JP2009241297A - 光学素子の製造方法、光学素子成形金型、及び光学素子 - Google Patents

光学素子の製造方法、光学素子成形金型、及び光学素子 Download PDF

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Abstract

【課題】溶融樹脂をゲート付近で迅速に固まりやすくして、ゲート付近に光学歪みが広がることを抑制すること。
【解決手段】一対の金型41,42が、熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で基材が構成されたコア部52,62と、ゲートGAを成形するゲート形成部51d,61dの周囲に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された放熱部分71,72を有する型板51,61とを備えるので、レンズOLのうち中心部OLaについては、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートGAについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、溶融樹脂の冷却に伴ってゲートGAの周辺に光学歪みが広がって中心部OLaに影響することを防止しつつ、中心部OLaについては、光学面成形面52a,62aに対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形を利用した光学素子の製造方法、かかる製造方法を実施するための光学素子成形金型、並びにかかる成形金型によって得られる光学素子に関する。
昨今、プラスチックレンズは、小型化及び高性能化が求められており、特に光ピックアップ装置等の分野では、微細形状を設けた光学面を有するレンズの需要が増加してきている。このような要求に応えるため、金型の微細形状をプラスチックレンズの表面に精密に転写するという高転写技術の必要性が高まっている。
以上のような高転写技術の一つとして、光学素子の光学面を転写するためのコア(入れ子)の母材を熱伝導率が20W/m・K以下の低熱伝導材料で構成する方法がある(特許文献1参照)。また、ゲート部分の少なくとも表面を熱伝導率が20W/m・K以下の低熱伝導材料で構成する方法もある(特許文献2参照)。
一方、レンズ用の金型に溶融樹脂を充填する際やその後の溶融樹脂の保圧にともなう弊害を防止するため、ゲート形状の任意性を高めつつ溶融樹脂の充填後すぐにゲート付近を機械的にシールして、保圧を基本的に不要とした技術がある(特許文献3参照)。
特開2004−284110号公報 特開2006−44245号公報 特開2005−28842号公報
しかしながら、上記のようにコアの母材やゲート部分の表面等を低熱伝導材料で構成する方法では、溶融樹脂がゲート付近で固まりにくく、ゲート付近に光学歪みが生じやすくなる。特に、ゲート部分の表面のみを低熱伝導材料で構成する方法の場合、ゲート付近に生じる光学歪みが大きくなりやすく、得られたプラスチックレンズの光学特性が悪化する傾向が強まる。これは、例えばBD(Blu−ray Disc)を少なくとも記録又は再生可能な光ピックアップ装置に使用される対物レンズなどにおいてその影響が著しい。BDの記録又は再生には波長400nm程度の光束を用いて像側開口数NA0.85程度の対物レンズを使用するが、このような波長395nm以上415nm以下の青紫色レーザ光源を用いるNA0.8以上0.9以下を満たす高NAのプラスチックレンズおいては、高NAのために少なくとも一方の光学面が非常に大きな曲率を有する形状となる上に、波長395nm以上415nm以下の短波長の光束を用いるため、わずかな光学歪みであっても光学性能が大きく劣化し易い。また、最近の小型化レンズの需要増加にともなって、レンズ有効域がレンズ外形に近づいてきているのが現状であり、このようにレンズを小径化した場合には、ゲート付近の光学歪みがレンズ有効域にさらに及びやすくなるという問題がある。
一方、樹脂充填後にゲート付近を機械的にシールする方法では、金型に追加の機械機構を組み込むことになり、金型構造が複雑化をまねき、高性能なレンズを安定して大量生産する妨げになるだけでなく、キャビティ近辺に可動機構を設けることに起因して冷却等に際しての温度管理を困難にする。
そこで、本発明は、光学面に微細形状を備えた光学素子の高精度な転写を維持しながら、溶融樹脂をゲート付近で迅速に固まりやすくして、ゲート付近に光学歪みが広がることを抑制して光学性能の劣化を抑えることができ、金型が複雑化することや冷却等の温度管理が困難になることを回避できる光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のような光学素子の製造方法を実現するための光学素子成形金型、及び、これによって成形される光学素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の製造方法は、(a)光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子の製造方法であって、(b)光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えた一対の金型を用い、型板のゲートを成形する部分を介して一対の金型により形成されたキャビティに樹脂を注入する工程と、(c)入れ子の転写面により光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子を成形する工程とを有することを特徴とする。
上記製造方法では、一対の金型の少なくとも一方が、熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、ゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えるので、光学素子のうち入れ子に対応する光学機能部については、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、溶融樹脂の冷却に伴ってゲートの周辺に光学歪みが広がって光学機能部に影響することを防止しつつ、光学機能部については、転写面に対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
また、本発明に係る第2の製造方法は、(a)光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子の製造方法であって、(b)光学機能部の凹凸形状を転写するために加工されたメッキ層と基材との間に、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えた一対の金型を用い、型板のゲートを成形する部分を介して一対の金型により形成されたキャビティに樹脂を注入する工程と、(c)入れ子の転写面により光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子を成形する工程とを有することを特徴とする。
