JP3384323B2 - 放電灯装置 - Google Patents

放電灯装置

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JP3384323B2
JP3384323B2 JP12629398A JP12629398A JP3384323B2 JP 3384323 B2 JP3384323 B2 JP 3384323B2 JP 12629398 A JP12629398 A JP 12629398A JP 12629398 A JP12629398 A JP 12629398A JP 3384323 B2 JP3384323 B2 JP 3384323B2
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Denso Corp
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Koito Manufacturing Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯を点灯
する放電灯装置に関し、特に車両前照灯に用いて好適な
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプとい
う)を車両用前照灯に適用し、車載バッテリの電圧をト
ランスにて高電圧化したのち、この高電圧の極性をイン
バータ回路にて切り換えて、ランプを交流点灯させるよ
うにしたものが種々提案されている(特開平9−180
888号公報、特開平8−321389号公報など)。
【0003】ここで、トランスの一次側には一次電流を
制御するためのスイッチング素子が設けられており、ラ
ンプ電圧とランプ電流に基づいて、スイッチング素子を
PWM(パルス幅変調)制御して、ランプに供給する電
力を制御するようにしている。このようなPWM制御に
おいては、デューティー比とトランスの二次側出力との
間に図6の特性aで示す関係があるため、ランプの電力
を急激に増加させようとして、デューティー比を大きく
すると、逆にトランスの二次側出力が低下してしまうこ
とになる。
【0004】このため、従来では、最大デューティー比
(図6中のXで示す)を設定し、これ以上デューティー
比が大きくならないように制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように最大デューティー比を設定した場合、ランプ点灯
始動時にランプ電流が低くなって立ち消えが生じるよう
なときには、ランプに十分な電力を供給することができ
ず、ランプの点灯性という点で問題が生じる。本発明は
上記問題に鑑みたもので、ランプの点灯性を良好にする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至3に記載の発明においては、トランス
(41)の一次側に接続されたスイッチング素子(4
2)をデューティー制御する電力制御手段(100、3
00)において、ランプ(2)に流れる電流に応じて、
その電流が小さいときには大きいときよりもデューティ
ー比の上限値を大きくするように、上限値を変化させる
手段(124)を備えたことを特徴としている。
【0007】このことによってトランス(41)の二次
側出力を十分高くすることができ、ランプの点灯性を良
好にすることができる。なお、上記した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示すものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明にかかる放電灯装
置を車両用前照灯に適用した実施形態の全体構成を示
す。1は直流電源としての車載バッテリ、2は車両用前
照灯であるメタルハライドランプ等のランプ、3はラン
プ2の点灯スイッチである。
【0009】放電灯装置は、直流電源回路(DC/DC
コンバータ)4、テークオーバー回路5、インバータ回
路6、始動回路7等の回路機能部を有している。DC/
DCコンバータ4は、バッテリ1側に配された一次巻線
41aとランプ2側に配された二次巻線41bを有する
フライバックトランス41と、一次巻線41aに接続さ
れたMOSトランジスタ42と、二次巻線41bに接続
された整流用のダイオード43および平滑用コンデンサ
44から構成され、バッテリ電圧VBを昇圧した昇圧電
圧を出力する。すなわち、MOSトランジスタ42がオ
ンすると、一次巻線41aに一次電流が流れて一次巻線
41aにエネルギーが蓄えられ、MOSトランジスタ4
2がオフすると、一次巻線41aのエネルギーが二次巻
線41bに供給される。そして、このような動作を繰り
返すことにより、ダイオード43と平滑用コンデンサ4
4の接続点から高電圧を出力する。
【0010】なお、フライバックトランス41は、図に
示すように一次巻線41aと二次巻線41bとが電気的
に導通するように構成されている。テークオーバー回路
5は、コンデンサ51と抵抗52から構成され、点灯ス
イッチ3がオンした後にコンデンサ51が充電されるこ
とによって、ランプ2を電極間での絶縁破壊から速やか
にアーク放電に移行させる。
