JP6319139B2 - 電動モータ - Google Patents

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本発明は、高トルク状態と低トルク状態とを切り替え自在な電動モータに関する。
アキシャルギャップ型モータにおいて、ステータとロータとの間のエアギャップの距離を変化させ、発生するトルクを変動させる技術が知られている。特許文献1に記載された、アキシャルギャップ型モータは、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、ロータを軸方向に移動させて、ステータとロータとの間のエアギャップの幅を変更する可変ギャップ機構と、を備えている。このアキシャルギャップ型モータによると、エアギャップの幅を軸方向に変化させることにより、低速領域から高速領域までの広い範囲でロータを回転させることができる。
特開2012−130086号公報
特許文献1に記載されたアキシャルギャップ型モータによると、低速で高トルク状態を発生させることができるが、低トルク状態で高速回転させる場合に十分な駆動性能が得難い。
本発明は、高トルク状態と低トルク状態とを切り替えて低速領域から高速領域までの駆動性能を向上させることができる電動モータを提供することを目的とする。
本発明は、第1のシャフトを有するアキシャルギャップモータと、
前記第1のシャフトと同軸に配置された第2のシャフトを有するラジアルギャップモータと、
前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを接続した高トルク状態と、接続された前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを切断した低トルク状態とを切り替える切替手段と、を有する、電動モータである。
本発明は、高トルク状態で低速回転するアキシャルギャップモータが有する第1のシャフトと、低トルク状態で高速回転するラジアルギャップモータが有する第2のシャフトとの接続および切断を切替手段により行う。この切替手段により、低速で高トルク状態が必要となる場合にはラジアルギャップモータとアキシャルギャップモータとを接続する。そして、高速で低トルク状態が必要となる場合には、切替手段により、接続されたラジアルギャップモータとアキシャルギャップモータとを切断し、ラジアルギャップモータのみを回転駆動する。
本発明に係る電動モータによると、高トルク状態と低トルク状態とを切り替えて低速領域から高速領域までの駆動性能を向上させることができる。
本発明に係る電動モータを示した斜視図である。 上蓋が除かれた状態の電動モータの断面を示した斜視図である。 電動モータの分解斜視図である。 アキシャルギャップモータとラジアルギャップモータとを接続した状態の電動モータの断面を示した斜視図である。 電動モータの回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る実施形態について説明する。
図1に示されるように、電動モータ100は、低トルク状態で高速回転するラジアルギャップモータ30と、ラジアルギャップモータ30の下方に、ラジアルギャップモータ30と同軸に配置されたアキシャルギャップモータ10と、を有する。ラジアルギャップモータ30からは、ラジアルギャップモータ30が有するラジアルロータ35のシャフト31が上方に突出している。
図2および図3に示されるように、ラジアルギャップモータ30のステータ34をなすコイル33は、円筒形のハウジング32の内壁に、ハウジング32の内径方向に突出するように設けられ、径方向に磁界を発生させる。モータ30の中央には、ステータ34が発生する磁界によって回転するラジアルロータ35が配置されている。ラジアルロータ35は、回転自在なシャフト31と、シャフト31の軸方向に沿って配置され、径方向に磁界を発生している複数のマグネット36と、を有する。ラジアルロータ35は、軸線L周りの慣性モーメントが後述するアキシャルロータ14の軸線L周りの慣性モーメントよりも小さく、高速回転で低トルクを発生する駆動に適している。
シャフト31の上側は、ハウジング32の上側に被せられた上蓋39(図1参照)に嵌め込まれたベアリング38によって回転自在に支持されている。そして、シャフト31の下側は、ハウジング32の下方に配置されたアキシャルギャップモータ10のハウジング11に嵌め込まれたベアリング37によって回転自在に支持されている。シャフト31の中心には軸線L方向に沿って断面円形の孔31aが貫通している。シャフト31の内部には、後述するシャフト16の回転および摺動を支持するリニアロータリーベアリング41が嵌め込まれている。シャフト31の下部には、円錐台形状の凹部40が形成されている。
ラジアルギャップモータ30はその下方に配置された、アキシャルギャップモータ10と同心に配置されている。ラジアルギャップモータ30のハウジング32の下方には、ハウジング32の径よりも大きい径を有する円筒形のハウジング11が配置されている。ハウジング11の内部には、下方に突出するように設けられ、軸方向に磁界を発生させる複数のコイル12が延在したステータ13が設けられている。
ステータ13の下方には、空間となるエアギャップSを介して円板状のアキシャルロータ14が回転自在に配置されている。アキシャルロータ14は、軸線L周りの慣性モーメントがラジアルロータ35の軸線L周りの慣性モーメントよりも大きく、低速回転で高トルクを発生する駆動に適している。アキシャルロータ14は、円板14aの上面に軸方向に磁界を発生し、周方向に延在した複数のマグネット18を有する。マグネット18は、エアギャップSを介してコイル12と対向している。
アキシャルロータ14の中心には、シャフト(第1のシャフト)16が設けられている。シャフト16は、円板14aの中心から起立するように形成されている。シャフト16は、ラジアルギャップモータ30のシャフト31の孔31aに、下方から挿入され、リニアロータリーベアリング41に支持されている。シャフト16は、リニアロータリーベアリング41によって回転および摺動自在に支持されると共に、シャフト(第2のシャフト)31に対して回転および摺動自在である。シャフト16の基端には、円錐台形状のテーパ面16aが形成された拡径部17が設けられている。テーパ面16aは、シャフト31の下部に設けられた凹部40と同一の傾斜を有する。
