JP2007191359A - 成形型、成形装置及びそれを用いた製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス材が食らいつきにくい成形型を提供する。
【解決手段】第1成形型11(成形型)は、円柱状の型本体13と、収容部14と、離型部材15とを備える。型本体13は、基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成されている。収容部14は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材15は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。
【選択図】図2
【解決手段】第1成形型11(成形型)は、円柱状の型本体13と、収容部14と、離型部材15とを備える。型本体13は、基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成されている。収容部14は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材15は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、成形型、成型装置及びそれを用いた製造方法に関するものである。
従来、ガラス製の光学素子の製造方法として、ガラス材をヒートプレスすることにより成形する、いわゆるプレス成形法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このプレス成形法は、一対の上型及び下型と、上型及び下型が摺動可能に挿入される胴型とを備えた成形型組を用いて行われる。具体的に、プレス成形法とは、胴型内の上型及び下型により区画形成される内部空間にガラス材を装入し、ガラス材を加熱しながら上型と下型とでもってプレスすることにより光学素子を成形する方法をいう。
例えば、一方の光学機能面が凹状であるレンズは、凸状の成形面を有する上型と、その上型に対向配置された下型とを用いてプレス成形することができる。
特開昭64−33022号公報
しかしながら、一般的に、ガラス材の熱膨張係数の方が成形型の熱膨張係数よりも大きい。このため、凸状の成形面を有する上型を用いた場合、プレスされたガラス材を冷却する工程において、ガラス材が上型に食らいつく虞がある。
プレスされたガラス材が強固に上型に食らいついてしまった場合は、ガラス材を離型させる工程がさらに必要となり、プレス成形工程が煩雑化し、製造効率が低下することとなる。また、上型に食らいついたガラス材が、上型の上昇途中に下型の上に落下する虞もある。下型の上にガラス材が落下すると、レンズが傷つくとともに、下型に傷が入るため、一端製造を中止し、新たな下型に取り替えなければならないとういう問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラス材が食らいつきにくい成形型を提供することにある。
本発明に係る成形型は、ガラス材をプレス成形するための成形型である。成形型は、円柱状の型本体と、収容部と、離型部材とを備えている。型本体は、基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成されている。収容部は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。
本発明に係る第1の成形装置は、ガラス材をプレスして光学素子を成形するための成形装置である。成形装置は、第1成形型と、第1成形型に対向配置された円柱状の第2成形型とを備えている。第1成形型は、円柱状の型本体と、収容部と、離型部材とを有している。型本体は、基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成されている。収容部は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。
本発明に係る第2の成形装置は、ガラス材をプレスして光学素子を成形するための成形装置である。成形装置は、成形型組と、搬送手段と、第1プレス盤と、第1プレス手段と、第2プレス盤と、第2プレス手段とを有している。成形型組は、上型と、上型の下方に対向配置された円柱状の下型とを有している。上型は、円柱状の型本体と、収容部と、離型部材とを備えている。型本体は、下端面が凸状の成形面に形成されている。収容部は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。搬送手段は、成形型組を第1の位置と第2の位置とに搬送する。第1プレス盤は、第1の位置に搬送された成形型組の上方に配置されている。第1プレス手段は、第1プレス盤に接続されている。第1プレス手段は、第1プレス盤とともに、第1の位置に搬送された成形型組の上型を下方に押圧し、上型と下型との間に装入されたガラス材を加熱しながらプレスする。第2プレス盤は、第2の位置に搬送された成形型組の上方に配置されている。第2プレス盤は、駆動手段を有している。駆動手段は、離型部材をその先端が成形面よりも突出するように型本体に対して下方に相対変位させる。第2プレス手段は、第2プレス盤に接続されている。第2プレス手段は、第2プレス盤とともに、第2の位置に搬送された成形型組の上型を下方に押圧した状態で、上型と下型との間に装入されたガラス材が所定の温度に冷却されるまでプレス保持する。