【0011】インバータ回路6は、ランプ2を交流点灯
させるもので、Hブリッジ回路61とブリッジ駆動回路
62、63から構成されている。Hブリッジ回路61
は、Hブリッジ状に配置されたブリッジ用半導体スイッ
チング素子をなすMOSトランジスタ61a〜61dか
らなる。ブリッジ駆動回路62、63は、後述するHブ
リッジ制御回路400からの制御信号によって、MOS
トランジスタ61a、61dとMOSトランジスタ61
b、61cを交互にオンオフ駆動する。この結果、ラン
プ2の放電電流の向きが交互に切り換わり、ランプ2の
印加電圧(放電電圧)の極性が反転してランプ2が交流
点灯する。
【0012】なお、コンデンサ61e、61fは、点灯
始動時に発生する高圧パルスからHブリッジ回路61を
保護する保護用のコンデンサである。始動回路7は、H
ブリッジ回路61の中点電位点とバッテリ1の負極端子
との間に設置され、一次巻線71aと二次巻線71bを
有するトランス71、ダイオード72、73、抵抗7
4、コンデンサ75、および一方向性半導体素子である
サイリスタ76から構成されており、ランプ2を点灯始
動させる。すなわち、点灯スイッチ3がオンすると、コ
ンデンサ75が充電を開始し、この後、サイリスタ76
がオンすると、コンデンサ75が放電を開始し、トラン
ス71を通じて、ランプ2に高電圧を印加する。その結
果、ランプ2が、電極間で絶縁破壊し点灯する。
【0013】上記したMOSトランジスタ42、ブリッ
ジ回路62、63、サイリスタ76は、制御回路10に
よって制御される。この制御回路10には、DC−DC
コンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧(す
なわちインバータ回路6に印加される電圧)VLおよび
インバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れるラン
プ電流ILなどが入力されている。なお、ランプ電流I
Lは電流検出用抵抗8により電圧として検出される。
【0014】図2に、制御回路10のブロック構成を示
す。制御回路10は、MOSトランジスタ42をPWM
信号によってオンオフさせるPWM制御回路100と、
ランプ電圧VLをサンプルホールドするサンプルホール
ド回路200と、サンプルホールドされたランプ電圧V
Lとランプ電流ILに基づいてランプ電力を所望値に制
御するランプパワー制御回路300と、Hブリッジ回路
61を制御するHブリッジ制御回路400と、サイリス
タ76をオンさせてランプ2に高電圧を発生させる高電
圧発生制御回路500から構成されている。
【0015】上記構成において、放電灯装置の点灯動作
を説明する。点灯スイッチ3がオンすると、図1に示す
各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路10
0はMOSトランジスタ42をPWM制御する。その結
果、フライバックトランス41の作動によって、バッテ
リ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4か
ら出力される。また、Hブリッジ制御回路400は、H
ブリッジ回路61におけるMOSトランジスタ61a〜
61dを対角線の関係で交互にオンオフさせる。このこ
とにより、DC−DCコンバータ4から出力された高電
圧が、Hブリッジ回路61を介して始動回路7のコンデ
ンサ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
【0016】この後、高電圧発生制御回路500は、H
ブリッジ制御回路400から出力されるMOSトランジ
スタ61a〜61dの切換えタイミングを知らせる信号
に基づいて、サイリスタ76にゲート駆動信号を出力
し、サイリスタ76をオンさせる。そして、サイリスタ
76がオンすると、コンデンサ75が放電し、トランス
71を通じて、ランプ2に高電圧が印加される。その結
果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
【0017】この後、Hブリッジ回路61によりランプ
2への放電電圧の極性(放電電流の向き)を交互に切り
換えることで、ランプ2が交流点灯される。また、ラン
プパワー制御回路300は、ランプ電流ILとランプ電
圧VL(サンプルホールド回路200によってサンプル
ホールドされたもの)とに基づいて、ランプ電力が所望
値となるように制御し、ランプ2を安定点灯させる。
【0018】なお、サンプルホールド回路200は、H
ブリッジ回路61の切換タイミングに同期しその切換時
に発生する過渡電圧をマスクし、過渡電圧発生時以外の
ランプ電圧VLをサンプリングしてホールドする。次
に、上記したランプパワー制御回路300について説明
する。図3にその具体的な構成を示す。
【0019】ランプパワー制御回路300は、ランプ2
の点灯状態を示す信号であるランプ電圧VLやランプ電
流IL等に応じた出力を発生する誤差増幅回路301を
備えており、この誤差増幅回路301の出力がPWM制
御回路100に入力されるようになっている。PWM制
御回路100は、誤差増幅回路301の出力電圧が大き
くなるほど、MOSトランジスタ42をオンオフさせる
