y2
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JP
Japan
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screen
sound
screen plate
plate
vibrating portion
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JP1989054646U
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JPH01171191U (ja
Inventor
潔文 稲永
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、映画や投射型ビデオ装置等に用いられる映像
スクリーンに関し、特にスクリーンを加振器により振動
させてスクリーン面から直接音を放射するようにした音
像定位性の良好な映像スクリーンに関するものである。
背景技術とその問題 従来、映像スクリーンを加振器により振動させてスクリ
ーン面から音を直接放射するものとしては、実公昭45−
32296号公報等において知られたものがある。かかる映
像スクリーンは発泡樹脂材等からなるスクリーン板の背
面中央に加振器のボイスコイルを巻回したボビンを固着
し、加振器を音響信号により駆動することによってスク
リーン板を振動させて、スクリーン板面から音を直接放
射せしめるようになっている。
このような映像スクリーンでは、ボイスコイルボビンが
音響信号によりピストン運動をすると、スクリーン板全
体が振動し、スクリーン面の全域から音が放射される
が、この音の放射面積が通常の平面スピーカ等に比し相
当に大きいため能率が悪く音像がぼけてしまうと共に定
位が悪いという欠点があった。
考案の目的 本考案は上記従来の欠点を解決しようとするものであ
り、その目的とするところは、スクリーン板を局部的に
振動せしめることのできる構造とすることにより、スク
リーン板上での音源を特定して音の定位を良くするとと
もに、平面スピーカとして能率を向上せしめることがで
きるようにした映像スクリーンを提供するにある。
考案の概要 そこで、上記した目的を達成するために、本考案映像ス
クリーンは、スクリーン板に少なくとも1つの局部的振
動部を設け、スクリーン板の裏面側を削り取ることによ
って板厚を他の部分よりも薄くしてメカニカルインピー
ダンスが他の部分に比べ極端に小さくなるようにした振
動遮断部で上記局部的振動部を囲み、該局部的振動部の
裏面に加振器を取り付けたことを特徴とするものであ
る。
実施例 以下に、本考案の詳細を図示した実施例に従って説明す
る。
第1の実施例 第1図乃至第3図は本考案に係る音響再生機能を備えた
映像スクリーンの第1の実施例を示すものである。
図中1は投写型ビデオ装置などに用られるスクリーン板
で、発泡樹脂材により所望厚さの平板状に形成されてい
る。このスクリーン板1は局部的に振動して音を出すた
めの振動部分2を備え、この振動部分2にはその裏面側
から加振器3が取付けられ、加振器3を音響信号により
駆動することによって振動部分2を振動せしめ、この振
動部分2のみから音を放射するようにしてある。
上記スクリーン板1の局部的振動部は、スクリーン板1
の所定領域を他の部分より薄肉にすることにより振動部
分2を形成し、これにより振動部分2のメカニカルイン
ピーダンスを他の部分のそれより十分小さくし、該部分
2の裏面に加振器3を取付けたものである。
即ち、加振器3を駆動すれば、薄肉化によりメカニカル
インピーダンスが極端に小さくされている振動部分2が
十分に振動する。しかし、振動部分2の周囲は板厚が急
に厚くなっているのでメカニカルインピーダンスが極端
に大きくなり、振動が周辺へ伝わっていくのを阻止する
振動遮断部分1′になっている。そのため、振動部分2
のみが加振器3により加振され、この振動部分2のみか
ら音が放射されるようになっているのである。
このようにすれば、スクリーン板上における音源が特定
され、音の定位が良くなり、かつ、スクリーン板の限ら
れた領域を加振するためスピーカとしての能率も向上す
ることになる。
第3図は振動部分2に取付けられる加振器の具体例を示
すもので、該加振器3は、マグネット5と、このマグネ
ット5の一面に固着したヨーク6と、このヨーク6に固
着されマグネット5の中心穴5a内に同心に配置されたポ
ールピース7と、マグネット5の他面に固着したプレー
ト8と、該プレート8とポールピース7間に配置された
ボビン9及びこのボビン9に巻回したボイスコイル10
と、フレーム11とを備え、上記フレーム11は振動部分2
に一体的に固着されているとともに、該フレーム11には
上記ボビン9が一体的に結合され、さらにヨーク6及び
プレート8を含むマグネット5の部分はコルゲーション
・ダンパ12を介して上記フレーム11に支持されている。
上記構成の加振器3においてボイスコイル10に音響信号
が加えられると、ボビン9がその軸線方向にピストン運
動をし、これに伴い振動部分2を第2図の矢印方向に振
動させて音を放射せしめることになる。
第2の実施例 第4図は本考案映像スクリーンの第2実施例を示すもの
で、スクリーン板1に局部的振動部を形成するために、
スクリーン板1の裏面にエンドレス状の溝13を形成して
振動遮断部分とし、この溝13により囲まれた部分を振動
部分2としたものである。
この実施例にあっては、溝13を形成した部分のメカニカ
