JP2009239555A - 光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光信号の波形歪を効率よく改善する。
【解決手段】送信局1の送信歪補償係数記憶手段1aは、送信局1から受信局2へ伝送する光信号の波形歪を補償するための送信歪補償係数を記憶している。送信信号処理手段1bは、光信号に送信歪補償係数記憶手段1aの送信歪補償係数に基づく歪補償を施す。送信手段1cは、送信信号処理手段1bによって送信歪補償係数が施された光信号を伝送路3に出力する。受信局2の受信手段2aは、伝送路3から光信号を受信する。受信歪補償係数記憶手段2bは、受信手段2aによって受信された光信号の波形歪を補償するための受信歪補償係数を記憶している。受信信号処理手段2cは、受信手段2aによって受信された光信号に受信歪補償係数に基づく歪補償を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は光伝送システムに関し、特に光信号の波形歪を補償する光伝送システムに関する。
光通信システムで伝送路として用いられる光ファイバは、波長分散による波形歪が生じるため、波長分散の設計が重要になる。分散量が大きすぎると自己位相変調(SPM:Self Phase Modulation)によるスペクトル広がりの影響で光波形が歪み、信号品質が劣化する。また、分散が小さすぎると波長多重伝送時には、四光波混合(FWM:Four wave mixing)によるクロストーク、隣接チャネルからの相互位相変調(XPM:Cross Phase Modulation)による波形干渉が大きくなり、信号品質が劣化する。このため、伝送路には、2ps/nm/km程度の分散を持たせ、累積分散が数100ps/nm程度になったところで分散補償を行うようにしている。
WDM(Wavelength Division Multiplexing)の最大チャネル数は、光中継機の特性と光ファイバの損失とで決まるOSNR(Optical Signal to Noise Ratio)と、伝送路内での信号劣化とで制限される。後者の中で代表的なものに、ファイバ非線形の自己位相変調と群遅延(SPM−GVD、GVD:Group Velocity Dispersion)とがある。新規設計のシステム設計では、チャネル数拡大のために、このSPM−GVDによる劣化を低減することが必要である。また、すでにサービスが行われているシステムのアップグレードを行う場合、チャネル数を最大限に増加させるためにもこの劣化を低減する必要がある。また、この非線形劣化は、サービスのチャネル数の増減に伴い、チャネルあたりの光パワーが変化するために、劣化の状態が変化する。
光ファイバの波長分散を補償するものとして、光学的な補償のほかに、電気的に光信号波形の歪を補償するものがある。電気的な補償方法には、1.直接検波し、受信後の電気波形の帯域補償をするものと、2.伝送路内で発生する波形歪を振幅変調、位相変調として補償するものがある。後者は、光信号の位相情報も扱うことから、前者の10倍程度の分散補償が可能である。
後者の補償については、信号の送信側装置(送信局)で補償変調を行うものがある(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。例えば、送信信号をE(t)とした場合、受信信号の波形C[E(t)]は、伝送シミュレーションにより求めることができる。伝送シミュレーションは、例えば、非線形シュレディンガー方程式をスプリットステップフーリエ法によって解くことによって実現できる(例えば、非特許文献2参照)。C[]は、送信信号波形、光パワー(送信、伝送路中の光パワー)、分散量、光ファイバの非線形光学定数、およびシステム長のパラメータによって求めることができる。C[]は、複素関数であり、振幅と位相の両方の情報を持つ。
受信信号をC[E(t)]と求めることができれば、C-1[]を求めることができる。送信局は、送信信号E(t)にC-1[]を施し、C-1[E(t)]の波形変換を行って送信すれば、受信側装置(受信局)では、C[C-1[E(t)]]=E(t)となり、分散補償なしに、元の波形の信号を得ることができる。
また、受信局で補償変調を行うものがある(例えば、非特許文献3参照)。例えば、送信信号をE(t)とした場合、伝送シミュレーションで受信信号の波形C[E(t)]を予め求めることができる。従って、受信局で受信した信号にC-1[]を施せば、C-1[C[E(t)]]=E(t)と、元の波形の信号を得ることができる。
特表2006−522508 Nortel社, "Electronic Dispersion Compensation Tourniquets for Optical Communications Systems", ECOC 2006 Tu3.2.1 Agrawal著, "Nonlinear Fiber Optics", 第2版, P45 Paderborn 大学, "1.6Gbit/s real-Time Synchronous QPSK Transmission with Standard DFB Lasers" ECOC 2006 Mo4.2.6
