JP2012027358A - 溶融流延フィルム、偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セルロースエステル樹脂を含有する溶融流延フィルムであって、該フィルム1m2のフィルム片(i)から1cm四方の片(ii)を切り出し(ii)を顕微鏡観察した中で最大凸部の頂点部を含む直線で断面を出し、フィルムキャスト面(A)の表面部をa、(ii)の断面を3等分しA面方向からb、c、dとし、タッチロール面(B)の表面をeとした時、a〜eの5点をナノサーマルアナライザーを用いて測定し、該フィルム片(ii)のTgの最大温度をX、最小温度をYとした時下記(1)式を満たし、且つ該フィルム片(ii)を100点中、下記(1)式を満たす該片の数をN個とした時に、下記(2)式の範囲を満たすことを特徴とする溶融流延フィルム。X−Y≧30(℃)・・(1)、N<10・・(2)
【選択図】なし
Description
N<10 ・・・(2)
2.前記溶融流延フィルムが、セルロースエステル樹脂とアクリル樹脂の混合フィルムであることを特徴とする前記1に記載の溶融流延フィルム。
N<10 ・・・(2)
図1に、フィルム試料を上記ナノサーマルアナライザーによって測定する概略図を示した。図中、αは切断線を示し、図1下図は切断線αで切断後の凸最大部の断面図を示す。
ナノサーマルアナライザーを用いた測定について詳細に説明する。
プローブ先端径 :100nm以下
プローブ高さ :10μm
カンチレバー長さ :150μm
共鳴周波数 :〜50KHz
例えば、樹脂のガラス転移温度の測定では、熱をかけていくと途中までは溶けだすが、ある時樹脂が収縮を始める。その変位点が樹脂のTgとなる。
本発明に係るセルロースエステル樹脂は、光学フィルム用途のセルロースエステルフィルムに含有されることが好ましく、炭素数2以上の脂肪族アシル基を有するセルロースエステルであることが好ましく、更に好ましくは、セルロースエステルのアシル総置換度が1.0〜2.95、かつアシル基総炭素数が2.0〜9.5であるセルロースエステルである。
式(II) 0≦X≦2.5
この内特にセルロースアセテートプロピオネートが好ましく用いられ、中でも0.1≦X≦2.5、0.1≦Y≦2.8であることが好ましい。アシル基で置換されていない部分は通常水酸基として存在しているものである。アシル基置換度の測定方法はASTM−D817−96に準じて測定することができる。
カラム:Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度:0.1質量%
検出器:RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ:L6000(日立製作所(株)製)
流量:1.0ml/min
校正曲線:標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)
Mw=1000000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
本発明に係るセルロースエステル樹脂の製造過程は、原料セルロースの粉砕工程、活性化工程、アシル基に置換させるエステル化工程、エステル化反応停止工程、アシル基の脱離を促し、置換度を調整する熟成工程、熟成反応停止工程に、新たに不純物収集工程を加え、次いで再沈工程、及び洗浄工程によって合成される。尚、必要であればエステル化工程と熟成工程の間に濾過工程を設けてもよい。
本発明に係る原料セルロースの粉砕工程は、原料セルロースと溶剤とを混合して粉砕するメカノケミカル粉砕工程であることが好ましい。
活性化工程では、セルロースを活性化剤で処理し、セルロースを活性化させる。本発明では、原料セルロースはスラリー状の湿潤状態で供給される。
前記活性化処理により活性化されたセルロースを、酸触媒の存在下で少なくとも炭素数2以上のアシル基を有するカルボン酸(少なくとも1種以上含む)と無水カルボン酸(少なくとも1種以上含む)でエステル化する。酸触媒としてはルイス酸、強酸を使用することができるが、特に硫酸が一般的に使用される。
エステル化反応後にエステル化溶剤を失活させるために加水分解反応を行う場合は、エステル化溶剤を失活可能であればよく、通常、少なくとも水を含んでいる場合が多い。加水分解を進める失活剤は、水と、エステル化溶媒、アルコール及び中和剤から選択された少なくとも一種で構成してもよい。より具体的には、失活剤としては、例えば、水単独、水とカルボン酸との混合物、水とアルコールとの混合物、水と中和剤との混合物、水と有機カルボン酸とアルコールと中和剤との混合物などが例示できる。
熟成工程では、前記エステル化反応終了後ほぼトリエステル化している状態から、所望の置換度にするために脱アシル化を行い、脱アシル化終了後に中和剤を投入し一連の反応を終了する。
所望のセルロースエステルが熟成工程にて得られた後、脱アシル化として使用していた酸触媒を中和させることが必要である。中和剤としては、前記エステル化反応停止工程に記載の塩基で構成された中和剤を添加するのが好ましい。
