JP2009265435A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力化を達成しつつ、イニシャル動作の実施に起因する動作音の発生機会をできるだけ抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】メイン制御部はオプション機器が使用されると、該機器の使用履歴を示す情報を履歴情報記憶部に書き込む(♯1でYES、♯2)。メイン制御部はスリープモードへの切り替え通知を受けて(♯3でYES)、当該通常モード中に履歴情報記憶部に格納した履歴情報をサブ制御部に送信し(♯4)、サブ制御部は該情報を記憶する(♯11,♯12でYES、♯13)。その後、サブ制御部は通常モードへの切り替えを検出すると、記憶している履歴情報をメイン制御部に送信する(♯14でYES、♯15)。メイン制御部は履歴情報を受信し(♯5、♯6でYES)、使用履歴が無いオプション機器が存在するとき(♯7でNO)、該機器を除く各部のイニシャル動作の実行を指示する(♯8)。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の技術分野に属するものである。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置における省電力化の技術として、当該画像形成装置の各部に対して電力を供給する通常モードの他に、前記各部のうち一部に対してのみ電力を供給する所謂スリープモード(省電力モード)を設け、画像形成装置に対する操作が所定時間何もなされなかった場合や、前記スリープモードに切り替える指示が画像形成装置に入力された場合に、画像形成装置のモードを前記通常モードからスリープモードに切り替える技術が広く採用されている。
また、例えば下記特許文献1には、更なる省電力化を目的として、装置各部を制御するメイン制御部とは別に、該メイン制御部より低速のCPUと小容量のメモリとを備えるサブ制御部を搭載し、省電力モードでは、前記メイン制御部を停止して、サブ制御部のみを動作させる技術が提案されている。
特開平08−101609号公報
ところで、この種の画像形成装置にあっては、スリープモードの設定中や当該画像形成装置の主電源がオフされている期間に画像形成装置の環境が変化し、この環境変化に起因して、画像形成装置に搭載されるモータや、該モータによって駆動される各種のローラ等をはじめとする各部の状態が変化する可能性がある。このような各部の状態変化が生じると、ローラが回転せずに用紙が適切に搬送されなかったり、画像形成後の用紙に対してステイプル処理やソート処理などの所謂後処理を実行する後処理装置において、ホッチキスが適切に打たれなかったりする。
そこで、従来では、前記駆動部や被駆動体についての動作確認を行う所謂イニシャル動作を、スリープモードから通常モードに移行したときや主電源がオンされたときに必ず実施していた。
しかしながら、このイニシャル動作は、前記駆動部や被駆動体の動作確認であるため、部材に生じる振動、部材同士の摺接や衝突等によって比較的大きな動作音を発するものであり、特に、前記後処理装置においては、多数のモータやローラ等が搭載されていて、イニシャル動作時に比較的大きな動作音を発生する。この動作音はユーザに不快感を抱かせる虞があるため、可能な限りイニシャル動作の実施を避けるのが好ましい。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、省電力化を達成しつつ、イニシャル動作の実施に起因する動作音の発生機会をできるだけ抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成部を備えた装置本体内の各部の機能と異なる機能を有する1又は複数のオプション機器が、前記装置本体に着脱可能に構成された画像形成装置であって、前記装置本体に装着されたオプション機器を含む当該画像形成装置の各部の動作を制御するメイン制御部と、前記メイン制御部より回路規模が小さいサブ制御部と、当該画像形成装置の各部に対して電力を供給する通常モードと、前記メイン制御部及び前記サブ制御部のうち前記メイン制御部のみを含む当該画像形成装置の各部に対する電力供給を遮断する省電力モードとを択一的に切り替えるモード切替部とを有し、前記メイン制御部は、揮発性を有し、前記オプション機器の使用に関する履歴を履歴情報として記憶する履歴情報記憶部と、前記通常モードから省電力モードに移行する際に、このモードの移行が行われる直前に設定されていた通常モードの設定期間に前記履歴情報記憶部に格納された履歴情報を前記サブ制御部に送信する履歴情報送信部とを有し、前記サブ制御部は、前記履歴情報送信部から前記履歴情報を受信する履歴情報受信部と、前記履歴情報受信部により受信された履歴情報を格納する履歴情報格納部と、前記モード切替部によるモードの切替えを検出する検出部と、前記省電力モードから通常モードに切り替えられると、前記履歴情報格納部に格納されている履歴情報を前記メイン制御部に送信する履歴情報送信部とを有し、前記メイン制御部は、前記サブ制御部の履歴情報送信部から前記履歴情報を受信する履歴情報受信部と、前記履歴情報受信部により受信された履歴情報に基づき、現在装置本体に装着されているオプション機器の中から前記通常モードの設定期間に使用された履歴があるオプション機器を抽出し、この抽出したオプション機器についてのみ、動力を発生する駆動部及び該駆動部により生成された動力により駆動される被駆動部の動作確認を行うためのイニシャル動作を実行させるイニシャル動作指示部を有するものである。
