JP2010023984A - エレベータの戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】戸の脚が固定される被取付材を利用者の目に触れることなく戸に配設可能なエレベータの戸装置を得ることを目的とする。
【解決手段】乗場出入り口3に、乗場床面4aより下方に位置するように配設され、敷居溝19aが上方に開口して乗場出入り口3の間口方向に延設された敷居部材18と、戸走行用開口31が乗場出入り口3の間口方向に延設され、乗場床面4aと面一となり、かつ敷居部材18と協働して敷居溝19aの上部に戸挿入空間24を構成するように配設されて戸挿入空間24を遮蔽する敷居カバー25と、透明な材料により構成され、下端側が戸走行用開口31を挿通して戸挿入空間24に延在するように配設されて乗場出入り口3を開閉する乗場戸22a,22bと、乗場戸22a,22bの戸挿入空間24内に延在する下端側に固着された被取付材36と、被取付材36に取り付けられた戸の脚41と、を備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、透明な材料により構成された戸を有するエレベータの戸装置に関する。
従来のエレベータの扉装置は、相対して配置された透明な一対のガラス板、及び一対のガラス板の上端間及び下端間に介装された上横桟及び下横桟を有する扉と、下横桟に扉の下方に突出するように固定されたドアシューと、ドアシューが摺動自在に嵌合された敷居溝を有し、敷居溝に沿った方向に扉を案内する敷居と、を備えている。そして、従来のエレベータの扉装置は、かご及び乗場のそれぞれに対して配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−117401号公報
しかしながら、従来のエレベータの扉装置において、敷居溝の開口面は、乗場床面やかご床面と同一平面にあり、扉の下端は敷居の上方に配置されている。このとき、ガラス板が透明であるので、下横桟は利用者の目に触れることになる。このため、意匠性の観点から、外形や表面を見栄えよく加工した下横桟を用いる必要があり、下横桟のコストが増大してしまうという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、戸の脚が固定される被取付材を利用者の目に触れることなく戸に配設可能なエレベータの戸装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの戸装置は、乗場出入り口に、乗場床面より下方に位置するように配設され、敷居溝が上方に開口して乗場出入り口の間口方向に延設された敷居部材と、戸走行用開口が乗場出入り口の間口方向に延設され、乗場床面と面一となり、かつ敷居部材と協働して敷居溝の上部に戸挿入空間を構成するように配設されて戸挿入空間を遮蔽する敷居カバーと、透明な材料により構成され、下端側が戸走行用開口を挿通して戸挿入空間に延在するように配設されて乗場出入り口を開閉する戸と、戸の戸挿入空間内に延在する下端側に固着された被取付材と、脚部が敷居溝内に摺動可能に嵌合されるように被取付材に取り付けられた戸の脚と、を備えている。
この発明によれば、戸の下端側に固定された被取付材が、敷居カバーにより遮蔽された戸挿入空間内に配設されているので、被取付材が利用者の目に触れることがない。従って、被取付材は、意匠性を考慮する必要がなくなるので安価に構成できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの戸装置を乗場から見た正面図、図2は図1のII-II矢視断面図、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4は図3のIV−IV矢視断面図である。
図1〜図4において、鉛直方向に延設された昇降路2に開口する乗場出入り口3が乗場4の壁11に設けられ、一対の縦枠6a,6b及び上枠7を有する三方枠5が、乗場出入り口3の側縁及び上縁を構成している。
また、乗場出入り口3の間口方向に垂直な断面において、建物の各階の床を構成し水平に延設される建築床8は、乗場出入り口3の昇降路2側の端部が、乗場床面4aに対してステップ状に高さの低くなる低床面10を有する段差部9で構成されている。さらに、段差部9は、乗場出入り口3の間口方向に関して、乗場出入り口3の両側のそれぞれから所定長さだけ乗場出入り口3の外側に延在している。以下、乗場出入り口3の間口方向を単に間口方向と記載する。
