JP2016213729A - 光送信装置および光受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号光に周波数変調にて重畳される信号の伝送性能を向上する。【解決手段】光送信装置60に、光変調器607と、振幅制御回路610と、を備える。光変調器607は、光源606の出力光を、第1の信号の周波数を第2の信号に基づいて制御して得られる駆動信号によって変調する。振幅制御回路610は、制御信号に基づいて前記第2の信号の振幅を制御する。【選択図】図11

Description

本明細書に記載する技術は、光送信装置および光受信装置に関する。
光通信技術の1つに、主信号光に対して主信号とは異なる信号を周波数変調によって重畳する技術がある。例えば、光伝送システムの監視や制御に関わる信号が、主信号光に周波数変調によって重畳されることがある。
特開2013−9238号公報 特開2000−31900号公報
光伝送システムにおいて、主信号光が波長選択スイッチ(WSS)や光増幅器等の光部品を通過すると、光部品の特性に応じて主信号光にパワー変動(「振幅変調(AM)成分」と称してもよい。)が生じることがある。
主信号光のパワー変動は、主信号光に重畳されている信号(便宜的に「重畳信号」と称してよい。)の雑音成分になり得る。そのため、重畳信号の伝送性能が低下することがある。重畳信号の伝送性能は、重畳信号の受信特性(別言すると、受信品質)に関わる。
1つの側面では、本明細書の記載する技術の目的の1つは、重畳信号の伝送性能を向上することにある。
1つの側面において、光送信装置は、光変調器と、振幅制御回路と、を備えてよい。光変調器は、光源の出力光を、第1の信号の周波数を第2の信号に基づいて制御して得られる駆動信号によって変調してよい。振幅制御回路は、制御信号に基づいて前記第2の信号の振幅を制御してよい。
また、1つの側面において、光受信装置は、第1及び第2のフォトディテクタと、制御信号生成部と、を備えてよい。第1のフォトディテクタは、光送信装置が、第1の信号の周波数を第2の信号に基づいて制御した信号によって変調した信号光を、受信してよい。第2のフォトディテクタは、前記信号光を、光フィルタを介して受信してよい。制御信号生成部は、前記第1及び第2のフォトディテクタの出力信号に基づいて、前記光送信装置が前記第2の信号の振幅制御に用いる制御信号を、生成してよい。
1つの側面として、第2の信号の伝送性能を向上できる。
一実施形態に係る光伝送システムの構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、主信号光に波長パストレース信号を周波数変調にて重畳する例を説明するための図である。 主信号光に周波数変調にて重畳された波長パストレース信号の検出例を説明するための図である。 図1に例示した光分岐挿入装置(ROADM)に着目した構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、図4に例示した波長選択スイッチ(WSS)の透過特性と、周波数変調信号が重畳された主信号光スペクトラムとの関係(オフセットなし)の一例を示す図である。 (A)及び(B)は、図4に例示した波長選択スイッチ(WSS)の透過特性と、周波数変調信号が重畳された主信号光スペクトラムとの関係(オフセットあり)の一例を示す図である。 図4に例示した光増幅器の利得変動によって主信号光にパワー変動が生じる例を説明するための図である。 一実施形態に係る相殺振幅変調を適用した光伝送システムの構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、図8に例示した光伝送システムにおいて主信号光に生じるパワー変動の反転性を説明するための図である。 図8に例示した光伝送システムの動作例を示すフローチャートである。 図8に例示した重畳信号送信部の第1構成例を示すブロック図である。 図8に例示した重畳信号送信部の第1構成例を示すブロック図である。 図11及び図12に例示したパストレース信号生成回路が生成するパストレース信号の一例を示す図である。 図11及び図12に例示した重畳信号送信部の動作例を示すフローチャートである。 図8に例示した重畳信号送信部の第2構成例を示すブロック図である。 図8に例示した重畳信号送信部の第3構成例を示すブロック図である。 図8に例示した重畳信号検出部の第1構成例を示すブロック図である。 図17に例示した重畳信号検出部の動作例を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、図8に例示した重畳信号送信部においてパストレース信号の非送信期間にヘッドコードを送信してよいことを説明するための図である。 図8に例示した重畳信号検出部の第2構成例を示すブロック図である。 図20に例示した重畳信号検出部の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。また、以下に説明する各種の例示的態様は、適宜に組み合わせて実施しても構わない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る光伝送システムの構成例を示すブロック図である。「光伝送システム」は、「フォトニックネットワーク」と称してもよい。図1に示す光伝送システム1は、例示的に、WDM伝送装置2〜5、光分岐挿入装置(ROADM)6〜8、波長クロスコネクト(WXC)9、ネットワーク管理システム(NMS)10を備えてよい。
なお、「WDM」は、「Wavelength Division Multiplex」の略称である。「ROADM」は、「Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer」の略称である。「WXC」は、「Wavelength Cross Connect」の略称である。「WXC」は、フォトニッククロスコネクト(PXC:Photonic Cross Connect)と称されてもよい。
WDM伝送装置2〜5、ROADM6〜8、及び、波長クロスコネクト9は、いずれも、「光伝送装置」の一例である。「光伝送装置」は、「局」あるいは「ノード」と称されてもよい。また、NMS10は、「オペレーティングシステム(OPS)10」と称されてもよい。
WDM伝送装置2、3及び5は、それぞれ、光伝送路を介してROADM6、7及び8に接続されてよい。「光伝送路」は、光ファイバを用いた「光ファイバ伝送路」であってよい。
ROADM6、7及び8は、それぞれ、光伝送路を介して波長クロスコネクト9に接続されてよい。WDM伝送装置4は、光伝送路を介して波長クロスコネクト9に接続されてよい。なお、各光伝送路には、1又は複数の光増幅器(光アンプ)が適宜に設けられてよい。
WDM伝送装置2〜5は、複数の波長(「チャネル」と称してもよい。)の信号光を含むWDM信号光を出力光伝送路へ送信してよい。また、WDM伝送装置2〜5は、入力光伝送路からWDM信号光を受信してよい。
