JP2009257267A - 力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石の性質を利用して遠心力を回転力に変換させる力変換装置を提供する。
【解決手段】ベース上に所定間隔隔てて対向配置された固定部を備え、固定部の中心に回転可能なシャフトが配置され、各固定部の対向した内面に、リング状の磁石が同極が対向配置されるように取り付けられており、固定部の間に位置するようにシャフトに固定された回転円板と、回転円板の外周に沿って固定部の磁石と少なくとも部分的に対向するように回転円板に配置され、自転できるように構成された複数の可動部とを更に備え、可動部の各々には、極性の境界線がシャフトの方へ向かうように配置された磁石がそれぞれ設けられており、可動部の自転を制限するためのストッパ手段を更に備え、回転円板を回転させることにより、回転円板に対して接線方向に作用する力が生ずるように構成されている力変換装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は一般に、力変換装置に関する。より詳細には、本発明は、遠心力を回転力に変換する力変換装置に関する。
磁石は、周知のように、同極のものを接近させれば反発し、異極のものを接近させれば互いに吸引し合う。このような磁石の性質を利用した各種の装置が開発されているが、遠心力を回転力に変換させる装置は未だ開発されていない。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、磁石の性質を利用して、遠心力を回転力に変換させる力変換装置を提供することを目的としている。
図9を参照して、本発明の力変換装置の基本原理について説明する。大きな矩形の磁石Aが(紙面の)手前側にN極が位置するように台座(紙面)に固定されているものとする(図9(a)参照)。いま、磁石Aに小さな矩形の磁石Bを近接対面させると、磁石Bは、反発力が生ずる方向(図9(a)では、磁石Aの手前側がN極であるので、磁石BのN極の位置する方向)に直線的に移動して安定しようとする(図9(a)の矢印参照)。これは、磁石Aの左縁以外の箇所では磁石Bが安定しないので、磁石Bが最短距離で磁石Aの左縁に向かおうとするからである。なお、磁石Bが安定する距離は、磁場の有効距離の範囲内であり、例えば、永久磁石では、10cm以内である。
次に、大きな円形の磁石Aが手前側にN極が位置するように固定されているとき、磁石Aの周縁の箇所に小さな矩形の磁石B1 、B2 、B3 を近接対面させると、磁石B1 、B2 、B3 は、周縁に沿って接線方向に移動して安定しようとする(図9(b)参照)。さらに、リング状の固定磁石Aを使用した場合も円形の固定磁石Aの場合と同様である(図9(c)参照)。本発明の力変換装置は、このような小さな磁石が接線方向に移動して安定しようとする現象を利用するものである。
本願請求項1に記載の力変換装置は、ベース上に所定間隔隔てて対向して配置された2基又はそれ以上の固定部を備え、前記固定部のほぼ中心に回転可能なシャフトが配置され、各固定部の対向した内面に、リング状の磁石が同極が対向配置されるように取り付けられており、前記固定部の間に位置するように前記シャフトに固定された回転円板と、前記回転円板の外周に沿って前記固定部の前記磁石と少なくとも部分的に対向するように回転円板に配置され、自転できるように構成された複数の可動部とを更に備え、前記可動部の各々には、極性の境界線が実質的に前記シャフトの方へ向かうように配置された磁石がそれぞれ設けられており、前記可動部の自転を制限するためのストッパ手段を更に備え、前記回転円板を回転させることにより、前記回転円板に対して接線方向に作用する力が生ずるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の力変換装置は、前記請求項1の装置において、前記ストッパ手段が、前記可動部から外方に延びたアームと、前記アームの先端に取り付けられたストッパと、前記回転円板に設けられ、前記ストッパよりも大きく形成されたストッパ収容穴とを有することを特徴とするものである。
