JP2009259850A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】誘導加熱調理部24,25を、トッププレート22上において使用者が調理を行う手前側左右に配置し、ヒータ加熱調理部26を中央奥側に配置する。これらの加熱調理部24,25及び26に対応する操作・表示部27,28及び29を誘導加熱調理部24,25の手前側に設けて、その接触部27a,28a及び29aをトッププレート22の表面側から使用者が接触することにより、トッププレート22の下方に配置された静電容量式のスイッチ43が操作可能となるように構成する。また、周波数変換装置46を送風冷却する冷却ファン50の冷却風の一部を、操作回路基板42の方へも導入するようにした。
【選択図】図1
Description
そこで、上本体1側に操作・表示部12を設けることも考えられるが、例えば、トッププレート2の周囲に設けると、システムキッチンの天板の平面との凹凸が大きくなり清掃性が悪くなるという問題があった。
この本体の上面に配置され、 調理容器が載置される耐熱性且つ絶縁性の材料からなるトッププレートと、
このトッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する複数の加熱手段と、
加熱調理に関する入力操作を行うための操作手段と、
この操作手段の入力操作に応じて加熱手段を制御する制御手段と、
前記制御手段に送風を行う冷却ファンと、
前記加熱手段の下方に配置されるロースタとを具備し、
前記複数の加熱手段は、少なくとも1つの誘導加熱手段と1つの電気ヒータとを含み、前記電気ヒータが前記誘導加熱手段よりも前記トッププレートの後方側に配置されるように構成されていると共に、前記誘導加熱手段は使用者が調理を行う手前側に配置され、
前記操作手段は、前記トッププレートの面内で且つ前記誘導加熱手段より手前側で、前記ロースターの上方に離間して配置されていると共に、前記トッププレートの表面側から前記入力操作が可能な接触部と、この接触部の表面を前記使用者が接触することによる静電容量の変化を検出する操作回路基板とを有して構成され、
この操作回路基板は、前記嵌入部の内側に配置され、前記制御手段に操作信号を出力するように構成されており、
前記操作手段の近傍に、前記トッププレートの下方側において前記入力操作に応じた表示を行うための表示部を備え、
前記冷却ファンは、前記制御手段と、前記ロースタの上方に位置する前記操作回路基板の方に送風することを特徴とする。
そして、前記加熱手段の1つは電気ヒータであり、前記電気ヒータを、前記誘導加熱手段よりも前記トッププレートの後方側に配置し、トッププレートを、上面が開口した本体の上面に配置し、前記本体を、システムキッチンを構成する調理台の天板に形成された嵌入部に上方から嵌め込まれるように構成し、冷却ファンを備え、冷却ファンの冷却風の一部を、前記制御手段並びに前記操作手段の方へ導入するようにした。
誘導加熱手段自体は、直接高温で発熱する熱源を有しないが、その誘導加熱手段によって調理容器自体が加熱されて、その加熱された調理容器からの熱伝導によってトッププレート表面の温度は若干上昇する。従って、斯様に構成すれば、操作手段もまた送風によって冷却されるので、使用者はより安全に入力操作を行い得る。
以下、本発明の加熱調理器を、システムキッチンの調理台に組込まれて使用される組込み式の加熱調理器に適用した場合の第1実施例について、図1乃至図9を参照して説明する。図3は、上記加熱調理器がシステムキッチンの調理台に組込まれた状態を示す斜視図である。
加熱調理器の上本体21は、上面が開口した矩形箱状の本体ケース21a(図2参照)内に、例えば1つのコイルヒータ(電気ヒータ)45と、2つの誘導加熱コイル44(図2では、1つのみ図示する)からなる複数の加熱手段が配置されている。その本体ケース上面には、耐熱ガラス製のトッププレート22が、そのトッププレート22を支持する外枠23と共に配設されている。
接触部27a,28a及び29aは、その位置がトッププレート22の表面上に印刷されている矩形の表示30,31及び32によって、後述するように、静電容量式で構成されておりトッププレート22の下方に配置されているスイッチについて、使用者が接触する部分として示されているものである。
そして、誘導加熱調理部24,25と操作・表示部27,28及び29との間で操作・表示部27〜29側に近接する位置には、各操作・表示部27,28及び29夫々の配設長に応じた長さで断続的に設けられた複数の突起部33,34及び35がある。これらの突起部33,34及び35は、耐熱性のセラミックやゴムなどで高さ5〜10mm程度に形成されて、トッププレート22の表面上に接着固定されている。
トッププレート22の奥側に位置する外枠23の後には、誘導加熱コイルやヒータ等の電気部品を冷却する空気を取入れるための吸気口36が設けられている。そして、上本体21は、システムキッチンの調理台37の天板38に形成された矩形状開口の嵌入部に上方から嵌め込まれ、外枠23によって調理台37に支持されるようになっている。
尚、具体的には図示しないが、誘導加熱調理部24についても、上記と同様に構成された周波数変換装置46及び冷却ファン50等が設けられている。
これらの平面状電極43a並びに抵抗52a及び52bは、作業者が接触部28aを接触したことを検出する検出部として設けられている。コンパレータ51の反転入力端子は、直接アースされており、コンパレータ51の出力端子は、抵抗53によってプルアップされていると共に、制御回路48の入力端子48aに接続されている。