しかし、送信局および受信局の一方のみで歪補償すると、補償量が大きくなる場合があり、波形歪の改善量が小さくなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、波形歪を効率よく改善することができる光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、光信号を波長多重して伝送する光伝送システムが提供される。この光伝送システムは、前記光信号の波形歪を補償するための送信歪補償係数を記憶した送信歪補償係数記憶手段と、前記光信号に前記送信歪補償係数に基づく歪補償を施す送信信号処理手段と、前記送信信号処理手段によって歪補償された前記光信号を伝送路に出力する送信手段と、を有する送信局と、前記伝送路から前記光信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号の波形歪を補償するための受信歪補償係数を記憶した受信歪補償係数記憶手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号に前記受信歪補償係数に基づく歪補償を施す受信信号処理手段と、を有する受信局と、を有する。
このような光伝送システムによれば、送信局と受信局のそれぞれにおいて、光信号の波形歪の補償を行う。
開示のシステムでは、光信号の波形歪を効率よく改善できる。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、光伝送システムの概要を示した図である。図に示すように、光伝送システムは、送信局1、受信局2、および伝送路3から構成されている。
送信局1は、送信歪補償係数記憶手段1a、送信信号処理手段1b、および送信手段1cを有している。
送信歪補償係数記憶手段1aは、送信局1から受信局2へ伝送する光信号の波形歪を補償するための送信歪補償係数を記憶している。
送信信号処理手段1bは、光信号に送信歪補償係数記憶手段1aの送信歪補償係数に基づいた歪補償を施す。
送信手段1cは、送信信号処理手段1bによって送信歪補償係数が施された光信号を伝送路3に出力する。
受信局2は、受信手段2a、受信歪補償係数記憶手段2b、および受信信号処理手段2cを有している。
受信手段2aは、伝送路3から光信号を受信する。
受信歪補償係数記憶手段2bは、受信手段2aによって受信された光信号の波形歪を補償するための受信歪補償係数を記憶している。
受信信号処理手段2cは、受信手段2aによって受信された光信号に受信歪補償係数記憶手段2bの受信歪補償係数に基づいた歪補償を施す。
このように、図1の光伝送システムは、伝送する光信号の波形歪を送信局1と受信局2のそれぞれにおいて分担して補償するようにした。これにより、光信号の波形歪の補償量が送信局1と受信局2のそれぞれに分担されるので、波形歪を効率よく改善することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。図2には、光信号を送信する送信局10および光信号を受信する受信局20が示してある。また、送信局10と受信局20とを結ぶ光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bが示してある。
送信局10および受信局20は、光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bの伝送路内でのSPM−GVDの歪補償を分担して行う。例えば、送信局10は、伝送路の70%までの歪補償を行い、受信局20は、残り30%の歪補償を行う。
分散補償の分担割合は、受信局20の受信信号品質を参照して調整する。これは、非線形劣化の強い伝送路では、送信側での分散補償量を小さくし、伝送路に入る前の信号波形の分散補償による歪を小さくして伝送する方が改善量をよくすることができるからである。また、チャネル数を拡大するなどのアップグレードの際には、1信号あたりの光パワーが変化する可能性があり、送信局10と受信局20での補償量の分担割合が変化する可能性もあるからである。
送信局10および受信局20の分散補償の分担割合は、例えば、送信局10および受信局20の設置時やアップグレードの際に次のように決められる。すなわち、送信局10および受信局20は、分散補償の分担割合を様々に変化させ、受信信号品質の最もよい分担割合に固定して、光信号の伝送を行うようにする。
送信局10は、データ送信部11a,11b,…,11n、光多重部12、光増幅器13、および補償情報TB(TB:Table)14を有している。
データ送信部11a,11b,…,11nのそれぞれには、受信局20に送信する電気信号が入力される。データ送信部11a,11b,…,11nは、入力された電気信号を光信号に変換して、光多重部12に出力する。
データ送信部11aは、電気信号を光信号に変換する際、歪補償(SPM−GVD補償)を行う。補償情報TB14には、光信号に歪補償を行うための補償係数(C-1[])が予め記憶されており、データ送信部11aは、補償情報TB14に記憶されている補償係数で送信信号に歪補償を行う。
光多重部12は、データ送信部11a,11b,…,11nから出力される各チャネルの光信号を波長多重する。光多重部12は、波長多重した光信号を光増幅器13に出力する。
光増幅器13は、光多重部12から出力される光信号を増幅する。光増幅器13は、増幅した光信号を光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bの伝送路に出力する。
補償情報TB14には、送信信号に歪補償を行うための補償係数が予め複数記憶されている。補償係数は、前述したように、送信光波形、光パワー、分散量、光ファイバの非線形光学定数、およびシステム長(伝送路長)のパラメータによって算出される。図2では、光パワーと伝送路長のパラメータを可変した複数の補償係数を算出し、補償情報TB14に予め記憶する。例えば、光パワーをノミナル(設計上の典型値、標準設定値)80%,85%,90%,95%,100%,105%,110%,115%,120%と可変し、それぞれの光パワーにおける送信局10から30%,35%,40%,45%,50%,55%,60%,65%,70%の距離における補償係数を算出して補償情報TB14に記憶する。