上記製造方法では、一対の金型の少なくとも一方が、凹凸形状転写用のメッキ層と基材との間に熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、ゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えるので、光学素子のうち入れ子に対応する光学機能部については、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、溶融樹脂の冷却に伴ってゲートの周辺に光学歪みが広がって光学機能部に影響することを防止しつつ、光学機能部については、転写面に対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
本発明の具体的な態様又は観点では、上記製造方法において、放熱材料で構成された部分が、型板のうちゲートを成形する部分を含む周囲にブロック状に埋め込まれている。この場合、ゲートを成形する部分及びその周囲のみを選択的に放熱材料で構成することができる。
本発明の別の態様では、放熱材料で構成された部分が、型板のうち入れ子の側面を囲む環状の部分に埋め込まれている。この場合、ゲートを成形する部分を含む光学機能部の周辺を選択的に放熱材料で構成することができる。
本発明のさらに別の態様では、放熱材料で構成された部分が、型開閉方向に沿って型板に埋め込まれている。この場合、放熱材料で構成された部分と型板とを一体的に組み合わせた構造とすることができる。
本発明のさらに別の態様では、放熱材料で構成された部分が、型開閉方向に沿って型板を貫通するように延在している。この場合、放熱材料で構成された部分と型板とを一体的に組み合わせた構造とすることができる。
本発明のさらに別の態様では、型板が、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成されている。この場合、入れ子の周囲、すなわちゲートを成形する部分を含む光学機能部の周辺(具体的にはフランジ部)を選択的に放熱材料で構成することができる。
本発明のさらに別の態様では、光学素子が、レンズである。この場合、回折パターン等の光路差付与構造といった微細な凹凸形状を備える高精度のレンズ、例えば光ピックアップ用の対物レンズを提供することができる。
本発明に係る第1の金型は、固定金型と可動金型とを備え、固定金型と可動金型とのうち少なくとも一方は、(a)光学素子の光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、(b)入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えたことを特徴とする。
上記光学素子成形金型では、固定金型及び可動金型の少なくとも一方が、熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、ゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えるので、光学素子のうち入れ子に対応する光学機能部については、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、ゲートの周辺については、光学歪みが広がることを防止しつつ、光学機能部については、転写面に対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
本発明に係る第2の金型は、固定金型と可動金型とを備え、固定金型と可動金型とのうち少なくとも一方は、(a)光学素子の光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、光学機能部の凹凸形状を転写するために加工されたメッキ層と基材との間に、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、(b)入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えたことを特徴とする。
上記光学素子成形金型では、固定金型及び可動金型の少なくとも一方が、凹凸形状転写用のメッキ層と基材との間に熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、ゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された部分を有する型板とを備えるので、光学素子のうち入れ子に対応する光学機能部については、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、ゲートの周辺については、光学歪みが広がることを防止しつつ、光学機能部については、転写面に対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
本発明に係る光学素子は、上述の光学素子成形金型を用いて形成されたことを特徴とする。この場合、光学素子は、良好に転写された凹凸形状を有し光学歪みの少ないものとなっている。具体的には、例えばBD、DVD等の複数のディスク規格に対応した共用型の高精度の対物レンズ等を提供することができる。
以上において、放熱材料としては、例えばベリリウム銅、アルミニウム合金、アルミニウム等で構成される。また、低熱伝導材料は0.05W/m・K以上であることが好ましい。また、10W/m・K以下の低熱伝導材料であることがより好ましい。低熱伝導材料としては、例えば金属、セラミック、ガラス等で構成される。好ましい低熱伝導材料の具体例は、6−4Tiである。
また、本明細書において、光学面は、光学面として有効に機能して利用される領域を指す。また、凹凸形状とは、回折パターン等の微細な段差を有する形状など、入射光に対して光路差を付与する機能を有する構造を指すものである。また、入れ子の基材とは、入れ子を構成する本質的な部分(母材)を意味する。
また、入れ子の表面はメッキ層である必要はなく、メッキ層上に保護層や離型層がコートされていても良く、保護層や離型層を設けることが生産性向上にとって好ましい。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態である光学素子成形金型と光学素子の製造方法とについて、図面を参照しつつ説明する。
図1は、固定金型と可動金型とで構成される光学素子成形金型の構造を説明する部分側断面図であり、図2(A)及び2(B)は、図1のP1部分の拡大断面図であり、図3(A)及び3(B)は、図2(A)に示す可動金型をA方向及びB方向からそれぞれ見た矢視図である。また、図4は、図1の金型によって射出成形されるレンズの拡大側面図である。
固定金型41と可動金型42とは、パーティングラインPLを境として軸AX方向に開閉可能になっている。両金型41,42に挟まれた空間であるキャビティCVは、成形品である光学素子としてのレンズOL(図4等参照)の形状に対応するものとなっている。レンズOLは、プラスチック製で、光学的機能を有する光学的機能部としての中心部OLaと、中心部OLaから外径方向に延在する環状のフランジ部OLbとを備える。
