JP5267253B2 - レンズ用成形金型、及びレンズの製造方法 - Google Patents

レンズ用成形金型、及びレンズの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、レンズを射出成形するためのレンズ用成形金型、及び、かかるレンズ用成形金型を利用したレンズの製造方法関する。
近年、従来のDVDよりさらに高密度で、波長400nm以上410nm以下の青紫色レーザを使用し、対物レンズの像側開口数NAが0.80以上であるブルーレイディスク(BD;Blu-Ray Disc)のような高記憶容量のディスクを使用する光ピックアップ装置が実用化されている。このような青紫色レーザを使用する高記憶容量のディスクへの記録又は再生に使用される対物レンズは、従来のDVD用の対物レンズと異なる短波長に対応するだけでなく、従来の対物レンズよりも高いNAが必要とされる。このような高NAレンズは、偏肉比の大きいレンズであり、一般的に精度よく成形することが難しい。そのため、上記高NAレンズのような偏肉成形品を精度よく成形するために、樹脂を高速充填し保圧を段階的に昇圧する成形方法がある(特許文献1参照)。
また、微細形状の転写性を向上させるため、セラミックス系材料上に非鉄金属材料をメッキして形成した表面加工層を設けて高精度の金型形状と断熱性とを両立させた金型を用いる成形方法がある(特許文献2参照)。さらに、レンズ周辺の転写性を確保するため、光学面成形入れ子の熱伝導率の範囲と、〔光学面成形入子の外径〕/〔レンズの光学面の径〕の範囲とを規定する成形方法がある(特許文献3参照)。
特許3296910号公報 特許4135304号公報 特開2007−261142号公報
しかしながら、特許文献1の成形方法では、樹脂を高速充填させるため、偏肉比の大きいレンズにおいて、レンズの薄肉部に対応する型空間は樹脂が相対的に流れにくく、型空間内を均一に偏りなく充填させることが難しい。そのため、成形したレンズにウェルドラインやジェッティング等の外観不良が発生しやすく、レンズ両面の形状精度も悪化しやすいという問題がある。さらに、レンズの薄肉部において、樹脂の流動先端が冷やされやすいにもかかわらず、強制的に樹脂が流動されるので、当該薄肉部付近にフローマーク等の外観不良が生じるという問題がある。
また、特許文献2及び3の成形方法では、金型にセラミックス系材料で形成した断熱層を設け、特許文献2ではさらに断熱層の上に表面加工層を設けているが、レンズ面を形成する金型表面近傍において、断熱層または表面加工層は熱伝導の方向に対して均一に設けられている。そのため、偏肉比の高いレンズにおいて、レンズの薄肉部に対応する金型表面近傍と、レンズの厚肉部に対応する金型表面近傍とは均等に熱伝導するため、レンズの薄肉部の固化が相対的に早まるといった固化の不均一化が発生しやすく、レンズ精度不良や外観不良が発生する可能性がある。
そこで、本発明は、偏肉比の高いレンズであっても、レンズの成形精度を向上させつつ外観不良を低減することのできるレンズ用成形金型を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のようなレンズ用成形金型を用いたレンズの製造方法提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るレンズ用成形金型は、一対の金型によりレンズを成形するレンズ用成形金型であって、一対の金型のうち少なくとも一方の金型は、コア型と、コア型の周囲に配置される外周型とを有し、コア型は、熱伝導率が外周型よりも低い低熱伝導率層と、低熱伝導率層の表面上に設けられ低熱伝導率層よりも熱伝導率が高い表面加工層とを備え、表面加工層は、レンズの薄肉部に対応する薄肉層部分と、レンズの厚肉部に対応する厚肉層部分とを有し、薄肉層部分のパーティングラインに垂直な方向に関する厚さは、厚肉層部分の厚さに対して相対的に薄いことを特徴とする。なお、低熱伝導率層は、比較的高熱伝導率のコア型基材の表面に形成させることができるが、コア型全体を外周型よりも低熱伝導率の材料で形成することができる。
