JP2009240646A - プレフィルドシリンジ用注射器、プレフィルドシリンジおよび包装済みプレフィルドシリンジ - Google Patents

プレフィルドシリンジ用注射器、プレフィルドシリンジおよび包装済みプレフィルドシリンジ Download PDF

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Abstract

【課題】プランジャーのガスケットへの装着時におけるガスケットへの強い当接と、プランジャーの外筒からの抜けを防止するプレフィルドシリンジを提供する。
【解決手段】 プレフィルドシリンジ1は、ガスケット5を収納した外筒2とプランジャー3とからなる。外筒4は、基端部内面の所定円弧領域に位置する基端側リブ13a,13bおよび基端側リブ非形成部14a,14bと、基端側リブより若干先端側に位置する先端側リブ15a,15bおよび先端側リブ非形成部16a,16bを有する。プランジャー3は、フランジ33の外縁に設けられた延出部35a,35bを備える。フランジ33は、延出部が外筒の基端側リブ非形成部に侵入することにより先端側リブに当接し、押しながら回転させることにより延出部は、基端側リブと先端側リブ間を通過する。
【選択図】図22

Description

本発明は、プレフィルドシリンジ用注射器、予め薬液が充填されたプレフィルドシリンジおよび包装済みプレフィルドシリンジに関する。
最近では、予め薬液が充填されたプレフィルドシリンジが多く利用されるようになってきた。
そして、プレフィルドシリンジとしては、本願出願人が提案する実用新案登録第3139180号公報(特許文献1)のように、運搬性、包装材の減少化などの目的より、薬剤が充填された外筒と、プランジャーとを分離した状態にて提供されるものがある。
そして、このような外筒、プランジャー分離タイプのものでは、使用時に、プランジャーの外筒内に収納されているガスケットへの装着作業が必要となる。
そして、プレフィルドシリンジに用いられる外筒としては、通常のプレフィルドシリンジではないシリンジと同様に、基端部内面にガスケットの抜け止め用リブを有するものが好ましい。そのような、リブを有する外筒は、例えば、本願人が提案する特開2002−219170号公報(特許文献2)の図10、特開2006−271665号公報(特許文献3)の図10,図11にも開示されている。
これらリブは、ガスケットの環状リブと当接することにより、若干の抜け止め作用を発揮するものの、ガスケット自体は、柔軟材料により形成されており、弾性変形するため、抜け止めとしては、十分なものではない。
そこで、本発明者は鋭意検討し、外筒の基端部内面に環状リブを設けるとともに、機能上ある程度の剛性を有する材料により形成されるプランジャーにそのリブと係合可能な部分を設けることを想起した。しかし、プランジャーの係合部を外筒の環状リブを乗り越えるように押圧すると、プランジャーの先端部がガスケットに勢い良く強く当接し、充填されている薬剤漏出の可能性があることがわかった。
実用新案登録第3139180号公報 特開2002−219170号公報 特開2006−271665号公報
そこで、本発明の目的は、外筒の基端部内面に抜け止め用リブを設けるとともに、プランジャーがそのリブと係合可能な部分を有するシリンジであって、プランジャーを押しながら回転させることにより、外筒の抜け止めリブ部分を通過可能とし、プランジャーのガスケットへの装着時におけるプランジャーの先端部のガスケットへの強い当接を防止し、薬剤漏出の可能性がなく、かつ、ガスケットを含むプランジャーの外筒からの抜けを確実に防止できるプレフィルドシリンジ用注射器およびプレフィルドシリンジを提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1)外筒と、該外筒内を液密状態にて摺動可能なガスケットと、使用時に前記ガスケットに装着されるプランジャーとからなるプレフィルドシリンジ用注射器であって、
前記外筒は、該外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる基端側リブおよび前記基端側リブの端部間に位置する基端側リブ非形成部を有する基端側リブ配置部と、
前記基端側リブ非形成部より若干前記外筒の先端側に位置し前記外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる先端側リブおよび該先端側リブの端部間かつ前記基端側リブより若干前記外筒の先端側に位置する先端側リブ非形成部を有する先端側リブ配置部とを備え、
前記プランジャーは、前記ガスケットへの装着用ヘッド部と、該装着用ヘッド部に前記ガスケットが装着された状態で前記ガスケットより基端側に位置するフランジを備え、該フランジは、該フランジの外縁の所定の円弧領域に形成された延出部を備え、該延出部を備える前記フランジは、前記延出部が前記外筒の後端開口より前記基端側リブ非形成部に侵入することにより前記基端側リブ配置部を通過し前記先端側リブに当接可能であり、該当接後に、前記プランジャーを押しながら回転させることにより前記延出部が前記外筒の前記先端側リブ非形成部に侵入することにより前記先端側リブ配置部を通過可能となっているプレフィルドシリンジ用注射器。
(2)前記基端側リブの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部となっている上記(1)に記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(3)前記先端側リブの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部となっている上記(1)または(2)に記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(4)前記基端側リブおよび前記先端側リブは、前記外筒の軸方向に重なっておらず、前記基端側リブ非形成部と前記先端側リブ非形成部は、端部において繋がった状態となっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(5)前記プランジャーの前記延出部を除く前記フランジの最大外径は、前記外筒の前記基端側リブが形成されている部分の内径および前記先端側リブが形成されている部分の内径よりも小さいものであり、前記プランジャーの前記延出部を含む前記フランジの最大外径は、前記外筒の前記基端側リブが形成されている部分の内径および前記先端側リブが形成されている部分の内径よりも大きいものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(6)前記延出部が存在する前記フランジの外周の円弧領域の大きさは、前記基端側リブ非形成部および前記先端側リブ非形成部の円弧領域より小さいものとなっている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