JP2009244857A - 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 - Google Patents
圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009244857A JP2009244857A JP2009041813A JP2009041813A JP2009244857A JP 2009244857 A JP2009244857 A JP 2009244857A JP 2009041813 A JP2009041813 A JP 2009041813A JP 2009041813 A JP2009041813 A JP 2009041813A JP 2009244857 A JP2009244857 A JP 2009244857A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- resin
- image
- acid
- electrostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2064—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0819—Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0825—Developers with toner particles characterised by their structure; characterised by non-homogenuous distribution of components
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0827—Developers with toner particles characterised by their shape, e.g. degree of sphericity
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08706—Polymers of alkenyl-aromatic compounds
- G03G9/08708—Copolymers of styrene
- G03G9/08711—Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08795—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their chemical properties, e.g. acidity, molecular weight, sensitivity to reactants
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08797—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their physical properties, e.g. viscosity, solubility, melting temperature, softening temperature, glass transition temperature
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/06—Developing structures, details
- G03G2215/0602—Developer
- G03G2215/0604—Developer solid type
- G03G2215/0614—Developer solid type one-component
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】結着樹脂が海島構造を形成し、海相を形成する樹脂のガラス転移温度と、島相を形成する樹脂のガラス転移温度との差が30℃以上であり、前記樹脂のガラス転移温度がいずれも55℃未満であり、前記島相の長径が150nm以下である圧力定着用静電荷像現像用トナー。ガラス転移温度の差が30℃以上であり、ガラス転移温度がいずれも55℃未満である2種の樹脂粒子を水系媒体中に分散させる分散工程、分散した2種の樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る凝集工程、及び、凝集粒子を加熱融合させて海島構造を形成する融合工程を含み、前記樹脂粒子のメジアン径がいずれも100nm以下であり、海島構造に含まれる島相の長径が150nm以下である圧力定着用静電荷像現像用トナーの製造方法。
【選択図】なし
Description
定着に要するエネルギー低減及び加熱定着による厚紙の高速定着で発生しやすい光沢不均一を改善し、高品質な画像を高速で簡易な定着機で実現するためには、トナーの圧力による可塑化促進が効果的と考えられるが、従来型の重合では、圧力による可塑化促進を可能とする樹脂構造の精密設計が困難であった。
<1> 結着樹脂が海島構造を形成し、海相を形成する樹脂のガラス転移温度と、島相を形成する樹脂のガラス転移温度との差が30℃以上であり、前記樹脂のガラス転移温度がいずれも55℃未満であり、前記島相の長径が150nm以下であることを特徴とする圧力定着用静電荷像現像用トナー、
<2> 前記海相を形成する樹脂の重量に対する島相を形成する樹脂の重量の比が0.25以上である、<1>に記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、
<3> 前記海相を形成する樹脂のガラス転移温度が、前記島相を形成する樹脂のガラス転移温度よりも高い、<1>又は<2>に記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、
<4> ガラス転移温度の差が30℃以上であり、ガラス転移温度がいずれも55℃未満である2種の樹脂粒子を水系媒体中に分散させる分散工程、分散した2種の樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る凝集工程、及び、前記凝集粒子を加熱融合させて海島構造を形成する融合工程を含み、前記樹脂粒子のメジアン径がいずれも100nm以下であり、海島構造に含まれる島相の長径が150nm以下であることを特徴とする圧力定着用静電荷像現像用トナーの製造方法、
<5> <1>〜<3>いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、<4>に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナーと、キャリアとを含む静電荷像現像剤、
<6> 潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を、現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧して定着する圧力定着工程を含み、前記現像剤が<1>〜<3>いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、<4>に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、<5>に記載の静電荷像現像剤である画像形成方法、
<7> 潜像保持体と、前記潜像保持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段と、現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段と、前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧して定着する圧力定着手段と、を有し、前記現像剤として、<1>〜<3>いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、<4>に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、<5>に記載の静電荷像現像剤を用いる画像形成装置。
また、前記<2>に記載の発明によれば、より定着性に優れ、用紙のカール及び波うちを抑制し、連続画質維持性に優れた圧力定着用静電荷像現像用トナーを提供することできる。
また、前記<3>に記載の発明によれば、さらに定着性に優れ、用紙のカール及び波うちが生じない、連続画質維持性に優れた圧力定着用静電荷像現像用トナーを提供することできる。
前記<4>に記載の発明によれば、定着性に優れ、用紙のカール及び波うちが生じない、連続画質維持性に優れた圧力定着用静電荷像現像用トナーの製造方法を提供することができる。
前記<5>に記載の発明によれば、定着性に優れ、用紙のカール及び波うちが生じない、連続画質維持性に優れた静電荷像現像剤を提供することできる。
前記<6>に記載の発明によれば、定着性に優れ、用紙のカール及び波うちが生じない、連続画質維持性に優れた画像形成方法を提供することできる。
前記<7>に記載の発明によれば、定着性に優れ、用紙のカール及び波うちが生じない、連続画質維持性に優れた画像形成装置を提供することできる。
本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナー(以下、単に「静電荷像現像用トナー」又は「トナー」ともいう。)は、結着樹脂が海島構造を形成し、海相を形成する樹脂のガラス転移温度と、島相を形成する樹脂のガラス転移温度との差が30℃以上であり、前記樹脂のガラス転移温度がいずれも55℃未満であり、前記島相の長径が150nm以下であることを特徴とする。以下に、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、数値範囲の記載である「1〜10」等は、特に断りのない限り「1以上、10以下」等と同義である。
即ち、本発明の目的は、定着性、用紙のカール及び波うちの抑制並びに連続画質維持性等の信頼性を獲得しながら、比較的少ない加熱で、好ましくは常温(機内温度50℃以下)での圧力定着を可能とすることである。
従来のような加熱を伴う圧力定着では、局所的な高圧印加の結果、特にカラー画像のように画像被覆率が高い場合にはトナー層と、紙層との残留応力の差の影響により用紙のカール、波うちなどの問題が発生しやすい。本発明の目的は加熱することなしに、圧力定着を可能とし、かつ用紙のカール、波うちを抑制し、高品質な画像を獲得とすることにある。
また、信頼性を付与することにより、従来実現しがたかった5μm以下の小径化したトナーの使用も可能になり、これによりトナー消費量の低減と高精細な画像の形成が実現可能となり、高画質及び高信頼性と、トナー消費量低減による経済性との両立が可能となる。
本発明において、結着樹脂に含まれる高Tg樹脂と低Tg樹脂とは、海島構造を形成する。
これらの高Tg樹脂と低Tg樹脂との組み合わせによる海島構造を有する結着樹脂は、どちらの樹脂が海相又は島相であっても圧力可塑挙動を示すが、トナー化した後における圧力可塑挙動と、輸送、保管時などの耐久性とを両立するためには、海相が高Tg樹脂であることが好ましい。
高Tg樹脂と低Tg樹脂とのガラス転移温度の差が30℃未満になると圧力による可塑化挙動が観測されにくくなり、より高圧又は高い温度条件での定着等が必要となり、用紙カール、波うちなど用紙へのダメージを招くこととなる。
