JP2009267396A - 固体撮像素子パッケージ用窓ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスを固体撮像素子用のカバーガラスとして用いた場合でも、紫外線硬化型接着剤を迅速に硬化可能とする。
【解決手段】本発明に係る固体撮像素子パッケージ用窓ガラスは、CuOを含有するフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなり、周縁部の板厚が光学有効面の板厚に比べて薄いことで、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスであっても、紫外線硬化型接着剤を用いてパッケージと迅速に貼り付けることができるため、これにより固体撮像素子デバイスの組立てを効率的に行うことが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、固体撮像素子パッケージ用窓ガラスに関するものである。
デジタルスチルカメラ等に使用されるCCDやCMOSなどの固体撮像素子は可視光域から1100nm付近の近赤外域にわたる分光感度を有している。したがって、そのままでは良好な色再現性を得ることができないので、赤外線を吸収する特定の物質が添加された近赤外線カットフィルタガラスを用いて視感度を補正している。この近赤外線カットフィルタガラスは、近赤外域の波長を選択的に吸収するフツリン酸塩系ガラスやリン酸塩系ガラスにCuOを添加した光学ガラスが開発され使用されている。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラやデジタルスチルカメラの小型化や低コスト化が進められており、部品点数の削減を目的として固体撮像素子の保護用カバーガラスに近赤外線カットフィルタガラスを用いることが提案されている(特許文献1)。
一方、固体撮像素子パッケージ用窓ガラスは、固体撮像素子が収納されたセラミックスあるいは樹脂からなるパッケージに接着剤により気密封着されるが、接着剤の硬化時間の短縮を目的として紫外線硬化型接着剤が使用されるようになってきている。
特開平7−281021号公報
上記の近赤外線カットフィルタガラスは、近赤外線を吸収する目的でガラス中にCuOを含有させているが、ガラス中にCuOを含有させることで近赤外線だけでなく紫外線も吸収される。
紫外線硬化型接着剤には様々な種類があるもの、一例として250nm〜350nmの波長の紫外線にて硬化するようになっている。ところが、紫外線硬化型接着剤を近赤外線カットフィルタガラスからなる固体撮像素子パッケージ用窓ガラスとパッケージとの接着に使用すると、照射した紫外線は大半がガラスに吸収されてしまい、接着剤の硬化に長時間を要するという問題が新たに確認された。
本発明は、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスに用いた場合でも、紫外線硬化型接着剤を迅速に硬化可能な固体撮像素子パッケージ用窓ガラスを提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像素子パッケージ用窓ガラスは、CuOを含有するフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなり、周縁部の板厚が光学有効面の板厚に比べて薄いことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスは、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスであっても、紫外線硬化型接着剤を用いてパッケージと迅速に貼り付けることができるため、これにより固体撮像素子デバイスの組立てを効率的に行うことが可能である。
本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの一実施形態の斜視図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの一実施形態の断面図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの一実施形態の平面図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスが用いられた固体撮像素子デバイスの断面図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの他の実施形態の断面図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの他の実施形態の断面図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの製造方法の一実施形態を示した流れ図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの一実施形態の板厚別の分光透過率を示す図である。 本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの他の実施形態の板厚別の分光透過率を示す図である。