従来不純物を除去収集する工程の一つとして濾過工程がある。濾過工程はエステル化工程終了後又は熟成工程反応終了後、もしくはその両方に設けることができる。
セルロースエステルの合成反応停止後に、親水性基を持つ粒子を入れることが好ましく、さらに撹拌することが好ましい。粒子は親水性基をもつものであればいずれでも良いが、後に不純物収集工程で補足するためにも硬い粒子であることが好ましい。硬い粒子は無機粒子が好ましい。粒子の硬度は新モース硬度で6以上の粒子であることが好ましい。
セルロースエステルの合成反応停止後には硫酸成分や金属成分、未反応成分等種々含まれているため、遠心分離を行うことが好ましい。遠心分離の条件は200rpm〜20000rpmが好ましく、大量かつ短時間で処理するためには400rpm〜3000rpmであることがより好ましく、500rpm〜1000rpmであることがさらに好ましい。遠心分離にかかる時間は1時間〜10時間が好ましく、10時間以上では温度制御等でのコストが膨大となり好ましくない。温度制御等のコストを抑え且つ効果的な分離をするためには2時間〜8時間が好ましく、3時間〜5時間がさらに好ましい。
セルロースエステルの合成反応停止後に不純物を濾過する工程を設けるが、その直前に2種の親水性基を持つ粒子を充填することが好ましい。
従来のフィルター濾過では、繊維不織布フィルターや金属不織布フィルターやガラスフィルター等直列であっても重ねて使用することは行われていない。しかしそれぞれ独立でフィルターを使用すると新たな異物を生み出すことが分かった。
不純物収集工程後のドープはセルロースエステルの貧溶媒に沈殿させて析出させる。
工業的にはセルロースエステル樹脂は硫酸を触媒として合成されるのが一般的であり、硫酸使用時は、硫酸が完全には除去されておらず、残留する硫酸が溶融製膜時に各種の分解反応を引き起こし、得られるセルロースエステルフィルムの品質に影響を与えるため、本発明に用いられるセルロースエステル樹脂中の残留硫酸含有量は、硫黄元素換算で0.1〜40ppmの範囲である。これらは塩の形で含有していると考えられる。残留硫酸含有量が40ppmを超えると熱溶融時のダイリップ部の付着物が増加するため好ましくない。また、熱延伸時や熱延伸後でのスリッティングの際に破断しやすくなるため好ましくない。少ない方が好ましいが、0.1未満とするにはセルロースエステル樹脂の洗浄工程の負担が大きくなりすぎるため好ましくないだけでなく、逆に破断しやすくなることがあり好ましくない。これは洗浄回数が増えることが樹脂に影響を与えているのかもしれないがよく分かっていない。さらに0.1〜30ppmの範囲が好ましい。残留硫酸含有量は、同様にASTM−D817−96により測定することができる。
上記操作により得られたセルロースエステル樹脂を用いて溶融流延法によって、光学フィルム用途のセルロースエステルフィルムを製造する。
本発明に係るセルロースエステル樹脂からなる溶融流延フィルムの製造方法は、少なくとも、フィルムを形成するポリマー、粒子状物質および添加剤を混合溶融し、該溶融物を濾過装置により濾過し、その後通常のダイから押出し、冷却ロール上に流延する。
溶融押出しに用いるフィルムを形成するポリマー、粒子状物質、可塑剤およびその他の添加剤の混合物は、通常あらかじめ混錬してペレット化しておくことが好ましい。
作製したペレットを1軸や2軸タイプの押出機を用いて、押し出す際の溶融温度Tmを200〜350℃程度とし、濾過装置により濾過し異物を除去した後、Tダイからフィルム状に流延し、冷却ロール上で固化し、弾性タッチロールと押圧しながら流延する。
本発明の溶融流延フィルムは、本発明に係るセルロースエステル樹脂にアクリル樹脂を併用することが好ましく、用いられるアクリル樹脂にはメタクリル樹脂も含まれる。
MMAはメチルメタクリレートを、Xはアミド基を少なくとも一種有するMMAと共重合可能なモノマー単位を、YはMMA、Xと共重合可能なモノマー単位を表す。p、q、rはモル%であり、50≦p≦99、1≦q≦50、p+q+r=100である。
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量: 1.0ml/min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=2,800,000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
溶融流延フィルムには、組成物の流動性や柔軟性を向上するために、可塑剤を併用することも可能が好ましい。可塑剤としては特に限定されないが、好ましくは、多価カルボン酸エステル系可塑剤、グリコレート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、脂肪酸エステル系可塑剤及び多価アルコールエステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、アクリル系可塑剤、炭水化物エステル系可塑剤等から選択される。そのうち、可塑剤を2種以上用いる場合は、少なくとも1種は多価アルコールエステル系可塑剤であることが好ましい。
