JP2009256139A - 成形用素材の成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】型セットに設定された成形用素材を成形工程の最初から無駄なく成形する成形用素材の成形方法を提供する。
【解決手段】最初の型セット21(1)が成形室22に搬入され加熱軸23a及び成形軸23bを経て徐冷軸23cに移送されると1つ間隔を置いて次の型セット21(2)が加熱軸23aに搬入される。空きとなった成形軸23bでは最初の型セット21(1)の成形で下がった温度がこの空き期間中に回復される。次に工程では冷却されて成形の完了した最初の型セット21(1)が成形室22外に排出されるとともに次の型セット21(2)が温度の回復した成形軸23bに移送されて成形が進行し、この次の型セット21(2)が徐冷軸23cに移送されるに応じて1つ間隔を置いた三番目の型セット21(3)が加熱軸23aに搬入されて最初の状態と同じ状態になる。これが繰り返され、1回目の成形から良品の成形手順の設定で進行し2個目以降の成形も良品の成形として連続して行うことができる
【選択図】 図2

Description

本発明は、一対の押圧型から成る型セットに設定された成形用素材を成形工程の最初から無駄なく成形する成形用素材の成形方法に関する。
従来、例えば特許文献1に見られるように、成形工程順に配置された複数の成形軸部(ステージ)により一対の押圧型から成る複数の型セット(ブロック)に対し予熱とプレスと冷却の工程を順次行って、型セットに設定されている成形用素材(光学素子材料)を成形する成形方法が提案されている。
図4(a),(b),(c) は、そのような従来の成形工程を説明する図である。同図(a) は型セット1を示し、同図(b) は成形部2を示し、同図(c) は成形工程を示している。尚、同図には、型セットの搬送系については、図示を省略している。
同図(a) に示すように、型セット1は、先ず、上部にフランジを有し、下部面中央に成形用凸部を有する基本的には円柱状の上型3と、上面中央に成形用凹部を形成され、周面に2つの段差部を有する下型4を備えている。
そして、下型4の下の段差部には円筒状のスリーブ5が係合して立設され、このスリーブ5の内側で、下型4の上の段差部には、上部内側にフランジを有する円環状の外周型6が係合して立設されている。そして、下型4の上面中央の成形用凹部には、成形用素材7が載置・設定されている。
また、同図(b) に示すように、成形部2には、左から右へ工程順に3個の成形軸部8(8a、8b、8c)が配置されている。第1軸となる成形軸部8aは予熱工程用の軸部であり、第2軸となる成形軸部8bはプレス工程用の軸部であり、第3軸となる成形軸部8cは冷却工程用の軸部である。
各成形軸部8は、下部には、成形装置本体の下フレーム9に固設され、ヒータ11を内蔵した固定熱プレート12を備え、上部には、ヒータ11を内蔵した可動熱プレート13を備えている。可動熱プレート13は、成形装置本体の上フレーム14に固設された不図示のシリンダ装置から上下に進退するピストン15の下端部に固定されている。
成形用素材7を成形するに際しては、図4(c) に示すように、成形部2に、型セット1を(1)、(2)、(3)の順に連続して搬入し、第1軸の予熱工程の成形軸部8a、第2軸のプレス工程の成形軸部8b、第3軸の冷却工程の成形軸部8cと、順次搬送して成形する、ということを、型セット1を更に(4)、(5)、・・・と連続して成形部2に搬入して繰り返して成形品7−1を生産する。
ところで、特許文献1のように、最初の型セット、次の型セット、更に次の型セットというように複数の型セットを連続して成形部に搬入した場合、プレス工程の高温に設定された成形軸部8bの熱プレート12、13は、初めの型セット1(1)によって第一の成形時に温度が低下している。
その初めの型セット1(1)による成形工程(プレス工程)の直後に次の型セット1(2)をプレス工程の成形軸部8bに搬入すると、1回目の成形開始時よりも温度が低くなっているから、最初の型セット1(1)と同じ条件で次の型セット1(2)を成形することができない。したがって、成形条件を一定に安定化することが必要になってくる。
図5(a),(b) は、上記の成形部2の構成で、成形条件を一定に安定化するための方法を説明する図である。同図(a),(b) は、いずれも縦にプレス工程の成形軸部8bの温度を示し、横に時間の経過を示している。
