JPH0792564A - プロジェクションテレビのスクリーン取付構造 - Google Patents

プロジェクションテレビのスクリーン取付構造

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JPH0792564A
JPH0792564A JP23313493A JP23313493A JPH0792564A JP H0792564 A JPH0792564 A JP H0792564A JP 23313493 A JP23313493 A JP 23313493A JP 23313493 A JP23313493 A JP 23313493A JP H0792564 A JPH0792564 A JP H0792564A
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screen
frame
reinforcing member
groove
mounting structure
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Susumu Yuri
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック製の安価なフレームで強度を保
ちつつ、スクリーンの熱膨張によるスクリーンの伸縮に
対応でき、且つ、スクリーンの厚み変化にも対応できる
ようにした。 【構成】 スクリーンF2およびスクリーンR3と同程
度の熱膨張率を有した材質でフレーム1とスクリーンホ
ルダー4を形成し、フレーム1の補強のための補強プレ
ート5をフレーム1の補強部材挿入用穴1bに挿入し、
スクリーンホルダー4をネジ10で押圧してスクリーン
F2とスクリーンR3とをフレーム1に固定支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプロジェクションテレ
ビ(以下PTVと呼ぶ)のスクリーン取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のPTVのスクリーンが取
付られた完成図でCRT側から見た斜視図、図9は図8
の要部を拡大した斜視図である。図において、1はPT
Vの意匠部であり、なおかつ構造部として強度の必要な
フレームで、2および3は投射された投射光を映像とし
て写し出すスクリーンフロントパネルたるスクリーン
F、またスクリーンFと密着され投射光側に配置された
スクリーンリアパネルたるスクリーンRであり、この両
者でスクリーンを構成し、このスクリーンの端部はフレ
ーム1で支持されている。
【0003】4は前記フレーム1の溝1aにはめ込むと
共に、溝1d内で前記スクリーンF2とスクリーンR3
の端部を押圧して固定する弾性を有するスクリーンホル
ダーである。11はコーナーキャップで、フレーム4の
四隅の補強強化をすると共に、意匠も良くしている。
【0004】次に動作について説明する。フレーム1は
PTVの意匠となりうる外観部品であり、また、スクリ
ーンF2およびスクリーンR3を固定すべき強度の必要
な部品で、通常アルミニウム等の非鉄金属で作られてい
る。スクリーンF2、スクリーンR3はブラウン管より
投射された画像を写し出すもので、プラスチック材で作
られている。スクリーンホルダー4は前記スクリーンF
2とスクリーンR3をフレーム1との間で挟み込むもの
で、スクリーンF2、スクリーンR3の熱膨張を妨げな
い程度の固定を行う。
【0005】前記スクリーンF2、スクリーンR3は熱
及び湿度で膨張する性質を有しており、その伸びはフレ
ーム1との間で摺動して吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクリーン取付
構造は以上のように構成されているので、フレーム1は
外的強度及びスクリーンF2とスクリーンR3の摺動に
耐えうる強度が必要で高価なアルミニウム材を使用しな
ければならず、またスクリーンF2、スクリーンR3が
薄型化するに従い、スクリーンF2とスクリーンR3を
今まで以上に強固に固定する必要性が生じる。またスク
リーンF2やスクリーンR3の厚みが種々変わったもの
を使用する場合、フレーム1やスクリーンホルダー4の
形状や寸法をその都度変える必要があるという問題点が
あった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、強度的に十分耐え、意匠的に
も満足の得られる構造を目的とし、同時に薄型化された
スクリーンFとスクリーンRを強固に止め、スクリーン
の熱膨張によるたわみ防止の役割を備えたスクリーンの
