JP2003136176A - 軽合金製薄肉製品の製造方法およびその装置 - Google Patents
軽合金製薄肉製品の製造方法およびその装置Info
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Abstract
とができる方法を提供する。 【解決手段】下金型1に固体状の軽合金を供給したのち
前記下金型および前記軽合金を同時に加熱して軽合金を
半溶融状態にする工程と、前記下金型に上金型を合わせ
て前記半溶融状態の軽合金を加圧成形する工程と、を有
することを特徴とする。
Description
の製造方法およびその装置に関する。
製造方法として、いわゆるプレス法やダイカスト法があ
る。しかし、前者のプレス法では、複雑な形状の製品を
一工程で製造することは難しく、一工程で製造できる形
状には限界がある。したがって、複雑な形状の製品のプ
レス成形は、金型を複数用意して変えたりしながらプレ
ス工程を繰り返す必要があり、その結果コストが嵩むな
どの問題があった。また、後者のダイカスト法では、溶
融軽合金の湯回りに限界があって薄肉の製品を得ようと
しても欠陥製品が多発するなどの弊害が生じている。
で、その目的は、軽合金製薄肉製品を確実かつ容易に製
造することができる方法およびその装置を提供すること
にある。
めに請求項1の軽合金製薄肉製品の製造方法は、軽合金
を材料として薄肉の製品を製造する方法であって、下金
型に固体状の軽合金を供給したのち前記下金型および前
記軽合金を同時に加熱して軽合金を半溶融状態にする工
程と、前記下金型に上金型を合わせて前記半溶融状態の
軽合金を加圧成形する工程と、を有することを特徴とす
る。
よれば、半溶融状態の軽合金から下金型へ熱が移動する
のを防ぎ、成形中の軽合金の冷却を遅らせることによ
り、軽合金製薄肉製品の製造を容易にする。また、軽合
金は、半溶融状態になると剛性が著しく下がるため、物
理的に支持することが困難になるが、本製造方法によれ
ば、半溶融状態になる前にハンドリングできるので軽合
金の供給が容易になる。
方法において下金型および軽合金の加熱を連続式加熱炉
で行うことにより、必要最小限の熱量で連続的に加熱す
ることができる。そして、製品表面の酸化を嫌う場合に
は、加熱炉の内部を不活性雰囲気にするとよい。
製造方法において上金型を加熱しておくと、成形をさら
に容易にすることができる。その際、上金型を下金型と
同じ加熱炉内に入れて加熱すると、温度の管理を容易に
し、生産ラインの単純化を図ることができる。
製造方法において下金型に投入する前に別の手段で軽合
金を半溶融状態になる温度以下まで予熱しておくと、生
産効率を向上させることが可能である。
製造方法において成形した軽合金製薄肉製品を取出した
後、下金型および上金型を100〜300℃の温度に保
持した状態で、下金型および上金型の各型面に離型剤を
塗布することにより、製品の離型性の確保と生産効率の
向上を図ることができる。さらになお、
品の製造装置の一実施例について図1〜図3に基づき詳
細に説明する。本軽合金製薄肉製品の製造装置は、下金
型1と、この下金型1に供給された軽合金および前記下
金型1を同時に加熱する第1加熱手段としての連続式加
熱炉2と、前記下金型1の上方にこれと相対的に昇降可
能に配設されかつ第2加熱手段(図示せず)を有する上
金型3(図3参照)と、で構成してある。そして、前記
下金型1は、プレス工程において図2に示すように定盤
4上に位置決め5を介して図示しない締付け手段により
固定されるようになっている。なお、図1において符号
6はベルトコンベヤである。
離型剤を塗布した下金型1のキャビティに、ロールキャ
ストで製造した板状のAl合金M(JIS AC−4
C)を投入し、続いて、下金型1をベルトコンベヤ6に
よって順次連続式加熱炉3内を通過させて、Al合金M
および下金型1を温度600℃まで加熱する。なお、Mg
合金のように酸化しやすい軽合金の場合には、加熱炉3
内を不活性雰囲気にする。
Mを装入した下金型1を、図2に示すように、定盤4上
に位置決め5を介して固定し、続いて、図3に示すよう
に、第2加熱手段によって所要温度に加熱した上金型3
を下降して下金型1内のAl合金Mを加圧しプレス成形
する。これにより、肉厚0.5mmの薄肉製品Sを得ること
ができた。この薄肉製品Sは、内部の金属組織形状を調
査したところ、比較的均一に粒状化した初晶の組織が観
察され、大きな欠陥もないことが確認された。
は、下金型に固体状の軽合金を供給したのち前記下金型
および前記軽合金を同時に加熱して軽合金を半溶融状態
にする工程と、前記下金型に上金型を合わせて前記半溶
融状態の軽合金を加圧成形する工程と、を有するから、
軽合金製薄肉製品を確実かつ容易に製造することができ
るなどの優れた実用的効果を奏する。
て、イは平面図、ロは縦断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】軽合金を材料として薄肉の製品を製造する
方法であって、下金型に固体状の軽合金を供給したのち
前記下金型および前記軽合金を同時に加熱して軽合金を
半溶融状態にする工程と、前記下金型に上金型を合わせ
て前記半溶融状態の軽合金を加圧成形する工程と、を有
することを特徴とする軽合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項2】前記下金型に供給される軽合金は、ロール
キャストで成形されたものであることを特徴とする請求