成形条件を一定に安定化するための準備工程として、先ず、予熱、プレス、冷却の全工程を、同一の時間区間内で繰り返す。これはプレス工程で、型セットを加熱しつつ変形する高温成形の場合を示している。同図(a) は、プレス工程の成形軸部8bの最初の加熱処理17−0で温度H0から、成形の1回目17−1で温度H1、2回目17−2で温度H2、3回目17−3で温度H3とだんだん下がって、どこかで安定する(一定になる)。
同図(a) は、成形の4回目17−4が終了した段階で、温度H4という安定した高温成形の成形条件値の温度まで下がったことを示している。この後は、予熱、プレス、冷却の工程を何度繰り返しても、プレス工程の成形軸部8bの成形温度は、温度H4から下がることはない。
つまり、同図(a) の場合は、予熱温度H0としたとき、成形工程を4回繰り返して高温成形の適正温度である安定した温度H4が得られた例を示している。
また、同図(b) も、予熱、プレス、冷却の全工程を同一の時間区間内で繰り返す準備工程を示しており、これはプレス工程で、型セットを冷却しつつ変形する中温成形の場合を示している。この場合は適正な成形条件値の温度が中温で行う成形の場合を示している。この場合は、プレス工程の成形軸部8bの最初の加熱処理17−0で温度h0から、成形の1回目17−1で温度h1、2回目17−2で温度h2、3回目17−3で温度h3とだんだん上がっていき、どこかで安定する(一定になる)。
同図(b) は、成形の4回目17−4が終了した段階で、温度h4という安定した中温成形の成形条件値の温度まで上がったことを示している。この後は、予熱、プレス、冷却の工程を何度繰り返しても、プレス工程の成形軸部8bの成形温度は、温度h4から上がることはない。
つまり、同図(b) の場合は、予熱温度h0としたとき、成形工程を4回繰り返して中温成形の適正温度である安定した温度h4が得られた例を示している。
また、何らかの事故により成形装置が停止したときは、上記の安定化した温度が変化するので、この場合も元の成形条件の安定化の状態が得られるまで、成形の数回の繰り返しを行う準備工程がかかる。
特開2001−058837号公報
ところで、上記の例では準備工程の繰り返し成形4回で、成形の適正温度である安定した温度が得られる例をしめしたが、通常、プレス工程の温度が一定になる成形条件の安定化までの準備工程の繰り返しには、4〜10回の繰り返しが必要である。
そして、この準備工程によって、1回の繰り返しごとに1個排出される成形品は、良品ではないので廃棄される。成形品が大量生産品である場合は、4〜10個の不良品の発生は、歩留まりに大きな悪影響を与えないが、成形品が少量生産の場合は、4〜10個の不良品の発生であっても、無視できない歩留まりの低下となる。
本発明は、 以上のような課題に鑑みてなされたものであって、型セットに設定された成形用素材を成形工程の最初から無駄なく成形する成形用素材の成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の成形用素材の成形方法は、それぞれ加熱された熱プレートを有して成形工程順に配置された複数の成形軸部に対し一対の押圧型から成る複数の型セットを順次移動させて、成形工程順に配置された成形軸部において型セットに対し温調の工程と押圧の工程と徐冷の工程とを順次行って型セットに設定された成形用素材を成形する成形用素材の成形方法において、成形軸部を1個置きに空けながら複数の型セットの移動を行うことを特徴とする。
本発明によれば、1個置きに空けられた成形軸部の空き時間帯を成形軸部が押圧開始可能な温度に回復する時間に充てることができるので型セットに設定された成形用素材を成形工程の最初から無駄なく成形する成形用素材の成形方法を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a),(b) 及び図2(a),(b),(c) は、第1の実施の形態における成形工程を説明する図である。図1(a) には、型セット21(1)が成形室22の予熱成形軸部23aに既に搬入された状態を示している。
尚、本例における型セット21、成形室22、成形軸部23(予熱工程、押圧工程、徐冷工程の各成形軸部23a、23b、23c)、及び成形用素材24の構成は、図4に示した型セット1、成形部2、成形軸部8(予熱工程の成形軸部8a、プレス工程の成形軸部8b、冷却工程の成形軸部8c)、及び成形用素材7の構成と同一の例を示している。