固定金型41は、固定側の入れ子としてのコア部52と、固定側の入れ子を支持して一体に固定することを可能とした構造を有する型板51と、型板51及びコア部52を一体に固定する取付板53とを備える。ここで、型板51と取付板53とは、入れ子としてのコア部52を周囲から保持し支持する型部材である。
型板51は、パーティングラインPLを形成する端面51aを有する。また、型板51の先端側には、フランジ形成部FFが設けられており、このフランジ形成部FFの表面には、キャビティCVを画成するための成形面51eが形成されている。この成形面51eは、レンズOLのフランジ部OLbのフランジ面F1すなわち一方の環状端面を成形する転写面である。その他、型板51の先端には、流路形成部CFが設けられており、この流路形成部CFの表面には、不図示のスプルからキャビティCVまで延びる溶融樹脂用の流路空間FCの一部を形成するランナ凹部51cとゲート形成部51dとが形成されている。ランナ凹部51cは、樹脂成形品のうちレンズOLから延びるランナRUに対応し、ゲート形成部51dは、樹脂成形品のうちレンズOLとランナRUとの間に介在するゲートGAに対応する。なお、型板51内部には、コア部52を挿入支持するため、軸AXに沿って延びる円柱状の貫通孔であるコア挿通孔55が形成されている。
ここで、上記型板51の先端側に設けた流路形成部CFのうち、ゲートGAを形成する部分であるゲート形成部51d等に対応する周囲部分には、ブロック状の放熱部分71が埋め込まれている。放熱部分71は、型板51等の周囲部材よりも大きな熱伝導率を有する材料で形成されており、ゲート形成部51dの周辺を相対的に迅速に冷却する役割を有する。この放熱部分71は、軸AXの方向と図3(A)に示すCD方向とに2次元的に延びる板状の部材であり、流路形成部CFの延びるEF方向に関する厚みは、ゲート形成部51dよりも一回り大きくなっているだけである。また、放熱部分71は、キャビティCVの軸AXの方向に関する厚みの数倍程度の深さまで埋め込まれているだけであり、その熱容量は、あまり大きくない。なお、放熱部分71は、型板51に放電加工等によって形成された四角柱又は溝状の穴51h内に周囲の母材と密着するように埋め込まれてしっかり固定されている。
コア部52は、軸AXに沿って延びる円筒状の外周側面を有しており、コア挿通孔55に嵌合可能になっている。コア部52の先端部に設けた先端面には、キャビティCVを画成するための転写面である光学面成形面52aが設けられている。この光学面成形面52aは、全体として凹面であり、この凹面上に微細な凹凸形状を有する。光学面成形面52aは、レンズOLの中心部OLaの一方の光学面Saを成形する転写面となっている。コア部52のキャビティCV側の端面は、被削性を良くするために、無電解ニッケルメッキ法を用いて形成されるニッケルリンメッキ層67aで被覆されており、このニッケルリンメッキ層67aの表面加工によって、ニッケルリンメッキ層67aの表面として光学面成形面52aがされている。さらに、光学面成形面52aは、樹脂系の材料で形成された薄い離型膜でコートすることができる。
なお、以上の固定金型41において、型板51の母材は、熱伝導率が20W/m・Kより大きく80W/m・Kより小さい通常の熱伝導材料、例えば汎用熱間ダイス鋼(熱伝導率:34.0W/m・K)、プレハードン鋼(熱伝導率:60.0W/m・K)その他の低炭素鋼等で構成されている。また、型板51の放熱部分71は、熱伝導率が80W/m・K以上240W/m・K以下の高熱伝導材料、例えばベリリウム銅(熱伝導率:80.0W/m・K)、アルミニウム合金(熱伝導率:106W/m・K)、アルミニウム(熱伝導率:240W/m・K)等で構成されている。さらに、コア部52の母材すなわち基材は、熱伝導率が20W/m・K以下で好ましくは0.05W/m・K以上の低熱伝導材料、例えば6−4Ti等で構成されている。
可動金型42は、可動側のコア型としてのコア部62と、可動側のコア型を支持する型板61と、型板61を固定する取付板63と、コア部62を型板61等に対して前進移動及び後退移動させるための駆動板74とを備える。つまり、駆動板74に支持されたコア部62が後端側に移動した図示の成形位置では、型板61に設けた成形面61eとコア部62に設けた光学面成形面62aとがアライメントされて、キャビティCVの精密な形成が可能になっている。一方、駆動板74に支持されたコア部62が先端側に移動した突き出し位置(不図示)では、コア部62の光学面成形面62aが対向するコア部52側に突起する。なお、型板61と取付板63とは、入れ子としてのコア部62を周囲から保持する型部材である。
型板61は、パーティングラインPLを形成する端面61aを有する。また、型板61の先端側には、フランジ形成部FMが設けられており、このフランジ形成部FMの表面には、キャビティCVを画成するための成形面61eが形成されている。この成形面61eは、レンズOLのフランジ部OLbのフランジ面F2すなわち他方の環状端面を成形する転写面である。その他、型板61の先端には、流路形成部CMが設けられており、この流路形成部CMの表面には、不図示のスプルからキャビティCVまで延びる溶融樹脂用の流路空間FCの一部を形成するランナ凹部61cとゲート形成部61dとが形成されている。ランナ凹部61cは、樹脂成形品のうちレンズOLから延びるランナRUに対応し、ゲート形成部61dは、樹脂成形品のうちレンズOLとランナRUとの間に介在するゲートGAに対応する。なお、型板61内部には、コア部62を挿入支持するため、軸AXに沿って延びる円柱状の貫通孔であるコア挿通孔65が形成されている。
ここで、上記型板61の先端側に設けた流路形成部CMのうち、ゲートGAを形成する部分であるゲート形成部61d等に対応する周囲部分には、ブロック状の放熱部分72が埋め込まれている。放熱部分72は、型板61等の周囲部材よりも大きな熱伝導率を有する材料で形成されており、ゲート形成部61dの周辺を相対的に迅速に冷却する役割を有する。この放熱部分72は、軸AXの方向と図3(B)に示すCD方向とに2次元的に延びる板状の部材であり、流路形成部CMの延びるEF方向に関する厚みは、ゲート形成部61dよりも一回り大きくなっているだけである。また、放熱部分72は、キャビティCVの軸AXの方向に関する厚みの数倍程度の深さまで埋め込まれているだけであり、その熱容量は、あまり大きくない。なお、放熱部分72は、型板61に放電加工等によって形成された四角柱又は溝状の穴61h内に周囲の母材と密着するように埋め込まれてしっかり固定されている。
