JPH1094266A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH1094266A
JPH1094266A JP8240321A JP24032196A JPH1094266A JP H1094266 A JPH1094266 A JP H1094266A JP 8240321 A JP8240321 A JP 8240321A JP 24032196 A JP24032196 A JP 24032196A JP H1094266 A JPH1094266 A JP H1094266A
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JP
Japan
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signal
voltage
inverter
correction signal
pulse
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JP8240321A
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Chihiro Okatsuchi
千尋 岡土
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流電圧のピーク値が直流電圧に接近しても変
調周波数が低下したり、電流制御系が不安定になること
なく、直流電圧をできるだけ低く設定して電力変換効率
を向上させる。 【解決手段】補正信号発生手段16から変調信号Ca の
半周期毎に三角波状の変調信号Ca のピーク点において
パルス状の補正信号Cc が出力され変調信号Caに加算
され、交流電圧のピーク値が直流電圧に接近して制御信
号Cが三角波状の変調信号Ca のピーク点付近で動作す
るとき、補正信号Cc のパルス幅によりPWM制御手段
12から出力されるPWM信号S1 の最小オフパルスの
幅をデッドタイム回路14のデッドタイムより大きくな
るようにし、インバータのスイッチ素子を確実にオフさ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として太陽光発電
や燃料電池などの直流電源から交流電力を得て交流系統
に連系して運転するインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインバータ装置として太陽光発
電インバータの一例を図5に示す。太陽電池でなる直流
電源1から出力される直流電力はインバータ3により交
流電力に変換され、リアクトル5、6を介して交流系統
4に供給され連系運転される。コンデンサ2は太陽電池
1と並列に接続され、PWM制御に伴うリップル電流を
供給し直流電圧を平滑する。リアクトル5、6とコンデ
ンサ8はPWM制御に伴うリップル電圧を吸収する。
【0003】電流基準回路10は指令Im と電圧検出器
9を介して検出される交流系統4の交流電圧検出値Va
に基づいて、交流系統4の交流電圧に同期した正弦波
(振幅Im )の電流基準I* を出力する。指令Im は直
流電源1から最大電力を引き出すように図示しない装置
から与えられる。電流制御回路11は電流基準I* と電
流検出器7を介して検出されたインバータ出力電流Iを
比較してその誤差を減少させるように電流制御信号Cを
出力する。比較器12は電流制御信号Cとキャリア発生
器13から出力される三角波の変調信号Ca との大小関
係を判定してインバータ3をPWM制御するためのPW
M信号S1 、S2 を出力する。PWM信号S1 、S2
は、デッドタイム回路14a 、14b と駆動回路15a
、15b を介してインバータ3を構成する正側と負側
のスイッチ素子をオン、オフするゲート信号として与え
られ、直流電源1のP、N間にブリッジ接続された正側
と負側のスイッチ素子が同時にオンしないようにデッド
タイムを持ってオン、オフされる。このようにPWM制
御することにより直流電源1の電力を交流系統4に供給
する連系運転が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のインバータ
装置では、交流系統4の交流電圧のピーク値と直流電源
1の直流電圧が接近すると、PWM制御の変調周波数で
スイッチングが行われず、見掛上の変調周波数が可聴周
波数の範囲まで低下して不快音を発生し、また電流制御
系が不安定になるという問題がある。
【0005】すなわち、通常の運転では電流制御信号は
図6のC2 に示すように三角波の変調信号Ca のピーク
値より低い値でクロスし、PWM信号はSx2のようにオ
フ期間の幅がデッドタイムより大きくなり、正常にPW
M制御が行われる。しかし、交流系統4の交流電圧のピ
ーク値と直流電源1の直流電圧が接近すると、交流電圧
のピーク値付近において、電流制御信号は三角波の変調
信号Ca のピーク値付近のC1 で動作することになり、
