JP2009241304A - インク受容層塗工液、およびそれを用いたインクジェット記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】海外への技術移転においても、記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに高い色再現性および印字後の耐光性が得られ、かつ着色剤の凝集が抑制された生産性の高いインクジェット記録媒体を提供する。
【解決手段】イオン伝導度が10μS/cm以下である水を主体とした分散媒で分散した、吸水性無機顔料、バインダーおよび着色剤を含有するインク受容層塗工液である。さらに、そのインク受容層塗工液を塗設して、少なくとも1層のインク受容層を設けたインクジェット記録媒体である。
【選択図】なし

Description

本発明は、海外への技術移転においても、記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに高い色再現性および印字後の耐光性が得られ、かつ着色剤の凝集が抑制された生産性の高いインク受容層塗工液及びそれを用いたインクジェット記録媒体に関するものである。
インクジェット記録方式は、種々の作動原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録媒体に付着させ、画像・文字などの記録を行なうものであるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像−定着が不要などの特徴があり、漢字を含め各種図形およびカラー画像などの記録装置として種々の用途において急速に普及している。さらに、多色インクジェット方式により形成される画像は、製版方式による多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、遜色のない記録を得ることが可能である。また、作成部数が少なくて済む用途においては、写真技術によるよりも安価であることからフルカラー画像記録分野にまで広く応用されつつある。
インクジェット記録媒体の使用用途としては、元来、プレゼンテーション用文書資料作成に代表されるようなモノクロ印字のOA用途がほとんどであり、文字の視認性を良好とするために出来るだけ記録媒体の白色度の高いものが好まれ、使用されてきた。
しかしながら、近年、プリンターのカラー化に伴って、従来の印刷方式で作製したポスターと同様に、記録媒体の大部分にイエローやレッドなどのバックグラウンド記録を施すことによって記録媒体自体の装飾性を高めたり、さらに様々な色を付けることによって文字や画像の視認性を高める手法をとることが多くなった。
また、近年、インクジェット記録方式を使用したポスターなどの大判記録用途が伸長しつつあり、その用途上、特に記録媒体自身の装飾性および文字や画像の視認性が要求されるため、前述の手法を採用することが多い。
しかしながら、インクジェット記録方式によって、この様な大判記録のバックグラウンド記録を行うと、特にコンピュータの処理時間や記録時間がかかり、作業性の著しく悪化する問題があった。また、記録面積が多くなるため、必然的にインクの使用量も増加し、ランニングコストが増加する問題もあった。さらに、インクジェット記録では、用紙の端部に記録することは不可能であるため、記録媒体の見栄えが悪く装飾性の劣る問題の発生する場合がある。
一方、支持体上にインク受容層を塗工したインクジェット記録媒体に通常の印刷方式でバックグラウンド着色印刷を行い着色記録媒体を作製する方法が実際に行われているが、水性印刷インキを用いて印刷した場合でも、印刷インキ中の顔料着色剤及び/または顔料分散剤にインクジェットインクが弾かれやすく、満足のいくインクジェット記録が行えないという問題があった。
かかる問題を解決するために、支持体上にインク受容層を設けたインクジェット記録媒体において、インク受容層中に着色剤として顔料系着色剤を含有する記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1)。ここでは、色の再現性や印字画像の耐光性については記載されていない。また、使用する水のイオン伝導度についても記載されていない。しかしながら、イオン伝導度の高い水を使用すると、無機顔料分散液において、経時での粘度上昇が大きくなって取り扱い難くなったり、粗大粒子を形成する。また着色顔料においては、凝集が見られる原因となるなど、塗工液の液物性に対して使用する水に含まれる不純物の影響が無視できない場合がある。