(但し、Raはn価の有機基、nは2以上の正の整数、OH基はアルコール性、及び/またはフェノール性水酸基を表す。)
好ましい多価アルコールの例としては、例えば以下のようなものを挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。アドニトール、アラビトール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジブチレングリコール、1,2,4−ブタントリオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、ガラクチトール、マンニトール、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオール、ピナコール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、キシリトール等を挙げることができる。特に、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、キシリトールが好ましい。
本発明の溶融流延フィルムには、帯電防止層、バックコート層、反射防止層、易滑性層、接着層、防眩層、バリアー層等の機能性層を設けることができる。
本発明に用いられるハードコート層は活性線硬化樹脂を含有し、紫外線や電子線のような活性線(活性エネルギー線ともいう)照射により、架橋反応を経て硬化する樹脂を主たる成分とする層であることが好ましい。
本発明の溶融流延フィルムは、フィルムのハードコート層を設けた側と反対側の面に、カールやくっつき防止の為にバックコート層を設けてもよい。
本発明の溶融流延フィルムは、ハードコート層の上層に反射防止層を塗設して、外光反射防止機能を有する反射防止フィルムとして用いることができる。
溶融流延フィルム/ハードコート層/中屈折率層/低屈折率層
溶融流延フィルム/ハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
溶融流延フィルム/ハードコート層/高屈折率層(導電性層)/低屈折率層
溶融流延フィルム/ハードコート層/防眩性層/低屈折率層
反射防止フィルムには必須である低屈折率層は、シリカ系微粒子を含有することが好ましく、その屈折率は、支持体であるセルロースフィルムの屈折率より低く、23℃、波長550nm測定で、1.30〜1.45の範囲であることが好ましい。
前記一般式で表される有機珪素化合物は、式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン等が好ましく用いられる。
本発明の溶融流延フィルムは、偏光板保護フィルムとして好適であり、更に液晶表示装置等の表示装置にも使用することができる。
上記本発明の溶融流延フィルムを貼合した偏光板を、液晶表示装置に用いることによって、種々の視認性に優れた液晶表示装置を作製することができる。
[製造例1]
粉砕後の原料パルプ(αセルロース93%以上)に酢酸50質量部を加え、1時間活性化処理を行った。
重量平均分子量Mwは、市販のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した。
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用する)
カラム温度:25℃
試料濃度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量: 1.0ml/min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500の13サンプルによる校正曲線を使用する。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いる。
製造例1の熟成反応停止工程で親水性シリカ粒子を添加する代わりに、遠心分離をして、その上澄み液を次工程以降に用いた以外は同様にして、アセチル置換度0.64、プロピオニル置換度2.01、総置換度2.65のセルロースアセテートプロピオネートである製造例2のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は20万であった。
製造例1の熟成反応停止工程で親水性シリカ粒子を添加する代わりに、濾過工程でフィルター直前に親水性基を持つシリカゲルである平均粒径が10μmと50μmの2種の粒子をフイルター直前に敷き詰めてドープを濾過した以外は同様にして、アセチル置換度0.59、プロピオニル置換度2.02、総置換度2.61のセルロースアセテートプロピオネートである製造例3のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は21万であった。