PWM信号はSx1のようにオフ期間の幅がデッドタイム
より小さくなり、ついにはオフ期間がなくなり連続して
オン状態となる。このような状態になると見掛上の変調
周波数が低下する。また、直流電圧をVd 、交流電圧の
ピーク値を√2・Va とし、電圧比Kv を
【0006】
【数1】 Kv =√2・Va /Vd (1) とすると、通常の運転では電圧比Kv と変調率Mは比例
関係を保ち、電流制御系は安定した運転となる。しか
し、交流電圧のピーク値が直流電圧に接近し、PWM信
号のオフ期間の幅がSx1のように狭くなりデッドタイム
より小さくなると、インバータの出力電圧が不足して電
流制御信号C1 が更に増加し、図7のKv1に示すように
電圧比Kv が1に近付く手前で比例関係が不連続的に急
変する。この現象は三角波の変調信号Ca のピーク値付
近の変化率が減少し丸みを持つことで助長される。
【0007】例えば、変調周波数を20kHZ、実質デ
ッドタイムを2〜3μs程度とすると、変調周期は50
μsとなり約4〜6%のジャンプが生じる。このため電
流制御系が不安定となりハンティング現象を生じる場合
がある。この結果、電流リップルが増加して波形率の悪
化を招き効率が低下する。特に変調周波数が可聴周波数
の範囲まで低下し騒音が増大することは、住宅向け太陽
光発電インバータ装置では問題となる。これを防ぐため
従来は交流電圧のピーク値に対して直流電圧を5〜20
%程度高くしていた。
【0008】本発明は、上述した問題を改善するために
なされたもので、交流電圧のピーク値が直流電圧に接近
しても変調周波数が低下したり、電流制御系が不安定に
なることなく、直流電圧をできるだけ低く設定して電力
変換効率を向上させたインバータ装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインバータ装置は、直流電圧を出力する直
流電源と、前記直流電圧をPWM制御により交流電圧に
変換し交流系統に連系するインバータと、前記交流系統
の交流電圧に同期した電流基準と前記インバータの出力
電流検出値とを比較して電流制御信号を出力する電流制
御手段と、前記電流制御信号と一定周波数の三角波状の
変調信号とを比較して前記インバータを制御するための
ゲート信号を出力するPWM制御手段と、前記変調信号
の半周期毎又は一周期毎に前記三角波状の変調信号の正
又は負のピーク点においてパルス状の補正信号を発生す
る補正信号発生手段を備え、前記補正信号により前記ゲ
ート信号をオフさせる。(請求項1) また、直流電圧を出力する直流電源と、前記直流電圧を
PWM制御により所望の直流電圧に昇圧するチョッパ回
路と、交流系統の交流電圧に基づいて電圧基準を決定す
る電圧基準決定手段と、前記電圧基準と前記チョッパ回
路で昇圧された直流電圧の検出値とを比較して前記チョ
ッパ回路を制御する電圧制御手段と、昇圧された直流電
圧をPWM制御により交流電圧に変換し交流系統に連系
するインバータと、前記交流系統の交流電圧に同期した
電流基準と前記インバータの出力電流検出値とを比較し
て電流制御信号を出力する電流制御手段と、前記電流制
御信号と一定周波数の三角波状の変調信号とを比較して
前記インバータを制御するためのゲート信号を出力する
PWM制御手段とを備え、昇圧された直流電圧を交流系
統の交流電圧に基づいて制御する。(請求項2) 更に、前記変調信号の半周期毎又は一周期毎に前記三角
波状の変調信号の正又は負のピーク点においてパルス状
の補正信号を発生する補正信号発生手段を備え、前記補
正信号により前記ゲート信号をオフさせる。(請求項
3) 更に、前記パルス状の補正信号は、前記インバータを構
成するブリッジ接続されたスイッチ素子の直流短絡を防
止するためのデッドタイムより少し大きい時間だけ前記
ゲート信号をオフさせるパルス幅とする。(請求項4) 更に、一定の周期で正負に極性が反転する方形波を積分
して前記三角波状の変調信号を出力するキャリア発生手
段を備え、前記補正信号発生手段は前記方形波の極性が
反転するとき前記パルス状の補正信号を発生し、前記補
正信号を前記変調信号に加算する。(請求項5) 更に、前記信号発生手段は前記方形波の極性が反転する
とき所定の変化率で極性が反転するように波形整形し、
波形整形された方形波を微分して前記パルス状の補正信
号を発生する。(請求項6) 更に、前記補正信号発生手段は前記三角波状の変調信号
の正側のピーク点で第1補正信号を発生すると共に前記
三角波状の変調信号の負側のピーク点で第2補正信号を
発生し、前記インバータの正側のスイッチ素子を制御す
るためのPWM信号と前記第1補正信号との論理積によ
り前記正側のスイッチ素子を駆動すると共に、前記イン
バータの負側のスイッチ素子を制御するためのPWM信
号と前記第2補正信号との論理積により前記負側のスイ
ッチ素子を駆動する。(請求項7)
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1、4〜6に対応
