JP2009242140A - 成形装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルダーで保持される胴型を直接加熱・冷却して短サイクルで所定の熱収縮量を確保する。
【解決手段】胴型35にはガイド穴34が形成されている。胴型35はホルダー36によりガイド穴34を下型に組み込む位置に移動する。胴型35は第1・第2胴型37,38の2部品構成になっている。第1胴型37は成形品の外周を規定する作用をし、第2胴型38は成形品の厚みを規定する作用をする。第2胴型38は第1胴型37を収納する筒部41を有す。筒部41の外周はホルダー36から大きく露呈している。筒部41の外周は下型に挿入されているときに下加熱手段14の一部に対峙する。筒部41は直接加熱され迅速に温度上昇する。筒部41の外周は下型に挿入されているときに冷却用ガス供給口15に対峙する。筒部41は直接冷却され迅速に温度降下し所定の熱収縮量が確保できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対の型とこれらの挿入をガイドする胴型とを備えた成形装置及び方法に関するものである。
従来、面精度の高いレンズを成形するため、熱収縮量の大きい部材でガラス成形体の厚みを規制し、冷却中も前記ガラス成形体に対しさらに加圧を行う光学素子用成形型が知られている(特許文献1)。この成形型は、一対の型をプレス方向にガイドする第1の胴型と、前記一対の型と当接し、前記一対の型の当接部間の熱収縮量よりも熱収縮量が大きい特性を有する部材で形成され、ガラス成形体の厚みを規制する第2胴型で構成される。
特開2002−29763号公報
ところで、ガラス成形体の厚みを規制する第2胴型を十分に熱収縮させるためには、冷却開始前に予め一定以上の温度に上昇させておく必要がある。従って成形サイクルを短縮するためには可能な限りこれを高速に行う必要があるが、例えば特開平2−111635号公報に記載の発明のように、第2胴型が型と接触する面からの熱伝導に任せると、温度が上昇するまでに時間がかかる欠点があった。
本発明は以上の点を鑑みてなされたものであって、ホルダーで保持する胴型を直接的に加熱して胴型の温度上昇速度および到達温度を高め、さらには胴型を直接冷却して十分な熱収縮量と収縮速度を確保することで成形サイクルの短縮を図ることができる成形装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の成形装置では、一対の型をプレス方向に移動自在にガイドするガイド穴が内部に設けられた筒部と、前記筒部の外周の端部に突出して形成されている鍔部と、を有する胴型と;前記筒部の外周のうちの前記端部を除く外周を露呈するように、前記鍔部のみを保持する保持部を有し、前記プレス方向に移動されるホルダーと;を備えたものである。
ホルダーとしては、プレス方向と直交する水平方向に移動して、成形素材を一対の型間に搬送する構成としてもよいし、胴型を一対の型のいずれか一方の型に組み込む組込位置と一方の型から退避させる退避位置との間でプレス方向と平行に移動させる構成としてもよい。前者の場合には、一対の型間に搬送する前に、筒部の外周を直接的に加熱する加熱炉を一対の型の外に設けるのが好適である。後者の場合には、ホルダーが組込位置に移動したときに、筒部の外周に対峙する近接位置に加熱手段を設けるのが望ましい。
胴型のガイド穴には、一対の型が両側から挿入される。そこで、保持部としては、鍔部をプレス方向及びこれに直交する方向に遊びをもって保持するのが、ガイド穴への挿入がスムーズに行われるため、好適である。
胴型としては、1部品構成にしてもよいし、金型をプレス方向にガイドする部品と、成形品の厚みを規制する部品に分けて材料を容易に選択可能にした2部品構成にしてもよい。後者の場合には、ガイド穴を有する第1胴型と;プレス成形時に一対の型の間隔を位置決めするために一対の型が当接する一対の当接面と、第1胴型を前記プレス方向及びこれに直交する方向に遊びをもって内部に収納する収納室と、を有する第2胴型と;で構成するのが好適である。そして、第2胴型は、昇温降温が迅速に行われるように、暖まりやすい材料かつ冷め易い材料で形成するのが好適である。さらに、第2胴型はホルダー及び第1胴型に対して遊びをもって配されているため、冷却過程における前記一対の型の当接部間の熱収縮量と成形素材の熱収縮量を合わせた熱収縮量よりも第2胴型の熱収縮量を大きくすることができる。なお、熱収縮量とはプレス過程において前記一対の型が胴型に当接したときの温度における厚さを基準とし、規定する温度まで金型を冷却したときの厚さの変化量である。
