JP4876784B2 - 両吸込型遠心送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、換気送風機器、空気調和機、除湿機、加湿器、空気清浄機など機器風路に内蔵して使用される両吸込型遠心送風機に関する。
従来、この種の両吸込型遠心送風機としては、ファンケーシングにおいてケーシング吸込口の内径を、反モーター側よりモーター側のほうを大きい寸法としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その両吸込型遠心送風機について、図13および図14を参照しながら説明する。
図13および図14に示すように、天井裏101に、機体吸込口102に吸込側ダクト103、機体吹出口104に吹出側ダクト105を接続して設置される箱状の機体106があり、機体106の側面には、室外の空気を吸込む吸込側に機体吸込口102、室外の空気を室内に吹出す吹出側に機体吹出口104を設け、機体106の内部には、ファンケーシング107とモーター108と反モーター側ケーシング吸込口109とモーター側ケーシング吸込口110を有し、モーター外径111は反モーター側ケーシング吸込口109の径と同等寸法であり、モーター側ケーシング吸込口110は反モーター側ケーシング吸込口109より大きい径である両吸込型遠心送風機112と熱交換器113を設けた構成となっている。
そして、両吸込型遠心送風機112を運転すると、室外114の空気は、吸込側ダクト103を通って熱交換器113に流入され、そして、モーター側ケーシング吸込口110側のモーター側風路115を通過した空気はモーター側ケーシング吸込口110に吸い込まれ、また、反モーター側ケーシング吸込口109側の反モーター側風路116を通過した空気は反モーター側ケーシング吸込口109に吸い込まれ、モーター側ケーシング吸込口110と略同径のブレード内径117を円盤状の主板118の両側に有する羽根車119を内蔵した両吸込型遠心送風機112を介して吹出側ダクト105を通過し、室内120に給気されていた。
また、この種の両吸込型遠心送風機に使用できる羽根車としては、羽根車のブレードの主板側出口角をファン側板側出口角より小さくしているものがある(例えば、特許文献2参照)。
以下、この種の両吸込型遠心送風機に使用できる羽根車について、図15〜図17を参照しながら説明する。
図15および図16に示すように、吐出口121と渦巻き状のスクロール122と両側面のケーシング側板123とケーシング側板123にケーシング吸込口124を設けたオリフィス125を有し、片吸込型ファンケーシング126内部の駆動軸127に接続した円盤状の主板128と、環状のファン側板129を設け、主板128とファン側板129との間に複数のブレード130を配した片吸込型羽根車131を備えた遠心送風機132の構成である。
そして、ブレード130の主板側出口角133をα1とし、ファン側板側出口角134をα2とすると、α1<α2の関係になっており、遠心送風機132を運転するとケーシング吸込口124から吸い込まれた空気はブレード130にて風速分布135を呈し、吐出口121より吹出されていた。
この際、図17(a)、(b)の速度三角形に示すように、主板側流体の相対速度136をW1、ファン側板側流体の相対速度137をW2、周速138をUとすると、風速分布135に見られるようにW1はW2より大きい傾向があることに応じて、α1<α2としているため、結果的に主板側吐出気流の絶対速度周方向成分139をCU1、ファン側板側吐出気流の絶対速度周方向成分140をCU2とすると、CU2はCU1に近くなり、ブレード130の駆動軸127方向の全圧上昇が均一化されていた。
特開平3−175199号公報 特開平9−195988号公報
このような従来の両吸込型遠心送風機では、従来の形状の羽根車を機体に組み込むと、機体内の風路抵抗により風量が低下するので、モーターを大径とし高出力化し回転数を増加することで風量を確保していたが、モーター外径が大きくなることでモーター側ケーシング吸込口が塞がれるため、モーター側ケーシング吸込口径を大きくせざるを得ず、モーター側ケーシング吸込口の面積からモーターの占有面積を差し引いた風路面積を、反モーター側ケーシング吸込口面積と同等にしていた。このとき、羽根車のブレード内径がモーター側と反モーター側で同一であり、かつ大径のモーター側ケーシング吸込口径とブレード内径は略同径であり、反モーター側ケーシング吸込口径はブレード内径よりも小さくなっているため空気の吸込み抵抗が発生し、その抵抗を低減させるために反モーター側風路に充分な送風能力を確保するよう羽根車を大径にしていたが、ファンケーシングの高さ寸法が増大し、機体の高さ寸法が高くなってしまうという課題がある。
