JP2009261223A - モータ制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】相補PWM制御において高デューティ比制御におけるPWMの損失を低減する。
【解決手段】アクセル操作に応じてデューティ比指令信号を決定して出力する出力Duty決定回路14と、デューティ比指令信号が所定値以上の場合に、デューティ比の増大に応じてキャリヤ周波数を低下させるキャリヤ周期決定回路15と、モータ電流を増加させる正相PWMに対し、モータ電流を減少させる逆相PWMの時間を所定値にする逆相時間決定回路16とを設ける。正相と逆相を切り替える場合はハイサイド・ローサイドの各スイッチング素子1a・1bが同時にオフになるデッドタイムを一定時間設ける。所定のデューティ比以上では、PWMキャリヤ周波数を低下させることから周期が長くなり、逆相時間を固定することから、逆相時間に占めるデッドタイムの割合を低減し得るため、相補PWM制御における高デューティ比制御でのPWMの損失を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM制御を行うモータ制御回路に関するものである。
従来、モータの電流制御を行うためのモータ制御回路にあってPWM制御を行うものが知られており、その制御にあっては、スイッチング周期を一定にしてオン時間とオフ時間との比(デューティ比)を変化させるようにしているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−324928公報
上記したPWM制御を行う場合に、電源とグラウンド(接地)との間に配置されたハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子とを交互にオンさせる相補PWM制御を行う場合がある。ここで、ハイサイドのスイッチング素子をオンしたときにモータ電流が増加する場合、ハイサイドのスイッチング素子がオンしているときそのPWMの状態を正相PWM制御状態、ローサイドのスイッチング素子をオンしているときのPWMの状態を逆相PWM制御状態と呼ぶこととする。そのような相補PWM制御の場合に、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子とが同時にオンすると貫通電流が流れて素子が破損してしまう虞がある。その対策として、ハイサイドとローサイドとのスイッチング素子が同時にオフとなるデッドタイムを設けると良く、このデッドタイムは使用する素子や電圧、電流などの回路定数によって最適な値に設定される。
しかしながら、上記デッドタイムを設けた場合には、高デューティでは相補PWMによる同期整流の効果が少なくなって効率の低下を招いてしまう。例えば、PWMキャリヤの周期が50μsの場合にデッドタイムが2μsだとすると、立ち上がりと立ち下がりとで合計4μsのデッドタイムがある。その場合に、デューティ比が90%だとすると、オフ時間は5μs(=50μs×0.1)になるため、4μsのデッドタイムを差し引くと1μsとなり、その1μsしか同期整流の効果が出ないため、PWMによる損失が大きいという問題があった。
このような課題を解決して、相補PWM制御において高デューティ比制御におけるPWMの損失を低減し得ることを実現するために本発明に於いては、電源側に接続されたハイサイドスイッチング素子と、接地側に接続されたローサイドスイッチング素子と、デューティ比指令信号に応じて前記ハイサイドおよび前記ローサイドの各スイッチング素子を相補PWMでオンオフしてモータを制御するPWM制御手段とを有し、前記相補PWMでの制御において、前記ハイサイドスイッチング素子がオンしている正相PWM状態と前記ローサイドスイッチング素子がオンしている逆相PWM状態とがいずれか一方から他方に切り替わる時に同時にオフになる所定のデッドタイムが設けられ、前記PWM制御手段が、前記デューティ比指令信号が所定のデューティ比未満の場合はキャリヤ周波数が一定である通常のPWM制御を行い、所定のデューティ比以上の場合には前記逆相PWMで制御する時間を所定値に固定し、かつ前記所定のデューティ比以上のデューティ比の増加に対応してキャリヤ周波数を低下させることによってデューティ比を指令信号に相当する値にするものとした。
特に、前記逆相PWMで制御する時間の所定値が、前記所定のデッドタイムよりも長いと良い。また、前記キャリヤ周波数の周期が、前記デューティ比に応じて設定される周期タイマのタイムアップ時間により決定され、前記逆相PWMで制御する時間が、前記デューティ比に応じて設定されるオフタイマのタイムアップ時間により決定されると良い。
このように本発明によれば、PWMキャリヤの周波数が一定の場合に、その周期とデッドタイムとの関係から高デューティ比になればなる程、スイッチング素子の逆相PWM制御時間に対するデッドタイムの占める割合が増大するため、PWMの損失が大きくなるのに対して、所定のデューティ比以上では、PWMキャリヤ周波数を低下させることから周期が長くなり、またオフ時間を固定することから、オフ時間に占めるデッドタイムの割合を低減することができる。それにより、相補PWM制御における高デューティ比制御でのPWMの損失を低減することができる。
