JP2009249116A - エレベータ敷居装置及びエレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かごが乗降階に停止して乗場の戸が戸開した時に、別途動力を必要とせず、かごの敷居と乗場の敷居との隙間を縮小するエレベータ敷居装置を提供する。
【解決手段】敷居隙間閉塞機構500は、ラック・アンド・ピニオン機構である。乗場側戸の脚220aには戸側ラック221が形成されている。戸側ラック221は、固定的に支持されたピニオンギア240と噛み合っている。閉塞材側ラック301は、戸側ラック221に対向する位置でピニオンギア240と噛み合っている。このため閉塞材側ラック301は戸側ラック221の移動方向と逆方向に移動する。かごが着床し、かご側戸が開き始め、かご側戸と係合された乗場側戸210が開くことで戸側ラック221が戸開方向Xに動きピニオンギア240が回転し、閉塞材側ラック301が敷居隙間方向Yに移動する。よって、閉塞部302によって敷居隙間170が縮小される。
【選択図】図1
【解決手段】敷居隙間閉塞機構500は、ラック・アンド・ピニオン機構である。乗場側戸の脚220aには戸側ラック221が形成されている。戸側ラック221は、固定的に支持されたピニオンギア240と噛み合っている。閉塞材側ラック301は、戸側ラック221に対向する位置でピニオンギア240と噛み合っている。このため閉塞材側ラック301は戸側ラック221の移動方向と逆方向に移動する。かごが着床し、かご側戸が開き始め、かご側戸と係合された乗場側戸210が開くことで戸側ラック221が戸開方向Xに動きピニオンギア240が回転し、閉塞材側ラック301が敷居隙間方向Yに移動する。よって、閉塞部302によって敷居隙間170が縮小される。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベータのかご敷居と乗場敷居との隙間を縮小することを目的としたエレベータの敷居装置に関する。
近年、世の中では高齢化が進み、高齢者や身障者にも優しいバリアフリー化が進んでいる。エレベータにおいても、かごの敷居と乗場の敷居との隙間(以下、敷居隙間という場合がある)が、利用者のつまづく原因になったり、車椅子や台車が通過する際の妨げになるというが課題ある。また、現状のエレベータでは、30mm程度の敷居隙間があることが多く、この敷居隙間に杖等の先端が落ち込む、あるいは乗客の所持品が昇降路へ落下する恐れもある。
以上の理由等から、敷居間の敷居隙間を小さくする要望が多い。敷居隙間を小さくする為の従来の技術としては、動力を用いて補助敷居を可動させ、かご敷居と乗場敷居の間の敷居間隔を縮小させるエレベータ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のエレベータ装置では、敷居隙間を閉塞するための補助敷居を可動させるには、別途動力を用意しなければならない。また、特許文献1以外にも、板材や帯状の閉塞材を用いて敷居隙間を閉塞させるものもある。しかし、乗客の所持品の昇降路への落下防止効果はあるが、強度に乏しく、車椅子や台車が通過する際に掛かる荷重には耐えられず、依然として通過の妨げになるという課題がある。
特開昭57−13080号公報
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、乗場の戸が戸開した時に別途動力を必要とすることなく、また、車椅子や台車が通過する際にも妨げにならないよう、かごと乗場の敷居間隔を縮小することが可能なエレベータ敷居装置を提供することを目的とする。
この発明のエレベータ敷居装置は、
乗場の階にかごが停止した際に生じる隙間であってかご側のかご側戸がスライドする軌道となるかご側敷居と乗場側の乗場側戸がスライドする軌道となる乗場側敷居との間の隙間である敷居隙間を縮小させるエレベータ敷居装置において、
前記乗場側戸が開く動作を利用して前記敷居隙間を塞ぐ敷居隙間閉塞材を前記敷居隙間の方向に移動させることにより、前記敷居隙間閉塞材で前記敷居隙間を縮小させる敷居隙間閉塞機構
を備えたことを特徴とする。
乗場の階にかごが停止した際に生じる隙間であってかご側のかご側戸がスライドする軌道となるかご側敷居と乗場側の乗場側戸がスライドする軌道となる乗場側敷居との間の隙間である敷居隙間を縮小させるエレベータ敷居装置において、
前記乗場側戸が開く動作を利用して前記敷居隙間を塞ぐ敷居隙間閉塞材を前記敷居隙間の方向に移動させることにより、前記敷居隙間閉塞材で前記敷居隙間を縮小させる敷居隙間閉塞機構
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、戸開した時に、別途動力を必要とすることなく、自動的に敷居間隔を縮小することができる。また、敷居の隙間が車椅子や台車等の通過の妨げとなることもなくなる。
実施の形態1.