また、従来の両吸込型遠心送風機に使用できる羽根車では、片吸込型送風機の場合は、ブレードを通過する気流は1箇所のみの吸込口から導かれるので、ブレードにおける流体の相対速度が駆動軸方向にて差異が小さく、出口角の調整にてブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化することに対応できる。しかし、両吸込型遠心送風機の場合は、ブレードを通過する気流は2箇所の吸込口から主板の両側の各ブレードに導かれるので、片側モーター配置による風路抵抗や機体内の配置構造での風路抵抗により、主板の両側の各ブレードでの流体の相対速度の差異が大きくなるため、出口角の変更では角度調整範囲に限度がありブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化することが困難となり、充分な送風能力を確保するため羽根車を大径にしていたが、ファンケーシングの高さ寸法が増大し、機体の高さ寸法が高くなってしまうという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、羽根車の吸込口部分の抵抗を少なくすることができ、必要風量を確保しながらもコンパクトな両吸込型遠心送風機を提供することを目的としている。
また、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化することができ、必要風量を確保しながらもコンパクトな両吸込型遠心送風機を提供することを目的としている。
本発明の両吸込型遠心送風機は上記目的を達成するために、吐出口と渦巻き状のスクロールと両側面のケーシング側板とケーシング側板にケーシング吸込口を設けたオリフィスとからなるファンケーシングと、このファンケーシング内部の駆動軸に接続した円盤状の主板と前記主板の両側に環状のファン側板を設け、前記主板と前記ファン側板との間に複数のブレードを配した羽根車と、このブレードが形成するブレード内径部分が吸込口となるファン吸込口とを備えた両吸込型遠心送風機であって、前記ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側の前記ブレード内径を他方の前記ブレード内径より小さくした構成としたものである。
また、他の手段は、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード内周面積を他方のブレード内周面積より小さくした構成としたものである。
また、他の手段は、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のファンケーシングのスクロールの拡大角を他方のスクロールの拡大角より小さくした構成としたものである。
また、他の手段は、スクロールを、羽根車の主板と略同一平面で分割した構成としたものである。
また、他の手段は、スクロールを、羽根車の駆動軸に対し傾けた構成としたものである。
また、他の手段は、羽根車の主板の両側の各ブレード長さにおいて、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さより短くした構成としたものである。
また、他の手段は、各ブレード長さを、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さの30〜80%にした構成としたものである。
また、他の手段は、各ブレード長さを、ブレード外径の20〜80%にした構成としたものである。
また、他の手段は、ブレードの空気出口端部における出口角を、160°〜179°に設定した構成としたものである。
また、他の手段は、ブレードの空気入口端部における入口角を、95°〜115°に設定した構成としたものである。
本発明によれば、吐出口と渦巻き状のスクロールと両側面のケーシング側板とケーシング側板にケーシング吸込口を設けたオリフィスとからなるファンケーシングと、このファンケーシング内部の駆動軸に接続した円盤状の主板と前記主板の両側に環状のファン側板を設け、前記主板と前記ファン側板との間に複数のブレードを配した羽根車と、このブレードが形成するブレード内径部分が吸込口となるファン吸込口とを備えた両吸込型遠心送風機であって、前記ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側の前記ブレード内径を他方の前記ブレード内径より小さくすることにより、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード内径が他方のブレード内径より小さいため、圧力損失が大きい側のブレードでの流体の相対速度を大きくでき、主板の両側のブレードでの流体の相対速度が近くなり、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化でき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード内周面積を他方のブレード内周面積より小さくすることにより、圧力損失が大きい側のブレードでの流体の相対速度と他方のブレードでの流体の相対速度を略均等にでき、主板の両側のブレードでの流体の相対速度が近くなり、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化でき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