JP2009004141A - 多口加熱調理器 - Google Patents

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知也 藤濤
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Hiroshi Tominaga
博 富永
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    • HELECTRICITY
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    • H05B2213/07Heating plates with temperature control means

Abstract

【課題】第2の加熱手段からの赤外線エネルギの影響を受けることなく赤外線センサで鍋の温度を計測することができる多口加熱調理器を提供すること。
【解決手段】前記加熱コイル上の前記調理容器が前記赤外線センサと前記第2の加熱手段の間に配置されるように、前記加熱コイルを配置した多口加熱調理器とすることにより、赤外線センサ5が第2の加熱手段7から放射される赤外線エネルギの影響を受けることの少ない多口加熱調理器を実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭、レストラン及びオフィスなどで使用される多口加熱調理器に関する。
近年、鍋などの調理容器を加熱コイルにより誘導加熱する多口加熱調理器が広く普及している。この多口加熱調理器は、鍋の温度を検出するために、サーミスタなどの感熱素子や調理容器から放射される赤外線を検出する赤外線センサを備えている。
一方、多口加熱調理器は、熱源として誘導加熱、ガス、電気ヒータ等を組み合わせて構成される。近年普及している多口加熱調理器は、全ての熱源を誘導加熱にしたものと、誘導加熱と電気ヒータを組み合わせたものが主流となっている。
従来、この種の多口加熱調理器は、第2の加熱手段である電気ヒータから放射される赤外線を第2の赤外線センサによって検出し、第1の赤外線センサから算出される温度を第2の赤外線センサの出力によって補正している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−100085号公報
しかしながら、前記従来の構成では、第2の加熱手段である電気ヒータから放射される赤外線を第2の赤外線センサによって検出するため、赤外線センサが2つ必要となるために高価であるという課題を有していた。また、第2の赤外線センサの出力によって第1の赤外線センサから算出される温度の補正を演算するため、演算手段と演算時間が必要という課題を有していた。
本発明は、第2の加熱手段である電気ヒータから放射される赤外線の影響をなくすことができる多口加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の多口加熱調理器は、調理物を加熱する調理容器と、調理容器を載置するトッププレートと、調理容器を誘導加熱する第1の加熱手段である加熱コイルと、前記加熱コイルによって加熱された調理容器から放射された赤外線を検出する前記トッププレート上に配置した赤外線センサと、赤外線センサの出力等に応じて加熱コイルに供給する高周波電力を制御して調理容器の加熱を制御する加熱制御手段と、第2の加熱手段を備え、前記調理容器が前記赤外線センサと前記第2の加熱手段の間に配置されるように、前記加熱コイルを配置したものである。
これによって、調理容器が第2の加熱手段から放射される赤外線エネルギを阻害して、赤外線センサは、赤外線エネルギの影響を受けにくくすることができる。
本発明の多口加熱調理器によれば、赤外線センサは、第2の加熱手段から放射される赤外線エネルギの影響を受けにくくすることができる。