するインバータ装置の実施例を図1に示す。図1はイン
バータ装置の要部構成を示したもので、その他は従来
(図5)と同じように構成される。キャリア発生回路1
3は方形波発生回路13a と積分回路13b でなり、方
形波発生回路13a は積分回路13b から出力される変
調信号Ca が正の所定値或いは負の所定値を越えると極
性が反転する一定振幅の方形波信号Cb を出力し、積分
回路13b は方形波信号Cb を積分してPWM制御のた
めの三角波状の変調信号(キャリア信号)Ca を出力す
る。比較器12はコンパレータ12a とパルス分配回路
12b を備え、コンパレータ12a は抵抗12c を介し
て入力される電流制御回路11の出力信号Cと抵抗12
d を介して入力される変調信号Ca とを比較してPWM
制御を行うための信号を出力し、パルス分配回路12b
は該信号に基づいてインバータ3をPWM制御するため
のPWM信号S1 とS2 を出力し、デッドタイム回路1
4a 、14b と駆動回路15a 、15b を介してインバ
ータ3の正極側のスイッチ素子と負極側のスイッチ素子
をオン、オフさせてPWM制御を行う。波形整形回路1
6は方形波信号Cb の極性が反転するとき、所定の変化
率で極性が反転する方形波信号Cc を出力する。コンデ
ンサ17と抵抗18は方形波信号Cc を微分してコンパ
レータ12a に入力するためのものである。
【0011】上記構成において、方形波発生回路13a
から出力される方形波信号Cb の極性が反転する度に積
分回路13b は積分方向を反転し、図2に示すような三
角波状の変調信号Ca を出力する。波形整形回路16は
方形波信号Cb の極性が反転するとき、所定の変化率で
極性が反転する整形された方形波信号Cc を出力し、コ
ンデンサ17と抵抗18によって微分され、図2に示す
ようなパルス状の補正信号Cd が三角波Ca の正側と負
側のピーク点を増大させるように抵抗18を介してコン
パレータ12a に入力され三角波Ca に加算される。
【0012】本実施例によれば、通常の運転では電流制
御信号Cが図2に示すC2 のレベル以下の範囲で制御さ
れ従来と同様のPWM制御が行われる。交流系統4の交
流電圧のピーク値と直流電源1の直流電圧が接近する
と、電流制御信号CがC2 からC1 に増大し三角波Ca
のピーク点を越えようとするが、本実施例では補正信号
Cd が三角波Ca のピーク点を増大させるように加算さ
れているので、電流制御信号C1 が変調信号Ca より大
きくなることがなくなり、コンパレータ12a は確実に
オフ状態のPWM信号を出力する。また、補正信号Cd
のパルス幅をデッドタイムより大きく設定することによ
り、PWM信号のオフ状態の最小パルス幅がデッドタイ
ム以下となることがなくなり、パルス抜けを生じること
がなくなり、電圧比Kv (交流電圧のピーク値√2・V
a /直流電圧Vd )と変調率Mとの比例関係は、従来の
ように途中でジャンプすることがなくなり、図7のKv2
に示すように滑らかに変化しる。
【0013】従って、直流電圧が低下してもインバータ
3が確実にスイッチングされ、PWM制御の見掛上の変
調周波数が可聴周波数まで低下することもなくなり、不
快感を与えることもなくなる。また、インバータ3の出
力電圧が急変することがなくなるので電流制御系の動作
が不安定になることこともなくなり、リップル電流が少
なくなってリアクトル5、6の電力損失が減少し、直流
電圧を限界値近くまで低く設計することができ、インバ
ータ3のスイッチ素子のスイッチング損失を減少させ、
電力変換効率を向上させることができる。
【0014】なお、方形波発生回路13a から出力され
る方形波信号Ca を直接微分してタイミング信号を生成
しワンショットタイマなどで補正信号Cc を発生させる
こともできる。
【0015】なお、変調周波数が高く、例えば30kH
z以上の場合、半分の周波数(15kHz以上)に低下
しても可聴周波数まで低下しないので、直流電源1の電
圧が低下したとき変調周波数を1/2に低下することを
許容するように構成することができる。
【0016】また、図3に示すように電流制御信号Cが
変化してPWM信号S1 、S2 が出力されるとき、三角
波状の変調信号Ca の正側と負側のピーク点でデッドタ
イムの幅より少し大きい最小パルス幅だけオフする補正
信号Cd1とCd2を生成し、PWM信号S1 と補正信号C
d1の論理積S1 ・Cd1を演算してインバータ3の正側の
スイッチ素子を駆動し、PWM信号S2 と補正信号Cd2
の論理積S2 ・Cd2を演算してインバータ3の負側のス
イッチ素子を駆動するように構成することができる。こ
の実施例によれば、電流制御信号Cが変調信号Ca のピ
ーク点を越え、PWM信号S1 がオフ状態とならないと
き、論理積S1 ・Cd1によって最小パルス幅のオフ状態
を確保し、インバータ3の正側のスイッチ素子のみをオ
ン、オフ制御して、電圧比Kv と変調率Mとの比例関係
を更に1に近付けることができ、電圧利用率を良くする