(7)前記基端側リブ配置部は、向かい合う2つの円弧状基端側リブと、該2つの円弧状基端側リブ間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(8)前記基端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状基端側リブと、該2つの列状基端側リブ間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(9)前記先端側リブ配置部は、向かい合う2つの円弧状先端側リブと、該2つの円弧状先端側リブ間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部を備えている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(10)前記先端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状先端側リブと、該2つの列状先端側リブ間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部を備えている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(11)前記延出部は、前記フランジの中心軸に対して向かい合うように形成された2つの円弧状延出部である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(12)前記延出部は、前記フランジの中心軸に対して向かい合う所定の円弧領域に形成された複数の延出部である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(13)前記ガスケットと前記プランジャーは、前記プランジャーを回転させることにより両者が装着状態となる装着機構を備えている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
(14)前記外筒は、合成樹脂により形成されている上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(15)上記(1)ないし(14)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器と、前記外筒の先端部を封止する封止部材を備え、前記外筒は、該外筒内に前記ガスケットとともに薬剤を収納した薬剤充填済外筒となっており、かつ前記プランジャーが前記ガスケットに未装着状態となっているプレフィルドシリンジ。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(16)上記(15)に記載のプレフィルドシリンジを、前記薬剤充填済外筒および該薬剤充填済外筒に装着されていない前記プランジャーを密封状態にて収納する包装容器とを備える包装済みプレフィルドシリンジ。
本発明のプレフィルドシリンジ用注射器は、基端部に設けられたフランジを有する外筒と、外筒内を液密状態にて摺動可能なガスケットと、使用時にガスケットに装着されるプランジャーとからなるものである。そして、外筒は、外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる基端側リブおよび基端側リブの端部間に位置する基端側リブ非形成部とを有する基端側リブ配置部と、基端側リブ非形成部より若干外筒の先端側に位置し外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる先端側リブおよび先端側リブの端部間かつ基端側リブより若干外筒の先端側に位置する先端側リブ非形成部とを有する先端側リブ配置部とを備える。そして、プランジャーは、ガスケットへの装着用ヘッド部と、装着用ヘッド部にガスケットが装着された状態でガスケットより基端側に位置するフランジを備え、フランジは、フランジの外縁の所定の円弧領域に形成された延出部を備える。そして、延出部を備えるフランジは、延出部が外筒の基端側リブ非形成部に侵入することにより基端側リブ配置部を通過し先端側リブに当接可能であり、この当接後に、プランジャーを押しながら回転させることにより延出部が外筒の先端側リブ非形成部に侵入することにより先端側リブ配置部を通過可能となっている。
よって、この注射器では、プランジャーのヘッド部を外筒の基端開口内に挿入し、適宜回転させることにより、フランジの延出部が基端側リブ非形成部に侵入し、さらに、プランジャーを押しながら回転させることにより、プランジャーのフランジは、先端側リブに当接し、先端側リブと基端側リブにより挟まれた状態となり、基端側リブの上縁部および先端側リブの下縁部に摺接しながら進行し、先端側リブ非形成部に侵入する。これにより、プランジャーのフランジは、2つのリブ配置部を通過する。このため、プランジャーのガスケットへの装着時にプランジャーの先端部のガスケットに強く当接することがない。そして、上記のように、プランジャーのフランジが、外筒の2つのリブ配置部を通過した後、プランジャーを後端側に引くと、フランジの延出部が先端側リブに当接するためガスケットを含むプランジャーの外筒からの離脱を確実に防止する。
以下、本発明の注射器およびプレフィルドシリンジについて説明する。
図1は、本発明の実施例の注射器を用いたプレフィルドシリンジの正面図である。図2は、図1に示したプレフィルドシリンジを組み立てた状態の正面図である。図3は、図1に示したプレフィルドシリンジの薬剤充填済外筒の縦断面図である。図4は、図1に示した実施例の注射器に用いられている外筒の正面図である。図5は、図4に示した外筒の拡大底面図である。図6は、図5のA−A線にて切断した外筒の基端部の断面図である。図7は、図5のB−B線にて切断した外筒の基端部の断面図である。図8は、図5のC−C線にて切断した外筒の基端部の断面図である。図9は、図5のD−D線にて切断した外筒の基端部の断面図である。図10ないし図13は、図4に示した外筒の基端部の斜視図である。図14は、図1に示した実施例の注射器に用いられているプランジャーの正面図である。図15は、図14に示したプランジャーの拡大平面図である。図16は、図14に示したプランジャーの右側面図である。図17は、本発明の注射器に用いられる一例のガスケットの正面図である。図18は、図17に示したガスケットのE−E線断面図である。図19は、本発明の注射器に用いられる封止部材の一例の断面図である。