第1の発明は、調理物を加熱する調理容器と、前記調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を誘導加熱する第1の加熱手段である加熱コイルと、前記加熱コイルによって加熱された前記調理容器から放射された赤外線を検出する前記トッププレート上に配置した赤外線センサと、前記赤外線センサの出力等に応じて前記加熱コイルに供給する高周波電力を制御して前記調理容器の加熱を制御する加熱制御手段と、第2の加熱手段を備え、前記調理容器が前記赤外線センサと前記第2の加熱手段の間に配置されるように、前記加熱コイルを配置することにより、赤外線センサは第2の加熱手段から放射される赤外線エネルギの影響を受けにくくすることができる。
第2の発明は、調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を誘導加熱する第1の加熱手段である加熱コイルと、前記加熱コイルによって加熱された前記調理容器から放射された赤外線を検出する前記トッププレートよりも下に配置した赤外線センサと、前記赤外線センサの出力等に応じて前記加熱コイルに供給する高周波電力を制御して前記調理容器の加熱を制御する加熱制御手段と、前記トッププレート上の前記調理容器を加熱する第2の加熱手段を備え、前記第2の加熱手段の中心と前記加熱コイルの中心までの距離よりも前記第2の加熱手段の中心と前記赤外線センサまでの距離が長くなるように配置したことにより、赤外線センサが第2の加熱手段から放射される赤外線エネルギの影響を受けにくくすることができ、かつ、機器の清掃をしやすくすることができる。
第3の発明は、加熱コイルの中心に、感熱素子を配置した請求項2に記載の多口加熱調理器としたことにより、赤外線センサが第2の加熱手段から放射される赤外線エネルギの影響を受けにくくすることができる。
第4の発明は、第2の加熱手段と赤外線センサの間で、かつ、トッププレートの下面に赤外線吸収手段を備えた請求項2または3に記載の多口加熱調理器とすることにより、トッププレート内を伝搬する赤外線エネルギを減衰させることができる。
第5の発明は、フィルタを備え、前記フィルタが赤外線センサを覆う構成とした請求項1〜4いずれか1項に記載の多口加熱調理器とすることにより、赤外線センサに不要な赤外線エネルギが入ることを防ぐことができる。
第6の発明は、第2の加熱手段の上のトッププレートにフィルタ機能をもたせた請求項2〜5いずれか1項に記載の多口加熱調理器とすることにより、赤外線センサが影響を受ける波長域のエネルギを遮断することができる。
第7の発明は、赤外線センサ上にレンズを備え、前記レンズによって赤外線センサの視野を狭くする請求項1〜6いずれか1項に記載の多口加熱調理器とすることにより、不要な赤外線エネルギを受光するのを防止することができる。
第8の発明は、第2の加熱手段と赤外線センサの間に、赤外線センサの近傍に遮光壁を備え、前記遮光壁によって第2の加熱手段から放射された赤外線を遮光する請求項1〜7いずれか1項に記載の多口加熱調理器とすることにより、第2の加熱手段からの赤外線エネルギを遮光することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1の多口加熱調理器の構成を示す。本実施の形態の多口加熱調理器は、外郭ケース8と、外郭ケース8の上部に設けられて外郭の一部を形成するトップレート2とを有する。トッププレート2の下方には、誘導加熱によって調理容器1を加熱する加熱コイル4と、加熱コイル4に高周波電流を供給するインバータ回路9が設けられている。加熱制御手段6は、インバータ回路9が加熱コイル4に供給する高周波電流を制御する。トッププレート2の上面の加熱コイル4と対応する位置に調理容器1が載置される。赤外線センサ5は調理容器1と対向するように設けられ、調理容器1から放射された赤外線を受光する。
赤外線センサ5は加熱制御手段6に電気的に接続される。赤外線センサ5が受光した赤外線のエネルギー量に対応した出力を加熱制御手段6に入力し、加熱制御手段6は図示していない操作部を介して入力された制御命令を判断してインバータ回路9が加熱コイル4に供給する高周波電流を制御して調理容器1の加熱電力量を制御する。
図2に、本発明の実施の形態の多口加熱調理器の上面図を示す。吸気口10は、図示していないファンによって外気を多口加熱調理器内部に取り込むためのものである。機器内部に入った空気は、インバータ回路9や加熱コイル4等の発熱部品を冷却し、排気口11から排気されるように機器内部が構成されている。図2では吸気口10と排気口11が機器の奥に設けられているが、吸気口10を機器の前面、排気口11を機器の奥に設ける構成であっても良く、さらには吸気口10と排気口11を逆の位置に設けても良い。