また、第2胴型には、第1胴型のガイド穴の両側に一対の型を導くための穴が一対必要になる。これら一対の穴は、ガイド穴を挟んだ両側に必要であるから、一対の穴を1部品に固定して設けるよりも、2部品構成にして遊びをもった組合せで構成する方が、一対の型をスムーズに挿入することができる。
そこで、第2胴型を2部品構成にする場合には、鍔部の一部を構成する第1鍔と、前記一対の型のうちのいずれか一方の型が入り込む第1穴と、前記一方の型の一部が当接する第1当接面と、を有する第1突き当て部材と;第1突き当て部材に対して摺動自在に組み合わされるとともに、前記第1鍔とで前記鍔部を構成する第2鍔と、前記収納室と、前記他方の型が入り込む第2穴と、前記他方の型の一部が当接する第2当接面と、を有する第2突き当て部材と;で構成するのが好適である。
本発明によれば、一対の型が挿入されるガイド穴を有する胴型の筒部の外周をホルダーから露呈して設けたので、加熱手段により外周から直接的に胴型を加熱することができ、迅速に温度上昇させることができる。
レンズ成形装置10は、図1に示すように、成型室11の内部に、成形型12、上加熱手段13、下加熱手段14、冷却用ガス供給手段口、及び、ガス供給手段16等を配置した構成になっている。ガス供給手段16は、ガス供給口17と、図示していないガス供給装置とから構成される。ガス供給口17は、室11内の上・下にそれぞれ複数設けられている。ガス供給手段は、窒素ガス等の不活性ガスを室11内に供給し、室11内を不活性ガス雰囲気に維持する。また、成形室11を構成する側面には、出入口18を開閉するシャッタ19が設けられている。シャッタ19は、成形素材(プリフォーム済みガラス硝材)の供給、及び、成形品(光学レンズ)の取り出し時に開閉される。
成形型12は、下型20、胴型35、及び、上型22とからなる。下型20には、断面円形の凸部23を有しており、凸部23の先端に成形面24が作られている。この下型20は、成形面24を上に向けた姿勢で固定軸25に固定されている。胴型35は、ホルダー36により保持されている。ホルダー36は、ガイドレール26によりプレス方向に移動自在に支持されており、移動機構27の駆動により昇降する。
上型22にも、断面円形の凸部28を有し、凸部28の先端に成形面29が作られている。この上型22は、凸部28を下に向けた姿勢で加圧機構32の移動軸30に取り付けられており、加圧機構32の駆動によりプレス方向に移動する。上加熱手段13は、図示していない固定具により移動軸30に取り付けられ、凸部28を取り囲む位置に対峙して配され、この位置関係を維持した状態で上型22と一緒に移動する。下加熱手段14及び冷却用ガス供給口15は、下型20を取り囲む範囲に固定されている。冷却用ガス供給口15には、図示していないが、ガス供給装置が接続されている。加圧機構32、移動機構27、上・下加熱手段13,14の加熱能力、及び、冷却用ガス供給装置のガス供給量、及び、成型室11内用のガス供給装置のガス供給量は、制御部31により統括的に制御される。
ホルダー36は、図2に示すように、プレス方向及びこれに直交する方向(水平方向)に遊びをもって胴型35を保持する。胴型35は、最内側に配される第1胴型37と、その外側に配される第2胴型38とで構成されている。第2胴型は、上・下突き当て部材(第1及び第2突き当て部材)39,40との2部品で構成されている。一般的に、胴型は、上・下型の周面に接して上・下型をプレス方向に相対移動自在に保持するためのもので、上・下型のプレス方向の間隔を位置決めして成形品の厚みを規定する第1の作用と、成形面間の周りで成形品の外径を規定する第2の作用とをもっている。本実施形態では、第1胴型37に前記第2の作用を持たせ、また、第2胴型38(上・下突き当て部材39,40)に前記第1の作用を持たせている。
第1胴型37には、上・下型22,20の凸部23,28がそれぞれ挿入されるガイド穴34が形成され、断面リング形状に作られている。下突き当て部材40は、開放側を上方に向けた断面コ字状の筒部41を有しており、筒部41の内部は、第1胴型37を収納する収納室42になっている。収納室42は、プレス方向及び水平方向に遊びをもって第1胴型37を収納するサイズになっている。この収納室42は、上面が開放され、前記ガイド穴34よりも僅かに大径の第2穴43が底面に形成されている。第2穴43には、下型20の凸部23が挿入される。また、第2穴43の周りの底面は、下型20の段部55が当接する第2当接面54になっている。