製造例1の熟成反応停止工程で親水性シリカ粒子を添加する代わりに、濾過工程のフィルターが繊維不織布フィルターと金属不織布フィルターを重ね、且つ下流側が金属不織布フィルターになるように配列し、ドープを濾過した以外は同様にして、アセチル置換度0.58、プロピオニル置換度2.11、総置換度2.69のセルロースアセテートプロピオネートである製造例4のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は19万であった。
製造例1の濾過工程において、親水性シリカ粒子を添加しないことを除いた以外は同様にして、アセチル置換度0.61、プロピオニル置換度2.07、総置換度2.68のセルロースアセテートプロピオネートである製造例5のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は20万であった。
製造例3の濾過工程でフィルター直前に親水性基を持つシリカゲルである、平均粒径が10μmの粒子を加えてドープを濾過した以外は同様にして、アセチル置換度0.59、プロピオニル置換度2.02、総置換度2.61のセルロースアセテートプロピオネートである製造例6のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は21万であった。
製造例4の濾過工程のフィルターが繊維系不織布フィルターと金属不織布フィルターを重ね、且つ下流側が繊維系不織布フィルターになるように配列し、ドープを濾過した以外は同様にして、アセチル置換度0.58、プロピオニル置換度2.11、総置換度2.69のセルロースアセテートプロピオネートである製造例7のセルロースエステル樹脂を得た。重量平均分子量(Mw)は19万であった。
[アクリル樹脂A−1〜A−7の製造]
表1のアクリル樹脂A−1〜7を公知の方法によって作製した。表中、ACMOは、アクリロイルモルホリン、AAmはアクリルアミド、VPはビニルピロリドン、HEMAは、ヒドロキシメタクリレートである。
[溶融流延フィルム1の作製]
製造例1で得られたセルロースエステル樹脂を下記溶融流延法に従って溶融流延フィルム1を作製した。
下記組成で、溶融流延法により溶融流延フィルム1を作製した。
グリセリントリベンゾエート 10質量部
Tinuvin928(BASFチバジャパン(株)製) 1.1質量部
GSY−P101(堺化学工業(株)製) 0.25質量部
Irganox1010(BASFジャパン(株)製) 0.5質量部
SumilizerGS(住友化学(株)製) 0.24質量部
R972V(アエロジル社製) 0.15質量部
[溶融流延フィルム2〜4の作製]
溶融流延フィルム1の作製において、セルロースエステル樹脂[製造例2]〜[製造例4]のセルロースエステル樹脂を用いたこと以外はすべて同様にして、溶融流延フィルム2〜4を作製した。
下記組成物を用いた以外は溶融流延フィルム1の作製と同様にして、溶融流延法により溶融流延フィルム5を作製した。
セルロースエステル樹脂[製造例1] 30質量部
Tinuvin928(BASFジャパン(株)製) 1.1質量部
GSY−P101(堺化学工業(株)製) 0.25質量部
Irganox1010(BASFジャパン(株)製) 0.5質量部
SumilizerGS(住友化学(株)製) 0.24質量部
R972V(アエロジル社製) 0.15質量部
[溶融流延フィルム6〜11の作製]
溶融流延フィルム5の作製において、アクリル樹脂[A−1]をアクリル樹脂[A−2]〜[A−7]に替えた以外は同様にして、溶融流延フィルム6〜11を作製した。
溶融流延フィルム1の作製において、セルロースエステル樹脂[製造例5]〜[製造例7]のセルロースエステル樹脂を用いたこと以外はすべて同様にして、溶融流延フィルム12〜14を作製した。
溶融流延フィルム5の作製において、セルロースエステル樹脂[製造例5]〜[製造例7]のセルロースエステル樹脂を用いたこと以外はすべて同様にして、溶融流延フィルム15〜17を作製した。
厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムを、一軸延伸(温度110℃、延伸倍率5倍)した。これをヨウ素0.075g、ヨウ化カリウム5g、水100gの比率からなる水溶液に60秒間浸漬し、ついでヨウ化カリウム6g、ホウ酸7.5g、水100gの比率からなる68℃の水溶液に浸漬した。これを水洗、乾燥し偏光膜を得た。
工程1:溶融流延フィルム1〜17を、それぞれ2mol/Lの水酸化ナトリウム溶液に50℃で、90秒間浸漬し、ついで水洗、乾燥させた。
工程2:前述の偏光膜を固形分2質量%のポリビニルアルコール接着剤槽中に1〜2秒間浸漬した。
工程3:工程2で偏光膜に付着した過剰の接着剤を軽く取り除き、偏光膜を工程1でアルカリ処理した溶融流延フィルムで両面に挟み込んで、積層配置した。
工程4:2つの回転するローラにて20〜30N/cm2の圧力で約2m/minの速度で張り合わせた。このとき気泡が入らないように注意して実施した。
工程5:80℃の乾燥機中にて工程4で作製した試料を2分間乾燥処理し、偏光板1〜17を作製した。
(ナノサーマルアナライザーによる測定)