本発明に係る光学素子の製造方法は、成形装置を用意する工程を備えている。成形装置は、成形型組を備えている。成形型組は、第1成形型と、第1成形型に対向配置された円柱状の第2成形型とを有している。第1成形型は、円柱状の型本体と、収容部と、離型部材とを有している。型本体は、一端面が凸状の成形面に形成されている。収容部は、型本体に一端が成形面に開口するように形成されている。離型部材は、収容部内に型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が成形面よりも突出可能に収容されている。当該製造方法は、第1成形型と第2成形型との間にガラス材を装入する工程を備えている。当該製造方法は、ガラス材を加熱しながら第1成形型を第2成形型に向けて押圧することでガラス材をプレス変形させる工程を備えている。当該製造方法は、プレス変形されたガラス材を押圧しながら冷却するとともに、離型部材を型本体に対して変位させてガラス材を第1成形型から離間させる工程を備えている。
本発明によれば、ガラス材が食らいつきにくい成形型を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明の実施形態1に係る成形装置1の断面を示す。成形装置1は、レンズ等のガラス光学素子66を製造するための装置である。例えば、成形装置1は、一方の光学機能面が凹状であり、曲率半径Rが、10mm以下の非曲面であるガラス光学素子66を製造するための装置である。成形装置1は、搬入部51と、第1の位置としての加熱部152及び押圧部153と、第2の位置としての冷却部154と、搬出部53とに区画されている。これらを順に、成形型組10が成形装置1の基台102上をサーボモータ、エアシリンダ等の搬送手段(図示せず)によって搬送されていくようになっている。
搬入部51では、ガラス光学素子66の材料であるガラス材55が成形型組10に搬入される。搬入部51は、基台102上に載置された成形型組10にガラス材55を搬入する搬入機54が設けられている。搬入機54は、ガラス材55を吸着して移動させる吸着アーム54aを備えている。
加熱部152、押圧部153及び冷却部154に亘って、チャンバー56が配設され、内部を成形型組10が搬送されるようになっている。チャンバー56には、搬入部51側に搬入口57が、搬出部53側に搬出口58が開けられている。加熱部152及び押圧部153は、第1プレス手段を備えている。冷却部154は、第2プレス手段を備えている。第1,第2プレス手段は、ガラス材55を加熱しながらプレスするものである。
具体的には、チャンバー56内の加熱部152、押圧部153及び冷却部154それぞれの下部には、成形型組10を加熱又は冷却する下側ヒータブロック59が配設されている。チャンバー56の天壁60上には、加熱部152、押圧部153及び冷却部154それぞれにプレス機61が配設されている。各プレス機61にはシリンダ62が接続されている。各シリンダ62は、チャンバー56の天壁60を貫通し、シリンダ62の下端にプレス盤63が取り付けられている。各プレス盤63の下方に、成形型組10が搬送される。各プレス盤63の下面には、成形型組10を加熱又は冷却する上側ヒータブロック64が取り付けられている。各上側ヒータブロック64は、下側ヒータブロック59に対向配置されている。プレス機61によってシリンダ62を駆動させて、プレス盤63を下方に移動させる。第2の位置としての冷却部154における第2プレス盤としてのプレス盤63が、後述する駆動手段を有してる。
搬出部53には、成形されたガラス光学素子66を成形型組10から搬出する搬出機65が設けられている。搬出機65は、ガラス材55を吸着して移動させる吸着アーム65aを備えている。
図2に示すように、成形型組10は、ガラス材55をプレス成形するための一対の第1成形型11及び第2成形型12と、円筒状の胴型16,17とを有している。
第1成形型11は、円柱状の型本体13と、収容部14と、離型部材15とを備えている。型本体13は、基端面が取付面13bに形成される一方、先端面が凸状の成形面13aに形成されている。成形面13aは、ガラス光学素子66の光学機能面を成形するための面であり、その光学機能面に対応した形状を有している。収容部14は、型本体13に形成されている。収容部14は、一端が成形面13aに開口している。収容部14内には、離型部材15が収容されている。離型部材15は、型本体13の軸方向に相対変位可能に、且つ先端15aが成形面13aよりも突出可能となっている。なお、型本体13の上端外周には、フランジ部11aが形成されている。