上突き当て部材39は、下突き当て部材40の上に摺動自在に置かれる蓋形状になっており、前記ガイド穴34よりも僅かに大径の第1穴44が形成されている。この第1穴44には、上型22の凸部28が挿入される。第1穴44の周りの面は、上型22の段部56が当接する第1当接面53になっている。上・下突き当て部材39,40の合わせ目には、第1及び第2鍔45,46がそれぞれ突出して形成されており、組み合わせて一つ鍔部47として構成される。この鍔部47がホルダー36で保持される。
ホルダー36は、移動機構27により昇降される支持板50と、蓋51とで構成されている。支持板50は、筒部41の外周を外部に露呈して鍔部47のみを保持するように、厚みの薄い板状で作られている。この支持板50の先端には、一段凹んだ段部57に筒部41を挿入するための開口48が設けられている。開口48の内周下部には、鍔部47を下方から受ける受部49が形成されている。受部49及び開口48は、水平方向及びプレス方向に遊びをもって鍔部47を支持するサイズ(径)で作られている。開口48の段部57には、蓋51が取り付けられる。この蓋51には、第1穴44を露呈し、かつ、鍔部47の飛び出しを防止する開口52が形成されている。これら開口48、受部49、及び、開口52がホルダー36の保持部を構成する。
第2胴型38は、ホルダー36の開口48の内側で遊びが規定され、また、第1胴型37は、収納室42の内側で遊びが規定されている。第1及び第2胴型37,38に遊びを持たすことで、上・下型22,20の軸が僅かにずれていてもスムーズに挿入することができる。なお、第1胴型37、及び、上・下型22,20は、成形素材に接触するため、成形素材よりも熱膨張量及び熱収縮量の小さい特性を有する材料で形成されている。また、第2胴型38は、成形素材及び上・下型22,20よりも昇温・降温が迅速に行われるように、暖まり易くかつ冷め易い材料で形成されている。
さらに、第2胴型38は、成形素材をプレス変形後冷却する過程において、一対の型22,20の段部55,56間(当接部間)の熱収縮量と成形素材61の熱収縮量を合わせた熱収縮量よりも熱収縮量が大きい特性を有する部材で形成するのが望ましい。というのは、図3(A)に示すように、第2胴型の収縮が小さく、これよりも上・下型22,20と成形素材61の収縮が大きい場合、冷却時に成形面29と成形素材61とが離れて転写不良を起こすのに対し、同図(B)に示すように、上・下型22,20及び成形素材61の収縮量の合計より大きくなるような特性をもつ部材で第2胴型38を作ると、成形素材61をガラス転移点以下まで降温する過程で上型22が成形素材61の冷却に伴って成形面29で成形素材61を常時押圧するように収縮するため良い面形状が得られ、冷却時に生じる転写不良を防止することができる。しかしながら、このようにするためには、成形サイクル毎に第2胴型38の温度を所定温度以上に上昇させる必要がある。しかし、一対の型22,20からの伝熱のみでこれを行うと時間がかかってしまう。従って、本発明では、下加熱手段14の一部で第2胴型38を直接過熱できる構造にし、温度上昇にかかる時間を短縮している。また、本実施形態の下加熱手段14は、下型20を加熱する機能も兼ねている。なお、下型20を加熱する加熱手段を別に設けても良い。
下型20の周りには、下加熱手段14及び冷却用ガス供給口15が固定して配されている。下加熱手段14及び冷却用ガス供給口15の一部は、胴型35を下型20に組み込む組込位置に移動したときに、図4に示すように、筒部41の外周に対峙する位置になっている。よって、筒部41を直接加熱して迅速に温度上昇させる。なお、上・下加熱手段13,14は、高周波誘導加熱方式を用いた加熱手段である。なお、加熱手段としては、赤外線ランプを用いても良い。
次に上記構成の作用を説明する。プレス成形工程は、大別して、成形素材の供給、加熱、プレス、冷却、及び、成形品の取り出しとの4つの工程で構成される。