高Tg樹脂のガラス転移温度が55℃以上であると、常温(プリンター機内温度50℃以下)での圧力による定着挙動を示すことが困難になる。
高Tg樹脂のガラス転移温度が40℃以上であると、トナーの保管性に優れ、輸送時やプリンターなどの機内におけるケーキングを防ぐことができ、連続プリント時などに生じる感光体へのフィルミング、画質欠陥を抑制できる。また、定着時に必要な圧力が適当であり、カールなど紙へのダメージを生じにくい。
高Tg樹脂と低Tg樹脂とが形成するミクロな相分離状態としては、特に島相となる低Tg樹脂相は、微細に分布する必要があり、島相の長径は150nm以下であり、5〜150nmであることが好ましく、50〜140nmがより好ましく、100〜130nmであることがさらに好ましい。
島相の長径が150nmを超えると、圧力可塑挙動が不十分となって、圧力定着時における定着度が不十分となって、画像を布などで摺擦した場合などに画像はがれが発生しやすくなる。
また島相の長径が5nm以上であると高Tg樹脂と低Tg樹脂とが混合溶解せずに良好に海島構造を形成し、加圧していない常温でも可塑化しているために生じるケーキ化(ブロッキング)などが発生しないため、圧力定着用静電荷像現像用トナーとして良好に機能する。
島相の長径はトナー試料をエポキシ樹脂などに包埋した後、ダイアモンドナイフでトナーの切片を作製し、透過型電子顕微鏡で観察することにより、評価することができる。
島相の長径は、例えば切片で観察された島相を100個任意で選択し、ルーゼックス画像解析装置を用いて平均長径を算出することにより算出することができる。
適切な圧力可塑挙動を発現させるためには、静電荷像現像用トナーに含まれる低Tg樹脂の重量比率は、高Tg樹脂の重量に対して好ましくは0.3以上であり、より好ましくは0.4以上、さらに好ましくは0.5以上である。
また、低Tg樹脂の重量比率が、高Tg樹脂の重量に対して1.5未満であることが好ましい。1.5未満であると、常温可塑化の問題が発生することがないため好ましい。
樹脂に酸性極性基を形成するための単量体としては、カルボキシ基又はスルホン酸基を有するα,β−エチレン性不飽和化合物などが挙げられ、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、スルホン化スチレン、アリルスルホコハク酸などを好ましく挙げることができる。
これら含窒素モノマーを例示すると、(メタ)アクリル酸アミド化合物としては、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリル酸メチルアミド、メタクリル酸メチルアミド、アクリル酸ジメチルアミド、アクリル酸ジエチルアミド、アクリル酸フェニルアミド、アクリル酸ベンジルアミド等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸ヒドラジド化合物としてアクリル酸ヒドラジド、メタクリル酸ヒドラジド、アクリル酸メチルヒドラジド、メタクリル酸メチルヒドラジド、アクリル酸ジメチルヒドラジド、アクリル酸フェニルヒドラジド等が挙げられる。
また、(メタ)アクリル酸アミノアルキル化合物としては、アクリル酸2−アミノエチル、メタクリル酸2−アミノエチルなども挙げられる。なお、(メタ)アクリル酸アミノアルキル化合物は、(メタ)アクリル酸モノアルキルアミノアルキル化合物又は(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノアルキル化合物であっても良く、これらの例としては(メタ)アクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチルが例示できる。
ここで、上記の「(メタ)アクリル酸」等の表記は、メタクリル酸及びアクリル酸の両方の構造を取り得ることを表す省略的表記である。
連鎖移動剤としては、特に制限はないが、チオール成分を有する化合物を好ましく用いることができる。具体的には、ヘキシルメルカプタン、ヘプチルメルカプタン、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類が好ましく例示できる。連鎖移動剤を用いることで、結着樹脂における分子量分布が狭くなるため、高温時のトナーの保存性が良好になり好ましい。
このような架橋剤の具体例としては、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等の芳香族の多ビニル化合物類;フタル酸ジビニル、イソフタル酸ジビニル、テレフタル酸ジビニル、ホモフタル酸ジビニル、トリメシン酸ジビニル/トリビニル、ナフタレンジカルボン酸ジビニル、ビフェニルカルボン酸ジビニル等の芳香族多価カルボン酸の多ビニルエステル類;ピリジンジカルボン酸ジビニル等の含窒素芳香族化合物のジビニルエステル類;ピロムチン酸ビニル、フランカルボン酸ビニル、ピロール−2−カルボン酸ビニル、チオフェンカルボン酸ビニル等の不飽和複素環化合物カルボン酸のビニルエステル類;ブタンジオールメタクリレート、ヘキサンジオールアクリレート、オクタンジオールメタクリレート、デカンジオールアクリレート、ドデカンジオールメタクリレート等の直鎖多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン等の分枝、置換多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート類;コハク酸ジビニル、フマル酸ジビニル、マレイン酸ビニル/ジビニル、ジグリコール酸ジビニル、イタコン酸ビニル/ジビニル、アセトンジカルボン酸ジビニル、グルタル酸ジビニル、3,3’−チオジプロピオン酸ジビニル、trans−アコニット酸ジビニル/トリビニル、アジピン酸ジビニル、ピメリン酸ジビニル、スベリン酸ジビニル、アゼライン酸ジビニル、セバシン酸ジビニル、ドデカン二酸ジビニル、ブラシル酸ジビニル等の多価カルボン酸の多ビニルエステル類等が挙げられる。
前記架橋剤の好ましい含有量は、重合性単量体総量の0.05〜5重量%の範囲が好ましく、0.1〜1.0重量%の範囲がより好ましい。
ここで用いるラジカル重合用開始剤としては、特に制限はない。具体的には、過酸化水素、過酸化アセチル、過酸化クミル、過酸化tert−ブチル、過酸化プロピオニル、過酸化ベンゾイル、過酸化クロロベンゾイル、過酸化ジクロロベンゾイル、過酸化ブロモメチルベンゾイル、過酸化ラウロイル、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、ペルオキシ炭酸ジイソプロピル、テトラリンヒドロペルオキシド、1−フェニル−2−メチルプロピル−1−ヒドロペルオキシド、過トリフェニル酢酸tert−ブチルヒドロペルオキシド、過蟻酸tert−ブチル、過酢酸tert−ブチル、過安息香酸tert−ブチル、過フェニル酢酸tert−ブチル、過メトキシ酢酸tert−ブチル、過N−(3−トルイル)カルバミン酸tert−ブチル等の過酸化物類、2,2’−アゾビスプロパン、2,2’−ジクロロ−2,2’−アゾビスプロパン、1,1’−アゾ(メチルエチル)ジアセテート、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)硝酸塩、2,2’−アゾビスイソブタン、2,2’−アゾビスイソブチルアミド、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2−メチルプロピオン酸メチル、2,2’−ジクロロ−2,2’−アゾビスブタン、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、1,1’−アゾビス(1−メチルブチロニトリル−3−スルホン酸ナトリウム)、2−(4−メチルフェニルアゾ)−2−メチルマロノジニトリル、4,4’−アゾビス−4−シアノ吉草酸、3,5−ジヒドロキシメチルフェニルアゾ−2−メチルマロノジニトリル、2−(4−ブロモフェニルアゾ)−2−アリルマロノジニトリル、2,2’−アゾビス−2−メチルバレロニトリル、4,4’−アゾビス−4−シアノ吉草酸ジメチル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、1,1’−アゾビスシクロヘキサンニトリル、2,2’−アゾビス−2−プロピルブチロニトリル、1,1’−アゾビス−1−クロロフェニルエタン、1,1’−アゾビス−1−シクロヘキサンカルボニトリル、1,1’−アゾビス−1−シクロへプタンニトリル、1,1’−アゾビス−1−フェニルエタン、1,1’−アゾビスクメン、4−ニトロフェニルアゾベンジルシアノ酢酸エチル、フェニルアゾジフェニルメタン、フェニルアゾトリフェニルメタン、4−ニトロフェニルアゾトリフェニルメタン、1,1’−アゾビス−1,2−ジフェニルエタン、ポリ(ビスフェノールA−4,4’−アゾビス−4−シアノペンタノエート)、ポリ(テトラエチレングリコール−2,2’−アゾビスイソブチレート)等のアゾ化合物類、1,4−ビス(ペンタエチレン)−2−テトラゼン、1,4−ジメトキシカルボニル−1,4−ジフェニル−2−テトラゼン等が挙げられる。
例えば、多価カルボン酸としては、シュウ酸、グルタル酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、β−メチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、フマル酸、シトラコン酸、ジグリコール酸、シクロヘキサン−3,5−ジエン−1,2−カルボン酸、リンゴ酸、クエン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、マロン酸、ピメリン酸、酒石酸、粘液酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラクロルフタル酸、クロルフタル酸、ニトロフタル酸、p−カルボキシフェニル酢酸、p−フェニレン二酢酸、m−フェニレンジグリコール酸、p−フェニレンジグリコール酸、o−フェニレンジグリコール酸、ジフェニル酢酸、ジフェニル−p,p’−ジカルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を挙げることができる。
これらの中でも、テレフタル酸やその低級エステル、ジフェニル酢酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を用いることが好ましい。なお、低級エステルとは、炭素数1〜8の脂肪族アルコールのエステルをいう。
前記多価カルボン酸及び多価アルコールは、1種の重縮合樹脂を作製するために、それぞれ1種ずつを単独で用いても、一方が1種で他方が2種以上用いても、それぞれ2種以上ずつを用いてもよい。また、1種の重縮合樹脂を作製するためヒドロキシカルボン酸を用いる場合、1種単独で用いても、2種以上を用いてもよく、多価カルボン酸や多価アルコールを併用してもよい。
前記重縮合反応では、従来の高エネルギー消費型の製法を回避し、トータルな意味での樹脂の製造エネルギー・トナーの製造エネルギーを低減するためには極めて重要であるため、従来の反応温度よりも低温で反応させることが好ましい。
70℃以上である場合、モノマーの溶解性、触媒活性度が十分であり、反応性に優れ、高分子量の樹脂を得ることができるため好ましい。また、150℃以下であると、消費エネルギーを低く抑えることができ、さらに高温に起因する樹脂の着色や生成した重縮合樹脂の分解が起こらないため好ましい。