図1〜図7を使用して実施の形態1を説明する。実施の形態1は、エレベータ乗場の階にかごが停止した際に生じる隙間であって、かごの戸(以下、かご側戸という)がスライドする軌道となる「かご側敷居」と、乗場側の戸(以下、乗場側戸という)がスライドする軌道となる「乗場側敷居」との間の隙間である「敷居隙間」を縮小させるエレベータ敷居装置1000に関する。実施の形態1のエレベータ敷居装置1000は、乗場側戸が開く動作を利用して敷居隙間を塞ぐ敷居隙間閉塞材を敷居隙間の方向に移動させることにより、敷居隙間閉塞材で前記敷居隙間を縮小させる。このエレベータ敷居装置1000により、乗場側戸の戸開時に、別途動力を必要とすることなく、自動的に敷居間隔を縮小することができる。以下、具体的に説明する。
図1〜図7を使用して実施の形態1を説明する。実施の形態1は、エレベータ乗場の階にかごが停止した際に生じる隙間であって、かごの戸(以下、かご側戸という)がスライドする軌道となる「かご側敷居」と、乗場側の戸(以下、乗場側戸という)がスライドする軌道となる「乗場側敷居」との間の隙間である「敷居隙間」を縮小させるエレベータ敷居装置1000に関する。実施の形態1のエレベータ敷居装置1000は、乗場側戸が開く動作を利用して敷居隙間を塞ぐ敷居隙間閉塞材を敷居隙間の方向に移動させることにより、敷居隙間閉塞材で前記敷居隙間を縮小させる。このエレベータ敷居装置1000により、乗場側戸の戸開時に、別途動力を必要とすることなく、自動的に敷居間隔を縮小することができる。以下、具体的に説明する。
図1は、エレベータ敷居装置1000の敷居隙間閉塞機構500の概要を説明するための図である。
図2は、エレベータ敷居装置1000をかご室天井側から見下ろした図である。
図3は、図2のA−A矢視図である。
図4は、図2のB−B断面図である。
図5は、乗場側敷居200の先端部の斜視図である。
図6は、乗場側戸の斜視図である。
図7は、敷居隙間閉塞材の斜視図である。
図2は、エレベータ敷居装置1000をかご室天井側から見下ろした図である。
図3は、図2のA−A矢視図である。
図4は、図2のB−B断面図である。
図5は、乗場側敷居200の先端部の斜視図である。
図6は、乗場側戸の斜視図である。
図7は、敷居隙間閉塞材の斜視図である。
(動作の概要)
図1は、エレベータ敷居装置1000の備える敷居隙間閉塞機構500の動作概要を説明する図である。敷居隙間閉塞機構500は、図1に示すラック・アンド・ピニオン機構である。乗場側戸210がX方向に開くと、その逆方向(敷居隙間を閉塞する方向)であるY方向に敷居隙間閉塞材300が移動して、閉塞部302が敷居隙間を埋める機構である。
(1)乗場側戸210は、乗場側戸の脚220a、乗場側戸の脚220bを有している。
(2)乗場側戸の脚220aには戸側ラック221が形成されている。なお、図1では、乗場側戸の脚220aに戸側ラック221が一体として形成されている。これは一例である。戸側ラック221は、戸の脚と別個に設けてもかまわない。
(3)戸側ラック221は、ピニオンギア240と噛み合っている。
(4)閉塞材側ラック301は、戸側ラック221の反対側の位置(戸側ラック221に対向する位置)においてピニオンギア240と噛み合っている。このため、閉塞材側ラック301は戸側ラック221の移動方向と逆方向に移動する。