特に、逆相PWM制御時間の所定値を、キャリヤ周波数を低下させる切替ポイントとなる所定のデューティ比におけるキャリヤ周波数から算出される周期とすることにより、切替を円滑に行うことができる。また、周期タイマとオフタイマとを用いた単純な減算処理でキャリヤ周波数を変えることにより、演算処理を簡素化でき、回路規模を小型化し得る。
本発明に基づくモータ制御装置のブロック回路図である。 本発明に基づく制御フロー図である。 PWMの波形例を示す図である。 デューティ比とキャリヤ周期との関係を示す図である。 第2の実施の形態を示す図1に対応する図である。 第2の実施の形態における制御フロー図である。 第2の実施の形態におけるPWMの波形を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に基づくモータ制御装置のブロック回路図であり、例えば電気自動車の駆動源に用いられて良く、アウタロータ型のモータを用い、そのアウタロータに車輪を取り付けたものであって良い。なお、図示例では3相のブラシレスモータMについて示すが、一例であり、制御対象となるモータを限定するものではない。
図に示されるように、電源としての車載バッテリBTに、駆動電流供給手段としてのインバータ1を介してモータMの各相コイル2が接続されている。なお、インバータ1にあっては、スイッチング素子としてFETが用いられ、モータMの電源側にハイサイドスイッチング素子1aが接続され、接地側にローサイドスイッチング素子1bが接続されている。
バッテリBTとインバータ1とを接続する電源線には電流検出手段としての電流検出センサ3が設けられており、それにより検出された電流検出信号が、PWM制御手段としての制御回路ECUの電流検出回路4に入力するようになっている。モータMにはロータ5の回転角度を検出する回転検出手段としての回転センサ6が設けられており、その回転角度信号が回転角度検出回路7に入力する。回転角度検出回路7ではロータ5のステータ8に対する回転(角度)位置が算出され、回転速度検出回路41ではロータ4のステータ6に対する回転速度が算出される。
次に、制御回路ECUについて図1を参照して示す。なお、図1にあっては、本発明に基づく回路構成の主要部が示されており、モータ制御に必要な公知の他の回路については図示省略している。図1に示されるように、制御回路ECUには、外部の例えばアクセルの操作量を検出するセンサ(図示せず)からの信号であって良い運転操作信号が入力する運転操作入力回路11と、運転操作入力回路11からの出力信号が入力する出力電流指令回路12と、出力電流指令回路12及び電流検出回路4からの各出力信号が入力する出力電流比較回路13と、出力電流比較回路13からの出力信号が入力する出力Duty決定回路14と、出力Duty決定回路14からの出力信号がそれぞれ入力するキャリヤ周期決定回路15および逆相時間決定回路16と、キャリヤ周期決定回路15および逆相時間決定回路16からの各出力信号が入力するPWM信号生成回路17とが設けられている。なお、各回路はICを用いて構成されるものと、CPUのプログラム制御により構成されるものとを含むものであって良い。また、図示された回路名称及び信号線により理解される部分についてはその詳しい説明を省略する。
上記運転操作入力回路11から出力される信号はアクセル操作量に応じて増減するものであって良く、出力電流比較回路13から出力される信号は、出力電流指令回路12からの出力電流指令値と電流検出値とを比較した結果に応じて変化するもの(例えば差分)であって良い。また、出力Duty決定回路14にあっては、出力電流比較回路13からの出力決定値に基づいて駆動(加減速)出力制御におけるデューティ比を決定し、そのデューティ比決定信号をPWM信号生成回路17に出力する。PWM信号生成回路38にあっては、ブラシレスモータに対する公知のPWM制御におけるパルス幅変調されかつデューティ比に応じた制御信号としてのPWM信号を決定する。
次に、本発明に基づく駆動制御要領について、図2のフロー図および図3の波形図を参照して示す。図2のステップST1では運転操作入力回路11による運転操作信号と電流検出回路4による電流検出信号とを読み込み、次のステップST2では、出力Duty決定回路14で、ステップST1で読み込んだ各値の比較結果からデューティ比指令信号としてのデューティ比DUTYに変換する。
次のステップST3では、デューティ比DUTYが60%未満であるか否かを判別し、60%未満であると判定された場合にはステップST4に進む。この判別はキャリヤ周期決定回路15および逆相時間決定回路16の両回路で行う。ステップST4では、キャリヤ周期決定回路15でキャリヤ周期を50μs(キャリヤ周波数20kHz)一定に設定し、次のステップST5では、逆相時間決定回路16でPWM制御における逆相時間Trevを次式(1)によりを算出する。