本発明のプレフィルドシリンジ用注射器は、基端部に設けられたフランジ41を有する外筒4と、外筒4内を液密状態にて摺動可能なガスケット5と、使用時にガスケット5に装着されるプランジャー3とからなる。そして、外筒4は、外筒4の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる基端側リブ13a,13bおよび基端側リブ13a,13bの端部間に位置する基端側リブ非形成部14a,14bを有する基端側リブ配置部11と、基端側リブ非形成部14a,14bより若干外筒4の先端側に位置し、外筒4の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる先端側リブ15a,15bおよび先端側リブ15a,15bの端部間かつ基端側リブ13a,13bより若干外筒4の先端側に位置する先端側リブ非形成部16a,16bを有する先端側リブ配置部12とを備える。プランジャー3は、ガスケット5への装着用ヘッド部31と、装着用ヘッド部31にガスケット5が装着された状態でガスケット5より基端側に位置するフランジ33を備える。フランジ33は、フランジの外縁の所定の円弧領域に形成された延出部35a,35bを備える。延出部35a,35bを備えるフランジ33は、延出部35a,35bが外筒4の基端側リブ非形成部14a,14bに侵入することにより基端側リブ配置部11を通過し先端側リブ15a,15bに当接可能であり、この当接後に、プランジャー3を押しながら回転させることにより延出部35a,35bが外筒4の先端側リブ非形成部16a,16bに侵入することにより先端側リブ配置部12を通過可能となっている。
そして、本発明のプレフィルドシリンジ1は、上記のプレフィルドシリンジ用注射器と、外筒4の先端部を封止する封止部材6を備え、外筒4は、外筒内にガスケット5とともに薬剤9を収納した薬剤充填済外筒2となっており、かつプランジャー3がガスケット5に未装着状態となっているものである。
また、本発明の包装済みプレフィルドシリンジ100は、上記のプレフィルドシリンジ1を、薬剤充填済外筒2および薬剤充填済外筒に装着されていないプランジャー3を密封状態にて収納する包装容器101とを備えるものである。
本発明のプレフィルドシリンジ用注射器は、外筒(薬剤を充填しない)4と、外筒4内に収納されたガスケット5と、プランジャー3を備える。また、本発明のプレフィルドシリンジ1は、薬剤充填済外筒2と、プランジャー3とからなる。そして、薬剤充填済外筒は、外筒4と、外筒4の先端部を封止する封止部材であるシールキャップ6と、外筒4の基端部側に収納されたガスケット5と、封止部材6とガスケット5により密封された空間内に充填された薬剤9を備える。
外筒4は、透明もしくは半透明材料により、好ましくは、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料により形成された筒状体である。
外筒4は、先端に位置するノズル部42と基端に位置するフランジ41を備える。ノズル部42は、図1、図2、図4に示すように、ノズル部42の基端部に形成された外筒側螺合部43を備える。ノズル部42は、外筒4の先端に位置し、先端に外筒内の薬液等を排出するための開口を備えるとともに先端に向かってテーパー状に縮径するように形成されている。外筒側螺合部43は、ノズル本体部より若干大径に形成された短い筒状部であり、外面に螺合部を構成するねじ山を備えている。
そして、外筒4は、図1ないし図13に示すように、外筒4の基端部内面に基端側リブ配置部11およびこの基端側リブ配置部11と近接し、若干先端側に位置する先端側リブ配置部12とを備える。具体的には、基端側リブ配置部11は、ほぼ同一内径を有する円筒部の基端に位置している。
この実施例の外筒4では、基端側リブ配置部11は、向かい合う2つの円弧状基端側リブ13a,13bと、2つの円弧状基端側リブ13a,13b間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部14a,14bを備えている。具体的には、基端側リブ配置部11は、外筒4の中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる基端側リブを備えている。この実施例の外筒では、基端側リブは、図5に示すように、所定長連続して延びる円弧状リブ13a,13bとなっており、かつ、向かい合うように2つ形成されている。なお、基端側リブとしては、このような所定長連続して延びる円弧状リブであることが好ましいが、図26に示す外筒4aのように、所定の円弧領域に位置する非連続リブ、言い換えれば、点状または短い線状の多数のリブにより構成された基端側リブ13c、13dであってもよい。この実施例の外筒4aでは、基端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状基端側リブ13c、13dと、2つの列状基端側リブ間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部を備えるものとなる。
そして、基端側リブ配置部11は、基端側リブ13a,13bの端部間に位置する基端側リブ非形成部14a,14bを有している。図6ないし図13に示すように、基端側リブ13aの一端と基端リブ13bの他端間は、リブ非成形部14aとなっており、基端リブ13bの一端と基端リブ13aの他端間もリブ非形成部14bとなっている。また、基端側リブ13a,13bが形成されている円弧領域は、外筒4の内周の1/4より小さいものとなっており、基端側リブ非形成部14a,14bが占める円弧領域は、外筒4の内周の1/4より大きいものとなっている。
この実施例の外筒4では、先端側リブ配置部12は、向かい合う2つの円弧状先端側リブ15a,15bと、2つの円弧状先端側リブ15a,15b間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部16a,16bを備えている。
具体的には、先端側リブ配置部12は、図6ないし図13に示すように、基端側リブ非形成部14a,14bより若干外筒4の先端側に位置し、外筒4の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる先端側リブを備えている。この実施例の外筒では、先端側リブは、図5に示すように、所定長連続して延びる円弧状リブとなっており、かつ、向かい合うように2つの円弧状リブ15a,15bとなっている。なお、先端側リブとしては、このような連続する所定長連続して延びる円弧状リブであることが好ましいが、図26に示す外筒4aのように、所定の円弧領域に位置する非連続リブ、言い換えれば、点状または短い線状の多数のリブにより構成された先端側リブ15c、15dであってもよい。この実施例の外筒4aでは、先端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状先端側リブ15c、15dと、2つの列状先端側リブ間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部を備えるものとなる。そして、基端側リブ13a,13bと先端側リブ15a,15bの外筒の軸方向離間距離は、後述するプランジャー3においては、ガスケット5への装着用ヘッド部31と、装着用ヘッド部31のフランジ33の延出部35a,35bの厚さと同じもしくは若干短いものとなっていることが好ましい。