支持構造を提供することを目的とする。
【0008】なお、スクリーンの伸縮を吸収する取付構
造には、実開平4−4478号、実開平4−70645
号、特開平5−40315号公報等があるが、これらは
スクリーンの伸縮のみに対処するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクリー
ン取付構造は、スクリーンとそのスクリーンの端部を支
持するフレームを有するプロジェクションテレビのスク
リーン取付構造において、前記スクリーンの端部が挿入
される溝と、この溝に平行した補強部材挿入部とをフレ
ームに設けると共に、この補強部材挿入部に挿入される
金属性の補強部材と、前記溝内に挿入された前記スクリ
ーンの端部をこのスクリーンの前後方向に押圧して支持
する押圧手段とを設け、且つ、前記フレームの材質を前
記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する材質としたも
のである。
【0010】また、押圧手段はフレームの前面部との間
でスクリーンの端部を挟み込むスクリーンホルダーを介
して押圧する手段とすると共に、このスクリーンホルダ
ーの材質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する
材質としたものである。
【0011】また、補強部材はL字形の部材とすると共
に、フレームの補強部材挿入部は前記フレームの前面部
と側面部に亘るL字形の穴としたものである。
【0012】また、補強部材は柱状の部材とすると共
に、フレームの補強部材挿入部は前記フレームの側面部
に設けられ前記柱状部材が挿入される穴としたものであ
る。
【0013】また、スクリーンとそのスクリーンの端部
を支持するフレームを有するプロジェクションテレビの
スクリーン取付構造において、L字形の一辺部が前記フ
レームの側面部に設けた補強部材挿入部に前記スクリー
ンの前後方向に移動可能に挿入され、L字形の他の一辺
部が前記フレームの前面部と対向するL字形の金属製の
補強部材を設けて、前記フレームの前面部とこの前面部
と対向する前記補強部材の他の一辺部との間で前記スク
リーンの端部が挿入される溝を形成し、この溝内に挿入
された前記スクリーンの端部をスクリーンの前後方向に
押圧して支持する押圧手段を設け、且つ、前記フレーム
の材質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する材
質としたものである。
【0014】また、スクリーンとそのスクリーンの端部
を支持するフレームを有するプロジェクションテレビの
スクリーン取付構造において、前記スクリーンの端部が
挿入される溝と、この溝の奥でその側面部に沿った補強
部材挿入部とを前記フレームに設け、L字形の一辺部が
前記補強部材挿入部に前記スクリーンの前後方向に移動
可能に挿入されると共に、L字形の他の一辺部と前記フ
レームの前面部との間で前記スクリーンの端部を挟み込
むL字形の補強部材と、この補強部材を前記スクリーン
の端部へ押圧して前記スクリーンを狭持する押圧手段と
を設け、且つ、前記フレームの材質を前記スクリーンと
同程度の熱膨張率を有する材質としたものである。
【0015】また、投射された投射光を映像として写し
出すスクリーンフロントパネルたるスクリーンFと、こ
のスクリーンFの投射側に配置されたスクリーンリアパ
ネルたるスクリーンRとで構成されたスクリーンと、こ
のスクリーンの端部を支持するフレームを有するプロジ
ェクションテレビのスクリーン取付構造において、前記
スクリーンの端部が挿入される溝と、この溝に平行した
補強部材挿入部とをフレームに設けると共に、この補強
部材挿入部に挿入される金属性の補強部材と、前記溝内
に配設され、前記スクリーンFとスクリーンRとの間に
間隙を有するようその一端部が前記スクリーンFとスク
リーンRとの間にスペーサとして挿入されると共に、そ
の他端部が前記フレームの前面部との間で前記スクリー
ンの端部を挟み込むスクリーングリップと、このスクリ
ーングリップを押圧して前記スクリーンの端部を狭持す
る押圧手段とを設け、且つ、前記フレームとスクリーン
グリップの材質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を
有する材質としたものである。
【0016】
【作用】この発明におけるスクリーン取付構造は、スク
リーンと同程度の熱膨張率を有する材質で作ったフレー
ムを使用して熱膨張に対処し、また、補強部材をフレー
ムに挿入し取り付けることによって、フレームの強度を
増し金属性でない安価なフレームとし、また、押圧手段