ことができる。(請求項7) 本発明の請求項2に対応する実施例を図4に示す。この
実施例は、直流電源側に昇圧のためのチョッパ回路19
を設けその制御部のみを示したもので、その他は従来
(図5)と同じように構成される。コンデンサ2、リア
クトル21、スイッチ素子22、ダイオード23がチョ
ッパ回路19を構成し、PWM制御によりスイッチ素子
22がオンしたとき、直流電源1からリアクトル21に
電流が流れて磁気エネルギーが蓄積され、スイッチ素子
22がオフしたとき、リアクトル21に流れていた電流
がダイオード23を介してコンデンサ2へ流れ、リアク
トル21に蓄積された磁気エネルギーがコンデンサ2へ
移行する。このようにPWM制御することにより所望の
値に昇圧された直流電圧を得ることができる。
【0017】上記PWM制御は次のように行われる。交
流系統4の交流電圧Va が電圧検出器9で検出され、こ
の検出信号に基づいて電圧基準回路25が電圧基準Vd
* を決定する。電圧制御回路28は電圧基準Vd * と電
圧検出器27で検出されたコンデンサ2の直流電圧Vd
とを比較して電流基準Id * を出力する。電流制御回路
29は電流基準Id * と電流検出器20で検出された直
流電流の検出値Id とを比較して電流制御信号を出力
し、PWM制御回路30は電流制御信号と内部に持つ三
角波の変調信号とを比較してPWM信号を出力し、駆動
回路31を介してスイッチ素子22をオン、オフし前述
のようにPWM制御を行う。
【0018】この実施例によれば、交流系統4の交流電
圧に応じてインバータ3に入力する直流電圧の値を制御
することができ、インバータ3が直流電圧を交流電圧に
変換する際に、常に適度な制御余裕を持ってPWM制御
を行うことができ、交流電圧が上昇したときでも変調周
波数が低下したり、電流制御系が不安定になったりする
こともなくなる。
【0019】交流電圧(実効値)をVa 、直流電圧をV
d 、PWM制御により直流電圧を交流電圧に変換する場
合の変換係数をk1 (k1 <1)、制御余裕をk2 (k
2 >0)、直流電圧と交流電圧と間の回路に生じる電圧
降下をVdropとした場合、(2)式の関係が成立する。
【0020】
【数2】 (Vd ・k1 −Vdrop)=(1+k2 )√2・Va (2) 電圧基準回路25はデッドタイムを考慮した最大変換係
数k1 と適度な制御余裕k2 が設定されて(2)式の演
算を行い、交流電圧Va に応じて最適な直流電圧Vd と
なる電圧基準Vd * を出力する。従って、交流電圧のピ
ーク値で適度な制御余裕を持ちPWM制御でパルス抜け
を生じることがなくなり、変調周波数が低下したり電流
制御系が不安定になったりすることがなくなる。
【0021】また、図1の回路と図5の回路を併用する
ことにより、最大変換係数をk1 を大きく選定すると共
に、制御余裕をk2 をゼロに近い小さい値とすることが
でき、直流電圧Vd を低く設定することが可能となり、
変換効率を向上させることができる。実験結果では直流
電圧Vd を10%程度低くすることができ、変換効率を
0.3%程度向上させることができた。また、直流電圧
をできるだけ低くして必要最小限の値とすることにより
スイッチングによるEMIノイズも減少させることがで
きる。(請求項3) 以上の説明では三角波の変調信号を用いてPWM制御を
行う場合について説明したが、マイクロプロセッサを用
いた空間ベクトル制御を用いる場合にも適用することが
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明のインバータ装置によれば、交流
電圧のピーク値と直流電圧が接近しても、PWM制御の
変調周波数が可聴周波数まで低下することがなくなり、
安定した電流制御を行うことができ、また、直流電圧を
必要最小限に設定することができ、電力変換効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1、4〜6に対応する実施例の
構成図。
【図2】上記実施例の作用を説明するための波形図。
【図3】本発明の請求項7に対応する実施例の作用を説
明するための波形図。
【図4】本発明の請求項2に対応する実施例の構成図。
【図5】従来のインバータ装置の構成図。
【図6】従来のインバータ装置の問題点を説明するため
の波形図。
【図7】電圧比Kv と変調率Mの関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…直流電源 2…コンデンサ
(直流) 3…インバータ 4…交流系統 5、6…リアクトル 7…電流検出器
(交流) 8…コンデンサ(交流) 9…電圧検出器
(交流) 10…電流基準回路 11…電流制御回
路 12…比較器 13…キャリア発
生回路 13a …方形波発生回路 13b …積分回路 14a 、14b …デッドタイム回路 15a 、15b …
駆動回路 16…波形整形回路 17…コンデンサ 18…抵抗 19…チョッパ回
