JP3900278B2 - 投影スクリーン付きアレースピーカ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば映画などのコンテンツを再生する場合に用いて好適な投影スクリーン付きスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数個のスピーカユニットを1次元的に、あるいは2次元的に配列し、パネル型に構成したアレースピーカは、従来の個別のスピーカに比べ、その指向特性や音場特性を非常に高い自由度を持って変更または設定することができる。
【0003】
例えば、複数個のスピーカユニットのそれぞれに供給する音声信号間に遅延を設けたり、振幅調整したりすることにより、アレースピーカの指向特性をビーム状にして、聴取者(リスナ)ごとに異なる音声サービスを提供したり、あるいは、天井や壁面に反射させてからリスナに音波を届けるようにして、実質的に音源方向を任意に設定するようにしたりすることができる。あるいは、アレースピーカから放射される音波の波面を制御して点音源や面音源などをシミュレートしたり、特定位置での消音がしたりできるなど、様々な形態が可能である。
【0004】
以上のようなアレースピーカの特質を利用して、例えばリスニングポジションの正面前方に一つのアレースピーカを配置し、この一つのアレースピーカのみで、2チャンネル以上の音響再生を行なうスピーカシステムが提案されている(例えば、特開平9−233588号公報(特許文献1)や特開平6−205496号公報(特許文献2)参照)。
【0005】
このスピーカシステムは、映画などの映像と共に音声を再生するシステムの音声再生用として好適である。すなわち、アレースピーカより放射される音波をビーム状の指向性として、リスナの側方の壁面、後方の壁面、天井などに反射させてリスナに到達させ、あたかも、最後に音波が反射された壁の方向に音源があるように知覚させるもので、リスナ前方に配置される1パネルのアレースピーカだけで、あらゆる方向への音像定位が可能となり、例えば5.1チャンネルのマルチチャンネル・サラウンド再生が可能になる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−233588号公報。
【特許文献2】
特開平6−205496号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この種のスピーカシステムを利用したAV(Audio & Vidual)システムとしては、図14および図15に示すようなシステム配置構成が考えられている。
【0008】
この例では、視聴環境(リスニングルーム)は通常の直方体のような部屋であるとし、リスナ12の左右の側方には壁面14L,14Rがあり、またリスナ12の上方には、天井14Cがあり、リスナは、床14Gの上に置かれた椅子に着座しているものとする。
【0009】
この例においては、部屋の天井14Cには、図15に示すように、ビデオプロジェクタ13が取り付けられており、また、リスナ12から見て部屋の正面の壁14F側には、ビデオプロジェクタ13より投影される映像を表示するための投影スクリーン11が設置されている。
【0010】
そして、この投影スクリーン11の下方に、アレースピーカ10が配置されている。この例では、リスナ12は、投影スクリーン11を正面に見るように着座するものとしている。
【0011】
アレースピーカ10を構成する複数個のスピーカユニットのそれぞれには、図示を省略したアレースピーカ用音声信号生成回路からのスピーカユニット駆動信号がそれぞれ供給される。スピーカユニット駆動信号は、マルチチャンネル・サラウンド信号の各チャンネルの音声信号のそれぞれについて生成されるもので、それぞれの信号によるアレースピーカからの音波の指向性等が所望のものとなるように生成される。
【0012】
例えば、右チャンネルの音声信号からは、アレースピーカからの音波がビーム状の指向性であって、リスナ12の右側の壁面14Rに反射した後、リスナ12に到達して聴取されるように複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。同様に、左チャンネルの音声信号からは、アレースピーカからの音波がビーム状の指向性であって、リスナ12の左側の壁面14Lに反射してリスナ12に到達して聴取されるように複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。
【0013】