上記レンズ用成形金型では、金型を構成する層として断熱層である低熱伝導率層が設けられているため、型空間内における樹脂の流動性が低下しにくくなり、レンズの薄肉部に対応する型空間においても、低熱伝導率層を設けない一般の金型を用いる場合に比べて、樹脂の流動性を向上させることができる。さらに、低熱伝導率層の上に低熱伝導率層よりも高い熱伝導率を有する表面加工層を設け、レンズの薄肉部に対応する表面加工層の部分(薄肉層部分)をレンズの厚肉部に対応する表面加工層の部分(厚肉層部分)よりも相対的に薄くすることにより、薄肉層部分において厚肉層部分よりも相対的に軸方向の熱伝導が起こりにくくなるため、薄肉層部分の樹脂の温度低下を抑制することができる。これにより、薄肉部に対応する型空間内での樹脂の流動性の低下を防ぐと共に薄肉部の固化を相対的に遅くすることができるため、偏肉比の高い型空間であっても樹脂を型空間内に均一に充填・固化させることができ、レンズの成形精度を向上させつつ、外観不良を低減することができる。
本発明の具体的な態様又は観点では、薄肉層部分の厚さは、5μm以上50μm未満であることを特徴とする。この場合、薄肉層部分の厚さが薄すぎて切れ目が生じることにより薄肉層部分と厚肉層部分との境界において部分的に表面加工層がなくなることがなく、境界において低熱伝導率層の露出を防ぐことができる。また、薄肉層部分の厚さが厚すぎて表面加工層全体で薄肉層部分と厚肉層部分との放熱の差がなくなることを防ぐことができる。
本発明の別の態様では、表面加工層は、無電解ニッケルメッキにより形成されることを特徴とする。この場合、例えばニッケルリンメッキ層の熱伝導率は5W/m・Kであり、欠陥の少ない加工性に優れた表面加工層を得ることができる。
本発明のさらに別の態様では、低熱伝導率層の熱伝導率は、3W/m・K以下であることを特徴とする。ここで、低熱伝導率層は、例えばセラミック、金属、樹脂、ガラス等で形成される。
本発明のさらに別の態様では、低熱伝導率層は、ジルコニア溶射によって形成され、厚みは0.1mm以上であることを特徴とする。この場合、ジルコニア層の熱伝導率は1W/m・Kであり、高強度でより低熱伝導率の層を得ることができる。
本発明のさらに別の態様では、レンズは、偏肉比が3以上で最小厚肉部の厚みが2mm以下であるレンズであることを特徴とする。この場合、一般に薄肉部で固化しやすくなるが、表面加工層の厚みを上記のように設定することで外観不良を低減し、成形精度の高い高NAのレンズとすることができる。
上記課題を解決するため、本発明に係るレンズの製造方法は、上述のレンズ用成形金型を用いたことを特徴とする。
上記レンズの製造方法では、低熱伝導率層の上に低熱伝導率層よりも高い熱伝導率を有する表面加工層を設け、薄肉層部分を厚肉層部分よりも相対的に薄くすることにより、樹脂の流動性を低下させにくくすることができると共に薄肉部の固化を相対的に遅くすることができる。これにより、偏肉比の高い型空間であっても樹脂を型空間内に均一に充填・固化させることができ、レンズの成形精度を向上させつつ、外観不良を低減させたレンズを製造することができる。特に偏肉比が3以上で最小厚肉部の厚みが2mm以下であるレンズにおいて、外観不良の発生を低減させ、高精度なレンズを製造することができる。
固定金型と可動金型とで構成されるレンズ用成形金型の構造を説明する部分側断面図である。 図1の一部の拡大断面図である。 図1のレンズ用成形金型によって射出成形されるレンズの拡大側面図である。 図1に示すレンズ用成形金型を組み込んだ成形装置を説明する正面図である。 図5の成形装置の動作を説明するフローチャートである。 図1のレンズ用成形金型の構造の変形例を説明する拡大側断面図である。 第2実施形態に係るレンズ用成形金型の構造を説明する拡大側断面図である。 図7のレンズ用成形金型の構造の変形例を説明する拡大側断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態であるレンズ用成形金型とレンズの製造方法とについて、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、レンズ用成形金型である成形金型40は、固定金型41と可動金型42とを備える。固定金型41と可動金型42とは、パーティングラインPLを境として開閉可能になっている。