成形素材の供給工程では、先に、胴型35を組込位置に下降して胴型35を下型20に挿入する。このとき、筒部41の第2当接面が下型20の段部55に当接する。また、このとき、下加熱手段14の一部に、筒部41の外周が対峙する。なお、上型22は、図5に示すように、上方に退避した状態となっている。この状態で、上・下加熱手段13,14の加熱が開始される。その後に、シャッタを開いて、搬送アーム60を成形室11内に挿入して成形素材61を供給する。このとき、搬送アーム60に設けた吸着パッドで成形素材61を保持し、その成形素材61を上型22との間の退避スペースと胴型35のガイド穴34とを通して下型20の成形面24に移載する。成形素材61は、ガラス転移点近傍又は以下の温度に予備加熱されている。
上型22は、退避位置で上加熱手段13により加熱されている。下型20、及び、胴型35は、下加熱手段14により加熱されている。このとき、筒部41の外周がホルダー36から露呈し、その外周に下加熱手段14の加熱源が対峙しているので、胴型35が直接的に加熱され、よって、ガイド穴34を通じて下型20及び成形素材61を迅速に加熱することができる。なお、搬送アーム60が成形室11から退避した後に、シャッタ19を閉める。成形室11内は、ガス供給口17から供給される不活性ガスにより不活性ガス雰囲気に維持されている。
上・下型22,20及び成形素材61がガラス転移点以上の成形温度に達すると、図6に示すように、加圧機構32を作動して上型22を加圧位置に移動させてプレス成形を行う。このとき、上型22の凸部28が胴型35のガイド穴34に挿入され、上型22の段部56が上突き当て部材39の上面に当接する。このような環境下、すなわち、上・下加熱手段13,14が上・下型22,20、及び成形素材61を成形温度に維持し、加圧機構32が上型22に所定の圧力をかけている環境下を一定時間継続する。これにより、成形面24,29の形状が成形素材61に転写されて成形品62が成形される。
冷却工程では、上・下加熱手段13,14の駆動が停止され、図7に示すように、冷却用ガス供給口15から不活性ガスを筒部41及び下型20に吹き付け、胴型35、上・下型22,20、及び、成形品62をガラス転移点以下の温度まで冷却する。この冷却工程では、図示していないが、上・下型22,20に内蔵した温度センサー、例えば熱電対から得られる上・下型22,20の測定温度を制御部31が監視しながら冷却用ガス供給口15から吹き付ける不活性ガスの量を制御する。
上・下型22,20及び成形品62の温度がガラス転移点以下の温度まで下がると、上型22を上方の退避位置に退避させる。その後、図8に示すように、シャッタ19を開いて搬送アーム60を成形室11に挿入し、搬送アーム60の吸着パッドを胴型35のガイド穴34に差し込んで、成形品62を押さえながら胴型35を下型20から一時的に退避させる。このときの胴型35の退避は、図9に示すように、搬送アーム60に当接しない範囲内の僅かな移動となっている。
次に、図10に示すように、搬送アーム60をプレス方向にいったん引き抜いた後に出入口18まで水平方向に退避させる。この間に胴型35を上方の退避位置に移動する。その後に、再び搬送アーム60を挿入して下型20の成形面24から成形品62を吸着して取り出す。搬送アーム60は、成形品62を成形室11の外のトレーに載置した後に、今度は成形素材61を保持して、前述したように、成形室11に入り込んでガイド穴34を通して下型20の成形面24に成形素材61を供給する。成形室11では、搬送アーム60が成形室11の外で成形品62を載置している間に、胴型35を再び下型20に挿入する準備を行っている。以下、前述した手順を繰り返し行う。このような成形手順によれば、成形室11を常温近くまで冷却しないでガラス転移的以下の高温環境下に保ちながらプレス成形を行うことができ、よって、加熱及び冷却時間の短時間を図ることができる。
上記実施形態では、第2胴型38を上・下突き当て部材39,40との2部品で構成しているが、1部品で構成してもよい。また、胴型35を第1及び第2胴型37,38との2部品で構成しているが、1部品で構成してもよい。
また、下型20に対して胴型35、及び、上型22を移動してプレス成形する成形装置10としているが、胴型35を固定にし、上・下型22,20を移動してプレス成形してもよく、さらには、上型22を固定にし、胴型35、及び、下型20を移動してプレス成形してもよい。また、垂直方向に移動してプレスするプレス装置としているが、水平方向に移動してプレスする成形装置としてもよい。また、筒部41を上突き当て部材39に設け、上加熱手段13で筒部39を加熱するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、ガラス素材からガラス成形品を作る成形装置としているが、本発明ではこれに限らず、プラスチック成形品を作る成形装置としてもよい。