そして、先端側リブ配置部12は、先端側リブ15a,15bの端部間に位置し、かつ、基端側リブ13a,13bより若干先端側に位置する先端側リブ非形成部16a,16bを有している。図6ないし図13に示すように、先端側リブ15aの他端と先端側リブ15bの一端間が、リブ非成形部16aとなっており、先端側リブ15bの他端と先端側リブ15aの一端間が、リブ非形成部16bとなっている。また、先端側リブ15a,15bが形成されている円弧領域は、外筒4の内周の1/4より若干大きいのものとなっており、先端側リブ非形成部16a,16bが占める円弧領域は、外筒4の内周の1/4より若干小さいものとなっている。また、先端側リブ15a,15bが形成されている円弧領域は、外筒4の内周の1/4より若干小さいものとなっており、先端側リブ非形成部16a,16bが占める円弧領域は、外筒4の内周の1/4より若干大きいのものとなっている。つまり、この実施例の外筒では、円弧状基端側リブ13a,13bは、円弧状先端側リブ15a,15bより大きいものとなっている。
そして、図5ないし図13に示すように、基端側リブ13a,13bおよび先端側リブ15a,15bは、外筒4の軸方向に重なっておらず、基端側リブ非形成部14a,14bと先端側リブ非形成部16a,16bは、それぞれの端部において繋がった状態となっている。つまり、図5に示すように、外筒4は、基端側リブ配置部11および先端側リブ配置部12を通過する軸方向に延びるリブ非形成部を備えている。特に、この実施例の外筒4では、図5に示すように、等角度間隔の4つのリブ非形成一体部を備えている。このように、基端側リブ13a,13bおよび先端側リブ15a,15bは、外筒4の軸方向に重なっていないため、プランジャーの押し込み回転時におけるフランジ33の延出部35a,35bの通過時の外筒の変形を容易なものとしている。
さらに、この実施例の外筒4では、図6、図8、図9、図10、図11に示すように、基端側リブ13a、13bの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部17aとなっている。このような延出部誘導部を設けることにより、後述するプランジャーの回転時における延出部の角部と基端側リブの角部との当接が少なくなり、フランジの先端側リブ配置部への誘導が良好なものとなる。この実施例の外筒4における延出部誘導部17aは、上縁部が基端側に傾斜することにより、リブの端部の幅が端部に向かって小さくなるものとなっている。
さらに、この実施例の外筒4では、図7、図8、図9、図12,図13に示すように、先端側リブ15a,15bの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部18aとなっている。このような延出部誘導部を設けることにより、後述するプランジャーの回転時における延出部の角部と先端側リブの角部との当接が少なくなり、フランジの先端側リブ配置部からの脱出が良好なものとなる。この実施例の外筒4における延出部誘導部18aは、上縁部が基端側に傾斜するものであるとともに、リブの一端部自体が、基端側に屈曲した状態となっている。さらに、先端側リブ15a,15bの他端18aは、外筒の中心軸に平行な端面となっており、先端側リブを通過したプランジャーのフランジ33の延出部35a,35bの先端側リブとの基端側リブ間への侵入を防止するものとなっている。
外筒4の形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。
プランジャー3は、図1,図2、図14ないし図16に示すように、プランジャー本体部30と、プランジャー本体部30より先端方向に突出するガスケット5への装着用ヘッド部31とを備える。プランジャー本体部30は、フランジ33、押圧部34、補強部36,37を備えている。
プランジャー本体部30は、図14および図16に示すように断面十字状に形成されたシャフト部を備え、その先端にフランジ33が設けられ、後端部に円盤状のプランジャー押圧部34が設けられ、シャフト部の途中に補強用リブ36,37が設けられている。
ヘッド部31は、プランジャー3の先端部に設けられた突出部である。ヘッド部31は、本体部30の先端に設けられたフランジ33の中央付近から前方(先端方向)に突出している。ヘッド部31は、筒状部であることが望ましいが、棒状部であってもよい。この実施例では、図14ないし図16に示すように、ヘッド部31は、外側カラー39と内側カラー38の2重の筒状部を備えている。なお、ヘッド部は、一本の筒状部もしくは棒状部、または棒状部とこの棒状部の周囲に配置された筒状部からなるものであってもよい。
そして、この実施例の注射器では、後述するガスケット5とプランジャー3は、プランジャー3を回転させることにより両者が装着状態となる装着機構を備えている。プランジャー3のヘッド部31の先端部外面、具体的には、外側カラー39の先端部外面には、螺旋状リブ32が形成されている。このプランジャー3では、図14ないし図16に示すように、後述するガスケット5の螺旋状螺合部53に対応するように、二条(二本)の螺旋状リブ32を備えている。螺旋状リブは、一条(一本)のみであってもよい。
そして、このプランジャー3のフランジ33は、図14ないし図16に示すように、フランジの外縁の所定の円弧領域に形成された延出部35a,35bを備えている。延出部35a,35bを備えるフランジ33は、延出部35a,35bが外筒4の基端側リブ非形成部14a,14bに侵入することにより基端側リブ配置部11を通過し、先端側リブ15a,15bに当接する。この当接後に、プランジャー3を押しながら回転させることにより延出部35a,35bが、先端側リブ15a,15bと基端側リブ13a,13bにより挟まれた状態となり、基端側リブ13a,13bの上縁部および先端側リブ15a,15bの下縁部に摺接しながら若干外筒を変形させながら進行し、先端側リブ非形成部に侵入する。
そして、この実施例のプランジャー3では、延出部35a,35bは、フランジ33の中心軸に対して向かい合うように形成された2つの円弧状延出部となっている。そして、延出部35a,35bが存在するフランジの外周の円弧領域の大きさは、基端側リブ非形成部14a,14bおよび先端側リブ非形成部16a、16bの円弧領域より小さいものとなっている。具体的には、各円弧状延出部35a,35bが形成されている円弧領域は、フランジ33の外周の1/4より小さいものとなっている。また、各円弧状延出部35a,35bは、基端側リブ非形成部14a,14bおよび先端側リブ非形成部16a,16bより小さいものとなっており、基端側リブ非形成部14a,14bおよび先端側リブ非形成部16a,16bに進入可能である。
また、フランジ33の延出部35a,35bの厚さは、基端側リブ13a,13bと先端側リブ15a,15bの外筒の軸方向離間距離と同じもしくはそれより若干厚いものとなっていることが好ましい。