具体的には、送信信号をE(t)とすると、伝送シミュレーションにより、例えば、ノミナル95%の光パワーにおける、伝送路30%の距離での受信信号95%,30%C[E(t)]を求めることができる。これにより、補償係数95%,30%-1[]を求めることができる。また、ノミナル95%の光パワーにおける、伝送路40%の距離での補償係数95%,40%-1[]を求めることができる。以下同様にして、上記の様々な光パワーと伝送路長とにおける補償係数C-1[]を求め、補償情報TB14に記憶する。
なお、伝送路の光パワーがノミナル95%であった場合において、送信信号E(t)に、例えば、補償係数95%,70%-1[]を施して伝送すると、伝送路70%の距離で、95%,70%C[95%,70%-1[E(t)]]=E(t)の元の送信信号が得られる。この場合、残りの伝送路30%で再び送信信号に歪が生じることになるが、受信局20側で、残りの伝送路の分散補償をすれば、元の送信信号E(t)を得ることができる。
光ファイバ31a,31b,31cは、光信号を伝送する。中継機32a,32bは、光ファイバ31a,31b,31cで減衰した光信号を増幅する。
受信局20は、光増幅器21、光分離部22、データ受信部23a,23b,…,23n、補償情報TB24、FEC(Forward Error Correction)25a,25b,…,25n、および補償制御部26を有している。
光増幅器21は、光ファイバ31cから受信した光信号を増幅する。光増幅器21は、増幅した光信号を光分離部22に出力する。
光分離部22は、波長多重された光信号を波長ごとに分離する。光分離部22は、波長ごとに分離した光信号をデータ受信部23a,23b,…,23nに出力する。
データ受信部23a,23b,…,23nは、波長分離された光信号を電気信号に変換する。
データ受信部23aは、光信号を電気信号に変換する際、歪補償を行う。補償情報TB24には、受信信号に歪補償を行うための補償係数が予め記憶されており、データ受信部23aは、補償情報TB24に記憶されている補償係数で受信信号の歪補償を行う。
補償情報TB24には、受信信号に歪補償を行うための補償係数が予め複数記憶されている。補償係数は、前述したように、送信光波形、光パワー、分散量、光ファイバの非線形光学定数、および伝送路長のパラメータによって算出される。図2では、光パワーと伝送路長のパラメータを可変した複数の補償係数を予め算出し、補償情報TB24に記憶する。例えば、光パワーをノミナル80%,85%,90%,95%,100%,105%,110%,115%,120%と可変し、それぞれの光パワーにおける送信局10からの残り70%,65%,60%,55%,50%,45%,40%,35%,30%の距離における補償係数を算出して補償情報TB14に記憶する。
具体的には、送信信号をE(t)とすると、伝送シミュレーションにより、例えば、ノミナル95%の光パワーにおける、伝送路の残り30%の距離での受信信号95%,30%C[E(t)]を求めることができる。これにより、補償係数95%,30%-1[]を求めることができる。また、ノミナル95%の光パワーにおける、伝送路の残り40%の距離での補償係数95%,40%-1[]を求めることができる。以下同様にして、上記の様々な光パワーと伝送路長とにおける補償係数C-1[]を求め、補償情報TB24に記憶する。
なお、伝送路の光パワーがノミナル95%であった場合において、送信信号E(t)に、例えば、補償係数95%,70%-1[]を施して伝送すると、伝送路70%の距離で、95%,70%C[95%,70%-1[E(t)]]=E(t)の元の送信信号が得られる。この場合、残りの伝送路30%で再び送信信号に、95%,30%C[E(t)]の歪が生じるが、受信局20側で、95%,30%-1[]の補償係数を施せば、95%,30%-195%,30%C[E(t)]]=E(t)の元の送信信号E(t)を得ることができる。
FEC25a,25b,…,25nは、データ受信部23a,23b,…,23nで電気信号に変換された受信信号の誤り訂正を行う。FEC25aは、誤り訂正した情報を補償制御部26に出力する。例えば、ビットエラーレートを補償制御部26に出力する。
補償制御部26は、送信局10の補償情報TB14に記憶されている複数の補償係数と、受信局20の補償情報TB14に記憶されている複数の補償係数とを順次切替えて、データ送信部11aおよびデータ受信部23aに出力されるように制御する。
このとき、補償制御部26は、送信側の補償係数の光パワーと、受信側の補償係数の光パワーとが一致し、かつ、送信側の補償係数の伝送距離と、受信側の補償係数の伝送距離との合計が100%となるように順次切替えて出力する。例えば、送信側の補償係数95%,70%-1[]を選択した場合、受信側の補償係数は、95%,30%-1[]となるように制御する。そして、補償制御部26は、順次切替えたそれぞれの補償係数におけるFEC25aの誤り情報を記憶し、最も誤り訂正の少なかった補償係数に固定する。これにより、送信局10と受信局20は、最もSPM−GVDが改善された光信号で通信することができる。
なお、様々な光パワーにおける補償係数を算出するのは、ノミナルの光パワーと、実際伝送路で伝送されている光パワーとが異なっている場合があるからである。このため、様々な光パワーにおける補償係数を施して信号の伝送を行い、実際の光パワーに合致する補償係数を見つけ出し、光信号を伝送するようにする。
図3は、データ送信部のブロック図である。図に示すように、データ送信部11aは、信号処理部41、増幅器42a,42b、光源43、および光位相変調器44を有している。なお、図には、補償情報TB14も示してある。
信号処理部41には、受信局20に送信されるデジタルデータが入力される。信号処理部41は、入力されるデジタルデータをI信号およびQ信号に分離し、それぞれの信号に補償情報TB14の補償係数を施し(乗算し)、増幅器42a,42bに出力する。増幅器42a,42bは、信号処理部41から出力される信号を増幅し、光位相変調器44に出力する。