硫黄酸としては、有機硫黄酸であることが好ましく、界面活性効果を有する有機硫黄酸であることがより好ましい。なお、界面活性効果を有する酸とは、疎水基と親水基とからなる化学構造を有し、少なくとも親水基の一部がプロトンからなる酸の構造を有し、乳化機能と触媒機能とを併せ持つ化合物である。
界面活性効果を有する有機硫黄酸としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸、アルキルジスルホン酸、アルキルフェノールスルホン酸、アルキルナフタリンスルホン酸、アルキルテトラリンスルホン酸、アルキルアリルスルホン酸、石油スルホン酸、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸、高級アルコールエーテルスルホン酸、アルキルジフェニルスルホン酸、長鎖アルキル硫酸エステル、高級アルコール硫酸エステル、高級アルコールエーテル硫酸エステル、高級脂肪酸アミドアルキロール硫酸エステル、高級脂肪酸アミドアルキル化硫酸エステル、硫酸化脂肪、スルホ琥珀酸エステル、樹脂酸アルコール硫酸、及びこれらすべての塩化合物などが挙げられ、必要に応じて複数を組み合わせてもよい。これらの中でも、アルキル基もしくはアラルキル基を有するスルホン酸、アルキル基もしくはアラルキル基を有する硫酸エステル、又は、これらの塩化合物であることが好ましく、前記アルキル基又はアラルキル基の炭素数が7〜20であることがより好ましい。具体的には、ドデシルベンゼンスルホン酸、イソプロピルベンゼンスルホン酸、しょうのうスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、モノブチルフェニルフェノール硫酸、ジブチルフェニルフェノール硫酸、ドデシル硫酸、ナフテニルアルコール硫酸等が挙げられる。
さらにまた、界面活性効果を有する酸を用いてもよい。界面活性効果を有する酸とは、疎水基と親水基とからなる化学構造を有し、少なくとも親水基の一部がプロトンからなる酸の構造を有するものである。
他の界面活性効果を有する酸としては、例えば、各種脂肪酸、スルホン化高級脂肪酸、高級アルキルリン酸エステル、樹脂酸、ナフテン酸、及び、これらすべての塩化合物などが挙げられ、必要に応じて複数を組み合わせてもよい。
希土類含有触媒としては、スカンジウムトリフラート、イットリウムトリフラート、及び、ランタノイドトリフラートなどのトリフラート構造を有するものが好ましい。ランタノイドトリフラートについては、有機合成化学協会誌、第53巻第5号、p44−54)に詳述されている。前記トリフラートとしては、構造式では、X(OSO2CF3)3が例示できる。ここでXは、希土類元素であり、これらの中でも、Xは、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、イッテルビウム(Yb)、サマリウム(Sm)などであることがさらに好ましい。
これらエステラーゼのうち、グリセロールエステルを加水分解し脂肪酸を遊離する酵素を特にリパーゼと呼ぶが、リパーゼは有機溶媒中での安定性が高く、収率良くエステル合成反応を触媒し、さらに安価に入手できることなどの利点がある。したがって、本発明のポリエステルの製造方法においても、収率やコストの面からリパーゼを用いることが好ましい。
リパーゼには種々の起源のものを使用できるが、好ましいものとして、シュードモナス(Pseudomonas)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、アクロモバクター(Achromobacter)属、カンジダ(Candida)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、リゾプス(Rhizopus)属、ムコール(Mucor)属等の微生物から得られるリパーゼ、植物種子から得られるリパーゼ、動物組織から得られるリパーゼ、さらに、パンクレアチン、ステアプシン等を挙げることができる。このうち、シュードモナス属、カンジダ属、アスペルギルス属の微生物由来のリパーゼを用いることが望ましい。
前記重縮合触媒の好ましい使用量は、重縮合性単量体総量の0.01〜10重量%の範囲が好ましく、0.1〜5重量%の範囲がより好ましい。
前記重縮合反応又は後述する重合反応は、水系媒体を用いて行ってもよい。
本発明に用いることのできる水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水や、エタノール、メタノール等のアルコール類などが挙げられる。これらの中でも、エタノールや水であることが好ましく、蒸留水及びイオン交換水等の水が特に好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、水系媒体には、水混和性の有機溶媒を含んでいてもよい。水混和性の有機溶媒としては、例えば、アセトンや酢酸等が挙げられる。
本発明に用いることができる有機溶剤の具体例としては、例えば、トルエン、キシレン、メシチレン等の炭化水素系溶媒、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、ジクロロベンゼン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、p−クロロトルエン等のハロゲン系溶媒、3−ヘキサノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン等のケトン系溶媒、ジブチルエーテル、アニソール、フェネトール、o−ジメトキシベンゼン、p−ジメトキシベンゼン、3−メトキシトルエン、ジベンジルエーテル、ベンジルフェニルエーテル、メトキシナフタレン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、フェニルスルフィド、チオアニソール等のチオエーテル溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ペンチル、安息香酸メチル、フタル酸メチル、フタル酸エチル、酢酸セロソルブ等のエステル系溶媒、ジフェニルエーテル、又は、4−メチルフェニルエーテル、3−メチルフェニルエーテル、3−フェノキシトルエン等のアルキル置換ジフェニルエーテル、又は、4−ブロモフェニルエーテル、4−クロロフェニルエーテル、4−ブロモジフェニルエーテル、4−メチル−4’−ブロモジフェニルエーテル等のハロゲン置換ジフェニルエーテル、又は、4−メトキシジフェニルエーテル、4−メトキシフェニルエーテル、3−メトキシフェニルエーテル、4−メチル−4’−メトキシジフェニルエーテル等のアルコキシ置換ジフェニルエーテル、又は、ジベンゾフラン、キサンテン等の環状ジフェニルエーテル等のジフェニルエーテル系溶媒が挙げられ、これらは、混合して用いてもよい。そして、溶媒として容易に水と分液分離できるものが好ましく、特に平均分子量の高い重縮合樹脂を得るためにはエステル系溶媒、エーテル系溶媒及びジフェニルエーテル系溶媒がより好ましく、アルキル−アリールエーテル系溶媒及びエステル系溶媒が特に好ましい。
プレポリマーは、上記単量体に溶融又は均一混合できるポリマーであれば限定されない。さらに本発明の結着樹脂は、上述した重縮合成分の単独重合体、上述した重合性成分を含む2種以上の単量体を組み合せた共重合体、又はそれらの混合物、グラフト重合体、一部枝分かれや架橋構造などを有していてもよい。
好適な共界面活性剤の例としては、ドデカン、ヘキサデカン、オクタデカン等の炭素数8〜30のアルカン類、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の炭素数8〜30のアルキルアルコール類、ラウリルメルカプタン、セチルメルカプタン、ステアリルメルカプタン等の炭素数8〜30のアルキルメルカプタン類、及び、その他、アクリル酸エステル類やメタクリル酸エステル類とこれらのポリマー、ポリスチレン、ポリエステル等のポリマー又はポリアダクト類、カルボン酸類、ケトン類、アミン類等が挙げられるが、これらに限定されない。
上記共界面活性剤に使用できる、重合体、重合体を含む組成物には、例えば、他の単量体との共重合体、ブロック共重合体、混合物等を含むことができる。また、複数の共界面活性剤を併用することもできる。
共界面活性剤は、油相及び水相のいずれにも添加することができる。
非イオン系界面活性剤は、前記アニオン系界面活性剤又はカチオン系界面活性剤と併用することが好ましい。前記界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、常温で固体の水性ポリマー等も分散安定剤として用いることができる。具体的には、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系化合物、ポリビニルアルコール、ゼラチン、デンプン、アラビアゴム等が使用できる。
高Tg樹脂と低Tg樹脂のそれぞれの樹脂粒子は、原料の樹脂粒子分散体として大きくともメジアン径100nm以下、好ましくは10〜90nm、より好ましくは40〜80nmである。樹脂粒子のメジアン径が100nmを超えるとトナーに含まれる島相の長径が150nmを超えるため定着性が低下する。樹脂粒子のメジアン径が10nm以上であると、凝集融合時に混合溶解が進むことなく、良好に海島構造を形成し、常温可塑化しないため好ましい。
なお、樹脂粒子のメジアン径は、公知の方法により測定することができ、例えば、レーザー回析式粒度分布測定装置((株)堀場製作所製、LA−920)で測定することができる。
本発明のトナーには、必要に応じて帯電制御剤が添加されていてもよい。
帯電制御剤としては、公知のものを使用することができるが、アゾ系金属錯化合物、サリチル酸の金属錯化合物、極性基を含有するレジンタイプの帯電制御剤を用いることができる。湿式製法でトナーを製造する場合、イオン強度(%)の制御と廃水汚染の低減との点で、水に溶解しにくい素材を使用するのが好ましい。なお、本発明のトナーは、磁性材料を内包する磁性トナー及び磁性材料を含有しない非磁性トナーのいずれであってもよい。
本発明に用いることができる着色剤としては特に制限はなく公知の着色剤が挙げられ、目的に応じて適宜選択することができる。着色剤を1種単独で用いてもよいし、同系統の着色剤を2種以上混合して用いてもよい。また異系統の着色剤を2種以上混合して用いてもよい。さらに、これらの着色剤を表面処理して用いてもよい。
黒色顔料としては、カーボンブラック、アニリンブラック、活性炭、非磁性フェライト、マグネタイト等の有機、無機系着色剤類が例示できる。
黄色顔料としては、黄鉛、亜鉛黄、黄色酸化カルシウム、カドミウムイエロー、クロムイエロー、ファストイエロー、ファストイエロー5G、ファストイエロー5GX、ファストイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントイエローNCG等が例示できる。
橙色顔料としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジRK、インダスレンブリリアントオレンジGK等が例示できる。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デイポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、エオキシンレッド、アリザリンレーキ等が例示できる。
青色顔料としては、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、ファストスカイブルー、インダスレンブルーBC、ウルトラマリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等の等の有機、無機系着色剤類が例示できる。