また、センターチャンネルの音声信号からは、アレースピーカ10からの音波が直接リスナ12に到達して聴取されるように複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。さらに、後方の左右チャンネルの音声信号からは、アレースピーカからの音波がビーム状の指向性であって、天井やリスナの左右の壁面および後方の壁面に反射した後、リスナ12に到達して聴取されるように複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。
【0014】
以上のようなAVシステムによれば、リスナ12は、音波の到来方向にあたかも各チャンネルの音源が存在するように感ずるので、部屋の前面の投影スクリーン11の下方に設置した一つのアレースピーカ10によって、5.1チャンネルのマルチチャンネル・サラウンド再生ができることになる。
【0015】
このパネル状アレースピーカ10は、設置のための占有床面積も小さくて済み、部屋の大きさなどが変わっても、ビーム状の音波の放射方向を変化させれば所望のステレオ感やマルチチャンネル・サラウンド感が得られるという優れた特質を有する。
【0016】
しかしながら、上述のようなシステム構成の場合には、アレースピーカ10が投影スクリーン11の下方に設置されるために、特に、直接にリスナ12に到達するようにされるセンターチャンネルの音の定位位置は、投影スクリーン11の画面の下方のアレースピーカ10の位置になる。
【0017】
マルチチャンネル・サラウンドシステムとしてDVD(Digital Versatile Disc)などに画像情報と共に収録されている音声情報は、映画館の上映システムのように、センターチャンネル(場合によっては左右前方のチャンネルも)の音声は、スクリーン上に音像定位することを意図されて制作されており、センターチャンネルが投影スクリーン11の下方に定位することは不自然な再生音場となる。ちなみに、映画館の上映システムでは、観客から見てスクリーン背面(スクリーンの後ろ側)に配置されたスピーカで再生されるので、センターチャンネルの音声は正しくスクリーンの中央に音像定位する。
【0018】
この発明は、以上の点に鑑み、センターチャンネルの音声の音像定位位置が、投影スクリーンの中央になるようにした投影スクリーン付きアレースピーカ装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明は、
複数個のスピーカユニットと、
前面に開口部を有し、前記複数個のスピーカユニットの1個ずつを、それぞれ、前記スピーカユニットの振動板が前記開口部の端面よりも内部側となるように収納する密閉型の複数個のキャビネットと、
透音性スクリーンであって、投影された画像を表示するための投影スクリーンと
を備え、
前記複数個のキャビネットの前記開口部の端面が、面一となるように、配列され、かつ、隣接するキャビネットが密着して配列され、
前記投影スクリーンを前記開口部に接触あるいは近接する状態で取り付けた
ことを特徴とする投影スクリーン付きアレースピーカ装置を提供する。
【0020】
上述の構成のこの発明による投影スクリーン付きアレースピーカ装置によれば、アレースピーカを構成する複数個のスピーカユニットの前面側に透音性の投影スクリーンが配設されているので、リスナに直接的に到達するセンターチャンネルの音声の音像定位位置は、ほぼ投影スクリーンの中央になる。
【0021】
そして、この場合に、この発明によれば、アレースピーカを構成する複数個のスピーカユニットは、それぞれ個別のキャビネットに収納され、かつ、投影スクリーンに対して、各スピーカユニットの振動板などが触れないように、キャビネットの前記スピーカユニットの音波放射側の面よりも前記スピーカユニットが前記キャビネットの内側になるように装着されているので、投影スクリーンがスピーカユニットの振動部分により直接的に振動させられるような状態が回避され、音質劣化を避けることができる。
【0022】
また、複数個のスピーカユニットは、それぞれ個別のキャビネットに収納され、かつ、投影スクリーンが複数個のキャビネットの、スピーカユニットの音波放射側の面に接触あるいは近接する状態で、アレースピーカの音波放射面側に取り付けられるので、各スピーカユニット間の干渉が少なくなり、アレースピーカとしてほぼ設計通りの特性が得られるようになる。
【0023】
また、各スピーカユニットから放射された音波により投影スクリーンが振動したとしても、その振動は、スピーカユニット毎の振動であるので、その振動変位は非常に僅かになり、画像の鑑賞に殆ど影響を及ぼさない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による投影スクリーン付きアレースピーカ装置の実施形態を図を参照しながら説明する。