両金型41,42に挟まれた空間である型空間CVは、成形品であるレンズとしてのレンズOL(図3参照)の形状に対応するものとなっている。レンズOLは、樹脂製で、光学的機能を有する光学的機能部としての中心部OLaと、中心部OLaから外径方向に延在する環状のフランジ部OLbとを備える。このレンズOLは、光ピックアップ装置用の対物レンズであり、BD用の波長の光束に対してNA0.85以上を満たすレンズである。
固定金型41は、固定側の入れ子としてのコア型52と、固定側の入れ子を支持して一体に固定することを可能とした構造を有する外周型51と、外周型51及びコア型52を一体に固定する取付板53とを備える。ここで、外周型51と取付板53とは、入れ子としてのコア型52を周囲から保持し支持する型部材である。
外周型51は、図1及び図2に示すように、パーティングラインPLを形成する端面51aを有する。また、外周型51の先端には、フランジ形成部FFが設けられており、このフランジ形成部FFの表面には、型空間CV2を形成するためのフランジ面成形面56bが形成されている。このフランジ面成形面56bは、図3に示すレンズOLのフランジ部OLbのフランジ面FL1すなわち一方の環状端面を成形する転写面である。また、外周型51内部には、コア型52を挿入支持する円柱状の貫通孔であるコア挿通孔55が形成されている。なお、外周型51は、熱伝導率が20W/m・Kより大きい高熱伝導材料、例えばプレハードン鋼すなわち低炭素鋼(熱伝導率:60.0W/m・K)等で構成されている。
コア型52は、コア挿通孔55に嵌合可能な円筒状の外周側面を有しており、コア型52の先端部52bに設けた先端面には、型空間CV1を形成するための光学面成形面56aが設けられている。この光学面成形面56aは、凹面であり、レンズOLの中心部OLaの一方の光学面Saを成形する転写面である。
コア型52は、コア型52の基材である母材部57と、母材部57の上に設けられる低熱伝導率層58と、低熱伝導率層58の表面上に設けられコア型52の光学面成形面56aを形成する表面加工層59とで構成される。
母材部57は、入れ子であるコア型52を構成する本質的な部分であり、熱伝導率が3W/m・Kより大きい高熱伝導材料、具体的には低炭素鋼やステンレス鋼の母材で構成されている。
低熱伝導率層58は、母材部57よりも熱伝導率が低く、表面加工層59と母材部57との間に挟まれて、成形中のレンズOLの急速な冷却を防止する断熱層としての役割を有する。低熱伝導率層58の形状は、型空間CVの形状に対応している。具体的には、低熱伝導率層58は、レンズOLの光学面成形面56a全体とフランジ面成形面56bの一部に亘って連続的に形成され、その厚さは0.1mm以上で略一様である。なお、低熱伝導率層58の熱伝導率は、3W/m・K以下の低熱伝導率材料で構成され、例えばジルコニアやアルミナ等のセラミックス、ポリイミド等の樹脂材料を用いて形成することができる。
表面加工層59は、レンズOLの光学面成形面56a及びフランジ面成形面56bを形成するための層である。表面加工層59の表面は、光学面成形面56a全体とフランジ面成形面56bの一部とに亘って連続的に延びている。表面加工層59は、レンズOLの薄肉部OL1に対応する薄肉層部分59aと、レンズOLの厚肉部OL2に対応する厚肉層部分59bとで構成される。コア型52の軸AX方向の厚みに関して、薄肉層部分59aは、厚肉層部分59bより相対的に薄くなっている。具体的には、薄肉層部分59aの最も薄い部分の厚さd1は約20μmであり、厚肉層部分59bの最も厚い部分の厚さd2は約50μmである。なお、説明の便宜上、薄肉層部分59aと厚肉層部分59bとに分けているが、表面加工層59は連続的に変化しており、両部分59a,59bの明確な境界は存在しない。表面加工層59は、被削性を良くするために、ニッケルリンメッキ層で形成されている。ニッケルリンメッキ層は、無電解ニッケルメッキ法を用いて形成される。このニッケルリンメッキ層の表面加工によって、ニッケルリンメッキ層の表面として精密な形状を有する光学面成形面56aが形成されている。さらに、光学面成形面56aは、樹脂系の材料で形成された薄い離型膜でコートすることができる。
なお、表面加工層59は、メッキの剥離を防止するため、コア型52を覆うようにコア型52と外周型51との間にも設けられている。