光位相変調器44には、光源43の光が入力される。光源43は、例えば、LD(Laser Diode)で構成される。光位相変調器44は、光源43の光を増幅器42a,42bから出力される電気信号で変調し、出力する。
光位相変調器44の電極44a,44bは、Iアームを構成し、電極44b,44cは、Qアームを構成している。位相調整部44dは、Qアームの位相がIアームの位相に対し、90°の位相差を持つように調整する。
図4は、データ受信部のブロック図である。図に示すように、データ受信部23aは、光フィルタ51、局発光52、光90°ハイブリッド53、バランストPD(Photo Diode)54a,54b、ローパスフィルタ55a,55b、信号処理部56、および識別回路57を有している。なお、図には、補償情報TB24も示してある。
光フィルタ51には、波長分離された光信号が入力される。光フィルタ51は、入力された光信号の雑音(不要な波長)を除去し、光90°ハイブリッド53に出力する。
光90°ハイブリッド53は、例えば、LiNbO3で構成され、内部に光信号をそのまま出力するポートと、位相を90°変化させて出力するポートとを有する。また、光90°ハイブリッド53は、局発光52に対しても、そのまま出力するポートと、位相を90°変化させて出力するポートとを有する。光90°ハイブリッド53は、そのまま出力される光信号と局発光52を掛け合わせ、掛け合わせた2つの光信号をバランストPD54aに出力する。また、90°位相変化させた光信号と局発光52を掛け合わせ、掛け合わせた2つの光信号をバランストPD54bに出力する。
バランストPD54aは、光90°ハイブリッド53から出力される光信号を電気信号に変換し、I信号として出力する。バランストPD54bは、光90°ハイブリッド53から出力される光信号を電気信号に変換し、Q信号として出力する。
ローパスフィルタ55a,55bは、バランストPD54a,54bから出力されるI信号とQ信号の高周波成分を除去し、信号処理部56に出力する。
信号処理部56は、ローパスフィルタ55a,55bから出力されるI信号とQ信号のそれぞれに、補償情報TB24の補償係数を施し、識別回路57に出力する。
識別回路57は、例えば、CDR(Clock Data Recovery)を備え、信号処理部56から出力されるI信号とQ信号から、送信局10が送信したデジタルデータを復元する。
図5は、送信局の補償情報TBのデータ構成例を示した図である。データ補償係数は、複素数であり、振幅と位相の2つの補償情報を持つ。図には、送信局10の補償情報TB14の一部のデータが示してあり、補償比率70:30(送信局10から70%の距離)、ノミナル100%の光パワーにおける補償係数と、補償比率70:30、ノミナル105%の光パワーにおける補償係数のみが示してある。
歪補償は、3ビットごとのI信号、Q信号(以下、送信信号)に対して行われ、3ビットの送信信号には、振幅補償データai,j,k,lと位相補償データbi,j,k,lとが割り当てられる。図の補償情報TB14の例では、1ビットを8分割して補正するため、3ビットの送信信号には、24個の補正データが割り当てられる。
ここで、iは、補償比率の種類を示し、‘1’は、70:30の補償比率の補正データであることを示している。jは、光パワーの種類を示し、‘1’は、ノミナル100%の光パワーの補正データであることを示す。また、‘2’は、ノミナル105%の光パワーの補正データであることを示す。kは、送信信号のビットパターンの種類を示す。例えば、送信信号の歪補償は、3ビットごとに行われるため、歪補償を行う送信信号のビットパターンは、7種類存在する。‘1’は、ビットパターン‘000’の送信信号の補正データであることを示し、‘2’は、ビットパターン‘001’の送信信号の補正データであることを示し、以下同様にして、‘7’は、ビットパターン‘111’の送信信号の補正データであることを示す。lは、24分割された3ビットの信号の割り当て位置を示す。例えば、‘1’は、24分割された送信信号の1番目の補償データであることを示す。‘2’は、24分割された送信信号の2番目の補償データであることを示す。以下同様にして、‘24’は、24分割された送信信号の24番目の補償データであることを示す。
例えば、図5のa1,1,1,1の欄に記憶されているデータは、a1より、70:30の補償比率の振幅補償データであることを示している。また、j=1より、ノミナル100%の補正データであることを示している。また、k=1より、‘000’の送信信号ビットパターンに対する補正データであることを示している。さらに、l=1より、24分割された送信信号ビットパターンの1番目に対する補正データであることを示している。
図6は、歪補償を説明する図である。図には、歪補償される送信信号‘001’の波形例が示してある。前述したように、歪補償は、3ビットごとの送信信号に対して施される。3ビットの信号は、24分割され、各分割された信号値に振幅補償データと位相補償データとが乗算される。
例えば、補償制御部26は、補償情報TB14に対し、補償比率70:30、ノミナル105%の補償係数を出力するように指示したとする。この場合において、信号処理部41が‘001’のビットパターンの送信信号を出力する場合、補償情報TB14は、図5のa1,2,2,1の欄に記憶されている振幅補償データと、a1,2,2,2の欄に記憶されている振幅補償データと、…、a1,2,2,24の欄に記憶されている振幅補償データとを出力する。同様に、補償情報TB14は、対応する位相補償データも出力する。信号処理部41は、‘001’に補償情報TB14から出力される振幅補償データおよび位相補償データを施して、増幅器42aまたは増幅器42bに出力する。