この発明では、通常モードに設定されているとき、メイン制御部において、装置本体に装着されているオプション機器が使用されると、揮発性を有する履歴情報記憶部にその履歴が記憶される。そして、通常モードから省電力モードに移行する際、このモードの移行が行われる直前に設定されていた通常モードの設定期間に前記履歴情報記憶部に格納された履歴情報が履歴情報送信部により前記サブ制御部に送信される。そして、通常モードから省電力モードに移行すると、履歴情報記憶部から履歴が消える。
サブ制御部においては、履歴情報受信部によりメイン制御部から前記履歴情報が受信され、履歴情報格納部によりこの履歴情報が格納される。その後、前記省電力モードから通常モードへの切り替えがモード検出部により検出されると、前記履歴情報格納部に格納されている履歴情報が履歴情報送信部により前記メイン制御部に送信される。
メイン制御部においては、履歴情報受信部により前記サブ制御部の履歴情報送信部から前記履歴情報が受信され、イニシャル動作指示部により、前記履歴情報に基づき、現在装置本体に装着されているオプション機器の中から前記通常モードの設定期間に使用された履歴があるオプション機器が抽出され、この抽出されたオプション機器についてのみ、動力を発生する駆動部及び該駆動部により生成された動力により駆動される被駆動部(前記抽出したオプション機器に搭載される駆動部及び被駆動部)の動作確認を行うためのイニシャル動作を実行する指示が行われる。
このように、本発明によれば、前記各部に対して電力を供給する通常モードの他に、前記メイン制御部及び前記サブ制御部のうち前記メイン制御部のみを含む当該画像形成装置の各部に対する電力供給を遮断する省電力モードを備えたので、画像形成装置の省電力化を図ることができる。
また、前回の通常モードの設定期間に使用履歴があるオプション機器については、駆動部や被駆動部に状態変化や動作不良が発生している可能性があることから、今回通常モードに設定されたときにイニシャル動作を実施して状態変化や動作不良の有無を確認するようにしたので、動作不良のまま画像形成動作等の各種の動作が行われるのを防止又は低減することができる。
さらに、前回の通常モードの設定期間に使用履歴が無いオプション機器については、駆動部や被駆動部に状態変化や動作不良が発生している虞が無い又は少ないことから、今回通常モードに設定されてもイニシャル動作を実施しないようにしたので、省電力モードから通常モードに復帰したときにイニシャル動作を必ず実施する従来技術に比して、イニシャル動作を実施する機会(イニシャル動作の実施頻度)を低減することができる。
なお、オプション機器とは、各種機能を追加するために、随意選択して装置本体に接続される機器である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記記録媒体は、用紙であり、前記オプション機器は、前記画像形成部による画像形成動作が施された用紙についての処理を行う後処理機器を含み、前記イニシャル動作は、前記後処理機器に備えられる駆動部及び被駆動部の動作確認を行うための動作を含むものである。
この発明によれば、前記画像形成部による画像形成動作が施された用紙についての処理、例えば前記ステイプル処理やソート処理などを行う後処理機器において、特にイニシャル動作時に発生する動作音が大きいことから、前記イニシャル動作が、前記後処理機器に備えられる駆動部及び被駆動部の動作確認を行うための動作を含む場合に、特に請求項1に記載の発明が有効なものとなり、イニシャル動作の実施に起因する動作音の発生機会をできるだけ低減することができる。
本発明によれば、前記サブ制御部及び省電力モードを備えたことにより省電力化を達成することができるとともに、動作不良のまま画像形成動作等の各種動作が実行されるのを防止又は抑制しつつ、前記オプション機器におけるイニシャル動作の実施に起因する動作音によって、ユーザに不快感を抱かせたりするのをできるだけ回避することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成の一例を示す側面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。画像形成装置1は、画像形成部100、原稿読取部4及び給紙部5を備えた装置本体2と、この装置本体2の上部に設置された原稿押えを兼用する原稿搬送機構(本発明に係るオプション機器の一例)3と、装置本体2の一側辺部に設置されたフィニッシャ(本発明に係るオプション機器の一例であり、前記後処理機器の一例)6とからなる。
原稿搬送機構3は、原稿載置部301と、搬入ローラ対等を備えた搬入駆動部302と、搬送ローラ対303と、排出ローラ対304と、排紙台305と、原稿の有無を検出する原稿検出スイッチ306とを備え、原稿載置部301に載置された原稿を自動的に一枚ずつコンタクトガラス402に接触させつつ搬送し、原稿の露光走査後に排紙台305に排出するものである。
原稿読取部4は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するスキャナ部(図略)等からなり、その上面にコンタクトガラス401とコンタクトガラス402とを備える。そして、原稿読取部4は、コンタクトガラス401上に載置された原稿、あるいは原稿搬送機構3によってコンタクトガラス402に接するようにして搬送される原稿から得られた画像データをスキャナ部で読み取って、後述するメイン制御部10(図2参照)に出力する。