【0025】
図1は、この実施形態のアレースピーカ装置を用いて構成されたAVシステムの配置例を示すもので、この実施形態のアレースピーカ装置100は、投影スクリーン20がアレースピーカ30の音響放射面となる前面側に、設けられて構成される。投影スクリーン20は、この例では、透音性スクリーンが用いられる。透音性スクリーンは、所定の間隔ごとに開けられた微細な穴を多数有するものである。
【0026】
そして、図示のように、このアレースピーカ装置100が、リスナ12から見て部屋の正面の壁14F側に設けられ、ビデオプロジェクタ13により投影される映像が、投影スクリーン20上に表示されるようにされる。その他は、前述した図14および図15に示したAVシステムと同様の構成とされる。
【0027】
図2〜図4は、この例のアレースピーカ30の構成を示すものである。図2に示すように、この例のアレースピーカ30は、アレースピーカ本体31とフレーム32とからなり、アレースピーカ本体31が、フレーム32内に収納されて構成される。そして、図2には、図示しなかったが、フレーム32に、投影スクリーン20が、その上下辺や左右辺、あるいは上下左右の4辺部分で固定され、展張される。
【0028】
そして、図2および図3に示すように、この例のアレースピーカ30においては、アレースピーカ本体31を構成する複数個のスピーカユニット33のそれぞれは、個別のスピーカユニット用キャビネット41に収納される。
【0029】
この例においては、キャビネット41は、ほぼ立方体形状あるいは直方体形状とされており、その中にスピーカユニット33が収納されるように取り付けられている。スピーカユニット33としては、例えば口径が8cmの小型のドーム型ユニットが用いられる。そして、図示のように、各スピーカユニット33の振動板34は、キャビネット41の開口部から外部に露呈しており、このキャビネット41の開口側から、スピーカユニット33の振動による音波が放射されるようにされている。
【0030】
図4は、スピーカユニット33が取り付けられた一つのキャビネット41の断面図である。この図4に示すように、スピーカユニット33の振動板34の頂部34tは、キャビネット41のスピーカユニット33の音波放射側の端面41aよりも、キャビネット41内部側となるように、スピーカユニット33はキャビネット41に取り付けられている。
【0031】
これは、後述するように、キャビネット41のスピーカユニット33の音波放射側の端面41aに密着(接触)するように、投影スクリーン20を展張したときにも、投影スクリーン20がスピーカユニット33の振動板34と接触しないようにするためである。
【0032】
そして、図4に示すように、この例においては、キャビネット41内においては、スピーカユニット33の背面部(振動板34側とは反対側)には背気室が形成され、その背気室の内部あるいは一部の壁面には、グラスウールなどの吸音材42が充填あるいは貼付されている。図4では、グラスウールなどの吸音材42が充填された例を示している。
【0033】
また、図4に示すように、キャビネット41のスピーカユニット33の音波放射側の端面41aには、フェルト、ゴム、ゲル状ラバー、発泡ポリウレタンなどからなる緩衝材43が口の字状に貼付されている(図2および図3では、緩衝材43は図示を省略した)。
【0034】
そして、この実施形態においては、以上のようにしてスピーカユニット33が取り付けられたキャビネット41が、図2および図3に示すように、スピーカユニット33の振動板34がすべて同一方向を向いて露呈して並べられたような状態となるように、2次元的に複数個配列され、隣接するもの同士が互いに結合されることによりアレースピーカ本体31が構成される。
【0035】
このとき、2次元的に配列された複数個のキャビネット41の端面41aのすべてが、互いに面一、つまり2次元的に配列された複数個のキャビネット41の端面41aのすべてによって一面が形成されるようにして、複数個のキャビネットが結合されて、アレースピーカ本体31が構成される。したがって、2次元的に配列された複数個のキャビネット41の端面41aにより形成される面がアレースピーカ本体31の音波放射面となる。
【0036】
なお、図示は省略したが、各キャビネット41のスピーカユニット33の背面側には、当該スピーカユニット33に供給するスピーカユニット駆動信号が入力されるスピーカ端子がそれぞれ設けられている。