なお、上記では、3ビットごとの信号に対し、補償データを施すとして説明したが、長いビットパターンに歪の影響がおよぶ場合には、長いビットパターンについての補償情報TB14を作成するようにする。
図7は、受信局の補償情報TBのデータ構成例を示した図である。受信局20の補償情報TB24は、送信局10と同様の補償データを有し、その詳細な説明は省略する。なお、図7では、図5に対し、振幅補償データmi,j,k,lと位相補償データni,j,k,lとなっている。
受信したI信号、Q信号(以下、受信信号)には、パターン依存性がある。受信局20の信号処理部56は、例えば、3ビット相当の受信信号を一時記憶し、補償制御部26から指示された補償比率および光パワーの補償係数の全パターンを施す(乗算する)。そして、最も確からしいパターンの信号(最も‘0’,‘1’の受信信号らしい信号)を識別回路57に出力する。
なお、上記では、3ビットごとの信号に対し、補償データを施すとして説明したが、長いビットパターンに歪の影響がおよぶ場合には、長いビットパターンについての補償情報TB24を作成するようにする。
図8は、光伝送システムの動作を示したフローチャートである。以下のステップの処理は、光伝送システムの設置時、アップグレード時、または周期的に行われる。
ステップS1において、補償制御部26は、補償情報TB14,24の補償比率の設定を行う。例えば、送信局10からの距離を50%、受信局20からの距離を50%の補償比率に設定する。
なお、ステップS6の分岐処理により、ステップS1に戻ってきた場合には、補償制御部26は、前回とは異なる補償比率の設定を行うようにする。
ステップS2において、補償制御部26は、補償情報TB14,24の光パワーの設定を行う。例えば、ノミナル100%の光パワーを設定する。なお、ステップS5の分岐処理により、ステップS2に戻ってきた場合には、補償制御部26は、前回とは異なる光パワーとなるように設定する。
ステップS3において、信号処理部41,56は、ステップS2,S3で設定された新たな補償係数で、信号の歪補償を行う。
ステップS4において、補償制御部26は、FEC25aから出力される誤り率を、そのときの光パワーと補償比率とともに、例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置に記憶する。
ステップS5において、補償制御部26は、全ての光パワーにおける誤り率を計測したか判断する。全ての光パワーにおける誤り率を検出していない場合、ステップS2へ進む。全ての光パワーにおける誤り率を検出した場合、ステップS6へ進む。
ステップS6において、補償制御部26は、全ての補償比率における誤り率を計測したか判断する。全ての補償比率における誤り率を検出していない場合、ステップS1へ進む。全ての補償比率における誤り率を検出した場合、ステップS7へ進む。
ステップS7において、補償制御部26は、記憶装置に記憶している最も誤り率のよい光パワーと補償比率とを取得する。補償制御部26は、取得した光パワーと補償比率で信号の歪補償を行うように、補償情報TB14,24を制御する。
このように、送信局10と受信局20とで分担して、SPM−GVDの歪補償を行うようにした。これにより、波形歪の改善量をよくすることができる。
また、長距離の伝送路での歪補償が可能となる。例えば、長距離の伝送路において、送信局10および受信局20の一方のみで補償を行った場合、補償量が大きくなり、歪波形の改善量が悪くなる。これに対し、送信局10と受信局20とで補償を分担することにより、長距離の伝送路での歪補償が可能となる。例えば、9000kmの伝送路でも歪補償が可能となる。
なお、図2では、データ送信部11aおよびデータ受信部23aのみが歪補償を行っているが、他のチャネルのデータ送信部11b,…,11nおよびデータ受信部23b,…,23nにおいても歪補償を行うことができる。この場合、データ送信部11aおよびデータ受信部23aと同様に、各チャネルに補償情報TBおよび補償制御部を設ければよい。
また、図2では、受信局20が補償制御部26を有しているが、送信局10が有していてもよい。
また、図2では、補償制御部26の制御信号は、光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bの伝送路とは別の経路によって送信局10に送信されるようになっているが、光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bの伝送路を用いて送信するようにしてもよい。
また、補償係数はデータテーブルを参照する方式で説明したが、信号処理部において、送信光波形、光パワー、分散量、光ファイバの非線形光学定数、およびシステム長(伝送路長)のパラメータから補償データを計算して用いてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態では、SPD−GVDの波形歪を補償したが、第2の実施の形態では、XPM−GVDの波形歪を補償する。このため、第2の実施の形態では、隣接チャネルの送信信号の影響を考慮した補償データを算出し、光信号に施すようにする。
図9は、第2の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。図9において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図9では、図2の光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bを省略している。
補償情報TB61には、データ送信部11aに隣接するチャネル(データ送信部11b)に入力される信号の影響による、データ送信部11aの信号波形を補償する補償情報データが記憶されている。