以下、コア型52の作製方法ついて説明する。まず、母材部57をレンズOLの形状に合わせて適当な形状に切削する。その後、低熱伝導率層58を切削加工後の母材部57上に均一に形成し、その表層部をレンズOLの形状に合わせて適当な形状に切削する。その後、低熱伝導率層58の表面上に表面加工層59を設け、その厚さを型空間CVの形状や低熱伝導率層58の厚みに応じて調整し、光学面成形面56aを加工する。この際、型空間CVのうち、レンズOLの厚肉部OL2に対応する厚肉層部分59bは、レンズOLの薄肉部OL1に対応する薄肉層部分59aに比較して、相対的に厚くなるように加工される。なお、フランジ形成部FFにおいて、薄肉層部分59aと厚肉層部分59bとの境界以外のフランジ形成部FFは必ずしも表面加工層59でカバーされる必要ない。すなわち、フランジ部OLbは、外周で形状精度が多少劣化してもよいが、レンズOLの薄肉部OL1と厚肉部OL2との境界に生じやすい外観不良を確実に防止する必要があることから、薄肉部OL1と厚肉部OL2との境界部分を断熱し流動性がよくなればよい。このように薄肉部OL1と厚肉部OL2との境界部分を断熱することで、光学面成形面56aが精度よく転写されるものと考えられる。
可動金型42は、可動側の入れ子としてのコア型62と、可動側の入れ子を支持して一体に固定することを可能とした構造を有する外周型61と、外周型61及びコア型62を一体に固定する取付板63とを備える。ここで、外周型61と取付板63とは、入れ子としてのコア型62を周囲から保持し支持する型部材である。可動金型42は、軸AXに沿って移動可能になっており、固定金型41に対して開閉動作する。
外周型61は、図1及び図2に示すように、パーティングラインPLを形成する端面61aを有する。また、外周型61の先端には、フランジ形成部FMが設けられており、このフランジ形成部FMの表面には、型空間CV2を形成するためのフランジ面成形面66bが形成されている。このフランジ面成形面66bは、図3に示すレンズOLのフランジ部OLbのフランジ面FL2すなわち一方の環状端面を成形する転写面である。また、外周型61内部には、コア型62を挿入支持する円柱状の貫通孔であるコア挿通孔65が形成されている。なお、外周型61は、熱伝導率が20W/m・Kより大きい高熱伝導材料、例えばプレハードン鋼すなわち低炭素鋼(熱伝導率:60.0W/m・K)等で構成されている。
コア型62は、コア挿通孔65に嵌合可能な円筒状の外周側面を有しており、コア型62の先端部62bに設けた先端面には、型空間CV1を形成するための光学面成形面66aが設けられている。この光学面成形面66aは、凹面であり、レンズOLの中心部OLaの一方の光学面Sbを成形する転写面である。
コア型62は、コア型62の基材である母材部67と、母材部67の上に設けられる低熱伝導率層68と、低熱伝導率層68の表面上に設けられコア型62の光学面成形面66aを形成する表面加工層69とで構成される。
母材部67は、入れ子であるコア型62を構成する本質的な部分であり、熱伝導率が3W/m・Kより大きい高熱伝導材料、具体的には低炭素鋼やステンレス鋼の母材で構成されている。
低熱伝導率層68は、母材部67よりも熱伝導率が低く、表面加工層69と母材部67との間に挟まれて、成形中のレンズOLの急速な冷却を防止する断熱層としての役割を有する。低熱伝導率層68の形状は、型空間CVの形状に対応している。具体的には、低熱伝導率層68は、レンズOLの光学面成形面66a全体とフランジ面成形面66bの一部に亘って連続的に形成され、その厚さは0.1mm以上で略一様である。なお、低熱伝導率層68の熱伝導率は、3W/m・K以下の低熱伝導率材料で構成され、例えばジルコニアやアルミナ等のセラミックス、ポリイミド等の樹脂材料、を用いて形成することができる。