は厚みの異なるスクリーンに対しても押圧支持する。
【0017】また、押圧手段はスクリーンの材質と同程
度の熱膨張率を有する材質のスクリーンホルダーを介し
て押圧することで熱膨張に対処する。
【0018】また、補強部材をL字形とし、フレームの
前面部と側面部に亘ってこの補強部材を挿入するとフレ
ームの強度を増し金属性でない安価なフレームとする。
【0019】また、補強部材を柱状の部材とし、フレー
ムの側面部に挿入してフレームの強度を増し金属性でな
い安価なフレームとする。
【0020】また、補強部材をL字形とし、そのL字形
の一辺部とフレームの前面部との間でスクリーンの端部
を狭持し、補強部材はフレームの補強とスクリーンの支
持との両者を行うと共に、押圧手段は厚みの異なるスク
リーンに対しても押圧支持する。
【0021】また、補強部材をL字形とし、そのL字形
の一辺部がフレームの補強用部材挿入部にスクリーンの
前後方向に移動可能に挿入され、L字形の他の一辺部と
フレームの前面部との間でスクリーンの端部を狭持し、
補強部材はフレームの補強とスクリーンの支持との両者
を行うと共に、押圧手段は厚みの異なるスクリーンに対
しても押圧支持する。
【0022】また、スクリーンと同程度の熱膨張率を有
する材質で作ったフレームを使用して熱膨張に対処し、
また、補強部材をフレームに挿入し取り付けることによ
って、フレームの強度を増し金属性でない安価なフレー
ムとする。また、スクリーンの厚みの変化にも対応でき
るようスクリーンをスクリーングリップを介して押圧支
持し、更に、スクリーンがスクリーンFとスクリーンR
とで構成されているので、スクリーンFとスクリーンR
との間に間隙を設けるためスクリーングリップの一端部
をスペーサとして挿入し、輸送中のスクリーンFとスク
リーンRとの摩擦による損傷を防止する。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1について説
明する。図において、1はフレーム、1bは補強部材挿
入用穴、1dは後述のスクリーンF2とスクリーンR3
の端部が挿入される溝、2は投射された投射光を映像と
して写し出すスクリーンフロントパネルであるスクリー
ンF、3はスクリーンF2の投射側に配置されたスクリ
ーンリアパネルであるスクリーンRで、スクリーンFと
スクリーンRとでスクリーンを構成する。
【0024】4は前記フレーム1にネジ10によって前
後方向に移動可能に保持されたスクリーンホルダーで、
ネジ10を回動することにより前後方向に移動する。5
は前記フレーム1に設けられた補強部材挿入用穴1bに
挿入し、フレームの強度を上げるための補強プレートで
ある。
【0025】ここで、フレーム1およびスクリーンホル
ダー4はスクリーンF2、スクリーンR3と同等レベル
の熱膨張率の材質で作られている。即ち、スクリーンF
2とスクリーンR3とは、通常、合成樹脂が用いられる
ので、フレーム1とスクリーンホルダー4も同質の合成
樹脂が用いられる。10はスクリーンホルダー4を介し
てスクリーンF2とスクリーンR3の端部を押圧して支
持するネジで、スクリーンの厚み変化によってネジ込み
量を変え、スクリーンの厚み変化に対応できる構造にし
ている。このネジ10とスクリーンホルダー4とで押圧
手段を形成する。
【0026】次に動作について説明する。PTVに使用
するスクリーンF2、スクリーンR3は外的温度あるい
は、内部から発熱する温度で伸縮するが、スクリーンF
2、スクリーンR3と同程度の熱膨張率を有する材質の
フレーム1とスクリーンホルダー4はスクリーンと同じ
ように伸縮することでスクリーンにたわみ、あるいはス
トレスを生じさせないようにしている。
【0027】また、補強プレート5はフレーム1に設け
られた補強部材挿入用穴1bに挿入することにより強度
を保つ。また、フレーム1の伸縮を妨げないよう補強部
材挿入用穴1bと補強プレート5との間に若干のスキ間
を設け取り付けた方がよい。
【0028】ネジ10はスクリーンホルダー4をスクリ
ーンF2、スクリーンR3に押しつけ固定支持すると共
に、スクリーンF2、スクリーンR3の厚みが変化して
もネジ込み量を変えることにより取付可能にしている。
【0029】従って、フレーム1とスクリーンホルダー
4とをスクリーンF2、スクリーンR3と同程度の熱膨
張率を有した材質で形成することにより、スクリーンF
2、スクリーンR3が温度等で伸縮すると、フレーム1
とスクリーンホルダー4は同じく伸縮し、図8に示した
ものに例えれば、フレーム枠が縦、横両方向に伸縮しス
クリーンはたわみのない状態を保持できる。
【0030】また、フレーム1の補強プレート5は、フ