テーパ面16aと凹部40との間にはエアギャップSに連通する隙間Pがある。拡径部17の内側下部には、シャフト16と同軸にベアリング19が嵌め込まれている。ベアリング19の下方には、ベアリング19の脱落を防止するための蓋20が円板14aに配置されている。ベアリング19には、ハウジング11の下蓋21の中心に挿通されたスライドシャフト22が嵌め込まれている。スライドシャフト22は、下蓋21に嵌め込まれたスリーブ23を介して、下蓋21に装着されている。
スリーブ23は、下蓋21の中心に形成された凸部21aに圧入されている。スライドシャフト22は、スリーブ23を利用して下蓋21対してシャフト16の軸線L方向に摺動自在となっている。スライドシャフト22の下端には、円板状のストッパ24が形成されている。ストッパ24と、凸部21aとの間には、弾性体25が配置されている。上記構成により、アキシャルロータ14は、ベアリング19によってハウジング11内で回転自在に軸支されている。
図4に示されるように、アキシャルロータ14は、ハウジング11内で上方に摺動自在である。アキシャルギャップモータ10に通電すると、コイル12に発生した磁界に引き寄せられてアキシャルロータ14が上方に摺動する。この時、拡径部17と凹部40とが当接する。この状態では、コイル12とマグネット18との距離が縮まり、エアギャップSが小さくなる。また、この状態では、ストッパ24と凸部21aとによって弾性体25が圧縮される。拡径部17と凹部40との間に生じた摩擦力によってラジアルギャップモータ30のラジアルロータ35とアキシャルロータ14とが接続される。また、コイル12に発生した磁界により、アキシャルロータ14が回転する。
そして、拡径部17と凹部40が当接した状態でラジアルロータ35とアキシャルロータ14とが連動して回転する。アキシャルギャップモータ10への通電を停止すると、コイル12に発生した磁界が無くなり、弾性体25の復元力により拡径部17と凹部40との間に隙間Pが再び生じ、アキシャルロータ14とラジアルロータ35とが切断される(図2参照)。そして、アキシャルロータ14は、弾性体25の復元力により下蓋21に接触して静止状態となる(図2参照)。なお、拡径部17と、凹部40と、スライドシャフト22と、弾性体25とで、シャフト16とシャフト31とを接続したり切断したりする切替手段Aをなしている。
図5に示されるように、電動モータ100は、電源装置90により駆動される。スイッチ80を開いた状態では、ラジアルギャップモータ30のみに通電され、電動モータ100は低トルク状態で駆動される。低トルク状態の電動モータ100は、高速回転での駆動が可能となる。スイッチ80を閉じた状態では、ラジアルギャップモータ30およびアキシャルギャップモータ10に通電される。アキシャルギャップモータ10に通電されると、上述した切替手段により、アキシャルギャップモータが有するシャフト16と、ラジアルギャップモータが有するシャフト31とが接続される。
これにより、シャフト16とシャフト31とは連動して回転する。このとき電動モータ100は、高トルク状態で駆動される。高トルク状態の電動モータ100は、低速回転で高トルクを発生する駆動が可能となる。即ち、電動モータ100において、低速回転で高トルク状態が必要となる場合は、スイッチ80を閉じてアキシャルギャップモータ10とラジアルギャップモータ30とを連動させて駆動する。一方、高速回転で低トルク状態が必要となる場合は、スイッチ80を開いてラジアルギャップモータ30のみを駆動する。また、ラジアルギャップモータ30のみで低速回転で低トルクの駆動をしてもよい。
上述したように電動モータ100によると、切替手段Aによりアキシャルギャップモータが有するシャフト16と、ラジアルギャップモータ30が有するシャフト31との接続および切断を行うことにより、高トルク状態と低トルク状態の駆動を自在に切り替えることができる。即ち、電動モータは、低速で高トルク状態が必要となる場合にはラジアルギャップモータ30とアキシャルギャップモータ10とを接続して駆動し、高速で低トルク状態が必要となる場合には、接続されたラジアルギャップモータ30とアキシャルギャップモータ10とを切断し、ラジアルギャップモータ30のみを回転駆動することができる。つまり、電動モータ100によると、低速領域から高速領域までの駆動性能を向上させることができる。
10…アキシャルギャップモータ 11…ハウジング 11a…上面 12…コイル 13…ステータ 14…アキシャルロータ 14a…円板 16…シャフト(第1のシャフト) 16a…テーパ面 17…拡径部 18…マグネット 19…ベアリング 20…蓋 21…下蓋 21a…凸部 22…スライドシャフト 23…スリーブ 24…ストッパ 25…弾性体 30…ラジアルギャップモータ 31…シャフト(第2のシャフト) 31a…孔 32…ハウジング 33…コイル 34…ステータ 35…ラジアルロータ 36…マグネット 37…ベアリング 38…ベアリング 39…上蓋 40…凹部 41…リニアロータリーベアリング 80…スイッチ 90…電源装置 100…電動モータ A…切替手段 L…軸線 P…隙間 S…エアギャップ

Claims (1)

  1. アキシャルステータと、第1のシャフトを備えるアキシャルロータと、を有するアキシャルギャップモータと、
    前記第1のシャフトと同軸に配置された第2のシャフトを有するラジアルギャップモータと、
    前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを当接して接続した高トルク状態と、接続された前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを切断した低トルク状態とを切り替える切替手段と、を有する電動モータであって、
    前記アキシャルロータは、磁石が周方向に延在した円板を有し、
    前記アキシャルステータは、前記磁石よりも前記ラジアルギャップモータ側に設けられたコイルを有し、
    前記切替手段は、前記アキシャルギャップモータに通電することによって、前記コイルに磁界が発生し、前記磁界が前記アキシャルロータを前記ラジアルギャップモータ側に引き寄せて、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを当接して接続する、
    電動モータ。
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