表面加工層69は、レンズOLの光学面成形面66a及びフランジ面成形面66bを形成するための層である。表面加工層69の表面は、光学面成形面66a全体とフランジ面成形面66bの一部とに亘って連続的に延びている。表面加工層69は、レンズOLの薄肉部OL1に対応する薄肉層部分69aと、レンズOLの厚肉部OL2に対応する厚肉層部分69bとで構成される。コア型62の軸AX方向の厚みに関して、薄肉層部分69aは、厚肉層部分69bより相対的に薄くなっている。具体的には、薄肉層部分69aの最も薄い部分の厚さd1は約20μmであり、厚肉層部分69bの最も厚い部分の厚さd2は約50μmである。なお、説明の便宜上、薄肉層部分69aと厚肉層部分69bとに分けているが、表面加工層69は連続的に変化しており、両部分69a,69bの明確な境界は存在しない。表面加工層69は、被削性を良くするために、ニッケルリンメッキ層で形成されている。ニッケルリンメッキ層は、無電解ニッケルメッキ法を用いて形成される。このニッケルリンメッキ層の表面加工によって、ニッケルリンメッキ層の表面として精密な形状を有する光学面成形面66aが形成されている。さらに、光学面成形面66aは、樹脂系の材料で形成された薄い離型膜でコートすることができる。
表面加工層69は、メッキの剥離を防止するため、コア型62を覆うようにコア型62と外周型61との間にも設けられている。
なお、コア型62の作製方法は、コア型52と同様である。
以下、図4を参照して、本実施形態のレンズの製造方法を実施するための成形装置100について説明する。
成形装置100は、射出成形を行って成形品MPを作製する本体部分である射出成形機10と、射出成形機10から成形品MPを取り出す付属部分である取出し装置20と、成形装置100を構成する各部の動作を統括的に制御する制御装置30とを備える。
射出成形機10は、固定盤11と、可動盤12と、型締め盤13と、開閉駆動装置15と、射出装置16とを備える。射出成形機10は、可動盤12と固定盤11との間に可動金型42と固定金型41を挟持して両金型41,42を型締めすることにより成形を可能にする。
固定盤11は、可動盤12に対向して支持フレーム14の中央に固定されており、取出し装置20をその上部に支持する。固定盤11は、固定金型41を着脱可能に支持している。なお、固定盤11は、タイバーを介して型締め盤13に固定されており、成形時の型締めの圧力に耐え得るようになっている。なお、成形品MPは、図3に示すレンズOLを複数備えるものであり、これら複数のレンズOLは、成形時に付随して形成されるスプルやランナ(不図示)を介して互いに連結されている。
可動盤12は、スライドガイド15aによって固定盤11に対して進退移動可能に支持されている。可動盤12は、可動金型42を着脱可能に支持している。可動盤12には、その背面にエジェクタ70が設けられている。エジェクタ70は、可動金型42内の成形品MPの不図示のランナ部をエジェクタピン71によって固定金型41側に押し出すことができ、取出し装置20による移送を可能にする。
型締め盤13は、支持フレーム14の端部に固定されている。型締め盤13は、型締めに際して、開閉駆動装置15の動力伝達部15dを介して可動盤12をその背後から支持する。
開閉駆動装置15は、スライドガイド15aと、動力伝達部15dと、アクチュエータ15eとを備える。スライドガイド15aは、可動盤12を支持するとともに可動盤12の固定盤11に対する進退方向に関する滑らかな往復移動を可能にしている。動力伝達部15dは、制御装置30の制御下で動作するアクチュエータ15eからの駆動力を受けて伸縮する。これにより、固定盤11に対して可動盤12が近接したり離間したり自在に進退移動し、結果的に、固定盤11と可動盤12とを互いに近接・離間して固定金型41と可動金型42との型締め及び型開きを行う。
射出装置16は、シリンダ16a、原料貯留部16b、スクリュ16c、樹脂射出端16dを備える。射出装置16は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、樹脂射出端16dから温度制御された状態で溶融樹脂を吐出することができる。射出装置16は、シリンダ16aの樹脂射出端16dを固定盤11に対して分離可能に接続することができ、固定盤11を介して、固定金型41と可動金型42とを型締めした状態で形成される型空間CV(図2等参照)に連通する流路部分に対して溶融樹脂を所望のタイミングで供給することができる。
温度調節装置17は、射出成形機10の金型41,42の温度を調節する部分である。温度調節装置17は、温調回路を有しており、固定金型41と可動金型42との温度調節が可能になっている。具体的には、例えば固定盤11と可動盤12とに設けた流体循環路に温度調節媒体を供給することにより、固定金型41と可動金型42とを必要な温度まで加熱する。なお、媒体を用いずにヒータ等を用いて温度調節をしてもよい。