ROADM6〜8は、入力光伝送路から受信したWDM信号光に含まれるチャネルの中から指定されたチャネルを出力光伝送路へ通過させてよい。また、ROADM6〜8は、入力光伝送路から受信したWDM信号光に含まれるチャネルのいずれかの信号光を光受信器(Rx)に分岐してよい。信号光の「分岐」は、「ドロップ」と称してよく、ドロップされた信号光は、「ドロップ光」と称してよい。
ドロップ光は、光受信器にて復調されてクライアントネットワークへ送信されてよい。「クライアントネットワーク」は、「トリビュータリネットワーク」と称されてもよい。クライアントネットワークを伝送される信号は、クライアント信号と称してよい。
クライアントネットワークは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical Network)等の同期デジタルネットワークであってもよいし、イーサネット(登録商標)でもよい。
更に、ROADM6〜8は、光送信器(Tx)から受信した信号光を、出力光伝送路へ送信されるWDM信号光に挿入してよい。WDM信号光への信号光の「挿入」は、「アド」と称してよく、WDM信号光に「アド」される信号光は、「アド光」と称してよい。「アド光」は、例示的に、光送信器がクライアント信号にて送信光を変調した変調信号光であってよい。
波長クロスコネクト9は、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを備え、指定された光パスを実現するように、いずれかの入力ポートにて受信された信号光をいずれかの出力ポートに導く。なお、波長クロスコネクト9は、ROADM6〜8と同様に、信号光の分岐や挿入の機能(アド/ドロップ機能)を備えていてもよい。
NMS10は、光伝送システム1において、例えばオペレータから指示される光パスを設定する。例示的に、NMS10は、オペレータから指示される光パスを実現するように、WDM伝送装置2〜5、ROADM6〜8、及び、波長クロスコネクト9を制御してよい。
図1に示す例では、光伝送システム1には、光パス#1〜#4が設定されている。各光パスは、それぞれ点線で表されている。例示的に、光パス#1は、WDM伝送装置2からROADM6及び波長クロスコネクト9を介してWDM伝送装置4へ信号光を伝送できる。
光パス#2は、例示的に、WDM伝送装置2からROADM6を介して光受信器11へ信号光を伝送できる。光パス#3は、例示的に、WDM伝送装置3からROADM7を介して光受信器12へ信号光を伝送できる。
光パス#4は、光送信器13からROADM7、波長クロスコネクト9、及び、ROADM8を介してWDM伝送装置5へ信号光を伝送できる。なお、光パス#1〜#4の一部又は全部は、双方向に信号光が伝送可能であってよい。
上述したフォトニックネットワーク1によれば、例えば、いずれかのROADM6〜8にて、WDM信号光から所望の波長の信号光をドロップしてクライアントネットワークへ導き、また、任意の波長のクライアント信号をWDM信号光に挿入できる。また、波長クロスコネクト9は、受信したWDM信号光を電気信号に変換せずに、光のまま伝送ルートを波長単位に制御することができる。
ところで、ROADM6〜8や波長クロスコネクト9を用いたフォトニックネットワーク1では、異なる光パスに同じ波長(別言すると、同じ周波数グリッド)が設定されることがある。光パスの設定は、例示的に、NMS10によって実施されてよい。
例えば図1に示すように、NMS10は、光パス#1、#2、#3及び#4に対して、それぞれ、波長λ1、λ3、λ1及びλ1を割り当ててよい。これらの波長が手違いなく扱われてスイッチングあるいはルーティングされていることを例えばオペレータが確認したいことがある。
しかし、複数の光パスに対して同じ波長が割り当てられている場合、チャネルのスペクトラムをモニタするだけでは、個々の光パスを識別できない。例えば、波長クロスコネクト9において、同じ波長λ1が割り当てられた異なる光パス#1及び#4の光スペクトラムをモニタしても、光パス#1及び#4を識別できない。
そこで、NMS10は、各光パスに対して光パスを識別可能な情報を割り当ててよい。光パスを識別可能な情報は、「パス識別子(ID)」あるいは「ラベル」と称されてもよい。
光パスの送信元に該当する光伝送装置は、光パスへ送信する信号光に、パスIDを示す信号を重畳してよい。パスIDを示す信号は、「波長パストレース信号」あるいは単に「パストレース信号」と称してもよい。
「パストレース信号」は、光パスの導通性を確認するための信号の一例であると捉えてもよい。「パストレース信号」は、「重畳信号」と称してもよいし、主信号に対する「副信号」と称してもよい。
「重畳信号」あるいは「副信号」は、「監視(SV:Supervisory)信号」の一例である、と捉えてもよい。なお、信号光に重畳されてよい信号(又は情報)は、パストレース信号に限られない。主信号とは異なる何らかの制御信号や通知信号等が信号光に重畳されてよい。重畳信号は、例示的に、周波数変調(FSK:Frequency Shift Keying)方式にて信号光に重畳されてよい。
WDM伝送装置2は、光パス#1へ送信する波長λ1の信号光に「パスID=1」を表す信号をFSKによって重畳してよく、光パス#2へ送信する波長λ3の信号光に「パスID=2」を表す信号をFSKによって重畳してよい。
いずれかの光パスが経由する光伝送装置6〜9には、受信系に、受信した信号光に重畳されているパストレース信号を検出してパスIDを検出する重畳信号検出部14が備えられてよい。
重畳信号検出部14は、「パストレース信号検出部14」と言い換えてもよい。パストレース信号がFSK方式を用いて信号光に重畳される場合、パストレース信号検出部14は、FSK信号検出器の一例である、と捉えてもよい。
なお、パストレース信号検出部14は、光伝送装置6〜9の一部又は全部に備えられてもよいし、光伝送装置6〜9のいずれか1つに対して複数の重畳信号検出部14が備えられてもよい。
また、重畳信号検出部14は、光伝送装置6〜9に内蔵されていてもよいし、光伝送装置6〜9に着脱可能に接続されてもよい。パストレース信号検出部14は、WDM伝送装置2〜5に備えられても構わない。
図2(A)は、主信号に周波数変調(FSK)信号を重畳することが可能な光送信器21の一例を示すブロック図である。光送信器21は、図1に例示したWDM伝送装置2〜5のいずれかに備えられていてよい。また、光送信器21は、図1に例示した光送信器13に該当してよい。
図2(A)に例示するように、光送信器21は、電気信号である主信号を、パストレース信号に従ってFSKすることで、主信号に、パストレース信号をFSK信号として重畳できる。
パストレース信号は、主信号よりも低速なトーン信号やコード信号であってよい。例示的に、パストレース信号は、正弦波信号であってよい。