コア部62は、軸AXに沿って延びる円筒状の外周側面を有しており、コア挿通孔65に嵌合可能になっている。コア部62の先端部に設けた先端面には、キャビティCVを画成するための転写面である光学面成形面62aが設けられている。この光学面成形面62aは、全体として凹面であり、この凹面上に微細な凹凸形状を有する。光学面成形面62aは、レンズOLの中心部OLaの一方の光学面Sbを成形する転写面となっている。コア部62のキャビティCV側の端面は、被削性を良くするために、無電解ニッケルメッキ法を用いて形成されるニッケルリンメッキ層67bで被覆されており、このニッケルリンメッキ層67bの表面加工によって、ニッケルリンメッキ層67bの表面として光学面成形面62aがされている。さらに、光学面成形面62aは、樹脂系の材料で形成された薄い離型膜でコートすることができる。
なお、以上の可動金型42において、型板61の母材は、熱伝導率が20W/m・Kより大きく80W/m・Kより小さい通常の熱伝導材料、例えば汎用熱間ダイス鋼(熱伝導率:34.0W/m・K)、プレハードン鋼(熱伝導率:60.0W/m・K)その他の低炭素鋼等で構成されている。また、型板61の放熱部分72は、熱伝導率が80W/m・K以上240W/m・K以下の高熱伝導材料、例えばベリリウム銅(熱伝導率:80.0W/m・K)、アルミニウム合金(熱伝導率:106W/m・K)、アルミニウム(熱伝導率:240W/m・K)等で構成されている。さらに、コア部62の母材すなわち基材は、熱伝導率が20W/m・K以下で好ましくは0.05W/m・K以上の低熱伝導材料、例えば6−4Ti等で構成されている。
以上の光学素子成形金型において、キャビティCVは、光学面成形面52a,62a等を介してコア部52,62の母材である低熱伝導材料に囲まれている。一方、流路空間FCのうちゲートGAに対応する部分は、ゲート形成部51d,61d等を介して高熱伝導材料の放熱部分71,72に囲まれている。よって、キャビティCVの溶融樹脂を注入して保圧しつつ除冷する際に、樹脂成形品においてゲートGAが最初に硬化し、次いでレンズOLを構成するフランジ部OLbや中心部OLaが硬化する。よって、ゲートGAが栓のようにゲート形成部51d,61dに固定されるので、樹脂成形品の冷却に伴ってゲートGAの周辺に形成された応力歪みが中心部OLa側に移動することを阻止でき、レンズOLの有効領域において光学歪みが形成されることを確実に防止できる。特に成形の対象であるレンズOLがブルーレイディスク(BD;Blu−Ray Disc)のような高記憶容量のディスクを使用する光ピックアップ装置に組み込まれる対物レンズである場合、光学歪みの抑制が重要な意義を有する。具体的には、青紫色レーザを使用し、対物レンズのNA値が0.80以上であり、全体として曲率を持った光学面を有し、光学面上に微細な凹凸形状が形成されている小型のプラスチックレンズでは、コア部52,62の光学面成形面52a,62aに設けた微細な凹凸形状の深い溝を確実に充填する高転写が求められる。また、このようなプラスチックレンズでは、複屈折に相当する光学歪みを抑えて低収差を実現することも大切である。上記のように、本実施形態の光学素子成形金型によれば、コア部52,62の母材を低熱伝導材料としており、微細な凹凸形状の高転写を達成できるだけでなく、ゲートGAの存在が原因となる光学歪みを低減することによって収差を低減することができる。
図5は、本実施形態の製造方法を実施するための成形装置を説明する正面図である。図示の成形装置100は、射出成形を行って樹脂成形品MPを作製する本体部分である射出成形機10と、射出成形機10から樹脂成形品MPを取り出す付属部分である取出し装置20と、成形装置100を構成する各部の動作を制御する制御装置30とを備える。
射出成形機10は、可動盤11と、固定盤12と、型締め盤13と、開閉駆動装置15と、射出装置16とを備える。射出成形機10は、可動盤11と固定盤12との間に可動金型42と固定金型41とを挟持して両金型41,42を型締めすることにより成形を可能にする。
ここで、可動盤11は、図1等に示す可動金型42を取り付ける部分であり、スライドガイド15aによって固定盤12に対して進退移動可能に支持されている。なお、可動盤11に設けたエジェクタ45は、図1に示す駆動板74を動作させる部分であり、可動金型42内の樹脂成形品MPを固定金型41側に押し出すものであり、取出し装置20による樹脂成形品MPの移送を可能にする。なお、樹脂成形品MPは、図4に示すレンズOLを複数備えるものであり、これら複数のレンズOLは、成形時に付随して形成されるスプルやランナ(不図示)を介して互いに連結されている。固定盤12は、図1等に示す固定金型41を取り付ける部分であり、可動盤11に対向して支持フレーム14上に固定されている。なお、固定盤12は、その上部に取出し装置20を支持する。
開閉駆動装置15は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、スライドガイド15aと、動力伝達部15dと、アクチュエータ15eとを備える。開閉駆動装置15は、可動盤11と固定盤12とを互いに近接・離間させて、固定金型41と可動金型42との型締め及び型開きを行う。
射出装置16は、シリンダ16a、原料貯留部16b、スクリュ駆動部16c等を備える。射出装置16は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、樹脂射出ノズル16dから温度制御された状態で溶融樹脂を射出することができる。射出装置16は、固定金型41と可動金型42とを型締めした状態で、固定金型41に設けたスプル(不図示)の開口に樹脂射出ノズル16dを接触させ、流路空間FC(図1参照)に対してシリンダ16a中の溶融樹脂を所望のタイミングで供給することができる。
取出し装置20は、樹脂成形品MPを把持することができるハンド21と、ハンド21を3次元的に移動させる3次元駆動装置22とを備える。取出し装置20は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、固定金型41と可動金型42とを離間させて型開きした後に、可動金型42に残る樹脂成形品MPを把持して外部に搬出する役割を有する。
制御装置30は、開閉制御部31と、射出装置制御部32と、エジェクタ制御部33と、取出し装置制御部34とを備える。開閉制御部31は、アクチュエータ15eを動作させることによって両金型41,42の型締めや型開きを可能にする。射出装置制御部32は、スクリュ駆動部16c等を動作させることによって両金型41,42間に形成されたキャビティ中に所望の圧力で樹脂を注入させる。エジェクタ制御部33は、エジェクタ45を動作させることによって型開き時に可動金型42に残る樹脂成形品MPを可動金型42内から押し出させる。取出し装置制御部34は、取出し装置20を動作させることによって型開き及び離型後に可動金型42に残る樹脂成形品MPを把持して射出成形機10外に搬出させる。
金型温度調節機46は、両金型41,42中に形成されているジャケット(不図示)に温度制御された熱媒体を循環させる。これにより、成形時に両金型41,42の温度を適切な温度に保つことができる。この際、両金型41,42に埋め込まれた温度センサ(不図示)によって両金型41,42の温度を監視することもできる。