(5)かごが着床し、かご側戸が開き始め、かご側戸と係合されている乗場側戸210が開くことで乗場側戸210の戸側ラック221が戸開方向(X方向)に動き、ピニオンギア240が回転する。ピニオンギア240が回転すると、閉塞材側ラック301は、戸側ラック221の移動方向とは逆の(180度反対方向の)Y方向(敷居隙間170の方向)に移動する。このように、閉塞材側ラック301はピニオンギア240と噛み合っている(係合している)ので、敷居隙間閉塞材300は摺動ガイド250(図4、図5に示している)によって案内され、乗場側敷居200とかご側敷居100との間に形成される敷居隙間170の方向へ駆動する。よって、閉塞部302によって敷居隙間170が縮小される。
図1は、エレベータ敷居装置1000の備える敷居隙間閉塞機構500の動作概要を説明する図である。敷居隙間閉塞機構500は、図1に示すラック・アンド・ピニオン機構である。乗場側戸210がX方向に開くと、その逆方向(敷居隙間を閉塞する方向)であるY方向に敷居隙間閉塞材300が移動して、閉塞部302が敷居隙間を埋める機構である。
(1)乗場側戸210は、乗場側戸の脚220a、乗場側戸の脚220bを有している。
(2)乗場側戸の脚220aには戸側ラック221が形成されている。なお、図1では、乗場側戸の脚220aに戸側ラック221が一体として形成されている。これは一例である。戸側ラック221は、戸の脚と別個に設けてもかまわない。
(3)戸側ラック221は、ピニオンギア240と噛み合っている。
(4)閉塞材側ラック301は、戸側ラック221の反対側の位置(戸側ラック221に対向する位置)においてピニオンギア240と噛み合っている。このため、閉塞材側ラック301は戸側ラック221の移動方向と逆方向に移動する。
(5)かごが着床し、かご側戸が開き始め、かご側戸と係合されている乗場側戸210が開くことで乗場側戸210の戸側ラック221が戸開方向(X方向)に動き、ピニオンギア240が回転する。ピニオンギア240が回転すると、閉塞材側ラック301は、戸側ラック221の移動方向とは逆の(180度反対方向の)Y方向(敷居隙間170の方向)に移動する。このように、閉塞材側ラック301はピニオンギア240と噛み合っている(係合している)ので、敷居隙間閉塞材300は摺動ガイド250(図4、図5に示している)によって案内され、乗場側敷居200とかご側敷居100との間に形成される敷居隙間170の方向へ駆動する。よって、閉塞部302によって敷居隙間170が縮小される。
(敷居隙間閉塞機構500の構成)
以下、図2〜図7により、エレベータ敷居装置1000の備える敷居隙間閉塞機構500の構成を説明する。図2は、かご室の天井側から見下ろした状態の図である。図2は2組の敷居隙間閉塞機構500を備えたエレベータ敷居装置1000を示している。図2のそれぞれの敷居隙間閉塞機構500の構成は同じである。
以下、図2〜図7により、エレベータ敷居装置1000の備える敷居隙間閉塞機構500の構成を説明する。図2は、かご室の天井側から見下ろした状態の図である。図2は2組の敷居隙間閉塞機構500を備えたエレベータ敷居装置1000を示している。図2のそれぞれの敷居隙間閉塞機構500の構成は同じである。
敷居隙間閉塞機構500は、乗場側戸210と、敷居隙間閉塞材300と、乗場側敷居200とから構成される。
(1)乗場側戸210は、乗場側戸210に固定して取り付けられ、乗場側戸210の乗場側敷居200に対するスライド方向に沿って直線状に歯が形成された戸側ラック221を有する。
(2)敷居隙間閉塞材300は、直線状に歯が形成された閉塞材側ラック301が設けられている。