そして、図15、図21および図23に示すように、プランジャー3の延出部を除くフランジの最大外径は、外筒4の基端側リブ13a,13bが形成されている部分の内径および先端側リブ15a,15bが形成されている部分の内径よりも小さいものとなっている。そして、プランジャー3の延出部35a,35bを含むフランジ33の最大外径は、外筒4の基端側リブ13a,13bが形成されている部分の内径および先端側リブ15a,15bが形成されている部分の内径より大きく、かつ、外筒4の基端側リブ非形成部14a,14bにおける内径および先端側リブ非形成部16a,16bにおける内径より小さいものとなっている。
そして、この実施例のプランジャー3における延出部は、上述したように、フランジ3の中心軸に対して向かい合うように形成された2つの円弧状延出部となっている。なお、延出部は、図27に示すプランジャー3aのように、フランジ33の中心軸に対して向かい合う所定の円弧領域に形成された複数の延出部35c,35dからなるものであってもよい。
プランジャー3の構成材料としては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の硬質もしくは半硬質樹脂を用いることが好ましい。
そして、上述した実施例の注射器およびプレフィルドシリンジでは、外筒4の基端側リブおよび先端側リブは、向かい合うように2つ設けられており、プランジャーは、それに対応するように、向かい合う位置に設けられた2つの延出部を備えている。このようなものが好ましいが、図28および図29に示す実施例の
注射器のように、外筒4bは、一つの円弧状の基端側リブ13eおよび一つの基端側リブ非形成部14c、一つの円弧状の先端側リブ15eおよび一つの先端端側リブ非形成部(図示せず)を備え、プランジャー3bは、それに対応するように、一つの円弧状延出部35eを備えるものであってもよい。そして、この例の場合、基端側リブ13eおよび先端側リブ15eが形成されている円弧領域は、外筒4の内周の1/2に近いものであることが好ましい。そして、プランジャーの円弧状延出部35eが形成されている円弧領域も、フランジ33の外周の1/2程度の大きさであることが好ましい。
そして、この実施例の注射器およびプレフィルドシリンジにおいても、基端側リブおよび先端側リブは、図26に示した外筒4aのように、円弧状リブではなく、点状または短い線状の多数のリブにより構成されたものであってもよい。同様に、プランジャー3bの延出部は、図27に示すプランジャー3aのように、フランジ33の中心軸に対して向かい合う所定の円弧領域に形成された点状または短い線状の多数のリブにより構成してもよい。
そして、本発明のプレフィルドシリンジ1は、外筒4内に液密状態にて摺動可能なガスケット5が収納されている。ガスケット5は、図1ないし図3、図17および図18に示すように、閉塞した先端と、後端開口より先端側に延びる内腔部50を有する筒状体である。ガスケット5は、先端側に向かってテーパー状に縮径するテーパー部51を有する。また、ガスケット5は、外面の先端側に設けられた先端側環状リブ58と後端側に設けられた後端側環状リブ59を備えている。そして、内腔部50が、プランジャー取付機能を備えている。
内腔部50は、その内面に、プランジャー3のヘッド部31に設けられた螺旋状リブ32と螺合するための螺旋状螺合部53を備え、さらに、内腔部50は、螺旋状螺合部53より先端側にプランジャー3のヘッド部31の螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部52を備える。
螺旋状螺合部53は、内腔部50の開口部付近に始端53aを有し、先端方向に所定長延びている。この実施例では、螺旋状螺合部53は、プランジャー3のヘッド部31の螺旋状リブ32に対応するように、二条(二本)の螺旋状螺合部53となっている。そして、この二条(二本)の螺旋状螺合部を形成するために、ガスケット5は、図18に示すように、2本の螺旋状突起56を備えている。なお、螺旋状螺合部(螺旋状突起)は、一条(一本)のみであってもよい。
そして、この実施例では、螺旋状螺合部53は、ガスケット5の内腔部50の内壁面より突出する螺旋状突起56間により形成された溝状部分となっている。螺合部53は、プランジャー3の螺旋状リブ32と螺合可能であり、かつ、螺旋状リブを先端方向に誘導可能となっている。
さらに、ガスケット5は、先端部内面の中央部に後端側に突出する突起部57を備えている。この突起部57は、ガスケットの先端部が後端側に変形したときに、プランジャーのヘッド部の先端に当接可能なものとなっており、ガスケットの先端部の過剰な変形を防止する。
ガスケット5の構成材料としては、従来からガスケットに使用されている公知のものが使用できる。例えば、ゴム、エラストマー、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。ゴムとしては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムが好ましく、特に、加硫処理したものが好ましい。エラストマーとしては、例えば、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー及びこれらの混合物が好ましい。上記ゴム、エラストマーの中でも、特に、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、スチレン系エラストマーが、好適な硬度、弾性特性を有し、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気滅菌などの各種滅菌方法が採用可能であることから好ましい。
また、ガスケットの先端側部分に低薬剤吸着性物質等を被覆したものであってもよい。
低薬物吸着層の材質としては、従来からラミネートガスケットに使用されている公知のものが使用できる。低薬物吸着層の材質としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。具体的に、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、超高分子量ポリエチレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、環状ポリオレフィン等が好ましく、フッ素系樹脂としては、四フッ化エチレン−パーフルオロエトキシエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等が好ましい。
また、ガスケット5の外面、少なくとも先端側環状リブ58および後端側環状リブ59の表面に潤滑剤が塗布されていることが好ましい。潤滑剤としては、シリコーンオイルが好適である。あるいは、環状リブに高摺動性(低摩擦性)物質を被覆したものであっても良い。