紫色顔料としては、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等の有機、無機系着色剤類が例示できる。
緑色顔料としては、酸化クロム、クロムグリーン、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーンG等の有機、無機系着色剤類が例示できる。
白色顔料としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等が例示できる。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレイ、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等が例示できる。
上記の着色剤は、懸濁重合法によるトナー作製にそのまま用いることができ、懸濁重合法においては、樹脂中に分散させた着色剤を重合性単量体中に溶解、又は分散させることにより、造粒粒子中に着色剤を分散することができる。
機械的な衝撃等による着色剤分散の具体例としては、例えば、回転せん断型ホモジナイザーやボールミル、サンドミル、アトライター等のメディア式分散機、高圧対向衝突式の分散機等を用いて着色剤粒子の分散液を調製することができる。また、これらの着色剤は極性を有する界面活性剤を用いて、ホモジナイザーによって水系に分散することもできる。
本発明のトナーには、必要に応じて、離型剤を添加してもよいが、本発明においては、離型剤を添加しない態様が好ましい。
離型剤は一般に離型性を向上させる目的で使用される。
前記離型剤の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等の動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル、カルボン酸エステル等のエステル系ワックスなどが例示できる。本発明において、これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のトナーは、必要に応じて磁性体を含有してもよい。
前記磁性体としては、フェライト、マグネタイトをはじめとする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属もしくは合金又はこれらの元素を含む化合物、あるいは強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化クロム、その他を挙げることができる。例えば黒色のトナーを得る場合においては、それ自身黒色であり着色剤としての機能をも発揮するマグネタイトを特に好ましく用いることができる。またカラートナーを得る場合においては、金属鉄などのように黒みの少ないものが好ましい。またこれらの磁性体のなかには着色剤としての機能をも果たすものがあり、その場合には着色剤として兼用してもよい。これらの磁性体の含有量は、磁性トナーとする場合にはトナー100重量部当り20〜70重量部が好ましく、より好ましくは40〜70重量部である。
本発明のトナーには、トナー内部に内添剤を添加してもよい。内添剤は一般に定着画像の粘弾性制御の目的で使用される。
前記内添剤の具体例としては、シリカ、チタニアのような無機粒子や、ポリメチルメタクリレート等の有機粒子などが例示できる。また、前記内添剤は、分散性を高める目的で表面処理されていてもよい。またそれらは単独でも、2種以上の内添剤を併用してもよい。
本発明のトナーには、流動化剤や帯電制御剤等の外添剤を添加してもよい。
外添剤としては、表面をシランカップリング剤などで処理したシリカ粒子、酸化チタン粒子、アルミナ粒子、酸化セリウム粒子、カーボンブラック等の無機粒子やポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、シリコーン樹脂等のポリマー粒子、アミン金属塩、サリチル酸金属錯体等、公知の材料を用いることができる。本発明に用いることができる外添剤は、単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
また、本発明のトナーの体積平均粒度分布指標GSDvは1.30以下であることが好ましい。GSDvが1.30を以下であると解像性が良好であり、トナー飛散やカブリ等が起こりにくく、画像欠陥が生じにくいため好ましい。
SF1は、トナー粒子表面の凹凸の度合いを示す形状係数であり、以下のようにして算出される。トナー形状係数SF1は、スライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像を、ビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のトナー粒子についてトナー粒子の最大長の2乗/投影面積((ML)2/A)から、下記式のSF1を計算し、平均値を求めることにより得られたものである。
本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナーの製造方法は、ガラス転移温度の差が30℃以上であり、ガラス転移温度がいずれも55℃未満である2種の樹脂粒子を水系媒体中に分散させる分散工程、分散した2種の樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る凝集工程、及び、前記凝集粒子を加熱融合させて海島構造を形成する融合工程を含み、前記樹脂粒子のメジアン径がいずれも100nm以下であり、海島構造に含まれる島相の長径が150nm以下であることを特徴とする。
本発明の静電荷像現像用トナーの製造方法としては、乳化重合凝集法、懸濁重合法等、公知の方法であれば、特に制限はないが、特に好ましいのは乳化重合凝集法である。
自己乳化法、転相乳化法に関しては、「超微粒子ポリマーの応用技術(シーエムシー出版)」に記載されている。
例えば、結着樹脂含有物を乳化後、有機溶剤の一部を除去することにより粒子として固形化するのが好ましい。固形化の具体的方法としては、樹脂含有物を水系媒体中に乳化分散した後、溶液を撹拌しながら空気、あるいは窒素等の不活性ガスを送り込みながら、気液界面での有機溶剤の乾燥を行う方法(廃風乾燥法)、又は、減圧下に保持し必要に応じて不活性ガスをバブリングしながら乾燥を行う方法(減圧トッピング法)、さらには、樹脂含有物を水系媒体中に乳化分散した乳化分散液もしくは樹脂含有物の乳化液を細孔からシャワー状に放出し例えば皿状の受けに落としこれを繰り返しながら乾燥させる方法(シャワー式脱溶剤法)などがある。使用する有機溶剤の蒸発速度、水への溶解度などからこれら方式を適時選択、あるいは組み合わせて脱溶剤を行うのが好ましい。
該凝集剤としては一価以上の電荷を有する化合物が好ましく、その化合物の具体例としては、前述のイオン性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤等の水溶性界面活性剤類、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、シュウ酸等の酸類、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硝酸アルミニウム、硝酸銀、硫酸銅、炭酸ナトリウム等の無機酸の金属塩、酢酸ナトリウム、蟻酸カリウム、シュウ酸ナトリウム、フタル酸ナトリウム、サリチル酸カリウム等の脂肪族酸、芳香族酸の金属塩、ナトリウムフェノレート等のフェノール類の金属塩、アミノ酸の金属塩、トリエタノールアミン塩酸塩、アニリン塩酸塩等の脂肪族、芳香族アミン類の無機酸塩類等が挙げられる。
これらの凝集剤の添加量は、電荷の価数により異なるが、いずれも少量であって、一価の場合トナーの全量に対して3重量%以下程度、二価の場合は1重量%以下程度、三価の場合は0.5重量%以下程度である。凝集剤の量は少ない方が好ましいため、価数の多い化合物を用いることが好ましい。
トナー中の海島構造を維持するためには、高Tg樹脂のガラス転移温度の+50℃以内の条件で溶融することが好ましい。あまりに高温で融合すると海相と島相との合一が進んでミクロな相分離構造が維持できなくなり、圧力可塑挙動が不十分となることがある。
洗浄工程は、帯電性の点から十分にイオン交換水による置換洗浄を施すことが好ましい。また、固液分離工程は、特に制限はないが、生産性の点から吸引濾過、加圧濾過等が好ましく用いられる。さらに乾燥工程も特に方法に制限はないが、生産性の点から凍結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流動乾燥等が好ましく用いられる。
本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナーは、静電荷像現像剤として使用することができる。この静電荷像現像剤は、本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナーを含有することのほかは特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成をとることができる。圧力定着用静電荷像現像用トナーを、単独で用いると一成分系の静電荷像現像剤として調製され、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像剤として調製される。
本発明の画像形成方法は、潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を、現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写工程、並びに、前記被転写体表面に転写されたトナー像を加熱なしに加圧して定着する圧力定着工程を含み、前記現像剤が本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、本発明の製造方法により得た圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、本発明の静電荷像現像剤であることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、潜像保持体と、前記潜像保持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段と、現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段と、前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧して定着する圧力定着手段と、を有し、前記現像剤として、本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、本発明の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、本発明の静電荷像現像剤を用いることを特徴とする。
以下、本発明の画像形成方法及び画像形成装置について説明する。
前記トナー画像形成工程は、現像剤担体上の現像剤層により前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する工程である。前記現像剤層としては、前記本発明の圧力定着用静電荷像現像用トナーを含有する本発明の静電荷像現像剤を含んでいれば特に制限はない。