取出し装置20は、成形品MPを把持することができるハンド21と、ハンド21を3次元的に移動させる3次元駆動装置22とを備える。取出し装置20は、制御装置30の制御下で適当なタイミングで動作するものであり、固定金型41と可動金型42とを離間させて型開きした後に、可動金型42に残る成形品MPを把持して外部に搬出する役割を有する。
制御装置30は、開閉制御部31と、射出装置制御部32と、エジェクタ制御部33と、取出し装置制御部34とを備える。開閉制御部31は、アクチュエータ15eを動作させることによって両金型41,42の型締めや型開きを可能にする。射出装置制御部32は、スクリュ16c等を動作させることによって両金型41,42間に形成された型空間CV中に所望の圧力で樹脂を注入させる。また、樹脂充填後の保圧の際に一定の保圧値で型空間CV内を保圧する。エジェクタ制御部33は、エジェクタ70を動作させることによって型開き時に可動金型42に残る成形品MPを可動金型42内から押し出させる。取出し装置制御部34は、取出し装置20を動作させることによって型開き及び離型後に可動金型42に残る成形品MPを把持して射出成形機10外に搬出させる。
図5は、成形装置100の動作すなわち本実施形態のレンズの製造方法を概念的に説明するフローチャートである。
まず、図5に示すように、成形装置100の温度調節装置17を動作させ、両金型41,42を成形に適する温度まで加熱する(ステップS10)。次に、開閉駆動装置15を動作させ、可動盤12を前進させて型閉じを開始させる(ステップS11)。開閉駆動装置15の閉動作を継続することにより、固定金型41と可動金型42とが接触する型当たり位置まで可動盤12が固定盤11側に移動して型閉じが完了し、開閉駆動装置15の閉動作を更に継続することにより、固定金型41と可動金型42とを必要な圧力で締め付ける型締めが行われる(ステップS12)。型締め後、射出成形機10において、射出装置16を動作させて、型締めされた固定金型41と可動金型42との間の型空間CV中に、加熱された溶融樹脂を必要な圧力で注入する射出を行わせる(ステップS13)。これにより、型締めされた固定金型41と可動金型42との間の型空間CV中に樹脂が充填される充填工程が行われる。充填工程後、射出成形機10は、型空間CV中の樹脂圧を必要なレベルに保つ(ステップS14)。成形金型40は、温度調節装置17により、型空間CVや流路部分FCが適度に加熱されており、射出装置16から供給される溶融樹脂が緩やかに冷却され、かかる冷却にともなって溶融樹脂が固化し成形が完了するのを待つ(ステップS15)。この際、低熱伝導率層58,68は3W/m・K以下の熱伝導率を有する低熱伝導材料で構成されており、表面加工層59,69の薄肉層部分59a,69aが厚肉層部分59b,69bより相対的に薄いため、型空間CV1よりも空間の狭い型空間CV2へも樹脂の流動性を妨げられることなく充填させることができる。成形完了後、型締めを終了し、開閉駆動装置15を動作させて、可動盤12を後退させる型開きが行われる(ステップS16)。これに伴って、可動金型42が後退し、固定金型41と可動金型42とが離間する。この結果、成形品MPすなわちレンズOLは、可動金型42に保持された状態で固定金型41から離型される。次に、射出成形機10において、エジェクタ70を動作させて、成形品MPの突き出しを行わせる(ステップS17)。具体的には、成形品MPのスプル部等が、エジェクタピン71による突き出しによって可動金型42から離型される。成形品MPを可動金型42から離型した後、取出し装置20を動作させて、突き出された成形品MPの適所をハンド21で把持して外部に搬出する(ステップS18)。
以下、本実施形態の具体的な実施例について説明する。