【0037】
この例においては、フレーム32は、図2に示すように、アレースピーカ本体31の収納スペースとなる開口空間35を備える。この開口空間35は、縦×横×奥行の寸法が、上述のような構成のアレースピーカ本体31の縦×横×奥行の寸法よりも大きいものとされており、図5に示すように、アレースピーカ本体31が、開口空間35内において、その周囲がフレーム32によって囲まれるようにして、フレーム32に収納される。
【0038】
このとき、アレースピーカ30の音波放射面、つまり複数個のキャビネット41の端面41aからなる面と、フレーム32の開口空間35を形成する部分の、アレースピーカ30の音波放射面側の端面32aとは、面一となるようにされる。
【0039】
次に、図6に示すように、上述のようにして形成されたアレースピーカ30の音波放射面側に、投影スクリーン20を展張してフレーム32に固定する。投影スクリーン20は、フレーム32の周囲部分で、図6の例では、押さえ板36により固定される。ここで、フレーム32は、投影スクリーン20の展張の張力に十分に耐えられるだけの強固な材料で構成され、また、そのような強度を備える構造を有するように構成されている。
【0040】
押さえ板36は、フレーム32よりも僅かに大きい同形のものとして、投影スクリーン20の4辺を、フレーム32との間で挟持して、フレーム32に対して、投影スクリーン20を展張するようにしてもよい。また、押さえ板36は、上下左右でそれぞれ独立の板として、それらの板とフレーム32との間で、投影スクリーンの4辺をそれぞれ挟持し、鋲やねじで固定するようにしてもよい。
【0041】
このように展張された状態では、投影スクリーン20は、図7に示すように、アレースピーカ本体31の、それぞれのスピーカユニット用キャビネット41の端面41aに形成されている緩衝材43に対して接触(または密着)されるようになる。
【0042】
逆に、フレーム32に投影スクリーン20を展張して取り付けて固定した状態において、アレースピーカ本体31を、投影スクリーン20に対して、キャビネット41の端面41a側を押し付けるようにして、アレースピーカ本体31をフレーム32の開口空間35内に取り付けるようにすることもできる。
【0043】
以上のようにして、アレースピーカ本体31と、投影スクリーン20とは、図7に示すように、複数個のスピーカユニット用キャビネット41のそれぞれの端面41aに被着されている緩衝材43が投影スクリーン20の背面と接する状態で、フレーム32に対して固定される。
【0044】
なお、各スピーカユニット用キャビネット41の緩衝材43と投影スクリーン20とは接着剤などで固定されてもよいが、スピーカユニット33の修理交換などに対応するためには固定しないほうがよい。しかも、投影スクリーン20の背面が、緩衝材43と密着せずに、空間を空けて近接している状態であっても、後述するように、この実施形態のアレースピーカ30としては、十分な特性が得られるものであるので、敢えて緩衝材43と投影スクリーン20とは接着剤などで固定しないほうがよい。
【0045】
次に、アレースピーカ30の各スピーカユニット33に供給する信号を生成するアレースピーカ用音声信号生成回路の構成例について説明する。アレースピーカ用音声信号生成回路は、マルチチャンネル・サラウンドの各チャンネルの音声信号から、複数個のスピーカユニット33のそれぞれに供給する複数のユニット駆動信号を生成する。
【0046】
入力音声信号の1チャンネル分についてのアレースピーカ用音声信号生成回路50の一例について、図8を参照しながら、以下に説明する。実際的には、図8の回路50がチャンネル数分設けられることになる。ただし、後述の制御回路52は、それら多チャンネルに共通に設けることが可能である。
【0047】
この例のアレースピーカ用音声信号生成回路50の場合には、図8に示すように、指向性形成用信号生成回路51と、制御回路52と、調整操作部53と、チャンネル合成回路541,542,543,・・・,54n(nはスピーカユニット33の数)および出力アンプ551,552,553,・・・,55nを備える。
【0048】
当該チャンネルの音声入力信号は、音声入力端子Sinを通じて、指向性形成用信号生成回路51に供給される。指向性形成用信号生成回路51は、音声入力端子Sinを通じて入力された当該チャンネルの入力音声信号から、制御回路52からの制御信号CTに基づいて、アレースピーカ本体31を構成する複数個のスピーカユニット33に供給する複数のユニット駆動信号を生成する。この複数のユニット駆動信号は、アレースピーカ本体31からビーム状に放射される音波の指向性の主軸の方向を、制御回路52からの制御信号CTにより定められる方向とするように生成される。