従来の電子写真プロセスにおける定着機での圧力定着時の最大圧力は、通常1MPa以下であり、実際には0.2〜0.6MPaの範囲に設定されていることが多い。
圧力定着工程における定着時の最大圧力は、1MPa以上であると十分な厚紙定着性が得られ、10MPa以下であると、ホットオフセット温度が良好であり、画像の汚れや定着ロールの汚染、用紙の巻きつきが発生しにくく、また、用紙カール、波うちなどが起こりにくいため好ましい。なお、用紙カールとは、定着後の用紙が大きな曲がった状態となることである。
なお、厚紙とは、90g/m2以上である紙のことをいう。
本発明の画像形成方法は、厚紙への画像形成に特に優れた方法であり、厚紙を用いた高速定着において、高画質と信頼性を両立しながら、定着エネルギーの低減が可能であるため好ましい。
また本発明は、厚紙への優れた画像形成のみならず、90g/m2以下の坪量である普通紙に対しても、問題なく効果的な性能を示し、定着エネルギーの低減、又は同一エネルギーにおける時間あたり画像形成速度を向上することができる。
温度40℃において、溶媒(テトラヒドロフラン)を毎分1.2mlの流速で流し、濃度0.2g/20mlのテトラヒドロフラン試料溶液を試料重量として3mg注入し測定を行う。試料の分子量測定にあたっては、当該試料の有する分子量が数種の単分散ポリスチレン標準試料により、作製された検量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範囲内に包含される測定条件を選択する。なお、測定結果の信頼性は、上述の測定条件で行ったNBS706ポリスチレン標準試料が、
重量平均分子量 Mw=28.8×104
数平均分子量 Mn=13.7×104
となることにより確認することができる。
また、GPCのカラムとしては、前記条件を満足するTSK−GEL、GMH(東ソー
(株)製)等を用いた。
定着機については最大定着圧力を調整できる2ロール型の定着機を改造、さらに、画像側圧力ロールをφ30mmのSUS管にテフロン(登録商標)をコートした高硬度ロールに変更した。
転写用紙としては上記の富士ゼロックス(株)製C2紙を用いた。
(樹脂粒子分散液(1):高Tg樹脂)
スチレン 450部
n−ブチルアクリレート 150部
アクリル酸 12部
ドデカンチオール 9部
前記成分を混合溶解して溶液を調製した。
他方、アニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)20部をイオン交換水250部に溶解し、前記溶液を加えてフラスコ中で分散し乳化した(単量体乳化液A)。
さらに、同じくアニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)3部を555部のイオン交換水に溶解し、重合用フラスコに仕込んだ。
重合用フラスコを密栓し、還流管を設置し、窒素を注入しながら、ゆっくりと撹拌しながら、75℃まで重合用フラスコをウォーターバスで加熱し、保持した。
過硫酸アンモニウム9部をイオン交換水43部に溶解し、重合用フラスコ中に定量ポンプを介して、20分かけて滴下した後、単量体乳化液Aを、定量ポンプを介して200分かけて滴下した。
その後、ゆっくりと撹拌を続けながら重合用フラスコを75℃に、3時間保持して重合を終了した。
これにより粒子の中心径が75nm、ガラス転移温度が51℃、重量平均分子量が29,000、固形分量が42重量%の樹脂粒子分散液(1)を得た。
スチレン 100部
n−ブチルアクリレート 500部
アクリル酸 12部
ドデカンチオール 9部
前記成分を混合溶解して溶液を調製した。
他方、アニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)20部をイオン交換水250部に溶解し、前記溶液を加えてフラスコ中で分散し乳化した(単量体乳化液B)。
さらに、同じくアニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)3部を555部のイオン交換水に溶解し、重合用フラスコに仕込んだ。
重合用フラスコを密栓し、還流管を設置し、窒素を注入しながら、ゆっくりと撹拌しながら、75℃まで重合用フラスコをウォーターバスで加熱し、保持した。
過硫酸アンモニウム9部をイオン交換水43部に溶解し、重合用フラスコ中に定量ポンプを介して、20分かけて滴下した後、単量体乳化液Bを、定量ポンプを介して200分かけて滴下した。
その後、ゆっくりと撹拌を続けながら重合用フラスコを75℃に、3時間保持して重合を終了した。
これにより粒子の中心径が50nm、ガラス転移温度が10℃、重量平均分子量が26,000、固形分量が42重量%の樹脂粒子分散液(2)を得た。
シアン顔料(大日精化工業(株)製、銅フタロシアニン C.I.Pigment Blue 15:3) 50部
アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンRK) 5部
イオン交換水 200部
前記成分を混合溶解し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)5分と超音波バスにより10分間分散し、中心径190nm、固形分量21.5重量%のシアン着色剤粒子分散液(P1)を得た。
(トナー粒子の調製)
・樹脂粒子分散液(1) 50部(樹脂21部)
・樹脂粒子分散液(2) 100部(樹脂42部)
・着色剤粒子分散液(P1) 40部(顔料8.6部)
・ポリ塩化アルミニウム 0.15部
・イオン交換水 300部
上記配合に従って、成分を丸型ステンレス製フラスコ中でホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に混合・分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら42℃まで加熱し、42℃で60分間保持した後、樹脂粒子分散液(1)を50部(樹脂21部)追加して緩やかに撹拌した。
その後、0.5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを6.0に調整した後、撹拌を継続しながら95℃まで加熱した。95℃までの昇温の間、通常の場合、系内のpHは、5.0以下まで低下するが、ここでは水酸化ナトリウム水溶液を追加滴下し、pHが5.5以下とならない様に保持した。
反応終了後、冷却し、濾過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離した。そして、40℃のイオン交換水3リットル中に再分散し、15分、ステンレスインペラーを用い100rpmで撹拌、洗浄した。この洗浄操作を3回繰り返し、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離し、次いで、真空乾燥を12時間行いトナー粒子を得た。
このトナー粒子の粒径をコールターカウンターで測定したところ、累積体積平均粒径D50が4.8μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.22であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子の形状係数SF1は130であった。
そして、ポリメチルメタクリレート(綜研化学(株)製)を1重量%被覆した平均粒径50μmのフェライトキャリアを用い、トナー濃度が5重量%になるように前記の外添トナーを秤量し、両者をボールミルで5分間撹拌・混合して現像剤を調製した。
上記現像剤を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor f450の改造機において、最大定着圧力が、5MPa(50kgf/cm2)となるように2ロール型の定着機を改造し、加熱をすることなく転写用紙として富士ゼロックス(株)A4サイズC2紙を使用し、ベタ画像時の単位面積当たりトナー重量を4g/m2に調整し、かつA4用紙中におけるトナーベタ画像被覆率を60%とし、長手方向に通紙した。
また、上記改造機において、実験室環境で5万枚の連続プリント試験を行ったが、初期の良好な画質を最後まで維持した。(連続画質維持性○)
(樹脂粒子分散液(3):高Tg樹脂)
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 175部
ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 320部
ドデシルベンゼンスルホン酸 0.5部
上記材料を撹拌機を備えたリアクターに投入し、窒素雰囲気下120℃で10時間重縮合を実施したところ、均一透明なポリエステル樹脂を得た。GPCによる重量平均分子量は11,000、ガラス転移温度は50℃であった。
上記材料を撹拌機を備えたリアクターに投入し、120℃で30分溶解、混合した後、
95℃に加熱したイオン交換水800部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部、1N NaOH水溶液を1.0部溶解した中和用水溶液をフラスコ中に投入し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、さらに超音波バス内で10分振とうした後、室温水にてフラスコを冷却した。これにより粒子のメジアン径が70nm、固形分量が20重量%の樹脂粒子分散液(3)を得た。
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 87.5部
ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 200部
ビスフェノールSエチレンオキサイド2モル付加物 31部
無水トリメリット酸 0.5部
p−トルエンスルホン酸 0.5部
上記材料を混合し、撹拌機を備えたリアクターに投入し、窒素雰囲気下120℃で6時間重縮合を実施したところ、均一白色ポリエステル樹脂を得た。GPCによる重量平均分子量は9,000、ガラス転移温度は15℃であった。
(トナー粒子の調製)
・樹脂粒子分散液(3) 200部(樹脂40部)
・樹脂粒子分散液(4) 100部(樹脂20部)
・着色剤粒子分散液(P1) 40部(顔料8.6部)
・ポリ塩化アルミニウム 0.15部
・イオン交換水 300部
上記配合に従って、成分を丸型ステンレス製フラスコ中でホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)で十分に混合・分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら42℃まで加熱し、40℃で60分間保持した後、樹脂粒子分散液(3)を100部(樹脂20部)追加して緩やかに撹拌した。
その後、0.5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを6.5に調整した後、撹拌を継続しながら95℃まで加熱した。95℃までの昇温の間、通常の場合、系内のpHは、5.5以下まで低下するが、ここでは水酸化ナトリウム水溶液を追加滴下し、pHが5.5以下とならない様に保持した。
反応終了後、冷却し、濾過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離した。そして、40℃のイオン交換水3リットル中に再分散し、15分、ステンレスインペラーを用い100rpmで撹拌、洗浄した。この洗浄操作を3回繰り返し、ヌッチェ式吸引濾過で固液分離し、次いで、真空乾燥を12時間行いトナー粒子を得た。
