JPH06279038A - ガラス成形用金型 - Google Patents
ガラス成形用金型Info
- Publication number
- JPH06279038A JPH06279038A JP7242393A JP7242393A JPH06279038A JP H06279038 A JPH06279038 A JP H06279038A JP 7242393 A JP7242393 A JP 7242393A JP 7242393 A JP7242393 A JP 7242393A JP H06279038 A JPH06279038 A JP H06279038A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- mold
- glass
- raw material
- molds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/72—Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type
- C03B2215/73—Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type with means to allow glass overflow in a direction perpendicular to the press axis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/80—Simultaneous pressing of multiple products; Multiple parallel moulds
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形加工時間を短縮することにより、生産数
量の向上を目的とする。 【構成】 成形金型が、最上部上型２と最下部下型１と
の中間に、中間金型９を１個もしくは複数組み込み、中
間金型９には相対する成形型面、曲率ＸＲ成形面Ｘと曲
率ＹＲ成形面Ｙを形成することにより実現される。
量の向上を目的とする。 【構成】 成形金型が、最上部上型２と最下部下型１と
の中間に、中間金型９を１個もしくは複数組み込み、中
間金型９には相対する成形型面、曲率ＸＲ成形面Ｘと曲
率ＹＲ成形面Ｙを形成することにより実現される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラスを加熱して加
圧成形する装置において１回の成形で、複数の成形品を
得るためのガラス成形用金型に関する。
圧成形する装置において１回の成形で、複数の成形品を
得るためのガラス成形用金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、光学ガラス素子としてのレンズの
製造方法においては、ガラスを加熱して加圧成形する、
例えば特公昭５６−３７８号公報に開示されるものが知
られている。この成形方法は加熱軟化させたガラス素材
と金型温度を同等に保ち、しかる後、加圧成形し、ガラ
ス転移点まで保持して、成形を終了するもので、この一
連のプロセスが完了するまでに数分の時間を要する。そ
こで１回の成形で生産性を向上させるために、複数の金
型を図３に示す位置に取り付けて、誘導加熱装置によっ
て例えば特公平３−８０７３６号公報に開示される方法
で金型部を均一に加熱して成形を行ない、１回の成形で
複数の成形品を得ている。
製造方法においては、ガラスを加熱して加圧成形する、
例えば特公昭５６−３７８号公報に開示されるものが知
られている。この成形方法は加熱軟化させたガラス素材
と金型温度を同等に保ち、しかる後、加圧成形し、ガラ
ス転移点まで保持して、成形を終了するもので、この一
連のプロセスが完了するまでに数分の時間を要する。そ
こで１回の成形で生産性を向上させるために、複数の金
型を図３に示す位置に取り付けて、誘導加熱装置によっ
て例えば特公平３−８０７３６号公報に開示される方法
で金型部を均一に加熱して成形を行ない、１回の成形で
複数の成形品を得ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとくに、従来
技術においては１回の成形で複数の成形品を得るため
に、複数の金型部を図３が示す位置に取り付け金型を周
囲および背面から包囲して、金型が均等に加熱される加
熱体を設けて成形を行なっている。
技術においては１回の成形で複数の成形品を得るため
に、複数の金型部を図３が示す位置に取り付け金型を周
囲および背面から包囲して、金型が均等に加熱される加
熱体を設けて成形を行なっている。
【０００４】しかし、前記従来技術においては、加熱体
図４の１０、１１を設けたことによって必然的に体積の
増加となり、加熱・加圧時に熱容量の増加によって加熱
時間が長くなり、加圧成形後、ガラス転移点に至る冷却
時間も長くなり、総体的に成形プロセス完了時間が長く
なる欠点があり、成形プロセスの時間短縮が課題となっ
ている。
図４の１０、１１を設けたことによって必然的に体積の
増加となり、加熱・加圧時に熱容量の増加によって加熱
時間が長くなり、加圧成形後、ガラス転移点に至る冷却
時間も長くなり、総体的に成形プロセス完了時間が長く
なる欠点があり、成形プロセスの時間短縮が課題となっ
ている。
【０００５】そこでこの発明は、このような課題を解決
しようとするもので、その目的とするところは、１回の
成形時間を短縮しながら複数の成形品を得ようとするも
のである。
しようとするもので、その目的とするところは、１回の
成形時間を短縮しながら複数の成形品を得ようとするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解消するそ
の手段であって、その成形金型対が加圧軸方向に複数対
直列に組み込まれており、前記成形金型において、最上
部型および最下部型の裏面にそれぞれ熱電対挿入穴を設
けて、金型温度をコントロールし、中間金型には相対す
る成形型面を形成することによって、複数の成形品を同