のファンケーシングのスクロールの拡大角を他方のスクロールの拡大角より小さくすることにより、圧力損失が大きい側のブレードを通過する風量が他方のブレードを通過する風量より小さい場合、それぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、スクロールを、羽根車の主板と略同一平面で分割することにより、圧力損失が大きい側のブレードを通過する風量が他方のブレードを通過する風量より小さい場合、簡単な構造でそれぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、スクロールを、羽根車の駆動軸に対し傾けることにより、圧力損失が大きい側のブレードを通過する風量が他方のブレードを通過する風量より小さく、また各ブレードを通過する風量が駆動軸方向に対し序変する場合、風量に応じて適切なスクロール拡大角にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、羽根車の主板の両側の各ブレード長さにおいて、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さより短くすることにより、圧力損失が大きい側のブレードでの流体の相対速度と他方のブレードでの流体の相対速度を略均等にでき、主板の両側のブレードでの流体の相対速度が近くなり、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化でき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、各ブレード長さを、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さの30〜80%にすることにより、主板の両側のブレードでの流体の相対速度を近くしながら、ブレードの駆動軸方向の寸法を適正に小さくでき、コンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、各ブレード長さを、ブレード外径の20〜80%にすることにより、主板の両側のブレードでの流体の相対速度を近くしながら、ブレードの駆動軸方向の寸法をブレード外径に対し適正に小さくでき、コンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機を提供できる。
また、ブレードの空気出口端部における出口角を、160°〜179°に設定することにより、機体に組み込み使用するためファン吸込口までの圧力損失が大きい場合、ブレードの全圧上昇が大きく高静圧な特性にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機の羽根車を提供できる。
また、ブレードの空気入口端部における入口角を、95°〜115°に設定することにより、機体に組み込み使用するためファン吸込口までの圧力損失が大きい場合、ブレードの全圧上昇が大きく高静圧な特性にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトにできるという効果のある両吸込型遠心送風機の羽根車を提供できる。
本発明の請求項1記載の両吸込型遠心送風機は、吐出口と渦巻き状のスクロールと両側面のケーシング側板とケーシング側板にケーシング吸込口を設けたオリフィスとからなるファンケーシングと、このファンケーシング内部の駆動軸に接続した円盤状の主板と前記主板の両側に環状のファン側板を設け、前記主板と前記ファン側板との間に複数のブレードを配した羽根車と、このブレードが形成するブレード内径部分が吸込口となるファン吸込口とを備えた両吸込型遠心送風機であって、前記ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側の前記ブレード内径を他方の前記ブレード内径より小さくした構成としたものであり、これにより、主板の両側のブレードでの流体の相対速度が近くなり、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化できるという作用を有する。
また、本発明の請求項2記載の両吸込型遠心送風機は、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード内周面積を他方のブレード内周面積より小さくした構成としたものであり、これにより、主板の両側のブレードでの流体の相対速度が近くなり、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化できるという作用を有する。
また、本発明の請求項3記載の両吸込型遠心送風機は、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のファンケーシングのスクロールの拡大角を他方のスクロールの拡大角より小さくした構成としたものであり、これにより、それぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にできるという作用を有する。