そして、本発明のプレフィルドシリンジ1では、外筒4の先端部は、着脱可能な封止部材であるシールキャップ6により封止されている。
シールキャップ6は、図1、図19に示すようにキャップ状に作製され、ノズル部収納部と、キャップ側螺合部62とを備える。このシールキャップ6は、シールキャップ本体61とシール部材64とからなる。シールキャップ本体61は、一端側および他端側が開口した筒状部材であり、先端側に通液針(図示せず)装着用のテーパー状に拡径する開口部65を備えている。そして、この開口部65とシール部材保持部66間にシール部材64が収納されている。シール部材によりシールキャップの一端は閉塞している。また、シール部材64は、通液針により刺通可能な弾性材料により形成されている。キャップ側螺合部62は、ノズル部収納部より他端側に形成された内径が若干拡径した部分であり、かつ、内面に外筒側螺合部43のねじ山と螺合可能なねじ溝を備えている。
シール部材64の形成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、SBSエラストマー、SEBSエラストマーなどのスチレン系エラストマー、エチレン−αオレフィン共重合体等のポリオレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等を使用することが好ましい。そして、この実施例では、シール部材保持部66は、複数の爪状突起により構成されている。
シールキャップの形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。
そして、本発明のプレフィルドシリンジ1は、図1ないし図3に示すように、上述した注射器と、外筒4の先端開口部を封止するシールキャップ6とガスケット5間により形成される空間に薬剤9が充填されている。
薬剤9としては、どのような薬剤でもよいが、例えば、シクロスポリン、ベンゾジアゼピン系薬剤、塩化ナトリウム注射液、ビタミン剤、ミネラル類などの薬液、さらには、抗生物質、タンパク製剤等の粉末状もしくは凍結乾燥薬剤あるいは液剤が使用される。本発明のプレフィルドシリンジは、特にシリンジポンプを用いて投与するタイプのプレフィルドシリンジに適しているので、充填される薬剤としてはそのような投与手段を用いることに適した薬剤であることが好ましく、ニトログリセリン注射液、硝酸イソソルビド注射液、ドパミン塩酸塩(塩酸ドパミン)注射液、ドブタミン塩酸塩注射液、塩酸モルヒネ注射液、などが挙げられる。
次に、本発明の注射器ならびにプレフィルドシリンジの作用を図20ないし図25を用いて説明する。
図1に示すように、この実施例のプレフィルドシリンジでは、ガスケット5にプランジャー3が装着されていない状態となっている。そして、使用時にガスケット5にプランジャー3が装着される。
そして、図20に示すように、プランジャー3のヘッド部を外筒4の基端部開口内に進入させると、通常、図20および図21のF−F線断面図である図21に示すように、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bが外筒4の基端側リブ13a,13bに当接し、プランジャー3の進入を阻止する。そして、この状態において、プランジャー3を回転させると、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bが、外筒4の基端側リブ非形成部14a,14bに侵入するとともに先端側リブ15a,15bに当接し、図22および図22のG−G線断面図である図23に示す状態となる。この状態では、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bは、外筒4の先端側リブ15a,15bに当接し、それ以上のプランジャー3の進入を阻止する。そして、この状態において、プランジャー3を前進するよう押圧しながら回転させると、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bが、先端側リブ15a,15bと基端側リブ13a,13bにより挟まれた状態となり、基端側リブ13a,13bの上縁部および先端側リブ5a,15bの下縁部に摺接しながら若干外筒を変形させながら進行し、外筒4の基端側リブ非形成部14a,14bに到達する。そして、プランジャー3は、若干先端側に移動させることにより、外筒4の基端側リブ配置部11を通過し、図24および図24のH−H線断面図である図25に示す状態となる。
そして、プランジャー3の螺旋状リブ32をガスケット5の螺旋状螺合部53の始端に挿入した後、プランジャー3を回転させることにより、螺旋状リブ32と螺旋状螺合部53との螺合が進行し、プランジャー3はガスケット5に大きな衝撃を与えることなく装着される。
また、ガスケットに装着されたプランジャーを基端方向に引いた場合、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bは、通常、外筒4の先端側リブ15a,15bに当接し、それ以上のプランジャー3の基端方向への移動を阻止する。なお、プランジャー3のフランジ33の延出部35a,35bが、外筒4の先端側リブ非形成部に進入したとしても、延出部35a,35bは、外筒4の基端側リブ13a,13bの端部18bに当接する。そして、この状態において、プランジャを引きながら回転させても、プランジャーのフランジ33の延出部35a,35bは、基端側リブ13a,13bの端部18bに当接するため、先端側リブとの基端側リブ間に進行することはない。
本発明の包装済みプレフィルドシリンジ100は、図30および図31に示すように、上述した薬剤充填済外筒2と、プランジャー3とからなるプレフィルドシリンジを、薬剤充填済外筒2にプランジャー3が装着されていない状態にて密封状態にて収納する包装容器101とを備える。
プレフィルドシリンジ包装容器101は、プレフィルドシリンジ1を収納するための収納部121,122と、収納部121,122の開口部の周縁部を取り囲むように形成された平坦周縁部120とを備えた熱可塑性樹脂製包装容器本体102と、収納部121,122の開口部を被包し、平坦周縁部120にて環状帯状シール部125により包装容器本体102に剥離可能にシールされたフィルム状シール部材103とを備える。
そして、この実施例の包装済みプレフィルドシリンジ100では、薬剤充填済外筒2とプランジャー3とからなる未組み立て状態のプレフィルドシリンジ1が、包装容器101の内に密封状態にて収納されている。なお、包装容器101の内に密封状態にて収納されるプレフィルドシリンジとしては、2組以上(好ましくは、2〜5組)のプレフィルドシリンジを収納するものであってもよい。
そして、包装容器101は、容器本体102とその開口を剥離可能に封止するフィルム状シール部材103とからなる。