また、支持体上にインク受容層を設け、さらにインク受容層表面に着色剤を含有する着色層を設けたインクジェット記録媒体が提案されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、着色層をさらに設けることで製造プロセスが増え、製造コストが高くなるという問題がある。
また、イオン伝導度が10μS/cm以下の水を使用した顔料分散液の製造方法及びインクジェット記録媒体が提案されている(例えば、特許文献3)。安定性の良い顔料分散液は得られるものの、着色剤は添加されていない。未だ記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに色再現性も高く、着色剤の凝集が抑制されたインクジェット記録媒体は得られていない。
さらに、インクジェット記録媒体は、写真印画紙、熱転写受像紙等のフルカラーで出力できる画像記録媒体のひとつであり、日本企業の競争優位をもたらした記録媒体の一つである。1990年代末頃までは、インクジェット記録媒体は主に日本国内で生産されていた。しかし、2000年頃から、欧米との貿易摩擦の回避や円高への対応のために、日本企業の海外直接投資による現地生産が急速に行われるようになった。2005年代に入り、さらなるグローバル化の進展に伴い、単なる生産機能の現地化のみならず設計、開発さらには研究といった機能の海外移転が進んでいる。それとともに、様々な日本的な生産技術や品質管理技術も海外へと移転されるようになった。こうした中で、インクジェット記録媒体も国内生産品から現地生産のため、海外に移転し始めた。
一方、インクジェットプリンターが全世界的に拡販され、インクジェット記録媒体も写真印画紙と同等なレベルまで色再現性が得られ、世界的にも注目されるようになっている。特に、アメリカやドイツ等においては,インクジェットプリンターの国内流通が盛んに行われると同時に、一部の企業は、インクジェット記録媒体を写真印画紙と同等の色再現性として認識し、それを積極的に取り入れつつ拡販されている。
以上のような状況を背景に、インクジェット記録媒体の海外技術移転が行なわれるようになってきている。しかしながら、日本のインクジェット記録媒体の技術そのものを、海外技術移転するが様々な困難に直面しており、必ずしも順調に行なわれていないことが明らかになってきている。
特開平8−207422号公報 特開平10−235993号公報 特開2004−299161号公報
しかし、それらの海外への技術移転の困難性の原因およびその対処方法については、十分解決されているとは言い難い。そこで、本発明では、インクジェット記録媒体の海外技術移転の困難性に焦点を絞りながら、インクジェット記録媒体の海外技術移転についても問題なく、日本のみならず、ワールドワイドに実施可能なインクジェット記録媒体ができることを課題とする。
また、第2の課題としては、国内生産のみならず、技術移転により海外で生産する際にも有効であり、記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに高い色再現性および印字後の耐光性が得られ、かつ着色剤の凝集が抑制された生産性の高いインクジェット記録媒体を提供することにある。
吸水性無機顔料、バインダーおよび着色剤を含有した水を主体とする分散媒からなるインク受容層塗工液において、かつ、前記分散媒のイオン伝導度が10μS/cm以下であることを特徴とするインク受容層塗工液を提供することが可能になった。
また、前記分散媒の硬度が、10mg/L以下であると好ましい。
また、前記吸水性無機顔料が、湿式合成シリカであると好ましい。
また、前記インク受容層塗工液が、コロイダルシリカを含有すると好ましい。
また、前記インク受容層塗工液が、染料定着剤を含有すると好ましい。
また、本発明は、支持体上に、請求項1〜5記載のインク受容層塗工液を用いて、少なくとも1層のインク受容層を設けたインクジェット記録媒体でもある。
まず、インク受容層塗工液の海外技術移転に関する技術的な課題を解決することによって、インク受容層塗工液の海外技術移転でも実施可能な最良な形態を明らかにすると同時に、上述した海外技術移転の問題点を解決方法について詳細に説明する。次に、国内における技術を参考にして、技術移転の困難性を改善するために、国内生産技術の特性に影響を及ぼす3つの要因、すなわち顔料、染料、水を検討した。さらに、こうした3つの要因について、検討を行い、インク受容層塗工液の三つの構成部分、すなわちインク受容層塗工液、塗工液の調製方法および塗工方法からインク受容層の特性を分析した。それによって、インク受容層塗工液は、顔料と染料との相互作用の可能性が低く、顔料と水、または、染料と水との依存性が高いということを見出し、インク受容層塗工液の海外移転の困難性はこれらの特性に起因するものであることが明らかになった。また、インク受容層塗工液の海外移転を困難にしている各要因に対して、それぞれの対応策を提案することにより解決することができた。