このトナー粒子の粒径をコールターカウンターで測定したところ、累積体積平均粒径D50が4.6μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.24であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子の形状係数SF1は133であった。
透過型電子顕微鏡による断面観察を行うと、少ない樹脂成分である低Tg樹脂部分が島状に分布していることが観察され、ルーゼックス画像解析装置により平均長径を算出すると130nmであった。
そして、ポリメチルメタクリレート(綜研化学(株)製)を1重量%被覆した平均粒径50μmのフェライトキャリアを用い、トナー濃度が5重量%になるように前記の外添トナーを秤量し、両者をボールミルで5分間撹拌・混合して現像剤を調製した。
上記現像剤を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor f450の改造機において、最大定着圧力が、5MPa(50kgf/cm2)となるように2ロール型の定着機を改造し、加熱をすることなく転写用紙として富士ゼロックス(株)A4サイズC2紙を使用し、ベタ画像時の単位面積当たりトナー重量を4g/m2に調整し、かつA4用紙中におけるトナーベタ被覆率を60%とし、長手方向に通紙した。
布摺擦によりトナーの定着性を調べたところ、定着性は良好であり、定着後の用紙カール及び波うちは、表面が平滑で水平な定盤上で用紙短辺を定規で固定する方法で、反対側端部の浮き上がり値、又は波うち高さのうちの最大値をゲージで測定すると6.5mmであり、許容範囲(10mm以下)を大きく下まわり良好であった。
また、上記改造機において、実験室環境で5万枚の連続プリント試験を行ったが、初期の良好な画質を最後まで維持した(連続画質維持性○)。
実施例1において、樹脂粒子分散液(2)の代わりに以下の樹脂粒子分散液(5)を用いて、実施例1と同様に比較トナー1を作製した。
(樹脂粒子分散液(5):低Tg樹脂)
スチレン 100部
n−ブチルアクリレート 500部
アクリル酸 12部
ドデカンチオール 9部
前記成分を混合溶解して溶液を調製した。
他方、アニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)5部をイオン交換水250部に溶解し、前記溶液を加えてフラスコ中で分散し乳化した(単量体乳化液C)。
さらに、同じくアニオン性界面活性剤(ダウ・ケミカル社製、DOWFAX2A1)3部を555部のイオン交換水に溶解し、重合用フラスコに仕込んだ。
重合用フラスコを密栓し、還流管を設置し、窒素を注入しながら、ゆっくりと撹拌しながら、75℃まで重合用フラスコをウォーターバスで加熱し、保持した。
過硫酸アンモニウム9部をイオン交換水43部に溶解し、重合用フラスコ中に定量ポンプを介して、20分かけて滴下した後、単量体乳化液Cを、定量ポンプを介して200分かけて滴下した。
その後、ゆっくりと撹拌を続けながら重合用フラスコを75℃に、3時間保持して重合を終了した。これにより粒子の中心径が120nm、ガラス転移温度が10℃、重量平均分子量が26,000、固形分量が42重量%の樹脂粒子分散液(5)を得た。
比較トナー1のトナー粒子の粒径をコールターカウンターで測定したところ、累積体積平均粒径D50が5.3μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.23であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子の形状係数SF1は127のやや球形状であった。
透過型電子顕微鏡による断面観察を行うと、低Tg樹脂部分が島状に分布していることが観察され、ルーゼックス画像解析装置により平均長径を算出すると160nmであった。
比較例1のトナーを用いて実施例1と同様にして現像剤を作製した。
上記現像剤を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor f450の改造機において、最大定着圧力が、5MPa(50kgf/cm2)となるように2ロール型の定着機を改造し、加熱をすることなく転写用紙として富士ゼロックス(株)製A4サイズC2紙を使用し、ベタ画像時の単位面積当たりトナー重量を4g/m2に調整し、かつA4用紙中におけるトナーベタ画像被覆率を60%とし、長手方向に通紙した。
(樹脂粒子分散液(6):低Tg樹脂)
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 87.5部
ビスフェノールAエチレンオキサイド6モル付加物 197部
ビスフェノールSエチレンオキサイド2モル付加物 34部
無水トリメリット酸 0.5部
p−トルエンスルホン酸 0.5部
上記材料を混合し、撹拌機を備えたリアクターに投入し、窒素雰囲気下120℃で8時間重縮合を実施したところ、均一白色ポリエステル樹脂を得た。GPCによる重量平均分子量は15,000、ガラス転移温度は25℃であった。
上記材料を撹拌機を備えたリアクターに投入し、120℃で30分溶解、混合した後、
95℃に加熱したイオン交換水800部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部、1N NaOH水溶液を1.0部溶解した中和用水溶液をフラスコ中に投入し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)で5分間乳化した後、さらに超音波バス内で10分振とうした後、室温水にてフラスコを冷却した。これにより粒子のメジアン径が55nm、固形分量が20重量%の樹脂粒子分散液(6)を得た。
トナー実施例2において、樹脂粒子分散液(4)を上記樹脂粒子分散液(6)に変えた以外は、同様にトナーを作製した。
比較例2のトナー粒子の粒径をコールターカウンターで測定したところ、累積体積平均粒径D50が4.8μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子の形状係数SF1は130のポテト形状であった。
透過型電子顕微鏡による断面観察を行うと、少ない樹脂成分である低Tg樹脂部分が島状に分布していることが観察され、ルーゼックス画像解析装置により平均長径を算出すると150nmであった。
比較例2のトナーを用いて実施例2と同様にして現像剤を作製した。
上記現像剤を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor f450の改造機において、最大定着圧力が、5MPa(50kgf/cm2)となるように2ロール型の定着機を改造し、加熱をすることなく転写用紙として富士ゼロックス(株)製A4サイズC2紙を使用し、ベタ画像時の単位面積当たりトナー重量を4g/m2に調整し、かつA4用紙中におけるトナーベタ画像被覆率を60%とし、長手方向に通紙した。
なお、用紙カールの評価は、定着画像が得られなかったため、実施していない。
また、上記改造機において、実験室環境で5万枚の連続プリント試験は実施できなかった。
トナー実施例1においてトナー組成を下記に変更したほかは同様にトナーを作製した。
・樹脂粒子分散液(1) 120部(樹脂50.4部)
・樹脂粒子分散液(2) 40部(樹脂16.8部)
・着色剤粒子分散液(P1) 40部(顔料8.6部)
・ポリ塩化アルミニウム 0.15部
・イオン交換水 300部
比較例3のトナー粒子の粒径をコールターカウンターで測定したところ、累積体積平均粒径D50が5.5μm、体積平均粒度分布指標GSDvが1.23であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子の形状係数SF1は131のポテト形状であった。
透過型電子顕微鏡による断面観察を行うと、少ない樹脂成分である低Tg樹脂部分が島状に分布していることが少ない数ではあるが観察され、ルーゼックス画像解析装置により平均長径を算出すると90nmであった。
当該トナー比較例3のトナーを用いて実施例1と同様にして現像剤を作製した。
上記現像剤を使用し、富士ゼロックス(株)製のDocuCenterColor f450の改造機において、最大定着圧力が、5MPa(50kgf/cm2)となるように2ロール型の定着機を改造し、加熱をすることなく転写用紙として富士ゼロックス(株)製A4サイズC2紙を使用し、ベタ画像時の単位面積当たりトナー重量を4g/m2に調整し、かつA4用紙中におけるトナーベタ画像被覆率を60%とし、長手方向に通紙した。
また、上記改造機において、実験室環境で5万枚の連続プリント試験は実施できなかった。
Claims (7)
- 結着樹脂が海島構造を形成し、
海相を形成する樹脂のガラス転移温度と、島相を形成する樹脂のガラス転移温度との差が30℃以上であり、
前記樹脂のガラス転移温度がいずれも55℃未満であり、
前記島相の長径が150nm以下であることを特徴とする
圧力定着用静電荷像現像用トナー。 - 前記海相を形成する樹脂の重量に対する島相を形成する樹脂の重量の比が0.25以上である、請求項1に記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー。
- 前記海相を形成する樹脂のガラス転移温度が、前記島相を形成する樹脂のガラス転移温度よりも高い、請求項1又は2に記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー。
- ガラス転移温度の差が30℃以上であり、ガラス転移温度がいずれも55℃未満である2種の樹脂粒子を水系媒体中に分散させる分散工程、
分散した2種の樹脂粒子を凝集して凝集粒子を得る凝集工程、及び、
前記凝集粒子を加熱融合させて海島構造を形成する融合工程を含み、
前記樹脂粒子のメジアン径がいずれも100nm以下であり、
海島構造に含まれる島相の長径が150nm以下であることを特徴とする
圧力定着用静電荷像現像用トナーの製造方法。 - 請求項1〜3いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、請求項4に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナーと、キャリアとを含む静電荷像現像剤。
- 潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程、
前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を、現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、
前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写工程、及び、
前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧して定着する圧力定着工程を含み、
前記現像剤が請求項1〜3いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、請求項4に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、請求項5に記載の静電荷像現像剤である
画像形成方法。 - 潜像保持体と、
前記潜像保持体を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記潜像保持体を露光して前記潜像保持体上に静電潜像を形成させる露光手段と、
現像剤により前記静電潜像を現像してトナー像を形成させる現像手段と、