FSK信号の重畳によって、図2(B)に例示するように、光送信器2の出力光スペクトラムが、時間変化に応じて周波数軸方向に変動(「周波数シフト」と称してもよい。)する。
重畳信号検出部14において、周波数シフトの時間変動を検出することで、主信号に重畳されているパストレース信号を検出できる。
周波数シフトの時間変動は、後述するように、光フィルタを用いて周波数軸方向の変動を光パワーの変化に変換することで検出できる。
光パス毎に異なる周波数成分のパストレース信号を主信号に重畳することで、個々の光パスを同じ波長が割り当てられていても識別することが可能となる。
図3に、重畳信号検出部14の構成例を示す。図3に示す重畳信号検出部14は、例示的に、光フィルタ141と、PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)142と、パストレース信号識別回路143と、を備えてよい。
PD142は、光フィルタ141を通過して受光される光パワーに応じた光電流を出力する。
ここで、FSK信号が重畳されたWDM信号光を光フィルタ141に通してPD142で受光すると、PD142から出力される光電流に、重畳信号の周波数に応じたパワー変動が生じる。
例えば、光送信器21が送信するキャリア光の中心周波数を「f」で表し、2値のFSK信号の一方の値に「+Δf」を割り当て、2値の他方の値に「−Δf」を割り当てると仮定する。
この場合、FSK信号が重畳された主信号光スペクトラムは、中心周波数fを中心に周期的に「+Δf」と「−Δf」との間を周波数シフトする。周波数シフト量「Δf」は、キャリア光の周波数よりも十分に低くてよい。例えば、50GHzや100GHzの周波数グリッドにチャネルが配置されるWDM信号光に対して、「Δf」は、1MHz〜1GHz程度であってよい。
一方、重畳信号検出部14において、光フィルタ141は、図3に例示するように、その透過中心周波数が、キャリア光の中心周波数fからオフセットした周波数に設定されてよい。
また、光フィルタ141の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムを部分的に透過する帯域幅に設定されてよく、例示的に、主信号光スペクトラム全体の帯域幅の半分よりも狭い帯域幅に設定されてよい。
以上のフィルタ特性の設定によると、光フィルタ141を透過する光パワーに、主信号光スペクトラムが「+Δf」だけ周波数シフトした時と「−Δf」だけ周波数シフトした時とで相違が生じる。
したがって、PD142の出力光電流に、重畳信号の周波数に応じたパワーの変化が現われる。別言すると、周波数シフトの時間変化がパワー変化に変換される。
したがって、PD142の出力光電流には、重畳信号の周波数成分に応じた信号波形が含まれる。
WDM信号光に複数の重畳信号が重畳されていれば、PD142の出力光電流には、複数の重畳信号の周波数成分に応じた複数の信号波形が含まれ得る。
パストレース信号識別回路143は、PD142の出力光電流のパワー変動を識別することで、受信WDM信号光に重畳されている光パストレース信号を識別できる。
次に、図4に、ROADM30のアド機能及びドロップ機能に着目した構成例を示す。図4に例示するROADM30は、図1に例示したROADM6〜8のいずれかであってよい。
図4に例示するように、ROADM30は、ドロップ機能の一例として、光スプリッタ(SPL)31と、波長選択スイッチ(WSS)32と、を備えてよい。光スプリッタ31にて、受信WDM信号光が分岐されてWSS32に入力され、WSS32にて光受信器Rxに導く波長の信号光が選択される。
なお、光スプリッタ31の前段には、受信WDM信号光を増幅する光増幅器(光アンプ)33が適宜に設けられてよい。光増幅器33は、プリアンプ33又は受信アンプ33と言い換えてもよい。また、WSS32の後段にも、光アンプ34が適宜に設けられてよい。光アンプ34は、WSS32で選択された波長のドロップ光を増幅する。
また、ROADM30は、アド機能の一例として、光スプリッタ35とWSS36とを備えてよい。光送信器Txによって送信されたアド光が、光スプリッタ35を通じてWSS36に導かれ、WSS36にて、光スプリッタ31を通過したWDM信号光に含まれる波長と共に選択出力されることで、WDM信号光にアド光が挿入される。
なお、光スプリッタ35の前段には、アド光を増幅する光アンプ37が適宜に設けられてよい。また、WSS36の後段にも、光アンプ38が適宜に設けられてよい。光アンプ38は、ポストアンプ38又は送信アンプ38と言い換えてもよい。
上述のごとくROADM30のドロップ機能やアド機能に、WSS(32又は36)が用いられると、WSSが有する透過特性(「WSS透過特性」と称してよい。)によって、主信号光にパワー変動が生じることがある。
例えば、主信号光に2値のFSK信号が重畳されている場合、主信号光には、パターン#1と、パターン#2と、の2つのパターンの周波数成分が含まれる。
ここで、図5(A)に例示するように、WSS透過特性の中心周波数と、FSK信号が重畳された主信号光の中心周波数と、の間にオフセットが無いと仮定する。
この場合、図5(A)において実線及び点線で示すように、主信号光スペクトラムが重畳信号の周波数成分に応じて周波数軸方向に変動しても、当該変動は、WSS透過特性の中心周波数を中心とした対象な変動になる。
そのため、重畳信号の2値のパターン#1とパターン#2とで、WSSを透過する主信号光のパワー(便宜的に「WSS透過光パワー」と称してよい。)は変化しないか、変化しても無視できるレベルである。
例えば、図5(B)において、実線斜線で示す領域の面積S1が、例えば、パターン#1に対応するWSS透過光パワーに相当し、点線斜線で示す領域の面積S2が、他方のパターン#2に対応するWSS透過光パワーに相当する。
面積S1と面積S2とは、主信号光スペクトラムが重畳信号の周波数成分に応じて周波数軸方向に変動しても、WSS透過特性の中心周波数を中心とした対象な変動であるため、変わらない。したがって、パターン#1とパターン#2とで、WSS透過光パワーに実質的な変化は無い。
これに対して、図6(A)に例示するように、WSS透過特性の中心周波数と、FSK信号が重畳された主信号光の中心周波数と、の間にオフセットが有ると、図6(B)に例示するように、面積S1と面積S2とに相違が生じる。
したがって、パターン#1とパターン#2とでWSS透過光パワーに変動が生じる。その結果、主信号光にパワー変動が生じる。主信号光のパワー変動が生じることは、別言すると、主信号光に振幅変調(AM)成分が現われることを意味する。主信号光のパワー変動(AM成分)は、重畳信号に対する雑音(ノイズ)になる。
また、主信号光のパワー変動は、例示的に、光伝送路に設けられた光増幅器において相互利得変調に起因した利得変動が生じることでも生じ得る。
例えば図7に示すように、光増幅器50の入力光パワーに変動(ΣΔP)が生じると、当該パワー変動に応じて光増幅器50に利得変動(ΔG)が発生する。当該利得変動に応じて主信号光にパワー変動が生じ、当該パワー変動が、重畳信号に対するノイズになる。