また、本発明により、海外への技術移転においても、記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに高い色再現性および印字後の耐光性が得られ、かつ着色剤の凝集が抑制された生産性の高いインクジェット記録媒体が得られる。
本発明において、支持体としては通常紙が用いられるが、必要に応じて不織布、樹脂被覆紙など紙以外の支持体を用いることもできる。
本発明においてインク受容層とは、インクジェット記録媒体の支持体上に形成される塗工層を言い、インク受容層塗工液とは、乾燥してインク受容層を形成させるための液状の組成物を言う。これらの塗工組成物は通常、水中に各材料を溶解ないし分散せしめた水性液の形で用いられる。本発明において、インク受容層は、ある一定の塗工量を1度に該塗工量を塗設しても良く、または2回以上に分けて塗設しても良い。
本発明において吸水性無機顔料とは、アマニ油の代わりに水を用い、JIS K 5101に定められた吸油量の試験方法に準じた試験を行ったとき、終点までにその100gにつき100mL以上の水が使用される(以下、単に吸水量と言う)無機顔料を言い、その例としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、湿式合成シリカ、ケイソウ土、ケイ酸カルシウム、タルク、水酸化マグネシウム、ハロイサイト、活性白土、酸性白土、ハイドロタルサイト、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム、ベントナイトクレー、ゼオライト、カオリン、焼成カオリン、セッコウ、二酸化チタン、硫酸バリウム等を挙げることができる。これらの顔料は、その1種を単独で用いてもよく、またはそれらの2種以上を組み合わせて用いても良い。
かかる吸水性無機顔料の中でも湿式合成シリカは、少ない塗工量でも良好なインク吸収性を有するインクジェット記録媒体が得られることから特に好ましく使用される。本発明において湿式合成シリカとは、ケイ酸ナトリウムなどのケイ酸塩と、硫酸などの酸を混和し、洗浄、熟成、粉砕などの工程を経て得られる多孔質の二酸化ケイ素をいい、その主要な製法としては沈降法およびゲル法が知られているが、本発明のインク受容層塗工液には、そのいずれをも好ましく用いることができる。
本発明のインク受容層塗工液に用いる湿式合成シリカの吸水量は、インク吸収性の観点からは高いほうが好ましいが、一方吸水量が高すぎると塗工層の強度が低下することがあるので好ましくない。具体的には、本発明のインク受容層塗工液に用いる湿式合成シリカの吸水量は、100〜500mL/100gであることが好ましく、200〜400mL/100gであることがより好ましい。また、本発明のインク受容層塗工液に用いる湿式合成シリカの粒径は、小さすぎると塗工液の粘度が高くなり塗工操作が困難になることがあり、一方大きすぎるとインクジェット記録媒体の印字濃度の低下が見られることがある。具体的には、本発明のインク受容層塗工液に用いる湿式合成シリカの、マルヴァン法により測定される粒径は2〜20μmであることが好ましく、3〜15μmであることがより好ましい。
本発明のインク受容層塗工液の分散媒として用いられる水は、25℃におけるイオン伝導度が10μS/cm以下、好ましくは5μS/cm以下のものとする。分散媒として用いる水のイオン伝導度を調整する方法としては、例えば工業用水を用いる場合、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を任意の順序により通過させることのできる純水製造装置で作製する方法や蒸留する方法等を挙げることができる。なお、本発明で測定される水のイオン伝導度σ(μS/cm)は、25℃における値であり、具体的には、測定対象の水に浸した電極面積S(cm2)および電極間L(cm)が既知の二電極間に、1kHzの周波数を印加した際の抵抗値R(Ω)を測定し、以下の式から算出した値である。
σ = 106×L/(S×R)