例えば、補償情報TB61には、データ送信部11aに隣接するチャネルのデータ送信部11bに入力される信号が‘000’の場合の、データ送信部11aの信号波形を補償する振幅補償データおよび位相補償データが記憶されている。以下同様に、‘001’,‘010’,…,‘111’の信号がデータ送信部11bに入力された場合の、データ送信部11aの信号波形を補償する振幅補償データおよび位相補償データが記憶されている。これらの補償データは、図5の補償情報TB14と同様に、各補償比率および光パワーごとに記憶されている。
ここで、a-b-1[]は、チャネルbによるチャネルaの信号の補正係数であることを示す。例えば、図9において、データ送信部11a,11b,…,データ送信部11nをチャネル1、チャネル2、…、チャネルnとする。図9では、補償情報TB61には、チャネル2によるチャネル1の信号の補正係数1-2-1[]が記憶されていることになる。
チャネル1に隣接するチャネルは、チャネル2しかない。また、チャネルnに隣接するチャネルは、チャネルn−1しかない。それ以外のチャネルでは、隣接するチャネルは2つ存在する。例えば、チャネル2は、チャネル1とチャネル3が隣接する。従って、チャネル2のXPM−GVDを補正する場合、補償情報TB61には、2-1-1[]と2-3-1[]が記憶されることになる。そして、チャネル2のデータをE(t)とすると、データ送信部11bは、(2-1-1[]+2-3-1[])・(E(t))の歪補償を与えて、受信局20に送信することになる。
補償情報TB62には、補償情報TB61と同様に、1-2-1[]の補正係数が記憶されている。従って、データ受信部23aは、受信信号に1-2-1[]の補償係数を施し、歪補償を行う。
なお、チャネル1とチャネルn以外のチャネルのデータ受信部は、隣接する2つのチャネルの補正係数から、受信信号の歪波形を補償する。
例えば、データ受信部23b(チャネル2)が受信信号波形を補正するとする。この場合、補償情報TB62には、送信局10の補償情報TB61と同様に、2-1-1[]と、2-3-1[]の補正係数が記憶されている。データ受信部23bは、受信信号に補正係数2-1-1[]+2-3-1[]を施し、波形歪を補償する。
なお、図9の光伝送システムでは、チャネル1におけるXPM−GVDしか補償していないが、全てのチャネルのXPM−GVDを補償することもできる。この場合、補償情報TB61,62には、N-(N+1)-1[],(N+1)-N-1[](Nは1以上の整数)の補償係数が記憶されていることになる。そして、P(i,j)をチャネルjからiへの補償調整とした場合、P(1,2),P(2,1),P(2,3),P(3,2),P(3,4),…,P(N,N+1),P(N+1,N)と順次補償調整を行っていく。
図10は、光伝送システムの動作を示したフローチャートである。XPM−GVDは、隣接チャネル間の偏波状態によるため、時間的に変化する。従って、送信局10および受信局20は、周期的に以下のステップの処理を行う。
ステップS11において、補償制御部26は、XPM−GVDの歪補償を調整するチャネルを設定する。チャネルは、例えば、最初チャネル1を設定し、ステップS21から分岐して再度ステップS11の処理を行う場合に、チャネル2,3,…と変えていく。
ステップS12において、補償制御部26は、補償情報TB61,62の隣接チャネルを設定する。例えば、チャネル1が設定された場合、その隣接チャネル2による補償係数が選択されるように設定する。また、チャネル2が設定された場合、その隣接チャネル1,3による補償係数が選択されるように設定する。
ステップS13において、補償制御部26は、補償情報TB61,62の補償比率の設定を行う。例えば、送信局10からの距離を50%、受信局20からの距離を50%の補償比率に設定する。
なお、ステップS18の分岐処理により、ステップS13に戻ってきた場合には、補償制御部26は、前回とは異なる補償比率の設定を行うようにする。
ステップS14において、補償制御部26は、補償情報TB61,62の光パワーの設定を行う。例えば、ノミナル100%の光パワーを設定する。なお、ステップS17の分岐処理により、ステップS14に戻ってきた場合、補償制御部26は、前回とは異なる光パワーとなるように設定する。
ステップS15において、信号処理部41,56は、ステップS13,S14で新たに設定された補償係数で、信号の歪補償を行う。
ステップS16において、補償制御部26は、FEC25a,25b,…,25nから出力される誤り率を、そのときの光パワーと補償比率とともに、例えば、RAMなどの記憶装置に記憶する。
ステップS17において、補償制御部26は、全ての光パワーにおける誤り率を計測したか判断する。全ての光パワーにおける誤り率を検出していない場合、ステップS14へ進む。全ての光パワーにおける誤り率を検出した場合、ステップS18へ進む。
ステップS18において、補償制御部26は、全ての補償比率における誤り率を計測したか判断する。全ての補償比率における誤り率を計測していない場合、ステップS13へ進む。全ての補償比率における誤り率を計測した場合、ステップS19へ進む。
ステップS19において、補償制御部26は、記憶装置に記憶している最も誤り率のよい光パワーと補償比率とを取得する。補償制御部26は、取得した光パワーと補償比率で信号の歪補償を行うように、補償情報TB61,62を制御する。
ステップS20において、補償制御部26は、全隣接チャネルでの調整が終了したか判断する。例えば、チャネル2の調整を行っていた場合、チャネル1,3の影響による調整が終了したか判断する。全隣接チャネルでの調整が終了した場合、ステップS21へ進む。全隣接チャネルでの調整が終了していない場合、ステップS12へ進む。