操作部12は、使用者が調理容器1の加熱出力を決定するためのもので、加熱コイル4と第2の加熱手段7に対応させてそれぞれ設けられる。操作部12には加熱出力の決定以外にも、タイマ機能や自動加熱設定などの機能を選択するためにも使用されることが多い。
赤外線センサ5は、調理容器1に対向するように外郭ケース8に取り付けられる。図1及び図2ではトッププレート2よりも上に赤外線センサ5が配置され、外郭ケース8に取り付けられているが、このような構成に限定するものではない。また、加熱コイル4に載置した調理容器1が赤外線センサ5と第2の加熱手段7の間に配置されるように、加熱コイル4を配置している。
以上のように構成された多口加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
使用者が操作部12にある加熱の開始を入力するスイッチを押下することによって、加熱開始の制御命令を入力すると、加熱制御手段6はインバータ回路9を動作させて加熱コイル4に高周波電流を供給する。これにより、調理容器1の加熱が開始される。
加熱制御手段6は、操作部12を操作することによって使用者が設定した火力になるようにインバータ回路9を制御する。具体的には、例えばインバータ回路9の入力電流を検出し、その検出値を加熱制御手段6に入力する。加熱制御手段6は、使用者が設定した火力とインバータ回路9の入力電流とを比較して、インバータ回路9の動作条件を変更する。このような動作を繰り返すことによって、使用者が設定した火力に制御し、その火力を維持するように加熱制御手段6は動作する。
一方、調理容器1が加熱されて赤外線センサ5が調理容器1から放射される赤外線を受光すると、加熱制御手段6は赤外線センサ5の赤外線のエネルギー量に基づいて、調理容器1の温度を検出する。加熱制御手段6は、検出温度が設定値(例えば、300℃)以上か否かを判断する。検出温度が設定値以上であれば、異常な加熱であると判断し、検出温度が設定値未満であれば、正常な加熱であると判断する。加熱制御手段6は、異常な加熱のとき、インバータ回路9を一時的に停止させる等の制御を行い、加熱制御手段6は、正常な加熱のときは、加熱を継続させる。
次に、揚げ物の調理時について説明する。使用者が操作部12にある揚物モード開始スイッチを押下した後、温度調節スイッチで設定温度を例えば180℃に設定すると、加熱制御手段6は調理容器1に入れた油温が設定温度の180℃に到達するように赤外線センサ5の出力に基づいてインバータ回路9の制御を行う。
以上のように、赤外線センサ5は調理容器1から放射される赤外線エネルギを受光し、加熱制御手段6はそのエネルギに応じてインバータ回路9の制御を行い、調理容器1の異常な加熱を抑制する、あるいは揚げ物調理のように調理容器1の温度を一定に保つ等の機能を実現するためのものである。このように赤外線センサ5は調理容器1から放射される赤外線エネルギを受光するが、実際に多口加熱調理器を使用する環境においては調理容器1以外から放射される赤外線エネルギを赤外線センサ5が受光し、加熱制御手段6が調理容器1の温度を算出した場合の誤差が大きくなるという課題がある。
特に、多口加熱調理器で、赤外線を放射しやすい電気ヒータなどの第2の加熱手段7がある場合には第2の加熱手段7からの赤外線エネルギを赤外線センサ5が受光する場合がある。
そこで、本発明では、加熱コイル4上の調理容器1が、赤外線センサ5と第2の加熱手段7の間に配置されるように、加熱コイル4を配置したことにより、調理容器1によって、第2の加熱手段7から放射される赤外線エネルギの赤外線センサ5への影響を少なくし、調理容器1の温度を正確に検知することができるものである。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
赤外線センサ5を、トッププレート2よりも下に配置し、赤外線センサ5は第2の加熱手段7の中心と加熱コイル4の中心までの距離よりも第2の加熱手段7の中心と赤外線センサ5までの距離が長くなるように配置する構成とした。