レーム1に設けられた補強部材用の穴1bに対して摺動
可能にすると、フレームは自由に伸縮できる。また、ネ
ジ10でスクリーンホルダー4を介してスクリーンを押
圧するようにしたので、スクリーンの厚みの変化に対応
できる。
【0031】以上の実施例では、スクリーンをスクリー
ンF2とスクリーンR3との2枚で構成したものを用い
たが、スクリーンは1枚のものでも適用できる。また、
補強部材の挿入箇所はフレーム1の前面部と側面部に亘
ってL字形の補強部材挿入用穴に挿入するようにした
が、フレーム1の後面部と側面部に亘ってL字形の補強
部材挿入用穴を追加して、2箇所で補強するようにして
もよい。また、場合によっては、フレーム1の後面部と
側面部に亘る一カ所としてもよい。
【0032】実施例2.上記実施例1では、スクリーン
ホルダー4がネジ10にてスクリーンF2、スクリーン
R3の厚み変化に対応し、また、スクリーンF2、スク
リーンR3をスクリーンホルダー4を介してネジ10に
て固定支持したが、図2に示すように弾力性のある形状
にしたスクリーンホルダー4を形成し、スクリーンF
2、スクリーンR3を固定支持することもできる。
【0033】フレーム1およびスクリーンホルダー4は
実施例1と同じくスクリーンF2、スクリーンR3と同
程度の熱膨張率を有した材質で形成されており、フレー
ム1の強度は補強プレート5で補強される。スクリーン
ホルダー4は、フレーム1の溝1aに挿入することでス
クリーンF2、スクリーンR3を固定すると共にフレー
ム1と同じ伸縮を行う。
【0034】従って、温度等で伸縮するスクリーンF
2、スクリーンR3に伴って、フレーム1およびスクリ
ーンホルダー4が伸縮するので、スクリーンF2、スク
リーンR3にたわみ等ストレスが生じない。また、補強
プレート5は補強部材挿入用穴1bに挿入され、フレー
ム1の熱による摺動を妨げないようになっている。
【0035】実施例2は、スクリーンの厚みの変化によ
る対応はスクリーンホルダー4のサイズを変えたものを
使用しないかぎり不可能であるが、実施例1に比べスク
リーンホルダー4を簡単に装着することができる。ま
た、補強プレート5によるフレーム1の補強をすると共
に、補強プレート5およびフレーム1とスクリーンF
2、スクリーンR3と同程度の熱膨張率の材質を使用す
ることによってたわみ等を生じさせない効果がある。
【0036】実施例3.図3は、実施例2の補強プレー
ト5を補強パイプ7としたものである。作用、効果は、
実施例2と同じである。この場合、補強部材として補強
パイプ7を用いたが、パイプのような円筒形でなく四角
形状のもの三角形状のものでもよい。また、筒状でな
く、棒状の物でもよい。また、補強部材を挿入する位置
はフレーム1の前面部または後面部に設けてもよい。ま
た、必要ならば2箇所に補強部材を挿入するようにして
もよい。なお、実施例1のL字形の補強部材と組み合わ
せてもよい。
【0037】実施例4 図4は、フレーム1に補強部材挿入用の溝1cを設け、
この溝1cにL字形で金属製の補強部材5の一辺部を挿
入し、他の一辺部はフレーム1の前面部と対向して溝1
dを形成する。この溝1dにスクリーンF2とスクリー
ンR3の端部を挿入し、スクリーンホルダー4を挿入し
てスクリーンF2とスクリーンR3とを押圧支持する。
【0038】フレーム1とスクリーンホルダー4はスク
リーンF2、スクリーンR3と同程度の熱膨張率の材質
で形成する。なお、スクリーンホルダー4はバネアクシ
ョンを持たせた方がスクリーンを良好に支持できる。こ
の実施例の作用、効果は実施例2と同じであるが、補強
部材5はフレーム1の補強とスクリーンの支持との両者
を行うことができるので構造が簡単になる。
【0039】実施例5 図5は、実施例5のホルダープレート6を省いて、押圧
手段としてネジ10を用いたもので、このネジ10によ
ってスクリーンF2、スクリーンR3を固定支持する。
この押圧手段は厚みの異なるスクリーンに容易に対処す
ることができる。
【0040】実施例6 図6は実施例5を改良したものである。実施例5ではス
クリーンR3に直接ネジ10で押圧して固定支持した
が、この実施例では補強部材としてホルダープレート6
を介してスクリーンR3を押圧支持する。即ち、実施例
1の補強プレート5とスクリーンホルダー4の作用を兼
用したものである。
【0041】フレーム1はスクリーンF2、スクリーン
R3と同程度の熱膨張率を有した材質で形成されて、ホ
ルダープレート6は金属あるいは、非鉄金属で形成して
おり補強部材としての効果を有する。
【0042】実施例7.図7に実施例7を示す。スクリ
ーンクリップ9は、スクリーンF2、スクリーンR3と
同程度の熱膨張率を有した材質で作られており、その一