図1は本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の実施形態の斜視図であり、図2は本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の実施形態の断面図であり、図3は本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の実施形態の平面図であり、図4は本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1が用いられた固体撮像素子デバイス11の断面図である。
本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1(以下、カバーガラスと称す)は、図1〜図3に示すとおり、矩形型の外観形状であって、板厚方向に相対向する第1透光面21(パッケージ非接着面)および第2透光面22(パッケージ接着面)と、このガラスの周縁を構成する側面とを有するものである。
光学有効面3とは、固体撮像素子9に入射する光がカバーガラス1を透光する範囲をいうものであり、カバーガラス1とパッケージ8との接着面より内側をいうものである。
周縁部2とは、各透光面上の光学有効面3の外側の側面近傍を指すものであり、第2透光面22とパッケージ8との間に設けられる接着剤7が付着する範囲も含まれる。
本発明のカバーガラス1は、図4に示すように固体撮像素子9(CCDやCMOS)をアルミナセラミックや樹脂からなるパッケージ8内に内臓し、その開口部を気密封止するものである。これにより、固体撮像素子9を保護するとともに、固体撮像素子9の受光面にチリや埃が付着するのを防ぐことを目的としている。
カバーガラス1とパッケージ8の接着については、従来から熱硬化性接着剤や低融点ガラスが用いられてきたが、近年は接着剤の硬化時間の短縮を目的として紫外線硬化型接着剤7が使用されるようになっている。
紫外線硬化型接着剤7とは、紫外線(200nm〜400nmの範囲の波長)を照射することにより短時間で硬化する性質を備えた接着剤である。
カバーガラス1とパッケージ8の組立て方法としては、カバーガラス1の周縁部2もしくはパッケージ8に紫外線硬化型接着剤7が塗布される。そして、カバーガラス1をパッケージ8の所定位置に設置した後、紫外線ランプを所定時間照射して、接着剤7を硬化することで気密封止する。
ここで、紫外線硬化型接着剤7の硬化速度と接着剤に到達する紫外線の積算光量には相関関係がある。そのため、カバーガラス1の周縁部2の裏面に設けられた接着剤7に十分な紫外線が到達しないと接着剤7の硬化に長時間を要することとなり、カバーガラス1とパッケージ8の組立て工程の効率が非常に悪くなる。
本発明のカバーガラス1は、固体撮像素子9の視感度補正を目的として近赤外線カット機能を有している。ガラス組成の詳細については後述するが、ガラスに近赤外線カット機能を持たせるためにフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスにCuOを含有させている。このCuOは、近赤外線カットのための成分であるが、微少量の含有で300nm付近の紫外線カット機能を有することが発明者により確認された。そのため、本発明のカバーガラス1においては、光学有効面3には影響しない周縁部2の板厚を、光学有効面3の板厚に比べて薄くすることで、光学有効面3の近赤外線カット機能を損なうことなく、接着剤7が設けられた周縁部2を透過する紫外線の量を確保できる。そのため、カバーガラス1の周縁部2に設けられた接着剤7には十分な紫外線が到達し、接着剤7の硬化を短時間で行うことが可能となり、カバーガラス1とパッケージ8とを効率的に組立てることができる。
カバーガラス1の周縁部2の板厚を光学有効面3の板厚に比べて薄くする方法として、カバーガラス1の側面と各透光面とが隣接する稜線部を面取り加工する方法がある。面取り加工により、稜線部を角形状もしくはR形状に面取りすることで、加工部分の板厚を薄くする。面取り方法としては、ダイヤモンドホイール等の研削砥石によって機械的に研削を行う芯取加工を用いる方法や、断面V字型のダイシングブレードにより側面をベベルカットする方法、エッチング液にてエッチング処理する方法などがある。
面取り加工は、第1透光面21と側面とが隣接する第1稜線部と第2透光面22とが隣接する第2稜線部との両方が加工対象とする場合と、第1透光面21と側面とが隣接する第1稜線部のみが加工対象とする場合とがある。