実施の形態1で説明した図1のような多口加熱調理器の場合、赤外線センサ5がトッププレート2よりも上に配置しているため、トッププレート2上に段差ができ、トッププレート2の掃除が不便であるだけでなく、デザイン性も悪くなる。また、赤外線センサ5の視野が汚れやすく、照明や太陽光などから放射される赤外線エネルギの影響を受けやすくなる。
したがって、赤外線センサ5をトッププレート2よりも下に配置した方が良い。その時の多口加熱調理器の構成を図3に示す。
図3のように、赤外線センサ5は加熱コイル4の中心に空いている空間とトッププレート2を介して赤外線エネルギを受光するように調理容器1と対向して配置する。
但し、その場合にはトッププレート2によって調理容器1から放射されたエネルギが減衰する。したがって、トッププレート2の赤外線エネルギの透過波長と赤外線センサ5の受光感度波長を合わせ、さらにはトッププレート2によって減衰したエネルギを赤外線センサ5が受光し、その出力値をアンプによって増幅するなどの対策が必要となる場合が多い。あるいは、赤外線センサ5の視野領域に赤外線エネルギの透過窓を設ける構成であっても良い。
図4は、多口加熱調理器のトッププレート2を外した場合の上面図である。赤外線センサ5aは本発明のとおり、第2の加熱手段7の中心と加熱コイルの中心13との距離Xcよりも離れた距離Xaとなる位置に配置されている。一方、赤外線センサ5bは加熱コイル4の奥に配置され、第2の加熱手段7との距離は距離Xcよりも短いXbしか離れていない。
このような場合において、第2の加熱手段7が加熱を開始すると、第2の加熱手段7からは多くの赤外線エネルギが放射される。その赤外線エネルギは、直接赤外線センサ5aや赤外線センサ5bに入ることは少ない。しかしながら、図5のようにトッププレート2の内部を伝搬し、徐々に減衰しながら赤外線センサ5aや赤外線センサ5bの所に到達する。そのため、赤外線センサ5と第2の加熱手段7の距離はできるだけ離れている方が赤外線エネルギの減衰が多いために望ましい。
また、図示していないが加熱コイルの中心13にサーミスタ等の感熱素子を配置することも多いため、赤外線センサ5がそれらの影になる位置である方が望ましい。
したがって、赤外線センサ5は第2の加熱手段7と加熱コイルの中心13までの距離Xcよりも第2の加熱手段7と赤外線センサ5までの距離Xaが長くなるように配置することによって第2の加熱手段7から放射される赤外線エネルギの影響を軽減することができる。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態2と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
本発明は、実施の形態2記載の多口加熱調理器の第2の加熱手段と赤外線センサの間で、かつ、トッププレートの下面に赤外線吸収手段15を備えたものである。
実施の形態2で説明したように、赤外線センサ5をトッププレート2よりも下に配置した場合であっても第2の加熱手段7からの赤外線エネルギの影響を受ける。その伝搬経路であるトッププレート2の下面に図6のように赤外線吸収手段15を配置することによって、赤外線センサ5に到達する赤外線エネルギを減らすことができる。
図7のようにトッププレート2の下面に赤外線吸収手段15を配置すると、第2の加熱手段7から放射された赤外線エネルギはトッププレート2の上面で透過する光と反射する光に分かれ、反射した光がトッププレート2の下面に到達する。トッププレート2の下面に到達した光は赤外線吸収手段15によってそのほとんどが吸収される。一部の反射した光はさらにトッププレート2の上面で透過と反射に分かれて、反射した光が再度トッププレート2の下面で赤外線吸収手段15によって吸収される。このようなことを繰り返すことによって、第2の加熱手段7から放射された赤外線エネルが赤外線センサ5に到達することはほとんどなく、赤外線センサ5が第2の加熱手段7の影響を受けることがない。
さらに、赤外線吸収手段15を配置することによって照明や太陽光などに含まれる赤外線エネルギの影響も軽減することができ、より赤外線センサ5の検出誤差を小さくすることができる。
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態2と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