また、本発明の請求項4記載の両吸込型遠心送風機は、スクロールを、羽根車の主板と略同一平面で分割した構成としたものであり、これにより、簡単な構造でそれぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にできるという作用を有する。
また、本発明の請求項5記載の両吸込型遠心送風機は、スクロールを、羽根車の駆動軸に対し傾けた構成としたものであり、これにより、風量に応じて適切なスクロール拡大角にできるという作用を有する。
また、本発明の請求項6記載の両吸込型遠心送風機は、羽根車の主板の両側の各ブレード長さにおいて、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さより短くした構成としたものであり、これにより、ブレードの全圧上昇を駆動軸方向にて均一化できるという作用を有する。
また、本発明の請求項7記載の両吸込型遠心送風機は、各ブレード長さを、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さの30〜80%にした構成としたものであり、これにより、ブレードの駆動軸方向の寸法を適正に小さくできるという作用を有する。
また、本発明の請求項8記載の両吸込型遠心送風機は、各ブレード長さを、ブレード外径の20〜80%にした構成としたものであり、これにより、ブレードの駆動軸方向の寸法をブレード外径に対し適正に小さくできるという作用を有する。
また、本発明の請求項9記載の両吸込型遠心送風機は、ブレードの空気出口端部における出口角を、160°〜179°に設定した構成としたものであり、ブレードの全圧上昇が大きく高静圧な特性にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトな両吸込型遠心送風機の羽根車を提供できるという作用を有する。
また、本発明の請求項10記載の両吸込型遠心送風機は、ブレードの空気入口端部における入口角を、95°〜115°に設定した構成としたものであり、これにより、ブレードの全圧上昇が大きく高静圧な特性にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトな両吸込型遠心送風機の羽根車を提供できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図5に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、箱状の機体3の対向する側面に、機体吸込口1と機体吹出口2を設けている。機体3には、機体吸込口1に吸込側ダクト4を接続する吸込アダプター5、および機体吹出口2には、吹出側ダクト6を接続する吹出アダプター7を配している。機体3の内部には、機体吸込口1から機体吹出口2に至る風路8を有し、その風路8に両吸込型遠心送風機9と熱交換器10を配している。両吸込型遠心送風機9には、モーター11に駆動軸12を介して固定した羽根車13と、機体吹出口2に対向する吐出口14と、渦巻き状のスクロール15と、両側面のケーシング側板16からなるファンケーシング17とを有している。ケーシング側板16には、モーター側ケーシング吸込口18を開口したモーター側オリフィス19、および反モーター側ケーシング吸込口20を開口した反モーター側オリフィス21を配している。また、羽根車13には、駆動軸12に接続した円盤状の主板22と、主板22の両側の環状のモーター側ファン側板23と反モーター側ファン側板24の間の複数のブレード25とを配しており、モーター側ブレード内径26をd1、反モーター側ブレード内径27をd2とすると、d1<d2の関係である。
また、吐出口14と渦巻き状のスクロール15と両側面のケーシング側板16とからなるファンケーシング17の内部に羽根車13を有した両吸込型遠心送風機9において、ブレード25のモーター側出口角30をβ1、反モーター側出口角31をβ2とし、モーター側ブレード内径26をd1、反モーター側ブレード内径27をd2とすると、β1≒β2、d1<d2の関係としている。
なお、モーター側ケーシング吸込口18とモーター側ブレード内径26の径寸法は略同一、反モーター側ケーシング吸込口20と反モーター側ブレード内径27の径寸法は略同一とすることが流入抵抗の低減の上で望ましい。
また、図3に示すように、天井裏37において機体吸込口1に吸込側ダクト4、機体吹出口2に吹出側ダクト6を接続して機体3は施工され、機体3は、吸込側に機体吸込口1、吹出側に機体吹出口2、機体3の内部にファンケーシング17とモーター11と羽根車13を有した両吸込型遠心送風機9、および熱交換器10を設けた構成となっている。そして、両吸込型遠心送風機9を運転すると、室外38の空気が吸込側ダクト4を介して熱交換器10にて温度調整され、羽根車13を内蔵した両吸込型遠心送風機9を介して吹出側ダクト6を通過し、室内39に給気している。天井裏37と室内39は天井材40で仕切られ、天井材40の機体3の下部に天井点検口41を備えている。