そして、容器本体102は、図30および図31に示すように、プレフィルドシリンジを薬剤充填済外筒2とプランジャー3とが組み立てられていない状態にて収納するためのものであり、薬剤充填済外筒2を収納する外筒収納部121と、プランジャー3を収納するプランジャー収納部122とを備える。
そして、容器本体102は、図30および図31に示すように、フィルム状シール部材103のシール用の平坦周縁部120を有している。
容器本体102の材質としては、ある程度の強度と硬度を有することが好ましく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどポリオレフィン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン/ポリプロピレン樹脂などが好適に使用でき、さらに、それらの透明性を有するものがより好ましい。また、シリンジに収納される薬剤が光の影響を受けやすい場合には、容器本体の形成材料に、各種顔料、紫外線吸収剤を含有させてもよい。さらに、上記樹脂にガス難透過性および水蒸気難透過性を有する樹脂(例えば、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート)からなる厚さ30〜70μm程度の層を備えることが好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリプロピレンの三層からなるもの(ガスバリヤー性仕様)、ポリプロピレン単独からなるものが好適である。
容器本体102の上面には、外筒収納部121およびプランジャー収納部122を封止するフィルム状シール部材103が気密に固着されている。具体的には、フィルム状シール部材103は、容器本体102の平坦周縁部120に帯状シール部125により、剥離可能に融着されている。
フィルム状シール部材103は、ガスバリヤー性フィルムと、このガスバリヤー性フィルムの下面の少なくとも外周部分に固着された接着性樹脂層と、ガスバリヤー性フィルムの上面に設けられた表面保護層から形成されているものが好ましい。ガスバリヤー性フィルムは、容器内部からの水分の透過、または外部からの酸素の透過を抑制する。ガスバリヤー性フィルムとしては、アルミニウム、銀、金などの金属箔またはアルミニウム、銀、金などが表面に蒸着された金属蒸着フィルム、SiOなどが表面に蒸着された無機物蒸着フィルム、ガスバリヤー性樹脂フィルム、例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン−ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、高密度ポリエチレン等のフィルムが好適に使用できる。
接着性樹脂層は、ガスバリヤー性フィルムと容器本体102を剥離可能にヒートシールするためのものであり、次のような種々の易剥離機構を利用することができる。例えば、容器本体102のヒートシール面にポリプロピレンを用いる場合は、接着性樹脂層として、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、エチレン−アクリル酸系樹脂、ポリプロピレンとポリエチレンとをブレンドしたものなどのオレフィン系樹脂や2液硬化型ウレタン系ドライラミネート接着剤などが好適に使用できる。また、容器本体102として、ポリ塩化ビニルを用いる場合は、接着性樹脂層として、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、エチレン−アクリル酸系樹脂などのオレフィン系樹脂、ポリスチレンにスチレン−ブタジエンブロック共重合体をブレンドしたもの、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート接着剤などが好適に使用できる。さらに、容器本体102として、ポリエステルを用いる場合は、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、エチレン−アクリル酸系樹脂などのオレフィン系樹脂、コポリエステルや2液硬化型ウレタン系ドライラミネート接着剤が好適に使用できる。
表面保護層としては、合成樹脂、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、PET、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂をコーティングすること、または上記の合成樹脂製フィルム、紙などを張り合わせることにより形成することが好ましい。そして、この表面保護層は、収納されるシリンジに充填された薬剤の名称、充填量などの必要事項を記載するための印刷層としても使用できる。なお、表面保護層とガスバリヤー性フィルム間に白色インキ等の遮光性材料を介在させて、遮光フィルムとしてもよい。
フィルム状シール部材103の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート/エチレン−ビニルアルコール共重合体/延伸ナイロン/接着性樹脂の4層からなるもの(ガスバリヤー性仕様)、ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン/接着性樹脂の3層からなるものが考えられる。
図1は、本発明の実施例の注射器を用いたプレフィルドシリンジの正面図である。 図2は、図1に示したプレフィルドシリンジを組み立てた状態の正面図である。 図3は、図1に示したプレフィルドシリンジの薬剤充填済外筒の縦断面図である。 図4は、図1に示した実施例の注射器に用いられている外筒の正面図である。 図5は、図4に示した外筒の拡大底面図である。 図6は、図5のA−A線にて切断した外筒の基端部の断面図である。 図7は、図5のB−B線にて切断した外筒の基端部の断面図である。 図8は、図5のC−C線にて切断した外筒の基端部の断面図である。 図9は、図5のD−D線にて切断した外筒の基端部の断面図である。 図10は、図4に示した外筒の基端部の斜視図である。 図11は、図4に示した外筒の基端部の斜視図である。 図12は、図4に示した外筒の基端部の斜視図である。 図13は、図4に示した外筒の基端部の斜視図である。 図14は、図1に示した実施例の注射器に用いられているプランジャーの正面図である。 図15は、図13に示したプランジャーの拡大平面図である。 図16は、図13に示したプランジャーの右側面図である。 図17は、本発明の注射器に用いられる一例のガスケットの正面図である。 図18は、図17に示したガスケットのE−E線断面図である。 図19は、本発明の注射器に用いられる封止部材の一例の断面図である。 図20は、本発明の注射器およびプレフィルドシリンジの作用を説明するための説明図である。 図21は、図20のF−F線断面図である。 図22は、本発明の注射器およびプレフィルドシリンジの作用を説明するための説明図である。 図23は、図22のG−G線断面図である。 図24は、本発明の注射器およびプレフィルドシリンジの作用を説明するための説明図である。 図25は、図24のH−H線断面図である。 図26は、本発明の他の実施例の注射器およびプレフィルドシリンジに用いられる外筒の底面図である。 図27は、本発明の他の実施例の注射器およびプレフィルドシリンジに用いられるプランジャーの平面図である。 図28は、本発明の他の実施例の注射器およびプレフィルドシリンジに用いられる外筒の底面図である。 図29は、本発明の他の実施例の注射器およびプレフィルドシリンジに用いられるプランジャーの平面図である。 図30は、本発明の一実施例の包装済みプレフィルドシリンジの正面図である。 図31は、図30に示した包装済みプレフィルドシリンジの左側面図である。