第1稜線部と第2稜線部とを同様に面取り加工する場合、図2に示すように板厚を薄くできるため、加工部分の紫外線の透過量も多くできる。
また、第2稜線部はカバーガラス1とパッケージ8とを接着する接着剤7が塗布される部位であるため、第2稜線部の面取り量を第1稜線部の面取り量と比べて少なくすることで、図5に示す他の実施形態のようにカバーガラス1とパッケージと8の接着面を確保しつつ、加工部分の板厚を薄くすることができる。また、図6に示す他の実施形態のように第2稜線部を面取り加工しないで、第1稜線部のみを面取り加工することでも同様の効果を得ることができる。
面取り加工量(幅、角度、R形状等)については、カバーガラス1の板厚や紫外線硬化型接着剤7に要求される波長・積算光量や組立て工程に要求される硬化時間により適宜調整される。また、面取り加工部は第2透光面の接着剤塗布部の全範囲を加工する必要はなく、仮に接着剤塗布部から外れた範囲が加工されていても、照射された紫外線が加工部分から屈折して接着剤に到達することで、接着剤7の迅速な硬化に寄与できる。
カバーガラス1の周縁部2は、面取り加工後にエッチング処理されることが好ましい。本発明のカバーガラス1は、周縁部2の板厚が面取り加工されることにより光学有効面3と比べて薄くなる。そのため、製造工程の搬送や製品使用時の振動による他部材との接触でガラス粉・欠けが発生するおそれがある。そのため、カバーガラス1を面取り加工後にエッチング処理することで、面取り加工にて生じたクラックやチッピングを除去し、カバーガラス1の割れや欠けを未然に防ぐことができる。なお、エッチング方法の詳細については後述する。
カバーガラス1の四隅4(コーナー部)は、面取り加工されることが好ましい。前述の通り、周縁部2の板厚を薄くすると、四隅4は鋭利な状態となり、製造工程の搬送や製品使用時の振動による他部材との接触でガラス粉・欠けが発生するおそれがある。そのため、四隅4を角形状もしくはR形状に加工することで、四隅4の割れや欠けを未然に防ぐことができる。
本発明のカバーガラス1は、CuOを含有するフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスを用いることを必須の構成要件としている。
基礎ガラスとして用いるフツリン酸塩系ガラスは、優れた耐候性を有している。さらにガラス中にCuOを添加することで、可視光域の高い透過率を維持したまま近赤外線を吸収することができるため、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスとして好適に用いることが可能である。また、フツリン酸塩系ガラスの熱膨張係数は130×10−7/℃前後であるため、固体撮像素子9を収める樹脂パッケージ8との熱膨張率が近く、固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1として好適に用いることが可能である。
基礎ガラスとして用いるリン酸塩系ガラスは、フツリン酸塩系ガラスと比較して硬度が高く曲げなどの外力が作用した際に破壊しにくい。さらにガラス中にCuOを添加することで、可視光域の高い透過率を維持したまま近赤外線を吸収することができるため、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスとして好適に用いることが可能である。
また、フツリン酸塩系ガラスの熱膨張係数は80×10−7/℃前後であるため、固体撮像素子9を収めるアルミナセラミックパッケージ8との熱膨張率が近く、固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1として好適に用いることが可能である。
本発明に用いられるフツリン酸塩系ガラスは、近赤外線カットフィルタガラスとして用いられる公知のガラス組成を用いることができるが、特に加工強度に優れる点でガラスの網目構造形成成分の含有比率が高い、質量%で、P 46〜70%、MgF 0〜25%、CaF 0〜25%、SrF 0〜25%、LiF 0〜20%、NaF 0〜10%、KF 0〜10%、ただしLiF、NaF、KFの合量が1〜30%、AlF 0.2〜20%、ZnF 2〜15%(ただし、フッ化物総合計量の50%までを酸化物に置換可能)からなる組成を有することが好ましい。また、前記フツリン酸塩系ガラスは、BaおよびPbの含有を不純物としてのみ許容することが好ましい。
フツリン酸塩系ガラスの各含有成分の含有量を上記の範囲を限定した理由は、以下の通りである。
はガラスの網目構造を形成する主成分であるが、46%未満ではガラスの安定性が悪くなり、また熱膨張係数が大きくなって耐熱衝撃性が低下する。70%を越えると化学的耐久性が低下する。好ましくは48〜65%である。
AlFは化学的耐久性を向上させ、ガラスの粘性を高める成分であるが、0.2%未満ではその効果が得られず、20%を越えるとガラス化が困難となる。好ましくは2〜15%である。
