JP3797904B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信用投光部を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
加熱調理器と換気装置と組み合わせて構成される加熱調理システムとしては、例えば特開平10−57260号公報に示されたものが知られている。このものは図10に示すような構成となっている。すなわち、流し台のキャビネット1の上端部にワークトップ2が設けられ、このワークトップ2に、加熱調理器を構成するコンロ3が複数個設置されている。また、このコンロ3の上方に、換気装置を構成するレンジフードファン4が配設されている。このレンジフードファン4は、フード本体5の内部に、ファンモータ6a及びファン6bを有するファン装置6を備えていて、壁面に取り付けられている。
【0003】
そして、上記キャビネット1の前面の上部に、通信用のリモートコントロールスイッチ7が出し入れ可能に設けられている。このリモートコントロールスイッチ7には、赤外線の光信号を発する通信用投光部7a及び操作スイッチが設けられている。一方、上記レンジフードファン4のフード本体5における前下部に、通信用受光部8が設けられている。
【0004】
上記構成において、リモートコントロールスイッチ7を、図に示すのように前方へ突出させた状態において、使用者が当該リモートコントロールスイッチ7の操作スイッチを操作すると、通信用投光部7aから赤外線の光信号が上方に向けて発せられる。そして、レンジフードファン4の通信用受光部8にてその光信号を受信すると、その信号に応じてファン装置6の運転が制御される構成となっている。
【0005】
しかしながら、上記した従来構成のものでは、次のような欠点がある。すなわち、通信用投光部7aを備えたリモートコントロールスイッチ7は、キャビネット1の前上部で、ワークトップ2の下方に配置されている。このため、使用者がリモートコントロールスイッチ7を操作する際に、通信用投光部7aから発せられる赤外線の光信号が、使用者の手や腕、頭部などの身体の一部、或いはコンロ3にセットされる鍋などの調理容器の一部で遮断される確率が高く、通信の信頼性が低くなるという問題がある。
【0006】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信用投光部から発せられる光信号が遮断される確率を少なくでき、通信の信頼性を向上できる加熱調理器を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明の加熱調理器は、鍋などの調理容器が載置されるトッププレートと、このトッププレートの下方に配設された調理用の加熱手段と、この加熱手段を制御する通電制御手段と、前記トッププレートの下方に配設され、当該トッププレートを通して光信号を上方に向けて発する通信用投光部とを具備し、前記通電制御手段は、前記通信用投光部を介して、前記トッププレートの上方に配設される換気装置を制御する機能を有し、前記トッププレートを、前記光信号の波長が透過する光透過性を有する耐熱強化ガラスから構成したことを特徴とする。
【0008】
上記した手段によれば、通信用投光部はトッププレートの下方に配設されていて、その通信用投光部から発せられた光信号は、トッププレートを通して上方へ向けて送信される。このとき、トッププレートの上方に使用者の身体の一部が位置される確率は低く、よって、通信用投光部から発せられた光信号が使用者の身体の一部で遮断される確率が低くなる。また、トッププレート上に載置される調理容器は、通常、加熱手段に対応した場所に載置されるため、通信用投光部を、トッププレート上に載置される調理容器に邪魔されない位置に配置することで、通信用投光部から発せられた光信号は、トッププレート上に載置される調理容器によって遮断される確率も低くできる。従って、通信用投光部から発せられる光信号が遮断される確率を少なくでき、通信の信頼性を向上できるようになる。
【0009】
請求項5の発明は、加熱手段は、その中心がトッププレートの前後方向の中央部よりも前方となるように配置され、通信用投光部は、前記トッププレートの前後方向の中央部よりも後方に配置されていることを特徴とする。
【0010】
上記した手段によれば、加熱手段はトッププレートの前側、通信用投光部は後側に配置されているので、通信用投光部から発せられた光信号が使用者の身体の一部や、加熱手段に対応してトッププレート上に載置される調理容器によって遮断される確率が一層低くなり、通信の信頼性を一層向上できるようになる。
【0011】
請求項4の発明は、通信用投光部は、トッププレートの下方に複数個配設されていることを特徴とする。