給紙部5は、サイズ、縦横向きの種類毎の用紙が収納される給紙カセット501,502および手挿し給紙部503を備える。また、給紙部5は、給紙カセット501,502から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路504と、手挿し給紙部503から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路505とを備える。各給紙カセット501,502および手挿し給紙部503は、収納されている用紙(記録紙)を取り出すためのピックアップローラ506,507,508と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出す給紙ローラ対509,510,511とを備える。
搬送路504は、用紙を搬送する搬送ローラ対512,513と、画像形成部100の手前で搬送されてくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストローラ対514とを備える。また、搬送路505は、レジストローラ対514の上流側で搬送路504と合流している。
画像形成部100は、回転可能に支持されたドラム状の感光体101と、この感光体101の周囲に配設された帯電部102と、現像部103と、クリーニング部104と、レーザ走査ユニット105と、転写ローラ106と、定着ローラ対107とを備えている。帯電部102は、感光体101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。レーザ走査ユニット105は、メイン制御部10(図2参照)から送信された画像データに基づきレーザービームを感光体101の表面に照射し、感光体101の表面に静電潜像を形成するものである。
また、現像部103は、静電潜像にトナーを付着させて画像を顕在化させるものであり、転写ローラ106は、顕在化したトナー像を用紙に転写するものであり、定着ローラ対107は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。また、クリーニング部104は、画像転写後に感光体101の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
また、装置本体2の上部には、用紙排出部108が設けられ、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙が、排出ローラ対109により搬送され、用紙排出部108に排出される。また、排出ローラ対110は、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙をフィニッシャ6に排出するもので、メイン制御部10からの制御信号に応じて駆動される排出分岐ガイド111により、用紙の排出方向を排出ローラ対109側と排出ローラ対110側とに切り換え可能になっている。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部100で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出ローラ対109にニップされた状態とする。この状態で排出ローラ対109を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部100の上流域に再度搬送し、画像形成部100により他方の面に画像を形成した後、記録紙を用紙排出部108に排出、又はフィニッシャ6に搬送する。
装置本体2から排出された記録紙は、フィニッシャ6において、パンチ処理、ステイプル処理及びソート処理等が行われる。これらの処理を終えた記録紙は、排出トレイ(排出部)61に排出されるようになっている。排出トレイ61の上部には、記録紙束の上下又は中間に挿入するための記録紙(インサートペーパ)が載置されるインサートトレイ(載置部)62と、このインサートトレイ62に載置された記録紙の挿入先となる記録紙束が載置される記録紙束載置トレイ(載置部)63と、記録紙束載置トレイ63に載置された記録紙束から抜き出されて廃棄の対象となる記録紙が収容される廃紙トレイ(排出部)64とが設けられている。
フィニッシャ6の搬入口601には、装置本体2の排出ローラ対110によって搬送されてきた記録紙と、インサートトレイ62から搬送されてきた記録紙と、記録紙束載置トレイ63から搬送されてきた記録紙とが搬入される。
インサートトレイ62に載置されているインサートペーパは、給紙ローラ621〜624によって搬入口601まで搬送される。記録紙束載置トレイ63に載置された記録紙束をなす記録紙は、給紙ローラ625、623、624によって搬入口601まで搬送される。
フィニッシャ6では、上記の排出ローラ対110、給紙ローラ621〜625のそれぞれの回転駆動を制御することによって、装置本体2から排出される記録紙と、インサートトレイ62に載置されているインサートペーパと、記録紙束載置トレイ63に載置された記録紙束をなす記録紙とのいずれかを選択的に、搬入口601に搬送させることができるようになっている。なお、搬入口601を通過した記録紙は、搬送ローラ680によって搬送される。