時に成形できるようになしたものである。
の手段であって、その成形金型対が加圧軸方向に複数対
直列に組み込まれており、前記成形金型において、最上
部型および最下部型の裏面にそれぞれ熱電対挿入穴を設
けて、金型温度をコントロールし、中間金型には相対す
る成形型面を形成することによって、複数の成形品を同
時に成形できるようになしたものである。
【０００７】
（実施例１）図１は本発明の第１の実施例における成形
金型が、直立方向に複数に組み込まれている、レンズ成
形用金型の構造を示す断面図である。同図において、非
誘導加熱材料で作られた、下部断熱台４の上に誘導加熱
材料で作られた金型の最下部下型１をセットし、その上
に成形用原料ガラス７を設置した後、金型の位置ズレ防
止用の外リング３をセットする。原料ガラス７の上に上
型２ａの成形面を相対させ、上型２ａの背面に下型１ａ
の背面を合わせてセットし、下型１ａの成形面上に原料
ガラス７を設置し、上型２ａ’の成形面を相対させてセ
ットし、その背面に下型１ａ’の背面を合わせてセット
し、下型１ａ’の成形面上に原料ガラス７を設置した
後、最上部上型２の成形面を相対させて、成形用金型へ
の原料ガラスの設置が終了し、１回の成形で３個の成形
品が得られる金型の組み込みを終了した。次に誘導加熱
装置を作動させて成形加工を行なった。その成形プロセ
スの経過時間は、昇温に関して、まず室温から成形温度
摂氏６３０度に至るまで２分３０秒で、次のステップと
して加圧成形を３０秒で行なった後、直ちにガラス転移
点である摂氏５３０度まで冷却して加圧を開放して成形
を終了した。加圧成形を３０秒で行った後、摂氏５３０
度の加圧開放までに要した時間は４０秒で成形プロセス
終了までの合計タイムは３分４０秒であった。従来、加
熱体を設けた成形システムでは室温から摂氏６３０度に
至るまで４分４０秒を要し、加圧成形後から、ガラス転
移点である摂氏５３０度に至る冷却時間は２分３０秒を
要し、合計タイムは７分４０秒で、本実施例による時間
差は４分で、従来技術に比べて大幅な成形時間の短縮が
できた。
金型が、直立方向に複数に組み込まれている、レンズ成
形用金型の構造を示す断面図である。同図において、非
誘導加熱材料で作られた、下部断熱台４の上に誘導加熱
材料で作られた金型の最下部下型１をセットし、その上
に成形用原料ガラス７を設置した後、金型の位置ズレ防
止用の外リング３をセットする。原料ガラス７の上に上
型２ａの成形面を相対させ、上型２ａの背面に下型１ａ
の背面を合わせてセットし、下型１ａの成形面上に原料
ガラス７を設置し、上型２ａ’の成形面を相対させてセ
ットし、その背面に下型１ａ’の背面を合わせてセット
し、下型１ａ’の成形面上に原料ガラス７を設置した
後、最上部上型２の成形面を相対させて、成形用金型へ
の原料ガラスの設置が終了し、１回の成形で３個の成形
品が得られる金型の組み込みを終了した。次に誘導加熱
装置を作動させて成形加工を行なった。その成形プロセ
スの経過時間は、昇温に関して、まず室温から成形温度
摂氏６３０度に至るまで２分３０秒で、次のステップと
して加圧成形を３０秒で行なった後、直ちにガラス転移
点である摂氏５３０度まで冷却して加圧を開放して成形
を終了した。加圧成形を３０秒で行った後、摂氏５３０
度の加圧開放までに要した時間は４０秒で成形プロセス
終了までの合計タイムは３分４０秒であった。従来、加
熱体を設けた成形システムでは室温から摂氏６３０度に
至るまで４分４０秒を要し、加圧成形後から、ガラス転
移点である摂氏５３０度に至る冷却時間は２分３０秒を
要し、合計タイムは７分４０秒で、本実施例による時間
差は４分で、従来技術に比べて大幅な成形時間の短縮が
できた。
【０００８】（実施例２）図２は本発明の第２の実施例
におけるレンズ成形用金型で中間金型を有する構造の断
面図である。同図において非誘導加熱材料で作られた下
部断熱台４の上に、誘導加熱材料で作られた金型の最下
部型１をセットし、その上に成形用原料ガラス７を設置
した後、金型の位置ズレ防止用の外リング３をセットす
る。次に成形用原料ガラス７の上に中間金型９をセット
する。この中間金型の両面には曲率ＸＲ成形面Ｘと曲率
ＹＲ成形面Ｙの異なる曲率を有する球面状成形面を形成
してあり、中間金型９を挟んで相対する成形面とによっ
て、任意のレンズを成形するもので、２個の中間金型間
に原料ガラスを設置した後、最上部金型２によって金型
の組み込みを終了した。次に誘導加熱装置を作動させて
成形加工を行なった。その成形プロセスの経過時間は、
昇温に関して、まず室温から成形温度摂氏６３０度に至
るまで２分１０秒で、次のステップとして加圧成形を３
０秒で行なった後、直ちにガラス転移点である、摂氏５
３０度まで冷却して加圧を開放して成形を終了した。加
圧成形を３０秒で行なった後、摂氏５３０度までに要し
た冷却時間は３０秒で、成形プロセス終了までの合計タ
イムは３分１０秒であった。実施例１と比較して、更に
３０秒の時間短縮となった。これは実施例１の金型総数
が６個であるのに対して、本実施例では金型総数は４個
で構成している。これは実施例１の金型総数６個分の体
積に対して、本実施例では２０％の体積減となってお
り、体積の減少に伴い、熱容量も減少して加熱時間も短
くなり、また冷却時間も早くなったものであり、中間金
型に相対する成形型面を形成することで、複数に組み込
まれた金型の総体積を減少させた構造が、実施例１より
更に時間を短縮することができた。
におけるレンズ成形用金型で中間金型を有する構造の断
面図である。同図において非誘導加熱材料で作られた下
部断熱台４の上に、誘導加熱材料で作られた金型の最下
部型１をセットし、その上に成形用原料ガラス７を設置
した後、金型の位置ズレ防止用の外リング３をセットす
る。次に成形用原料ガラス７の上に中間金型９をセット
する。この中間金型の両面には曲率ＸＲ成形面Ｘと曲率
ＹＲ成形面Ｙの異なる曲率を有する球面状成形面を形成
してあり、中間金型９を挟んで相対する成形面とによっ
て、任意のレンズを成形するもので、２個の中間金型間
に原料ガラスを設置した後、最上部金型２によって金型
の組み込みを終了した。次に誘導加熱装置を作動させて
