JP2009238731A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯回路の小型化・コスト低減を実現する放電灯点灯回路を提供する。
【解決手段】この発明は、放電灯3へ交流電力を供給する放電灯点灯回路であり、電源1の直流電圧を受け昇圧する第1及び第2のコンバータCON1,CON2と、第1及び第2のコンバータCON1,CON2を交互に第1の周波数で駆動動作させ、駆動動作しない側は停止動作させる事により、上記放電灯3へ交流電力を供給し、点灯動作を行うよう制御する制御回路4とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯の立ち消えを防止する放電灯点灯回路に関する。
従来、メタルハライドランプ等の放電灯を交流で点灯させる場合は、放電管内の気流と点灯周波数が共振する、所謂音響共鳴を回避する為に、数百Hz以下の周波数で点灯させる事が望ましい。例えば、自動車用放電灯では、該放電灯の点灯周波数推奨値が250Hz〜750Hzとなっている。しかるに、現状の車両用の放電灯点灯回路は、バッテリ入力電圧を受けて、DC/DCコンバータで放電灯に必要な直流電圧に昇圧し、その後段にフルブリッジインバータを設けて、放電灯の点灯周波数に交流変換する回路構成となっている。更に、スタータ回路は、放電灯の起動に必要な25kV程度の高電圧パルスを発生する。点灯補助回路は、放電灯の起動直後に過大な電流を流し、グロー放電からアーク放電への放電成長を助長する事で、瞬時点灯を可能にしている。
ここで、特許文献1には、この種の技術として、DC/DCコンバータとフルブリッジインバータを備えた車両用の放電灯回路が開示されている。
特開平11−329777号公報
しかしながら、前述したように、従前の放電灯点灯回路は、画一化された構成となっており、大型の電子部品点数が多く、それが放電灯点灯回路の小型化やコスト低減の妨げとなり、自動車用放電灯が十分普及できない大きな要因となっている。
例えば、前述した特許文献1に開示された回路構成では、DC/DCコンバータのスイッチング素子や整流ダイオードの発熱が大きく、各素子が局所的に高温となりやすい。しかも、同構成では、フルブリッジインバータの4つのスイッチング素子を駆動するドライバ回路も必要となり、小型化やコスト低減の妨げとなっている。
そこで、本発明は、前述の画一化された構成を根本から変えて、点灯回路の小型・コスト低減を実現することを課題とする。
本発明の第1の観点による放電灯点灯回路は、放電灯へ交流電力を供給する放電灯点灯回路であり直流電圧を受け昇圧する第1及び第2のコンバータと、上記第1及び第2のコンバータを交互に第1の周波数で駆動動作させ、駆動動作しない側は停止動作させる事により上記放電灯へ交流電力を供給し、点灯動作を行うよう制御する制御回路とを備える。
従って、第1及び第2のコンバータにより回路自体が小型化される。
そして、この第1の観点において、前記第1、第2のコンバータは、
(a)絶縁型の第1トランスと、直流電源と該第1トランスの1次巻線の間に直列接続された第1スイッチング素子と、出力端と上記第1トランスの2次巻線の間に直列接続された第2スイッチング素子とを備え、上記第1の周波数の各半周期の間、上記第1及び第2スイッチング素子が該第1の周波数より高い第2の周波数で同期して駆動するもの、
(b)絶縁型の第2トランスと、直流電源と該第2トランスの1次巻線の間に直列接続された第3スイッチング素子と、一方の出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に直列接続された第1整流素子と、前記一方の出力端と他方の出力端との間に接続された第4スイッチング素子とを備え、上記第3スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第4スイッチング素子はオフ状態で、上記第3スイッチング素子が停止動作している間は、上記第4スイッチング素子はオン状態とするもの、
(c)絶縁型の第3トランスと、直流電源と該第3トランスの1次巻線の間に直列接続された第5スイッチング素子と、出力端と該第3トランスの2次巻線の間に直列接続された第6スイッチング素子と、この第6スイッチング素子と並列接続された第2整流素子とを備え、上記第5スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第6スイッチング素子はオフ状態で、上記第5スイッチング素子が停止動作している間は、上記第6スイッチング素子はオン状態とするもの、のいずれかで構成されてもよい。
上記第1、第2のコンバータにおける2次側の第2、第4、第6スイッチング素子の少なくもいずれかが絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタにより構成されてもよい。
上記第1、第2のコンバータにおける絶縁型の第1乃至第3のトランスは、互いに磁性体の一部が共有されるように構成されてもよい。上記第1、第2のコンバータにおける2次側の第2、第4、第6スイッチング素子の少なくもいずれかが絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタにより構成されてもよい。
あるいは、上記放電灯を起動させるもので、上記第1及び第2のコンバータのうち一方から充電用電圧を受けるスタータ用コンデンサを有するスタータ回路を備え、当該スタータ回路に充電用電圧を供給する側のコンバータは、上記(b)或いは(c)のように構成され、2次側の上記第4又は第6のスイッチング素子は絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタにより構成されてもよい。
ある態様の放電灯点灯回路において、第1、第2のコンバータはそれぞれ、絶縁型の第2トランスと、第2トランスの1次巻線と直列に接続された第3スイッチング素子と、出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に設けられた第1整流素子と、上記出力端と固定電圧端子の間に直列に接続された第4スイッチング素子および電流検出抵抗と、を含んでもよい。上記制御回路は、上記第3スイッチング素子を駆動動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオフ状態とし、上記第3スイッチング素子を停止動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオン状態としてもよい。かつ上記制御回路は、上記第1のコンバータを駆動動作させる間、上記第1のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記第2のコンバータ側の上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節し、上記第2のコンバータを駆動動作させる間、上記第2のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記第1のコンバータ側の上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節してもよい。
この態様によれば、第1、第2のコンバータそれぞれに設けられた電流検出抵抗によって、放電灯に第1の方向に流れるランプ電流と、それと反対の第2の方向に流れるランプ電流を好適に検出することができ、第1、第2のコンバータそれぞれに設けられた第3スイッチング素子を好適に駆動できる。また、放電灯のオープン状態においては、第1、第2のコンバータの出力に設けられた平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電灯に流れることができないため、第4スイッチング素子を経由して固定電圧端子(たとえば接地端子)に流れようとする。この際に、電流検出抵抗によって第4スイッチング素子に流れる電流が制限することができ、回路を保護することができる。
ある態様の放電灯点灯回路において、上記第1、第2のコンバータはそれぞれ、絶縁型の第2トランスと、上記第2トランスの1次巻線と直列に接続された第3スイッチング素子と、出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に設けられた第1整流素子と、その一端が、上記出力端と接続された第4スイッチング素子と、を含んでもよい。上記第1のコンバータ側の上記第4スイッチング素子の他端と、上記第2のコンバータ側に設けられた上記第4スイッチング素子の他端は共通に接続されてもよい。上記放電灯点灯回路は、上記第4スイッチング素子の共通接続された上記他端と固定電圧端子の間に設けられた電流検出抵抗をさらに備えてもよい。上記制御回路は、上記第3スイッチング素子を駆動動作させる間は、上記第4スイッチング素子はオフ状態とし、上記第3スイッチング素子を停止動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオン状態としてもよい。かつ上記制御回路は、上記第1のコンバータを駆動動作させる間、上記第1のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節し、上記第2のコンバータを駆動動作させる間、上記第2のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節してもよい。