搬入口601の記録紙搬送方向下流側には、搬送路切換機構602が設けられている。搬送路切換機構602は、ソレノイド等によって駆動され、搬入口601から続く用紙搬送路を、廃紙トレイ64に繋がる用紙搬送路640と、排出トレイ61に繋がる用紙搬送路610とのいずれかに分岐するものである。なお、廃紙トレイ64に繋がる用紙搬送路640側に搬送された記録紙は搬送ローラ631によって廃紙トレイ64に排出され、排出トレイ61に繋がる用紙搬送路610側に搬送された記録紙は搬送ローラ611によって排出トレイ61に排出されるようになっている。
搬送路切換機構603は、搬入口601から続く用紙搬送路を、排出トレイ61に繋がる用紙搬送路610と、ステイプル処理等を行うための機構650に続く用紙搬送路612とのいずれかに分岐するものである。
搬入口601を通過した記録紙を排出トレイ61に排出する場合は、搬送路切換機構602は用紙搬送路640側を遮断し、搬送路切換機構603は用紙搬送路612を遮断して、記録紙を排出トレイ61側に案内する。また、搬入口601を通過した記録紙を廃紙トレイ64に排出する場合は、搬送路切換機構602は用紙搬送路610側を遮断して、記録紙を廃紙トレイ64側に案内する。なお、搬入口601を通過した記録紙を機構650側に搬送させる場合は、搬送路切換機構602は用紙搬送路640側を遮断し、搬送路切換機構603は用紙搬送路610を遮断して、記録紙を機構650側に案内する。
上述した排出ローラ対110、給紙ローラ621〜625、搬送ローラ680及び611の回転駆動制御と、搬送路切換機構602、603の切換制御とにより、装置本体2から搬送されてきた記録紙と、インサートトレイ62に載置されているインサートペーパと、記録紙束載置トレイ63に載置された記録紙束をなす記録紙とを、排出トレイ61又は廃紙トレイ64に自在に振り分けることができるようになっている。
図2は、画像形成装置1の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、装置本体2には、装置全体の動作制御を司るメイン制御部10が備えられている。このメイン制御部10は、図略のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理部)に、そのCPUの動作を規定するプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やデータを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、並びに一時的にデータを保管するRAM等の記憶部などの周辺装置を有して構成されており、露光ランプ41及びCCD42等からなる原稿画像の読み取りが可能な原稿読取部4と、画像形成部100とが接続されている。また、メイン制御部10には、原稿読取部4で読み取られた文書データが一時的に保存される等の作業領域として使用される記憶部71とが接続されている。記憶部71は、所謂メインメモリであり、例えばDRAM等、低価格の揮発性記憶素子を用いて構成されている。
画像処理部73は、原稿読取部4による原稿読み取り時には、原稿読取部4から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像に変換し、画質を向上させる画像処理を施した後、圧縮画像に変換する。また、画像処理部73は、ネットワーク上の各コンピュータから、プリントアウト対象のファイルデータ(圧縮画像)が記憶部71に書き込まれると、当該圧縮されたファイルデータを伸張処理し、出力状態に応じた画像処理を施し、例えばレーザ露光の場合には、レーザ信号にアナログ変調する。このアナログ変調された信号に基づいて画像形成部100でプリントアウトが行われる。
原稿搬送機構3は、装置本体2内の用紙搬送路に設けられている搬送ローラ及びその駆動部からなり、給紙部5から給紙された記録紙を画像形成部100まで搬送し、画像形成を終えた記録紙を用紙排出部108又はフィニッシャ6に搬送する。
また、メイン制御部10は、装置本体2が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ、ファクシミリコントローラ、プリンタコントローラ、コピーコントローラ、ネットワークコントローラ及びフィニッシャコントローラとして機能する。
スキャナコントローラは、原稿読取部4の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラは、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部74を制御する。ファクシミリ通信部74には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラは、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
プリンタコントローラは、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラには、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部75と、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部76とが接続されている。
ネットワークコントローラは、本画像形成装置1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラは、ネットワークI/F部77を介して外部とデータを送受信させる。