したがって、図1での構成と機能の説明は必要なこと以外は省略する。また、図1(a),(b) 及び図2(a),(b),(c) には説明に必要な部分にのみ番号を付与して示すことにする。
また、以下の説明では、予熱工程、押圧工程、徐冷工程の各成形軸部23a、23b、23cを、簡略に加熱軸23a、成形軸23b、徐冷軸23cということにする。
これらの3軸に、それぞれ上にヒータ内蔵の可動熱プレート25があり、下にヒータ内蔵の固定熱プレート26があることは、図4の場合と同様である。これらの3軸に型セット21が矢印a、b、及びcで示すように順次搬送され、成形完成品が矢印d示すように成形部2の外に排出される。
尚、本例では、加熱軸23a、成形軸23b、徐冷軸23cの順に、軸の温度が中温、高温、低温と初期設定されている。
以下、本例における成形機の成形室22における加熱→成形→徐冷という3軸構成において、成形用素材24を最初の1個目から良品として成形する方法を説明する。
先ず、図1(a) に示すように、常温の最初の型セット21(1)を矢印aのように搬送して加熱軸23aに供給する。加熱軸23aのピストン27が降下して可動熱プレート25が型セット21(1)の上型28の上面を押圧して上型28に熱を伝達して上型28を加熱し、下部では固定熱プレート26が型セット21(1)の下型29の下面に密着して熱を伝達して下型29を加熱する。
これにより、最初の型セット21(1)が加熱軸23aの上下の熱プレート25及び26から受熱して予熱され、中温に近づいていく。この予熱時間は、本例では、例えば1分間である。この1分間で、加熱軸23aの熱プレート25及び26は型セット21(1)に熱を奪われて、中温より低い温度になる。
また、この間、成形軸23b及び徐冷軸23cのピストン27は上方の待機位置に退縮しており、これにより可動熱プレート25が上部の待機位置に在って、固定熱プレート26と可動熱プレート25の間には、型セット21(1)が搬送されるだけの間隙が形成されている。
次に、図1(b) に示すように、加熱軸23aの可動熱プレート25が上に移動して押圧を解除して型セット21(1)を解放する。中温近傍に温度が高まって解放されたた最初の型セット21(1)は矢印bで示すように、成形軸8bの高温の固定熱プレート26に移送される。
ここで、成形軸8bのピストン27が下方へ進出し、高温の可動熱プレート25が型セット21(1)の上型を加熱しながら押圧する。下部からは高温の固定熱プレート26が型セット21(1)の下型29の下面に密着して下型29を加熱する。
これにより、型セット21(1)は上下の熱プレート25及び26から受熱して高温に近づいていく。そして、成形用素材24が上下から押圧されて圧縮変形されていく。この圧縮変形の処理時間は、本例では、例えば2分間である。
また、この2分間の成形変形時間の間に成形軸23bの上下の熱プレート25及び26の温度は成形前よりも60℃低くなる。
上記に続いて、成形軸23bの可動熱プレート25が上に移動して押圧を解除して型セット21(1)を解放する。最初の型セット21(1)は、ほぼ変形が完了し、高温の近傍の温度まで高められた状態で、矢印cで示すように、成形軸23bから徐冷軸23cに搬送され、低温の徐冷軸23cの固定熱プレート26上に移送される。
最初の型セット1(1)は、徐冷軸23c上で、適度の温度差で温度低下をしながら、1分間徐々に冷却されながら、最終変形を行いつつ変形を完了させる。成形素材24は、温度低下により形状が固まるまで冷却される。
形状が固まるまで冷却された最初の型セット1(1)は、矢印dで示すように、冷却軸23cから成形室外に排出される。
また、これと並行して同時に、図2(a) に示すように、次の型セット21(2)が矢印aで示すように加熱軸23aに供給され、図1(a) で説明したように、次の型セット21(2)が加熱軸23aによって1分間予熱される。
また、この1分間の間、成形軸23bは空き軸となっている。そして、この成形軸23cの1分間の空き時間帯に、成形軸23cの上下の熱プレート25及び26に対し、内蔵のヒータによる加熱が行われて、最初の型セット21(1)の成形により熱が失われて60℃低下した温度が、成形開始(押圧開始)が可能な最初の温度にまで回復する。