項1に記載の軽合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項3】加圧成形する前に前記上金型も加熱するよ
うにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の軽
合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項4】前記軽合金は、Al合金またはMg合金で
あることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項
に記載の軽合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項5】前記下金型および前記軽合金を連続式加熱
炉によって加熱することを特徴とする請求項1〜4うち
いずれか1項に記載の軽合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項6】前記連続式加熱炉の内部を不活性ガスの雰
囲気にしたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれ
か1項に記載の軽合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項7】前記下金型に供給される前に前記軽合金を
半溶融状態になる温度以下まで予熱しておくことを特徴
とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の軽合金
製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項8】前記軽合金が下金型のキャビティ内に投入
される前に前記下金型の型面に離型材を塗布することを
特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の軽
合金製薄肉製品の製造方法。 - 【請求項9】軽合金を材料として薄肉の製品を製造する
装置であって、下金型と、この下金型に投入された軽合
金および前記下金型を同時に加熱する第1加熱手段と、
前記下金型の上方にこれと相対的に昇降可能に配設され
かつ第2加熱手段を有する上金型と、を備えたことを特
徴とする軽合金製薄肉製品の製造装置。 - 【請求項10】前記第1加熱手段は連続式加熱炉である
ことを特徴とする請求項9に記載の軽合金製薄肉製品の
製造装置。 - 【請求項11】前記連続式加熱炉の内部が不活性ガス雰
囲気にあることを特徴とする請求項10に記載の軽合金
製薄肉製品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340097A JP2003136176A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 軽合金製薄肉製品の製造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001340097A JP2003136176A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 軽合金製薄肉製品の製造方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003136176A true JP2003136176A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19154348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001340097A Pending JP2003136176A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 軽合金製薄肉製品の製造方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003136176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105903885A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-08-31 | 李磊 | 一种直接浇注锻造炉 |
CN110052564A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-07-26 | 无锡市盛宝嘉科技有限公司 | 一种自动化锻造生产线 |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340097A patent/JP2003136176A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105903885A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-08-31 | 李磊 | 一种直接浇注锻造炉 |
CN110052564A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-07-26 | 无锡市盛宝嘉科技有限公司 | 一种自动化锻造生产线 |
CN110052564B (zh) * | 2019-05-16 | 2024-04-19 | 无锡市盛宝嘉科技有限公司 | 一种自动化锻造生产线 |
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