離型部材15は、第1,第2成形型11,12によりプレスされたガラス材55が、第1成形型11に食らいつくことを抑制するためのものである。具体的には、ガラス材55が冷却されるとき、ガラス材55は熱収縮する。成形面13aの形状が転写されるガラス材55は、第1成形型11に食らいつく方向に収縮する。しかし、プレスされたガラス材55を第1,第2成形型11,12でもってプレス保持しながら冷却する工程において、この離型部材15の先端15aは、成形面13aから突出する。すなわち、離型部材15によって、ガラス材55が離型方向、すなわち、第1成形型11から離れる方向に押される。したがって、ガラス材55の第1成形型11への食らいつきを抑制することができる。型本体13の成形面13aが、曲率半径R=10mm以下の曲面に形成されている場合、ガラス材55の食らいつきがより顕著に発生する。このような場合に、より効果的に食らいつきを抑制することができる。
収容部14は、例えば、図2(a)に示すように、成形面13aの平面視において成形面13aの外周辺に設けられていてもよい。この場合、ガラス材55の周辺部が離型部材15によって押圧される。このため、離型部材15の押圧により、ガラス光学素子66に傷や凹みが生じた場合でも、成形されるガラス光学素子66の光学機能の有効範囲より外側が離型部材15によって押圧されることになるので、ガラス光学素子66の性能を保つことができる。
なお、収容部14は、例えば、図2(b)に示すように、成形面13aから型本体13の軸方向に延びる方向に貫通するように形成された収容凹所18によって構成されていてもよい。この場合、離型部材15は、収容凹所18内に摺動自在に収容される。
図1に示すように、成形装置1の第2の位置としての冷却部154における第2プレス盤としてのプレス盤63は、駆動手段を有している。駆動手段は、離型部材15をその先端15aが成形面13aよりも突出するように、型本体13に対して下方に相対変位させるものである。
収容凹所18は、例えば、図3(a)に示すように、成形面13aの平面視において成形面13aの周回方向にそって設けられた複数の収容孔19によって構成されていてもよい。この場合、離型部材15は、棒状に形成されている。
収容凹所18は、例えば、図3(b)に示すように、成形面13aの平面視において型本体13の外周と同心円状に形成された周回溝20によって構成されていてもよい。この場合、離型部材15は、円環状に形成されている。
収容凹所18は、成形面13aの平面視において型本体13の周辺部に位置付けて形成されていることが好ましい。これにより、成形されるガラス光学素子66の光学機能の有効範囲より外側が離型部材15によって押圧されることになる。このため、離型部材15の押圧により、ガラス光学素子66に傷や凹みが生じた場合でも、ガラス光学素子66の性能を保つことができる。
上記駆動手段は、図1に示すように、例えば、冷却部154のプレス盤63の第1成形型11側表面における離型部材15に対応する位置に形成され、収容凹所18に挿入される突出部21であってもよい。
円柱状の第2成形型12は、第1成形型11に対向配置されている。第2成形型12の成形面12aは、緩やかな凹状の曲面に形成されている。第2成形型12の下側外周には、フランジ部12bが形成されている。胴型は、第1成形型11及び第2成形型12が摺動可能に挿入される内側胴型16と、内側胴型16の周囲に設けられ、内側胴型16よりも上下の長さが長い外側胴型17を有している。内側胴型16の上方から第1成形型11が挿入され、内側胴型16の上端にフランジ部11aが当接する位置まで摺動可能となっている。内側胴型16の下方からは第2成形型12が挿入され、フランジ部12bに内側胴型16の下端が当接する位置に配設される。
第1成形型11、第2成形型12及び胴型16,17は、耐久性等の観点から、高強度であることが求められる。このため、例えば、これらを超硬合金製とすることが好ましい。また、これらの材料として、ステンレス鋼を用いてもよい。さらに、第1成形型11及び第2成形型12の酸化及び腐食抑制のために、成形面12a,13aに保護膜を施してもよい。
次に、上記成形装置1を用いて、レンズを製造する方法について説明する。
まず、成形装置1の搬入部51において、吸着アーム54aに吸着されたガラス材55を搬入機54によって、成形型組10に搬入する。
すなわち、第1成形型11は内側胴型16内から取り出され、成形型組10は型開きされている。そして、搬入機54を駆動させ、内側胴型16内の第2成形型12上にガラス材55を装入する。第1成形型11を内側胴型16内に挿入し、成形型組10を型閉じする。