ステップS21において、補償制御部26は、全チャネルの調整が終了したか判断する。全チャネルの調整が終了していない場合、ステップS11へ進む。全チャネルの調整が終了している場合、処理を終了する。
このように、送信局10と受信局20とで分担して、XPM−GVDの歪補償を行うようにした。これにより、波形歪の改善量をよくすることができる。
また、長距離の伝送路での歪補償が可能となる。例えば、長距離の伝送路において、送信局10および受信局20の一方のみで補償を行った場合、補償量が大きくなり、歪波形の改善量が悪くなる。これに対し、送信局10と受信局20とで補償を分担することにより、長距離の伝送路での歪補償が可能となる。例えば、9000kmの伝送路でも歪補償が可能となる。
なお、上記では、歪補償するチャネルに対し、1つの隣接チャネルの影響のみによる歪補償を行うようにしたが、複数の隣接チャネルの影響による歪補償も行うことができる。例えば、チャネル3のXPM−GVDの補償を行う場合、隣接チャネル1,2と隣接チャネル4,5の影響による歪補償を行うようにしてもよい。この場合、補償情報TB61,62には、3-1-1[],3-2-13-4-1[],3-5-1の歪補償係数が記憶されることになる。そして、信号に3-1-1[]+3-2-13-4-1[]+3-5-1の補償係数を施すようにする。
また、補償係数はデータテーブルを参照する方式で説明したが、信号処理部において、送信光波形、光パワー、分散量、光ファイバの非線形光学定数、およびシステム長(伝送路長)のパラメータから補償データを計算して用いてもよい。
また、第1の実施の形態と第2の実施の形態による歪補償を組み合わせることもできる。この場合、初期のインストール時などに、SPM−GVDおよびXPM−GVDの補償調整を行う。また、XPM−GVDについては、周期的に補償調整を行うようにしてもよい。さらに、新たに経路変更などを行った場合、そのチャネルに対し、SPM−GVDおよびXPM−GVDの補償調整を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、伝送する信号に対し、偏波多重を行う例について説明する。
図11は、第3の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。図11において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、図11では、図2の光ファイバ31a,31b,31cおよび中継機32a,32bを省略している。
図11では、送信局10は、偏波合成部71を有し、受信局20は、偏波分離部72を有している。
偏波合成部71は、データ送信部11aから出力される光信号と、データ送信部11bから出力される光信号との偏波を直交させて合波する。データ送信部11aとデータ送信部11bの光信号の波長は、同一波長であるとする。すなわち、偏波合成部71は、同一波長の2つの変調信号を、偏波直交させて合波することにより、信号帯域を有効に使用する。
偏波分離部72は、光分離部22で波長分離された光信号を偏波ごとに分離する。偏波分離部72は、例えば、λ/4板、λ/2板から構成される。また、ファラデー回転子で構成してもよい。偏波ごとに分離された光信号は、データ受信部23a,23bに出力され、元のデータに復調される。
このように、偏波多重する光伝送システムにおいても、適正に歪補償を行うことができる。
なお、上記では、データ送信部11a,11bの光信号のみを偏波多重しているが、他のデータ送信部の光信号においても、データ送信部11a,11bおよび偏波合成部71と同様に偏波多重するようにしてもよい。受信局20では、データ受信部23a,23b以外のデータ受信部においても、偏波分離部72およびデータ受信部23a,23bと同様の構成を有し、光信号を偏波分離するようにする。
また、図11では、データ送信部11a,11bの光信号を偏波直交させたが、光多重部12の出力で偏波直交させるようにしてもよい。例えば、ある信号群の光波長多重を行い、また、別の信号群の光波長多重を行い、それぞれ波長多重された光信号を偏波直交させて多重するようにしてもよい。受信局20では、受信した光信号を偏波ごとに分離し、偏波ごとに分離した光信号を波長分離するようにする。
また、受信する偏波が所要の偏波かどうかは、フレーム情報で判別するようにしてもよい。また、送信側で光信号の強度に低周波信号を重畳し、受信側でそれを検知するようにしてもよい。
また、上記の偏波多重は、第1の実施の形態の光伝送システムの適用例について説明したが、第2の実施の形態の光伝送システムについても適用することができる。また、第1の実施の形態の光伝送システムと第2の実施の形態の光伝送システムとを組み合わせた光伝送システムにも適用することができる。
(付記1) 光信号を波長多重して伝送する光伝送システムにおいて、
前記光信号の波形歪を補償するための送信歪補償係数を記憶した送信歪補償係数記憶手段と、前記光信号に前記送信歪補償係数に基づく歪補償を施す送信信号処理手段と、前記送信信号処理手段によって歪補償された前記光信号を伝送路に出力する送信手段と、を有する送信局と、
前記伝送路から前記光信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号の波形歪を補償するための受信歪補償係数を記憶した受信歪補償係数記憶手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号に前記受信歪補償係数に基づく歪補償を施す受信信号処理手段と、を有する受信局と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記2) 前記送信歪補償係数記憶手段は、前記伝送路の複数の異なる地点までの波形歪を補償する複数の前記送信歪補償係数を記憶し、