理由は定かではないが、上記のようなイオン伝導度を有する水を用いると、前記に示された吸収性無機顔料粒子間の相互作用のバランスが安定に保たれると推測される。また、無機顔料分散液の分散安定性も向上する。これにより、塗工した際に高い発色性を有する塗工層を形成することが出来る。イオン伝導度の高い水では、そこに溶存するイオンが無機顔料粒子間の相互作用のバランスを乱し、無機顔料分散液の増粘を引き起こす。この増粘した顔料分散液を用いて塗工液を作製し、塗工を行った場合、塗工液の増粘も引き起こすために塗膜が不均一になるため、良好な印字濃度が得られなくなる。更に、この溶存イオンは塗工層中でも活性を保っており、例えば染料インクで出力した場合、染料インクとの相互作用により印字濃度と耐光性を著しく低下させる。
また、本発明のインク受容層塗工液の分散媒として用いられる水は、その硬度が10mg/L以下であると好ましく、より好ましくは5mg/L以下である。ここで、水の硬度とは、水中に溶存するカルシウムイオン量A(mg/L)とマグネシウムイオン量B(mg/L)とを、これらに対応する炭酸カルシウム(CaCO3)の量に換算して、水1L(リットル)についてのmg数、すなわちmg/Lで表したものをいい、以下の式で表記される。
硬度 = A×2.5+B×4.1
本発明のインク受容層塗工液の分散媒として用いられる水の硬度が上記の値であれば、着色剤の凝集を抑制できる。前記水の硬度の好ましい下限は0である。硬度の高い水では、そこに溶存するイオンが着色剤粒子間の相互作用のバランスを乱し、その際に凝集を引き起こすことがある。凝集物を含んだ塗工液をそのまま塗工すれば、場合によってはその部分が塗布故障となる場合があるため、塗工液を濾過して凝集物を取り除く作業を実施することが一般的である。しかしながら、凝集物の発生頻度が多い場合は生産ラインの濾過装置の閉塞及び、濾過装置の洗浄を行う等の作業が頻繁となり生産工程には非常に不都合となった。
本発明のインク受容層塗工液の分散媒として用いられる水は、純水であると特に好ましい。
本発明において、インク受容層がコロイダルシリカを含むことで、とりわけインク吸収性と強度に優れるインクジェット記録媒体が得られることから好ましい。本発明においてコロイダルシリカとは、ケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩水溶液に、硫酸等の酸を作用させるか、陽イオン交換樹脂により金属イオンを除去した後に、熟成等の工程を経る等の方法で製造されるケイ酸重合体の水性分散物であり、通常BET法による比表面積が15〜700m2/gの球状のケイ酸微粒子からなる。
本発明に用いるコロイダルシリカとしては、その比表面積が小さすぎるものを用いた場合インク吸収性が低下することがあり、その比表面積が大きすぎるものを用いた場合はインク吸収性を向上させる効果が十分でなくなることがあるから、BET法による比表面積が50〜500m2/gのものが好ましく用いられ、100〜350m2/gのものがより好ましく用いられる。また本発明におけるコロイダルシリカの添加量は、少なすぎるとインク吸収性向上の効果が十分でなくなることがあり、多すぎるとインク吸収性が低下することがあるから、吸水性無機顔料の添加量に対して10〜100質量%とすることが好ましく、15〜60質量%とすることがより好ましい。
本発明においてバインダーとは、例えば、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉などの澱粉誘導体;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコールまたはその誘導体;ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体などのアクリル系重合体などのアクリル系重合体ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックス;あるいはこれら各種重合体のカルボキシ基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂などの水性接着剤;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル酸エステル;メタクリル酸エステルの重合体または共重合体樹脂;ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂などの合成樹脂系接着剤などを挙げられ、これらのバインダーは、その1種を単独で用いても良く、またそれらの2種以上を組み合わせて用いても良い。ポリビニルアルコールまたはその誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックス、ポリウレタン樹脂であると、良好な強度が得られ、より好ましい。特に好ましくは、ポリビニルアルコールまたはその誘導体である。