そして、エレベータの戸装置15Aは、乗場出入り口3に、乗場床面4aより下方の位置に配設され、敷居溝19aが上方に開口して乗場出入り口3の間口方向に延設された敷居部材18、戸走行用開口31が乗場出入り口3の間口方向に延設され、乗場床面4aと面一となり、かつ敷居部材18と協働して敷居溝19aの上部に戸挿入空間24を構成するように配設されて戸挿入空間24を遮蔽する敷居カバー25、及び透明な材料により構成され、下端側が戸走行用開口31を挿通して戸挿入空間24に延在するように配設され、乗場出入り口3を開閉する戸としての乗場戸22a,22bを備えている。
乗場戸22a,22bは、透明な樹脂やガラスなどの材料からなる横引き式の二枚両引き戸で構成され、乗場出入り口3の上方の壁に間口方向に延設されたドアガイドレール(図示せず)に吊設されている。そして、乗場戸22a,22bのそれぞれは、ドアガイドレールの延設方向に案内されて相反する方向に移動し、乗場出入り口3を開閉するようになっている。
また、エレベータの戸装置15Aは、乗場戸22a,22bの下端側に固定された被取付手段35A、敷居溝19aに摺動自在に嵌合された脚部42を有し、被取付手段35Aに固定された戸の脚41、透明なシートや透明な平板で構成され、乗場戸22a,22bの乗場4側の面の下方の部位に、乗場戸22a,22bの幅方向全域に貼られたドアカバー32、及び乗場戸22a,22bの閉方向の端部から乗場戸22a,22bの開閉方向に僅かに突出するように被取付手段35Aに固定された戸当たりバンパー52a,52bを有している。以下、乗場戸22a,22bの昇降路2側の面を乗場戸22a,22bの一面、乗場4側の面を乗場戸22a,22bの他面とする。また、乗場戸22a,22bの開閉方向を単に開閉方向とする。
次いで、エレベータの戸装置15Aの詳細について説明する。
敷居部材18は、矩形平板形状の溝形成部19と、溝形成部19の長辺の一辺側から溝形成部19に垂直に延出する矩形平板形状のカバー支持部20とからなり、断面L字に形成されている。
そして、敷居部材18は、溝形成部19の外面を低床面10に合わせ、カバー支持部20の外面を低床面10に垂直な建築床8の壁面に合わせ、間口方向に延在するように段差部9に固定されている。
このとき、溝形成部19の先端は昇降路2に突出しない位置にあり、また、カバー支持部20の先端は、乗場床面4aより所定の距離だけ下方の位置にある。
そして、溝形成部19の上面に開口する敷居溝19aが、間口方向に延在するように溝形成部19に凹設されている。
また、敷居カバー25は、間口方向に関し、一方の縦枠6aから他方の縦枠6bに至る領域に配設されている。
そして、敷居カバー25は、カバー支持部20に固定された第1カバー部材26と、溝形成部19に固定された第2カバー部材28と、により構成されている。
第1カバー部材26は、長尺の矩形平板状に形成され、長手方向を間口方向に一致させ、かつ、乗場床面4aと面一となるようにカバー支持部20の上端面に固定されている。このとき、第1カバー部材26は、その一方の長辺側の部位がカバー支持部20から昇降路2側に延出されている。
また、第2カバー部材28は、矩形平板形状のカバー固定部29と、カバー固定部29の長辺の一辺側からカバー固定部29に垂直に延出する床構成部30とからなり、断面L字に形成されている。
そして、第2カバー部材28は、間口方向に垂直な断面において、カバー固定部29の下端側が溝形成部19の先端面に固定されて鉛直方向に延在し、床構成部30がカバー固定部29の上端から乗場4側に向かって水平に延出するように配設されている。
そして、第1カバー部材26の上面、及び床構成部30の上面は、乗場床面4aを含む平面と同一平面に配置されている。つまり、敷居カバー25の上面は、乗場床面4aと面一となっている。このとき、床構成部30の延出端と第1カバー部材26のカバー支持部20からの延出端とは、所定の間隔だけ離間して相対している。
これにより、乗場床面4aより下方に位置し、かつ、間口方向に延在する戸走行用開口31を有する戸挿入空間24が、第1カバー部材26、第2カバー部材28、及び敷居部材18によって敷居溝19aの上部に形成されている。
そして、乗場戸22a,22bの下端側の部位が、戸走行用開口31に挿通されて戸挿入空間24内に延在している。このとき、戸閉時の乗場戸22a,22bと第1カバー部材26との隙間、及び乗場戸22a,22bと第2カバー部材28の床構成部30との隙間は僅かとなっている。また、第1カバー部材26、及び第2カバー部材28は、有色の材料で構成され、戸挿入空間24が敷居カバー25により遮蔽されている。