この態様によれば、第1、第2のコンバータそれぞれに共通に設けられた電流検出抵抗によって、放電灯に第1の方向に流れるランプ電流と、それと反対の第2の方向に流れるランプ電流を好適に検出することができる。さらに、放電灯のオープン状態においては、第1、第2のコンバータの出力に設けられた平滑コンデンサに蓄えられた電荷が放電灯に流れることができないため、第4スイッチング素子を経由して固定電圧端子(たとえば接地端子)に流れようとする。この際に、電流検出抵抗によって第4スイッチング素子に流れる電流が制限することができ、回路を保護することができる。この態様は、回路面積およびコストの観点で有利である。
請求項1の発明によれば、点灯回路の小型化・コスト低減を実現する放電灯点灯回路を提供することができる。更に第1、第2のコンバータを交互に動作させることで発熱量が減り発熱箇所が分散され、局所的に高温になることもなく、信頼性が向上される。
請求項2の発明によれば、部品点数の減少、回路の小型化、低コスト化が図られる。
請求項3の発明によれば、第1、第2のトランスの磁性体の一部が共有されることで搭載する体積を小さくすることができ、小型化が図られる。
請求項4の発明によれば、回路の発熱を低減することができる。
請求項5の発明によれば、スタータ回路に充電用電圧を供給する側のコンバータのスイッチング素子にIGBTが採用され、回路の発熱の低減に有効となる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態と称する)について詳細に説明する。
この一実施の形態に係る放電灯点灯回路(図1で後述)は、例えば自動車灯具に好適には前照灯に用いられる放電灯点灯回路である。そして、従前のDC/DCコンバータに於けるDC/DC変換機能と、フルブリッジインバータにおけるDC/AC変換機能を組み合わせて、電子部品を共通化し、小型化、低コスト化を図っている。
(第1の実施の形態)
図1には本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯回路の概念図を示し説明する。
この図1に示されるように、放電灯点灯回路は、例えば自動車用で、特にヘッドランプ等に好適なものである。低周波交流点灯方式を採用しており、バッテリ等の電源1と、スイッチSW0、2系統の第1及び第2のコンバータCON1,CON2、スイッチング素子S1,S2、スタータ回路2、放電灯3を備えている。この第1及び第2のコンバータCON1,CON2は、昇圧のみならず降圧する場合もある昇降圧コンバータであり、コンバータ出力をなす出力端は、放電灯3の電極にそれぞれ電気的に接続されている。
このような構成において、スイッチSW0がオンされた、放電灯3の点灯時には、制御回路4が第1及び第2のコンバータCON1,CON2を交互に動作させる。そして、制御回路4は該動作が停止している方のコンバータCON1又はCON2のコンバータ出力をスイッチング素子S1又はS2を介してGND接地とする。このような動作を繰り返すことにより、放電灯3等に交流電力を供給する。この第1,第2のコンバータCON1,CON2を交互に動作させるための周波数は「点灯周波数」と定義される。
以下、更に具体的にこの放電灯点灯回路の動作を説明する。
例えば、放電灯3に、電流IL1(電流の流れる方向を同符号と共に矢印で示す)が流れているときの動作並びに状態は、制御回路4による制御の下、第1のコンバータCON1は昇圧動作、第2のコンバータCON2は停止状態、スイッチング素子S1はオープン状態、スイッチング素子S2はショート状態(GND接地)となる。
この状態から、放電灯3に流す電流の方向を電流IL2(電流の流れる方向を同符号と共に矢印で示す)に切り替えるときは、次のような順に制御がなされる。
即ち、制御回路4は、第1のコンバータCON1と第2のコンバータCON2の双方が動作停止する時間を設けるために、先ず第1のコンバータCON1の動作を停止する。次にスイッチング素子S2をショート状態からオープン状態に切り替え、スイッチング素子S1をオープン状態からショート状態に切り替える。そして、第2のコンバータCON2を停止状態から動作開始させる。以上の動作により、放電灯3に流れる電流の向きが、電流IL1から電流IL2の方向に切り替わる。
一方、放電灯3に流す電流の方向を電流IL2から電流IL1に切り替えるときは、次のような順に制御回路4による制御がなされることになる。
即ち、制御回路4は、第1のコンバータCON1と第2のコンバータCON2の双方が動作停止する時間を設けるために、先ず第2のコンバータCON2の動作を停止する。次にスイッチング素子S1をショート状態からオープン状態とし、スイッチング素子S2をオープン状態からショート状態とし、第1のコンバータCON1を停止状態から動作開始させる。以上の動作により、放電灯3に流れる電流の向きが、電流IL2から電流IL1の方向に切り替わる。
このように、第1の実施の形態に係る放電灯点灯回路は、低周波交流点灯方式の放電灯点灯回路であって、昇降圧用のコンバータを2系統有し、第1,第2のコンバータCON1,CON2のコンバータ出力が放電灯3の電極にそれぞれ接続されている。そして、制御回路4による制御の下、第1及び第2のコンバータCON1,CON2の動作/停止を放電灯3の「点灯周波数」で交互に繰り返す事で、該放電灯3に好適な低周波の交流電力を供給する事ができる。
以下、前述したような第1の実施の形態を含む本発明を更に具現化した第2乃至第7の実施の形態に係る放電灯点灯回路について更に詳述する。
(第2の実施の形態)
図2には本発明の第2の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
この図2に示されるように、放電灯点灯回路は、主に第1及び第2のコンバータCON1、CON2と、スタータ回路2、放電灯3、制御回路4を備えている。
不図示の電源から供給される電源電圧は、インダクタL1を介して第1のコンバータCON1のトランスT1の一次側(一次側巻き線T1a)に供給されるように構成されている。コンデンサC1は、その一端がインダクタL1の電源側の端子に接続され、他端は接地されている。このトランスT1の各巻線T1a、T1bの巻き始めは図中、黒丸で示している。第1のコンバータCON1では、トランスT1の一次巻線T1aの巻き終端端子にスイッチング素子Q2が接続されており、該トランスT1の二次巻線T1bの巻き終端端子には整流ダイオードD3と平滑コンデンサC3が配置され、この平滑コンデンサC3の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。この例では、スイッチング素子Q2としてNチャネルMOS型FET(電界効果トランジスタ)が採用されており、そのゲートに制御回路4からの制御信号SW1が供給され、当該スイッチング素子Q2のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御される。
即ち、スイッチング素子Q2のオン/オフ制御によってトランスT1に蓄えられたエネルギーが整流ダイオードD3を介して平滑用コンデンサC3に蓄えられる。この第1のコンバータCON1の出力端には、スイッチング素子S1が配設されている。
この例では、スイッチング素子S1としてNチャネルMOS型FET(電界効果トランジスタ)が採用されており、そのゲートに制御回路4からの制御信号SW3が供給され、当該スイッチング素子S1のスイッチング制御が行われる。このスイッチング素子S1のドレインは整流ダイオードD3のカソードに接続され、ソースは電流検出用の抵抗R1を介して平滑用コンデンサC3のGND接地端に接続されている。この抵抗R1とスイッチング素子S1の接続端は制御回路4に接続されており電流IL1が検出される。
一方、同様に、不図示の電源から供給される電源電圧は、インダクタL1を介して第2のコンバータCON2のトランスT2の一次側(一次巻き線T2a)にも供給されるように構成されている。このトランスT2の各巻線T2a、T2bの巻き始めは図中、黒丸で示している。第2のコンバータCON2では、トランスT2の一次巻線T2aの巻き終端端子にスイッチング素子Q4が接続されており、該トランスT2の二次巻線T2bの巻き終端端子には整流ダイオードD4と平滑コンデンサC4が配置され、この平滑コンデンサC4の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。この例では、スイッチング素子Q4としてNチャネルMOS型FET(電界効果トランジスタ)が採用されており、そのゲートに制御回路4からの制御信号SW2が供給され、当該スイッチング素子SW2のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御される。