そこで、以下に説明する実施形態では、主信号光に生じたパワー変動(AM成分)を受信側で検出して、検出したパワー変動が相殺又は低減されるように、送信側で主信号光に重畳されるFSK信号の振幅を制御する。当該振幅の制御は、便宜的に、「相殺振幅変調」と称してもよい。
図8に、「相殺振幅変調」を適用した光伝送システム1の構成例を示す。図8に示す光伝送システム1は、例示的に、WDM光伝送システムであってよく、複数のノード30と、光増幅器50と、重畳信号送信部60と、重畳信号検出部70と、制御信号送信部80と、制御信号受信部90と、を備えてよい。
ノード30のそれぞれは、既述のNMS10によって集中的に管理、制御されてよい。重畳信号送信部60は、光送信器又は光送信装置の一例であると捉えてよい。重畳信号検出部70は、光受信器又は光受信装置の一例であると捉えてよい。重畳信号検出部70は、図1に例示した重畳信号検出部14のいずれかに相当してよい。
ノード30間は、光伝送路40によって接続されてよい。いずれかのノード30の光伝送路40に、1又は複数の光増幅器50が備えられてよい。光伝送路40へ送信されるWDM信号光は、波長多重部20によって生成されてよい。
波長多重部20にて波長多重される主信号光に、パストレース信号が重畳信号送信部60にてFSKによって重畳されてよい。なお、波長多重部20は、WDM信号光の送信元であるノード30に含まれてよい。WDM信号光の送信元であるノード30は、便宜的に、「送信ノード30」と称してよい。
送信ノード30に、重畳信号送信部60及び制御信号受信部90が備えられてよい。一方、重畳信号検出部70及び制御信号送信部80は、受信ノード30に備えられてよい。受信ノード30は、WDM信号光に含まれる波長のいずれかを受信するノード30に相当する。
ノード30のそれぞれは、図4に例示した構成を有していてよい。図8には、便宜的に、図4に例示したアド機能を成すWSS36が図示されている。WSS36は、ノード30内において、主信号光が伝送される光経路に設けられたWSSの一例である。
重畳信号送信部60は、例示的に、パストレース信号をFSK方式によって主信号光に重畳してよい。また、重畳信号送信部60は、例示的に、主信号に重畳するパストレース信号の振幅を制御してよい。
当該振幅の制御は、例示的に、重畳信号検出部70において検出される、主信号光のパワー変動が相殺又は低減されるように実施されてよい。主信号光のパワー変動は、既述のように、主信号光が1又は複数のWSS36や光増幅器50を通過することによって生じ得る。
主信号光のパワー変動が相殺又は低減されるように、重畳信号送信部60で主信号光に重畳されるパストレース信号の振幅が、制御信号によって制御されてよい。当該制御は、「フィードバック制御」と称してもよい。
制御信号は、例示的に、制御信号送信部80にて生成されて制御信号受信部90へ送信(フィードバック)されてよい。制御信号には、重畳信号検出部70で検出された情報、あるいは、検出された情報を基に生成された情報が含まれてよい。当該情報は、「フィードバック情報」と称してもよい。制御信号(フィードバック情報)の一例については後述する。
制御信号送信部80から制御信号受信部90へ制御信号が伝送される通信路は、光学的な通信路でもよいし電気的な通信路でもよい。例示的に、重畳信号検出部70が備えられたノード30から重畳信号送信部60が備えられたノード30に向かう方向に光を伝送する光伝送路であってよい。
例えば、制御信号送信部80は、当該光伝送路へ光を送信する光送信器であってよく、制御信号受信部90は、当該光伝送路から光を受信する光受信器であってよい。
制御信号送信部80としての光送信器は、重畳信号送信部60と同様に、主信号光に制御信号をFSKにて重畳してよい。制御信号受信部90としての光受信器は、重畳信号検出部70と同様に、主信号光にFSKにて重畳された制御信号を検出してよい。
また、制御信号が伝送される通信路は、NMS10を経由する通信路であってもよい。例えば、制御信号送信部80は、NMS10宛に制御信号を送信してよい。制御信号受信部90は、NMS10から制御信号を受信してよい。
次に、図9(A)及び図9(B)を参照して、主信号光に生じ得るパワー変動の反転性について説明する。
図9(A)は、例示的に、WSS透過帯域の中心周波数が、主信号光スペクトラムの中心周波数に対して高周波数側にオフセットしている場合に、主信号光に生じるパワー変動の一例を示す。
図9(A)の左側に例示するように、WSS透過帯域の中心周波数が高周波数側にオフセットした状態で、主信号光スペクトラムがFSKの重畳信号に応じて周波数軸方向に変動すると、図9(A)の右側に例示するようなパワー変動(ΔP)が主信号光に生じる。
例えば、或るタイミングt1において主信号光スペクトラムが高周波数側に「+Δf」だけシフトすると、当該シフトに応じてWSS透過帯域を透過する光パワーが増加する。
一方、その後のタイミングt2(t2>t1)において、主信号光スペクトラムが低周波数側に「−Δf」だけシフトすると、当該シフトに応じてWSS透過帯域を透過する光パワーが減少する。このような主信号光パワーの「増加」及び「減少」をそれぞれ「1」及び「0」で表すと、図9(A)の右側に例示するように、FSKの重畳信号に応じたパワー変動が主信号光に現われる。
これに対し、図9(B)は、図9(A)の場合とは逆に、WSS透過帯域の中心周波数が、主信号光スペクトラムの中心周波数に対して低周波数側にオフセットしている場合に、主信号光に生じるパワー変動の一例を示す。
図9(B)の左側に例示するように、WSS透過帯域の中心周波数が低周波数側にオフセットした状態で、主信号光スペクトラムがFSKの重畳信号に応じて周波数軸方向に変動すると、図9(B)の右側に例示するようなパワー変動が主信号光に生じる。
例えば、或るタイミングt1において主信号光スペクトラムが高周波数側に「+Δf」だけシフトすると、図9(A)の場合とは逆に、当該シフトに応じてWSS透過帯域を透過する光パワーが減少する。
一方、その後のタイミングt2において、主信号光スペクトラムが低周波数側に「−Δf」だけシフトすると、図9(A)の場合とは逆に、当該シフトに応じてWSS透過帯域を透過する光パワーが増加する。
つまり、図9(A)及び図9(B)の比較から容易に理解できるように、WSS透過帯域の中心周波数の、主信号光スペクトラムの中心周波数に対するオフセット方向が逆方向になると、主信号光に現われるパワー変動が反転する。
したがって、主信号光のパワー変動がFSKの重畳信号に対して「反転」しているか、あるいは「非反転」であるかを検出することで、WSS透過帯域の中心周波数のオフセット方向を検出できる。例示的に、「非反転」を「正(+)」で示し、「反転」を「負(−)」で示してよい。