端部がスペーサ9aとしてスクリーンF2とスクリーン
R3との間に一部分挿入されて、スクリーンF2とスク
リーンR3との間に所定の間隙を持たせるようにしてい
る。スクリーングリップ9の他の一端部はスクリーンF
2とスクリーンR3の端部に対向するよう形成され、こ
のスクリーングリップ9を介して、スクリーンF2とス
クリーンR3の端部がネジ10で押圧支持される。
【0043】このような構造にすることによって、PT
Vの輸送中に生じる振動でスクリーンF2とスクリーン
R3とのこすれによる傷や発粉を防止あるいは減少する
効果がある。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フレー
ムをスクリーンと同程度の熱膨張係数を有する材質とし
たので、スクリーンのたわみがなく鮮明な画像を写し出
せる。また、フレームに補強部材を挿入することで機械
的強度が得られ、金属製でない安価なフレームが得られ
る。また、厚さの異なるスクリーンに対しても押圧支持
できる押圧手段としたので、スクリーンの厚み変化に対
応できる効果がある。
【0045】また、押圧手段はスクリーンの材質と同程
度の熱膨張率を有する材質のスクリーンホルダーを介し
て押圧するようにしたのでスクリーンの熱膨張に対処で
きる効果がある。
【0046】また、補強部材をL字形とし、フレームの
前面部と側面部に亘ってこの補強部材を挿入するように
したので、フレームの強度を増し金属性でない安価なフ
レームが得られる効果がある。
【0047】また、補強部材を柱状の部材とし、フレー
ムの側面部に挿入してフレームの強度を増したので、金
属性でない安価なフレームが得られる効果がある。
【0048】また、補強部材をL字形とし、そのL字形
の一辺部とフレームの前面部との間でスクリーンの端部
を狭持し、補強部材は補強とスクリーンの支持との両者
を行ようにしたので、構造が簡単化される効果がある。
【0049】また、補強部材をL字形とし、そのL字形
の一辺部がフレームの補強用部材挿入用の溝にスクリー
ンの前後方向に移動可能に挿入され、L字形の他の一辺
部とフレームの前面部との間でスクリーンの端部を狭持
し、補強部材は補強とフレームの支持との両者を行うよ
うにしたので、スクリーンの厚みの変化に対しても対応
しうる効果がある。
【0050】また、スクリーンFとスクリーンRとの間
に間隙を設けるためスクリーングリップの一端部をスペ
ーサとして挿入するようにしたので、輸送中のスクリー
ンFとスクリーンRとの摩擦による損傷を防止する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図2】この発明の実施例2によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図3】この発明の実施例3によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図4】この発明の実施例4によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図5】この発明の実施例5によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図6】この発明の実施例6によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図7】この発明の実施例7によるスクリーン取付構造
を示す断面斜視図である。
【図8】従来のスクリーン取付構造を示す斜視図であ
る。
【図9】図8の要部の断面斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a 溝 1b 補強部材挿入用穴(補強部材挿入部) 1c 補強部材挿入用溝(補強部材挿入部) 1d 溝 2 スクリーンF 3 スクリーンR 4 スクリーンホルダー 5 補強プレート(補強部材) 6 ホルダープレート 7 補強パイプ(補強部材) 9 スクリーンクリップ 9a スペーサ 10 ネジ 11 コーナーキャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンとそのスクリーンの端部を支
    持するフレームを有するプロジェクションテレビのスク
    リーン取付構造において、前記スクリーンの端部が挿入
    される溝と、この溝に平行した補強部材挿入部とをフレ
    ームに設けると共に、この補強部材挿入部に挿入される
    金属性の補強部材と、前記溝内に挿入された前記スクリ
    ーンの端部をこのスクリーンの前後方向に押圧して支持