Trev=(100%−DUTY)×50[μs]…(1)
そして、次のステップST6で上記逆相時間Trevに基づいたPWM信号をPWM信号生成回路17で生成し、そのPWM信号をインバータ1に出力する。これにより、デューティ比DUTYが60%未満の場合には公知のキャリヤ周期一定状態における逆相時間Trevの変化によるPWM制御を行う。
なお、デューティ比60%未満における逆相時間Trevの最短時間は式(1)から20μsとなる。また、両スイッチング素子1a・1bが共にオフになるデッドタイムは4μs程度であり、上記逆相時間20μsに対して十分短い時間であり、デッドタイムによる損失の影響は無視することができる。
それに対してステップST3でデューティ比DUTYが60%以上であると判定された場合にはステップST7に進む。ステップST7では、キャリヤ周期決定回路15でキャリヤ周期Tcを次式(2)により算出する。
Tc=20÷(100%−DUTY)[μs]…(2)
次のステップST8では逆相時間Trevをデューティ比60%における20μs一定に設定して、ステップST6に進む。ステップST6では、上記式で求められたキャリヤ周期Tcと逆相時間Trevを20μs一定としたPWM制御を行う。したがって、デューティ比60%以上であれば逆相時間Trevは20μs一定に固定される。なお、図2のフローにあっては、サブルーチンとして処理し、所定サイクル毎にステップST1から実行するものであって良い。
このようにして行うPWM制御の具体的な波形例について図3を参照して示す。図3にあっては、デューティ比の具体例として20・40・60・80・90・95%の場合の波形例を示している。図に示されるように、デューティ比20〜60%にあっては、キャリヤ周期Tcは50μs(20kHz)一定である。その状態でデューティ比に合わせて逆相時間Trevを長短変化させてPWM波形とする。
そして、デューティ比60%では上記式(1)により逆相時間Trev=20μsとなり、デューティ比60%以上では、逆相時間Trevを所定のデューティ比としての60%時の20μsに固定する。それと共に、式(2)によりキャリヤ周期Tcをデューティ比DUTYに基づいて算出する。図に示される具体例として、例えばデューティ比80%ではキャリヤ周期Tcは100μsとなる。また、デューティ比90%ではキャリヤ周期Tcは200μsとなり、デューティ比95%ではキャリヤ周期Tcは400μsとなる。
このように、図示例では、デューティ比60%未満では逆相時間Trevは20μs以上になり、またデューティ比60%以上では逆相時間Trevは20μsに固定される。したがって、デッドオフタイムを4μsとして、8割以上の時間で同期整流を行うことができるため、PWMによる損失を最小限に抑えることができる。また、図示例の場合、キャリヤ周波数Tcが一定となるデューティ比60%未満では逆相時間Trevの最大値が50μsとなり、最小値が20μsとなることから、逆相時間Trevの範囲が20〜50μsとなるため、単純にキャリヤ周期を長くした場合のようにリップル電流が大きくなることも無く、キャリヤ周波数の上限も20kHzとなることからキャリヤ周波数が上がりすぎてスイッチング損失が増加することもない。
なお、デューティ比DUTYとキャリヤ周期との関係をグラフ化したものを図4に示す。図4は上記例に対応するものであり、デューティ比60%未満ではキャリヤ周期が50μs一定であり、デューティ比60%以上では上記式(2)により求められるキャリヤ周期となる。なお、デューティ比100%では無限大となるため、図4では99.5%を上限としてグラフ化しているが、その値からデューティ比100%に至るまでを同一値として設定して良い。その場合のキャリヤ周期Tcは4000μs(200Hz)となる。また、図4のグラフをマップ化しておくことにより、デューティ指令値に対して対応するキャリヤ周期を求めることができ、上記PWM制御を容易に行うことができる。
上記実施の形態では、デューティ比60%以上で逆送時間Trevを20μsに固定してデューティ比に応じてキャリヤ周期を変化させるようにしたが、本発明の課題を解決するための手段としては上記実施の形態に限られるものではなく、第2の実施の形態について以下に示す。
図5は上記図1に対応する図であり、上記と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。図5の回路では、図1のキャリヤ周期決定回路15に代えて周期タイマ21が設けられ、逆相時間決定回路16に代えてオフタイマ22が設けられている。