上記した手段によれば、通信用投光部が複数個あるので、一つの通信用投光部から発せられた光信号が万一遮断されたとしても、他の通信用投光部から発せられた光信号は有効に送信される確率が高く、よって、通信の信頼性を一層向上できるようになる。また、光信号を受ける通信用受光部との相対的位置がずれても送信できる確率が高くなる。
【0012】
請求項2の発明は、トッププレートの下方に、加熱手段の火力を表示する表示手段を備え、通信用投光部を、前記表示手段の近傍に配置したことを特徴とする。請求項3の発明は、トッププレートの形状を矩形状に形成し、通信用投光部を、前記トッププレートの隅部に配置したことを特徴とする。
【0013】
請求項6の発明は、加熱手段はトッププレートの下方に3個存し、このうちの2個の加熱手段は、それぞれの中心が前記トッププレートの前後方向の中央部よりも前方となるように配置され、残りの1個の加熱手段は、その中心が前記トッププレートの前後方向の中央部よりも後方となるように配置され、通信用投光部は、前記トッププレートの中央部よりも後方で、かつ、前記後方に存する加熱手段の側方に配置されていることを特徴とする。
【0014】
加熱手段が3個ある場合、トッププレート上に複数の調理容器が載置されることが多くなり、通信用投光部から発せられた光信号が調理容器によって遮断される確率も高くなる。しかしながら、この場合、3個の加熱手段のうち2個の加熱手段はトッププレートの前側、残りの1個の加熱手段は後側に配置され、これに対して通信用投光部は、トッププレートの中央部よりも後方で、かつ、前記後方に存する加熱手段の側方に配置されていて、加熱手段から避けた位置に配置されているので、通信用投光部から発せられる光信号が、調理容器によって遮断される確率を低くできる。
【0015】
請求項7の発明は、上記請求項5の発明において、通信用投光部はトッププレートの下方に複数個存し、そのうちの少なくとも1個の通信用投光部は、前記トッププレートの前後方向の中央部よりも前方に配置されていることを特徴とする。
これによれば、通信用投光部はトッププレートの後側と前側にそれぞれ存することになるので、通信の信頼性を一層向上できるようになる。また、光信号を受ける通信用受光部との相対的位置がずれても送信できる確率が高くなる。
【0016】
請求項8の発明は、加熱手段は、少なくとも電磁誘導加熱用の加熱コイルを含んでいることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図1ないし図9を参照して説明する。
図1には、本発明の加熱調理システムの外観図が示されている。この図1において、加熱調理システムは、台所のキャビネット11に組み込まれたビルトインタイプの加熱調理器12と、この加熱調理器12の上方に設置された換気装置としてのレンジフードファン13とから構成されている。キャビネット11の上面部はワークトップ14とされている。
【0020】
まず、加熱調理器12について説明する。加熱調理器12の本体ケース15は、図6に示すようにキャビネット11の上部に組み込まれていて、この本体ケース15の上部に上部ケース16が装着され、この上部ケース16の上面部は矩形板状をなすトッププレート17により覆われている。このトッププレート17は、950nmの波長の赤外線の透過率が約80%の光透過性を有する耐熱強化ガラスからなるものであり、ワークトップ14上に装着された矩形状の支持枠18に支持されている。このトッププレート17は可視光線波長領域(760nm以下)の透過率も50%程度以上となっている。
【0021】
上部ケース16の内部には、図5に示すように、それぞれ調理用の加熱手段を構成する左IH用の加熱コイル20と、右IH用の加熱コイル21と、ニクロム線に直流電流を通電することにより発熱するラジエントヒータからなる中央ヒータ22とが配設されており、従ってこれら両加熱コイル20,21及び中央ヒータ22はトッププレート17の下方に配設されている。このうち左右の両加熱コイル20,21は、それぞれの中心O1,O2が、トッププレート17の前後方向の中心線C(中央部)よりも前方となるように配置され、中央ヒータ22は、これの中心O3が上記中心線Cよりも後方となるように配置されている。
【0022】