前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、
前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧して定着する圧力定着手段と、を有し、
前記現像剤として、請求項1〜3いずれか1つに記載の圧力定着用静電荷像現像用トナー、もしくは、請求項4に記載の製造方法により得られた圧力定着用静電荷像現像用トナー、又は、請求項5に記載の静電荷像現像剤を用いる
画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009041813A JP4525828B2 (ja) | 2008-03-10 | 2009-02-25 | 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 |
US12/400,200 US8592121B2 (en) | 2008-03-10 | 2009-03-09 | Electrostatic image developing toner for pressure fixing, production method of the same, electrostatic image developer, image forming method and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008059708 | 2008-03-10 | ||
JP2009041813A JP4525828B2 (ja) | 2008-03-10 | 2009-02-25 | 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009244857A true JP2009244857A (ja) | 2009-10-22 |
JP4525828B2 JP4525828B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=41053960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009041813A Active JP4525828B2 (ja) | 2008-03-10 | 2009-02-25 | 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8592121B2 (ja) |
JP (1) | JP4525828B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112899A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合トナーの製造方法 |
JP2011237651A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2012027358A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Konica Minolta Opto Inc | 溶融流延フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2012123315A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用現像剤及び画像形成方法 |
JP2013076976A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-25 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー、及び該トナーを用いた現像剤、画像形成装置 |
JP2013113863A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー並びに現像剤、及び画像形成装置 |
WO2013165022A1 (en) * | 2012-05-01 | 2013-11-07 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, developer, image forming apparatus, particles, method for producing toner and method for producing particles |
JP2014071425A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Kao Corp | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
JP2015152703A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
US9223261B2 (en) | 2011-07-04 | 2015-12-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with fixing unit adapted to fix toner including pressure-induced phase transition toner |
US9557673B2 (en) | 2015-02-16 | 2017-01-31 | Fuji Xerox Co., Ltd | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge |
US9890232B2 (en) | 2013-12-13 | 2018-02-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Resin composition for forming recording layer, recording medium, and image-recorded material |
JP2018163256A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用圧力定着トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US10268129B2 (en) | 2017-03-24 | 2019-04-23 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Pressure fixation toner for developing electrostatic charge image, electrostatic charge image developer, and toner cartridge |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8741523B2 (en) | 2010-04-16 | 2014-06-03 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Toner for developing electrostatic image and manufacturing method thereof |
JP2013160784A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Ricoh Co Ltd | 現像剤搬送装置および画像形成装置 |
JP6447405B2 (ja) * | 2015-08-04 | 2019-01-09 | 株式会社村田製作所 | 可変インダクタ |
JP2018122572A (ja) | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 富士ゼロックス株式会社 | スクラッチ画像形成方法、スクラッチ画像形成物、及び、スクラッチ画像形成用トナー |
CN112239581B (zh) * | 2019-07-17 | 2024-07-02 | 富士胶片商业创新有限公司 | 压力响应性颗粒以及印刷品的制造方法 |
US20210017429A1 (en) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Pressure sensitive adhesive particle and method of producing printed matter |
JP7409168B2 (ja) * | 2020-03-09 | 2024-01-09 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法 |
JP7552160B2 (ja) * | 2020-09-02 | 2024-09-18 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法 |
JP2022042366A (ja) * | 2020-09-02 | 2022-03-14 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置、印刷物の製造方法、印刷物、印刷物製造用シート、及び印刷物製造用シートの製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06167830A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Mita Ind Co Ltd | 圧力定着用トナー |
JPH06342225A (ja) * | 1990-12-25 | 1994-12-13 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー、画像定着方法、画像形成装置及び樹脂組成物 |
JP2007293045A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 樹脂粒子分散液及びその製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 |
JP2007310064A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 |
JP2007322953A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69126415T2 (de) * | 1990-12-25 | 1997-10-30 | Canon Kk | Toner zur Entwicklung elektrostatischer Bilder, Bildfixierverfahren, Bildherstellungsapparat und Harzzusammensetzung |
CA2176444C (en) * | 1995-05-15 | 1999-10-12 | Kengo Hayase | Toner for developing electrostatic image, apparatus unit and image forming method |
WO2001060912A2 (en) * | 2000-02-17 | 2001-08-23 | Massachusetts Institute Of Technology | Pressure processable polymer compositions |