上記構成において、機体吸込口1からの空気は、モーター側風路28Aと反モーター側風路28Bに分流し、それぞれブレード25の内径側のファン吸込口29に流入する際、反モーター側風路28Bはモーター側風路28Aより、モーター11での空気の衝突が無い分風路の圧力損失が小さく風量配分が多いことに応じて、反モーター側ブレード内径27を大きくすることでファン吸込口29部分の流入抵抗を少なくすることができ、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
なお、熱交換器10が無く、代わりにグラスウール等の吸音材等を配置した消音ボックス付ダクトファンの場合においても、同様の効果を得ることができる。
また、モーター側流体の相対速度32をw1、反モーター側流体の相対速度33をw2、周速34をuとすると、ファン吸込口29に到達する空気は、モーター側ブレード内径26での風量は反モーター側ブレード内径27での風量より、モーター11での空気の衝突が有る分風路の圧力損失が大きいため風量配分が少なく、d1<d2としているため、各風量を各ファン吸込口29の面積で除して近似的に求められる流体の相対速度をw1≒w2の関係に近づけることができ、速度三角形に示すように、結果的にモーター側吐出気流の絶対速度周方向成分35をcu1、反モーター側吐出気流の絶対速度周方向成分36をcu2とすると、cu1はcu2に近くなり、ブレード25での全圧上昇を駆動軸12方向であるモーター側と反モーター側で均一化することができ、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
なお、ブレード25における流体の相対速度w1とw2の差異に応じて、出口角β1とβ2の値に差を設けることを併用した場合においても同様の効果を得ることができる。
また、両吸込型遠心送風機9がコンパクトな程、機体3の高さ寸法を薄型化できるため、天井裏37の高さを低くすることができ、室内39の高さ空間を広く確保することができる。また、両吸込型遠心送風機9をメンテナンス時に取り出す際、天井点検口41が小さい場合でも容易に作業ができメンテナンス性を良くすることができる両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
図4は、従来の両吸込型遠心送風機(モーター側ブレード内径および反モーター側ブレード内径:194mm)と本発明の実施の形態1の両吸込型遠心送風機(モーター側ブレード内径:187mm、反モーター側ブレード内径:194mm)とを運転測定した結果である。ここで双方の羽根車は、ブレード外径:220mm、モーター側ブレード長さ:77mm、反モーター側ブレード長さ117mm、出口角:178°、入口角:115°とし、極数:4、外径:120mmのモーターにて運転された。
上記構成において、流量係数0.1〜0.24の範囲で静圧圧力係数が上昇し、また静圧送風機効率は全範囲で上昇しており、前述のとおり羽根車の吸込口部分の流入抵抗が少なく、ブレードの全圧上昇を駆動軸12方向にて均一化することができたことによる効果にほかならない。
また図5に示すように、熱交換器10を有した機体3内部に両吸込型遠心送風機9を2個配置した場合などにおいては、モーター側風路28Aは反モーター側風路28Bより、風路幅が広い分風路の圧力損失が小さくなる。
上記構成において、モーター側ブレード内径26のd1を反モーター側ブレード内径27のd2より大きくすることで、その作用効果に差異を生じない。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明は省略する。
図6に示すように、モーター側ブレード長さ42のL1とモーター側ブレード内径26の積にて算出されるモーター側ブレード内周面積43、および反モーター側ブレード長さ44のL2と反モーター側ブレード内径27の積にて算出される反モーター側ブレード内周面積45を形成しており、モーター側ブレード内周面積43が反モーター側ブレード内周面積45より小さい面積になる寸法としている。
上記構成において、ファン吸込口29に到達する空気は、モーター側ブレード内径26での風量は反モーター側ブレード内径27での風量より、モーター11での空気の衝突が有る分風路の圧力損失が大きいため風量配分が少ない傾向であり、その際、各風量を各ブレード内周面積で除して近似的に求められる流体の相対速度において、圧力損失が大きい側のブレードでのモーター側流体の相対速度32と他方のブレードでの反モーター側流体の相対速度33を略均等にでき、ブレード25での全圧上昇を駆動軸12方向であるモーター側と反モーター側で均一化することができ、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態1、2と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明は省略する。