本発明において、インク受容層塗工液へのバインダーの添加量は、少なすぎると得られた記録媒体の機械的強度が十分にならないことがあり、多すぎるとインク吸収性が不十分になることから、バインダー/(吸水性無機顔料+コロイダルシリカ)の質量比が10/100〜70/100であることが好ましく、15/100〜50/100であることがより好ましい。
本発明において、インク受容層塗工液には着色剤を含有する。着色剤としては、染料系着色剤および顔料系着色剤を使用可能であるが、記録媒体の色調の保存性の観点から顔料系着色剤を使用することがより好ましい。
本発明において、着色剤としては、例えば、アゾ化合物(ジチゾン、ホルマザン)、キノン系(ナフトキノン、アントラキノン、アクリドン、アントアントロン、インダントレン、ピレンジオン、ビオラントロン)、キノンイミン(アジン、オキサジン、チアジン)、インジゴ染料(インジルビン、オキシインジゴ、チオインジゴ)、硫化染料、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン(フルオラン、フルオレセイン、ローダミン)、フェロセン、フルオレノン、フルギド、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン(カロテン、マレイン酸誘導体、ピロラゾン、スチルベン、スチリル)、ポリメチン(シアニン、ピリジニウム、ピリリウム、キノリニウム、ローダニン)、キサンテン、アリザリン、アクリジン、アクリジノン、カルボスチリル、クマリン、ジフェニルアミン、キナクリドン、キノフタロン、フェノキサジン、フタロペリノン、ポルフィン、クロロフィル、フタロシアニン、クラウン化合物、スクアリリウム、チアフルバレン、チアゾール、ニトロ染料、ニトロソ染料、発色後のロイコ染料などの染料系着色剤、またはケイソウ土、クレー、焼成クレー、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、二酸化チタン被覆雲母、チタンブラック、チタニウムイエロー、硫酸バリウム、モリブデンホワイト、亜鉛華、リトポン、硫化亜鉛、石膏、鉛白、群青、紺青、コバルト青、カーボンブラック、鉄黒、酸化亜鉛、酸化コバルト、酸化珪素、水酸化アルミニウム、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、染色レーキ、澱粉粒、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン樹脂などの合成樹脂粒子、シリコーン粒子などの顔料系着色剤およびスチルベン系、ジスチルベン系、ベンゾオキサゾール系、クマリン系、イミダゾール系、ベンゾイミダゾール系、ピラゾリン系などの蛍光染料が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの着色剤は、その1種を単独で用いても良く、またそれらの2種以上を組み合わせて用いても良い。また、染料と顔料の混合比率は、色むらが生じない限り、いかなる比率で用いても良い。
本発明において、インク受容層塗工液への着色剤の添加量は、吸水性無機顔料の0.005〜2質量%であると好ましく、より好ましくは0.01〜1質量%である。
本発明において、水性インクの染料分である水溶性直接染料や水溶性酸性染料中のスルホン酸基、カルボキシル基、アミノ基などと不溶な塩を形成する2級アミン、3級アミン、4級アンモニウム塩からなるカチオン性染料定着剤を配合すると、インク受容層にて染料が捕獲されるために、色彩性の向上や不溶な塩の形成により水の滴下や吸湿によるインクの流れ出しや滲み出しを抑制するので好ましい。4級アンモニウム塩からなるカチオン性染料定着剤であると、より好ましい。
本発明における染料定着剤の添加量は、吸水性無機顔料の2〜35質量%であると、良好なインク吸収性、色再現性や耐光性が得られ、好ましい。より好ましくは、5〜25質量%である。
本発明のインク受容層には、必要に応じて、添加剤として、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などを適宜配合することもできる。
本発明において、インク受容層塗工液を塗工する方法に特に制限は無く、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドブレードコーター、バーコーター、リバースロールコーター、コンマコーター、ゲートロールコーター、フィルムトランスファーコーター、リップコーター、ダイコーター、カーテンコーター等各種の塗工方式を用いることができる。これらのうち、カーテンコーターは、得られる塗工層の均一性が高く非常に良好な面質を与えるので、好ましく使用される。