路 20…電流検出器(直流) 21…リアクトル 22…スイッチ素子 23…ダイオード 25…電圧基準回路 27…電圧検出器
(直流) 28…電圧制御回路 29…電流制御回
路 30…PWM制御回路 31…駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧を出力する直流電源と、前記直流
    電圧をPWM制御により交流電圧に変換し交流系統に連
    系するインバータと、前記交流系統の交流電圧に同期し
    た電流基準と前記インバータの出力電流検出値とを比較
    して電流制御信号を出力する電流制御手段と、前記電流
    制御信号と一定周波数の三角波状の変調信号とを比較し
    て前記インバータを制御するためのゲート信号を出力す
    るPWM制御手段と、前記変調信号の半周期毎又は一周
    期毎に前記三角波状の変調信号の正又は負のピーク点に
    おいてパルス状の補正信号を発生する補正信号発生手段
    を備え、前記補正信号により前記ゲート信号をオフさせ
    ることを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】直流電圧を出力する直流電源と、前記直流
    電圧をPWM制御により所望の直流電圧に昇圧するチョ
    ッパ回路と、交流系統の交流電圧に基づいて電圧基準を
    決定する電圧基準決定手段と、前記電圧基準と前記チョ
    ッパ回路で昇圧された直流電圧の検出値とを比較して前
    記チョッパ回路を制御する電圧制御手段と、昇圧された
    直流電圧をPWM制御により交流電圧に変換し交流系統
    に連系するインバータと、前記交流系統の交流電圧に同
    期した電流基準と前記インバータの出力電流検出値とを
    比較して電流制御信号を出力する電流制御手段と、前記
    電流制御信号と一定周波数の三角波状の変調信号とを比
    較して前記インバータを制御するためのゲート信号を出
    力するPWM制御手段とを備え、昇圧された直流電圧を
    交流系統の交流電圧に基づいて制御することを特徴とす
    るインバータ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のインバータ装置におい
    て、前記変調信号の半周期毎又は一周期毎に前記三角波
    状の変調信号の正又は負のピーク点においてパルス状の
    補正信号を発生する補正信号発生手段を備え、前記補正
    信号により前記ゲート信号をオフさせることを特徴とす
    るインバータ装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項3に記載のインバータ
    装置において、前記パルス状の補正信号は、前記インバ
    ータを構成するブリッジ接続されたスイッチ素子の直流
    短絡を防止するためのデッドタイムより少し大きい時間
    だけ前記ゲート信号をオフさせるパルス幅とすることを
    特徴とするインバータ装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項3に記載のインバータ
    装置において、一定の周期で正負に極性が反転する方形
    波を積分して前記三角波状の変調信号を出力するキャリ
    ア発生手段を備え、前記補正信号発生手段は前記方形波
    の極性が反転するとき前記パルス状の補正信号を発生
    し、前記補正信号を前記変調信号に加算することを特徴
    とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のインバータ装置におい
    て、前記信号発生手段は前記方形波の極性が反転すると
    き所定の変化率で極性が反転するように波形整形し、波
    形整形された方形波を微分して前記パルス状の補正信号
    を発生することを特徴とするインバータ装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は請求項3に記載のインバータ
    装置において、前記補正信号発生手段は前記三角波状の
    変調信号の正側のピーク点で第1補正信号を発生すると
    共に前記三角波状の変調信号の負側のピーク点で第2補
    正信号を発生し、前記インバータの正側のスイッチ素子
    を制御するためのPWM信号と前記第1補正信号との論
    理積により前記正側のスイッチ素子を駆動すると共に、
    前記インバータの負側のスイッチ素子を制御するための
    PWM信号と前記第2補正信号との論理積により前記負
    側のスイッチ素子を駆動することを特徴とするインバー
    タ装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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