JP2003183039A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造方法

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JP2003183039A
JP2003183039A JP2001384062A JP2001384062A JP2003183039A JP 2003183039 A JP2003183039 A JP 2003183039A JP 2001384062 A JP2001384062 A JP 2001384062A JP 2001384062 A JP2001384062 A JP 2001384062A JP 2003183039 A JP2003183039 A JP 2003183039A
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holder
molding
annealing
glass material
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Daisuke Umeda
大介 梅田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産効率を低下させることなく、所望の光学
精度を持ち、かつ内部歪みを持たない高精度な光学素子
を提供する。 【解決手段】 ホルダー2に載置されレール3上で移送
されてきたガラス素材1を搬送装置4によりホルダー2
と共に加熱炉5内に搬送し、所定の温度に加熱軟化す
る。加熱軟化したガラス素材1をホルダー2と共に成形
室6内の成形用金型7,8の間に搬送し、成形用金型8
を上動してホルダー2内のガラス素材1を成形用金型
7,8で押圧成形し急冷する。成形用金型8を下動し、
搬出装置10により成形品9をホルダー2と共に成形用
金型7,8の間から取り出してホルダー2をレール3上
に載置して移送し、冷却する。この冷却した成形品9を
ホルダー2から取り出し、成形品を1個以上まとめてア
ニール処理して成形品である光学素子を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱軟化したガラ
ス素材を一対の成形用金型により押圧成形して光学素子
を得る光学素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レンズ・プリズム・フィルター
等の光学素子は、ガラス材料を研削・研磨して所望の形
状および光学機能面を加工しているが、最近では加熱・
加圧による精密プレスによる加工法が主流となりつつあ
る。
【0003】精密プレスは大まかに、光学素子材料の加
熱工程と、加熱軟化した光学素子材料を所望の形状を持
つ成形用金型でプレス成形する工程と、プレス成形した
成形品を冷却・取り出す工程に分けられ、高精度なプレ
スレンズを成形加工するには長いサイクルタイムが必要
となる。そこで、高精度なプレスレンズの生産効率を上
げるために様々な方法が提案されている。
【0004】例えば、特公平4−8374号公報に記載
されている方法は、加熱軟化したガラス素材を押圧成形
型で5〜15秒間押圧成形した後に、成形品を押圧成形
型から取り出してから移送しつつ徐冷する。この方法で
サイクルタイムを短縮し、生産性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載されている方法では、ガラス素材を5〜15秒間押圧
成形後に成形品を押圧成形型から取り出しているので、
ガラス素材を成形可能温度から取り出し可能温度まで5
〜15秒で急速に冷却することになり、成形品の内部に
歪みが生じると同時に、ガラスの持つ光学恒数が変化し
光学性能が低下する原因となる。また、内部歪みを移送
中の徐冷で除去するためには、徐冷にかなりの時間が必
要となり、徐冷時間が長くサイクルタイムが拡大して生
産効率の向上にはあまり効果的でない。また、装置の構
成で同様の効果を出すには大型化しすぎて得策でない。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、生産効率を低下させることなく、所望
の光学精度を持ち、かつ内部歪みを持たない高精度な光
学素子を提供することができる光学素子の製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の光学素子の製造方法は、加熱軟
化したガラス素材を一対の成形用金型を用いて押圧する
光学素子の製造方法において、ガラス素材を加熱する工
程と、加熱軟化したガラス素材を一対の温調された成形
用金型間に搬送し押圧成形・冷却する工程と、成形用金
型間で成形した光学素子を成形用金型から取り出し、そ
の光学素子を少なくとも1個以上まとめてアニールする
工程と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記発明では、押圧成形・冷却する工程で
成形用金型間で成形品を成形しこの成形品に欠損が生じ
ない程度で急冷した後、成形用金型間から取り出した成
形品を1個以上まとめてアニール処理し、生産性を低下
させることなく所望の光学性能を有する内部歪みを持た