即ち、スイッチング素子SW2のオン/オフ制御によってトランスT2に蓄えられたエネルギーが整流ダイオードD4を介して平滑用コンデンサC4に蓄えられる。そして、この第2のコンバータCON1の出力端には、スイッチング素子S2が配設されている。この例では、スイッチング素子S2として絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ(IGBT; insulated gate bipolar transistor)が採用されており、そのゲートに制御回路4からの制御信号SW4が供給され、当該スイッチング素子S2のスイッチング制御が行われるようになっている。このスイッチング素子S2のコレクタは整流ダイオードD4のカソードに接続され、エミッタは電流検出用の抵抗R2を介して平滑用コンデンサCのGND接地端に接続されている。この抵抗R2とスイッチング素子S2の接続端は制御回路4に接続されており電流IL2が検出されるようになっている。
スタータ回路2は、トランスT3を備えている。このトランスT3の一次巻線を含む一次側回路には、該一次巻線に対してコンデンサC5及びスイッチ素子SG1が設けられている。この例では、スイッチング素子SG1として、スパークギャップ素子等が用いられる。つまり、コンデンサC5の一端がトランスT3の一次巻線と二次巻線の一端に接続され、該コンデンサC5の他端がスイッチ素子SG1を介して一次巻線の他方の端子に接続されている。即ち、スイッチ素子SG1への給電電圧がその閾値を超えて導通したときには、コンデンサC5に蓄えられた電荷が放出され、トランスT3の二次巻線に発生される高圧パルスが起動用パルスとして第1又は第2のコンバータCON1,CON2の出力に重畳されて放電灯3に供給されるよう構成されている。
この例では、スタータ回路の充電用電圧を生成するのに必要となる高電圧がスイッチング素子S2に印加されることから、このスイッチング素子S2として高耐圧性がありオン電圧も低いIGBTを採用することにより、素子の電力損失を抑制し、回路の発熱を低減することが可能となる。
以下、図3を参照して、上記構成による動作を説明する。
上記構成において、制御回路4は、スイッチング素子Q2をオンすることで第1のコンバータCON1の動作を開始させ、スイッチング素子Q4をオフすることで第2のコンバータCON2の動作を停止し、スイッチング素子S1をオフ、スイッチング素子S2をオンする。これにより、電流IL1が放電灯3に流れる(期間A1)。
この状態から、放電灯3に流す電流の方向を電流IL2に切り替える場合には、制御回路4は、第1のコンバータCON1と第2のコンバータCON2の双方が動作停止する時間を設けるために、先ずスイッチング素子Q2をオフすることで第1のコンバータCON1の動作を停止する。次いで、スイッチング素子S2をオフし、スイッチング素子S1をオンする。そして、スイッチング素子Q4をオンすることで第2のコンバータCON2による昇圧動作を開始させる。以上の動作により、放電灯3に流れる電流の向きが、電流IL1から電流IL2の方向に切り替わることとなる(期間A2)。
そして、再び放電灯3に流す電流の方向を電流IL2から電流IL1に切り替える場合には、制御回路4は、第1のコンバータCON1と第2のコンバータCON2の双方が動作停止する時間を設けるために、先ずスイッチング素子Q4をオフすることで第2のコンバータCON2の動作を停止する。次にスイッチング素子S1をオフし、スイッチング素子S2をオンし、スイッチング素子Q2をオンすることで第1のコンバータCON1の動作を開始させる。以上の動作により、放電灯3に流れる電流の向きが、電流IL2から電流IL1の方向に切り替わる(期間A3)。
このような点灯周期に基づく動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事で、該放電灯3に好適な低周波の交流電力を供給する事ができる。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る放電灯点灯回路では、第1,第2のコンバータCON1、CON2の出力側(トランスT1,T2の2次側巻線T1b,T2b側)とスイッチング素子S1,S2(以下、2次側スイッチ素子という)が並列接続されている。各コンバータにおいて電流を送出する側の一端は、2次側スイッチ素子における2次側整流で出力電力を発生させ、これが放電灯3に流す電流となる。また、各コンバータにおいて、電流を吸い込む側の他端は、2次側スイッチ素子が導通することで、放電管3を流れた電流を吸い込む。
(第3の実施の形態)
図4には本発明の第3の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
ここでは、図2と同一構成については同一符号を付し、重複した説明を省略する。
前述した第2の実施の形態(図2)では、第1,第2のコンバータCON1,CON2の出力端にスイッチング素子S1,S2が配設されていたが、この第3の実施の形態では該素子が省略されている。更に、第1,第2のコンバータCON1,CON2に整流ダイオードD3,D4が配設されていたが、該構成も省略されている。
即ち、第1のコンバータCON1において、トランスT1の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子Q3が設けられている。この例では、スイッチング素子Q3としてNチャネルMOSFETが採用されている。このスイッチング素子Q3のドレインはトランスT1の2次巻線T1bの巻き開始端子に接続され、ソースは接地されている。
特徴的なのは、このスイッチング素子Q3が、第1のコンバータCON1が昇圧動作をしているときは整流用のスイッチング素子としての機能を兼ねている点である。
トランスT1の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサC3が配置されており、この平滑コンデンサC3の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子Q3のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT1が供給され、該制御信号RECT1に基づきスイッチング素子Q3のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御されるように構成されている。
一方、第2のコンバータCON2において、トランスT2の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子Q5が設けられている。この例では、スイッチング素子Q5としてもNチャネルMOSFETが採用されている。このスイッチング素子Q5のドレインはトランスT2の2次巻線T2bの巻き開始端子に接続され、ソースは接地されている。
ここでも同様に、このスイッチング素子Q5が、第2のコンバータCON2が昇圧動作をしているときは整流用のスイッチング素子としての機能を兼ねている。
トランスT2の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサC4が配置されており、この平滑コンデンサC4の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子Q5のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT2が供給され、当該スイッチング素子Q5のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御されるように構成されている。
以下、図5を参照して、上記構成による特徴的な動作を詳述する。
前述した構成において、第1のコンバータCON1が動作している場合は、スイッチング素子Q2が昇圧用のスイッチング素子として機能し、スイッチング素子Q3が整流用のスイッチ素子として機能し、スイッチング素子Q3は同期整流をする。そして、スイッチング素子Q4をオフして第2のコンバータCON2を非動作とし、スイッチング素子Q5を導通させることで、放電灯3には電流IL1が流れる(期間B1)。
尚、同期整流の様子は、図5中に符号100として拡大して示した。ここでは、スイッチング素子Q2,Q3のオン/オフ状態、並びに各状態に対応した各スイッチング素子Q2,Q3を流れる電流の特性(Q2ID、Q3ID)が示されている。ここでは、Q2IDの波形はスイッチング素子Q2のドレインからソースに流れる方向を正とし、Q3IDの波形はスイッチング素子Q3のソースからドレインに流れる方向を正としている。