MgF、CaF、SrF、BaFは化学的耐久性を低下することなくガラスを安定化するのに効果があるが、各々25%を越えると溶融温度が高くなり、また失透を生じやすくなる。好ましくは、MgFが15%以下、CaFが5〜15%の範囲である。SrFもまたガラスの化学的耐久性改善に効果があるが、25%を越えると失透傾向が強くなる。好ましくは10%以下である。
LiF、NaF、KFは溶融温度を下げるために有効な成分であるが、LiFについては20%を、NaF、KFについては各々10%を越えると化学的耐久性の低下をまねき、かつ耐熱衝撃性が低下する。また、LiF、NaF、KFの合量が1% 未満では溶融温度を低下させる効果が得られず、30%を越えると化学的耐久性を著しく低下させるので、1〜30%の範囲とした。好ましくは、LiFが4〜15%、NaFが5%以下、KFが5%以下、合量で5〜20%である。
ZnFは、化学的耐久性を向上させるとともに熱膨張係数を下げる効果があるが、2%未満ではその効果が得られず、15%を超えるとガラスが不安定となるので好ましくない。好ましくは2〜10%の範囲である。
また、上記フッ化物総合計量の50%までを酸化物に置換することが可能である。この場合、Oは耐熱衝撃性を高め、Cu2+イオンによるガラスの着色に寄与するが、50%を越えると溶融温度が高くなり、Cu2+の還元をまねき所望の分光透過特性が得られなくなる。
前記フツリン酸塩系ガラスにおいては、BaおよびPbの含有を不純物としてのみ許容していることが好ましい。従来のフツリン酸塩系ガラスを基礎ガラスとする近赤外線カットフィルタガラスにおいては、BaおよびPbは、ガラスを安定化させるとともに耐候性を向上させる目的でBaF、PbFとして含有されているが、固体撮像素子パッケージ用窓ガラスとしての用いる場合にはガラスから放射されるα線量が低いことが求められるため、BaF、PbFを実質的に含有させないことが好ましい。また、Pbについては環境汚染物質としても含有しないことが好ましい。このため、本発明においては、BaおよびPbは意図的には添加しないことが好ましい。
本発明に用いられるリン酸塩系ガラスは、近赤外線カットフィルタガラスとして用いられる公知のガラス組成を用いることができるが、例えば質量%で、P 70〜85%、Al 8〜17%、B 1〜10%、LiO 0〜3%、NaO 0〜5%、KO 0〜5%、LiO+NaO+KO 0.1〜5%、SiO 0〜3%からなる組成を有することが好ましい。
リン酸塩系ガラスの各含有成分の含有量を上記の範囲を限定した理由は、以下の通りである。
は、ガラス網目を構成する主成分であるが70%未満では溶融性が悪化し、85%を超えると失透が発生しやすくなる。
Alは、ガラスの科学的耐久性を向上させるための不可欠の成分であるが、8%未満ではその効果がなく、17%を越えると溶融性が悪くなる。
は、化学的耐久性を向上させ、ガラスの安定性に有効な成分であるが、1%未満ではその効果がなく、10%を越えると失透傾向が大きくなる。
LiO、NaO、KOは、ガラスの溶融性を改善し、失透を防止するために添加するが、これらの合量が0.1%未満ではその効果がなく、各成分が上記範囲を超えると化学的耐久性が劣化する。
SiOは、化学的耐久性を向上させる効果があるが、3%を越えると化学的耐久性が極端に悪化する。
上記にて説明したフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなる基礎ガラスに含有するCuOは、近赤外カットのための必須成分である。CuOを含有しない場合、紫外線の透過量は多くなるものの、近赤外線をほとんどカットすることができず、カバーガラスに近赤外線カット機能を持たせることができない。CuOは、フツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなる基礎ガラス100質量部に対して、0.1〜5質量部含有させることが好ましい。CuOが0.1質量部未満では、近赤外線カット機能が十分得られない。また、CuOが5質量部より多いと、紫外線カット機能が高く、周縁部を薄くしたとしても十分な紫外線の透過量が得られない。なお、CuOのより好ましい範囲は、0.3〜2質量部である。
次に、本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の製造方法について説明する。図7は、本実施形態の端面処理方法を含む固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の製造方法の一実施形態を示した流れ図である。