例えば制御クロックの周波数を4MHzとして最大オン時間T1max(デューティ比100%)を16000クロックとして設定した場合に、0〜16000の分解能で制御することができる。そのため、周期タイマ21は0〜18000クロックに対応し得るものにすると良い。一方、デューティ比100%の分解能を200とすると、最小オフ時間T0minを、上記デューティ比60%に対応させると80になることから、オフタイマ22は80〜200の範囲でオフ時間のカウント数TM0を設定するものとする。この周期タイマ21により設定されたカウント数TMのカウントアップ(タイムアップ時間)がPWM制御の1周期となり、オフタイマ22により設定されたオフカウント数TM0のカウントアップ(タイムアップ時間)がPWM制御のオフ出力時間(逆相PWMで制御する時間)に対応する。
次に、図6のフロー図および図7のタイムチャートを参照して、上記周期タイマ21とオフタイマ22とを用いた制御要領について説明する。図7に示されるように本実施の形態におけるPWM制御ではPWM周期TMの始めにPWM出力オフ(=0)を行うものとするが、始めにオンするようにしても良い。
図6に示されるように、ステップST11〜ST13までは上記図2のステップST1〜ST3と同じであって良い。なお、ステップST13ではデューティ比DUTYが60%を越えているか否かを判別するが、その算出は式(3)により行うことができる。
DUTY>(200−T0min)*1/2…(3)
ここで、T0minは最小オフ時間に相当するクロック数(=80)である。
ステップST13でデューティ比DUTYが60%を越えていると判定された場合にはステップST14に進み、除数dを式(4)により求める。
d=(100−DUTY)*2…(4)
なお、除数dはデューティ比(0〜100%)に対応するものとして、クロック数の0〜200となるが、ステップST14では0〜80になる。
60%以下であると判定された場合にはステップST15に進み、除数(法数)dを最小オフ時間T0min(=80)に対応する値にする。この場合には除数dは固定値となる。
ステップST14またはステップST15の次のステップST16では周期タイマ21のカウント数TMが除数dより小さいか否かを判別し、カウント数TMが除数dより小さい場合にはステップST17に進み、カウント数TMが除数d以上の場合にはステップST18に進む。
ステップST17では、周期タイマ21のカウント数TMを最大オン時間T1max(=16000)にして、ステップST19に進む。ステップST19では、ステップST13と同様にデューティ比DUTYが60%を越えているか否かを判別する。デューティ比DUTYが60%を越えていると判定された場合にはステップST20に進み、60%以下であると判定された場合にはステップST21に進む。
ステップST20ではオフタイマ22によるオフ時間T0を最小オフ時間T0minに対応する値(=80)にしてステップST11に戻る。ステップST21では、オフタイマ22によるオフ時間T0をデューティ比100%からステップST12で設定されたデューティ比DUTY(0〜100)を減算し、デューティ比100%をクロック数の200に対応させて換算して、ステップST11に戻る。この場合のPWM制御におけるカウント数TMは上記した最大オン時間T1maxであり、オフ時間T0はステップST20またはST21で設定された値(80〜200)である。
上記ステップST16でカウント数TMが除数d以上と判定された場合に進むステップST18では、周期タイマ21のカウント数TMを式(5)により求める。
TM=TM−d…(5)
ステップST18の次のステップST22ではオフタイマ22がタイムアップ(TM0=0)したか否かを判別し、タイムアップしていないと判定された場合にはステップST23に進み、タイムアップしたと判定された場合にはステップST24に進む。ステップST23では、PWM出力をオフ(=0)とすると共にオフタイマ22のカウントTM0をカウントダウン(TM0−1)して、ステップST11に戻る。ステップST24ではPWM出力をオン(=1)してステップST11に戻る。
このようにしても上記と同様の作用効果を奏し得る。例えば図7に示されるようにデューティ比DUTYが60%を越えている場合について説明する。この場合にはステップST14で除数dが式(4)で算出された値に設定され、最初のサイクルではステップST17に進み、そこで周期タイマ21は最大オン時間T1max相当(=16000)に設定され、さらにステップST20に進むことから、そこでオフ時間のカウント数TM0は最小オフ時間TMmin相当(=80)に設定される。
次のサイクルではカウント数TM(=16000)は除数d以上になっているため、ステップST16からステップST18に進み、ステップST18で周期タイマ21のカウント数TMを除数dだけ減算してステップST22に進む。オフタイマ22のカウント数TM0はステップST21で設定された値なので0より大きい(80>0)ため、ステップST23に進み、カウントTM0を1だけ減算して次のサイクルに移る。
次のサイクル以降では、最小オフ時間T0min相当(=80)に至るまでステップST23を繰り返し、その間PWM出力はオフであり、オフタイマ21のカウント数TM0が0になったらステップST24に進み、PWM出力がオンになる。このオンになった時の周期タイマ21のカウント数TMがその後の除数dの繰り返しの減算により除数d未満の値になったらステップST16からステップST17に移行し、以後上記ステップを繰り返す。このようにしてデューティ比DUTYに応じて1周期当たりのオフおよびオン時間の比によるPWM制御が行われる。