フィニッシャコントローラ17は、操作パネル部78の操作キー部781に入力された指示に従って、フィニッシャ6のフィニッシャ制御部60に制御指示を送出し、装置本体2から排出される記録紙と、インサートトレイ62に載置されているインサートペーパと、記録紙束載置トレイ63(図1参照)に載置された記録紙束をなす記録紙とを、排出トレイ61又は廃紙トレイ64に自在に振り分けて搬送させる制御を行う。
また、操作者から各種の操作指示が入力される操作パネル部78が装置本体2に備えられており、この操作パネル部78もメイン制御部10によって制御される。操作キー部781は、操作者によって印刷実行指示が入力されるスタートキーや、印刷部数等を入力するためのテンキー等からなる。ユーザが当該操作キー部781を操作することで、後述する記録紙束の再構成処理の際に必要となる、記録紙束の部数、各記録紙束の頁数、各記録紙束における削除頁又は取り換え頁等の数値が入力される。表示部782は、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる。
フィニッシャ6もメイン制御部10によって制御される。フィニッシャ6では、フィニッシャ制御部60がメイン制御部10から受け取った制御信号に従って、フィニッシャ6の各部が動作制御される。フィニッシャ制御部60には、搬入口601付近の記録紙を搬送する搬送ローラ680を駆動する搬送ローラ駆動部6800と、インサートトレイ62からのインサートペーパ又は記録紙束載置トレイ63からの記録紙を給送する給紙ローラ622〜624を駆動する給紙ローラ駆動部6220と、インサートトレイ62からインサートペーパを給紙する給紙ローラ621を駆動するインサート用給紙ローラ駆動部6200と、記録紙束載置トレイ63に載置された記録紙を搬送する給紙ローラ625を駆動する記録紙束搬送ローラ駆動部6300と、排出トレイ61に記録紙を搬送する搬送ローラ611を駆動する排出用搬送ローラ駆動部6100と、廃紙トレイ64に記録紙を搬送する搬送ローラ631を駆動する廃紙搬送ローラ駆動部6400とが接続されている。これら各駆動部は、装置本体2のフィニッシャコントローラからの制御信号に基づいて、フィニッシャ6側のフィニッシャ制御部60によって動作制御される。
また、搬送路切換機構602及び603を駆動する切換機構駆動部6020も、装置本体2のフィニッシャコントローラからの制御信号に基づいて、フィニッシャ6側のフィニッシャ制御部60によって動作制御される。
なお、フィニッシャ6側に操作部を設け、このフィニッシャ6側の操作部から、ユーザによって、記録紙束の再構成処理の際に必要となる記録紙束の部数、各記録紙束の頁数、各記録紙束における削除頁又は取り換え頁等の数値が入力され、この入力された内容に基づいて、フィニッシャ制御部60が制御するようにしてもよい。
サブ制御部90は、図略のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理部)に、そのCPUの動作を規定するプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やデータを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、並びにデータを一時的に保管するRAM等の記憶部などの周辺装置を有して構成されている。
サブ制御部90は、メイン制御部10に比して回路規模が小さく、メイン制御部10との間で通信可能に構成されている。サブ制御部90は、主に、後述するスリープモードに設定されているときにも必要な処理を実行するものである。
コントローラ80は、当該画像形成装置1と外部機器との間のインターフェースとして機能するとともに、原稿読取部4、画像形成部100、メイン制御部10、サブ制御部90及び操作パネル部78等の当該画像形成装置1の各部への電力供給のオンオフを切り替える機能を有する。コントローラ80は、後述するように前記モード切替部としての機能を有する。
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。
本実施形態の複合機1は、外部機器から当該複合機1に画像データが入力されたり、操作パネル部78により画像形成指示などが行われたりすると速やかに動作が実行可能なスタンバイ状態となるように、当該複合機1の各部に予め定められた電力が供給される通常モードの他に、スリープモードが設けられている。スリープモードは、例えば操作パネル部78に設けられているスリープモード設定ボタン7811(図2参照)が操作された場合や、当該複合機1に対して所定時間何も操作されなかった場合等に通常モードから切り替えられるモードであり、前記通常モードのときに比して電力が供給される対象の数が少なく、当該複合機1の各部のうち一部に対してのみ電力が供給されるモードである。スリープモードでは、サブ制御部90及び操作パネル部78への電力供給は継続され、メイン制御部10や画像形成部100等、図2に示す破線で囲まれた領域に属する各部への電力供給は遮断される。
そして、本実施形態では、オプション機器としてのフィニッシャ6及び原稿搬送機構3について、前回の通常モードの設定期間における使用の有無に応じて、スリープモードから通常モードへの今回の移行時におけるフィニッシャ6及び原稿搬送機構3のイニシャル動作の実行の要否を判断するようにしている。
また、フィニッシャ6のイニシャル動作として実施される動作としては、給紙ローラ621〜625、搬送ローラ680,611,631の回転動作、搬送路切換機構602,603の切換動作等が含まれ、原稿搬送機構3のイニシャル動作として実施される動作としては、搬入駆動部302、搬送ローラ対303及び排出ローラ対304の回転動作等が含まれる。