以下、ガラス原料からガラス製品に至る工程の流れを図7に従って簡単に説明する。まず、ガラス原料を溶融、成形して平板状のガラス板を得る(ガラス板成形工程)。このガラス板を所定の大きさに切断し、その稜線部をダイヤモンドホイールなどを使い面取り加工する(面取り工程)。ガラス板をエッチング液中に浸漬し、稜線部をエッチング処理する(エッチング工程)。このガラス板の透光面に対し研磨を行い、鏡面にまで仕上げ(研磨工程)、ガラス板を洗浄して研磨剤や研磨屑を十分に除き乾燥する(第1の洗浄・乾燥工程)。こうして得られたガラス板の研磨面に対して、必要に応じて反射防止膜や近赤外線カット膜などの成膜を行う(成膜工程)。そして、ガラス基板を洗浄し乾燥する(第2の洗浄・乾燥工程)。これによりガラス製品を得る。
ガラス板成形工程は、調合したガラス原料をガラス溶融炉で溶融し、溶融ガラスをガラス溶融炉から成形型に流出して板状のガラスに成形する。もしくはブロック状のガラスに成形したのち、板状に切断する。
研磨工程は、エッチング工程により得られた稜線部にダメージを与えないように比較的軟質の治具を使用する必要がある。この研磨工程は、たとえば粗研磨、中研磨および鏡面仕上げの各段階に分けて行うことにより、良好な寸法精度と良好な仕上げ面とを得ることができる。
第1および第2の洗浄・乾燥工程は、研磨に用いた研磨剤、研磨屑や切断屑を洗浄によって除去する。たとえばガラス板を1枚ずつ間隔を設けて保持する保持部を有するかごに収容して保持し、このかごを順次超音波洗浄槽に浸漬して洗浄し、最終的にはIPA洗浄し乾燥する方法を用いることができる。
成膜工程は、研磨され洗浄・乾燥されたガラス板の板面に、必要に応じて反射防止膜や近赤外線カット膜等の薄膜を真空蒸着装置やスパッタリング装置などにより成膜する工程である。なお、上記のような薄膜を必要としない板状光学ガラスの場合、成膜工程は省略してもよい。
面取り工程は、ダイヤモンドホイールなどを使い面取り加工する、いわゆる芯取り方法だけでなく、断面V字型のダイシングブレードにより側面をベベルカットする方法、エッチング処理する方法などがある。
エッチング工程は、稜線部が面取りされたガラス板を、治具にて複数枚保持した後、エッチング液に治具ごと浸漬することで、ガラス板の稜線部をエッチングする。この際、ガラス板とエッチング液とを動態接触させることによって行うことが好ましい。つまり、ガラス板をエッチング液に浸漬するだけでなく、両者の接触面が変化するように撹拌あるいは流動化させておく。これによって、エッチングの進行を均一化しかつ促進できる。具体的には、密閉容器中にガラス板とエッチング液を収容し、この密閉容器を回転または振動させる。
エッチング工程にて、ガラス板の稜線部をエッチングし、稜線部のクラック長の最大値を例えば0.02mm以下とすることで、薄肉であっても強度の高いカバーガラスが得られる。詳細には、ガラス板の稜線部に面取り工程にて発生したクラックやチッピングをエッチング工程にて除去できるため、カバーガラスの曲げ強さを一定以上とすることが可能となる。
エッチング工程にて用いるエッチング液は、塩酸を主成分とすることが適当である。ガラスのエッチングにおいては、通常フッ酸を主成分としたエッチング液が用いられるが、フツリン酸塩系ガラスをフッ酸を含むエッチング液にてエッチングすると、ガラス表面にガラス成分とエッチング液との反応析出物が付着し、これがエッチング液とガラスとの接触を妨げ、エッチングの進行が遅くなり、エッチングレートの低下等の不具合を生じる。これに対し、塩酸を主成分としたエッチング液を用いることで、このような反応析出物の付着がなく、エッチング処理を正確かつ容易に行うことが可能である。これは、フツリン酸塩系ガラスと組合せにおいては、特に顕著に見られる現象であり、フツリン酸塩系ガラスのエッチングレートを確認したところ、塩酸のエッチング液は同濃度のフッ酸のエッチング液と比較し、3割程度エッチングレートが高いことが実験的に確認された。
また、エッチング液としては、塩酸の他に、塩酸とHSOの混酸水溶液も用いることができる。エッチング液の濃度やエッチングの処理時間については、除去すべきクラックの程度によって、適宜調整することができるが、塩酸の濃度としては、3〜25%(質量%)が好ましい。
さらに、エッチング液には前記塩酸等の他に界面活性剤を含めることもできる。エッチング液に界面活性剤を添加すると、エッチング液のガラス表面への濡れ性が向上し、エッチング液がクラック内部に浸透しやすくなる。これにより、エッチング処理によるクラックの除去が素早くかつ確実に行うことができる。界面活性剤としては、脂肪酸ナトリウムやポリオキシエチレンアルキルエーテルなど、アニオン性界面活性剤・非イオン性(ノニオン性)界面活性剤等の公知のものを用いることができる。また界面活性剤の濃度は、0.01〜10%(質量%)が好ましい。