例えばデューティ比が80%の場合には除数d=40、オフタイマ22のカウント数TM0=80であることから、ステップST23を80回繰り返した時の周期タイマ21のカウント数TMは12800(=16000−40*80)となっており、それ以降のPWM出力のオンは320(=12800/40)回繰り返される。この場合のPWMのデューティ比は80%(=320/(80+320))となる。これは、上記実施の形態の図3に示される80%の場合に対応する。すなわち、最大オン時間T1maxの16000クロックを400(=80+320)で除算すると400となり、4MHzの1クロック(=250ns)の400回分で1周期100μs(10kHz)となり、その内の80回分がオフ出力時間の20μsとなる。
このように、デューティ比が60パーセントを超える場合にはオフ時間TM0は80クロックより小さくはならず、上記実施の形態と同様に高デューティ比での相補PWMによる同期整流の効果の低下を防止し、高い効率を維持し得る。上記したように制御クロックの周波数が4MHzにより1制御クロックが250nsの場合には、固定されるオフ時間TM0は20μsとなり、上記実施の形態と同じである。
デューティ比が60%以下の場合には、ステップST15で除数dが最小オフ時間T0min相当(=80)に固定され、上記と同様にステップST16・ST17を経て、ステップST21でオフ時間TM0がデューティ比DUTYに応じて設定され、ステップST18に進んだ場合には上記と同様に処理される。
例えばデューティ比が40%の場合には除数d=80、オフタイマ22のカウント数TM0=120であることから、ステップST23を120回繰り返した時の周期タイマ21のカウント数TMは9600(=16000−80*120)となっており、それ以降のPWM出力のオンは80(=6400/80)回繰り返される。この場合のデューティ比は40%(=80/(120+80))となる。この場合も、上記実施の形態の図3に示される40%の場合に対応する。すなわち、1クロック(=250ns)の200回分で1周期50μs(20kHz)となる。
このように、第2の実施の形態においても、ステップST18でキャリヤ周波数(周期)をデューティ比に応じて変えることができ、上記実施の形態と同じ作用効果を奏し得る。また、単純な減算処理でキャリヤ周波数を変えることから、演算処理を簡素化でき、回路規模を小型化し得る。
本発明にかかるモータ制御回路は、相補PWM制御を行うものにおいてハイサイド・ローサイドのスイッチング素子が同時にオフになるデッドタイムによるPWM制御における損失を抑制し得る効果を有し、PWM制御を行うモータ制御回路を用いた装置全般に有用である
1 インバータ
1a ハイサイドスイッチング素子
1b ローサイドスイッチング素子
11 運転操作入力回路
14 出力Duty決定回路
15 キャリヤ周期決定回路
16 逆相時間決定回路
17 PWM信号生成回路
21 周期タイマ
22 オフタイマ
ECU 制御回路
M モータ

Claims (3)

  1. 電源側に接続されたハイサイドスイッチング素子と、接地側に接続されたローサイドスイッチング素子と、デューティ比指令信号に応じて前記ハイサイドおよび前記ローサイドの各スイッチング素子を相補PWMでオンオフしてモータを制御するPWM制御手段とを有し、
    前記相補PWMでの制御において、前記ハイサイドスイッチング素子がオンしている正相PWM状態と前記ローサイドスイッチング素子がオンしている逆相PWM状態とがいずれか一方から他方に切り替わる時に同時にオフになる所定のデッドタイムが設けられ、
    前記PWM制御手段が、前記デューティ比指令信号が所定のデューティ比未満の場合はキャリヤ周波数が一定である通常のPWM制御を行い、所定のデューティ比以上の場合には前記逆相PWMで制御する時間を所定値に固定し、かつ前記所定のデューティ比以上のデューティ比の増加に対応してキャリヤ周波数を低下させることによってデューティ比を指令信号に相当する値にすることを特徴とするモータ制御回路。
  2. 前記逆相PWMで制御する時間の所定値が、前記所定のデッドタイムよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御回路。
  3. 前記キャリヤ周波数の周期が、前記デューティ比に応じて設定される周期タイマのタイムアップ時間により決定され、
    前記逆相PWMで制御する時間が、前記デューティ比に応じて設定されるオフタイマのタイムアップ時間により決定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ制御回路。
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