このような機能を達成するべく、記憶部71は、履歴情報記憶部711を機能的に有し、コントローラ80は、モード切替部81を機能的に有し、サブ制御部90は、モード検出部91と、履歴情報通信部92と、履歴情報R/W部93と、履歴情報記憶部94とを機能的に有し、メイン制御部10は、履歴情報R/W部11と、履歴情報通信部12と、イニシャル動作指示部13とを機能的に有する。
モード切替部81は、当該複合機1のモードを前記通常モードとスリープモードとの間で切り替えるものである。すなわち、モード切替部81は、操作パネル部78に備えられた図略のスリープモード設定ボタン7811が操作されたときや、画像形成装置1に対して所定時間何も操作がなされなかったときに、当該複合機1の電力供給モードを通常モードからスリープモードに切り替える一方、スリープモードの設定中に原稿給送部5の回動操作や操作パネル部78に対して何らかの操作が行われたり、例えばパーソナルコンピュータやファクシミリ装置等の外部機器から画像データが送信されてきたりすると、当該複合機1の電力供給モードをスリープモードから通常モードに切り替える。
履歴情報R/W部11は、主電源がオンされたり、当該画像形成装置1の電力供給モードがスリープモードから通常モードに切り替えられたりすると、装置本体1に装着されているオプション機器を検出して、該オプション機器のリストを作成する。また、履歴情報R/W部11は、オプション機器が使用されると、そのオプション機器について使用履歴(使用されたか否か)を示す情報を記憶部71の履歴情報記憶部711に書き込む。また、履歴情報R/W部11は、前記モード切替部81により当該複合機1の電力供給モードが通常モードからスリープモードに切り替えられる際に、この切り替え直前に設定されていた通常モードの設定期間中に履歴情報記憶部711に格納された情報を履歴情報として該履歴情報記憶部711から読み出す。
履歴情報記憶部711は、履歴情報R/W部11による情報の書き込み及び読み出しの対象となるものである。ここで、履歴情報記憶部711は、揮発性の記憶部から成るため、当該メイン制御部10への電力供給が遮断されるスリープモードに移行したり主電源がオフされたりすると、それまで記憶していた情報が消える。
モード検出部91は、メイン制御部10に供給されている電源電圧が印加される電力端子の電圧を所定の周期で監視することにより複合機1の現在の電力供給モードを検出するものである。すなわち、モード検出部91は、前記電力端子の電圧が予め定められた閾値より大きいときには、メイン制御部10に電力供給が行われており、当該複合機1の電力供給モードが通常モードに設定されているものと検出する一方、前記電力端子の電圧が予め定められた閾値以下のときには、メイン制御部10に電力供給が遮断されており、当該複合機1の電力供給モードがスリープモードに設定されているものと検出する。
メイン制御部12の履歴情報通信部12及びサブ制御部90の履歴情報通信部92は、互いに前記履歴情報の送受信を行うものである。すなわち、履歴情報通信部12は、履歴情報R/W部11により履歴情報記憶部711から履歴情報が読み出されると、該履歴情報を履歴情報通信部92に送信し、履歴情報通信部92はこの履歴情報を受信する。
サブ制御部90の履歴情報R/W部93は、前記履歴情報通信部92により前記履歴情報が受信されると、該履歴情報を履歴情報記憶部94に書き込み、その後、前記モード検出部91によりスリープモードから通常モードへの切り替えが検出されると、前記履歴情報記憶部94に記憶されている履歴情報を読み出す。
履歴情報通信部92は、サブ制御部90において、履歴情報R/W部93により履歴情報が履歴情報記憶部94から読み出されると、該履歴情報をメイン制御部10の履歴情報通信部12に送信する。該履歴情報通信部12はこの履歴情報を受信し、メイン制御部10の履歴情報R/W部11は、前記履歴情報通信部12により履歴情報が受信されると、この履歴情報を履歴情報記憶部711に書き込む。
イニシャル動作指示部13は、当該画像形成装置1の各部に対してイニシャル動作の実行の指示を出力するものであり、特に、本実施形態では、サブ制御部90から受信して履歴情報記憶部711に格納された履歴情報に基づき、オプション機器のイニシャル動作についての要否を判断し、イニシャル動作が必要と判断した場合に、オプション機器に対してイニシャル動作の実行指示を出力する。
具体的には、イニシャル動作指示部13は、前記履歴情報に基づき使用履歴があるオプション機器が存在する場合には、使用履歴があるオプション機器にイニシャル動作を実行させる一方、使用履歴が無いオプション機器にはイニシャル動作を実行させない。
以上の動作をまとめて説明すると、図3に示すように、時刻T1で、画像形成装置1の主電源がオンされる、又は、スリープモードから通常モードに切り替えられ、その後の時刻T2で、通常モードからスリープモードに切り替えられ、その後の時刻T3で、スリープモードから通常モードに切り替えられたものとする。
このとき、時刻T2で、通常モードからスリープモードに切り替えられると、メイン制御部10の履歴情報R/W部11は、時刻T1から時刻T2までの期間Aに履歴情報記憶部711に記憶させた情報を履歴情報として読み出し、サブ制御部90に送信する。サブ制御部90の履歴情報通信部92は該履歴情報を受信し、スリープモードから通常モードに再び切り替えられる時刻T3になるまで、履歴情報記憶部94に格納しておく。