図7に示すように、渦巻き状のスクロール15を反モーター側スクロール46と反モーター側スクロール46より小さい拡大角のモーター側スクロール47とで構成し、吐出口14を反モーター側吐出口48と反モーター側吐出口48より小さいモーター側吐出口49とで構成し、モーター側吐出口高さ50のH1を反モーター側吐出口高さ51のH2より小さい寸法としたファンケーシング17にブレード外径52をFとする羽根車13を有した両吸込型遠心送風機9がある。
上記構成において、ファン吸込口29に到達する空気は、モーター側ブレード内径26での風量は反モーター側ブレード内径27での風量より、モーター11での空気の衝突が有る分風路の圧力損失が大きいため風量配分が少ない傾向であり、さらにモーター11のメンテナンス性を良くするため、両吸込型遠心送風機9を機体3のモーター11側の面に近づけて配置したり、熱交換器10の位置や方向等によって、モーター側ブレード内径26での風量配分がさらに少なくなる場合がある。その際d1<d2としているため、各風量を各ファン吸込口29の面積で除して近似的に求められる流体の相対速度w1をw2に近づけながらもw1<w2の関係となっている。相対速度の大きいw2の値を設計の基本とするとH2は従来の経験値よりH2=1.4〜1.8Fで反モーター側スクロール46の拡大角は7〜9°が好ましいことが知られており、相対速度の小さいw1の値を設計の基本とするとモーター側スクロール47の拡大角は5〜7°が好ましいことが知られており、モーター側スクロール47は反モーター側スクロール46より小さい拡大角としているためw1がw2より小さいことに対応した適切な拡大角とすることができ、必要風量を確保しながらもコンパクトにできる両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
図8は、従来品1の両吸込型遠心送風機(H2=1.4Fでスクロール拡大角9°、モーター側ブレード内径および反モーター側ブレード内径:194mm)と本発明の実施の形態3の両吸込型遠心送風機(H2=1.4Fで反モーター側スクロール拡大角9°またモーター側スクロール拡大角6°、モーター側ブレード内径:187mm、反モーター側ブレード内径:194mm)とを運転測定した結果である。さらに効果比較のため従来品1に対し実施の形態3の構成要素であるH2=1.4Fで反モーター側スクロール拡大角9°またモーター側スクロール拡大角6°とした従来品2も運転測定した。ここで双方の羽根車は、ブレード外径:220mm、モーター側ブレード長さ:77mm、反モーター側ブレード長さ117mm、出口角:178°、入口角:115°とし、極数:4、外径:120mmのモーターにて運転された。
上記構成において、流量係数0〜0.34の全域で静圧圧力係数が上昇し、また静圧送風機効率も上昇しており、前述のとおり圧力損失が大きい側のブレードを通過する風量が他方のブレードを通過する風量より小さい場合、それぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にできたことによる効果にほかならない。なお、従来品1に実施の形態3の構成要素のみを取り入れた従来品2においても改善効果は見られるが、流量係数0.24以上の範囲では効果が少ないことからも本発明の効果が高いことが確認できる。
(実施の形態4)
図9に示すように、ファンケーシング17の渦巻き状のスクロール15に羽根車13の主板22を境目とする略同一平面にて分割するモーター側スクロール板53を配し、反モーター側スクロール46と反モーター側スクロール46より小さい拡大角のモーター側スクロール47とを構成し、吐出口14を反モーター側吐出口48と反モーター側吐出口48より小さいモーター側吐出口49とで構成した両吸込型遠心送風機9がある。
上記構成において、w1<w2の関係となっている場合、モーター側スクロール47は反モーター側スクロール46より小さい拡大角としているためw1がw2より小さいことに対応した適切な拡大角とすることができ、モーター側スクロール板53を固定手段としてねじ止め、スポット溶接、かしめ止めなどによりファンケーシング17に配する簡単な構造でそれぞれの風量に応じて適切なスクロール拡大角にでき、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
(実施の形態5)
図10に示すように、ファンケーシング17に反モーター側スクロール46と反モーター側スクロール46より小さい拡大角のモーター側スクロール47を有し、反モーター側スクロール46とモーター側スクロール47を羽根車13の主板22に向かって拡大する方向に駆動軸12に対して傾けた両吸込型遠心送風機9がある。
上記構成において、羽根車13のブレード25の幅が広いほど、w1およびw2は主板22に向かって大きくなる傾向があり、ブレード25を通過する風量が駆動軸12方向に対し序変することに対応して適切なスクロール拡大角にでき、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
(実施の形態6)
図11は、実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明は省略する。