ない高精度な光学素子を製造できる。
【0009】本発明の請求項2の光学素子の製造方法
は、請求項1の光学素子を製造方法のアニール工程にお
いて、光学素子をアニールする上限温度を(ガラス転移
点−60℃)〜(ガラス転移点−10℃)の範囲内とす
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3の光学素子の製造方法
は、請求項1の光学素子の製造方法のアニール工程にお
いて、徐冷速度を1回以上変化させることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項4の光学素子の製造方法
は、請求項1の光学素子の製造方法のアニール工程にお
いて、光学素子をアニールする時間を8〜24時間とす
ることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2,3,4の光学素子の製
造方法では、アニール処理工程において、アニール処理
の上限温度を規制することにより光学素子の品質を維持
し、徐冷速度を変化させることにより生産性を向上させ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1および図2に基づいて説明する。図1およ
び図2は本実施の形態に用いられる成形機構の基本的構
造を示す概略図で、図1は平面図、図2は正面断面図で
ある。
【0014】本実施の形態に用いる装置は、図1および
図2に示すように、レール3が配置され、ガラス素材1
を載置したホルダー2を加熱炉5の投入口までレール3
上で順次移送するとともに、成形品9を載置したホルダ
ー2を保温炉11内をレール3上で移送可能になってい
る。加熱炉5の投入口前方には、レール3上で移送され
てきたガラス素材1を載置したホルダー2を加熱炉5内
に搬送する搬送装置4が設けられている。加熱炉5に
は、内部に一対の成形用金型7,8を配置した成形室6
が連設されており、加熱炉5内で所定の温度に加熱軟化
したガラス素材1を搬送装置4により成形用金型7,8
の間に搬送可能になっている。
【0015】成形用金型7,8は、先端にそれぞれ所望
の光学機能面(成形面)7a,8aが設けられ、光学機
能面7a,8aを正対させて上下に配置されている。成
形用金型7は固設されるとともに、成形用金型8は図示
しない駆動装置により上下可動となっており、成形用金
型8を上動することにより、ホルダー2内のガラス素材
1を成形用金型7,8の光学機能面7a,8aによりプ
レス成形可能になっている。
【0016】成形室6を挟んで搬送装置4と対向する位
置には排出装置10が設けられている。成形室6には、
加熱炉5を連設した側壁と対向する側壁に保温炉11が
連設されており、排出装置10は、プレス成形した成形
品9を載置するホルダー2を成形室6から保温炉11内
のレール3上に載置可能になっている。
【0017】次に、前記装置による本実施の形態の製造
方法について説明する。ガラス素材1は、S−BAL4
1(屈折率カタログ値nd=1.56384、ガラス転
移点Tg=541℃)で、図示されない供給装置により
ホルダー2に載置され、レール3上で順次移送されてい
る。加熱炉6前に移送されたホルダー2は、搬送装置4
により加熱炉5内に搬送されて640℃に加熱され、成
形室6内の成形用金型7,8の間に搬送される。
【0018】一対の成形用金型は530℃に温調されて
おり、図示されない駆動装置によって成形用金型8が上
動され、ホルダー2内のガラス素材1は成形用金型7,
8によって5〜15秒間プレスされ、ガラス素材1に光
学機能面7a,8aが転写されるるとともに、搬送装置
4は元の位置に戻される。ガラス素材1のプレスと同時
に窒素ブローで急冷し、成形されたガラス素材1は成形
品9となってホルダー2内に載置し排出装置10によっ
て成形室6から取り出され、ホルダー2はレール3上に
載置されて保温炉11内を通過し、成形品9は自然冷却
される。
【0019】成形品9は、再び図示されない供給装置に
よりホルダー2から取り出され、トレイに収納される。
この時、成形後の成形品9の面精度はニュートン縞2本
以内で良好である。また、成形品9の中心部の屈折率n
d=1.56000で外周部の屈折率との差はΔnd=
80/10万であった。
【0020】上述したように成形した成形品9を150
0個まとめて図示されない電気炉に入れアニール処理を
する。電気炉は炉内の温度分布がほとんど無く、全ての
成形品9が同一条件で処理可能なプログラム温調付であ
る。
【0021】次に、アニール処理の過程を説明する。電
気炉内を510℃まで3時間で昇温し、510℃を1時
間保持する。その後、300℃まで5時間かけて温度を
下げ、その後300℃から常温まで2時間で温度を下げ
る。アニール処理工程に要した時間は11時間であっ
た。この時、成形品9の中心部の屈折率はnd=1.5
6350で、外周部との屈折率の差はΔnd=5/10
万であった。
【0022】本実施の形態によれば、短い時間で成形し
た成形品9を多数個まとめてアニール処理することで生
産性を損なわず高精度な光学素子を製造することが可能
である。
【0023】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図3により説明する。図3は本実施の形態に用いられる