これとは逆に、第2のコンバータCON2が動作している場合には、スイッチング素子Q4が昇圧用のスイッチ素子として機能し、スイッチング素子Q5が整流用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子Q5は同期整流をする。そして、スイッチング素子Q2をオフして第1のコンバータCON1を非動作とし、スイッチング素子Q3を導通させる事で、放電灯3には電流IL2が流れる(期間B2)。
この第1,第2のコンバータCON1,CON2の動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事によって、該放電灯3には低周波の交流電力を印加する事ができる。
以上説明したように、第3の実施の形態では、第1,第2のコンバータCON1,CON2が絶縁型のスイッチングコンバータであり、各コンバータのトランスT1,T2の2次側巻線T1b,T2bにスイッチング素子Q3,Q5が直列に接続される。
各コンバータにおいて電流を吐き出す側の一端は、スイッチング素子Q3,Q5の同期整流で出力電力を発生させ、これが放電灯3に流す電流となる。また、各コンバータにおいて、電流を吸い込む側の他端は、スイッチング素子Q3,Q5が導通することで放電管3を流れた電流を吸い込むことができる。このように、スイッチング素子Q3,Q5が整流用としても機能するので、部品点数を削減することができる。
(第4の実施の形態)
図6には本発明の第4の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
ここでは、図4と同一構成については同一符号を付し、重複した説明を省略する。
第3の実施の形態(図4)では、第1及び第2のコンバータCON1,CONのトランスT1,T2の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子Q3,Q5としてのNチャネルMOSFETが設けられ、該スイッチング素子Q3,Q5が、各コンバータが昇圧動作をしているときに整流用のスイッチング素子としての機能を兼ねていた。これに対して、この第4の実施の形態に係る放電灯点灯回路では、該スイッチング素子Q3,Q5がIGBTにより構成されるスイッチング素子S3,S4に置き換えられ、ダイオードD5,D6が付加されている。
即ち、第1のコンバータCON1において、トランスT1の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子S3が設けられている。この例では、スイッチング素子S3としてIGBTが採用されている。このスイッチング素子S3のコレクタはトランスT1の2次巻線T2bの巻き開始端子に接続され、エミッタは接地されている。
そして、このスイッチング素子S3のエミッタ−コレクタ間に接続されるダイオードD5により、第1のコンバータCON1が昇圧動作をしているときに整流する。このダイオードD5は、そのアノードがスイッチング素子S3のエミッタに接続され、カソードがスイッチング素子S3のコレクタに接続されている。
トランスT1の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサC3が配置されており、この平滑コンデンサC3の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子S3のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT3が供給され、当該スイッチング素子S3のスイッチング制御が行われる。
これと同様に、第2のコンバータCON2において、トランスT2の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子S4が設けられている。この例では、スイッチング素子S4としてもIGBTが採用されている。このスイッチング素子S4のコレクタはトランスT2の2次巻線T2bの巻き開始端子に接続され、エミッタは接地されている。
そして、このスイッチング素子S4のエミッタ−コレクタ間に接続されるダイオードD6により、第2のコンバータCON2が昇圧動作をしているときに整流する。このダイオードD6は、そのアノードがスイッチング素子S4のエミッタに接続され、カソードがスイッチング素子S4のコレクタに接続されている。
トランスT2の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサC4が配置されており、この平滑コンデンサC4の端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子S4のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT4が供給され、当該スイッチング素子S4のスイッチング制御が行われる。
この例では、スタータ回路の充電用電圧を生成するのに必要となる高電圧がスイッチング素子S4に印加されることから、このスイッチング素子S4として高耐圧性がありオン電圧も低いIGBTを採用することにより、素子の電力損失を抑制し、回路の発熱を低減することが可能となる。
以下、図7を参照して、上記構成による特徴的な動作を詳述する。
第1のコンバータCON1が動作している場合は、スイッチング素子Q2が昇圧用のスイッチング素子として機能し、該スイッチング素子Q2はオン/オフされており、スイッチング素子S3をオフさせて、スイッチング素子S3のエミッタ−コレクタ間に接続されたダイオードD5により整流する。この状態下で、スイッチング素子S4を導通させることで、放電灯3には電流IL1が流れる(期間C1)。
一方、第2のコンバータCON2が動作している場合には、スイッチング素子Q4が昇圧用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子Q4はオン/オフされており、スイッチング素子S4をオフさせて、該スイッチング素子S4のエミッタ−コレクタ間に接続されたダイオードD6により整流をする。そして、この状態下で、スイッチング素子S3を導通させる事で放電灯3には電流IL2が流れる(期間C2)。
この第1,第2のコンバータCON1,CON2の動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事によって、該放電灯3には低周波の交流電力を印加する事ができる。
以上説明したように、第4の実施の形態に係る放電灯点灯回路では、第1,第2のコンバータCON1,CON2のトランスT1,T2の2次側巻線T1b,T2bにスイッチング素子S3,S4が直列に接続されている。
そして、各コンバータにおいて電流を吐き出す側の一端は、スイッチング素子S3,S4のエミッタ−コレクタ間に接続されたダイオードD5,D6により整流し、これが放電灯3に流す電流となる。各コンバータにおいて、電流を吸い込む側の他端は、スイッチング素子S3,S4が導通することで放電管3を流れた電流を吸い込む。
このように、スイッチング素子S3,S4と並列に接続されたダイオードD5,D6が整流用ダイオードとしても機能する。ここで、ダイオードD5,D6をIGBTと同一パッケージに封止された素子を使用することで、部品点数を削減することができる。
(第5の実施の形態)
図8には本発明の第5の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
第5の実施の形態に係る放電灯点灯回路は、前述した第3の実施の形態と同じ構成となっている。但し、前述した第3の実施の形態(図4)では、第1のコンバータCON1が昇圧動作を行っている場合に、スイッチング素子Q3が整流用のスイッチング素子として機能し、該スイッチング素子Q3は同期整流をしていた。更に、第2のコンバータCON2が昇圧動作を行っている場合には、スイッチング素子Q5が整流用のスイッチング素子として機能し、該スイッチング素子Q5は同期整流をしていた。
これに対して、第5の実施の形態では、スイッチング素子Q3,Q5に相当する、NチャネルMOSFETにより構成されたスイッチング素子S5,S6の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流することを特徴としている。
以下、図9を参照して、上記構成による特徴的な動作を詳述する。
第1のコンバータCON1が動作している場合は、スイッチング素子Q2が昇圧用のスイッチング素子として機能し、該スイッチング素子Q2はオン/オフされており、スイッチング素子S5が整流用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子S5の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流する。この状態下で、スイッチング素子S6を導通させることで、放電灯3には電流IL1が流れる(期間D1)。
