JP5521914B2 - 電力変換装置、及び、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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また、バッテリの電圧を昇圧してインバータに直流電力を供給するための昇圧回路がインバータの電源側に設けられる場合がある。
これにより、昇圧回路からコンデンサ(特許文献1、2では「DCリンクコンデンサ」)へ電流が流れ込みコンデンサが充電される昇圧(駆動)動作のタイミングと、コンデンサからインバータへ電流が流れ出しコンデンサが放電するタイミングとを一致させ、コンデンサに流れる電流の一部をキャンセルすることで、リップル電流を最小にしている。
加えて、昇圧回路部では、昇圧PWM基準信号の周波数をインバータ部のPWM基準信号の周波数の2倍としているため、昇圧回路部のスイッチング素子は、インバータ部のPWM1周期の間に4回ずつスイッチング動作する。したがって、スイッチングロスおよびスイッチングによる発熱がさらに大きくなる。
インバータ部は、巻線組の各相に対応する複数のインバータ用スイッチング素子からなるブリッジ回路を含む。
コンデンサは、インバータ部の電源側およびグランド側の間に接続される。
インバータ制御部は、巻線組に印加される電圧に係る電圧指令信号と所定のPWM基準信号とを比較することによりインバータ用スイッチング素子のオン/オフ切替を制御する。
昇圧回路制御部は、昇圧回路部において、昇圧比に係る昇圧デューティ指令信号と所定の昇圧PWM基準信号とを比較することにより昇圧スイッチング素子および降圧スイッチング素子のオン/オフ切替を制御する。
昇圧回路制御部は、昇圧PWM基準信号の周波数をインバータ部のPWM基準信号の周波数と同一とする。
インバータ制御部は、昇圧回路部からコンデンサへ電流が流れ込記コンデンサが充電されるタイミングと、コンデンサからインバータ部へ電流が流れ出しコンデンサが放電するタイミングとを一致させるように、回転電機の各相に印加される電圧の平均値である中性点電圧を操作する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態による電力変換装置1は、3相回転電機としてのモータ10を駆動制御するものである。電力変換装置1およびモータ10を含む駆動装置2は、例えば車両のステアリング操作をアシストするための電動パワーステアリング装置に適用される。
U相コイル11、V相コイル12およびW相コイル13は、巻線組18を構成する。
また、モータ10には、回転角を検出する位置センサ69が設けられている。
インバータ部20は、3相インバータであり、巻線組18のU相コイル11、V相コイル12、W相コイル13のそれぞれへの通電を切り替えるべく、6つのインバータ用スイッチング素子21〜26がブリッジ接続されている。インバータ用スイッチング素子21〜26は、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。以下、インバータ用スイッチング素子21〜26をMOS21〜26という。
対になっているMOS21、22、23とMOS24、25、26との接続点は、それぞれU相コイル11、V相コイル12、W相コイル13の一端に接続している。
以下、「高電位側スイッチング素子」としてのMOS21〜23を「上MOS」といい、「低電位側スイッチング素子」としてのMOS24〜26を「下MOS」という。
U相電流検出部41は、MOS21およびMOS24の接続点とU相コイル11との間に設けられ、U相コイル11に流れる電流を検出する。V相電流検出部42は、MOS22およびMOS25の接続点とV相コイル12との間に設けられ、V相コイル12に流れる電流を検出する。W相電流検出部43は、MOS23およびMOS26の接続点とW相コイル13との間に設けられ、W相コイル13に流れる電流を検出する。
電流検出部41〜43によって検出された電流検出値(以下、「AD値」という。)、及び、位置センサ69によって検出されたモータ10の回転角検出値は電気角に換算され、インバータ制御部60を構成するレジスタに記憶される。なお、図1において、電流検出部40および位置センサ69からインバータ制御部60への制御線は、煩雑になることを避けるため省略した。
デューティ算出部65では、三相指令電圧Vu*、Vv*、Vw*、およびコンデンサ電圧Vcに基づき、変調前のU相デューティDu’、V相デューティDv’、W相デューティDw’を算出する。各相デューティDu’、Dv’、Dw’は、例えば振幅が略同一で位相が互いに120°ずれる正弦波信号として与えられる。
ここで、「振幅」とは、信号の最大値と最小値との差分の1/2の値をいう。