本発明のインク受容層塗工液を支持体上に塗工する量に特に制限は無いが、インク吸収性と経済性を両立させるためには通常、固形分として1〜30g/m2を塗工することが好ましい。また、インク受容層はある一定の塗工量を数回に分けて塗設することも可能である
また、インク受容層塗工液を塗工・乾燥させた後で、マシンカレンダー、TGカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダーなどのカレンダー装置を用いて平坦化仕上げすることも可能である。
以下本発明の実施例を示す。また、本実施例中で、特に明示しない限り部は質量部、%は質量%を示すものとする。
[実施例1]
[インク受容層塗工液1の調製]
フランス国ローヌ・アルプ地方産のイオン伝導度567mS/cmの水をカートリッジ純水製造装置(オルガノ社製G−5型)を用いて、流量5.0L/minに設定してイオン伝導度が1μS/cmであり、硬度が0.5mg/Lの水を作製した。その水300部に湿式合成シリカ(グレース社製サイロイドED5)100部を添加した後、ノコギリ型ブレードを有する分散機を用いて十分に分散した。次いでポリビニルアルコール(クラレ社製PVA117)400部(固形分として40部)を添加・混合した。次いで青色着色顔料(大日精化工業社製TB−520 Blue 2B)を固形分として0.05部添加・混合して、インク受容層塗工液1を得た。なお、ここで用いた湿式合成シリカについて、アマニ油の代わりに水を用い、JIS K 5101に定められた吸油量の試験に準じた試験を行ったところ、吸水量として、終点までにその100gあたり300mLの水が使用された。
[インクジェット記録媒体の作製]
坪量157g/m2の原紙(三菱製紙社製ダイヤフォーム)上に、インク受容層塗工液1を、乾燥後の塗工量が10g/m2となるようにエアナイフコーターを用いて塗工し、熱風型乾燥機を用いて乾燥させた。次いで得られた塗工紙をソフトカレンダーを用いて処理することで実施例1のインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例2]
インク受容層塗工液1の水を、流量10.0L/minに設定してイオン伝導度が5μS/cmであり、硬度が3mg/Lである水に代え、調製した以外には、実施例1と同様にして実施例2のインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例3]
インク受容層塗工液1の水を、流量15.0L/minに設定してイオン伝導度が10μS/cmであり、硬度が5mg/Lである水に代え、調製した以外には、実施例1と同様にして実施例3のインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例4]
[インク受容層塗工液2の調製]
フランス国ローヌ・アルプ地方産のイオン伝導度567mS/cmの水をカートリッジ純水製造装置(オルガノ社製G−5型)を用いて、流量5.0L/minに設定してイオン伝導度が1μS/cmであり、硬度が0.5mg/Lの水を作製した。その水270部に、BET比表面積230m2/gのコロイダルシリカ(日産化学工業社製スノーテックス40)50部(固形分として20部)を添加した。次いで、湿式合成シリカ(グレース社製サイロイドED5)80部を添加した後、ノコギリ型ブレードを有する分散機を用いて十分に分散した。次いでポリビニルアルコール(クラレ社製PVA117)400部(固形分として40部)を添加・混合した。次いで青色着色顔料(大日精化工業社製TB−520 Blue 2B)を固形分として0.05部添加・混合して、インク受容層塗工液2を得た。なお、ここで用いた湿式合成シリカについて、アマニ油の代わりに水を用い、JIS K 5101に定められた吸油量の試験に準じた試験を行ったところ、吸水量として、終点までにその100gあたり300mLの水が使用された。
[インクジェット記録媒体の作製]
インク受容層塗工液1の代わりに、インク受容層塗工液2を用いた以外には、実施例1と同様にして実施例4のインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例5]
[インク受容層塗工液3の調製]