図11に示すように、反モーター側ブレード長さ44のL2をモーター側ブレード長さ42のL1より長い寸法とし、L1とモーター側ブレード内径26の積にて算出されるモーター側ブレード内周面積43、およびL2と反モーター側ブレード内径27の積にて算出される反モーター側ブレード内周面積45を形成し、ブレード外径52をFとする羽根車13を有する両吸込型遠心送風機9を機体3内に反モーター側風路幅54をモーター側風路幅55より広く配している。
上記構成において、反モーター側風路幅54をモーター側風路幅55より広くすることで、もともとモーター側風路28Aに対し圧力損失の小さい反モータ側風路28Bの圧力損失をさらに小さくしている。またファン吸込口29に到達する空気は、モーター側ブレード内径26での風量は反モーター側ブレード内径27での風量より、モーター11での空気の衝突が有る分風路の圧力損失が大きいため風量配分が少ない傾向であり、各風量を各ブレード内周面積で除して近似的に求められる流体の相対速度において、反モーター側ブレード長さ44をモーター側ブレード長さ42より長い寸法としたことにより、圧力損失が大きい側のブレードでのモーター側流体の相対速度32と他方のブレードでの反モーター側流体の相対速度33を略均等にでき、ブレード25での全圧上昇を駆動軸12方向であるモーター側と反モーター側で均一化することができ、羽根車13を拡大することなく必要風量を確保することで、コンパクトな両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
なお、両吸込型遠心送風機9を機体3のモーター11側の面に近づけて配置することになるので、モーター11を機体3外から取り外す時に作業距離が近くなりメンテナンス性が良くなる。
また、従来の経験値よりブレード長さはブレード外径Fの0.3〜0.8倍が好ましいとされているが、本発明に当てはめると、L1のL2に対する最小比は、L1=0.3FかつL2=0.8Fの時でありL1/L2=0.3F/0.8F=0.38倍となる。またL1のL2に対する最大比は、モーター11での空気の衝突での損失による風量低下を20%と仮定すると風量比はブレード幅の比に比例算出できるので、L1=0.8F×0.8(風量低下20%分)かつL2=0.8Fの時であり、L1/L2=(0.8F×0.8)/0.8F=0.8倍となる。よって好ましくは、各ブレード長さを、ファン吸込口29への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さL1を他方のブレード長さL2の30〜80%にすることで、主板22の両側のブレード25での流体の相対速度を近くしながら、ブレード25の駆動軸12方向の寸法を適正に小さくでき、コンパクトにできる両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
また、従来の経験値よりブレード長さはブレード外径Fの0.3〜0.8倍が好ましいとされているが、本発明に当てはめると、ブレード長さのFに対する最大比はL2=0.8Fの時であり、またブレード長さのFに対する最小比は、モーター11での空気の衝突での損失による風量低下を20%と仮定すると風量比はブレード幅の比に比例算出できるので、L1=0.3F×0.8(風量低下20%分)=0.24Fの時となる、よって好ましくは、各ブレード長さを、ブレード外形Fの20〜80%にすることで、主板22の両側のブレード25での流体の相対速度を近くしながら、ブレード25の駆動軸12方向の寸法をブレード外径52に対し適正に小さくでき、コンパクトにできる両吸込型遠心送風機9を提供することができる。
(実施の形態7)
図12は、実施の形態1、2と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明は省略する。
図12に示すように、モーター側出口角30と反モーター側出口角31とモーター側入口角56と反モーター側入口角57に設定されるブレード25がある。
上記構成において、従来の経験値より出口角は160〜175°で必要静圧が高いほど大きい値、入口角は95〜110°で必要静圧が高いほど大きい値が一般的とされているが、本発明はファン吸込口29までの圧力損失が大きい場合に組み込まれる時に使用し効果がある両吸込型遠心送風機9であり、求められる必要静圧が高いため、さらに約5°角度を大きくして効果があり、前述の図8では出口角178°入口角115°にて確認され、よって好ましくは出口角は160〜179°で入口角は95〜115°とすることで、ブレード25の全圧上昇が大きく高静圧な特性にでき、必要風量を確保しながらもコンパクトな両吸込型遠心送風機9の羽根車13を提供できるという作用を有する。