上部ケース16内において、左右の両加熱コイル20,21の前方側には、2枚のプリント基板23,24が配設されている。このうち、左側のプリント基板23には、左側の加熱コイル20の前側に位置させて多数個の表示用LED25からなる左用LED群(表示手段)26が、加熱コイル20の外周部に沿うようにして弧状に配設されている。また、右側のプリント基板24には、右側の加熱コイル21の前側に位置させて多数個の表示用LED25からなる右用LED群(表示手段)27が、加熱コイル21の外周部に沿うようにして弧状に配設されていると共に、中央ヒータ22の前方に位置させて多数個の表示用LED25からなる中央用LED群(表示手段)28が配設されている。各LED群26,27,28の表示用LED25は、それぞれホルダ25aにより保持されている。また、各LED群26,27,28は、対応する加熱コイル20,21、中央ヒータ22の火力を表示するようになっており、対応する加熱コイル20,21、中央ヒータ22の火力が強い場合には表示用LED25の点灯個数が多くなり、火力が弱い場合には表示用LED25の点灯個数が少なくなる。
【0023】
また、上部ケース16内において、左奥部及び右奥部にも小さな矩形状のプリント基板29,30が配設されている。そして、これら両プリント基板29,30と、前側の上記両プリント基板23,24に、それぞれ通信用投光部を構成する、赤外線の光信号を発する赤外線LED31〜34が配設されている(図5〜図7参照)。従って、この場合、トッププレート17の下方に4個の赤外線LED31〜34が配設されていて、このうち後部側の2個の赤外線LED31,32は、トッププレート17の前後方向の中心線C(中央部)より後方で、かつ中央ヒータ22の左側方及び右側方に配置され、また、前側の2個の赤外線LED33,34は、トッププレート17の前後方向の中心線Cより前方の左前部及び右前部に配置されている。これら各赤外線LED31〜34は、例えば950nmの波長の赤外線の光信号を、トッププレート17を通して上方の、前記レンジフードファン13側の通信用受光部を構成するフォトダイオード35(図1参照)へ向けて発する構成となっている。
【0024】
なお、この場合、上記両プリント基板23,24、及び29,30は、上部ケース16内に組み込まれる前の状態では、図8に示すように、細い連結部36を介して互いに連結された状態となっていて、半田付けの際にはそれらを一体化した状態で行い、上部ケース16内に組み込む際に、連結部36で切断することによって分離される構成となっている。
【0025】
上部ケース16の下方の本体ケース15内には、上記加熱コイル20,21用のインバータ回路37(図6参照)が配設されていると共に、このインバータ回路37の後方に位置させて、当該インバータ回路37を冷却する冷却用送風機38が配設されている。
【0026】
上記トッププレート17の上面には、図2に示すように、上記加熱コイル20,21、及び中央ヒータ22に対応させて、それぞれ円形の鍋載置部39,40,41が表示されていると共に、各LED群26,27,28に対応させて火力表示部42,43,44が表示されている。トッププレート17の後方には、排気口45が設けられている。
【0027】
図1及び図3において、本体ケース14の前部の左側には、ロースタ46が設けられている。このロースタ46の内部には、加熱手段として例えばシーズヒータ(図示せず)が設けられている。このロースタ46内の空気は、上記排気口45から排出されるようになっている。
【0028】
本体ケース14の前部の右側には、操作パネル部50が設けられている。この操作パネル部50には、1個の電源スイッチ51と、火力調節用の4個のダイヤル52〜55と、カンガルー式操作部56とが設けられている。このうち4個のダイヤル52〜55は、左から順に、左IH用ダイヤル52、中央ヒータ用ダイヤル53、ロースタ用ダイヤル54、右IH用ダイヤル55となっている。このうち、左IH用、中央ヒータ用、及び右IH用の各ダイヤル52,53,55は、対応する加熱コイル20,21、及び中央ヒータ22のオン・オフ操作と火力調節を行うようになっている。オン・オフ操作は、各ダイヤル52,53,55をプッシュすることにより行われる。火力調節は、オン時にダイヤル52,53,55を回動操作することにより行われ、時計回り方向へ回動させるに従って火力が強まり、これに伴い、各加熱コイル20,21、中央ヒータ22に対応したLED群26〜28の表示用LED25の点灯数が増えるようになっている。
【0029】
また、ロースタ用ダイヤル54は、ロースタ46のヒータのオン・オフのみ行い、細かな火力調節は、カンガルー式操作部56において行うようになっている。なお、左IH用ダイヤル52と右IH用ダイヤル55の径を他のものより大きく設定しているのは、各ダイヤル毎の操作性に差異を持たせるためである。
【0030】
カンガルー式操作部56は、閉じた状態では、図1及び図3に示すように本体ケース15側に収容されている。そして、この状態でカンガルー式操作部56の上部をプッシュすると、その下端部を支点に手前側に回動しながら、図4に示すようなカンガルー式操作部56が出現し、操作が可能となる。なお、開いたカンガルー式操作部56を閉じる場合には、開ける場合とは逆に奥側に回動させてプッシュする。