フランス国ローヌ・アルプ地方産のイオン伝導度567mS/cmの水をカートリッジ純水製造装置(オルガノ社製G−5型)を用いて、流量5.0L/minに設定してイオン伝導度が1μS/cmであり、硬度が0.5mg/Lの水を作製した。その水335部に、湿式合成シリカ(グレース社製サイロイドED5)100部を添加した後、ノコギリ型ブレードを有する分散機を用いて十分に分散した。次いでポリビニルアルコール(クラレ社製PVA117)400部(固形分として40部)を添加・混合した。次いで青色着色顔料(大日精化工業社製TB−520 Blue 2B)を固形分として0.05部添加・混合した。次いで、染料定着剤(住友化学社製スミレーズレジン1001)50部(固形分として15部)を添加・混合し、インク受容層塗工液3を得た。なお、ここで用いた湿式合成シリカについて、アマニ油の代わりに水を用い、JIS K 5101に定められた吸油量の試験に準じた試験を行ったところ、吸水量として、終点までにその100gあたり300mLの水が使用された。
[インクジェット記録媒体の作製]
インク受容層塗工液1の代わりに、インク受容層塗工液3を用いた以外には、実施例1と同様にして実施例5のインクジェット記録媒体を作製した。
[実施例6]
[インク受容層塗工液4の調製]
フランス国ローヌ・アルプ地方産のイオン伝導度567mS/cmの水をカートリッジ純水製造装置(オルガノ社製G−5型)を用いて、流量5.0L/minに設定してイオン伝導度が1μS/cmであり、硬度が0.5mg/Lの水を作製した。その水305部に、BET比表面積230m2/gのコロイダルシリカ(日産化学工業社製スノーテックス40)50部(固形分として20部)を添加した。次いで、湿式合成シリカ(グレース社製サイロイドED5)80部を添加した後、ノコギリ型ブレードを有する分散機を用いて十分に分散した。次いでポリビニルアルコール(クラレ社製PVA117)400部(固形分として40部)を添加・混合した。次いで青色着色顔料(大日精化工業社製TB−520 Blue 2B)を固形分として0.05部添加・混合した。次いで、染料定着剤(住友化学社製スミレーズレジン1001)50部(固形分として15部)を添加・混合し、インク受容層塗工液4を得た。なお、ここで用いた湿式合成シリカについて、アマニ油の代わりに水を用い、JIS K 5101に定められた吸油量の試験に準じた試験を行ったところ、吸水量として、終点までにその100gあたり300mLの水が使用された。
[インクジェット記録媒体の作製]
インク受容層塗工液1の代わりに、インク受容層塗工液4を用いた以外には、実施例1と同様にして実施例6のインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例1]
インク受容層塗工液1の水を、流量23.0L/minに設定してイオン伝導度が50μS/cmであり、硬度が23mg/Lである水に代え、調製した以外には、実施例1と同様にして比較例1のインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例2]
インク受容層塗工液1の水を、イオン伝導度が4600μS/cmであり、硬度が1468mg/Lである水[Contrex(登録商標)]に代え、調製した以外には、実施例1と同様にして比較例2のインクジェット記録媒体を作製した。
[比較例3]
インク受容層塗工液1において、青色着色顔料を添加しなかった以外には、実施例1と同様にして比較例3のインクジェット記録媒体を作製した。
[粘度の評価]
それぞれ得られたインク受容層塗工液の調製直後と常温24時間経時の粘度を、東京計器社製のB型粘度計を用いて25℃にて測定した。値の変化が小さいほど安定性に優れる。
[塗工液の濾過性の評価]
それぞれ得られた調製直後のインク受容層塗工液を用いて、1kgの塗工液を作製し、アドバンテック東洋社製No.5Aの濾紙に吸引濾過を行い濾紙上の着色剤の凝集物について、下記基準に従い目視にて評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。
◎:全く着色剤の凝集物が見られない。
○:僅かに着色剤の凝集物が見られる。
△:多く着色剤の凝集物が見られる。
×:非常に多く着色剤の凝集物が見られる。
[装飾性の評価]
得られた無印字のインクジェット記録媒体の装飾性について、下記基準に従い目視にて評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。
◎:非常に装飾性が高く、人目を引くものである。
○:装飾性が高く、人目を引くものである。
△:装飾性が低い。
×:装飾性が非常に低い。
[文字の視認性の評価]
得られたインクジェット記録媒体に、セイコーエプソン社製PM−880DC型インクジェットプリンターでブラックの文字を印字し、この文字の視認性について、下記基準に従い目視にて評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。