図6は、図5等に示す成形装置100の動作を概念的に説明するフローチャートである。まず、金型温度調節機46により、両金型41,42を成形に適する温度まで加熱する(ステップS10)。これにより、両金型41,42においてキャビティCVを形成する金型部分の表面やその近傍の温度を、例えば射出装置16から供給される溶融樹脂のガラス転移温度よりも50℃低い温度以上であって同ガラス転移温度よりも10℃高い温度以下に加熱保持した状態とする。
次に、開閉駆動装置15を動作させ、可動盤11を前進させて型閉じを開始させる(ステップS11)。開閉駆動装置15の閉動作を継続することにより、固定金型41と可動金型42とが接触する型当たり位置まで可動盤11が固定盤12側に移動して型閉じが完了し、開閉駆動装置15の閉動作を更に継続することにより、固定金型41と可動金型42とを必要な圧力で締め付ける型締めが行われる(ステップS12)。
次に、射出成形機10において、射出装置16を動作させて、型締めされた固定金型41と可動金型42との間のキャビティCV中に、必要な圧力で溶融樹脂を注入する射出を行わせる(ステップS13)。そして、射出成形機10は、キャビティCV中の樹脂圧を必要な値に保つ。
溶融樹脂をキャビティCVに導入した後は、図2(A)に示すように、キャビティCV中の溶融樹脂が放熱によって徐々に冷却されるので、かかる冷却にともなって溶融樹脂が固化し成形が完了するのを待つ(ステップS14)。この際、コア部52,62の母材を0.05W/m・K以上20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成しているので、光学面成形面52a,62aに形成された微細な凹凸形状の奥まで溶融樹脂を充填することができる。また、型板61の放熱部分72を80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する高熱伝導材料で構成しているので、型空間のうちゲートGAがまず栓のように固化してゲート形成部51d,61dに固定される。よって、ゲートGAの周辺に形成された応力歪みが冷却に伴って中心部OLa側に移動することを阻止でき、レンズOLの有効領域において光学歪みが形成されることを確実に防止できる。なお、レンズOLの冷却において、両金型41,42を積極的に冷却しないことが好ましい。これにより、温度制御が複雑になることや高温媒体による再加熱の際にエネルギーの消費が多くなることを防止できる。また次の樹脂成形品を成形するために、キャビティCVに樹脂を充填する際に、射出成形金型を再度加熱することによって成形サイクルタイムが長くなることを防止できる。
次に、射出成形機10において、開閉駆動装置15を動作させて、可動盤11を後退させる型開きが行われる(ステップS15)。これに伴って、可動金型42が後退し、固定金型41と可動金型42とが離間する。この結果、樹脂成形品MPすなわちレンズOLは、可動金型42に保持された状態で固定金型41から離型される。
次に、射出成形機10において、エジェクタ45を動作させて、コア部62による樹脂成形品MPの突き出しを行わせる(ステップS16)。この結果、樹脂成形品MPのうちレンズOLが、コア部62の先端部に付勢されて固定金型41側に押し出されて、レンズOL延いては樹脂成形品MPが可動金型42から離型される。
最後に、取出し装置20を動作させて、エジェクタ45に駆動されて動作する駆動板74及びコア部62によって突き出された樹脂成形品MPの適所をハンド21で把持して外部に搬出する(ステップS17)。
以上説明した第1実施形態の製造方法によれば、一対の金型41,42が、熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で基材が構成されたコア部52,62と、ゲートGAを成形するゲート形成部51d,61dの周囲に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱材料で構成された放熱部分72を有する型板61とを備えるので、レンズOLのうち中心部OLaについては、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートGAについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、溶融樹脂の冷却に伴ってゲートGAの周辺に光学歪みが広がって中心部OLaに影響することを防止しつつ、中心部OLaについては、光学面成形面52a,62aに対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
〔実施例〕
以下、具体的実施例について説明する。以下の表1は、上記実施形態の製造方法を具体化した場合における、レンズOLのレタデーション及び転写性を説明するものである。
以下の表1において、入れ子であるコア部52,62の基材(コア母材)には、熱伝導率20W/m・K以下を満たす例としてチタン合金(8W/m・K)を用い、比較例として汎用熱間ダイス鋼(34W/m・K)を用いた。また、ゲートの放熱部分71,72を構成する材料(ゲート構成材料)には、熱伝導率80W/m・K以上240W/mKを満たす例としてベリリウム銅(80W/m・K)、アルミニウム合金(106W/m・K)、アルミニウム(240W/m・K)を用い、比較例としてチタン合金(8W/mK)、ステンレス鋼(23W/m・K)、銅(401W/m・K)を用いた。
Figure 2009241297
この場合、両金型41,42においてコア部52,62の光学面成形面52a,62aには、回折輪帯が形成されているものとする。なお、評価のうちレタデーションについては、ゲートGAよりも内側のレンズOL内に形成されるものを計測対象としており、100nm未満の場合、評価を「○」とし、100nm以上の場合、評価を「×」としている。また、転写性の評価に用いた転写率は、回折輪帯のピッチをAとし、樹脂成形品MPのダレ量をBとして、
転写率=(A−B)/A×100(%)
で与えられる。ここで、ダレ量Bは、両金型41,42に形成された回折パターンの溝DPaに樹脂成形品MPの突起が十分入り込んでない部分PLaの幅によって決定される。そして、転写率が70%以上であれば、評価を「○」としており、転写率が70%未満であれば、評価を「×」としている。以上の実施例から明らかなように、コア部52,62が、熱伝導率20W/m・K以下の低熱伝導材料で基材が構成され、型板61が、熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱部分72をゲート形成部51d,61dの周囲に有する場合に、総合的な評価が良好になることが分かる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第2実施形態に係る成形金型や製造方法は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図7は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。