【0031】
カンガルー式操作部56を示す図4において、図4中上段側には、左から順に、左加熱コイル20、ロースタ46のヒータ、右加熱ヒータ21の加熱時間を設定するための表示部57〜59、及び操作部60が設けられている。また、図4中下段側には、左から順に、前記レンジフードファン13を手動操作するためのファン用操作部61と、ロースタ46の調理方法を設定するためのロースタ用操作部62と、右IHを天ぷら調理に設定するための天ぷら設定部63とが設けられている。なお、右IHが天ぷら調理に設定された場合には、右IH用ダイヤル55によって調節可能な火力範囲は所定範囲(例えば油の温度にして140℃〜200℃)に設定されるようになっている。
【0032】
次に、前記レンジフードファン13について説明する。レンジフードファン13において、換気装置本体を構成するフード本体65の内部には、ファンモータ66(図9参照)と、これによって回転駆動される送風ファン(図示せず)を備えた排気用のファン装置が配設されている。フード本体65の前面の右下部には、ファン装置を手動操作するための操作部67が設けられ、また、フード本体65の前部の下端部における左右方向の中央部には、前記フォトダイオード35が下向きに設けられている。なお、フード本体65には、図示はしないが下方を照明する照明灯も設けられている。
【0033】
図9には、上記した加熱調理器12とレンジフードファン13の電気的構成が概略的に示されている。まず、加熱調理器12の電気的構成について説明する。商用電源70に接続される一対の母線71a,71bのうち、一方の母線71bは、電源スイッチ51を介して母線71cに接続されており、この電源スイッチ51がオンされると、商用電源70の交流電圧が加熱調理器12の各電子回路に印加されるようになっている。
【0034】
中央ヒータ用回路72は、電磁リレー73及び中央ヒータ22が直列接続され、この直列回路が母線71a,71c間に接続されて形成されている。電磁リレー73は、通電制御回路(通電制御手段)74によってスイッチング制御が行われるようになっている。そして、中央ヒータ22に流す交流電流の通電時間を電磁リレー73にて制御することにより、当該中央ヒータ22の火力が制御されるようになっている。また、ロースタ用回路75は、この中央ヒータ用回路72と同等な回路構成で形成されたものであるので、その説明は省略する。
【0035】
左IH用回路76は、次のように形成されている。整流ブリッジ回路77の交流入力端子は母線71a,71cに接続され、その直流出力端子は、コイル78及び平滑化コンデンサ79からなる直列回路に接続されている。コイル78及び平滑化コンデンサ79の共通接続点には、加熱コイル20及び共振コンデンサ80の並列回路からなる共振回路81の一端が接続され、その他端はスイッチング手段を構成するIGBT82のコレクタに接続されている。IGBT82のエミッタは、平滑化コンデンサ79及び整流ブリッジ回路77の共通接続点に接続されている。IGBT82のエミッタ、コレクタ間には、アノードがエミッタ側になるようにしてフライホイールダイオード83が接続されている。
【0036】
IGBT82のゲートは、駆動回路84を介して通電制御回路74に接続されており、IGBT82は、通電制御回路74によってスイッチング制御が行われるようになっている。そして、IGBT82のスイッチング周波数を共振回路81の共振周波数に一致させ、各周期毎のオン時間を制御して共振回路81へ流す高周波電流量を制御することにより、左側の加熱コイル20の火力が制御されるようになっている。
【0037】
また、共振回路81には、自身に流れる過電流を検出するための過電流検出センサ85が設けられており、その検出信号は通電制御回路74に出力されるようになっている。そして、通電制御回路74では、過電流が検出されると、瞬時に通電制御を停止する処理が行われる。なお、中央ヒータ用回路72及びロースタ用回路75にも、図示はしないが上記と同様の過電流検出センサが設けられており、過電流検出時には同様の処理が行われるようになっている。
【0038】
そして、これら整流ブリッジ回路77、コイル78、平滑化コンデンサ79、共振回路81、IGBT82、フライホイールダイオード83、及び駆動回路84で、左IH用回路76が構成されている。また、右IH用回路86は、この左IH用回路76と同等の回路構成であるので、その説明は省略する。
【0039】
上記通電制御回路74は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、予め備えた調理器制御プログラムに従って、加熱調理器12全体の電気的な動作を制御するようになっている。また、通電制御回路74には、調理器制御プログラムによって風量設定機能87が形成されている。なお、母線71a,71cには、商用電源70の交流電圧から所定の直流電圧を生成する定電圧回路88が接続されており、通電制御回路74は、この定電圧回路88から出力される直流電圧を駆動電源として動作するようになっている。