デューティ指令信号D、及び、各相デューティDu、Dv、Dwは、特許請求の範囲に記載の「電圧指令信号」に相当する。
誘起コイル72は、エネルギーの蓄積、放熱に伴って電圧を誘起する素子であり、入力端がバッテリ71の正極に接続される。
降圧MOS73は、ドレインがコンデンサ50の正極側に接続され、ソースが誘起コイル72の出力端に接続される。昇圧MOS74は、ドレインが誘起コイル72の出力端に接続され、ソースが接地される。降圧MOS73および昇圧MOS74のゲートは、昇圧駆動回路76に接続され、昇圧駆動回路76からの電気信号によってオン/オフする。
降圧MOS73がオフ、昇圧MOS74がオンの時、バッテリ71から誘起コイル72に電流が流れ、誘起コイル72にエネルギーが蓄積される。その後、昇圧MOS74がオフとなり、降圧MOS73がオンとなると、誘起コイル72が蓄積されたエネルギーを放出することにより、バッテリ71の電圧に誘起電圧が重畳された昇圧電圧がコンデンサ50に充電される。
まず、インバータ部20におけるPWM制御について図3〜図6を参照して説明する。
図3(a)に示すように、デューティ指令信号D0は、振幅が略同一で、最大値と最小値との平均値がデューティ約50%に相当し、位相が互いに120°ずれたU相デューティDu0、V相デューティDv0およびW相デューティDw0の3つの正弦波信号から構成される。
PWM制御では、各相デューティDu0、Dv0、Dw0とPWM基準信号P0とを比較し、MOS21〜26のオン/オフ信号を生成する。本実施形態で採用する方式では、PWM基準信号P0が各相デューティDu0、Dv0、Dw0を上回る区間において、上MOS21〜23がオフとなり、対応する下MOS24〜26がオンとなる。また、PWM基準信号P0が各相デューティDu0、Dv0、DW0を下回る区間において、上MOS21〜23がオンとなり、対応する下MOS24〜26がオフとなる。すなわち、上MOS21〜23と対になっている下MOS24〜26とは、そのオン/オフが逆となる。
図5(a)に示すように、インバータ部20において上MOS21〜23がオフとなり下MOS24〜26がオンとなっているゼロ電圧ベクトル発生期間には、インバータ部20の電源側からグランド側へ導通しないため、コンデンサ50からインバータ部20へ放電しない。なお、巻線組18には回生電流Irが流れる。
一方、図5(b)に示すように、上MOS21および下MOS25、26がオンとなっている有効電圧ベクトル発生期間には、インバータ部20の電源側から巻線18を経由してグランド側へ導通するため、コンデンサ50からインバータ部20側へ電流Ifが流れ出し、コンデンサ50は放電する。
例えば、昇圧PWM基準信号B2が昇圧デューティ指令信号DBを上回る区間において降圧MOS73がオンとなり昇圧MOS74がオフとなる方式を採用することができる。あるいは、昇圧PWM基準信号B1が昇圧デューティ指令信号DBを下回る区間において降圧MOS73がオンとなり昇圧MOS74がオフとなる方式を採用することができる。
このようにデューティ指令信号D0を上下にシフトすることで、各相コイル11〜13に印加される電圧の平均値である中性点電圧を操作することができる。なお、デューティ指令信号D0を上下にシフトしても、各相間の線間電圧が変わならければ、巻線組18に印加される電圧は変わらない。
一方、図8(b)に示すようにデューティ指令信号D0を上方向にシフトした場合、PWM基準信号P0の山側のゼロ電圧ベクトルV0発生期間、すなわち、山の前の有効電圧ベクトル発生期間と山の後の有効電圧ベクトル発生期間との間隔が比較的短くなる。したがって、PWM基準信号P0の山側で「コンデンサ放電が中断する期間」が比較的短くなる。
第1実施形態では、変調処理部653は、下べた二相変調処理を行う。下べた二相変調処理とは、図9(a)に示す基準正弦波において、最も小さい相のデューティが基準最小値Sminとなるように、最も小さい相のデューティから基準最小値Sminを差し引いた値を全ての相から減算する処理である。図9(b)は、下べた二相変調処理後の波形を示す。
なお、第1実施形態の説明では、下べた二相変調処理されたデューティ指令信号および各相デューティを表す符号の末尾を「L」と表す。
図11(a)に示すように、デューティ指令信号DLのうち最も小さいW相デューティDwLは、出力可能なデューティ範囲の最小値Rminに一致し、PWM基準信号Pの谷点OLを含む。この状態は、図8(a)にて、最も小さいW相デューティDw0がPWM基準信号P0の谷点の値となるまでデューティ指令信号D0を下方向にシフトした状態に相当する。
ここで、インバータ部20の有効電圧ベクトル発生期間を調整するために、例えば、デューティ指令信号DLの中性点電圧を操作することで、最も大きいU相デューティDuLを調整してもよい。