本発明の力変換装置により、内力系の遠心力を効率的に可動部の回転力(従って、回転円板の回転力)に変換することができ、このようにして得られた回転エネルギーを種々の用途(原動機など)に有効利用することができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る力変換装置について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る力変換装置を示した斜視図、図2は、図1の力変換装置の分解斜視図(構成部材を明瞭に示すため、図2では、ベース12および固定部14の一方が省略されている)、図3は、図1の力変換装置の回転円板の正面図、図4は、図1の力変換装置の断面図である。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る力変換装置は、ベース12上に所定間隔隔てて対向して配置された一対の固定部14を備えている。各固定部14は、ベース12に堅固に固定されている。
固定部14のほぼ中心には、軸受16を介して回転可能に配置されたシャフト18が設けられている。また、各固定部14の対向した内面には、円形の凹部14aがそれぞれ形成されており、凹部14aには、その外周に沿ってリング状の永久磁石20が同極が対向配置されるように(図4に示される例では、各固定部14においてN極が内側を向くように)取り付けられている。これにより、各固定部14の内面には、静磁場が形成されることとなる。
力変換装置10は又、一対の固定部14の間に位置するようにシャフト18に固定された回転円板22を備えている。
力変換装置10は又、回転円板22の外周に沿って回転円板22に配置された複数(図3では、90°間隔で配置された4個)の可動部24を備えている。可動部24は、図5に最も良く示されるように、ディスク24aと、ディスク24aの外周に設けられた突起24bと、N極とS極の境界線24c1がほぼ放射方向(換言すると、シャフト18の中心に向かう方向)に配向されるようにディスク24aの内部に配置された永久磁石24cとを有している。これにより、各可動部24の側面に、静磁場が形成されることとなる。なお、永久磁石24cが固定部12の永久磁石20と少なくとも部分的に対向する箇所に位置するように、可動部24を配置するのが好ましい。
可動部24は、脱落することなしに回転円板22の設置箇所において自転できるように、回転円板22に設けられた溝22b付きの円形穴22aに嵌め込まれている。好ましくは、ディスク24aの外周および円形穴22aの周囲は、可動部24が容易に自転(回動)することができるように、低摩擦材料で形成されている。
なお、可動部24の設置個数を増減してもよく、また、可動部24の設置方法について、回転円板22の所定箇所に回転円板22の面内において回動(自転)できるように設置されるのであれば、上述のような可動部24の設置方法に限定されるものではない。
力変換装置10は更に、可動部24の自転(回動)の範囲を制限するためのストッパ手段26を備えている。ストッパ手段26は、可動部24のディスク24aから外方に延びたアーム26aと、アーム26aの先端に取り付けられたストッパ26bと、回転円板22に設けられ、ストッパ26bよりも大きく形成されたストッパ収容穴26cとを有している。ストッパ手段26を設けたことにより、可動部24は、ストッパ26bがストッパ収容穴26cの一方の側に当接する箇所(図6(a)参照)からストッパ収容穴26cの他方の側に当接する箇所(図6(b)参照)までしか回動することができない(換言すると、可動部24の回動は、ストッパ収容穴26c内でストッパ26bが移動できる範囲に制限される)。
なお、可動部24の自転を所定の範囲内に制限することができるのであれば、ストッパ手段26の構成は、上述のようなものに限定されるものではない。
図7を参照して、以上のように構成された力変換装置10の作動について説明する。いま、ストッパ手段26が機能しない(すなわち、ストッパ26bがストッパ収容穴26c内に収容されていない)ものと仮定する。すると、固定部14の永久磁石20のN極と可動部24の永久磁石24cのS極が引き合うため、可動部24の永久磁石24cの境界線24c1が可動部24の接線方向を向くように配向される(図7(a)参照)。
次に、力変換装置10にストッパ手段26が機能する(すなわち、ストッパ26bがストッパ収容穴26c内に収容されている)場合について考察する。回転円板22が停止していると、固定部14の永久磁石20のN極と可動部24の永久磁石24cのS極が引き合おうとするため、可動部24に時計回りの回転力FM が生じ、ストッパ手段26のストッパ24bがストッパ収容穴24cの内面に当接する(図7(b)参照)。