JP4285289B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2009-06-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤並びに画像形成方法 |
-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009041813A patent/JP4525828B2/ja active Active
- 2009-03-09 US US12/400,200 patent/US8592121B2/en active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06342225A (ja) * | 1990-12-25 | 1994-12-13 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー、画像定着方法、画像形成装置及び樹脂組成物 |
JPH06167830A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Mita Ind Co Ltd | 圧力定着用トナー |
JP2007293045A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 樹脂粒子分散液及びその製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 |
JP2007310064A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 |
JP2007322953A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112899A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合トナーの製造方法 |
JP2011237651A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2012027358A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Konica Minolta Opto Inc | 溶融流延フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2012123315A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用現像剤及び画像形成方法 |
US9223261B2 (en) | 2011-07-04 | 2015-12-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with fixing unit adapted to fix toner including pressure-induced phase transition toner |
JP2013076976A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-25 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー、及び該トナーを用いた現像剤、画像形成装置 |
JP2013113863A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー並びに現像剤、及び画像形成装置 |
WO2013165022A1 (en) * | 2012-05-01 | 2013-11-07 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, developer, image forming apparatus, particles, method for producing toner and method for producing particles |
JP2014071425A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Kao Corp | ポリエステル系トナー用結着樹脂の製造方法 |
US9890232B2 (en) | 2013-12-13 | 2018-02-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Resin composition for forming recording layer, recording medium, and image-recorded material |
JP2015152703A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
US9423712B2 (en) | 2014-02-13 | 2016-08-23 | Konica Minolta, Inc. | Toner for electrostatic image development |
US9557673B2 (en) | 2015-02-16 | 2017-01-31 | Fuji Xerox Co., Ltd | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge |
JP2018163256A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用圧力定着トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US10268129B2 (en) | 2017-03-24 | 2019-04-23 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Pressure fixation toner for developing electrostatic charge image, electrostatic charge image developer, and toner cartridge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8592121B2 (en) | 2013-11-26 |
US20090226834A1 (en) | 2009-09-10 |
JP4525828B2 (ja) | 2010-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4525828B2 (ja) | 圧力定着用静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 | |
JP5434610B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4582227B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4561622B2 (ja) | 静電荷像現像トナー用樹脂粒子分散液及びその製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 | |
JP2007322953A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JP4978370B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4682688B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP4830630B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JP5326370B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JP4701775B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP4631787B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、画像形成方法、画像形成装置、及び、印刷物 | |
JP2010175734A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2006267732A (ja) | 樹脂微粒子分散液及びその製造方法、並びに、静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP4670473B2 (ja) | 静電荷像現像トナー用樹脂粒子分散液の製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法 | |
JP2011197331A (ja) | 画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP2008170569A (ja) | 樹脂粒子分散液及びその製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 | |
JP2007083097A (ja) | 樹脂粒子分散液、静電荷像現像トナー、それらの製造方法、現像剤及び画像形成方法 | |
JP4797428B2 (ja) | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用トナーの製造方法、静電荷現像用トナーの作製に用いる樹脂粒子分散液、静電荷像現像用現像剤、及び、画像形成方法 | |
JP4462026B2 (ja) | 縮合化合物粒子分散液の製造方法、静電荷現像トナーの製造方法 | |
JP2008165124A (ja) | 樹脂粒子分散液及びその製造方法、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 | |
JP4462027B2 (ja) | 樹脂粒子分散液の製造方法、静電荷現像トナーの製造方法 | |
JP2009229697A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、画像形成方法、並びに、画像形成装置 | |
JP2007219041A (ja) | 樹脂粒子分散液、静電荷像現像トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 | |
JP4858677B2 (ja) | 樹脂粒子分散液、静電荷像現像トナー、それらの製造方法、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2010066565A (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100406 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100524 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4525828 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |