JP2009250601A - クロスフローファン及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸方向に複数の仕切り板21を有するクロスフローファン20において、両端部の仕切り板21a,21nと、これに隣接する2枚目の仕切り板21b,21n−1との間隔を、他の隣接する仕切り板21の間隔より狭く形成した。
【選択図】図2
Description
このクロスフローファン201は、軸方向に等間隔で複数(n枚)の仕切り板202を有し、隣接する仕切り板202の間に設けた多数の翼203により連結されて円筒状に一体化したものである。
16a,16bは室内ユニットの吹出し口11の両側に設置されたサージングブロックで、図10に示すように、クロスフローファン201の両端部の仕切り板202aと202nの近傍にそれぞれ設けられている(本従来技術の特許文献及び非特許文献を調査したが発見できなかった。よって、このクロスフローファンを、以下、従来技術1という)。
図1は本発明の実施の形態1に係るクロスフローファンを備えた空気調和機の室内ユニットを断面で示した模式的説明図、図2は図1のクロスフローファンの説明図である。
室内ユニット1において、2はケーシング、3は前面側に開閉可能に設けられた前面パネル、4は前面パネル3の内側に設けられたフィルタで、フィルタ4の上部及び下部の前面パネル3との間には、室内空気の吸込み口5a,5bが設けられている。
しかし、本実施の形態においては、クロスフローファン20の軸方向の両端部の仕切り板21aと21n、及びこの仕切り板21a,21nに隣接する両端部から2枚目の仕切り板21bと20n−1は、円板からなり、かつ仕切り板21aと21b、21nと21n−1の間隔(軸方向の長さ)が、他の円板又はリング状の仕切り板21c〜21n−2の隣接する仕切り板21間の間隔より、狭く(短かく)形成されている。
本実施の形態によれば、A−A断面、B−B断面のいずれの場合も、内部に生成される渦の中心25はファンの中心の直下に位置するので、仕切り板21aと21bの間、及び仕切り板21nと21n−1との間がいずれも吹出し翼列となる。このため、高温の室内空気が吹出し口10から室内ユニット1内に吹込まれる空気の流れを抑制することができる。
図5は本発明の実施の形態2に係るクロスフローファンの要部の断面図で、図2のB−B断面に相当する。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態に係るクロスフローファン20は、両端部側の仕切り板21aと21b、21nと21n−1(図2参照、以下同じ)の間隔を、実施の形態1の場合と同様に、他の隣接する仕切り板21の間隔より狭く構成したものである。
風量が低下すると、クロスフローファン20の内部に生成される渦の中心が、図13に示すように、ケーシング2側に位置して吹出し口10側が吸込み翼列となるが、ファン内部の静圧が大きな負圧にならないため、吹出し口10から室内空気を吸込みにくくなる。
一般に、空気調和機において、フィルタに塵埃が堆積すると、吹出し口から逆流が流入し易い。そこで、フィルタに堆積する塵埃を模擬するため、吸込み口5aに、
ΔP=k・V1.4〔Pa〕
ただし、ΔP:通風抵抗〔Pa〕、k:比例常数、V:フィルタを通過する空気の
速度で、0.347〔m/s〕
となる通風抵抗ΔPを設置し、吹出し口10から室内ユニット1内に室内空気を吹込まない最大のkの値を求めた。
このように、実施の形態1又は2によれば、吹出し口10から室内ユニット1内に室内空気が逆流するのを防止できるばかりでなく、ファン入力を小さくすることができるので、省エネルギー化を実現することができる。
図7は本発明の実施の形態3に係るクロスフローファンの説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、熱交換器6の長手方向の長さL1を、実施の形態1に係るクロスフローファン20の軸方向の長さLより長く形成したもので、これにより、室内ユニット1の吹出し口10からの室内空気の逆流を抑制するようにしたものである。
図8は本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室内ユニットの模式的断面図で、図2のB−B断面に相当するものである。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1と同じ構造のクロスフローファン20を備えた室内ユニット1において、クロスフローファン20の両端部側の仕切り板21aと21b、21nと21n−1の間の外周に、サージングブロック16a,16bからクロスフローファン20の回転方向に沿って、角度αの位置にスタビライザ11を設けたものである。なお、このスタビライザ11は、側壁12に設けたリブ(図示せず)に取付けられる。
Claims (7)
- 軸方向に複数の仕切り板を有するクロスフローファンにおいて、
両端部の仕切り板とこれに隣接する2枚目の仕切り板との間隔を、他の隣接する仕切り板の間隔より狭く形成したことを特徴とするクロスフローファン。 - 前記両端部の仕切り板とこれに隣接する2枚目の仕切り板との間に、空気流の抵抗体を設けたことを特徴とする請求項1記載のクロスフローファン。
- 吹込み口、該吸込み口の下流側に熱交換器、送風機、吹出し口が設けられた室内ユニットを有し、
該室内ユニットの前記送風機に、前記請求項1又は2に記載のクロスフローファンを用いたことを特徴とする空気調和機。 - 前記クロスフローファンの両端部から2枚目の仕切り板を、前記室内ユニットの吹出し口の両側に設けたサージングブロックの内側縁部とほぼ一致させたことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
- 前記クロスフローファンの両端部の仕切り板とこれに隣接する2枚目の仕切り板との間の外周の、前記室内ユニットの吹出し口の両側に設けたサージングブロックから前記クロスフローファンの回転方向に向って角度αの位置にスタビライザを設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の空気調和機。
- 前記角度αが10°〜150°であることを特徴とする請求項5記載の空気調和機。
- 前記熱交換器の長手方向の長さを、前記クロスフローファンの軸方向の長さより長くしたことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の空気調和機。
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