前記受信歪補償係数記憶手段は、前記地点から残りの前記伝送路での波形歪を補償する複数の前記受信歪補償係数を記憶していることを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記3) 前記受信局は、前記受信信号処理手段によって歪補償された前記光信号の誤りを検出する誤り検出手段を有することを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記4) 前記送信局および前記受信局の一方は、順次切替えた複数の前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数のそれぞれにおける前記誤り検出手段の誤り検出結果を記憶し、記憶した前記誤り検出結果に基づいて、前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数を固定する補償制御手段を有することを特徴とする付記3記載の光伝送システム。
(付記5) 前記送信歪補償係数記憶手段および前記受信歪補償係数記憶手段は、前記光信号の異なる光パワーにおける複数の前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数を記憶していることを特徴とする付記2記載の光伝送システム。
(付記6) 前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数は、前記光信号の前記伝送路での自己位相変調による波形歪を補償する係数であることを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記7) 前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数は、前記光信号の前記伝送路での相互位相変調による波形歪を補償する係数であることを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記8) 前記送信局は、前記送信信号処理手段によって歪補償された前記光信号を偏波多重する偏波多重手段を有し、
前記受信局は、前記受信手段によって受信された前記光信号を偏波分離し、前記受信信号処理手段に出力する偏波分離手段を有することを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
光伝送システムの概要を示した図である。 第1の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。 データ送信部のブロック図である。 データ受信部のブロック図である。 送信局の補償情報TBのデータ構成例を示した図である。 歪補償を説明する図である。 受信局の補償情報TBのデータ構成例を示した図である。 光伝送システムの動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。 光伝送システムの動作を示したフローチャートである。 第3の実施の形態に係る光伝送システムを示した図である。
符号の説明
1 送信局
1a 送信歪補償係数記憶手段
1b 送信信号処理手段
1c 送信手段
2 受信局
2a 受信手段
2b 受信歪補償係数記憶手段
2c 受信信号処理手段
3 伝送路

Claims (5)

  1. 光信号を波長多重して伝送する光伝送システムにおいて、
    前記光信号の波形歪を補償するための送信歪補償係数を記憶した送信歪補償係数記憶手段と、前記光信号に前記送信歪補償係数に基づく歪補償を施す送信信号処理手段と、前記送信信号処理手段によって歪補償された前記光信号を伝送路に出力する送信手段と、を有する送信局と、
    前記伝送路から前記光信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号の波形歪を補償するための受信歪補償係数を記憶した受信歪補償係数記憶手段と、前記受信手段によって受信された前記光信号に前記受信歪補償係数に基づく歪補償を施す受信信号処理手段と、を有する受信局と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記送信歪補償係数記憶手段は、前記伝送路の複数の異なる地点までの波形歪を補償する複数の前記送信歪補償係数を記憶し、
    前記受信歪補償係数記憶手段は、前記地点から残りの前記伝送路での波形歪を補償する複数の前記受信歪補償係数を記憶していることを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 前記受信局は、前記受信信号処理手段によって歪補償された前記光信号の誤りを検出する誤り検出手段を有することを特徴とする請求項2記載の光伝送システム。
  4. 前記送信局および前記受信局の一方は、順次切替えた複数の前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数のそれぞれにおける前記誤り検出手段の誤り検出結果を記憶し、記憶した前記誤り検出結果に基づいて、前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数を固定する補償制御手段を有することを特徴とする請求項3記載の光伝送システム。
  5. 前記送信歪補償係数記憶手段および前記受信歪補償係数記憶手段は、前記光信号の異なる光パワーにおける複数の前記送信歪補償係数および前記受信歪補償係数を記憶していることを特徴とする請求項2記載の光伝送システム。
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