符号の説明
1 プレフィルドシリンジ
2 薬剤充填済外筒
3 プランジャー

Claims (16)

  1. 外筒と、該外筒内を液密状態にて摺動可能なガスケットと、使用時に前記ガスケットに装着されるプランジャーとからなるプレフィルドシリンジ用注射器であって、
    前記外筒は、該外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる基端側リブおよび前記基端側リブの端部間に位置する基端側リブ非形成部を有する基端側リブ配置部と、
    前記基端側リブ非形成部より若干前記外筒の先端側に位置し前記外筒の基端部内面かつ中心軸とほぼ直交する所定の円弧領域に位置する連続もしくは非連続リブからなる先端側リブおよび該先端側リブの端部間かつ前記基端側リブより若干前記外筒の先端側に位置する先端側リブ非形成部を有する先端側リブ配置部とを備え、
    前記プランジャーは、前記ガスケットへの装着用ヘッド部と、該装着用ヘッド部に前記ガスケットが装着された状態で前記ガスケットより基端側に位置するフランジを備え、該フランジは、該フランジの外縁の所定の円弧領域に形成された延出部を備え、該延出部を備える前記フランジは、前記延出部が前記外筒の後端開口より前記基端側リブ非形成部に侵入することにより前記基端側リブ配置部を通過し前記先端側リブに当接可能であり、該当接後に、前記プランジャーを押しながら回転させることにより前記延出部が前記外筒の前記先端側リブ非形成部に侵入することにより前記先端側リブ配置部を通過可能となっていることを特徴とするプレフィルドシリンジ用注射器。
  2. 前記基端側リブの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部となっている請求項1に記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  3. 前記先端側リブの一端部は、上縁部が基端側に傾斜した延出部誘導部となっている請求項1または2に記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  4. 前記基端側リブおよび前記先端側リブは、前記外筒の軸方向に重なっておらず、前記基端側リブ非形成部と前記先端側リブ非形成部は、端部において繋がった状態となっている請求項1ないし3のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  5. 前記プランジャーの前記延出部を除く前記フランジの最大外径は、前記外筒の前記基端側リブが形成されている部分の内径および前記先端側リブが形成されている部分の内径よりも小さいものであり、前記プランジャーの前記延出部を含む前記フランジの最大外径は、前記外筒の前記基端側リブが形成されている部分の内径および前記先端側リブが形成されている部分の内径よりも大きいものである請求項1ないし4のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  6. 前記延出部が存在する前記フランジの外周の円弧領域の大きさは、前記基端側リブ非形成部および前記先端側リブ非形成部の円弧領域より小さいものとなっている請求項1ないし5のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  7. 前記基端側リブ配置部は、向かい合う2つの円弧状基端側リブと、該2つの円弧状基端側リブ間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  8. 前記基端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状基端側リブと、該2つの列状基端側リブ間により形成された向かい合う2つの基端側リブ非形成部を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  9. 前記先端側リブ配置部は、向かい合う2つの円弧状先端側リブと、該2つの円弧状先端側リブ間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  10. 前記先端側リブ配置部は、向かい合う円弧領域に設けられた複数のリブからなる2つの列状先端側リブと、該2つの列状先端側リブ間により形成された向かい合う2つの先端側リブ非形成部を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  11. 前記延出部は、前記フランジの中心軸に対して向かい合うように形成された2つの円弧状延出部である請求項1ないし10のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  12. 前記延出部は、前記フランジの中心軸に対して向かい合う所定の円弧領域に形成された複数の延出部である請求項1ないし10のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  13. 前記ガスケットと前記プランジャーは、前記プランジャーを回転させることにより両者が装着状態となる装着機構を備えている請求項1ないし12のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  14. 前記外筒は、合成樹脂により形成されている請求項1ないし13のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ用注射器と、前記外筒の先端部を封止する封止部材を備え、前記外筒は、該外筒内に前記ガスケットとともに薬剤を収納した薬剤充填済外筒となっており、かつ前記プランジャーが前記ガスケットに未装着状態となっていることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
  16. 請求項15に記載のプレフィルドシリンジを、前記薬剤充填済外筒および該薬剤充填済外筒に装着されていない前記プランジャーを密封状態にて収納する包装容器とを備える包装済みプレフィルドシリンジ。
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