また、第1貫通孔23が、図3に示されるように、乗場戸22aの戸挿入空間24に延在された下端側の閉方向端部近傍の部位に、乗場戸22aの厚さ方向に孔方向を一致させて形成されている。また、図示しないが、第1貫通孔23は、戸挿入空間24に配置された乗場戸22aの下端側の開方向端部近傍の部位、及び乗場戸22bの戸挿入空間24に延在された下端側の開閉方向両端近傍の部位にも形成されている。
また、ドアカバー32が、乗場戸22a,22bの他面に、開閉方向全域、かつ、下端から上方に所定の高さ位置までの領域に貼り付けられている。なお、第1貫通孔23の孔方向から見たときに、第1貫通孔を囲繞する孔(図示せず)が、ドアカバー32に形成されている。また、所定の高さ位置とは、車椅子などが乗場戸22a,22bに衝突する恐れのある高さ位置に対して適宜決定されるものである。
被取付手段35A、及び戸の脚41は、乗場戸22a,22bの戸挿入空間24に延在する下端側のそれぞれに配設されている。
以下、一方の乗場戸22aに配設された被取付手段35A及び戸の脚41について説明する。
被取付手段35Aは、長尺の矩形平板により構成され、乗場戸22a,22bの下端側の一面に配設された被取付材36、長尺の矩形平板により構成され、乗場戸22aとドアカバー32を介して被取付材36と相対するように、乗場戸22aの他面に配設された締結具当接材38、及び被取付材36と締結具当接材38を乗場戸22aに固定するための固定具48を有している。
そして、被取付材36は、その長手方向を開閉方向に一致させ、戸挿入空間24内に延在する乗場戸22aの下端側の一面と対面するように配置されている。このとき、被取付材36は、乗場戸22aの開閉方向の一端から他端に至るように配置されている。そして、第2貫通孔37が、図3に示されるように、第1貫通孔23に対応する被取付材36の部位に形成されている。
また、締結具当接材38が、開閉方向の一端近傍から他端近傍に至るように、かつ、乗場戸22a、及びドアカバー32を介して被取付材36と相対するように乗場戸22aの他面に配置されている。そして、第3貫通孔39が、第1貫通孔23及び第2貫通孔37に対応する締結具当接材38の部位に形成されている。
固定具48は、乗場戸22aの他面側から第3貫通孔39、第1貫通孔23、及び第2貫通孔37に挿通されたボルト49、及びボルト49の先端から螺合されたナット50により構成されている。そして、被取付材36及び締結具当接材38が、ボルト・ナット49,50により、乗場戸22aに締着固定されている。
戸の脚41は、長手方向を敷居溝19aの溝方向に一致させて敷居溝19a内に摺動可能に嵌合された直方体状の脚部42、及び脚部42の上部外壁面に突設された矩形平板状の突出部43を有している。そして、一対の戸の脚41が、開閉方向に関し、固定具48より内側の被取付材36の所定部位に、乗場戸22aの開閉方向に所定の間隔をあけて溶接などにより固定されている。このとき、突出部43の上端側が、被取付材36の下方の部位に溶接されている。なお、図面では乗場戸22aの閉方向側の戸の脚41のみを図示している。
なお、他方の乗場戸22bに対しても、乗場戸22aに対して配設された被取付手段35A及び戸の脚41と同様に、被取付手段35A及び戸の脚41が配設されている。
また、戸当たりバンパー52a,52bは、戸当たり面が相対するように配置された乗場戸22a,22bのそれぞれの戸挿入空間24内に延在する下端側に、取付金具53a,53bを介して固定されている。
取付金具53a,53bは、L字状を有し、乗場戸22a,22bに固定された被取付材36におけるナット50の配置位置より閉方向端部(戸当たり端)側の部位に固定されている。
取付金具53a,53bは、それぞれの一辺54が被取付材36に対面するように固定され、それぞれの他辺55が所定の間隔をあけて相対するように一辺54から垂直に延出されている。
そして、戸当たりバンパー52a,52bのそれぞれは、その先端が乗場戸22a,22bのそれぞれの戸閉側の端部から突出するように取付金具53a,53bのそれぞれの一辺54に固定されている。このとき、戸当たりバンパー52a,52bのそれぞれの先端が相対するように配置され、乗場戸22a,22bが全閉状態にあるときには、戸当たりバンパー52a,52bは互いに押圧状態に当接するようになっている。また、戸当たりバンパー52a,52bの乗場戸22a,22bの閉方向端部からの突出量は、乗場戸22a,22bの全閉時、乗場戸22a,22bの閉方向端部の間に僅かな隙間が形成される程度に調整されている。