続く図2(b) に示す状態は、最初の型セット21(1)と次の型セット21(2)が入れ替わっただけであり、これは図1(b) に示した状態と同一である。また、図2(c) に示す状態は、次の型セット21(2)と3番目の型セット21(3)とが入れ替わり、最初の型セット21(1)と次の型セット21(2)が入れ替わっているだけであり、これは図2(a) に示す状態と同一である。
図3(a) は、上記の図1(a),(b) 及び図2(a),(b),(c) に示した成形手順の方法で型セット21の最初の1個目から、成形軸23bの成形温度条件を一定に安定化して成形工程を繰り返すことができることを説明する図であり、図3(b) は他の例を示す図である。
尚、図3(a),(b) は、縦に成形軸23bの上下の熱プレート25及び26の温度変化を示し、横に時間の経過を示している。
図3(a) に示すように、成形軸23bの温度は、初期加熱工程27−0(図1(a) 参照)で成形開始温度Haに到達し、成形1回目の工程27−1(図1(b) 参照)で安定成形温度Hbまで低下する。しかし、次の温度復帰期間27−2(図2(a) 参照)で成形開始温度Haに回復し、成形2回目の工程27−3(図2(b) 参照)で再び安定成形温度Hbまで低下し、そして、次の温度復帰期間27−4(図2(c) 参照)で再び成形開始温度Haに回復する。
以降、成形工程27−1、温度復帰期間27−2、成形工程27−3、及び温度復帰期間27−4が繰り返されて、最初の1個目から連続して良品の成形品を生産することができる。
図4(c) に示した従来例のように、成形軸部8bに最初の型セット1(1)に続いて、すぐに次の型セット1(2)を入れたのでは、成形軸部8bの温度の回復が間に合わないので、成形軸部8bが温度を回復する時間をおいたのち、成形軸部8bに次の型セット1(2)を入れ成形するようにしなければならない。
本例では、上述したように、成形軸部8bの温度回復の時間を確保するために、型セット21を、型セット21(1)、(2)、(3)、・・・で3軸全部を埋めるように搬送せず、軸部を1個置きに空けて搬送する。その空きが成形軸部8bの空きとなったときにその空き時間帯を、成形軸23bの温度を回復させる時間に充てるようにする。
このように、成形で変動した温度を回復させて成形すれば、1回目から良品の成形手順の設定で良く、2個目以降の成形も、良品の成形として連続して行うことができる。
また、各軸で熱の授受関係に差はあるものの、この差の発生は、加熱軸、成形軸、徐冷軸の全てに共通の条件である。成形軸23bが成形工程の処理中であるときは、他の軸は空いているので、この空き時間帯に、他の軸も変化した温度を回復することができる。
また、上記のように1つ置きの空き間隔と限ることなく、温度復帰の時間に充てる時間が長くなる場合は、2個以上適宜に複数の間隔を空けることによって全軸とも元の条件を再現して成形することができる。
図3(b) は、図1(a) 〜図2(c) に示す加熱軸、成形軸、徐冷軸の3軸の温度設定が上記と異なる場合の温度変化のパターンを示す図である。この例の場合は、初期設定温度は加熱軸23a、成形軸23b、徐冷軸23cの順に、高温、中温、低温の温度設定となっている。
この例について成形方法を簡単に説明する。尚、本例は上記のように温度設定が図3(a) の場合と異なるだけで、成形室22に対する型セット21の搬送形態は、図1(a),(b) 、図2(a),(b),(c) の場合と同一である。
再び図1(a) において、加熱軸23aに常温の型セット21(1)を載せ、固定熱プレート26の熱を型セット21(1)に伝導する。上の熱プレート25も下げて型セット21(1)に接触させ熱を伝導する。
型セット21(1)は熱プレートから受熱し高温に近づき、成形用素材24が柔らかくなる。加熱軸23aの熱プレート25及び26は、型セット21に熱を奪われ高温より低い温度になる。
図1(b) において、内部の成形用素材24が充分軟化した型セット21(2)を、中温の成形軸23bの固定熱プレート26上に移送する。上の可動熱プレート25も下げて押圧し、型セット21(1)内の成形用素材24を変形させつつ冷やす。
型セット21(1)は、成形軸23bの熱プレート25及び26に伝熱して中温に近づき、成形用素材24は固まっていく。このとき、成形軸23bの上下の熱プレート25及び26温度は、型セット21(1)からの伝熱によって上昇している。