そして、前記時刻T3になると、サブ制御部90の履歴情報R/W部93は、前記履歴情報記憶部94にから履歴情報を読み出し、履歴情報通信部92はメイン制御部10に送信する(すなわち、履歴情報をメイン制御部10に返却する)。
メイン制御部10の履歴情報通信部12は前記履歴情報を受信し、イニシャル動作指示部13は、該履歴情報に基づき、該期間Aに、使用されたオプション機器についてはイニシャル動作を実行させ、前記期間Aに、使用されなかったオプション機器についてはイニシャル動作を実行させない。
なお、イニシャル動作指示部13は、オプション機器以外の各部に対しては、使用頻度が高いので、スリープモードから通常モードに移行したとき、及び、主電源がオンされたときに、使用履歴の有無に関係なく、イニシャル動作の実行指示を出力する。前記オプション機器以外の各部のイニシャル動作とは、例えば、給紙部5のピックアップローラ506〜508及び給紙ローラ対509〜511の回転動作、搬送路504の搬送ローラ対512,513及びレジストローラ対514の回転動作、画像形成部100の感光体101、転写ローラ106及び定着ローラ対107の回転動作、排出ローラ対109,110の回転動作、搬入駆動部302、搬送ローラ対303及び排出ローラ対304の回転動作等が含まれる。
図4は、前記モード切替に伴ってメイン制御部10とサブ制御部90とで行われる処理を示すフローチャートである。なお、図4に示す処理を実行するに際し、当該画像形成装置1は予め通常モードに設定されているものとする。
図4に示すように、メイン制御部10の履歴情報R/W部11は、オプション機器が使用されると(ステップ♯1でYES)、その使用されたオプション機器が使用された旨を示す情報を記憶部71の履歴情報記憶部711に書き込み(ステップ♯2)、ステップ♯3の処理に進む。また、前記履歴情報R/W部11は、オプション機器が使用されていないと判断した場合には(ステップ♯1でNO)、ステップ♯2の処理をとばしてステップ♯3の処理に進む。
メイン制御部10は、ステップ♯3において、コントローラ80のモード切替部81からスリープモードへの切り替えの通知が来たか否かを判断し、その通知が来ていない場合には(ステップ♯3でNO)、ステップ♯1の処理に戻る一方、前記通知が来た場合には(ステップ♯3でYES)、履歴情報R/W部11は、当該通常モード(通常モードからスリープモードに移行する際に、このモードの移行が行われる直前に設定されていた通常モード)の設定中に履歴情報記憶部711に格納した情報を履歴情報としてサブ制御部90に送信する(ステップ♯4)。なお、この送信後、サブ制御部90は、スリープモードへの切り替えを了解した旨をコントローラ80に送信する。
サブ制御部90のモード検出部91は、コントローラ80により当該複合機1の電力供給モードが通常モードからスリープモードに切り替えられたことを、メイン制御部10における前記電力端子の電圧変化により検出すると(ステップ♯11でYES)、サブ制御部90の履歴情報通信部92は、前記履歴情報をメイン制御部10から受信したか否かを判断する(ステップ♯12)。前記履歴情報通信部92は、前記履歴情報をメイン制御部10から受信すると(ステップ♯12でYES)、履歴情報記憶部94は、該履歴情報を記憶する(ステップ♯13)。
これにより、当該複合機1の電力供給モードが通常モードからスリープモードに移行して、メイン制御部10の履歴情報記憶部711に記憶されていた履歴情報が消えた後も、サブ制御部90の履歴情報記憶部94で前記履歴情報を保管しておくことができる。また、メイン制御部10の履歴情報記憶部711を、低価格の記憶素子で構成できるため、記憶部71の他に、別途不揮発性メモリを備える必要がない。
その後、モード検出部91は、コントローラ80により当該複合機1の電力供給モードがスリープモードから通常モードに切り替えられたことを、メイン制御部10における前記電力端子の電圧変化により検出すると(ステップ♯14でYES)、履歴情報R/W部93は、履歴情報記憶部94から履歴情報を読み出し、履歴情報通信部92は、この読み出された履歴情報をメイン制御部10に送信する(ステップ♯15)。
メイン制御部10は、起動すると(ステップ♯5でYES)、履歴情報通信部12は、前記履歴情報をサブ制御部90から受信するまで待機する(ステップ♯6でNO)。そして、履歴情報通信部12は、前記履歴情報をサブ制御部90から受信すると(ステップ♯6でYES)、イニシャル動作指示部13は、該履歴情報に基づき、現在装置本体2に装着されている全てのオプション機器について使用した履歴が存在するか否かを判断する(ステップ♯7)。
その結果、イニシャル動作指示部13は、使用した履歴が無いオプション機器が存在する場合には(ステップ♯7でNO)、その使用した履歴が無いオプション機器を除く各部のイニシャル動作の実行を指示する一方(ステップ♯8)、全てのオプション機器に使用した履歴がある場合には(ステップ♯7でYES)、全てのオプション機器を含む各部のイニシャル動作の実行を指示する(ステップ♯9)。
以上のように、本実施形態では、スリープモードから通常モードに切り替わる(復帰する)際に、前回の通常モードの設定期間において使用されたオプション機器については、前記各駆動部及び被駆動部の動作不良が発生する虞があることを考慮してイニシャル動作を実施するようにしたので、前記動作不良のまま画像形成動作等の各種の動作が実行されるのを防止又は抑制することができる。