次に、搬送手段によって、成形型組10を搬入口57からチャンバー56内に搬送する。具体的には、成形型組10は加熱部152の下側ヒータブロック59の上まで搬送される。成形型組10の搬送後に、プレス機61によってシリンダ62を駆動させて、プレス盤63を下方に動かす。具体的には、第1成形型11がガラス材55に当接する位置まで、上側ヒータブロック64によって第1成形型11を押圧する。
次に、上側ヒータブロック64及び下側ヒータブロック59の温度を上昇させ、第1成形型11及び第2成形型12を加熱する。第1成形型11及び第2成形型12の熱をガラス材55に伝導させることで、ガラス材55を加熱する。
次に、加熱されたガラス材55を内包する成形型組10を押圧部153に搬送する。押圧部153のプレス機61によってシリンダ62を駆動させて、プレス盤63を下方に動かす。上側ヒータブロック64が外側胴型17の上端に当接する位置まで、第1成形型11を下方に変位させる。そして、第1成形型11でガラス材55を押圧して、ガラス材55を変形させることにより、第1成形型11及び第2成形型12の成形面13a,12aの形状をガラス材55に転写させる。なお、ガラス材55を十分に変形させるためには、ガラス材55が、屈伏点まで加熱されていることが好ましい。
次に、成形型組10を冷却部154に搬送する。冷却部154に設けられたプレス機61によってシリンダ62を駆動させて、プレス盤63を下方に動かす。プレス盤63の駆動手段によって、先端15aが成形面13aよりも突出するように収容部14に収容された離型部材15を型本体13に対して下方に相対変位させる。これにより、ガラス材55が第1成形型11から離隔する方向にガラス材55に力が与えられるので、ガラス材55の成形面13aへの食らいつきが抑制される。
また、冷却部154において、離型部材15によってガラス材55に力を与えることにより、第1成形型11及び第2成形型12の成形面13a,12aの形状をガラス材55に十分に転写させることができる。冷却部154においては、ガラス材55の温度が所定の温度、例えば、ガラス材55のガラス転移点以下となっていることが好ましい。
収容部14が収容凹所18によって構成されている場合、プレス盤63に設けられた駆動手段としての突出部21を収容凹所18に挿入し、離型部材15を下方に相対変位させてもよい。突出部21により離型部材15を下方に押圧することで、離型部材15をより確実に変位させることができる。
次に、プレス機61によってシリンダ62を駆動させて、プレス盤63を上方に動かす。プレス盤63を上昇させて上側ヒータブロック64を第1成形型11から離す。
次に、搬送手段によって、成形型組10をチャンバー56の搬出口58から搬出部53に搬送する。第1成形型11を内側胴型16から取り出し、成形型組10を型開きする。
ここで、ガラス材55が冷却されるとき、ガラス材55は、第1成形型11に食らいつく方向に収縮する。しかし、第1成形型11は、離型部材15を備えている。このため、離型部材15の先端15aが成形面13aよりも突出すると、ガラス材55が離型方向、すなわち、第1成形型11から離れる方向に押される。したがって、ガラス材55の第1成形型11への食らいつきを抑制することができる。
最後に、成形後のガラス光学素子66を搬出機65の吸着アーム65aに吸着させて、内側胴型16内から取り出す。本実施形態に係る成形型組10においては、ガラス材55の第1成形型11への食らいつきを抑制することができるので、第1成形型11に強固に食らいついたガラス材55を離型させる工程が不要であり、製造効率の低下を抑制することができる。また、第1成形型11に食らいついたガラス材55が、第1成形型11の上昇途中に第2成形型12の上に落下することも抑制することができる。
以上説明したように、本発明は、ガラス材をプレスするための成形型、成形装置及びそれを用いた製造方法等について有用である。
1 成形装置
10 成形型組
11 第1成形型
12 第2成形型
13 型本体
13a 成形面
13b 取付面
14 収容部
15 離型部材
15a 先端
18 収容凹所
19 収容孔
20 周回溝
21 突出部
55 ガラス材
63 プレス盤
152 加熱部(第1の位置)
153 押圧部(第1の位置)
154 冷却部(第2の位置)
10 成形型組
11 第1成形型
12 第2成形型
13 型本体
13a 成形面
13b 取付面
14 収容部
15 離型部材
15a 先端
18 収容凹所
19 収容孔
20 周回溝
21 突出部
55 ガラス材
63 プレス盤
152 加熱部(第1の位置)
153 押圧部(第1の位置)
154 冷却部(第2の位置)
Claims (11)
- ガラス材をプレス成形するための成形型であって、
基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成された円柱状の型本体と、
上記型本体に一端が上記成形面に開口するように形成された収容部と、
上記収容部内に上記型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が上記成形面よりも突出可能に収容された離型部材と、