本発明の内容は、フィルタを備え、前記フィルタが赤外線センサを覆う構成としたものである。
フィルタの特性について、図8を用いて説明する。多口加熱調理器でX℃とY℃を検出したいとするとき、Y℃の物体から放射される赤外線エネルギがもつエネルギは、波長によってそのエネルギ強度が異なり、波長λy以下の波長域にはエネルギを持たない。一方、Y℃よりも高温であるX℃のときは波長λxまでエネルギを持つが、λx以下のエネルギは持たない。一方、太陽光は図8(a)のように広い波長帯域にエネルギを持っている。図示していないが、電気ヒータも広い波長帯域にエネルギを持つ熱源である。
したがって、図8(b)のような特性を持つフィルタを使用し、波長λx以下の赤外線を除去することによって、赤外線センサ5のS/N比が向上するものである。図8ではフィルタをハイパスフィルタとしているが、バンドパスフィルタであっても良い。
図9は、本発明の実施の形態4の多口加熱調理器の構成を示す。図9のように、赤外線センサ5の上面や側面をフィルタ16で覆うように配置し、赤外線センサ5の視野全体を大きく覆うようにすることによってフィルタの効果を上げることができる。
なお、トッププレート2に上述のフィルタ特性を持たせるようにしても良い。トッププレート2の組成を変更しても良いし、トッププレート2の下面または上面にフィルタ特性をもつ印刷などを施しても良い。
なお、図9は実施の形態2の構成の多口加熱調理器の赤外線センサをフィルタ16で覆った場合について説明したが、実施の形態1の構成の多口加熱調理器の赤外線センサをフィルタ16で覆っても、同様に、赤外線センサが影響を受ける波長域のエネルギを遮断することができる。
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態2と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
本発明の内容は、赤外線センサ上にレンズを備え、前記レンズによって赤外線センサの視野を狭くする多口加熱調理器としたものである。
赤外線センサ5の視野を広くすると、調理容器1からの赤外線エネルギを広範囲から受光できるものの、調理容器1以外の第2の加熱手段7や照明や太陽光などから来る赤外線エネルギも受光してしまい、S/N比が悪くなる場合がある。
そこで、図10のように赤外線センサ5にレンズ17を付け、赤外線センサ5の視野を狭くすることによってS/N比を向上させることができる。
なお、実施の形態4で赤外線センサ5にフィルタ16をつけた場合について説明したが、レンズ17にフィルタ特性を持たせても良い。具体的には、レンズ17の組成を変更して、フィルタ特性を変更することができるため、実施の形態4で説明したようなフィルタ特性をレンズに持たせ、それを赤外線センサ5の視野を覆うように配置することによってフィルタ16の効果とレンズ17の効果の両方を出すことが可能である。
なお、図10は実施の形態2の構成の多口加熱調理器の赤外線センサ上にレンズを備え、前記レンズによって赤外線センサの視野を狭くする場合について説明したが、実施の形態1の構成の多口加熱調理器の赤外線センサ上にレンズを備え、前記レンズによって赤外線センサの視野を狭くしても、同様に、不要な赤外線エネルギを受光するのを防止することができる。
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6について説明する。実施の形態2と同一部分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
本発明の内容は、第2の加熱手段と赤外線センサの間で、赤外線センサの近傍に遮光壁を備え、前記遮光壁によって第2の加熱手段から放射された赤外線を遮光する多口加熱調理器としたものである。
図11は、実施の形態6における多口加熱調理器の構成である。図11のような位置に赤外線センサ5を配置した場合、実施の形態3で説明したように、第2の加熱手段7から放射された赤外線エネルギがトッププレート2を伝搬して赤外線センサ5に到達する。それらを遮光するため、遮光壁を第2の加熱手段7と赤外線センサ5の間に配置する。こうすることによって、赤外線センサ5に到達する第2の加熱手段7からの赤外線エネルギを減少させることができ、S/N比を向上させることができる。