「非反転」及び「反転」を示す符号(「論理値」と称してもよい。)が、制御信号送信部80から制御信号受信部90へ送信される制御信号に含められてよい。また、論理値と共に、主信号光のパワー変動量(ΔP)を示す情報が、制御信号に含められてよい。パワー変動量を示す情報は、例示的に、主信号光の平均パワー(Pave)に対するパワー変動量(ΔP)の比(ΔP/Pave)で表されてよい。
制御信号受信部90は、制御信号送信部80から、上述した論理値と、パワー変動量を示す情報と、を含む制御信号を受信すると、当該制御信号を重畳信号送信部60に与える。
重畳信号送信部60は、受信した制御信号に基づいて、重畳信号検出部70にて検出されているパワー変動量が相殺又は低減されるように、主信号光にFSKで重畳するパストレース信号の波形を制御する。
パストレース信号の波形制御は、例示的に、パストレース信号の振幅の制御であってよい。振幅の制御には、上述した論理値に応じて振幅の正負を反転する制御が含まれてよい。
主信号光にFSKにて重畳されるパストレース信号の振幅が制御されることで、結果的に、主信号光の周波数と振幅とが制御される。
したがって、重畳信号送信部60は、重畳信号検出部70にて検出されているパワー変動量が相殺又は低減されるように、送信する主信号光の周波数(又は位相)と振幅とを制御する、と捉えてよい。
例えば、オフセット方向を示す論理値が負(「反転」)であれば、パストレース信号の位相が反転され、且つ、主信号光のパワー変動量が相殺又は低減されるようにパストレース信号の振幅が制御される。
オフセット方向を示す論理値が正(「非反転」)であれば、パストレース信号の波形(位相)は反転されずに、主信号光のパワー変動量が相殺又は低減されるようにパストレース信号の振幅が制御される。
このように、重畳信号送信部60は、パストレース信号に基づく周波数変調と、パストレース信号と制御信号とに基づく相殺振幅変調と、を、送信する主信号光に対して施す。
なお、制御信号は、主信号光のパワー変動量が閾値を超えている場合に限って、制御信号送信部80から制御信号受信部90へ送信される設定にしてもよい。
図10に、図8に例示したWDM光伝送システム1の動作例をフローチャートにて示す。
図10に例示するように、重畳信号送信部60は、パストレース信号を生成する(処理P11)。重畳信号送信部60は、制御信号受信部90から制御信号が受信されていなければ(処理P12でNoの場合)、パストレース信号を主信号光に重畳して送信してよい(処理P15)。
制御信号受信部90から制御信号が受信されていれば(処理P12でYesの場合)、重畳信号送信部60は、当該制御信号に基づいて、既述のとおり、パストレース信号の位相の反転又は非反転と、振幅と、を制御する(処理P13及びP14)。
このように制御信号に応じて位相の反転又は非反転と振幅とが制御されたパストレース信号が、主信号光に重畳されて送信される(処理P15)。これにより、パストレース信号が重畳された主信号光のパワー変動が相殺又は低減される。
処理P16で重畳信号検出部70によって、主信号光のパワー変動量が閾値以下である(No)と判定されるまで、重畳信号送信部60において、主信号光に重畳されるパストレース信号の位相と振幅とが制御される。別言すると、制御信号に基づく「相殺振幅変調」が実施される。
重畳信号検出部70では、受信した主信号光のパワー変動量(AM成分)を検出し、当該パワー変動量が閾値を超えているか否かを判定する(処理P16)。
主信号光のパワー変動量が閾値を超えていれば(処理P16でYesの場合)、重畳信号検出部70は、既述の「非反転」又は「反転」を示す論理値を判定する(処理P17)。判定した論理値は、例示的に、パワー変動量と共に、制御信号送信部80に与えられる。
制御信号送信部80は、論理値とパワー変動量を示す情報とを含む制御信号を生成して、制御信号受信部90へ送信(フィードバック)する(処理P18)。制御信号受信部90は、制御信号送信部80から受信した制御信号を、重畳信号送信部60に与える。
重畳信号送信部60は、制御信号が受信されなくなるまで(処理P12でNoと判定されるまで)、「相殺振幅変調」を実施して主信号光を送信する(処理P13〜P15)。
主信号光のパワー変動量が閾値以下に収束すれば(処理P16でNoの場合)、制御信号に基づく「相殺振幅変調」のフィードバック制御が終了する。
なお、パストレース信号は、常に送信されている必要は無く、送信されない期間があってよい。パストレース信号の非送信期間では、後述するように、特定のパターンやコードを有するプローブ信号が主信号光に重畳されてよい。
あるいは、主信号光の送信に先行して、プローブ信号によって送信光が変調されたプローブ信号光が単独で、重畳信号送信部60から送信されてもよい。主信号光の送信に先行してプローブ信号光が送信される期間も、パストレース信号の非送信期間の一例である。
プローブ信号は、後述するように、重畳信号検出部70において、既述の「非反転」及び「反転」を示す論理値の判定(「検出」と称してもよい。)に用いられてよい。
(重畳信号送信部60の第1構成例)
図11及び図12に、上述した重畳信号送信部60の構成例を示す。図11に示すように、重畳信号送信部60は、例示的に、マッパ601、位相回転回路602、及び、加算器603、デジタル−アナログ変換機(DAC)604、ドライバ605、光源606、及び、光変調器607を備えてよい。また、重畳信号送信部60は、パストレース信号生成回路608、周波数制御回路609、及び、振幅制御回路610を備えてよい。
マッパ601は、送信する主信号データ(例示的に、バイナリデータ)を変調方式に応じた送信シンボルにマッピングする。
送信シンボルは、複素平面において同相(I)成分及び直交(Q)成分により表象される。変調方式は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)でもよいし、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)でもよい。
位相回転回路602は、例示的に、周波数制御回路609の制御に応じて送信シンボルの位相を回転する。位相回転(別言すると、周波数)がパストレース信号に応じて制御されることで、送信シンボルがパストレース信号に応じて周波数変調される。
主信号データは、第1の信号の一例であり、パストレース信号は、第2の信号の一例であり、上述のごとく、第1の信号の周波数が、周波数制御回路609及び位相回転回路602によって、第2の信号に基づいて制御される。
加算器603は、位相回転された送信シンボルの振幅値に振幅制御回路610からの振幅制御値を加算することで、送信シンボルの振幅を制御する。別言すると、振幅制御回路610によって送信シンボルが振幅変調される。
DAC604は、送信デジタル信号の一例である送信シンボルをアナログ信号に変換する。
ドライバ605は、DAC604の出力アナログ信号を基に光変調器607を駆動するのに適切な駆動信号を生成する。ドライバ605は、例えば、DAC60の出力アナログ信号を適切な駆動電圧に増幅する電気増幅器であってよい。