本発明の実施形態として、以下に固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1としてフツリン酸塩系ガラス(NF−50、AGCテクノグラス社製)を用い、このフツリン酸塩系ガラスに含有するCuOの量を0.5%、1.2%としたものについて、板厚別(1mm、0.75mm、0.5mm)の分光透過率を調査した。その結果を図8、図9に示す。なお、図8(A)は、フツリン酸塩系ガラスに含有するCuOの量が0.5%の場合の板厚別の紫外域から赤外域に至る波長範囲の分光透過率を示し、図8(B)は図8(A)における紫外域のみを拡大した分光透過率を示す図である。また、図9(A)は、フツリン酸塩系ガラスに含有するCuOの量が1.2%の場合の板厚別の紫外域から赤外域に至る波長範囲の分光透過率を示し、図9(B)は図9(A)における紫外域のみを拡大した分光透過率を示す図である。
図8、図9の分光透過率より、板厚を1mmから0.5mmにすることで例えば320nmの紫外線は約20%透過率が向上することがわかる。紫外線硬化型接着剤を硬化させるために有効な波長はある程度の範囲があるため、紫外域の全域において透過率が高いことにより、紫外線硬化型接着剤の硬化時間を大幅に短縮することができる。
次に固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1を用いて、パッケージ8を気密封止する場合を説明する。
固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1(フツリン酸塩系ガラス、CuO含有量:0.5%、板厚1mm)について、周縁部2を面取り加工したもの、面取り加工しないものを用意した。面取り加工は、面取り加工機にてパッケージ非接触面側の透光面のみを角形状にした。面取り加工形状は、透光面側に幅約1mm、透光面に対して約40°の角形状である。接着剤7が塗布される端面から0.5mmの周縁部2における板厚は約0.5mmであった。
これらの固体撮像素子パッケージ用窓ガラス1の周縁部2が当接するパッケージ8の部分にディスペンサーを用いて紫外線硬化型接着剤7を塗布する。次に、接着剤7が塗布されたガラス1をパッケージ8の上部に載置する。次いで、ガラス1が載置されたパッケージ8に紫外線ランプにより紫外線を照射して接着剤7を硬化させ、ガラス1をパッケージ8に接着した。この際、ガラス1の接着に要した時間、つまり接着剤7が硬化した時間について調査を行った。
ガラス1の接着に要した時間は、面取り加工有のガラス1を用いた場合、面取り加工無のガラス1を用いた場合と比べて40%程度短かった。
本発明の固体撮像素子パッケージ用窓ガラスによれば、近赤外線カット機能を有する固体撮像素子パッケージ用窓ガラスであっても、紫外線硬化型接着剤を用いてパッケージと迅速に貼り合わせることができる固体撮像素子パッケージ用窓ガラスを提供することが可能である。
1…固体撮像素子パッケージ用窓ガラス(カバーガラス)、2…周縁部、3…光学有効面、4…四隅(コーナー部)、5…面取り加工部、7…紫外線硬化型接着剤、8…パッケージ、9…固体撮像素子、11…固体撮像素子デバイス、21…第1透光面(パッケージ非接触面)、22…第2透光面(パッケージ接触面)。

Claims (7)

  1. CuOを含有するフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなる固体撮像素子パッケージ用窓ガラスであって、周縁部の板厚が光学有効面の板厚に比べて薄いことを特徴とする固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  2. 前記周縁部が面取り加工されていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  3. 前記周縁部の面取り加工は、パッケージ非接着面側がパッケージ接着面側より多く面取りされていることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  4. 前記周縁部の面取り加工は、パッケージ非接着面側のみが面取りされていることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  5. 前記周縁部は、面取り加工後にエッチング処理されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  6. 前記固体撮像素子パッケージ用窓ガラスの四隅が面取り加工されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
  7. フツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスからなる基礎ガラス100質量部に対して、CuOが0.1〜5質量部含有されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の固体撮像素子パッケージ用窓ガラス。
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