【0049】
制御回路52には、調整操作部53からの調整操作信号が供給される。調整操作部53には、アレースピーカ本体31から放射されるビーム状音波の指向性の主軸の方向調整用つまみ531および当該ビーム状音波の振幅調整用つまみ532とが設けられる。
【0050】
そして、方向調整用つまみ531が調整操作されることにより、制御信号CTのうち遅延量制御に関する部分が調整され、この制御信号CTにより指向性形成用信号生成回路51からのユニット駆動信号により決まるビーム状音波の指向性の主軸の方向が調整される。また、振幅調整用つまみ532が調整操作されることにより、制御信号CTのうち振幅制御に関する部分が調整され、この制御信号CTによりユニット駆動信号により決まるビーム状音波の振幅(レベル)が調整される。
【0051】
指向性形成用信号生成回路51は、アレースピーカ本体31を構成するスピーカユニット33の数と同数のフィルタ回路511,512,513,・・・,51nからなり、入力端子Sinを通じて入力された当該チャンネルの音声信号は、フィルタ回路511,512,513,・・・,51nのそれぞれに供給される。
【0052】
そして、図8に示すように、制御回路52からの制御信号CTは、指向性形成用信号生成回路51のフィルタ回路511,512,513,・・・,51nのそれぞれに個別に供給する複数個の制御信号の束である。
【0053】
フィルタ回路511,512,513,・・・,51nは、例えばアナログフィルタ、あるいはデジタルフィルタによって構成される。デジタルフィルタで構成される場合には、音声入力端子Sinからの入力音声信号がデジタル音声信号とされる、あるいは、指向性形成用信号生成回路51の入力段において、デジタル音声信号に変換される必要がある。
【0054】
フィルタ回路511,512,513,・・・,51nのそれぞれをアナログフィルタで構成する場合には、例えば可変容量素子の容量値や可変抵抗器の抵抗値が制御信号CTにより調整されることにより、遅延時間および振幅が調整される。また、デジタルフィルタで構成する場合には、制御信号CTは、それぞれのフィルタ回路に供給するフィルタ係数のセットの束であり、それらセットのフィルタ係数値が変更制御されることにより、遅延時間および振幅が調整される。
【0055】
以上のようにして、指向性形成用信号生成回路51で生成された複数個のユニット駆動信号は、チャンネル合成回路541,542,543,・・・,54nおよび出力アンプ551,552,553,・・・,55n(nはスピーカユニット33の数)をそれぞれ通じて、アレースピーカ本体31の対応するスピーカユニット33のそれぞれに供給される。
【0056】
例えば、右チャンネルの音声信号からは、アレースピーカ用音声信号生成回路50では、アレースピーカ本体31から放射されるビーム状音波が、リスナ12の右側の壁面14Rに反射した後、リスナ12に到達して聴取されるような指向性を備えるような複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。また、左チャンネルの音声信号からは、アレースピーカ用音声信号生成回路50では、アレースピーカ本体31から放射されるビーム状音波が、リスナ12の左側の壁面14Lに反射した後、リスナ12に到達して聴取されるような指向性を備えるような複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。
【0057】
また、センターチャンネルの音声信号からは、アレースピーカ用音声信号生成回路50では、アレースピーカ本体31から放射されるビーム状音波が、リスナ12に直接的に到達して聴取されるような指向性を備えるような複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。その他のチャンネルについても、そのチャンネルの音声信号による音像が所望の定位位置となるような指向性を備えるように、複数のスピーカユニット駆動信号が生成される。
【0058】
上述のような複数個のスピーカユニット駆動信号が、アレースピーカ本体31の複数個のスピーカユニット33に供給される結果、アレースピーカ本体31からは、前述のような指向性のビーム状音波が放射される。そして、このアレースピーカ13から放射された音波は、投影スクリーン20を透過して外部に(つまり、聴取者のいる方向に向けて)進んでいく。
【0059】