    する押圧手段とを設け、且つ、前記フレームの材質を前
    記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する材質としたこ
    とを特徴とするプロジェクションテレビのスクリーン取
    付構造。
  2. 【請求項2】 押圧手段はフレームの前面部との間でス
    クリーンの端部を挟み込むスクリーンホルダーを介して
    押圧する手段とすると共に、このスクリーンホルダーの
    材質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する材質
    としたことを特徴とする請求項1項記載のプロジェクシ
    ョンテレビのスクリーン取付構造。
  3. 【請求項3】 補強部材はL字形の部材とすると共に、
    フレームの補強部材挿入部は前記フレームの前面部と側
    面部に亘るL字形の穴としたことを特徴とする請求項1
    項または2項に記載のプロジェクションテレビのスクリ
    ーン取付構造。
  4. 【請求項4】 補強部材は柱状の部材とすると共に、フ
    レームの補強部材挿入部は前記フレームの側面部に設け
    られ前記柱状の補強部材が挿入される穴としたことを特
    徴とする請求項1項または2項に記載のプロジェクショ
    ンテレビのスクリーン取付構造。
  5. 【請求項5】 スクリーンとそのスクリーンの端部を支
    持するフレームを有するプロジェクションテレビのスク
    リーン取付構造において、L字形の一辺部が前記フレー
    ムの側面部に設けた補強部材挿入部に前記スクリーンの
    前後方向に移動可能に挿入され、L字形の他の一辺部が
    前記フレームの前面部と対向するL字形の金属製の補強
    部材を設けて、前記フレームの前面部とこの前面部と対
    向する前記補強部材の他の一辺部との間で前記スクリー
    ンの端部が挿入される溝を形成し、この溝内に挿入され
    た前記スクリーンの端部をスクリーンの前後方向に押圧
    して支持する押圧手段を設け、且つ、前記フレームの材
    質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を有する材質と
    したことを特徴とするプロジェクションテレビのスクリ
    ーン取付構造。
  6. 【請求項6】 スクリーンとそのスクリーンの端部を支
    持するフレームを有するプロジェクションテレビのスク
    リーン取付構造において、前記スクリーンの端部が挿入
    される溝と、この溝の奥でその側面部に沿った補強部材
    挿入部とを前記フレームに設け、L字形の一辺部が前記
    補強部材挿入部に前記スクリーンの前後方向に移動可能
    に挿入されると共に、L字形の他の一辺部と前記フレー
    ムの前面部との間で前記スクリーンの端部を挟み込むL
    字形の補強部材と、この補強部材を前記スクリーンの端
    部へ押圧して前記スクリーンを狭持する押圧手段とを設
    け、且つ、前記フレームの材質を前記スクリーンと同程
    度の熱膨張率を有する材質としたことを特徴とするプロ
    ジェクションテレビのスクリーン取付構造。
  7. 【請求項7】 投射された投射光を映像として写し出す
    スクリーンフロントパネルたるスクリーンFと、このス
    クリーンFの投射側に配置されたスクリーンリアパネル
    たるスクリーンRとで構成されたスクリーンと、このス
    クリーンの端部を支持するフレームを有するプロジェク
    ションテレビのスクリーン取付構造において、前記スク
    リーンの端部が挿入される溝と、この溝に平行した補強
    部材挿入部とをフレームに設けると共に、この補強部材
    挿入部に挿入される金属性の補強部材と、前記溝内に配
    設され、前記スクリーンFとスクリーンRとの間に間隙
    を有するようその一端部が前記スクリーンFとスクリー
    ンRとの間にスペーサとして挿入されると共に、その他
    端部が前記フレームの前面部との間で前記スクリーンの
    端部を挟み込むスクリーングリップと、このスクリーン
    グリップを押圧して前記スクリーンの端部を狭持する押
    圧手段とを設け、且つ、前記フレームとスクリーングリ
    ップの材質を前記スクリーンと同程度の熱膨張率を有す
    る材質としたことを特徴とするプロジェクションテレビ
    のスクリーン取付構造。
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