(3)乗場側敷居200は、敷居隙間閉塞材300を乗場側戸210の戸開および戸閉方向にスライド可能に支持する摺動ガイド250と、戸側ラック221及び閉塞材側ラック301と噛み合うことにより乗場側戸210のスライドにともなう戸側ラック211の直線運動を閉塞材側ラック301の戸側ラック221と逆方向の直線運動に変換し、摺動ガイド250によってスライド可能に支持された敷居隙間閉塞材300を敷居隙間170の方向にスライドさせるピニオンギア240と、ピニオンギア240を支持するピニオン支持部230とを有する。ピニオン支持部230は、ピニオンギア支持軸231と支持軸取付部232とからなる。
(1)乗場側戸210は、乗場側戸210に固定して取り付けられ、乗場側戸210の乗場側敷居200に対するスライド方向に沿って直線状に歯が形成された戸側ラック221を有する。
(2)敷居隙間閉塞材300は、直線状に歯が形成された閉塞材側ラック301が設けられている。
(3)乗場側敷居200は、敷居隙間閉塞材300を乗場側戸210の戸開および戸閉方向にスライド可能に支持する摺動ガイド250と、戸側ラック221及び閉塞材側ラック301と噛み合うことにより乗場側戸210のスライドにともなう戸側ラック211の直線運動を閉塞材側ラック301の戸側ラック221と逆方向の直線運動に変換し、摺動ガイド250によってスライド可能に支持された敷居隙間閉塞材300を敷居隙間170の方向にスライドさせるピニオンギア240と、ピニオンギア240を支持するピニオン支持部230とを有する。ピニオン支持部230は、ピニオンギア支持軸231と支持軸取付部232とからなる。
図2は、かご側戸110及び乗場側戸210が戸開途中の図である。乗場側敷居200に2つの乗場側戸210が係合しており、左側の乗場側戸210からは左方向に戸側ラック221が伸びている。戸側ラック221は、ピニオンギア240と噛み合っている。閉塞材側ラック301は、戸側ラック221に対向する位置でピニオンギア240と噛み合っている。乗場側戸210が戸開中であるので、乗場側戸の脚220aに設けられた戸側ラック221は戸開方向Xに移動中である。戸側ラック221の移動により、閉塞材側ラック301は戸開方向Xと180度反対方向の敷居隙間170の方向Yに移動中である。この敷居隙間閉塞材300の移動により閉塞部302が敷居隙間170を埋めるので、敷居隙間170を縮小できる。図2右側の乗場側戸210に関する敷居隙間閉塞機構500についても同様である。
図3〜図7を用いて敷居隙間閉塞機構500の構成を説明する。図3は図2のA−A矢視図である。図2の左側の敷居隙間閉塞機構500について説明する。右側の敷居隙間閉塞機構500も同様である。
(1.乗場側敷居200と乗場側戸210との関係)
乗場側敷居200と乗場側戸210との関係を説明する。図3は、図2のA−A矢視図である。図3に示すように、乗場側戸210と乗場側敷居200とが係合している。図5は、乗場側敷居200の先端部の斜視図である。図5に示すように乗場側敷居200には乗場側戸の脚220a,220bと係合する凹部260が設けられている。乗場側戸の脚220a,220bは凹部260を軌道として乗場側敷居200に対して戸開方向及び戸閉方向の両方向にスライドする。図4は、図2のB−B断面図である。図4には、乗場側戸の脚220bと凹部260との係合関係が現われている。図6は、乗場側戸の斜視図である。乗場側戸の脚220a,220bの破線で囲んだ部分が凹部260と係合して凹部260をスライドする。