調理を開始させる場合、制御回路48は、例えば使用者が接触部28aを2回断続的に接触(ON)することにより、操作信号が一定時間内にON/OFF/ON/OFFと変化した場合に、入(加熱開始)に対応する操作があったものとみなして加熱を開始させるようになっている。
また、制御回路48は、冷却ファン50にも制御信号を与えて送風を開始させ、周波数変換装置46のスイッチング素子などの比較的高温に発熱する電気部品を送風冷却する。尚、切(加熱停止)に対応する操作は、接触部28aに対して1回のON操作のみがあった場合とする。
従って、加熱された鍋の位置が使用者により手前側に移動されたとしても、その鍋が、操作・表示部27,28及び29が位置する部位にまで至ることを、突起部33,34及び35によって抑止することができる。また、例えば図9に示すように、加熱された鍋56を、使用者が誤って操作・表示部28(27,29)の上に載置しようとした場合でも、突起部34(33,35)によって抑止することができる。
よって、操作表示部27,28及び29が加熱された鍋56の熱の影響を受けることを防止することができると共に、その鍋56(を使用者が触れている場合)によって誤った入力操作が行われることをもまた防止することができる。
更に、突起部33,34及び35をトッププレート22と別体で構成したことにより、トッププレート22を成型する際に歪み等を生じる要因が排除されるので、トッププレート22の強度を低下させることがない。
従って、使用者は、複数の加熱調理部24,25及び26と、これらを操作するための各操作・表示部27,28及び29との対応を、上記各表示によって容易に把握することができるので、使い勝手が良くなり操作性を一層向上させることができる。
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符合を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例においては、第1実施例とは操作スイッチの構成及びその操作信号の検出回路が異なっており、その他の構成は第1実施例と同様である。
この第2実施例のように、静電容量式の操作スイッチ58及び検出回路67を構成した場合でも、第1実施例と同様の効果が得られる。
冷却ファン50の冷却風の一部を操作回路基板42の方へも導入されるようにして操作スイッチ43及び接触部28aも送風冷却する構成は、調理時における操作スイッチ43及び接触部28aの温度の上昇度合いにより、必要に応じてなせば良い。
突起部33,34及び35は、必要に応じて設ければ良い。また、突起部を設ける場合は、必ずしも断続的に複数設ける必要は無く、1つの突起部を加熱調理部24,25及び26と操作・表示部27,28及び29との間に設けても良い。更に、突起部は、トッププレート22を成型する際に特に問題とならなければ、トッププレート22と一体で構成しても良い。
操作手段は、間隙で区分されることにより複数に分けられる必要はなく、機能上分けられて複数になっているものでも良く、また、必ずしも前側に一列に配置されている必要もない。
制御回路48が、1回のON操作を有効とする信号の出力時間は、0.2〜0.5秒などに限ること無く適宜変更して良い。また、1回目のON操作があった時点から2回目のON操作があると入(加熱開始)に対応する操作があったものとみなす所定時間についても、1秒に限ること無く適宜変更して良い。
制御回路48が、入(加熱開始)に対応する操作があったものとみなす接触部28aの接触パターンは、第1実施例に示すものに限ること無く適宜変更して良い。
組込み式の加熱調理器に限ること無く、単体の加熱調理器にも適用が可能である。
Claims (2)
- システムキッチンを構成する調理台の天板に形成された嵌入部に上方から嵌め込まれ上面が開口した本体と、
この本体の上面に配置され、調理容器が載置される耐熱性且つ絶縁性の材料からなるトッププレートと、
このトッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する複数の加熱手段と、
加熱調理に関する入力操作を行うための操作手段と、
この操作手段の入力操作に応じて加熱手段を制御する制御手段と、
前記制御手段に送風を行う冷却ファンと、
前記加熱手段の下方に配置されるロースタとを具備し、
前記複数の加熱手段は、少なくとも1つの誘導加熱手段と1つの電気ヒータとを含み、前記電気ヒータが前記誘導加熱手段よりも前記トッププレートの後方側に配置されるように構成されていると共に、前記誘導加熱手段は使用者が調理を行う手前側に配置され、
前記操作手段は、前記トッププレートの面内で且つ前記誘導加熱手段より手前側で、前記ロースターの上方に離間して配置されていると共に、前記トッププレートの表面側から前記入力操作が可能な接触部と、この接触部の表面を前記使用者が接触することによる静電容量の変化を検出する操作回路基板とを有して構成され、
この操作回路基板は、前記嵌入部の内側に配置され、前記制御手段に操作信号を出力するように構成されており、
前記操作手段の近傍に、前記トッププレートの下方側において前記入力操作に応じた表示を行うための表示部を備え、
前記冷却ファンは、前記制御手段と、前記ロースタの上方に位置する前記操作回路基板の方に送風することを特徴とする加熱調理器。 - 前記誘導加熱手段を2つ備え、
前記電気ヒータを、前記トッププレートの中央後方側に配置し、
前記2つの誘導加熱手段を前記トッププレート手前側の左右に配置したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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