を備えた成形型。 - 請求項1の成形型において、
上記収容部は、上記成形面の平面視において上記成形面の外周辺に設けられている成形型。 - 請求項1の成形型において、
上記収容部は、上記成形面から上記型本体の軸方向に延びる方向に貫通するように形成された収容凹所によって構成され、
上記離型部材は、上記収容凹所内に摺動自在に収容されている成形型。 - 請求項3の成形型において、
上記収容凹所は、上記成形面の平面視において上記成形面内の周回方向に沿って設けられた複数の収容孔によって構成され、
上記離型部材は、棒状である成形型。 - 請求項3の成形型において、
上記収容凹所は、上記成形面の平面視において上記型本体の外周と同心円状に形成された周回溝によって構成され、
上記離型部材は、円環状である成形型。 - 請求項1の成形型において、
上記収容凹所は、上記成形面の平面視において上記型本体の成形面の周辺部に位置付けて形成されている成形型。 - ガラス材をプレスして光学素子を成形するための成形装置であって、
基端面が取付面に形成される一方、先端面が凸状の成形面に形成された円柱状の型本体を有する第1成形型と、該第1成形型に対向配置された円柱状の第2成形型とを備え、
上記第1成形型は、上記型本体に一端が上記成形面に開口するように形成された収容部と、
上記収容部内に上記型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が上記成形面よりも突出可能に収容された離型部材と、
を有する成形装置。 - ガラス材をプレスして光学素子を成形するための成形装置であって、
下端面が凸状の成形面に形成された円柱状の型本体と、上記型本体に一端が上記成形面に開口するように形成された収容部と、上記収容部内に上記型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が上記成形面よりも突出可能に収容された離型部材とを備えた上型と、
該上型の下方に対向配置された円柱状の下型と、
を有する成形型組と、
上記成形型組を第1の位置と第2の位置とに搬送する搬送手段と、
上記第1の位置に搬送された成形型組の上方に配置された第1プレス盤と、
上記第1プレス盤に接続され、該第1プレス盤とともに、上記第1の位置に搬送された成形型組の上記上型を下方に押圧し、上記上型と下型との間に装入されたガラス材を加熱しながらプレスする第1プレス手段と、
上記第2の位置に搬送された成形型組の上方に配置され、上記離型部材をその先端が上記成形面よりも突出するように上記型本体に対して下方に相対変位させる駆動手段を有する第2プレス盤と、
上記第2プレス盤に接続され、該第2プレス盤とともに、上記第2の位置に搬送された成形型組の上記上型を下方に押圧した状態で、上記上型と下型との間に装入されたガラス材が所定の温度に冷却されるまでプレス保持する第2プレス手段と、
を有する成形装置。 - 請求項8の成形装置において、
上記上型の収容部は、上記成形面から上記型本体の軸方向に延びる方向に貫通するように形成された収容凹所によって構成され、
上記離型部材は、上記収容凹所内に摺動自在に収容されている成型装置。 - 請求項9の成型装置において、
上記駆動手段は、上記第2プレス盤の上記上型側表面における上記離型部材に対応する位置に形成され、上記収容凹所に挿入される突出部である成形装置。 - 一端面が凸状の成形面に形成された円柱状の型本体を有する第1成形型と、該第1成形型に対向配置された円柱状の第2成形型とを有する成形型組を備え、
上記第1成形型は、上記型本体に一端が上記成形面に開口するように形成された収容部と、
上記収容部内に上記型本体の軸方向に相対変位可能に且つ先端が上記成形面よりも突出可能に収容された離型部材と、
をさらに有する成形装置を用意する工程と、
上記第1成形型と第2成形型との間にガラス材を装入する工程と、
上記ガラス材を加熱しながら上記第1成形型を第2成形型に向けて押圧することで該ガラス材をプレス変形させる工程と、
上記プレス変形されたガラス材を押圧しながら冷却するとともに、上記離型部材を上記型本体に対して変位させて上記ガラス材を上記第1成形型から離隔させる工程と、
を備えた光学素子の製造方法。
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JP2006012157A JP2007191359A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 成形型、成形装置及びそれを用いた製造方法 |
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WO2012169371A1 (ja) * | 2011-06-06 | 2012-12-13 | 旭硝子株式会社 | ガラス成形品の成形装置 |
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