光源606は、送信光を出力する。光源606には、半導体レーザダイオード(LD)を適用してよい。LDの発光波長は、固定でもよいし可変でもよい。発光波長が可変のLDは、「チューナブルLD」と称してよい。
光変調器607は、ドライバ605から与えられる駆動信号に応じて、光源606の出力光を変調する。
パストレース信号生成回路608は、パストレース信号m(t)を生成する(図14の処理P21)。パストレース信号m(t)は、例示的に、図13に示すように、時間(t)の変化に応じて「+1」及び「−1」のいずれかをとるコード信号であってよい。別言すると、m(t)は、時間変化に応じて「−1〜+1」の範囲の値をとる時間関数である。
なお、パストレース信号生成回路608は、パストレース信号に限らず、その他の特定のパターンやコードに応じた波形を有する信号を生成可能であってよい(以下、同様)。そのため、パストレース信号生成回路608は、波形生成器608と称してもよい。
特定のパターンやコードに応じた波形を有する信号は、プローブ信号であってよい。パストレース信号生成回路608が、パストレース信号及び他の特定の波形を有する信号のいずれを生成するかは、例示的に、NMS10によって制御されてよい。
周波数制御回路609は、位相回転回路602での位相回転をパストレース信号m(t)に応じて制御する。例えば図12に示すように、周波数制御回路609は、exp(2πjΔf(t)・m(t))で表される位相回転量を送信シンボルに与える。なお、Δf(t)は、主信号光にFSKにて重畳されるパストレース信号の最大周波数偏移(Maximum frequency deviation)を表す。
振幅制御回路610は、制御信号受信部90から与えられる制御信号に応じた振幅制御値を加算器603に与えることで、送信シンボルの振幅を制御する。例えば図12に示すように、振幅制御回路610は、「1±I・m(t)」で表される振幅制御値を送信シンボルに与える。
「I」は、「±2I=±ΔP/Pave」を満たす振幅値を表し、例示的に、「ΔP/Pave」の符号(正負)が「非反転」(+1)か「反転」(−1)かを示す論理値に相当する。したがって、振幅制御回路610は、制御信号に応じて、パストレース信号m(t)の「非反転」及び「反転」と、振幅値と、を制御する。
なお、図12では、乗算器603Aによって、位相回転量「exp(2πjΔf(t)・m(t))」と、振幅制御値「1±I・m(t)」と、が送信シンボルに乗じられている。図12の構成例は、送信シンボルの位相及び振幅の制御が、加算器603に代替して、1つの乗算器603Aによって等価的に実現されてよいことを示す。
送信シンボルに位相回転量「exp(2πjΔf(t)・m(t))」が乗じられることで、主信号である送信シンボルにパストレース信号が重畳される(図14の処理P22及びP25)。また、送信シンボルに「非反転」又は「反転」に応じた振幅制御値「1±I・m(t)」が乗じられることで、送信シンボルの位相の「反転」の有無と振幅とが制御される(図14の処理P23〜P25)。
なお、光変調器607は、パストレース信号m(t)に代えて、プローブ信号によって駆動されてもよい。例えば、パストレース信号m(t)の非送信期間に、光変調器607をプローブ信号によって駆動することで、プローブ信号を主信号光に重畳して(あるいは、プローブ信号光単独で)送信することが可能である。
パストレース信号の位相と振幅とが、それぞれ、位相回転回路602と振幅制御回路610とで制御されるから、重畳信号送信部60において、波形生成器608は1台備えられていれば足りる。
また、このように位相と振幅とを制御されたパストレース信号が、光変調器607の駆動信号に用いられるから、1台の光変調器607にて、主信号光に対するパストレース信号の重畳と、相殺振幅変調と、を実施できる。
したがって、重畳信号送信部60の規模やコストの低減化を図ることができる。
(重畳信号送信部60の第2構成例)
図15は、上述した重畳信号送信部60の第2構成例を示すブロック図である。図15に示す重畳信号送信部60は、例示的に、パストレース信号生成回路608、FSK光源611、光変調器612、DSP(Digital Signal Processor)613、DAC614、加算器615、及び、DAC616を備えてよい。
図15の第2構成例では、パストレース信号生成回路608で生成されたパストレース信号をDAC614でアナログ信号に変換した信号にてFSK光源611が駆動される。これにより、FSK光源611の出力光が、パストレース信号に従ってダイレクトに周波数変調される。
FSK光源611から出力された周波数変調光は、光変調器612に入力される。光変調器612には、主信号データをDAC616でアナログ信号に変換した信号が駆動信号として与えられる。
したがって、光変調器612は、周波数変調光を、主信号データに応じた駆動信号によって更に変調する。これにより、光変調器612から、パストレース信号がFSKによって重畳された主信号光が出力される。
「相殺振幅変調」は、例示的に、DSP613及び加算器615によって実施されてよい。例えば、制御信号受信部90で受信された制御信号に従って、DSP613が、パストレース信号の振幅制御値を生成する。
生成された振幅制御値は、加算器615にて、光変調器612の駆動信号に用いられる主信号データに加算される。振幅制御値が加算された駆動信号にて光変調器612が駆動されることで、パストレース信号と制御信号とに基づく「相殺振幅変調」が光変調器612によって実施される。
このように、相殺振幅変調は、DSP613によるデジタル信号処理を用いて実施することもできる。
(重畳信号送信部60の第3構成例)
図16は、上述した重畳信号送信部60の第3構成例を示すブロック図である。図16に示す重畳信号送信部60は、例示的に、パストレース信号生成回路608、FSK光源611、光変調器612、振幅変調器617、及び、利得・位相可変増幅回路618を備えてよい。
利得・位相可変増幅器618は、入力信号(例えば、パストレース信号)の増幅利得と位相とを制御信号に応じて調整可能な増幅回路の一例である。
図16の第3構成例では、「相殺振幅変調」が、例示的に、振幅変調器617、及び、利得・位相可変増幅回路618によって実施される。
例えば、制御信号受信部90で受信された制御信号に含まれる、パワー変動量を示す情報に従って、利得・位相可変増幅回路618の利得が制御されて、パストレース信号の振幅が制御される。
また、制御信号受信部90で受信された制御信号に含まれる、「反転」か「非反転」かを示す論理値に従って、利得・位相可変増幅回路618の出力位相の反転及び非反転が制御されて、パストレース信号波形の反転及び非反転が制御される。
利得・位相可変増幅回路618の出力信号を駆動信号に用いて振幅変調器617が駆動されることで、光変調器612の出力光が更に変調される。光変調器612は、図15の第2構成例と同様に、パストレース信号にて駆動されたFSK光源611の出力光である周波数変調光を、主信号データに応じた駆動信号にて更に変調する。