本発明を採用した成形装置の概略を示す断面図である。 ホルダーで保持する胴型と加熱手段との位置関係を示す成形装置の要部断面図である。 (A)は、第2胴型の収縮が小さく、上・下型と成形素材の収縮が大きい場合、上型の成形面と成形素材とが離れてしまう状態を示し、また、(B)は、第2胴型の収縮が上・下型と成形素材の収縮に対して大きい場合、上型の成形面と成形素材とが離れない状態を示す説明図である。 胴型を下型に挿入した状態を示す成形装置の要部断面図である。 成形素材を供給する状態を示す成形装置の断面図である。 上型をプレス位置に移動してプレス成形を行っている状態を示す成形装置の断面図である。 冷却を行っている状態を示す成形装置の断面図である。 搬送アームで成形品を押さえている状態を示す成形装置の断面図である。 搬送アームで成形品を押さえながら胴型を下型から引き抜く状態を示す断面図である。 搬送アームを退避させた後に胴型を退避位置に移動し、その後再び搬送アームを挿入して下型から成形品を取り出す状態を示す成形装置の断面図である。
符号の説明
10 成形装置
20 下型
22 上型
35 胴型
36 ホルダー
37 第1胴型
38 第2胴型
39 上突き当て部材
40 下突き当て部材

Claims (7)

  1. 一対の型及び成形素材を加熱し、加熱後に前記一対の型間で前記成形素材をプレス成形する成形装置において、
    前記一対の型をプレス方向に移動自在にガイドするガイド穴が内部に設けられた筒部と、前記筒部の外周の端部に突出して形成されている鍔部と、を有する胴型と、
    前記筒部の外周のうちの前記端部を除く外周を露呈するように、前記鍔部のみを保持する保持部を有し、前記プレス方向に移動されるホルダーと、
    を備えたことを特徴とする成型装置。
  2. 前記ホルダーは、前記胴型を前記一対の型のいずれか一方の型に組み込む組込位置と前記一方の型から退避させる退避位置との間で前記プレス方向と平行に移動させるとともに、
    前記ホルダーが前記組込位置に移動したときに前記筒部の外周に対峙する近接位置に加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の成型装置。
  3. 前記保持部は、前記鍔部を前記プレス方向及びこれに直交する方向に遊びをもって保持することを特徴とする請求項1又は2記載の成形装置。
  4. 前記胴型は、
    前記ガイド穴を有する第1胴型と、
    プレス成形時に前記一対の型の間隔を位置決めするために前記一対の型が当接する一対の当接面と、前記第1胴型を前記プレス方向及びこれに直交する方向に遊びをもって内部に収納する収納室と、を有する第2胴型と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の成形装置。
  5. 前記第2胴型は、前記成形素材をプレス変形後冷却する過程において、前記一対の型の当接部間の熱収縮量と成形素材の熱収縮量を合わせた熱収縮量よりも熱収縮量が大きい特性を有する部材で形成されていることを特徴とする請求項4記載の成形装置。
  6. 前記第2胴型は、
    前記鍔部の一部を構成する第1鍔と、前記一対の型のうちのいずれか一方の型が入り込む第1穴と、前記一方の型の一部が当接する第1当接面と、を有する第1突き当て部材と、
    前記第1突き当て部材に対して摺動自在に組み合わされるとともに、前記第1鍔とで前記鍔部を構成する第2鍔と、前記収納室と、前記他方の型が入り込む第2穴と、前記他方の型の一部が当接する第2当接面と、を有する第2突き当て部材と、
    で構成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の成形装置。
  7. 一対の型及び成形素材を加熱し、加熱後に前記一対の型間で前記成形素材をプレス成形する成形方法において、
    前記一対の型をプレス方向に移動自在にガイドするガイド穴が内部に設けられた筒部と前記筒部の外周の端部に突出して形成され前記筒部の外周を露呈した状態でホルダーにより保持される鍔部とを有する胴型を備え、
    前記ホルダーで保持した胴型を前記一対の型のうちのいずれか一方の型に組み込む組込位置に移動して、前記筒部の外周を加熱手段で直接的に加熱するようにしたことを特徴とする成形方法。
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