換気送風機器、空気調和機、除湿機、加湿器、空気清浄機などの空気搬送目的以外に、機体吹出口からの送風を用いて設備機器の冷却ができ、圧力損失を少なくし風量を確保することで冷却効果が高く、コンパクトに設置できる設備機器の送風の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの平面構成図 同両吸込型遠心送風機の側面構成図 同両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの設置状態を示す側面構成図 同両吸込型遠心送風機と従来の両吸込型遠心送風機の性能を比較した無次元特性図 同両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの応用を示す平面構成図 本発明の実施の形態2の両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの平面構成図 本発明の実施の形態3の両吸込型遠心送風機の側面構成図 同両吸込型遠心送風機と従来の両吸込型遠心送風機の性能を比較した無次元特性図 本発明の実施の形態4の両吸込型遠心送風機の正面構成図 本発明の実施の形態5の両吸込型遠心送風機の正面構成図 本発明の実施の形態6の両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの平面構成図 本発明の実施の形態7の両吸込型遠心送風機の側面構成図 従来の両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの設置状態を示す側面構成図 同両吸込型遠心送風機を組み込んだユニットの平面構成図 同両吸込型遠心送風機の平面構成図 同両吸込型遠心送風機の側面構成図 同両吸込型遠心送風機の側面拡大図((a)主板側流体の相対速度W1を示す図、(b)ファン側板側流体の相対速度W2を示す図)
符号の説明
9 両吸込型遠心送風機
12 駆動軸
13 羽根車
14 吐出口
15 スクロール
16 ケーシング側板
17 ファンケーシング
18 モーター側ケーシング吸込口
19 モーター側オリフィス
20 反モーター側ケーシング吸込口
21 反モーター側オリフィス
22 主板
23 モーター側ファン側板
24 反モーター側ファン側板
25 ブレード
26 モーター側ブレード内径
27 反モーター側ブレード内径
28A モーター側風路
28B 反モーター側風路
29 ファン吸込口
30 モーター側出口角
31 反モーター側出口角
42 モーター側ブレード長さ
43 モーター側ブレード内周面積
44 反モーター側ブレード長さ
45 反モーター側ブレード内周面積
52 ブレード外径
56 モーター側入口角
57 反モーター側入口角

Claims (10)

  1. 吐出口と渦巻き状のスクロールと両側面のケーシング側板とケーシング側板にケーシング吸込口を設けたオリフィスとからなるファンケーシングと、このファンケーシング内部の駆動軸に接続した円盤状の主板と前記主板の両側に環状のファン側板を設け、前記主板と前記ファン側板との間に複数のブレードを配した羽根車と、このブレードが形成するブレード内径部分が吸込口となるファン吸込口とを備えた両吸込型遠心送風機であって、前記ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側の前記ブレード内径を他方の前記ブレード内径より小さくしたことを特徴とする両吸込型遠心送風機。
  2. ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード内周面積を他方のブレード内周面積より小さくしたことを特徴とする請求項1記載の両吸込型遠心送風機。
  3. ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のファンケーシングのスクロールの拡大角を他方のスクロールの拡大角より小さくしたことを特徴とする請求項1または2記載の両吸込型遠心送風機。
  4. スクロールを、羽根車の主板と略同一平面で分割したことを特徴とする請求項3記載の両吸込型遠心送風機。
  5. スクロールを、羽根車の駆動軸に対し傾けたことを特徴とする請求項3または4記載の両吸込型遠心送風機。
  6. 羽根車の主板の両側の各ブレード長さにおいて、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さより短くしたことを特徴とする請求項1または2記載の両吸込型遠心送風機。
  7. 各ブレード長さを、ファン吸込口への吸込風路の圧力損失が大きい側のブレード長さを他方の前記ブレード長さの30〜80%にしたことを特徴とする請求項6記載の両吸込型遠心送風機。
  8. 各ブレード長さを、ブレード外径の20〜80%にしたことを特徴とする請求項6または7記載の両吸込型遠心送風機。
  9. ブレードの空気出口端部における出口角を、160°〜179°に設定したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の両吸込型遠心送風機。
  10. ブレードの空気入口端部における入口角を、95°〜115°に設定したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の両吸込型遠心送風機。
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