したがって、振幅変調器617は、光変調器612から出力される、パストレース信号が重畳された主信号光に対して、利得・位相可変増幅回路618によってパストレース信号の波形を制御した信号を駆動信号に用いて「相殺振幅変調」を施す。
(重畳信号検出部70の第1構成例)
図17は、上述した重畳信号検出部70の第1構成例を示すブロック図である。図17に示す重畳信号検出部70は、例示的に、1×2光カプラ701、波長可変フィルタ702、PD703及び704、ミキサ705、論理値判定部706、パワー変動量測定部707、及び、制御信号生成部708を備えてよい。「PD」は、フォトディテクタ又はフォトダイオードの略称である。
1×2光カプラ701は、WSS36を透過した主信号光を2分岐して2つの出力ポート#1及び#2に分岐光を出力する。
第1出力ポート#1から出力された光は一方の第1のPD703に導かれ、第2出力ポート#2から出力された光は波長可変フィルタ702に導かれる。
第1のPD703は、1×2光カプラ701の第1出力ポート#1から出力された光を受光し、その受光パワーに応じた振幅を有する電気信号を出力する(図18の処理P31)。
第1のPD703は、主信号光を、波長可変フィルタ702を介さずに(別言すると、バイパスして)受信する。
第1のPD703から出力される電気信号には、主信号光がWSS36や光増幅器50を通過することで生じたパワー変動成分(AM成分)が現われる。
波長可変フィルタ702は、1×2光カプラ701の第2出力ポート#2から出力された光を部分的にフィルタリングする。
波長可変フィルタ702は、図3に例示した光フィルタ141に相当してよく、光フィルタ141と同様に透過中心周波数及び透過帯域幅が設定されてよい。
例えば、波長可変フィルタ702の透過中心周波数は、キャリア光の中心周波数fからずれた周波数に設定されてよい。また、波長可変フィルタ702の透過帯域幅は、主信号光スペクトラムの帯域幅の半分よりも狭い帯域幅に設定されてよい。
このようなフィルタ設定によって、図3にて既述のとおり、受信した主信号光のスペクトラムを、当該主信号光にFSKで重畳されているパストレース信号に応じた光パワー変動に変換できる。波長可変フィルタ702を透過した光は、第2のPD704に導かれる。
なお、波長可変フィルタ702は、光フィルタの一例である。波長可変フィルタ702の透過中心周波数を可変(「スイープ」と称してもよい。)することで、WDM信号光に含まれる波長単位にパストレース信号の検出を行なうことができる。
第2のPD704は、波長可変フィルタ702を透過した光を受光し、その受光パワーに応じた振幅を有する電気信号を出力する(図18の処理P31)。
別言すると、第2のPD704は、主信号光を、波長可変フィルタ702を介して受信し、受信した光のパワーに応じた信号を出力する。第2のPD704から出力される電気信号は、パストレース信号の振幅成分を含む信号である。
なお、1×2光カプラ701の第1出力ポート#1からPD703に至る光経路には、可変光減衰器(VOA)709が適宜に設けられてよい。VOA709によって、第1のPD703への入力光レベルが調整されてよい。
また、波長可変フィルタ702から第2のPD704に至る光経路にも、VOA710が適宜に設けられてよい。VOA710によって、第2のPD704への入力光レベルが調整されてよい。
VOA709及び710の減衰量(「VOAロス」と称してもよい。)は、PD703及びPD704への入力光レベルが、PD703及び704の受信可能レンジに収まるように制御されてよい。
VOAロスは、重畳信号検出部17に内蔵された制御部、あるいは、当該重畳信号検出部17が備えられたノード30に内蔵された制御部によって制御されてもよいし、NMS10によって制御されてもよい。なお、図17において制御部の図示は省略している。
ミキサ705は、各PD703及び704の出力電気信号をミキシングする。ミキシングは、乗算であってよい。
パワー変動量測定部707は、第1のPD703の出力電気信号のパワー変動量を測定する(図18の処理P32)。第1のPD703の出力電気信号のパワー変動量は、主信号光のパワー変動量を示す。したがって、パワー変動測定部707は、第1のPD703の出力信号に基づいて信号光のパワー変動量を検出する第1検出回路の一例である、と捉えてよい。
論理値判定部706は、ミキサ703の出力電気信号を基に、図9(A)及び図9(B)にて既述のとおり、主信号光のAM成分がFSKで重畳されているパストレース信号の振幅成分に対して「反転」又は「非反転」であるかを判定する(図18の処理P32)。
論理値判定部706は、PD703及び704の出力信号に基づいて、主信号光のパワー変動に対してパストレース信号が反転しているか非反転であるかを示す符号を検出する第2検出回路の一例である、と捉えてよい。
制御信号生成部708は、論理値判定部706で判定された論理値と、パワー変動量測定部707で測定されたパワー変動量を示す情報と、を含む制御信号を生成する。生成された制御信号は、制御信号送信部80に出力されて、制御信号送信部80から制御信号受信部90へ送信(フィードバック)される(図18の処理P33)。
論理値判定部706、パワー変動量測定部707及び制御信号生成部708によって、重畳信号送信部60がパストレース信号の振幅制御に用いる制御信号を、確実に生成することができる。
(重畳信号検出部70の第2構成例)
既述のように、パストレース信号の非送信期間が存在する場合、当該期間において、プローブ信号を重畳した主信号光、あるいは、プローブ信号によって送信光を変調したプローブ信号光が単独で重畳信号送信部60から送信されてよい。
例えば、図19(A)に示すように、パストレース信号が送信されない期間T1,T2及びT3が存在する場合、図19(B)に示すように、当該期間T1,T2及びT3のいずれかにおいて、プローブ信号が送信されてよい。
プローブ信号には、特定のパターンやコードを用いてよい。例えば、8ビットの補数で「反転」及び「非反転」を表せるコードをプローブ信号に用いてよい。主信号光の送信に先行して送信されるプローブ信号のコードは、「ヘッドコード」と称してもよい。
例示的に、「00111100」のヘッドコードで「非反転」を示し、その補数であるヘッドコード「11000011」で「反転」を示してよい。また、8ビットの全てが0(又は1)のヘッドコードで「非反転」を示し、その補数である全ビットが1(又は0)のヘッドコードで「反転」を示してよい。
このようなプローブ信号を重畳信号送信部60から送信する場合、論理値判定部706は、第1のPD703の出力信号を用いなくても、第2のPD704の出力信号に基づいて、論理値を判定することが可能である。