乗場側敷居200と乗場側戸210との関係を説明する。図3は、図2のA−A矢視図である。図3に示すように、乗場側戸210と乗場側敷居200とが係合している。図5は、乗場側敷居200の先端部の斜視図である。図5に示すように乗場側敷居200には乗場側戸の脚220a,220bと係合する凹部260が設けられている。乗場側戸の脚220a,220bは凹部260を軌道として乗場側敷居200に対して戸開方向及び戸閉方向の両方向にスライドする。図4は、図2のB−B断面図である。図4には、乗場側戸の脚220bと凹部260との係合関係が現われている。図6は、乗場側戸の斜視図である。乗場側戸の脚220a,220bの破線で囲んだ部分が凹部260と係合して凹部260をスライドする。
(2.ピニオン支持部230)
ピニオン支持部230を説明する。図3には戸側ラック221とピニオンギア240との高さ方向の位置関係が現れている。ピニオンギア240は、ピニオン支持部230により支持される。図5にピニオン支持部230が現われている。図5に示すように、ピニオン支持部230は、ピニオンギア240を直接指示するピニオンギア支持軸231と、ピニオンギア支持軸231を乗場側敷居200に取り付けるための支持軸取付部232とからなる。支持軸取付部232は、乗場側敷居200の端面に取り付けられている。
ピニオン支持部230を説明する。図3には戸側ラック221とピニオンギア240との高さ方向の位置関係が現れている。ピニオンギア240は、ピニオン支持部230により支持される。図5にピニオン支持部230が現われている。図5に示すように、ピニオン支持部230は、ピニオンギア240を直接指示するピニオンギア支持軸231と、ピニオンギア支持軸231を乗場側敷居200に取り付けるための支持軸取付部232とからなる。支持軸取付部232は、乗場側敷居200の端面に取り付けられている。
(3.敷居隙間閉塞材300及び摺動ガイド250)
敷居隙間閉塞材300及び摺動ガイド250を説明する。図7は、敷居隙間閉塞材300の斜視図である。図7はわかりやすくするため、閉塞材側ラック301が見える方向の斜視図としている。図に示すように、敷居隙間閉塞材300は、棒状の角材の一端にラックを切り、ラックと反対側の他端には敷居隙間170を埋める閉塞部302を設けた。閉塞部302にはラック方向に突起した凸形状である摺動ガイド係合部303を形成した。摺動ガイド係合部303は、乗場側敷居200の側面に形成された凹形状である摺動ガイド250と係合する。図5、図4に凹形状である摺動ガイド250を示した。このように、摺動ガイド250は凹部260と同様の凹形状をなしており、敷居隙間閉塞材300の摺動ガイド係合部303と係合する。この係合によって敷居隙間閉塞材300は、戸側ラック221の移動にともなって図2のX方向及びY方向にスライド可能である。
敷居隙間閉塞材300及び摺動ガイド250を説明する。図7は、敷居隙間閉塞材300の斜視図である。図7はわかりやすくするため、閉塞材側ラック301が見える方向の斜視図としている。図に示すように、敷居隙間閉塞材300は、棒状の角材の一端にラックを切り、ラックと反対側の他端には敷居隙間170を埋める閉塞部302を設けた。閉塞部302にはラック方向に突起した凸形状である摺動ガイド係合部303を形成した。摺動ガイド係合部303は、乗場側敷居200の側面に形成された凹形状である摺動ガイド250と係合する。図5、図4に凹形状である摺動ガイド250を示した。このように、摺動ガイド250は凹部260と同様の凹形状をなしており、敷居隙間閉塞材300の摺動ガイド係合部303と係合する。この係合によって敷居隙間閉塞材300は、戸側ラック221の移動にともなって図2のX方向及びY方向にスライド可能である。
この実施の形態1によれば、かごが着床し戸が開いた時に、動力を別途必要とすることなく乗場側敷居200とかご側敷居100との間に形成される敷居隙間を縮小できる。このため、車椅子や台車の通過の円滑化を図ることができる共に、落輪を防止することができる。また、昇降路への乗客の所持品の落下を防止することができる。