この実施の形態1によれば、敷居溝19aが形成された敷居部材18が、乗場床面4aより下方に配設されている。そして、乗場戸22a,22bの下端側が、敷居カバー25、及び敷居部材18によって乗場床面4aより下方に形成された戸挿入空間24内に延在している。
また、被取付材36が、乗場戸22a,22bの戸挿入空間24に延在する下端側に固定され、被取付材36に固定された戸の脚41の脚部42が敷居溝19aに摺動自在に嵌合されている。このとき、戸挿入空間24は、敷居カバー25によって遮蔽されている。つまり、被取付手段35Aは、利用者の目に触れることがないので、意匠性を考慮する必要がなくなる。これにより、被取付手段35Aの被取付材36及び締結具当接材38などは安価なものを用いて構成することができる。
また、戸当たりバンパー52a,52bが、戸当たり面が相対するように配置された乗場戸22a,22bのそれぞれの戸挿入空間24内に延在する下端側に、戸当たり側の端部から突出するように、かつ、突出端が相対するように固定されている。
これにより、開状態にあった乗場戸22a,22bが閉移動したときに、乗場戸22a,22bの戸閉方向の端部同士が勢いよく衝突することが回避されるので、乗場戸22a,22bが損傷することを防止できる。
また、ドアカバー32が、乗場4側に露出される乗場戸22a,22bの他面に、開閉方向全域、かつ、下端から上方に所定の高さ位置までの領域に貼り付けられているので、清掃具、車椅子、利用者の足などが乗場戸22a,22bに衝突したときに、乗場戸22a,22bが損傷することを回避できる。
なお、上記実施の形態1では、乗場戸22a,22bは、横引き式の二枚両引き戸で構成されるものとして説明したが、乗場戸は、四枚以上の両ひき戸で構成されていたり、横引き式の片引き戸で構成されていたりしてもよい。
乗場戸が片引き戸で構成されている場合には、戸当たりバンパーは、戸当たり面を有する引き戸の戸挿入空間24内に延在する下端側に、戸当たり側の端部から突出するように固定すればよい。これにより、戸当たり面を有する乗場戸が、戸当たり柱に勢いよく衝突することが回避されるので、乗場戸が損傷することを防止できる。
また、ドアカバー32を配設するものとして説明したが、清掃具、車椅子、利用者の足などが乗場戸22a,22bに衝突した場合でも、乗場戸22a,22bが損傷する恐れのない材料(例えば、強化ガラスなど)で構成されている場合には、ドアカバー32の配設は省略してもよい。
また、ドアカバー32が、乗場戸22a,22bの他面に、開閉方向全域、かつ、下端から上方に所定の高さ位置までの領域に貼り付けられるものとし説明したが、ドアカバー32は、乗場戸22a,22bの他面に、開閉方向全域、かつ、乗場床面4aから上方に所定の高さ位置までの領域を含むように貼り付けられていればよい。
また、締結具当接材38を配設するものとして説明したが、ボルト49にナット50を締着させたときに、乗場戸22a,22bが、ボルト49の頂部により損傷される恐れのない材料で構成されていれば、締結具当接材38の配設は省略してもよい。
また、戸の脚41は、その突出部43を被取付材36に溶接により固定するものとして説明したが、戸の脚41の被取付材36への固定は、突出部43、乗場戸22a,22b、及び締結具当接材38に挿通させたボルトにナットを締めつけて行われるものでもよい。
また、エレベータの戸装置15Aは、敷居部材18、被取付手段35A、戸の脚41、ドアカバー32、及び戸当たりバンパー52a,52bを乗場戸22a,22bに対して配設して構成するものとして説明した。しかし、エレベータの戸装置15Aは、敷居部材18、被取付手段35A、戸の脚41、ドアカバー32、及び戸当たりバンパー52a,52bを、図示しないかご出入り口を開閉する透明な材料で構成された戸としてのかご戸に対し、以下に説明するように配設して構成した場合でも、上記の効果と同様の効果が得られる。
つまり、敷居部材18を、かご出入り口に、敷居溝19aが上方に開口してかご出入り口の間口方向に延設されるように、かつ、かご床面より下方に位置するように配設し、敷居カバー25を、戸走行用開口31がかご出入り口の間口方向に延設されるように、さらに、かご床面と面一となり、かつ敷居部材18と協働して敷居溝19aの上部に戸挿入空間24を構成するように配設する。また、透明な材料により構成されたかご戸を、その下端側が戸走行用開口31を挿通して戸挿入空間24に延在するように配設し、かご戸の戸挿入空間24内に延在する下端側に被取付手段35Aを取り付け、さらに、戸の脚41を、脚部42が敷居溝19a内に摺動可能に嵌合されるように被取付材36に取り付ける。また、ドアカバー32は、かご戸のかごの内側の面に、かご戸の開閉方向全域、かつ、かご床面から上方に所定の高さ位置までの領域に配設する。また、戸当たりバンパー52a,52bを、戸当たり面が相対するように配置されたかご戸のそれぞれの戸挿入空間24内に延在する下端側に、戸当たり側の端部から突出するように、かつ、突出端が相対するように固定する。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係るエレベータの戸装置の断面図である。