一方、第2のコンバータCON2が動作している場合には、スイッチング素子Q4が昇圧用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子Q4はオン/オフされており、スイッチング素子S6が整流用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子S6の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流をする。そして、この状態下で、スイッチング素子S5を導通させる事で放電灯3には電流IL2が流れる(期間D2)。
この第1,第2のコンバータCON1,CON2の動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事によって、該放電灯3には低周波の交流電力を印加する事ができる。
以上説明したように、第4の実施の形態では、第1,第2のコンバータCON1,CON2のトランスT1,T2の2次側巻線T1b,T2bにスイッチング素子S5,S6が直列に接続される。そして、各コンバータにおいて電流を吐き出す側の一端は、スイッチング素子S5,S6の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流し、これが放電灯3に流す電流となる。各コンバータにおいて、電流を吸い込む側の他端は、スイッチング素子S5,S6が導通することで放電管3を流れた電流を吸い込む。
このように、スイッチング素子S5,S6の寄生ダイオードが整流用ダイオードとして機能するので、部品点数を削減することができる。
(第6の実施の形態)
図10には本発明の第6の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
第6の実施の形態に係る放電灯点灯回路は、第1のコンバータCON1側が前述した第2の実施の形態(図2)と同様の構成となっており、第2のコンバータCON2側が前述した第5の実施の形態(図8)と同じ構成となっている。尚、図2、図8と同一構成については同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図10に示されるように、第1のコンバータCON1の出力端には、スイッチング素子S7が配設されている。このスイッチング素子S7としては、NチャネルMOS型FET(電界効果トランジスタ)が採用されており、そのゲートに制御回路4からの制御信号RECT7が供給され、当該スイッチング素子S7のスイッチング制御が行われる。
一方、第2のコンバータCON2において、トランスT2の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子S8が設けられている。この例では、スイッチング素子S8としてもNチャネルMOSFETが採用されている。このスイッチング素子S8のドレインはトランスT2の2次巻線T2bの巻き開始端子に接続され、ソースは接地されている。
このスイッチング素子S8が、第2のコンバータCON2が昇圧動作をしているときは整流用のスイッチング素子としての機能を兼ねている。
トランスT2の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサCが配置されており、この平滑コンデンサCの端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子S8のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT8が供給され、当該スイッチング素子S8のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御されるように構成されている。
以下、図11を参照して、上記構成による動作を説明する。
制御回路4は、スイッチング素子Q2をオンすることで第1のコンバータCON1の昇圧動作を開始させ、スイッチング素子Q4をオフすることで第2のコンバータCON2の昇圧動作を停止し、スイッチング素子S7をオフ、スイッチング素子S8をオンする。これにより、電流IL1が放電灯3に流れる(期間E1)。
第2のコンバータCON2を動作させる場合には、スイッチング素子Q4が昇圧用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子Q4がオン/オフされ、スイッチング素子S8が整流用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子S8の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流をする。そして、この状態下で、スイッチング素子S7を導通させる事で放電灯3には電流IL2が流れる(期間E2)。
この第1,第2のコンバータCON1,CON2の動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事によって、該放電灯3には低周波の交流電力を印加する事ができる。
以上説明したように、第4の実施の形態では、第1のコンバータCON1の出力端にスイッチング素子S7が配設され、第2のコンバータCON2のトランスT2の2次側巻線T2bにスイッチング素子S8が直列に接続される。
そして、第2のコンバータCON2において電流を吐き出す側の一端は、スイッチング素子S8の寄生ダイオードをパッシブに使用して整流し、これが放電灯3に流す電流となる。第2のコンバータCON2において、電流を吸い込む側の他端は、スイッチング素子S8が導通することで放電管3を流れた電流を吸い込む。
このように、スイッチング素子S8の寄生ダイオードが整流用ダイオードとして機能するので、部品点数を削減することができる。
(第7の実施の形態)
図12には本発明の第7の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成を示し説明する。
第7の実施の形態に係る放電灯点灯回路では、第1のコンバータCON1の出力端にスイッチング素子S9が配設されている。このスイッチング素子S9としては、よりオン電圧の低いIGBTが採用されており、素子の発熱が抑制可能となっている。スイッチング素子S9のゲートに制御回路4からの制御信号RECT9が供給され、当該スイッチング素子S9のスイッチング制御が行われる。
そして、第2のコンバータCON2側の構成は、第3の実施の形態(図4)と同様の構成となっている。即ち、第2のコンバータCON2において、トランスT2の2次側の巻き開始端子にスイッチング素子Q10が設けられている。この例では、スイッチング素子Q10としてNチャネルMOSFETが採用されている。
このスイッチング素子S10のドレインはトランスT2の2次巻線T2bの巻き開始端子に接続され、ソースは接地されている。このスイッチング素子S10が、第2のコンバータCON2が昇圧動作をしているときは整流用のスイッチング素子としての機能を兼ねている。トランスT2の2次側の巻き終端端子には平滑コンデンサCが配置され、この平滑コンデンサCの端子電圧が出力電圧として取り出される構成となっている。
このとき、スイッチング素子S10のゲートには、制御回路4からの制御信号RECT10が供給され、当該スイッチング素子S10のスイッチング制御が行われることで、出力電圧の値が可変制御されるように構成されている。
以下、図13を参照して、上記構成による特徴的な動作を詳述する。
制御回路4は、スイッチング素子Q2をオンすることで第1のコンバータCON1の昇圧動作を開始させ、スイッチング素子Q4をオフすることで第2のコンバータCON2の昇圧動作を停止する。そして、スイッチング素子S9をオフ、スイッチング素子S10をオンする。これにより、電流IL1が放電灯3に流れる(期間F1)。
続いて、第2のコンバータCON2を動作させると、スイッチング素子Q4が昇圧用のスイッチ素子として機能し、スイッチング素子Q10が整流用のスイッチ素子として機能し、該スイッチング素子Q10は同期整流をする。そして、スイッチング素子S9を導通させる事で、放電灯3には電流IL2が流れる(期間F2)。
この第1,第2のコンバータCON1,CON2の動作を、放電灯3の点灯周波数で繰り返す事によって、該放電灯3には低周波の交流電力を印加する事ができる。
以上説明したように、第7の実施の形態では、第1のコンバータCON1の出力端にスイッチング素子S9が配設され、第2のコンバータCON2のトランスT2の2次側巻線T2aにスイッチング素子S10が直列に接続される。
そして、第2のコンバータCON2において電流を吐き出す側の一端に直列に接続されたスイッチング素子S10が同期整流し、これが放電灯3に流す電流となる。第2のコンバータCON2において、電流を吸い込む側の他端は、スイッチング素子S10が導通することで放電管3を流れた電流を吸い込む。このように、スイッチング素子S10の同期整流により、部品点数を削減することができる。