表1は、レンズOLの薄肉部OL1に対応する表面加工層59,69の薄肉層部分59a,69aの厚み及びレンズOLの厚肉部OL2に対応する表面加工層59,69の厚肉層部分59b,69bの厚みと、これらの条件でレンズOLを成形した場合のそれぞれの外観品質、レンズ形状精度、及びこれらの総合評価とについて示すものである。表1において、外観品質の評価については、外観不良のないものを「○」、外観不良はあるが光学性能を劣化させないものを「△」、外観不良が光学性能を劣化させるものを「×」で表す。また、レンズ形状精度の評価については、レンズの透過波面収差のRMS値が50mλ未満のものを「○」、50mλ以上70mλ未満のものを「△」、70mλ以上のものを「×」で表す。また、総合評価については、外観品質とレンズ形状精度の評価結果を鑑み、十分良品が得られるものを「○」、良品が得られる限界付近のものを「△」、良品が得られないものを「×」で表す。なお、成形したレンズはBDピックアップ用の対物レンズ(NA0.85)であり、成形に用いた樹脂はシクロオレフィン樹脂であり、金型温度は118℃である。
Figure 0005267253
表1からわかるように、薄肉層部分59a,69aの厚みが50μmで、厚肉層部分59b,69bの厚みが20μmである場合や、薄肉層部分59a,69aの厚みが50μmで、厚肉層部分59b,69bの厚みが50μmである場合は、レンズOLに外観不良が生じ、レンズ形状の精度も悪く、レンズOLの光学特性が劣化する。一方、薄肉層部分59a,69aの厚みが20μmで、厚肉層部分59b,69bの厚みが50μmである場合、レンズOLの外観不良が低減し、レンズ形状の精度もよい高精度なレンズOLとなる。
表2は、母材部57,67の熱伝導率、低熱伝導率層58,68の熱伝導率、及び低熱伝導率層58,68の厚みと、これらの条件でレンズOLを成形した場合のそれぞれの外観品質、レンズ形状精度、及びこれらの総合評価とについて示すものである。表2における各項目の評価は、表1と同様である。なお、表面加工層59,69の厚みについては、薄肉層部分59a,69aにおける厚みは20μm、厚肉層部分59b,69bにおける厚みは50μmである。
Figure 0005267253
表2からわかるように、低熱伝導率層58,68がない場合や、低熱伝導率層58,68を設けていても低熱伝導率層58,68の厚さが0.05mmの場合、レンズOLに外観不良が生じ、レンズ形状の精度も悪く、レンズOLの光学特性が劣化する。一方、低熱伝導率層58,68の厚さが0.1mm〜1mmの場合、レンズOLの外観不良が低減し、レンズ形状の精度もよい高精度なレンズOLとなる。
以上説明した第1実施形態のレンズ用成形金型及びレンズの製造方法によれば、成形金型40を構成するコア型52,62に低熱伝導率層58,68が設けられているため、樹脂の流動性が低下しにくくなり、レンズOLの薄肉部OL1に対応する型空間CV2においても樹脂の流動性を向上させることができる。さらに、低熱伝導率層58,68の上に低熱伝導率層58,68よりも高い熱伝導率を有する表面加工層59,69を設け、レンズOLの薄肉部OL1に対応する表面加工層59,69の薄肉層部分59a,69aをレンズOLの厚肉部OL2に対応する表面加工層59,69の厚肉層部分59b,69bよりも相対的に薄くすることにより、薄肉層部分59a,69aにおいて厚肉層部分59b,69bよりも相対的に軸AX方向の熱伝導が起こりにくくなるため、樹脂の流動性を低下しにくくすることができる。これにより、薄肉部OL1の固化を相対的に遅くすることができるため、偏肉比の高い型空間であっても樹脂を型空間CV内に均一に充填させることができ、レンズOLの成形精度を向上させつつ、外観不良を低減することができる。
なお、低熱伝導率層を固定金型41及び可動金型42のいずれか一方に設けてもよい。例えば、図6に示すように、可動金型42にのみ低熱伝導率層68を設ける。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係るレンズ用成形金型について説明する。なお、第2実施形態に係るレンズ用成形金型は、第1実施形態を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
第1実施形態において、型空間CVの形状は必要とされるレンズOLの形状に応じて適宜変更することができる。例えば、図7に示すように、レンズOLが薄肉部を複数有し、レンズOLの中心部及び周辺部がそれぞれ薄肉部OL3,OL4となっている形状とすることができる。この場合、表面加工層69のうちレンズOLの各々の薄肉部OL3,OL4に対応する薄肉層部分69aは、レンズOLの中間部である厚肉部OL5に対応する厚肉層部分69bに比べて相対的に厚さが薄い。このレンズOLは、携帯電話等に組み込まれる撮像用レンズである。