そのため、重畳信号検出部70は、例えば図20に示す第2構成例を有してよい。図20に例示する重畳信号検出部70は、図17の第1構成例に比して、1×2光カプラ701が、1×2光スイッチ711に代替され、かつ、論理値判定部706及びパワー変動量測定部707が検出部712に代替されている点が異なる。また、第2構成例は、第1構成例に比して、ミキサ705が不要であり、かつ、データ分析部713が追加されている点が異なる。
1×2光スイッチ711は、WSS36を透過した主信号光を2つの出力ポート#1及び#2のいずれか一方に選択的に出力する。当該選択出力は、例示的に、NMS10によって制御されてよい。
例えば、パストレース信号の非送信期間(プローブ信号の送信期間)には、受信した主信号光の出力先に出力ポート#1が選択され、パストレース信号の送信期間には、受信した主信号光の出力先に出力ポート#2が選択される(図21の処理P41)。
パストレース信号の送信期間には、PD704での受光パワーに応じた振幅を有する電気信号を基に、検出部712において、パストレース信号が検出される。パストレース信号の非送信期間には、PD703での受光パワーに応じた振幅を有する電気信号を基に、パワー変動量とプローブ信号と、が検出される。
このように、検出部712は、1×2光スイッチ711の出力ポート切り替えに応じて、パストレース信号の検出と、パワー変動量及びプローブ信号の検出と、を時分割に実施する(図21の処理P42)。
データ分析部713は、検出部712にて時分割に検出されたデータを記憶部(図示省略)に一時的に記憶しながら分析して、主信号光のパワー変動量を示す情報と、プローブ信号が示す論理値と、を分析結果として生成する。
分析結果は、制御信号生成部708に与えられる。制御信号生成部708は、分析結果を含む制御信号を生成する。生成された制御信号は、制御信号送信部80に出力されて、制御信号送信部80から制御信号受信部90へ送信(フィードバック)される(図21の処理P43)。
以上のように、重畳信号検出部70は、主信号光がWSS36や光増幅器50等の光部品を透過することで当該光部品の特性に応じて発生したパワー変動を検出する。そして、重畳信号送信部60は、その検出結果を基に、FSKにて主信号光に重畳される信号の振幅を、受信側で検出されているパワー変動が相殺又は抑制される振幅に制御する。
したがって、FSKにて主信号光に重畳される信号(例示的に、パストレース信号)の伝送性能を向上することができ、重畳信号の受信特性を改善できる。
重畳信号の受信特性を改善できることで、例えば、主信号光が複数のノード30を伝送されて多段にWSS36や光増幅器50を通過する場合であっても、重畳信号の伝送可能距離を拡大できる。
重畳信号の伝送可能距離を拡大できることで、重畳信号の伝送可能距離によって主信号光の伝送距離が制約されることを回避あるいは抑制できる。
1 光伝送システム
2〜5 WDM伝送装置
6〜8,30 光分岐挿入装置(ROADM)
9 波長クロスコネクト(WXC)
10 ネットワーク管理システム(NMS)
11,12 光受信器
13 光送信器
14 重畳信号検出部
141 光フィルタ
142 PD(フォトディテクタ又はフォトダイオード)
143 パストレース信号識別回路
20 波長多重部
31,35 光スプリッタ(SPL)
32,36 波長選択スイッチ(WSS)
33,34,37,38,50 光増幅器(光アンプ)
40 光伝送路
60 重畳信号送信部
601 マッパ
602 位相回転回路
603,615 加算器
603A 乗算器
604,614,616 デジタル−アナログ変換機(DAC)
605 ドライバ
606 光源
607,光変調器 光変調器
608 パストレース信号生成回路
609 周波数制御回路
610 振幅制御回路
611 FSK光源
613 DSP
617 振幅変調器
618 利得・位相可変増幅器
70 重畳信号検出部
701 1×2光カプラ
702 波長可変フィルタ
703,704 PD
705 ミキサ
706 論理値判定部
707 パワー変動量測定部
708 制御信号生成部
709,710 可変光減衰器(VOA)
710 1×2光スイッチ
711 検出部
712 データ分析部
80 制御信号送信部
90 制御信号受信部

Claims (8)

  1. 光源の出力光を、第1の信号の周波数を第2の信号に基づいて制御して得られる駆動信号によって変調する光変調器と、
    制御信号に基づいて前記第2の信号の振幅を制御する振幅制御回路と、
    を備えた、光送信装置。
  2. 前記制御信号は、前記信号光を受信した光受信装置において検出された、前記信号光のパワー変動を示す情報を含み、
    前記振幅制御回路は、前記パワー変動を示す情報を基に前記パワー変動が相殺又は抑制される振幅に、前記第1の信号の振幅を制御する、請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記パワー変動を示す情報は、前記信号光のパワー変動に対して前記第2の信号が反転しているか非反転であるかを示す符号を含み、
    前記振幅制御回路は、前記符号に応じて前記第2の信号の波形を反転又は非反転する、請求項2に記載の光送信装置。
  4. 前記第1の信号は、主信号であり、
    前記第2の信号は、前記周波数の制御によって前記主信号に周波数変調成分として重畳されるパストレース信号である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光送信装置。
  5. 光送信装置が、第1の信号(主信号)の周波数を第2の信号に基づいて制御した信号によって変調した信号光を、受信する第1のフォトディテクタと、
    前記信号光を、光フィルタを介して受信する第2のフォトディテクタと、
    前記第1及び第2のフォトディテクタの出力信号に基づいて、前記光送信装置が前記第2の信号の振幅制御に用いる制御信号を、生成する制御信号生成部と、
    を備えた、光受信装置。
  6. 前記光フィルタは、
    前記信号光の中心周波数からオフセットした周波数を前記光フィルタの透過中心周波数に有し、かつ、前記信号光を部分的に透過する透過帯域幅を有する、請求項5に記載の光受信装置。
  7. 前記第1のフォトディテクタの出力信号に基づいて前記信号光のパワー変動量を検出する第1検出回路と、
    前記第1及び第2のフォトディテクタの出力信号に基づいて、前記パワー変動に対して前記第2の信号が反転しているか非反転であるかを示す符号を検出する第2検出回路と、を備え、
    前記制御信号生成部は、
    前記第1及び第2検出回路の検出結果を前記制御信号に含める、請求項5又は6に記載の光受信装置。
  8. 前記第1の信号は、主信号であり、
    前記第2の信号は、前記周波数の制御によって前記主信号に周波数変調成分として重畳されるパストレース信号である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の光受信装置。
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