以上、本発明の第1乃至第7の実施の形態について説明したが、次に各実施の形態において採用可能なトランスの配置について詳細に説明する。
図14には、第1,第2のコンバータCON1,CON2用のトランスT1,T2の配置を示し説明する。一般に、各DC/DCコンバータ用にはトランスが1個ずつ必要となる。このトランスは放電灯点灯回路における大型部品の一つであるが、第1乃至第7の実施の形態では、2個に分かれたトランスT1,T2で使われる磁性体を共通化する事で、トランスを1個にまとめ、更なる部品点数の削減・小型・コスト低減が実現する。
即ち、2系統のコンバータにおける昇圧用のトランスT1,T2は、磁束の通り道が1つの閉じた磁性体で構成されており、その中で強い磁気結合が2系統存在して、2系統のスイッチングコンバータトランスとなっている。また、2系統の磁気結合同士は磁気的に疎結合となっており、両者の磁気的干渉は極めて少ない。
以上詳述したように、本発明の上記実施の形態によれば、従前のDC/DCコンバータに於けるDC/DC変換機能と、フルブリッジインバータにおけるDC/AC変換機能を組み合わせて、電子部品を共通化し、小型化、低コスト化を図った放電灯点灯回路を提供することができる。更に第1、第2のコンバータを交互に動作させることで発熱量が減り発熱箇所が分散され、局所的に高温になることもなく、信頼性が向上される。
即ち、第1、第2のコンバータCON1,CON2は、
(a)絶縁型の第1トランス(例えばT1)と、直流電源と該第1トランスの1次巻線の間に直列接続された第1スイッチング素子(例えばQ2,Q4)と、出力端と上記第1トランスの2次巻線の間に直列接続された第2スイッチング素子(例えば、Q3,Q5,S10)とを備え、上記第1の周波数の各半周期の間、上記第1及び第2スイッチング素子が該第1の周波数より高い第2の周波数で同期して駆動するもの、
(b)絶縁型の第2トランス(例えばT2)と、直流電源と該第2トランスの1次巻線の間に直列接続された第3スイッチング素子(例えばQ2、Q4)と、一方の出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に直列接続された第1整流素子と、前記一方の出力端と他方の出力端との間に接続された第4スイッチング素子(例えば、S1,S2,S7,S9)とを備え、上記第3スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第4スイッチング素子はオフ状態で、上記第3スイッチング素子が停止動作している間は、上記第4スイッチング素子はオン状態とするもの、あるいは、
(c)絶縁型の第3トランス(例えばT1)と、直流電源と該第3トランスの1次巻線の間に直列接続された第5スイッチング素子と(例えばQ2、Q4)、出力端と該第3トランスの2次巻線の間に直列接続された第6スイッチング素子と(例えば、S3〜S6,S8)、この第6スイッチング素子と並列接続された第2整流素子とを備え、上記第5スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第6スイッチング素子はオフ状態で、上記第5スイッチング素子が停止動作している間は、上記第6スイッチング素子はオン状態とするもの、のいずれかで構成される。
尚、第1,第2のコンバータは、2次側の出力端に容量性素子を有しており、放電管の起動前も一方のコンバータのみ動作して、2次側の容量性素子に数百Vの電圧を充電している。放電灯の起動直後は、容量性素子に充電された電荷を放電灯に流し(テイクオーバ電流)、グロー放電からアーク放電の成長を助長する。ここで、他方のコンバータの2次側のスイッチ素子が能動領域で(即ち、吸い込み型電流源としての振る舞い)動作する事により、テイクオーバ電流を制御することができる。
全ての実施の形態において、放電灯の点灯周波数(第1の周波数)は、自動車のヘッドランプ用としては例えば250Hz〜750Hzが好適である。
また、1次側スイッチング素子(Q2,Q4)の駆動周波数(第2の周波数)は、第1の周波数より10倍以上より好ましくは100倍以上高くすることが望ましく、例えば50kHz〜2MHzが好適である。
実施の形態では、2つのコンバータを放電灯3の両サイドにそれぞれ配置した構成(ダブルコンバータ型と称する)の放電灯点灯回路について説明した。このダブルコンバータ型の放電灯点灯回路の回路形態においては、以下で説明するそれ特有の問題が発生することに留意すべきである。この問題は本出願人が放電灯点灯回路のさまざまな回路形態について検討する過程において独自に想到したものであり、この問題が、当業者にとって自明なものであるとはいえない。
ダブルコンバータ型の放電灯点灯回路は、点灯周期ごとに、放電灯3の一端側に一方のコンバータCON1からの高電圧を印加し、他端側を接地電位とする第1状態と、放電灯3の他端側に他方のコンバータCON2からの高電圧を印加し、一端側を接地電位とする第2状態と、が交互に繰り返される(以下、インバータ動作と称する)。
駆動対象の放電灯の故障やコネクタの接触不良等によってダブルコンバータ型の放電灯点灯回路の負荷がオープンとなった場合に、インバータ動作を継続すると、第1、第2のコンバータCON1、CON2の出力に設けられた平滑コンデンサC3、C4に蓄えられた電荷は、本来放電灯3に対して流れ込むべきところ、その行き場を失うため、それと並列に設けられたスイッチング素子を介して急速に放電され続ける。具体的には、図2の平滑コンデンサC3は、スイッチング素子S1を介して、平滑コンデンサC4はスイッチング素子S2を介して放電される。図4の平滑コンデンサC3はスイッチング素子Q3を介して、平滑コンデンサC4はスイッチング素子Q5を介して放電される。図6の平滑コンデンサC3はスイッチング素子S3を介して、平滑コンデンサC4はスイッチング素子S4を介して放電される。また図8の平滑コンデンサC3はスイッチング素子S5を介して、平滑コンデンサC4はスイッチング素子S6を介して放電される。
急速な放電によりスイッチング素子に過電流が流れると、スイッチング素子の信頼性が損なわれるおそれがある。この問題は、上述したいくつかの実施の形態、およびその他の実施の形態において好適に解決することができる。
この問題を解決するために、平滑コンデンサの放電経路上であって、過電流が流れるおそれがあるスイッチング素子と直列な箇所に、電流制限用の回路素子を設けることが望ましい。この回路素子としては、インピーダンス素子、好ましくは抵抗素子が好適である。以下では、抵抗を設けた場合を想定して、「保護抵抗」と称する。
保護抵抗を設けることにより、平滑コンデンサと保護抵抗がCR回路を形成するため、放電灯点灯回路の負荷がオープンとなった場合において、スイッチング素子を介しての放電速度がCR時定数で制限され、放電電流を抑制することができ、ひいてはスイッチング素子の信頼性を高めることができる。
より好適には、保護抵抗は、スイッチング素子S1〜S6のコモン端子(すなわちエミッタもしくはソース)側に設けられる。この場合、保護抵抗に大電流が流れると、保護抵抗の電圧降下が増大することから、スイッチング素子S1〜S6のコモン端子の電位が上昇し、スイッチング素子S1〜S6のゲートエミッタ間電圧(ゲートソース間電圧、ベースエミッタ間電圧)が小さくなるため、スイッチング素子S1〜S6のオンの程度が弱まる方向に負帰還がかかり、スイッチング素子S1〜S6を好適に保護することができる。
上述した図2の放電灯点灯回路は、この保護抵抗を備える好適な例である。そこで図2の放電灯点灯回路について、保護抵抗として機能する抵抗R1、R2に着目して説明する。図15(a)、(b)は、実施の形態に係る保護抵抗を備える放電灯点灯回路の構成を示す回路図である。図15(a)の放電灯点灯回路は、図2の放電灯点灯回路と同等であり、対応する部材には同じ符号を付し重複した説明は説明するとともに、ここでの説明と関係のない部材は一部省略している。
図15(a)(および図2)において、平滑コンデンサC3の放電経路に設けられたスイッチング素子S1と直列に抵抗R1が設けられている。同様に平滑コンデンサC4の放電経路に設けられたスイッチング素子S2と直列に抵抗R2が設けられている。上述したように、これらの抵抗R1、R2は、本来的には、放電灯3の正常動作時において、ランプ電流ILを検出するために設けられた素子であるが、放電灯3のオープン故障時においては、放電電流を抑制するための保護抵抗として機能する。したがって図2の構成によれば、放電灯3がオープン故障した場合においても、スイッチング素子S1、S2に過電流が流れるのを抑制することができ、各回路素子、ひいては放電灯点灯装置全体の信頼性を高めることができる。
図15(a)の放電灯点灯回路において、制御回路4には、2つの差動アンプAMP1、AMP2が設けられる。差動アンプAMP1、AMP2は、2つの電流検出用の抵抗R1、R2の電圧降下を増幅する。ダイオードD11、D12はカソードが共通に接続されたダイオードOR回路(最大値回路)を形成し、差動アンプAMP1、AMP2の出力電圧のうち、高い方を出力する。図示しない後段の回路は、共通接続されたダイオードD11、D12のカソードの信号をランプ電流ILに応じた信号として受け、スイッチング素子Q2、Q4のデューティ比をパルス変調制御する。ただし制御回路4の構成は任意であり、さまざまな形式の回路が利用できる。