一方、回転円板22が高速で回転すると、ストッパ手段24のストッパ24bに放射方向の遠心力Fが作用するため、可動部24に反時計回りの回転力F1 が生ずる。そして、回転力(F1 −FM )により、ストッパ24bがストッパ収容穴24cの外面に当接することとなる(図7(c)参照。ただし、F1 >FM であることが必要)。すると、磁場を安定させようとする力FM がF1 と相殺されて失われているため、図9(c)を参照して既に説明したように、磁場を安定させるべく、左向きの接線方向の力F2 が作用する。この力F2 は、固定部14の永久磁石20と可動部24の永久磁石24cとの間に生ずるので、回転円板22に対して接線方向に作用する外力(すなわち、回転力)となる。このよ
うにして、ストッパ24bに生じた遠心力Fが回転円板20の回転力F2 に変換される。
回転円板20の回転力F2 により、可動部24が実際に移動できるのは、微小距離dlである。したがって、磁石24cが可動部24とともに接線方向前方に微小距離dlだけ移動して安定し、回転円板22を微小角度dθだけ回転させると同時に、回転力(F1 −FM )により磁石24cを進行方向(図7(c)では左方向)に傾斜させて極性の境界線24c1を新たな放射方向(シャフト18の方向)に差し向けると、上述と同様にして再び新たな回転力F2 が生ずる。このような行程を連続的に繰り返すことによって、遠心力が回転力に変換され続ける。力変換装置10の変換能力は、ほぼ(F/FM )によって表される。
なお、力変換装置10の変換能力を増すには、固定部14の内面および可動部24の側面に形成される静磁場を大きくすればよい。また、力変換装置10の作動時の磁場抵抗を減らすため、磁石以外の部分を磁場抵抗の少ない材料で形成するのが好ましい。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、2基の固定部14の間に1基の回転円板22が配置されているが、図8に示されるように、固定部14および回転円板22の設置基数を増加させてもよい。また、前記実施の形態では、永久磁石20、24cが用いられているが、永久磁石の代わりに電磁石を用いてもよい。
本発明の好ましい実施の形態に係る力変換装置を示した斜視図である。 図1の力変換装置の分解斜視図である。 図1の力変換装置の回転円板の正面図である。 図1の力変換装置の断面図である。 図3の部分5の箇所を説明するための一連の図であって、図5(a)は可動部が嵌め込まれる回転円板の穴の拡大図、図5(b)は可動部の拡大図、図5(c)は図5(a)の線5c−5cに沿って見た断面図、図5(c)は図5(b)の線5d−5dに沿って見た断面図である。 図1の力変換装置のストッパ手段を説明するための図である。 図1の力変換装置の作動を説明するための一連の図である。 変形形態に係る力変換装置を示した斜視図である。 図1の力変換装置の基本原理を説明するための一連の図である。
符号の説明
10 力変換装置
12 ベース
14 固定部
14a 凹部
16 軸受
18 シャフト
20 永久磁石
22 回転円板
22a 円形穴
22b 溝
24 可動部
24a ディスク
24b 突起
24c 永久磁石
26 ストッパ手段
26a アーム
26b ストッパ
26c ストッパ収容穴

Claims (2)

  1. ベース上に所定間隔隔てて対向して配置された2基又はそれ以上の固定部を備え、前記固定部のほぼ中心に回転可能なシャフトが配置され、各固定部の対向した内面に、リング状の磁石が同極が対向配置されるように取り付けられており、
    前記固定部の間に位置するように前記シャフトに固定された回転円板と、
    前記回転円板の外周に沿って前記固定部の前記磁石と少なくとも部分的に対向するように回転円板に配置され、自転できるように構成された複数の可動部とを更に備え、前記可動部の各々には、極性の境界線が実質的に前記シャフトの方へ向かうように配置された磁石がそれぞれ設けられており、
    前記可動部の自転を制限するためのストッパ手段を更に備え、
    前記回転円板を回転させることにより、前記回転円板に対して接線方向に作用する力が生ずるように構成されていることを特徴とする力変換装置。
  2. 前記ストッパ手段が、前記可動部から外方に延びたアームと、前記アームの先端に取り付けられたストッパと、前記回転円板に設けられ、前記ストッパよりも大きく形成されたストッパ収容穴とを有することを特徴とする請求項1に記載の力変換装置。
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