なお、本発明の請求項の内容を、複数同時に実施することによってその効果を高めることができる場合もある。
なお、図11は実施の形態2の構成の多口加熱調理器の第2の加熱手段と赤外線センサの間で、赤外線センサの近傍に遮光壁を備えた場合について説明したが、実施の形態1の構成の多口加熱調理器の第2の加熱手段と赤外線センサの間で、赤外線センサの近傍に遮光壁を備えた場合でも、同様に、第2の加熱手段からの赤外線エネルギを遮光することができる。
本発明の多口加熱調理器によれば、第2の加熱手段からの赤外線エネルギの影響を受けることなく赤外線センサで調理容器の温度を計測することができ、且つ鍋の温度変化に対する応答速度が早いために自動調理などの火力調節の性能が良いという効果を有し、一般家庭などで使用される多口加熱調理器に有用である。
本発明の実施の形態1の多口加熱調理器の構成を示す図 本発明の実施の形態1の多口加熱調理器の上面図 本発明の実施の形態2の多口加熱調理器の構成を示す図 本発明の実施の形態2の多口加熱調理器の上面図 本発明の実施の形態2における赤外線エネルギの伝搬を示す図 本発明の実施の形態3の多口加熱調理器の上面図 本発明の実施の形態3の多口加熱調理器の構成を示す図 本発明の実施の形態4のフィルタの特性を示す図 本発明の実施の形態4の多口加熱調理器の構成を示す図 本発明の実施の形態5の多口加熱調理器の構成を示す図 本発明の実施の形態6の多口加熱調理器の構成を示す図
符号の説明
1 調理容器
2 トッププレート
3 第1の加熱手段
4 加熱コイル
5 赤外線センサ
6 加熱制御手段
7 第2の加熱手段
8 外郭ケース
9 インバータ回路
10 吸気口
11 排気口
12 操作部
13 加熱コイルの中心
14 第2の加熱手段の中心
15 赤外線吸収手段
16 フィルタ
17 レンズ
18 遮光壁

Claims (8)

  1. 調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を誘導加熱する第1の加熱手段である加熱コイルと、前記加熱コイルによって加熱された前記調理容器から放射された赤外線を検出する前記トッププレート上に配置した赤外線センサと、前記赤外線センサの出力等に応じて前記加熱コイルに供給する高周波電力を制御して前記調理容器の加熱を制御する加熱制御手段と、第2の加熱手段を備え、前記調理容器が前記赤外線センサと前記第2の加熱手段の間に配置されるように、前記加熱コイルを配置したことを特徴とする多口加熱調理器。
  2. 調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を誘導加熱する第1の加熱手段である加熱コイルと、前記加熱コイルによって加熱された前記調理容器から放射された赤外線を検出する前記トッププレートよりも下に配置した赤外線センサと、前記赤外線センサの出力等に応じて前記加熱コイルに供給する高周波電力を制御して前記調理容器の加熱を制御する加熱制御手段と、前記トッププレート上の前記調理容器を加熱する第2の加熱手段を備え、前記第2の加熱手段の中心と前記加熱コイルの中心までの距離よりも前記第2の加熱手段の中心と前記赤外線センサまでの距離が長くなるように配置した多口加熱調理器。
  3. 前記加熱コイルの中心に、感熱素子を配置したことを特徴とする請求項2に記載の多口加熱調理器。
  4. 第2の加熱手段と赤外線センサの間で、かつ、トッププレートの下面に赤外線吸収手段を備えた請求項2または3に記載の多口加熱調理器。
  5. フィルタを備え、前記フィルタが赤外線センサを覆う構成とした請求項1〜4いずれか1項に記載の多口加熱調理器。
  6. 第2の加熱手段の上のトッププレートにフィルタ機能をもたせた請求項2〜5いずれか1項に記載の多口加熱調理器。
  7. 赤外線センサ上にレンズを備え、前記レンズによって赤外線センサの視野を狭くする請求項1〜6いずれか1項に記載の多口加熱調理器。
  8. 第2の加熱手段と赤外線センサの間に遮光壁を備え、前記遮光壁によって第2の加熱手段から放射された赤外線を遮光する請求項1〜7いずれか1項に記載の多口加熱調理器。
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