図2(a) において、型セット21(1)は、ほぼ変形が完了し、中温の近傍の温度で、つまり、まだ変形の余地の残った温度で、低温の徐冷軸23cの固定熱プレート26上に移送される。
徐冷軸23cの中で、型セット21(1)は、さらに温度低下をしながら、最終変形を行いつつ変形を完了させる。成形素材24は、温度低下により形状が固まるまで冷却される。固まるまで冷却された成形用素材24は、冷却軸23cから成形室外に排出される。
図3(b) における初期加熱工程28−0、成形1回目の工程28−1、温度復帰期間28−2、成形2回目の工程28−3、及び温度復帰期間28−4と、図1(a),(b) 及び図2(a),(b),(c) との関係は、図3(a) における初期加熱工程27−0、成形1回目の工程27−1、温度復帰期間27−2、成形2回目の工程27−3、及び温度復帰期間27−4と、図1(a),(b) 及び図2(a),(b),(c) との関係と同一である。
尚、上述した成形工程で用いた高温とは、成形素材24が軟化して押圧により容易に変形出来る温度であり、「転移点」から「屈服点」までの間の温度をいう。
また中温とは、変形がなんとか出来るぎりぎりの温度をいい「転移点」から「転移点−10℃」までの間の温度をいう。
また低温とは、成形素材が固化して変形しなくなる温度であり、急冷防止効果も含まれるもので、「常温25℃から転移点までの中間近傍の温度±20℃」の温度をいう。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
(a),(b) は第1の実施の形態における成形工程を説明する図(その1)である。 (a),(b),(c) は第1の実施の形態における成形工程を説明する図(その2)である。 (a),(b) は第1の実施の形態における成形工程で型セットの最初の1個目から成形軸の成形温度条件を一定に安定化して成形工程を繰り返すことができることを説明する図である。 (a),(b),(c) は従来の成形工程を説明する図である。 (a),(b) は従来の成形部の構成で成形条件を一定に安定化するための方法を説明する図である。
符号の説明
1 型セット
2 成形部
3 上型
4 下型
5 スリーブ
6 外周型
7 成形用素材
8(8a、8b、8c) 成形軸部
9 成形装置本体下フレーム
11 ヒータ
12 固定熱プレート
13 可動熱プレート
14 成形装置本体上フレーム
15 ピストン
17−0 加熱処理
17−1 成形1回目
17−2 成形2回目
17−3 成形3回目
17−4 成形4回目
H0、h0 加熱温度
H1、H2、H3、H4、h1、h2、h3、h4 プレス工程成形時の温度
21 型セット
22 成形室
23 成形軸部
23a 加熱軸
23b 成形軸
23c 徐冷軸
24 成形用素材
25 可動熱プレート
26 固定熱プレート

Claims (5)

  1. それぞれ加熱された熱プレートを有して成形工程順に配置された複数の成形軸部に対し一対の押圧型から成る複数の型セットを順次移動させて、前記成形工程順に配置された前記成形軸部において前記型セットに対し温調の工程と押圧の工程と徐冷の工程とを順次行って前記型セットに設定された成形用素材を成形する成形用素材の成形方法において、
    前記成形軸部を1個置きに空けながら複数の前記型セットの移動を行うことを特徴とする成形用素材の成形方法。
  2. 1個置きに空けられた前記成形軸部の空き時間帯を前記成形軸部が押圧開始可能な温度に回復する時間である回復期間に充てること特徴とする請求項1記載の成形用素材の成形方法。
  3. 前記押圧の工程を担当する前記成形軸部の前記回復期間中における前記熱プレートの温度は成形条件温度内の低いほうから高いほうに回復する、ことを特徴とする請求項2記載の成形用素材の成形方法。
  4. 前記押圧の工程を担当する前記成形軸部の前記回復期間中における前記熱プレートの温度は成形条件温度内の高いほうから低いほうに回復する、ことを特徴とする請求項2記載の成形用素材の成形方法。
  5. 前記押圧の工程を担当する前記成形軸部における前記押圧の工程の時間と前記回復期間中の時間とはそれぞれ独立に設定されることを特徴とする請求項2、3又は4記載の成形用素材の成形方法。
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