成形機構の基本的構造を示す概略平面図である。成形機
構の構成、製造方法および作用は実施の形態1とほとん
ど同じなので、以下に相違点のみを記載する。
【0024】成形室6内で一対の成形用金型によるガラ
ス素材1の成形完了後、成形品9を載置したホルダー2
はレール3上に載置されて保温炉11内を通過し、30
0℃まで冷却される。成形品9は、再び図示されない供
給装置によりホルダー2から取り出され、300℃で保
温されている電気炉12内のトレイに収納される。
【0025】電気炉12内に成形品9が1500個収納
されたら、アニール処理プログラムが開始する。電気炉
12内を300℃から530℃まで1.5時間で昇温
し、530℃で0.5時間保温する。530℃から30
0℃まで5.5時間で温度を下げ、さらに300℃から
室温まで2時間で温度を下げる。アニール処理に費やし
た時間は9.5時間であった。この時の成形品9の出来
映えは実施の形態1と同様であった。
【0026】本実施の形態によれば、多数の成形品をま
とめてアニール処理する時間を短くして生産時間を短縮
し高精度な光学素子を製造することが可能である。
【0027】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記)(1) 加熱軟化したガラス素材を一対の成形
用金型を用いて押圧する光学素子の製造方法において、
ガラス素材をホルダーに載置して加熱する工程と、加熱
軟化したガラス素材をホルダーと共に一対の温調された
成形用金型間に搬送して押圧成形し急冷する工程と、成
形用金型間で成形した光学素子を成形用金型から取り出
し、ホルダーに載置して徐冷する工程と、徐冷した光学
素子をホルダーから取り出し、この光学素子を少なくと
も1個以上まとめてアニールする工程と、を備えたこと
を特徴とする光学素子の製造方法。
【0028】付記(1)の光学素子の製造方法によれ
ば、1個以上まとめてアニール処理して生産性を低下さ
せず、内部歪みを持たない高精度な光学素子を製造する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の光学素子の製造方法によれば、生産効率を低下させる
ことなく、高精度な光学素子を精密プレスにより生産す
ることができる。
【0030】本発明の請求項2〜4の光学素子の製造方
法によれば、成形品の品質を維持し、生産性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に用いられる成形機構の
基本的構造を示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に用いられる成形機構の
基本的構造を示す概略正面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に用いられる成形機構の
基本的構造を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 ガラス素材 2 ホルダー 3 レール 4 搬送装置 5 加熱炉 6 成形室 7,8 成形用金型 9 成形品 10 排出装置 11 保温炉 12 電気炉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱軟化したガラス素材を一対の成形用
    金型を用いて押圧する光学素子の製造方法において、 ガラス素材を加熱する工程と、 加熱軟化したガラス素材を一対の温調された成形用金型
    間に搬送し押圧成形・冷却する工程と、 成形用金型間で成形した光学素子を成形用金型から取り
    出し、その光学素子を少なくとも1個以上まとめてアニ
    ールする工程と、を備えたことを特徴とする光学素子の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記アニール工程において、光学素子を
    アニールする上限温度を(ガラス転移点−60℃)〜
    (ガラス転移点−10℃)の範囲内とすることを特徴と
    する請求項1記載の光学素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記アニール工程において、徐冷速度を
    1回以上変化させることを特徴とする請求項1記載の光
    学素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記アニール工程において、光学素子を
    アニールする時間を8〜24時間とすることを特徴とす
    る請求項1記載の光学素子の製造方法。
JP2001384062A 2001-12-18 2001-12-18 光学素子の製造方法 Withdrawn JP2003183039A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254234A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Olympus Corp 光学素子成形用型の製造方法
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