◎:非常に視認性が高い。
○:視認性が高い。
△:視認性が低い。
×:視認性が非常に低い。
[インク吸収性の評価]
キヤノン社製PIXUS850i型インクジェットプリンターを用いて、シアンインク、マゼンタインクからなる混色ベタパターン中に白線(非印字部)の格子パターンを作成し、格子へのインクの滲み出しについて、下記基準に従い目視にて評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。
◎:格子が完全にクリアーである。
○:格子のほんの一部にインクの滲み出しが見られる。
△:格子が狭くなり、インクの滲み出しが全般的に見られる。
×:インクの滲み出しにより、格子が欠如している。
[色再現性の評価]
セイコーエプソン社製PM−880DC型インクジェットプリンターを用いてシアン、グリーン、イエロー、レッド、マゼンタ、ブルーのベタ印字を行い、各々のJIS−Z8730で規定されるa*、b*のデータをa*−b*座標に記入し、各点を直線で結んで囲まれた面積で比較し、下記の基準で評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。面積が広い方が色再現性は良好であり、実施例1を○として以下の基準で評価した。
◎:実施例1よりも色再現性が良好である。
○:実施例1と同様の色再現性を有する。
△:実施例1よりもやや色再現性が低下する。
×:実施例1よりも大きく色再現性が低下する。
[耐光性の評価]
キヤノン社製PIXUS850i型インクジェットプリンターを用いて、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクでそれぞれベタ印字を行い、アトラス社製サンテストCPS光退色試験機にて600W/m2で30時間照射した。画像の各色濃度の退色の度合いを観察し下記の基準で評価した。評価の△及び×は実質上問題となるレベルである。
◎:ほとんど退色は見られなかった。
○:僅かに退色が見られる。
△:かなりの退色が見られる。
×:退色の度合いが著しかった。
各実施例、各比較例で得られたインク受容層塗工液の粘度、濾過性、および記録媒体の装飾性、視認性、インク吸収性、色再現性、耐光性を表1に示す。
Figure 2009241304
表1より、実施例1〜6の支持体上に、吸水性無機顔料、バインダーおよび着色剤を含有した水を主体とする分散媒からなるインク受容層塗工液において、かつ、前記分散媒のイオン伝導度が10μS/cm以下であることを特徴とするインク受容層塗工液を用いて、少なくとも1層のインク受容層を設けたインクジェット記録媒体は、海外への技術移転においても、記録媒体の装飾性や印字した文字や画像の視認性が高く、さらに高い色再現性および印字後の耐光性が得られ、かつ着色剤の凝集が抑制された生産性が高いものであり、良好である。
一方、比較例1のインクジェット記録媒体のように、水のイオン伝導度が高い場合、塗工液の経時増粘が大きくなっていた。また、着色剤の凝集物が多く見られた。そのため、装飾性や視認性の低下も見られていた。また比較例2のインクジェット記録媒体のように、水のイオン伝導度がかなり高い場合、塗工液の経時増粘がかなり大きくなっていた。また、着色剤の凝集物が著しく多く見られるため、装飾性や視認性の低下がかなり見られていた。それに伴い、色再現性や耐光性の低下も大きかった。また、比較例3のように、塗工液に着色剤が添加されていない場合、装飾性や視認性の大幅な低下が見られた。いずれの場合も満足出来る品質を得ることが出来なかった。

Claims (6)

  1. 吸水性無機顔料、バインダーおよび着色剤を含有した水を主体とする分散媒からなるインク受容層塗工液において、かつ、前記分散媒のイオン伝導度が10μS/cm以下であることを特徴とするインク受容層塗工液。
  2. 前記分散媒の硬度が、10mg/L以下である請求項1記載のインク受容層塗工液。
  3. 前記吸水性無機顔料が、湿式合成シリカである請求項1記載のインク受容層塗工液。
  4. 前記インク受容層塗工液が、コロイダルシリカを含有する請求項1記載のインク受容層塗工液。
  5. 前記インク受容層塗工液が、染料定着剤を含有することを特徴とする請求項1記載のインク受容層塗工液。
  6. 支持体上に、請求項1〜5記載のインク受容層塗工液を用いて、少なくとも1層のインク受容層を設けたインクジェット記録媒体。
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