【0040】
通電制御回路74には、操作パネル部50に配設された各ダイヤルや各スイッチ(図9には操作パネル部50としてのみ図示)、ファン用操作部62の各スイッチ、及び赤外線LED駆動回路89が接続されている。赤外線LED駆動回路89には、上記4個の赤外線LED31〜34を直列に接続した直列回路の一端が接続されている。4個の赤外線LED31〜34の直列回路の他端は、抵抗90を介してトランジスタ91のコレクタに接続されている。トランジスタ91のエミッタはアース接続され、ベースは赤外線LED駆動回路89に接続されている。赤外線LED駆動回路89は、通電制御回路74から出力される指令に基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号(キャリア周波数約38kHzの信号)に基づいて各赤外線LED31〜34を発光させる機能を有している。これにより、各赤外線LED31〜34は赤外線の光信号を発することになる。
【0041】
次に、レンジフードファン13の電気的構成について説明する。赤外線の光信号を受信するフォトダイオード35は、受信回路95に接続されている。この受信回路95は制御回路96に接続され、受信回路95にて検出された信号が制御回路96に出力されるようになっている。制御回路96は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、予め備えた制御プログラムに従って、ファンモータ66や照明灯などのレンジフードファン13全体の電気的な動作を制御するようになっている。
【0042】
次に、上記構成の作用を説明する。
加熱調理器12を使用する場合、使用者は、電源スイッチ51をオンさせた状態とする。そして、加熱手段のうち、左IH(加熱コイル20)、右IH(加熱コイル21)、及び中央ヒータ22のいずれか、例えば左IHを使用する場合には、トッププレート17における鍋載置部39〜41のうち、加熱コイル20に対応する鍋載置部39に鍋などの調理容器97(図9参照)を載置した状態で、操作パネル部50において左IH用ダイヤル52を操作する。すると、通電制御回路74は、駆動回路84を介してIGBT82をスイッチング制御することにより加熱コイル20を通電制御すると共に、左用LED群26を点灯制御する。加熱コイル20は、左IH用ダイヤル52により設定された火力となるように制御され、また、左用LED群26の点灯個数は、加熱コイル20の火力に対応するように制御される。また、通電制御回路74は、赤外線LED駆動回路89を介して各赤外線LED31〜34を点灯制御する。
【0043】
各赤外線LED31〜34が発光すると、各赤外線LED31〜34から赤外線の光信号が、トッププレート17を通して上方のレンジフードファン13におけるフォトダイオード35に向けて発せられる。このとき、各赤外線LED31〜34は光信号をトッププレート17を通して上方に向けて発信するので、使用者が操作パネル部50のダイヤルを操作する際に、その光信号を遮断する確率は低い。また、4個の赤外線LED31〜34が、鍋載置部39〜41を避けて4か所に配置されているので、それら赤外線LED31〜34の光信号が、トッププレート17上に載置される調理容器97で遮断される確率も低い。
【0044】
赤外線LED31〜34から発信された光信号がフォトダイオード35にて受信されると、レンジフードファン13における制御回路96は、その受信信号に基づいてファンモータ66を駆動制御する。このとき、制御回路96は、加熱コイル20の火力に応じて、ファンモータ66の回転数を制御して排気風量を制御する。
【0045】
右IH及び中央ヒータが使用された場合も、上記左IHの場合と同様な作用となる。また、ロースタ46が使用される場合、トッププレート17上に調理容器を置く必要はないが、左IHの場合と同様に、各赤外線LED31〜34が発光して光信号が発信され、これに基づきレンジフードファン13のファンモータ66が駆動制御されるようになる。さらに、左IH、右IH、中央ヒータ22、及びロース46のうち、2つ以上の加熱手段が使用された場合には、それらの合計出力に応じてレンジフードファン13のファンモータ66の回転数が制御される。
【0046】
また、加熱調理器12の加熱手段を使用しない場合であっても、操作パネル部50におけるファン用操作部62を操作すると、上記と同様に、赤外線LED31〜34が発光して光信号が発信され、これに基づきレンジフードファン13のファンモータ66が駆動制御されるようになる。なお、レンジフードファン13は、これに設けられた操作部67を操作することで、加熱調理器12とは関係なく、ファンモータ66が駆動制御されるようになる。