したがって、マルチチャンネル・サラウンド再生において、センターチャンネルの音声信号は、投影スクリーン20からリスナ12に到達するように放射されるので、リスナ12は、違和感を生じることなく、センターチャンネルの音声を聴取することができるようになる。
【0060】
このとき、アレースピーカ13から放射された音波により投影スクリーン20は僅かに振動するが、その変位は微小であるので、投影スクリーン20に投影される映像にほとんど影響を与えない。
【0061】
また、小型のスピーカユニット33の周辺部を囲むだけの大きさの緩衝材43によって、投影スクリーン20の振動が規制されるので、投影スクリーン20の固有振動は、低音域では起きず、しかも、緩衝材43によるダンピング効果により十分に抑制される。
【0062】
また、隣り合ったスピーカユニット33間での音波の漏洩あるいは結合は、緩衝材43の存在により十分に減衰される。したがって、スピーカユニット33から放射される音波の進行特性/音場特性を考慮する際には、投影スクリーン20からそれぞれの音波が放射されるものとして音響設計すればよい。
【0063】
以上のようにして、この実施形態によれば、投影スクリーン20の背面側にアレースピーカ本体31を配置して、センターチャンネルの音声信号による音像が投影スクリーン20のほぼ中央にあるようにできると共に、その場合において、投影スクリーンに投影される映像にほとんど影響を与えないという効果が得られる。
【0064】
[他の実施形態]
以上の実施形態では、投影スクリーン20は、アレースピーカ30を構成するスピーカユニット33が個別に収納されるキャビネット41の端面41aに、緩衝材43を介して接触あるいは密着させるようにしたが、投影スクリーン20は、アレースピーカ30の音波放射面に、必ずしも接触させる必要はなく、アレースピーカ30の音波放射面に近接して配置すれば、十分な特性が得られる。
【0065】
したがって、投影スクリーン20は、フレーム32に展張するようにすると共に、アレースピーカ本体31は、その音波放射面が投影スクリーン20との間に僅かの空間を介在させて近接するように配置して、フレーム32に固定するようにしてもよい。この場合には、緩衝材43は、設けなくてもよい。
【0066】
このようにしても十分な音響再生特性が得られることは、実験的に確かめられた。すなわち、この出願の発明者は、次のような条件により実験を行なった。
【0067】
図9は、この実験のための装置構成を説明するための図である。すなわち、図9に示すように、投影スクリーン20の前面(投影画像の表示面)から1メートル離れた位置にマイクロホン61を置く。一方、投影スクリーン20の背面から距離Lだけ離れたところに、スピーカ62を設置する。そして、スピーカ62から放射された音波をマイクロホン61で拾って電気信号、つまり音声信号に変換し、その音声信号を周波数分析して、投影スクリーン20を透過してくる音声の周波数特性を測定するようにする。
【0068】
図10は、図9の装置で収音した音声の周波数特性と比較するためのスピーカ62から投影スクリーンを介在することなく、マイクロホン61で収音したときの周波数特性を示すものである。
【0069】
次に、投影スクリーン20とスピーカ62との間の距離Lを、種々変化させて、マイクロホン61により音声の収集を行い、その結果を周波数分析した結果を、図11(A)〜(E)に示す。
【0070】
図11(A)は、スピーカ62と投影スクリーン20との間の距離Lが1cmの場合である。図11(B)は、スピーカ62と投影スクリーン20との間の距離Lが2cmの場合である。図11(C)は、スピーカ62と投影スクリーン20との間の距離Lが4cmの場合である。図11(D)は、スピーカ62と投影スクリーン20との間の距離Lが8cm、図11(E)は、スピーカ62と投影スクリーン20との間の距離Lが16cmの場合である。
【0071】
図11(A)と図10とを比較すると、スピーカ62が投影スクリーン20に接触していなくても、距離Lが1cm程度しか離れていない場合には、投影スクリーン20を透過することなく、スピーカ62からの音波を受信した場合(図10の周波数特性)とほぼ同様の周波数特性が得られることが分かる。
【0072】
そして、スピーカ62と投影スクリーン20との距離Lが4cm程度の近接状態であれば、周波数特性は、若干の劣化はあるものの、ほぼ図10の投影スクリーン無しの場合の周波数特性と同様となるが、距離Lが8cm以上になると、スピーカ62から放射された音波と投影スクリーン20からの反射波との干渉による影響が、高域側に見られるようになり、劣化が大きくなる。