この場合、固定金型41のコア部52の先端部において、低熱伝導材料で構成された熱伝導抑制層152cが設けられている。この熱伝導抑制層152cは、表面層であるニッケルリンメッキ層67aと、通常の熱伝導率を有する基材である母材部152dとの間に挟まれて、キャビティCV中で成形中のレンズ(不図示)の急速な冷却を防止する役割を有する。また、可動金型42のコア部62の先端部62bにおいても、低熱伝導材料で構成された熱伝導抑制層162cが設けられている。この熱伝導抑制層162cは、表面層であるニッケルリンメッキ層67bと、基材である母材部162dとの間に挟まれて、キャビティCV中で成形中のレンズ(不図示)の急速な冷却を防止する役割を有する。
熱伝導抑制層152c,162cは、具体的には、20W/m・K以下で好ましくは0.05W/m・K以上の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成されており、例えば6−4Ti等の金属材料、ポリイミド等の樹脂材料、ジルコニア、アルミナ等のセラミックス材料を用いて形成することができる。一方、母材部152d,162dは、熱伝導率が20W/m・Kより大きく80W/m・Kより小さい通常の熱伝導材料、例えば汎用熱間ダイス鋼、プレハードン鋼その他の低炭素鋼等で構成されている。
本実施形態においても、一対の金型41,42が、熱伝導率20W/m・K以下で好ましくは0.05W/m・K以上の熱伝導抑制層152c,162cを有するコア部52,62と、ゲートGAを成形するゲート形成部51d,61dの周囲に熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の放熱部分72を有する型板61とを備えるので、図4のレンズOLのうち中心部OLaについては、比較的緩やかに冷却することができ、ゲートGAについては、比較的迅速に冷却することができる。よって、溶融樹脂の冷却に伴ってゲートGAの周辺に光学歪みが広がって中心部OLaに影響することを防止しつつ、中心部OLaについては、光学面成形面52a,62aに対応する凹凸形状を精密に転写することができる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第3実施形態に係る成形金型や製造方法は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図8は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。本実施形態の場合、可動金型42の型板61において、ゲート形成部61dの周囲部分にブロック状の放熱部分72が局所的に埋め込まれているが、固定金型41の型板51において、ゲート形成部51dの周囲部分には、放熱部分が局所的に埋め込まれていない。このように片側のゲート形成部61dの周囲に放熱部分72が設けられているだけでも、図4のゲートGAを優先して比較的迅速に冷却することができる。
なお、以上とは逆に、型板51のみに放熱部分71(図2(A)参照)を設け型板61の放熱部分72を省略することもできる。
また、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第4実施形態に係る成形金型や製造方法は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図9は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。本実施形態の場合、固定金型41の型板51において、放熱部分271がゲート形成部51dから紙面上下の軸AX方向に延びて型板51を貫通する。同様に、可動金型42の型板61においても、放熱部分272がゲート形成部61dから紙面上下の軸AX方向に延びて型板61を貫通する。以上のように、放熱部分271,272が型板51,61を貫通する場合、ゲート形成部51d,61d及び周辺の冷却効果を高めることができる。
なお、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第5実施形態〕
以下、第5実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第5実施形態に係る成形金型や製造方法は、第4実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第4実施形態と同様であるものとする。
図10は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。可動金型42の型板61において、ゲート形成部61dの周囲部分に貫通型の放熱部分272が埋め込まれているが、固定金型41の型板51において、ゲート形成部51dの周囲部分には、貫通型の放熱部分が埋め込まれていない。このように片側のゲート形成部61dの周囲に放熱部分272が設けられているだけでも、図4のゲートGAを優先して比較的迅速に冷却することができる。
なお、以上とは逆に、型板51のみに放熱部分271(図9参照)を設け型板61の放熱部分272を省略することもできる。
また、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第6実施形態〕
以下、第6実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第6実施形態に係る成形金型や製造方法は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図11は、固定金型と可動金型とで構成される光学素子成形金型の構造を説明する拡大断面図であり、図12(A)及び12(B)は、図11に示す可動金型をA方向及びB方向からそれぞれ見た矢視図である。
本実施形態の場合、固定金型41の型板51において、放熱部分371が、ゲート形成部51dのみでなくコア部52の先端側の側面を囲むような筒状の外形を有し、型板51に設けた段差状の凹部351hに埋め込まれている。同様に、可動金型42の型板61においても、放熱部分372が、ゲート形成部61dのみでなくコア部62の先端側の側面を囲むような筒状の外形を有し、段差状の凹部361hに埋め込まれている。これらの放熱部分371,372は、熱伝導率が80W/m・K以上240W/m・K以下の高熱伝導材料、例えばベリリウム銅、アルミニウム合金、アルミニウム等で構成されている。以上のように、放熱部分371,372がコア部52,62の周囲側面を囲む場合、レンズOLの冷却の対称性がゲートGA側に偏る傾向を抑えることができる。
なお、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第7実施形態〕
以下、第7実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第7実施形態に係る成形金型や製造方法は、第6実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第6実施形態と同様であるものとする。