【0047】
上記した実施例によれば、次のような効果を得ることができる。
まず、通信用投光部を構成する赤外線LED31〜34はトッププレート17の下方に配設されていて、それら各赤外線LED31〜34から発せられた光信号は、トッププレート17を通して上方のフォトダイオード35に向けて送信される。このとき、トッププレート17の上方に使用者の身体の一部が位置される確率は低く、よって、赤外線LED31〜34から発せられた光信号が使用者の身体の一部で遮断される確率が低くなる。また、トッププレート17上に載置される調理容器97は、通常、加熱手段に対応した場所である鍋載置部39〜41に載置されるため、赤外線LED31〜34を、トッププレート17上に載置される調理容器97に邪魔されない位置に配置することで、赤外線LED31〜34から発せられた光信号は、調理容器97などによって遮断される確率も低くできる。従って、赤外線LED31〜34から発せられる光信号が遮断される確率を少なくでき、通信の信頼性を向上できるようになる。さらに、各赤外線LED31〜34はトッププレート17に覆われているので、それらを出し入れ操作する必要はない。
【0048】
ここで、加熱調理器12としては、トッププレート17の前側に2個の加熱コイル20,21が配設されていると共に、後側に1個の中央ヒータ22が配設された3口のものであるため、トッププレート17上に複数の調理容器が載置されることが多くなり、赤外線LED31〜34から発せられた光信号が調理容器などによって遮断される確率も高くなる。
【0049】
この点、本実施例においては、赤外線LED31〜34は4個配置されているので、そのうちの一つの赤外線LEDから発せられた光信号が万一遮断されたとしても、他の赤外線LEDから発せられた光信号は有効に送信される確率が高く、よって、通信の信頼性を一層向上できるようになる。また、光信号を受けるフォトダイオード35との相対的位置がずれても送信できる確率が高くなる。
【0050】
しかもこの場合、特に2個の赤外線LED31,32は、トッププレート17の中央部よりも後方で、かつ、後側の中央ヒータ22の左右両側方に配置されていて、各鍋載置部39〜41から避けた位置に配置されているので、これら2個の赤外線LED31,32から発せられる光信号が、使用者の身体や調理容器などによって遮断される確率を一層低くできる。また、赤外線LEDはトッププレート17の後側のみではなく、トッププレート17の前側の左右両側部にも2個の赤外線LED33,34を配置しているので、通信の信頼性を一層向上できると共に、フォトダイオード35との相対的位置がずれても送信できる確率を高くできる。
【0051】
一般に、赤外線LEDは、通常の半導体に比べて耐熱温度が低く、また、信号を確実に送るためには比較的大きな電流を流す必要があり、赤外線LED自体の発熱も大きくなる。このため、赤外線LEDは、周囲温度が高い状態では使用することができない。電磁誘導加熱はヒータ加熱とは異なり、加熱コイル自体が発熱するのではなく、調理容器(鍋)自体が発熱する加熱方式であるため、加熱コイルの周囲温度はそれ程上昇することはないという特徴がある。本実施例では、このような電磁誘導加熱用の加熱コイル20,21の周囲温度がそれ程上昇しないという特徴を生かし、トッププレート17下方の加熱コイル20,21の近傍に配置することで、通信の信頼性を向上することが可能となった。
【0052】
また、上記した実施例においては、4個の赤外線LED31〜34を電気的に直列に接続したことにより、それらを並列接続する場合に比べて、回路構成を簡素化できると共に、消費電力も抑えることが可能となる利点がある。
【0053】
さらに、4個の赤外線LED31〜34のうち、前側の2個の赤外線LED333,34は、火力表示用の左用LED群26及び右用LED群27を実装したプリント基板23,24に実装するようにしたので、通信専用のプリント基板を用いる場合に比べて構成を簡素にできる。また、これらプリント基板23,24と、後側の通信専用のプリント基板29,30とは、それらを分離する前は連結部36を介して連結されていて、一体に取り扱うことができるので、半田付けなどが容易となり、また、コストも低減できるようになる。
【0054】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
上記した実施例では、赤外線LED31〜34をトッププレート17の下方に4個配設した例を示したが、その赤外線LEDは、4個に限らず、1個でも2個で良い。
【0055】