【0073】
以上のことから、上述の実施形態のように、投影スクリーン20をアレースピーカ本体31の音波放射面に接触あるいは密着させるようにした場合には、透音性の投影スクリーン20を通じて、ほぼ投影スクリーン20が存在しない場合と同様の再生音声をリスナ12が聴取できるのはもちろんのこと、投影スクリーン20とアレースピーカ本体31の音波放射面との間に空間があっても、スピーカと投影スクリーン20との間の距離Lが8cm以下、好ましくは4cm以下とすることにより、良好な音響特性が得られるものである事がわかる。
【0074】
[その他の変形例]
上述の実施形態では、フレーム32内に収納したアレースピーカ本体31の放射面に接触(あるいは密着)するように、フレーム32に対して投影スクリーン20を展張するようにしたが、各スピーカユニット用キャビネット41のそれぞれに、緩衝材を介してあるいは緩衝材を介することなく透音性の投影スクリーンを貼付し、それら投影スクリーンを貼付したスピーカモジュールを2次元的に配列することで、投影スクリーン付きアレースピーカ装置を形成するようにしてもよい。
【0075】
また、図8に示したアレースピーカ用音声信号生成回路50を、アレースピーカ本体31と共に、フレーム32内の空いたスペースに設置するようにしてもよい。その場合においては、投影スクリーンは、アレースピーカ用音声信号生成回路50の設置スペースをも含めて覆うようにフレーム32に対して展張するようにしてもよいし、また、アレースピーカ用音声信号生成回路50の部分は、投影スクリーンで覆わないようにしてもよい。
【0076】
また、アレースピーカ用音声信号生成回路50のうちの出力アンプ551,552,553,・・・,55nのそれぞれは、スピーカユニット用キャビネット41内に設けるようにしてもよい。
【0077】
その場合に、出力アンプモジュールとして、2チャンネル用(ステレオ用)のものが多く、安価に入手できることから、図12に示すように、スピーカユニット用キャビネット41を、2個スピーカユニット33をそれぞれ独立に取り付けるための小部屋44,45を備えるようにすると共に、それら2個のスピーカユニット用の小部屋44,45の双方に隣接するアンプ設置用小部屋46を備えるようにし、当該アンプ設置用小部屋46内に、2チャンネル用(ステレオ用)の出力アンプモジュール47を収納するような構成とするようにしてもよい。
【0078】
この場合には、スピーカユニット33の2個づつが収納されたスピーカユニット用キャビネットが複数個、2次元的に配列されて、アレースピーカ本体が形成されるものである。
【0079】
また、上述の実施形態では、スピーカユニットは、正方格子状に配列したが、例えば千鳥格子状に配列してもよい。例えば、キャビネット41を立方体や直方体などではなく、六角柱状のものとして、図13に示すように、その六角柱状のキャビネット41を、蜂の巣状に並べて、スピーカユニット33を千鳥格子状に配列するようにすることもできる。
【0080】
さらに、上述の例では隣り合うスピーカユニット用キャビネット41は、結合するようにして、密着させて配列するようにしたが、スピーカユニット用キャビネット41は、互いに、適度に離して配列するようにしてもよい。
【0081】
また、上述の例では、スピーカユニットは、すべて2次元的に配列するようにしたが、1次元的に配列するようにしてもよいことはもちろんである。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、例えばマルチチャンネル・サラウンド再生をする場合に、センターチャンネルの音声信号が、投影スクリーンの中央に音像定位することになり、本来のマルチチャンネル・サラウンド感が得られる。
【0083】
そして、この発明によれば、投影スクリーンの背面側にアレースピーカを設けても、アレースピーカを構成する複数個のスピーカユニットは、それぞれ個別のキャビネットに収納されていて、投影スクリーンに接触あるいは近接しているので、そのスピーカユニットから放射された音波により投影スクリーンが振動したとしても、個々のスピーカユニット毎の音波による僅かな振動変位となり、映像鑑賞に殆ど影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による投影スクリーン付きアレースピーカ装置の実施形態を用いたAVシステムの構成例を示す図である。
【図2】実施形態のアレースピーカを説明するための図である。
【図3】実施形態のアレースピーカの一部拡大図である。
【図4】実施形態のアレースピーカの一部拡大図である。