以上の実施の形態1では、乗降階にかごが停止した際に、乗場の戸が開く動作と連動し、乗場の戸の戸開方向と逆方向に移動する敷居隙間閉塞材により、乗場側の敷居とかご側の敷居との間に形成される隙間を縮小する機構を備えたことを特徴とするエレベータ敷居装置を説明した。
以上の実施の形態1では、前記敷居隙間閉塞手段は、戸の脚にラックを設けた乗場側戸と、ラックを備えるとともに敷居隙間を塞ぐ方向へ駆動する閉塞材と、敷居閉塞材を敷居の間隔を塞ぐ方向へ案内するための摺動ガイドとピニオンギア支持軸とピニオンギアとを設けた乗場敷居とを備えたことを特徴とするエレベータの敷居装置を説明した。
100 かご側敷居、110 かご側戸、120 かご側戸の脚、160 かご床、200 乗場側敷居、210 乗場側戸、220 乗場側戸の脚、221 戸側ラック、230 ピニオン支持部、231 ピニオンギア支持軸、232 支持軸取付部、240 ピニオンギア、250 摺動ガイド、260 凹部、300 敷居隙間閉塞材、301 閉塞材側ラック、302 閉塞部、303 摺動ガイド係合部、500 敷居隙間閉塞機構、600 階床、1000 エレベータ敷居装置。
Claims (5)
- 乗場の階にかごが停止した際に生じる隙間であってかご側のかご側戸がスライドする軌道となるかご側敷居と乗場側の乗場側戸がスライドする軌道となる乗場側敷居との間の隙間である敷居隙間を縮小させるエレベータ敷居装置において、
前記乗場側戸が開く動作を利用して前記敷居隙間を塞ぐ敷居隙間閉塞材を前記敷居隙間の方向に移動させることにより、前記敷居隙間閉塞材で前記敷居隙間を縮小させる敷居隙間閉塞機構
を備えたことを特徴とするエレベータ敷居装置。 - 前記敷居隙間閉塞機構は、
前記乗場側戸が開く動作を利用して前記敷居隙間閉塞材を前記乗場側戸の戸開方向と逆方向にスライドさせることにより、前記敷居隙間閉塞材を前記敷居隙間の方向に移動させることを特徴とする請求項1記載のエレベータ敷居装置。 - 前記敷居隙間閉塞機構は、
前記乗場側戸と、
前記敷居隙間閉塞材と、
前記乗場側敷居と
を備え、
前記乗場側戸は、
前記乗場側戸に固定して取り付けられ、前記乗場側戸の前記乗場側敷居に対するスライド方向に沿って直線状に歯が形成された戸側ラックを有し、
前記敷居隙間閉塞材は、
直線状に歯が形成された閉塞材側ラックが設けられており、
前記乗場側敷居は、
前記敷居隙間閉塞材を前記乗場側戸の戸開および戸閉方向にスライド可能に支持する摺動ガイドと、
前記戸側ラック及び前記閉塞材側ラックと噛み合うことにより前記乗場側戸のスライドにともなう前記戸側ラックの直線運動を前記閉塞材側ラックの前記戸側ラックと逆方向の直線運動に変換し、前記摺動ガイドに支持された前記敷居隙間閉塞材を前記敷居隙間の方向にスライドさせる前記ピニオンギアと、
前記ピニオンギアを支持するピニオン支持部と
を有することを特徴とする請求項2記載のエレベータ敷居装置。 - 前記乗場側戸は、
前記乗場側敷居と係合する脚を有するとともに前記脚によって前記乗場側敷居に対してスライドし、
前記戸側ラックは、
前記脚に形成されたことを特徴とする請求項3記載のエレベータ敷居装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータ敷居装置を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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