加熱調理器12としては、台所のキャビネット11に組み込まれたビルトインタイプを例示したが、ワークトップ14などの上に置かれる据え置きタイプのものでも良い。
加熱調理器12としては、ロースタ46を備えていないものでも良く、また、上部の加熱手段として3口タイプのものに限られず、2口あるいは1口タイプのものであっても良い。
換気装置としては、レンジフードファン13に限られず、壁などに設置される換気扇でも良い。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱調理器によれば、通信用投光部をトッププレートの下方に配設し、その通信用投光部から発せられた光信号が、トッププレートを通して上方へ向けて送信される構成となっているので、その光信号が、使用者の身体の一部や、トッププレート上に載置される調理容器などによって遮断される確率を少なくでき、通信の信頼性を向上できるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す加熱調理システムの外観斜視図
【図2】加熱調理器の平面図
【図3】加熱調理器の正面図
【図4】カンガルー式操作部の平面図
【図5】トッププレートを外した状態での加熱調理器の平面図
【図6】加熱調理器の縦断側面図
【図7】要部の拡大断面図
【図8】プリント基板を分離する前の状態の平面図
【図9】加熱調理システムの電気回路構成図
【図10】従来例を示す縦断側面図
【符号の説明】
図面中、12は加熱調理器、13はレンジフードファン(換気装置)、17はトッププレート、20,21は加熱コイル(加熱手段)、22は中央ヒータ(加熱手段)、25は表示用LED、26は左用LED群(表示手段)、27は右用LED群(表示手段)、28は中央用LED群(表示手段)、31,32,33,34は赤外線LED(通信用投光部)、35はフォトダイオード(通信用受光部)、39,40,41は鍋載置部、46はロースタ、56はカンガルー式操作部、65はフード本体(換気装置本体)、74は通電制御回路(通電制御手段)を示す。
Claims (8)
- 鍋などの調理容器が載置されるトッププレートと、
このトッププレートの下方に配設された調理用の加熱手段と、
この加熱手段を制御する通電制御手段と、
前記トッププレートの下方に配設され、当該トッププレートを通して光信号を上方に向けて発する通信用投光部とを具備し、
前記通電制御手段は、前記通信用投光部を介して、前記トッププレートの上方に配設される換気装置を制御する機能を有し、
前記トッププレートを、前記光信号の波長が透過する光透過性を有する耐熱強化ガラスから構成したことを特徴とする加熱調理器。 - 前記トッププレートの下方に、前記加熱手段の火力を表示する表示手段を備え、前記通信用投光部を、前記表示手段の近傍に配置したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記トッププレートの形状を矩形状に形成し、前記通信用投光部を、前記トッププレートの隅部に配置したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記通信用投光部は、前記トッププレートの下方に複数個配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記加熱手段は、その中心が前記トッププレートの前後方向の中央部よりも前方となるように配置され、前記通信用投光部は、前記トッププレートの前後方向の中央部よりも後方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記加熱手段は前記トッププレートの下方に3個存し、このうちの2個の加熱手段は、それぞれの中心が前記トッププレートの前後方向の中央部よりも前方となるように配置され、残りの1個の加熱手段は、その中心が前記トッププレートの前後方向の中央部よりも後方となるように配置され、
前記通信用投光部は、前記トッププレートの中央部よりも後方で、かつ、前記後方に存する加熱手段の側方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 前記通信用投光部は前記トッププレートの下方に複数個存し、そのうちの少なくとも1個の通信用投光部は、前記トッププレートの前後方向の中央部よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
- 前記加熱手段は、少なくとも電磁誘導加熱用の加熱コイルを含んでいることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の加熱調理器。
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