成形加工を行なった。その成形プロセスの経過時間は、
昇温に関して、まず室温から成形温度摂氏６３０度に至
るまで２分１０秒で、次のステップとして加圧成形を３
０秒で行なった後、直ちにガラス転移点である、摂氏５
３０度まで冷却して加圧を開放して成形を終了した。加
圧成形を３０秒で行なった後、摂氏５３０度までに要し
た冷却時間は３０秒で、成形プロセス終了までの合計タ
イムは３分１０秒であった。実施例１と比較して、更に
３０秒の時間短縮となった。これは実施例１の金型総数
が６個であるのに対して、本実施例では金型総数は４個
で構成している。これは実施例１の金型総数６個分の体
積に対して、本実施例では２０％の体積減となってお
り、体積の減少に伴い、熱容量も減少して加熱時間も短
くなり、また冷却時間も早くなったものであり、中間金
型に相対する成形型面を形成することで、複数に組み込
まれた金型の総体積を減少させた構造が、実施例１より
更に時間を短縮することができた。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように本発明によって、ガラ
スを加熱して加圧成形する装置を用いて成形するに当た
り、１回の成形時間が長いといわれてきた成形時間の短
縮が可能となり、中間金型に相対する成形面を形成する
ことによって、金型数を減少させながらも１回の成形で
複数の成形品を得ることを可能にしたものである。
スを加熱して加圧成形する装置を用いて成形するに当た
り、１回の成形時間が長いといわれてきた成形時間の短
縮が可能となり、中間金型に相対する成形面を形成する
ことによって、金型数を減少させながらも１回の成形で
複数の成形品を得ることを可能にしたものである。
【図１】本発明の実施例１におけるレンズ成形用金型の
構造を示す断面図。
構造を示す断面図。
【図２】本発明の実施例２におけるレンズ成形用金型で
中間金型を有する構造の断面図。
中間金型を有する構造の断面図。
【図３】従来の複数個成形金型のセット位置の平面図。
【図４】従来の複数個成形金型の構造を示す断面図。
１ 最下部下型 １ａ、１ａ’ 下型 ２ 最上部上型 ２ａ、２ａ’ 上型 ３ 外リング ４ 下部断熱台 ５ 上部断熱台 ６ 下部熱電対挿入穴 ６ａ 上部熱電対挿入穴 ７ 原料ガラス ８ 誘導加熱コイル ９ 中間金型 １０ 上部加熱体 １１ 下部加熱体 Ｘ 曲率ＸＲ成形面 Ｙ 曲率ＹＲ成形面
Claims (2)
- 【請求項１】 成形金型対が、加圧軸方向に複数対直列
に組み込まれていることを特徴とするガラス成形用金
型。 - 【請求項２】 前記請求項１記載のガラス成形用金型に
おいて、最上部型および最下部型の中間に１個もしくは
複数の中間金型を設け、中間金型には相対する成形型面
を形成することを特徴とするガラス成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7242393A JPH06279038A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | ガラス成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7242393A JPH06279038A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | ガラス成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06279038A true JPH06279038A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13488872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7242393A Pending JPH06279038A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | ガラス成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06279038A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998038137A1 (en) * | 1996-01-31 | 1998-09-03 | Corning Incorporated | Process and device for manufacturing networks of microlenses |
| US9403711B2 (en) | 2013-06-18 | 2016-08-02 | Samsung Display Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing cover window |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP7242393A patent/JPH06279038A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998038137A1 (en) * | 1996-01-31 | 1998-09-03 | Corning Incorporated | Process and device for manufacturing networks of microlenses |
| US9403711B2 (en) | 2013-06-18 | 2016-08-02 | Samsung Display Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing cover window |
| US10179747B2 (en) | 2013-06-18 | 2019-01-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing cover window |
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