なお、図15(a)における制御回路4の構成は、ダイオードD11、D12は、理想の整流素子(順方向電圧Vf=0Vのダイオード)とした場合であり、現実の整流素子の順方向電圧は非ゼロのある値(たとえば0.7V)となるため、順方向電圧Vfの電圧降下の影響をなくすように、たとえば差動アンプAMP1およびダイオードD11のペア、および差動アンプAMP2およびダイオードD12のペアをそれぞれ、図15(a)の下段に示される回路形態とすることが好ましい。
下段の回路構成においては、差動アンプAMP1(AMP2)の反転入力端子には、抵抗R13、R14のペアを介してダイオードD11(D12)のカソードの電圧が帰還される。また、差動アンプAMP1(AMP2)の非反転有力端子には、電流検出用の抵抗R1(R2)の電圧降下が、抵抗R11、R12によって分圧されて入力される。この構成によれば、ダイオードD11(D12)の順方向電圧Vfの影響(つまり電圧のレベルシフト)を実質的になくすことができ、抵抗R1(R2)に生ずる電圧降下、つまりはランプ電流に対して線形性の高い信号処理を行うことができる。
図16(a)は、図15(a)の放電灯点灯回路の負荷オープンの状態における動作波形図である。この波形図は、第1のコンバータCON1側に着目している。Icはスイッチング素子S1を流れる放電電流を、VGEはスイッチング素子S1のゲートエミッタ間電圧を、VEEはスイッチング素子S1のエミッタ電位を、VGGはスイッチング素子S1のゲート電位を示す。
負荷がオープンの状態でスイッチング素子S1がオンすると、平滑コンデンサC3に蓄えられた電荷が、放電灯3に流れ込むことができず、スイッチング素子S1を介して接地端子GNDに流れ込む。スイッチング素子S1がオンすると、放電電流Icは急峻に増加し始めるが、それにともなって抵抗R1の電圧降下、つまりエミッタ電位VEEも上昇する。エミッタ電位VEE、ゲート電位VGG、ゲートエミッタ間電圧VGEの間には、
GE=VGG−VEE
という関係が成り立つ。したがって、エミッタ電位VEEの上昇によって、スイッチング素子S1のゲートエミッタ間電圧VGEが小さくなり、スイッチング素子S1のオンの程度が弱まって、スイッチング素子S1の抵抗成分Ron1が増大する。放電電流Icの波形を規定するCR時定数は、スイッチング素子S1の抵抗成分Ron1と抵抗R1の合成抵抗によって定まるため、抵抗成分Ron1の増大によって放電電流Icのピークをさらに抑制することができる。放電灯3の他端(第2のコンバータCON2)側においても、抵抗R2によってスイッチング素子S2に流れる放電電流を抑制できる。
このように、図15(a)および図2の放電灯点灯回路によれば、負荷オープン状態において、スイッチング素子S1、S2に流れる大電流を抑制することができ、回路の信頼性を高めることが可能となる。
図15(a)および図2の放電灯点灯回路によって奏される効果は、保護抵抗が設けられない放電灯点灯回路との対比によって、さらに明確となる。図16(b)は、図15(a)の回路から保護抵抗R1、R2を除いた比較技術に係る回路の、負荷オープン状態における動作波形図である。
負荷がオープンの状態でスイッチング素子S1が点灯周期でオン、オフを間欠的に繰り返すと、平滑コンデンサC3に蓄えられた電荷が、放電灯3に流れ込むことができず、スイッチング素子S1を介して接地端子GNDに流れ込む。スイッチング素子S1に印加されるゲート電圧VGGは、放電灯3が正常に点灯する状態において電力損失をなるべく減らすために、スイッチング素子S1がフルオンもしくはそれに近い状態でオンするように設定される。その結果として、平滑コンデンサC3は、スイッチング素子S1を介して地絡することとなり、スイッチング素子S1には大電流Icが流れてしまう。これがダブルコンバータ型の放電灯点灯回路特有の問題である。
翻って図16(a)の充電電流Icを参照すると、図16(b)の波形に比べて、ピークが抑制されていることが明らかである。つまり、図15(a)および図2の放電灯点灯回路によれば、負荷オープン時においてスイッチング素子S1、S2に大電流が流れるというダブルコンバータ型特有の問題を解決することができる。
図15(b)は、図15(a)の放電灯点灯回路の変形例を示す回路図である。図15(b)では、図15(a)の保護抵抗R1、R2が、2つのスイッチング素子S1、S2によって共有される構成となっている。図15(b)において、図15(a)と共通する構成要素は適宜省略されている。
より具体的には、スイッチング素子S1の一端は、第1のコンバータCON1の出力端子と接続されており、スイッチング素子S2の一端は、第2のコンバータCON2の出力端子と接続されている。スイッチング素子S1、S2の他端同士は共通に接続される。
保護抵抗としても機能する電流検出抵抗R3は、スイッチング素子S1、S2の共通接続された他端と固定電圧端子(接地端子)の間に設けられる。電流検出抵抗R3の電圧降下が、ランプ電流ILに対応する信号として制御回路4へと入力される。
制御回路4は、第1のコンバータCON1を駆動動作させる間、第1のコンバータCON1側のスイッチング素子Q2のオン、オフのデューティ比を、少なくとも電流検出抵抗R3に生ずる電圧降下にもとづいて調節する。同様に、第2のコンバータCON2を駆動動作させる間、第2のコンバータCON2側のスイッチング素子Q4のオン、オフのデューティ比を、少なくとも電流検出抵抗R3に生ずる電圧降下にもとづいて調節する。
制御回路4は、電流検出抵抗R3の電圧降下を増幅する差動アンプAMP3を備える。図示しない後段の回路は、差動アンプAMP3の出力をランプ電流ILに応じた信号として受け、スイッチング素子Q2、Q4のデューティ比をパルス変調制御する。
図15(b)の放電灯点灯回路によれば、放電灯3に第1の方向、およびその反対の第2の方向に流れるランプ電流ILを、単一の電流検出抵抗R3にて検出することができる。さらに、図15(b)の放電灯点灯回路は、図15(a)の回路と同様に、負荷オープン状態において、スイッチング素子S1、S2に流れる電流を好適に抑制することが可能となる。
さらに図15(b)の回路では、図15(a)の回路に比べて、電流検出抵抗(保護抵抗)の個数を1個減らすことが可能となる。これは回路面積およびコストの観点から非常に重要なメリットである。また、図15(a)の構成では、2つの電流検出抵抗R1、R2を高い精度でマッチングさせる必要があるが、図15(b)の構成ではこの配慮が不要となる。
加えて図15(a)においては、2つの向きのランプ電流ILに応じた2つの検出信号を受けるために、制御回路4に2系統のパッド(端子)を設ける必要があるところ、図15(b)においては、2方向のランプ電流の検出信号を1系統に統合できるため、制御回路4に設けるべき端子(パッド)の個数を削減できる。また、制御回路4の内部の構成も、図15(a)よりも図15(b)の方が簡略化できるという利点がある。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
図15(a)、(b)の放電灯点灯回路では、ランプ電流ILを検出するための電流検出用の抵抗R1〜R3が、オープン負荷時における保護抵抗としても機能する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、保護すべきスイッチング素子と直列な経路上に、電流検出用の抵抗とは別個に保護抵抗を設けてもよい。この場合も、上述した負帰還による電流抑制効果を得るために、保護抵抗はスイッチング素子のエミッタ(ソース)側に配置することが望ましい。
たとえば図4において、スイッチング素子Q3のソースと接地端子GND間に保護抵抗を設けてもよい。図6において、スイッチング素子S3のエミッタと接地端子GND間に保護抵抗を設けてもよい。図8、図10において、スイッチング素子S5、S7のソースと接地端子GND間に保護抵抗を設けてもよい。図12において、スイッチング素子Q4のエミッタと接地端子GND間に保護抵抗を設けてもよい。当業者には、ここで例示される他にも様々な変形例があることが理解されよう。