図13は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。本実施形態の場合、可動金型42の型板61において、コア部62の先端側面を囲むように放熱部分372が埋め込まれているが、可動金型42の型板51において、コア部52の先端側面を囲むような放熱部分が埋め込まれていない。このように、片側のコア部62の周囲(結果的にゲート形成部61dの周囲を含む)に放熱部分372が設けられているだけでも、図4のゲートGAを優先して比較的迅速に冷却することができる。
なお、以上とは逆に、型板51のみに放熱部分371を設け型板61の放熱部分372を省略することもできる。
また、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第8実施形態〕
以下、第8実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第8実施形態に係る成形金型や製造方法は、第6実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第6実施形態と同様であるものとする。
図14は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。固定金型41の型板51において、放熱部分471がゲート形成部51dから紙面上下の軸AX方向に延びて型板51を貫通する。同様に、可動金型42の型板61においても、放熱部分472がゲート形成部61dから紙面上下の軸AX方向に延びて型板61を貫通する。以上のように、放熱部分471,472が型板51,61を貫通する場合、ゲート形成部51d,61d及び周辺の冷却効果を高めることができる。
なお、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第9実施形態〕
以下、第9実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第9実施形態に係る成形金型や製造方法は、第8実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第8実施形態と同様であるものとする。
図15は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。本実施形態の場合、可動金型42の型板61において、ゲート形成部61dを含むコア部62の先端側の側面を囲むように貫通型の放熱部分472が埋め込まれているが、固定金型41の型板51において、ゲート形成部51dの周囲部分やコア部52の先端側面には、貫通型の放熱部分が埋め込まれていない。このように片側のゲート形成部61dの周囲に放熱部分472が設けられているだけでも、図4のゲートGAを優先して比較的迅速に冷却することができる。
なお、以上とは逆に、型板51のみに放熱部分471を設け型板61の放熱部分472を省略することもできる。
また、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第10実施形態〕
以下、第10実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第10実施形態に係る成形金型や製造方法は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図16は、固定金型と可動金型とで構成される光学素子成形金型の構造を説明する拡大断面図である。
本実施形態の場合、固定金型41の型板551全体が、熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の高熱伝導材料、例えばベリリウム銅、アルミニウム合金、アルミニウム等で構成されている。同様に、可動金型42の型板561全体も、熱伝導率80W/m・K以上240W/m・K以下の高熱伝導材料、例えばベリリウム銅、アルミニウム合金、アルミニウム等で構成されている。
なお、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
〔第11実施形態〕
以下、第11実施形態に係る光学素子成形金型等について説明する。なお、第11実施形態に係る成形金型や製造方法は、第10実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第10実施形態と同様であるものとする。
図17は、本実施形態における固定金型41及び可動金型42の部分拡大断面図であり、型閉じ及び型締め状態を示している。本実施形態の場合、可動金型42の型板561全体が高熱伝導材料で構成されているが、固定金型41の型板51は、全体として熱伝導率が20W/m・Kより大きく80W/m・Kより小さい通常の熱伝導材料で構成されている。このように、片側の型板561が高熱伝導材料で構成されているだけでも、図4のゲートGAを優先して比較的迅速に冷却することができる。
なお、以上とは逆に、固定金型41側の型板551のみを高熱伝導材料で構成し可動金型42側の型板61を通常の熱伝導材料で構成することも可能である。
また、本実施形態においても、コア部52,62を通常の熱伝導率を有する基材で構成し、その先端部において、ニッケルリンメッキ層67a,67bと基材との間に、図7に示すような熱伝導抑制層152c,162cを設けることができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、固定金型41及び可動金型42で構成される射出成形金型に設けるキャビティCVの形状は、図示のものに限らず、様々な形状とすることができる。すなわち、コア部52,62等によって形成されるキャビティCVの形状は、単なる例示であり、レンズOLの用途等に応じて適宜変更することができる。
また、以上の実施形態においては、光学機能部の凹凸形状を転写するように加工されたメッキ層として、ニッケルリンメッキを用いた例を示したが、それに限定されることなく、ダイヤモンドバイト等による切削加工が可能な各種公知の材料をメッキ層に用いることができる。
また、以上の各実施形態において、放熱部分71,72,271,272,371,372,471,472の形状は、単なる例示であり、様々な形状に変形できる。また、放熱部分71,72,271,272,371,372,471,472の表面は、その全体を高熱伝導材料で形成することが望ましいが、放熱部分71,72,271,272,371,372,471,472の母材は、必ずしも高熱伝導材料で形成する必要はなく、例えば上記した通常の熱伝導材料等で形成しその表面を高熱伝導材料でコートすることができる。