さらに、スリープモードから通常モードに切り替わる(復帰する)際に、前回の通常モードの設定期間において未使用のオプション機器については、前述のような動作不良が発生している可能性が低いことに基づきイニシャル動作を実施しないようにしたので、スリープモードから通常モードに移行したときに必ずイニシャル動作を実施する構成に比して、イニシャル動作の実施頻度を低減することができる。これにより、前記イニシャル動作の実施に起因して発生する動作音によりユーザに不快感を抱かせるのをできるだけ回避することができる。
そして、前記サブ制御部90と前記スリープモードとを備えたので、画像形成装置1の省電力化を図ることができる。
なお、本件は、前記実施形態に代えて、又は前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記実施形態では、サブ制御部90は、メイン制御部10の電力端子の電圧変化により電力供給モードの切替を検出するようにしたが、この形態に限らず、通常モードからスリープモードに移行するときに、メイン制御部10からサブ制御部90にその旨の通知が行われるようにしてもよい。また、これとは別に、モード切替部81のモード信号を監視することで電力供給モードを検出するようにしてもよい。
[2]前記実施形態では、通常モードからスリープモードに移行する際に、各オプション機器の使用状況(使用されたか否か)を示す情報を履歴情報としてサブ制御部90に送信するようにしたが、これに限らず、通常モードの設定時に使用されたオプション機器のみの情報をサブ制御部90に送信するようにしてもよいし、或いは、通常モードの設定時に未使用のオプション機器のみの情報をサブ制御部90に送信するようにしてもよい。要は、メイン制御部10が、各オプション機器についての使用の有無が識別できる情報を履歴情報として、サブ制御部90に一時的に保持させるようにするとよい。
[3]本発明の対象となる前記オプション機器は、前記フィニッシャ6や原稿搬送機構3に限定されず、他の機器でもよい。
画像形成装置の内部構成を示す側面図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 特徴部分の説明図である。 電力供給モード切替に伴ってメイン制御部とサブ制御部とで行われる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 装置本体
3 原稿搬送機構
6 フィニッシャ
10 メイン制御部
11 履歴情報R/W部
12 履歴情報通信部
13 イニシャル動作指示部
100 画像形成部
602,603 搬送路切換機構
611,631,680 搬送ローラ
621,622,625 給紙ローラ
6020 切換機構駆動部
71 記憶部
711 履歴情報記憶部
80 コントローラ
81 モード切替部
90 サブ制御部
91 モード検出部
92 履歴情報通信部
93 履歴情報R/W部
94 履歴情報記憶部

Claims (2)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部を備えた装置本体内の各部の機能と異なる機能を有する1又は複数のオプション機器が、前記装置本体に着脱可能に構成された画像形成装置であって、
    前記装置本体に装着されたオプション機器を含む当該画像形成装置の各部の動作を制御するメイン制御部と、
    前記メイン制御部より回路規模が小さいサブ制御部と、
    当該画像形成装置の各部に対して電力を供給する通常モードと、前記メイン制御部及び前記サブ制御部のうち前記メイン制御部のみを含む当該画像形成装置の各部に対する電力供給を遮断する省電力モードとを択一的に切り替えるモード切替部と
    を有し、
    前記メイン制御部は、
    揮発性を有し、前記オプション機器の使用に関する履歴を履歴情報として記憶する履歴情報記憶部と、
    前記通常モードから省電力モードに移行する際に、このモードの移行が行われる直前に設定されていた通常モードの設定期間に前記履歴情報記憶部に格納された履歴情報を前記サブ制御部に送信する履歴情報送信部と
    を有し、
    前記サブ制御部は、
    前記履歴情報送信部から前記履歴情報を受信する履歴情報受信部と、
    前記履歴情報受信部により受信された履歴情報を格納する履歴情報格納部と、
    前記モード切替部によるモードの切替えを検出する検出部と、
    前記省電力モードから通常モードに切り替えられると、前記履歴情報格納部に格納されている履歴情報を前記メイン制御部に送信する履歴情報送信部と
    を有し、
    前記メイン制御部は、
    前記サブ制御部の履歴情報送信部から前記履歴情報を受信する履歴情報受信部と、
    前記履歴情報受信部により受信された履歴情報に基づき、現在装置本体に装着されているオプション機器の中から前記通常モードの設定期間に使用された履歴があるオプション機器を抽出し、この抽出したオプション機器についてのみ、動力を発生する駆動部及び該駆動部により生成された動力により駆動される被駆動部の動作確認を行うためのイニシャル動作を実行させるイニシャル動作指示部
    を有する画像形成装置。
  2. 前記記録媒体は、用紙であり、
    前記オプション機器は、前記画像形成部による画像形成動作が施された用紙についての処理を行う後処理機器を含み、
    前記イニシャル動作は、前記後処理機器に備えられる駆動部及び被駆動部の動作確認を行うための動作を含むものである請求項1に記載の画像形成装置。
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