図5において上記実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付しその説明を省略する。
図5において、エレベータの戸装置15Bは、被取付手段35Bを備えている。
被取付手段35Bは、乗場戸22aの戸挿入空間24に延在する下端側を所定の押圧力で挟持するように配設された被取付材60及び取付補助部材65と、被取付材60と取付補助部材65とを連結固定する連結部固定手段69と、により構成されている。
被取付材60及び取付補助部材65のそれぞれは、長手方向に垂直な断面がL字に形成されている。
そして、被取付材60は、間口方向に垂直な断面において、戸22aの戸挿入空間24に延在する下端側の一面に配置される第1取付部61と、第1取付部61の下端から昇降路2近傍まで水平に延出する第1連結固定部62と、を備えている。
また、取付補助部材65は、間口方向に垂直な断面において、乗場戸22aの戸挿入空間24に延在する下端側の他面に配置される第2取付部66と、第2取付部66から昇降路2の近傍まで水平に延出する第2連結固定部67と、で構成されている。このとき、第2連結固定部67の第2取付部66側の部位が乗場戸22aの下端面に接している。また、第1連結固定部62が第2連結固定部67に重ねられている。
そして、第4貫通孔(図示せず)が、第1連結固定部62の先端側に第1連結固定部62の厚さ方向に穿設されている。そして、スタットボルト70が第4貫通孔に対応する第2連結固定部67の部位に突設され、第4貫通孔に挿通されている。
そして、スタットボルト70の先端に螺合されたナット71により第1連結固定部62と第2連結固定部67同士が締着固定されている。つまり、第1連結固定部62と第2連結固定部67同士を連結固定する連結部固定手段69が、スタットボルト70とナット71とで構成されている。
このとき、被取付材60及び取付補助部材65は、第1取付部61及び第2取付部66が乗場戸22aの戸挿入空間24に延在する下端側を所定の押圧力で挟持するように配設されている。また、第1連結固定部62と第2連結固定部67同士は、第1取付部61及び第2取付部66と乗場戸22aとの間の押圧力が確保されるように連結部固定手段69の締着力により連結固定されている。
また、戸の脚41の突出部43が、第1連結固定部62及び第2連結固定部67に挿通されて、突出部43の上端側が第1取付部61に溶接により固定されている。
なお、乗場戸22b(図1参照)に対しても、乗場戸22aに対して配設された被取付手段35B及び戸の脚41と同様に、被取付手段35B及び戸の脚41が配設されている。
この実施の形態2によれば、被取付材60及び取付補助部材65は、第1取付部61及び第2取付部66が乗場戸22aの戸挿入空間24に延在する下端側を所定の押圧力で挟持するように配設されている。また、乗場戸22aの下端側と第1取付部61及び第2取付部66との間の押圧力は、連結部固定手段69の締着力により確保されている。
これにより、被取付材60及び取付補助部材65は、乗場戸22a,22bの戸挿入空間24に延在する下端側に、乗場戸22a,22bに孔加工を施すことなく固定することができる。
透明な樹脂やガラスなどからなる乗場戸22a,22bに孔加工を施す場合、孔の位置精度を確保しつつ孔加工を施すのが難しい。これにより、乗場戸22a,22bへの孔加工は慎重に行う必要があり、乗場戸22a,22bの孔加工のコストが増大する。
乗場戸22a,22bへの孔加工を必要とすることなしに被取付手段35Bに乗場戸22a,22bに取り付けることができるので、実施の形態1の効果に加え、戸装置のコストを削減することができるという効果が得られる。
なお、エレベータの戸装置15Bは、被取付手段35B、及び戸の脚41を乗場戸22a,22bに対して配設して構成するものとして説明したが、エレベータの戸装置15Bは、被取付手段35B、及び戸の脚41を、図示しないかご出入り口を開閉するかご戸に対して配設して構成した場合でも、被取付手段35Bをかご戸に孔加工を施すことなしにかご戸に固定できる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの戸装置を乗場から見た正面図である。 図1のII-II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの戸装置の断面図である。