ここで、図15を参照して特許文献1、2に記載の従来技術を比較例として説明する。
比較例では、デューティ指令信号DCは、正弦波信号である。比較例の説明では、デューティ指令信号および各相デューティを表す符号の末尾を「C」と表す。
図15(a)に示すように、デューティ指令信号DCは、最も大きいU相デューティDuCが出力可能なデューティ範囲の最大値Rmaxより小さく、最も小さいW相デューティDwCが出力可能なデューティ範囲の最小値Rminより大きい。
すなわち、比較例は、「昇圧PWM基準信号B2の周波数をPWM基準信号Pの周波数の2倍とすることにより、コンデンサ50の充放電のタイミングを一致させる」ことを技術的特徴としている。
本発明の第1実施形態による電力変換装置の効果を説明する。
(1)3相のインバータ部20において、デューティ指令信号DLは、最小値が出力可能なデューティ範囲の最小値Rminに一致するように下べた二相変調処理されるため、PWM1周期中に、3相のうち1相の上下MOSはスイッチングしない。したがって、インバータ部20を構成するMOSのスイッチング回数が2/3に減少する。よって、スイッチングロスを低減することができ、エネルギー効率が向上する。また、スイッチングによる発熱を抑制することができる。
本発明の第2実施形態によるPWM制御を図12〜図14に基づいて説明する。
以下の第2実施形態は、図1、図2に示す回路構成は第1実施形態と同様であり、インバータ制御部60および昇圧回路制御部75による処理の内容が異なる。なお、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
なお、第2実施形態の説明では、上べた二相変調処理されたデューティ指令信号および各相デューティを表す符号の末尾を「H」と表す。
図14(a)に示すように、デューティ指令信号DHのうち最も大きいU相デューティDuHは、出力可能なデューティ範囲の最大値Rmaxに一致し、PWM基準信号Pの山点OHを含む。この状態は、図8(b)にて、最も大きいU相デューティDu0がPWM基準信号P0の山点の値となるまでデューティ指令信号D0を上方向にシフトした状態に相当する。
ここで、インバータ部20の有効電圧ベクトル発生期間を調整するために、例えば、デューティ指令信号DHの中性点電圧を操作することで、最も小さいW相デューティDwHを調整してもよい。
また、上記の実施形態では昇圧回路部による充電時間とインバータ部による放電時間が略一致する例を示したが、実施形態のデューティや昇圧比に限定されるものではなく、できる限り昇圧回路部からの充電期間とインバータ部による放電期間を一致させることでリップル電流を低減することができる。
第2実施形態による電力変換装置は、第1実施形態の効果(1)、(2)に対応する以下の効果(1)、(2)を奏する。また、第1実施形態の効果(3)〜(5)を共有する。
(1)3相のインバータ部20において、デューティ指令信号DHは、最大値が出力可能なデューティ範囲の最大値Rmaxに一致するように上べた二相変調処理されるため、PWM1周期中に、3相のうち1相の上下MOSはスイッチングしない。したがって、インバータ部20を構成するMOSのスイッチング回数が2/3に減少する。よって、スイッチングロスを低減することができ、エネルギー効率が向上する。また、スイッチングによる発熱を抑制することができる。
(ア)コンデンサの充放電期間
上記の実施形態では、コンデンサ50の放電期間となるインバータ部20の「有効電圧ベクトル発生期間」と、コンデンサ50の充電期間となる昇圧回路部70の「降圧MOS73をオンする期間」とを一致させることで、スイッチング回数の減少に加えて、コンデンサのリップル電流を低減するという作用効果を奏する。
電流検出部の設置に係る他の実施形態を図16に示す。
図16(a)は、第1実施形態の構成(図1参照)を示す。電流検出部41〜43は、上MOS21〜23と下MOS24〜26とのそれぞれの接続点と、対応する巻線との間に設けられる。
ここで、3相のうちいずれか1相の電流検出部を省いてもよい。例えば図16(b)に示すように、W相電流検出部43を省いた場合、U相電流検出部41およびV相電流検出部42によって検出された電流検出値を電源電流から差し引くことにより、W相の電流を検出することができる。
あるいは、図16(e)に示すように、電流検出部41〜43を上MOS21〜23の電源側に設けることができる。図16(b)の説明と同様の理由により、図16(f)に示すように、3相のうちいずれか1相の電流検出部を省いてもよい。