各実施の形態では、2つのコンバータCON1、CON2によって正の電圧を生成して、放電灯3に印加する場合(正極点灯と称する)について説明したが、負の電圧を生成して放電灯3を駆動してもよい(負極点灯と称する)。この場合、各図において、整流ダイオードD3、D4の向き、第1、第2トランスの各2次巻線の極性、および各トランスの2次巻線側に接続されたスイッチング素子の向き、ならびに当該スイッチング素子と並列に接続された整流素子の向きをそれぞれ反転すればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯回路の概念図。 本発明の第2の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作を 示すタイミングチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第3の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作を 示すタイミングチャート。 本発明の第4の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第4の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作を 示すタイミングチャート。 本発明の第5の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第5の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作を 示すタイミングチャート。 本発明の第6の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第6の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作 を示すタイミングチャート。 本発明の第7の実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図。 本発明の第7の実施の形態に係る放電灯点灯回路によるスイッチング動作 を示すタイミングチャート。 第1,第2のコンバータ用のトランスの配置を示す図。 図15(a)、(b)は、実施の形態に係る放電灯点灯回路の構成図である。 図16(a)、(b)は、それぞれオープン状態における、図15(a)の放電灯点灯回路の動作波形図および比較技術の動作波形図である。
符号の説明
1…電源、2…スタータ、3…放電灯、4…制御回路、CON1,CON2…コンバータ、S1〜S10…スイッチング素子、Q2〜Q5…スイッチング素子、C1〜C5…コンデンサ、L1…インダクタ、T1〜T3…トランス、D1〜D6…ダイオード、R1〜R3…電流検出用抵抗

Claims (7)

  1. 放電灯へ交流電力を供給する放電灯点灯回路であり、
    直流電圧を受け昇圧する第1及び第2のコンバータと、
    上記第1及び第2のコンバータを交互に第1の周波数で駆動動作させ、駆動動作しない側は停止動作させる事により、上記放電灯へ交流電力を供給し、点灯動作を行うよう制御する制御回路とを備えた
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 上記第1、第2のコンバータは、
    (a) 絶縁型の第1トランスと、直流電源と該第1トランスの1次巻線の間に直列接続された第1スイッチング素子と、出力端と上記第1トランスの2次巻線の間に直列接続された第2スイッチング素子とを備え、上記第1の周波数の各半周期の間、上記第1及び第2スイッチング素子が該第1の周波数より高い第2の周波数で同期して駆動するもの、
    (b) 絶縁型の第2トランスと、直流電源と該第2トランスの1次巻線の間に直列接続された第3スイッチング素子と、一方の出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に直列接続された第1整流素子と、前記一方の出力端と他方の出力端との間に接続された第4スイッチング素子とを備え、上記第3スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第4スイッチング素子はオフ状態で、上記第3スイッチング素子が停止動作している間は、上記第4スイッチング素子はオン状態とするもの、
    (c)絶縁型の第3トランスと、直流電源と該第3トランスの1次巻線の間に直列接続された第5スイッチング素子と、出力端と該第3トランスの2次巻線の間に直列接続された第6スイッチング素子と、この第6スイッチング素子と並列接続された第2整流素子とを備え、上記第5スイッチング素子が駆動動作している間は、上記第6スイッチング素子はオフ状態で、上記第5スイッチング素子が停止動作している間は、上記第6スイッチング素子はオン状態とするもの、
    のいずれかで構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯回路。
  3. 上記第1、第2のコンバータにおける絶縁型の第1乃至第3のトランスは、互いに磁性体の一部が共有されるように構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯回路。
  4. 上記第1、第2のコンバータにおける2次側の第2、第4、第6スイッチング素子の少なくもいずれかが絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタにより構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯回路。
  5. 上記放電灯を起動させるもので、上記第1及び第2のコンバータのうち一方から充電用電圧を受けるスタータ用コンデンサを有するスタータ回路を備え、
    当該スタータ回路に充電用電圧を供給する側のコンバータは、上記(b)或いは(c)のように構成され、2次側の上記第4又は第6のスイッチング素子は絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタにより構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯回路。
  6. 上記第1、第2のコンバータはそれぞれ、
    絶縁型の第2トランスと、
    上記第2トランスの1次巻線と直列に接続された第3スイッチング素子と、
    出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に設けられた第1整流素子と、
    上記出力端と固定電圧端子の間に直列に接続された第4スイッチング素子および電流検出抵抗と、
    を含み、
    上記制御回路は、上記第3スイッチング素子を駆動動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオフ状態とし、上記第3スイッチング素子を停止動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオン状態とし、
    かつ上記制御回路は、上記第1のコンバータを駆動動作させる間、上記第1のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記第2のコンバータ側の上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節し、上記第2のコンバータを駆動動作させる間、上記第2のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記第1のコンバータ側の上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節することを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯回路。
  7. 上記第1、第2のコンバータはそれぞれ、
    絶縁型の第2トランスと、
    上記第2トランスの1次巻線と直列に接続された第3スイッチング素子と、
    出力端と上記第2トランスの2次巻線の間に設けられた第1整流素子と、
    その一端が、上記出力端と接続された第4スイッチング素子と、
    を含み、
    上記第1のコンバータ側の上記第4スイッチング素子の他端と、上記第2のコンバータ側に設けられた上記第4スイッチング素子の他端は共通に接続されており、
    上記放電灯点灯回路は、上記第4スイッチング素子の共通接続された上記他端と固定電圧端子の間に設けられた電流検出抵抗をさらに備え、
    上記制御回路は、上記第3スイッチング素子を駆動動作させる間は、上記第4スイッチング素子はオフ状態とし、上記第3スイッチング素子を停止動作させる間は、上記第4スイッチング素子をオン状態とし、
    かつ上記制御回路は、上記第1のコンバータを駆動動作させる間、上記第1のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節し、上記第2のコンバータを駆動動作させる間、上記第2のコンバータ側の上記第3スイッチング素子のオン、オフのデューティ比を、少なくとも上記電流検出抵抗に生ずる電圧降下にもとづいて調節することを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯回路。
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