【図5】実施形態のアレースピーカの組み立て図である。
【図6】実施形態の投影スクリーン付きアレースピーカ装置の全体を示す図である。
【図7】実施形態の投影スクリーン付きアレースピーカ装置の要部の説明のための図である。
【図8】アレースピーカ用音声信号生成回路の一例の、音声信号の1チャンネル分を示す図である。
【図9】実施形態の投影スクリーン付きアレースピーカ装置による放射音の周波数特性を測定するためのシステム構成を説明するための図である。
【図10】スピーカからの放射音の周波数特性の一例を示す図である。
【図11】スピーカから投影スクリーンを透過した音波の周波数特性の一例を示す図である。
【図12】他の実施形態のアレースピーカ装置の要部を説明するための図である。
【図13】他の実施形態のアレースピーカ装置の、スピーカユニットの配列例を示す図である。
【図14】従来のアレースピーカ装置を用いたAVシステムの構成例を示す図である。
【図15】従来のアレースピーカ装置を用いたAVシステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
20…投影スクリーン、30…アレースピーカ、31…アレースピーカ本体、32…フレーム、33…スピーカユニット、34…振動板、41…キャビネット、42…吸音材、43…緩衝材
Claims (10)
- 複数個のスピーカユニットと、
前面にのみ開口部を有し、前記複数個のスピーカユニットの1個ずつを、それぞれ、前記スピーカユニットの振動板が前記開口部の端面よりも内部側となるように収納する複数個のキャビネットと、
透音性スクリーンであって、投影された画像を表示するための投影スクリーンと
を備え、
前記複数個のキャビネットの前記開口部の端面が、面一となるように、配列され、かつ、隣接するキャビネットが密着して配列され、
前記投影スクリーンを前記開口部の端面に接触あるいは近接する状態で取り付けた
ことを特徴とする投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記投影スクリーンは、前記複数個のキャビネットの前記開口部を有する面をすべてカバーするように、前記キャビネットの開口部側に展張されている
ことを特徴とする請求項1に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記キャビネットの、前記開口部の端面には、緩衝材が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記投影スクリーンは、前記複数個のキャビネットの前記開口部を有する面をすべてカバーするように、前記緩衝材に接触した状態で展張されている
ことを特徴とする請求項3に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記投影スクリーンは、前記緩衝材に接着されている
ことを特徴とする請求項3に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記投影スクリーンは、前記開口部の端面のそれぞれに接着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記配列された複数個のキャビネットの周囲には、フレームが設けられていると共に、
前記投影スクリーンは、前記フレームに展張される
ことを特徴とする請求項2に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記複数個のスピーカユニットのそれぞれに供給するユニット駆動信号を生成するパワーアンプを内蔵する
ことを特徴とする請求項1に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 前記パワーアンプは、複数の出力チャンネルを有し、
前記パワーアンプの出力チャンネル数に対応する複数個のスピーカユニットおよび複数個のキャビネットを一体に形成する
ことを特徴とする請求項6に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。 - 複数個のフィルタ回路で構成される指向性形成回路をさらに備え、
入力音声信号を前記複数個のフィルタ回路に入力し、それぞれのフィルタ回路の出力を前記複数個のスピーカユニットに供給することにより所定の指向性の音波を得る
ことを特徴とする請求項1に記載の投影スクリーン付きアレースピーカ装置。
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