作製した溶融流延フィルムを巻きから1m2のフィルム片(i)を任意で決定し、その中から1cm四方の片(ii)を切り出し、(ii)を顕微鏡観察した中で最大凸部の頂点部を含む直線で断面を出し、フィルムキャスト面(A)の表面部をa、(ii)の断面を3等分しA面方向からb、c、dとし、タッチロール面(B)の表面をeとした時、a〜eの5点をナノサーマルアナライザーを用いて測定した該溶融流延フィルム片(ii)のTgの最大温度をX(℃)、該溶融流延フィルムのTgの最小温度をY(℃)とした時、
X−Y≧30(℃)
を満たし、且つ該フィルム片(ii)を(i)から合計100点切り出し同様にX、Yを測定し、X−Y≧30(℃)を満たす該片の数N(個)を求めた。
(耐久試験)
〈従来条件〉
上記作製した偏光板を恒温槽で85℃90%、500時間投入した。
〈強制劣化時〉
サイクルサーモ EC−25EXHH(日立アプライアンス)という装置を用いて、上記偏光板を1サイクル1時間おきに−50℃から90℃まで20℃おきに上昇させる。1サイクルごとに50℃〜90℃の間で湿度を20%、50%、90%と変更する。この3サイクルを500時間になるまで投入し続けた。
耐久試験により得られた各々の偏光板を、表示パネル実装時のコントラストの測定を表示パネルの視野角の評価を行なうことにより、実施した。ここで、視野角評価は、液晶表示パネルを、ELDIM社製EZ−contrastを用いて視野角を測定した。測定方法は、液晶表示パネルの白表示と、黒表示時のコントラストについて、パネル面に対する法線方向からの傾き角80°に対するコントラストが、全方位において下記値の範囲内でランク付けを行なった。
○ :コントラストが全方位30以上
△ :コントラストが全方位20以上
△×:コントラストが全方位15以上
× :コントラストが全方位5未満の領域が存在した
(巻き故障評価)
◎:潰れや貼りつきが全くない
○:巻き1本〈5000m〉に対し5ヶ所未満
△:巻き1本(5000m)に対し5カ所以上
溶融流延フィルムの構成、及び評価結果を表2に示した。
Claims (8)
- セルロースエステル樹脂を含有する溶融流延フィルムであって、該溶融流延フィルムを巻きから1m2のフィルム片(i)を任意で決定し、その中から1cm四方の片(ii)を切り出し、(ii)を顕微鏡観察した中で最大凸部の頂点部を含む直線で断面を出し、フィルムキャスト面(A)の表面部をa、(ii)の断面を3等分しA面方向からb、c、dとし、タッチロール面(B)の表面をeとした時、a〜eの5点をナノサーマルアナライザーを用いて測定した該溶融流延フィルム片(ii)のTgの最大温度をX(℃)、該溶融流延フィルムのTgの最小温度をY(℃)とした時、下記(1)式を満たし、且つ該フィルム片(ii)を(i)から合計100点切り出し同様にX,Yを測定したとき、下記(1)式を満たす該片の数をN個とした時に、下記(2)式の範囲を満たすことを特徴とする溶融流延フィルム。
X−Y≧30(℃)・・・(1)
N<10 ・・・(2) - 前記溶融流延フィルムが、セルロースエステル樹脂とアクリル樹脂の混合フィルムであることを特徴とする請求項1に記載の溶融流延フィルム。
- 前記セルロースエステル樹脂が、原料セルロースの粉砕工程、活性化工程、エステル化工程、エステル化反応停止工程、熟成工程、熟成反応停止工程、不純物収集工程、再沈工程、及び洗浄工程により合成され、かつ該熟成反応停止工程後に微粒子を加えた後不純物収集工程以降の工程を行ったセルロースエステル樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の溶融流延フィルム。
- 前記微粒子が平均粒子径の異なる2種以上の粒子であり、かつ該微粒子が親水性であることを特徴とする請求項3に記載の溶融流延フィルム。
- 前記セルロースエステル樹脂が、セルロースの粉砕工程、活性化工程、エステル化工程、エステル化反応停止工程、熟成工程、熟成反応停止工程、不純物収集工程、再沈工程、及び洗浄工程により合成され、かつ該熟成反応停止工程時に遠心分離し上下層に分かれた上澄みを不純物収集工程以降の工程に用いたセルロースエステル樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の溶融流延フィルム。
- 前記不純物収集工程が、繊維系不織布フィルターと金属不織布またはガラスフィルターを独立で直列の構造ではなく、1つに重ねた構造であって、下流側に金属不織布、またはガラスフィルターを用いる不純物収集工程であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の溶融流延フィルム。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の溶融流延フィルムを、偏光子の少なくとも一方の面に貼合したことを特徴とする偏光板。
- 請求項7に記載の偏光板を使用したことを特徴とする液晶表示装置。
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