固定金型41において、コア型52には、低熱伝導率層58は、設けられておらず、表面加工層59が母材部57上に均一に形成されている。なお、固定金型41も可動金型42と同様に低熱伝導率層を設けてもよい。
以上説明した第2実施形態のレンズ用成形金型によれば、表面加工層59,69の薄肉層部分59a,69aが厚肉層部分59b,69bより相対的に薄いため、型空間CV1よりも空間の狭い型空間CV2へも樹脂の流動性を妨げられることなく樹脂を充填させることができる。これにより、レンズOLの中心部及び周辺部が薄肉部OL3,OL4であっても、成形精度を向上させつつ外観不良を低減させることができる。
また、レンズOLの形状として、図8に示すように、レンズOLは、両凹レンズとすることもでき、レンズOLの中心部が薄肉部OL6となっている形状とすることができる。この場合、表面加工層69のうちレンズOLの薄肉部OL6に対応する薄肉層部分69aは、レンズOLの周辺部である厚肉部OL7に対応する厚肉層部分69bに比べて相対的に厚さが薄い。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態において、母材部57,67を全体として低熱伝導率層58,68として用いてもよい。
また、上記実施形態において、表面加工層59,69に段差や位相差構造を形成してもよい。
10…射出成形機、 11…固定盤、 12…可動盤、 15…開閉駆動装置、 16…射出装置、 30…制御装置、 40…成形金型、 41…固定金型、 42…可動金型、 51,52…外周型、 51a,61a…端面、 52,62…コア型、 53,63…取付板、 56a,66a…光学面成形面、 56b,66b…フランジ面成形面、 57,67…母材部、 58,68…低熱伝導率層、 59,69…表面加工層、 100…成形装置、 AX…軸、 FL1,FL2…フランジ面、 FC…流路部分、 FF,FM…フランジ形成部、 MP…成形品、 OL…レンズ、 OLa…中心部、 OLb…フランジ部、 Sa,Sb…光学面

Claims (7)

  1. 一対の金型によりレンズを成形するレンズ用成形金型であって、
    一対の金型のうち少なくとも一方の金型は、コア型と、前記コア型の周囲に配置される外周型とを有し、
    前記コア型は、熱伝導率が前記外周型よりも低い低熱伝導率層と、前記低熱伝導率層の表面上に設けられ前記低熱伝導率層よりも熱伝導率が高い表面加工層とを備え、
    前記表面加工層は、前記レンズの薄肉部に対応する薄肉層部分と、前記レンズの厚肉部に対応する厚肉層部分とを有し、
    前記薄肉層部分のパーティングラインに垂直な方向に関する厚さは、前記厚肉層部分の厚さに対して相対的に薄いことを特徴とする、レンズ用成形金型。
  2. 前記薄肉層部分の厚さは、5μm以上50μm未満であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ用成形金型。
  3. 前記表面加工層は、無電解ニッケルメッキにより形成されることを特徴とする、請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のレンズ用成形金型。
  4. 前記低熱伝導率層の熱伝導率は、3W/m・K以下であることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のレンズ用成形金型。
  5. 前記低熱伝導率層は、ジルコニア溶射によって形成され、厚みは0.1mm以上であることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のレンズ用成形金型。
  6. 前記レンズは、偏肉比が3以上で最小厚肉部の厚みが2mm以下であるレンズであることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のレンズ用成形金型。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のレンズ用成形金型を用いたことを特徴とする、レンズの製造方法。
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