ルインピーダンスが他の部分より極端に小さくなり、こ
れにより溝13の部分が振動部分2に対して一種のダンパ
機構となる。従って、振動部分2に加振器3を取付け
て、これを駆動すれば、振動部分2のみが加振されるこ
とになり、この振動部分2から音を放射することがで
き、前記第1の実施例において得られたのと同様の効果
を発揮することができる。
第3の実施例 第5図は本考案の第3の実施例を示すものであり、この
実施例は、第2図に示すようにスクリーン板1の所望領
域を薄肉化することにより形成される局部的振動部を複
数箇所設け、この各振動部分2a〜2cに加振器3a〜3cをそ
れぞれ取付けて、単一のスクリーン板1に複数のスピー
カを形成したものである。
この実施例においては、各加振器3a〜3cに異なる音響信
号、例えば、高音、中音及び低音用の信号を加えて駆動
すれば、各振動部分2a〜2cから異なる高音、中音及び低
音の音を放射することができ、これに伴い単一のスクリ
ーン板にマルチウェイスピーカ機能を持たせることがで
きるほか、多チャンネルの音響再生用スクリーンとする
こともでき、かつ臨場感に富む面音源となる。
使用例 第6図は、本考案の面音源兼用映像スクリーンの映写装
置への使用例を示すもので、面音源兼用の映像スクリー
ンを中央のスピーカとし、その左右には左スピーカ21及
び右スピーカ22をそれぞれ配置し、そして中央の面音源
兼用の映像スクリーン20から放射される音が左右のスピ
ーカ21、22より所望時間(50msec以内)先に出るように
すれば、ハース効果が生じ、音の定位が良くなる。
なお、上記第5図に示した実施例において、振動部分2a
〜2cの面積は同一でも、あるいはまた、異なっていても
良く、かつその数及び形成場所も任意である。
考案の効果 以上に説明したところから明らかな通り、本考案映像ス
クリーンは、スクリーン板に少なくとも1つの局部的振
動部を設け、スクリーン板の裏面側を削り取ることによ
って板厚を他の部分よりも薄くしてメカニカルインピー
ダンスが他の部分に比べて極端に小さくなるようにした
振動遮断部で上記局部的振動部を囲み、該局部的振動部
の裏面に加振器を取り付けたことを特徴とするものであ
るから、本考案によれば、スクリーン板上での音源の位
置を特定でき、これに伴い音像の定位を良くすることが
できるとともに、平面スピーカとしての能率も向上せし
めることができると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案映像スクリーンの第1の実施例を示す背
面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図
は本考案において使用する加振器の一例を詳細に示す断
面図、第4図は本考案映像スクリーンの第2の実施例を
示す要部の断面図、第5図は本考案映像スクリーンの第
3の実施例を示す映像スクリーンの背面図、第6図は本
考案映像スクリーンの使用例を示す説明図である。 符号の説明 1……スクリーン板、1′……振動遮断部、2、2a、2
b、2c……局部的振動部、3、3a、3b、3c……加振器、1
3……振動遮断部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン板に少なくとも1つの局部的振
    動部を設け、 スクリーン板の裏面側を削り取ることによって板厚を他
    の部分よりも薄くしてメカニカルインピーダンスが他の
    部分に比べ極端に小さくなるようにした振動遮断部で上
    記局部的振動部を囲み、 該局部的振動部の裏面に加振器を取り付けた ことを特徴とする映像スクリーン。
JP1989054646U 1989-05-12 1989-05-12 映像スクリーン Expired - Lifetime JPH0713344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989054646U JPH0713344Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 映像スクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989054646U JPH0713344Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 映像スクリーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01171191U JPH01171191U (ja) 1989-12-04
JPH0713344Y2 true JPH0713344Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31280569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989054646U Expired - Lifetime JPH0713344Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 映像スクリーン

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JPH01171191U (ja) 1989-12-04

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