固定金型と可動金型とで構成される光学素子成形金型の構造を説明する部分側断面図である。 (A)、(B)は、図1の一部の拡大断面図である。 (A)、(B)は、図1に示す可動金型の端面図である。 図1の金型によって射出成形されるレンズの拡大側面図である。 図1に示す光学素子成形金型を組み込んだ成形装置を説明する正面図である。 図5の成形装置の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第3実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第4実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第5実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第6実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 (A)、(B)は、図11に示す可動金型の端面図である。 第7実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第8実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第9実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第10実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。 第11実施形態の金型及び製造方法を説明する断面図である。
符号の説明
10…射出成形機、 11…可動盤、 12…固定盤、 15…開閉駆動装置、 16…射出装置、 20…取出し装置、 30…制御装置、 41…固定金型、 42…可動金型、 46…金型温度調節機、 51,61…型板、 51,62…コア部、 51c,61c…ランナ凹部、 51d,61d…ゲート形成部、 51e,61e…成形面、 52,62…コア部、 52a,62a…光学面成形面、 53,63…取付板、 55,65…コア挿通孔、 67a,67b…ニッケルリンメッキ層、 71,72,271,272,371,372,471,472…放熱部分、 74…駆動板、 100…成形装置、 152c,162c…熱伝導抑制層、 152d,162d…母材部、 AX…軸、 CF,CM…流路形成部、 CV…キャビティ、 F1,F2…フランジ面、 FC…流路空間、 FF,FM…フランジ形成部、 GA…ゲート、 RU…ランナ、 MP…樹脂成形品、 OL…レンズ、 OLa…中心部、 OLb…フランジ部、 Sa…光学面、 Sb…光学面

Claims (11)

  1. 光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子の製造方法であって、
    光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、前記入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えた一対の金型を用い、前記型板の前記ゲートを成形する部分を介して前記一対の金型により形成されたキャビティに樹脂を注入する工程と、
    前記入れ子の前記転写面により光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子を成形する工程と
    を有することを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子の製造方法であって、
    光学機能部の凹凸形状を転写するために加工されたメッキ層と基材との間に、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、前記入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えた一対の金型を用い、前記型板の前記ゲートを成形する部分を介して前記一対の金型により形成されたキャビティに樹脂を注入する工程と、
    前記入れ子の前記転写面により光学面に凹凸形状を備えた光学機能部を有する光学素子を成形する工程と
    を有することを特徴とする光学素子の製造方法。
  3. 前記放熱材料で構成された部分は、前記型板のうち前記ゲートを成形する部分を囲む周囲にブロック状に埋め込まれていることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記放熱材料で構成された部分は、前記型板のうち前記入れ子の側面を囲む環状の部分に埋め込まれていることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記放熱材料で構成された部分は、型開閉方向に沿って前記型板に埋め込まれていることを特徴とする請求項3及び請求項4のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  6. 前記放熱材料で構成された部分は、型開閉方向に沿って前記型板を貫通するように延在していることを特徴とする請求項3及び請求項4のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  7. 前記型板は、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成されていることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  8. 前記光学素子は、レンズであることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学素子の製造方法。
  9. 光学素子の光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で基材が構成された入れ子と、
    前記入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、
    固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えたことを特徴とする光学素子成形金型。
  10. 光学素子の光学機能部の凹凸形状を転写するための転写面を備え、光学機能部の凹凸形状を転写するために加工されたメッキ層と基材との間に、20W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成された層を備えた入れ子と、
    前記入れ子を収納するとともに、成形時に形成されるゲートを成形する部分を囲む周囲の少なくとも一部に、80W/m・K以上240W/m・K以下の熱伝導率を有する放熱材料で構成された部分を有する型板とを、
    固定金型と可動金型との少なくとも一方に備えたことを特徴とする光学素子成形金型。
  11. 請求項9及び請求項10のいずれか一項に記載の光学素子成形金型を用いて形成されたことを特徴とする光学素子。
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