符号の説明
3 乗場出入り口、4 乗場、4a 乗場床面、18 敷居部材、19a 敷居溝、22a,22b 乗場戸(戸)、24 戸挿入空間、31 戸走行用開口、32 ドアカバー、36 被取付材、41 戸の脚、61 第1取付部、62 第1連結固定部、66 第2取付部、67 第2連結固定部。

Claims (7)

  1. 乗場出入り口に、乗場床面より下方に位置するように配設され、敷居溝が上方に開口して該乗場出入り口の間口方向に延設された敷居部材と、
    戸走行用開口が上記乗場出入り口の間口方向に延設され、上記乗場床面と面一となり、かつ敷居部材と協働して上記敷居溝の上部に戸挿入空間を構成するように配設されて該戸挿入空間を遮蔽する敷居カバーと、
    透明な材料により構成され、下端側が上記戸走行用開口を挿通して上記戸挿入空間に延在するように配設されて上記乗場出入り口を開閉する戸と、
    上記戸の上記戸挿入空間内に延在する下端側に固定された被取付材と、
    脚部が上記敷居溝内に摺動可能に嵌合されるように上記被取付材に取り付けられた戸の脚と、
    を備えていることを特徴とするエレベータの戸装置。
  2. 透明なシート状または透明な平板状のドアカバーが、上記戸の上記乗場側の面に、上記戸の開閉方向全域、かつ、上記乗場床面から上方に所定の高さ位置までの領域に配設されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの戸装置。
  3. かご出入り口に、かご床面より下方に位置するように配設され、敷居溝が上方に開口して該かご出入り口の間口方向に延設された敷居部材と、
    戸走行用開口が上記かご出入り口の間口方向に延設され、上記かご床面と面一となり、かつ敷居部材と協働して上記敷居溝の上部に戸挿入空間を構成するように配設されて該戸挿入空間を遮蔽する敷居カバーと、
    透明な材料により構成され、下端側が上記戸走行用開口を挿通して上記戸挿入空間に延在するように配設されて上記かご出入り口を開閉する戸と、
    上記戸の上記戸挿入空間内に延在する下端側に固着された被取付材と、
    脚部が上記敷居溝内に摺動可能に嵌合されるように上記被取付材に取り付けられた戸の脚と、
    を備えていることを特徴とするエレベータの戸装置。
  4. 透明なシート状または透明な平板状のドアカバーが、上記戸の上記かごの内側の面に、上記戸の開閉方向全域、かつ、上記かご床面から上方に所定の高さ位置までの領域に配設されていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの戸装置。
  5. 上記戸は横引き式の複数枚の両引き戸により構成され、
    戸当たりバンパーが、戸当たり面が相対するように配置された上記引き戸のそれぞれの上記戸挿入空間内に延在する下端側に、戸当たり側の端部から突出するように、かつ、突出端が相対するように固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの戸装置。
  6. 上記戸は横引き式の片引き戸により構成され、
    戸当たりバンパーが、戸当たり面を有する上記引き戸の上記戸挿入空間内に延在する下端側に、戸当たり側の端部から突出するように固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの戸装置。
  7. 上記被取付材は、上記戸の上記戸挿入空間に延在する下端側の一面に配置される第1取付部と、該第1取付部から延出する第1連結固定部と、を有し、
    上記戸の上記戸挿入空間に延在する下端側の他面に配置される第2取付部と、該第2取付部から延出する第2連結固定部と、を有する取付補助部材を備え、
    上記被取付材及び上記取付補助部材は、上記第1取付部及び上記第2取付部を、上記戸の上記戸挿入空間に延在する下端側を所定の押圧力で挟持するように配設し、上記第1連結固定部と上記第2連結固定部同士を、上記押圧力を確保するように締着固定して上記戸の上記戸挿入空間に延在する下端側に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエレベータの戸装置。
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