JP3954935B2 - 映像装置用スピーカシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、大型の液晶テレビやプラズマディスプレー装置等に用いられる映像装置用スピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大型であって薄型の液晶ディスプレーやプラズマディスプレー等からなる映像装置が高価であるにもかかわらず迫力ある大画面を楽しむことができることから一般に普及しており、この種の装置には複数のスピーカが組込まれている。
【0003】
従来、図4や図5に示すように、これらの映像装置3には、画面の左右あるいは上下両端部にスピーカユニット9がそれぞれ設けられ、画面1上の動画と音の整合をとっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画面のサイズが大きくなればなるほど、映像の動きと音とが分離した感じになって合わなくなり、不自然な感じとなってしまう、という課題があった。
【0005】
また、低音まで再生しようとするとスピーカユニットが大きくなり、薄型のディスプレーの特徴が生かせない、という課題があった。
【0006】
さらに、スピーカユニット9が画面の外側に設けられた構造となっており、外形が大型化してしまう、という課題があった。
【0007】
さらにまた、スピーカユニット9が聴視者の目に触れ、違和感がある、という課題があった。
【0008】
この発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、画像と音とを自然な形で臨場感をもって楽しむことができ、かつ薄型ディスプレーの特徴を損うことのないスピーカシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、映像装置3と、この映像装置3の背面に設けられ、かつ壁状体との間に空間5をもって配置されたステレオボードスピーカ8とを備え、前記ステレオボードスピーカ8は、映像装置3の背面とほぼ同形状であって、曲面に形成された振動体6と、この振動体6の内面左右にそれぞれ設けられたドライバ7とからなる構成とし、上記目的を達成している。
【0010】
また、上記曲面は、この曲面と壁状体とでホーン形状を形成する曲面であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って本発明を説明する。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の一実施例の平面図、図2および図3は動作説明図を示す。図中1は壁2の前方に設けられた横長であって平面視ほぼ長方形の液晶ディスプレーまたはプラズマディスプレーの映像装置3の画面である。この映像装置3の構造は周知である。また、この映像装置3は、床面上または壁面に設けられる、例えば図2に示すような形状の支持台4によって適宜支持される。
【0013】
この支持台4は映像装置3が上部に取付けられる支持面4aを有し、その上面前方寄りに映像装置3が載置・取付けられ、後方に空間5が形成され、映像装置3の背面と壁面2との間に空間5が形成される。なお、支持台4の形状は図示例に限定されるものではない。
【0014】
6は板を曲面に成形してなる振動体である。この振動体6はほぼ長方形をなし、両端部は映像装置3の背面両端部またはその近傍に取付け、固定され、中央部が後方に向かって突出形成される。
【0015】
この振動体6の素材としては発泡スチロール、その他の樹脂、紙、ハニカム構造体、FRP(繊維強化プラスチック)等公知の各種材料から適宜選択され、これを所望の形状に成形して使用する。
【0016】
大きさとしては、映像装置の背面の大きさとほぼ等しくすることが好ましい。画面の動画と音との整合性、つまり動画と音響とがマッチして画面と音との一体感を得ることができるためである。なお、大きさは必ずしも映像装置3と振動体6とを等しく形成する必要はなく、所望の目的が達成できれば若干小さくても良いことは勿論である。
【0017】
振動体6の内面左右の適位置にはL,R用のドライバ7がそれぞれ設けられている。
【0018】
このドライバ7は、周知のように、磁気回路と、この磁気回路の磁気ギャップに振動可能に設けられたボイスコイルとを備え、ボイスコイルを包有してなる駆動部が振動体6の内面に結合され、各ドライバ7を介して振動体6に振動が伝達され音波を放射可能になっている。
【0019】
このドライバ7は少なくとも左右に左用、右用一つずつ設けられ、これらドライバ7および振動体6によっていわゆるステレオボードスピーカ8が構成されている。
【0020】
なお、ステレオボードスピーカ8の上下面のいずれか一方は適形状、適材質の板状部材(図示せず)によって閉じても良い。
【0021】
また、図3において、r0は壁面2とステレオボードスピーカ8の背面頂部との距離、rは壁面2とステレオボードスピーカ8の背面両端部との距離で、r>r0の関係となっている。また、背面頂部と各端部間の距離はそれぞれLで、それぞれ等しく形成し、ステレオボードスピーカ8の曲面が、この曲面と壁面2とでホーン形状を形成することによって、良好な音響効率を得ることができるように構成されている。
【0022】
次に本発明の動作について説明する。
【0023】
各ドライバ7にステレオの音声信号を加えるとステレオボードスピーカ8の振動体6はそれに対応して振動して音波を放射する。
【0024】
ステレオボードスピーカ8からの音波は各図において矢印で示すように後方の壁面2にあたり、前方に向かって反射し、前方にいる人は、あたかも映画館のスクリーンから音が出ているような臨場感をもって音を聞くことができる。
【0025】
なお、ステレオボードスピーカ8は壁面2の前方のみに配置されるものではなく、衝立のような壁状体の前方に配置しても良いことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、映像装置3と、この映像装置3の背面に設けられ、かつ壁状体との間に空間5をもって配置されたステレオボードスピーカ8とを備え、前記ステレオボードスピーカ8は、映像装置3の背面とほぼ同形状であって、曲面に形成された振動体6と、この振動体6の内面左右にそれぞれ設けられたドライバ7とからなり、映像の後方から前方に回り込んでくる映像と音とがマッチした臨場感のある音を聞くことができる。
【0027】
また、スピーカユニットが後方にかくれ画面の外側に露出していないため、違和感がなく、映画館や劇場的な雰囲気でもって映像と音とを楽しむことができる。
【0028】
さらに、スピーカユニットが画面の外側に露出しないため、外形形状の大型化を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の平面図を示す。
【図2】 同上の動作説明用の斜視図を示す。
【図3】 同上の動作説明用の平面図を示す。
【図4】 一従来例の正面図を示す。
【図5】 他の従来例の正面図を示す。
【符号の説明】
1 画面
2 壁面
3 映像装置
4 支持台
4a 支持面
5 空間
6 振動体
7 ドライバ
8 ステレオボードスピーカ
Claims (2)
- 映像装置(3)と、この映像装置(3)の背面に設けられ、かつ壁状体との間に空間(5)をもって配置されたステレオボードスピーカ(8)とを備え、
このステレオボードスピーカ(8)は、映像装置(3)の背面とほぼ同形状であって、曲面に形成された振動体(6)と、この振動体(6)の内面左右にそれぞれ設けられたドライバ(7)とからなることを特徴とした映像装置用スピーカシステム。 - 請求項1記載において、前記曲面は、この曲面と前記壁状体とでホーン形状を形成する曲面であることを特徴とする映像装置用スピーカシステム。
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