あるいは、図16(h)に示すように、コンデンサ50の負極と、第1インバータ部20のグランド側のブリッジ回路合流点との間に1つの電流検出部48を設けることができる。この場合、電流検出部48は、図16(c)の電流検出部41〜43による電流検出値の合計値を検出する。
図16(a)、(b)に示す位置に電流検出部を設ける場合、ホール素子を用いることが好ましい。この場合、MOS21〜26のスイッチング動作に関係なく巻線電流を直接検出するため、第1実施形態の図10の説明のところでも述べたように、出力可能なデューティ範囲の最小値Rminを0%とし、最大値Rmaxを100%とすることができる。
図16(c)または(d)に示すように電流検出部としてのシャント抵抗を下MOSのグランド側に設ける場合、PWM基準信号の山側において、全ての下MOS24〜26がオンになったときに電流検出部41〜43に流れる山側電流は、巻線組18に流れる電流と一致するので、山側電流を巻線電流として検出する。
10 ・・・モータ(回転電機)、
11〜13・・・コイル(巻線)、
18 ・・・巻線組、
20 ・・・インバータ部、
21〜23・・・上MOS(インバータ用スイッチング素子)、
24〜26・・・下MOS(インバータ用スイッチング素子)、
40〜43・・・電流検出部、
50 ・・・コンデンサ、
60 ・・・インバータ制御部、
65 ・・・デューティ算出部、
653 ・・・変調処理部
68 ・・・インバータ駆動回路、
70 ・・・昇圧回路部、
71 ・・・バッテリ(直流電源)、
72 ・・・誘起コイル、
73 ・・・降圧MOS(降圧スイッチング素子)、
74 ・・・昇圧MOS(昇圧スイッチング素子)、
75 ・・・昇圧回路制御部、
76 ・・・昇圧駆動回路、
Smax ・・・基準最大値、
Smin ・・・基準最小値、
B ・・・昇圧PWM基準信号、
D ・・・デューティ指令信号(電圧指令信号)、
Du、Dv、Dw・・・U、V、W相デューティ(電圧指令信号)、
Db ・・・昇圧デューティ指令信号、
Dmax ・・・電圧指令信号の最大値、
Dmin ・・・電圧指令信号の最小値、
Dc ・・・デューティ中心値、
P ・・・PWM基準信号、
Rmax ・・・出力可能なデューティ範囲の最大値(所定の上限値)、
Rmin ・・・出力可能なデューティ範囲の最小値(所定の下限値)、
Rc ・・・出力中心値。
Claims (4)
- 回転電機の各相に対応する巻線から構成される巻線組を有する多相回転電機の電力変換装置であって、
前記巻線組の各相に対応する複数のインバータ用スイッチング素子からなるブリッジ回路を含むインバータ部と、
前記インバータ部の電源側およびグランド側の間に接続されるコンデンサと、
前記巻線組に印加される電圧に係る電圧指令信号と所定のPWM基準信号とを比較することにより前記インバータ用スイッチング素子のオン/オフ切替を制御するインバータ制御部と、
直流電源に接続される誘起コイル、オンしたときに前記誘起コイルに通電させる昇圧スイッチング素子、及び、該昇圧スイッチング素子がオフしたときにオンする降圧スイッチング素子を有する昇圧回路部と、
前記昇圧回路部において、昇圧比に係る昇圧デューティ指令信号と所定の昇圧PWM基準信号とを比較することにより前記昇圧スイッチング素子および前記降圧スイッチング素子のオン/オフ切替を制御する昇圧回路制御部と、
を備え、
前記昇圧回路制御部は、
前記昇圧PWM基準信号の周波数を前記インバータ部の前記PWM基準信号の周波数と同一とし、
前記インバータ制御部は、
前記昇圧回路部から前記コンデンサへ電流が流れ込み前記コンデンサが充電されるタイミングと、前記コンデンサから前記インバータ部へ電流が流れ出し前記コンデンサが放電するタイミングとを一致させるように、前記回転電機の各相に印加される電圧の平均値である中性点電圧を操作することを特徴とする電力変換装置。 - 前記インバータ制御部は、
多相の電圧指令信号のうち最も小さい電圧指令信号が所定の下限値となるように、最も小さい相の電圧指令信号から前記所定の下限値を差し引いた値を全ての相の電圧指令信号から減算することにより、前記コンデンサの充放電のタイミングを一致させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記インバータ制御部は、
多相の電圧指令信号のうち最も大きい電圧指令信号が所定の上限値となるように、最も大きい相の電圧指令信号から前記所定の上限値を差し引いた値を全ての相の電圧指令信号から減算することにより、前記コンデンサの充放電のタイミングを一致させることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置を用いた電動パワーステアリング装置。
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