デューティー比を大きくして、ランプ電力を増加させ
る。
【0020】誤差増幅回路301の非反転入力端子に
は、基準電圧Vr1が入力され、反転入力端子には、ラ
ンプ電力を制御するためのパラメータとなる電圧V1が
入力されており、誤差増幅回路301は基準電圧Vr1
と電圧V1の差に応じた電圧を出力する。この電圧V1
は、ランプ電流ILと、一定電流i1と、第1電流設定
回路302にて設定される電流i2と、第2電流設定回
路303にて設定される電流i3に基づいて決定され
る。なお、電流i1と電流i2と電流i3との和は、ラ
ンプ電流ILより十分小さく設定されている。
【0021】ここで、第1電流設定回路302は、図に
示すようにランプ電圧VLが高くなるほど電流i2を大
きく設定し、第2電流設定回路303は、図に示すよう
に点灯スイッチ3のオン後の時間Tが長くなるほど電流
i3を大きく設定する。そして、このランプパワー制御
回路300は、点灯スイッチ3のオン後の時間T、ラン
プ電圧VL、ランプ電流ILなどに応じた電圧を出力し
てランプ電力を制御し、点灯始動時にはランプ電力を大
きな値(例えば75W)として電極温度を迅速に高め、
電極温度が徐々に高くなると、ランプ電力を徐々に低下
させていき、ランプ2が安定状態になるとランプ電力を
所定値(例えば35W)に制御する。
【0022】次に、PWM制御回路100について説明
する。図4にその具体的な構成を示す。PWM制御回路
100は、スレッショルドレベルを設定するスレッショ
ルドレベル設定回路101と、鋸歯状波を形成する鋸歯
状波形成回路102と、鋸歯状波とスレッショルドレベ
ルとを比較して、スッショルドレベルに応じたデューテ
ィー比のゲート信号をMOSトランジスタ42に出力す
るコンパレータ103から構成されている。
【0023】スレッショルドレベル設定回路101は、
上述した誤差増幅回路301からの出力電圧(指令信
号)に応じたスレッシュルドレベルを設定するもので、
誤差増幅回路301からの出力電圧が大きくなるほど、
低いスレッシュルドレベルを設定するレベル反転回路1
10と、デューティー比の上限値(リミット値)を設定
するリミット値設定回路120を備えている。
【0024】レベル反転回路110は、カレントミラー
回路を構成するPNPトランジスタ111、112と、
PNPトランジスタ112のコレクタ端子にベース端子
が接続されたNPNトランジスタ113、抵抗114、
115から構成されている。誤差増幅回路301の出力
端子は、抵抗114を介してPNPトランジスタ111
のコレクタ端子に接続されており、PNPトランジスタ
111、112のエミッタ端子は、定電圧源に接続され
ている。
【0025】ここで、ランプ電力を小さくするために誤
差増幅回路301の出力電圧が低くなると、抵抗114
に流れる電流が増加する。その結果、カレントミラー回
路を構成するPNPトランジスタ111、112により
PNPトランジスタ112のコレクタ電流が増加し、P
NPトランジスタ112のコレクタ端子と抵抗115の
接続点の電圧VMが高くなる。この電圧VMは、エミッ
タフォロア回路をなすトランジスタ113を介してコン
パレータ103の反転入力端子の入力電圧VNとなるた
め、入力電圧VNが高くなり、スレッショルドレベルが
高くなって、デューティー比が小さくなる。
【0026】一方、ランプ電力を大きくするために誤差
増幅回路301の出力電圧が大きくなると、PNPトラ
ンジスタ112のコレクタ電流が減少し、電圧VMが低
くなるため、入力電圧VNが低くなり、スレッショルド
レベルが低くなって、デューティー比が大きくなる。次
に、デューティー比の上限値を設定するリミット値設定
回路120について説明する。リミット値設定回路12
0は、バッテリ電圧VBに応じてリミット値を設定する
第1リミット値設定回路121と、ランプ電圧VLに応
じてリミット値を設定する第2リミット値設定回路12
2と、バッテリ電圧VBが所定値以下になるとリミット
値を回路上設定可能な最大値に設定する第3リミット値
設定回路123と、ランプ電流ILに応じてリミット値
を設定する第4リミット値設定回路124と、上記設定
回路121〜124により設定されたリミット値にデュ
ーティー比を制限するNPNトランジスタ125から構
成されている。
【0027】第1リミット値設定回路121は、抵抗1
21a〜121cにて構成されており、車載バッテリ1
とフライバックトランス41の一次巻線41aの間の接
続点から得られるバッテリ電圧VBを抵抗121a〜1
21cで分圧し、電圧V0を形成する。この電圧V0
は、デューティー比を制限するために用いられる。今、
ランプ電力を増加させるために誤差増幅回路301の出
力電圧が大きくなり、電圧VMが低くなったとする。こ
のとき、電圧VMが電圧V0より高いと、NPNトラン
ジスタ125はオフし、コンパレータ103への入力電
圧VNは、電圧VMにより設定され、誤差増幅回路30
1の出力電圧に応じたスレッショルドレベルが設定され
る。しかし、ランプ電力を大幅に増加させるために、電
圧VMが電圧V0より低くなると、NPNトランジスタ
125がオンし、入力電圧VNは、電圧V0に制限され
る。すなわち、この電圧V0によって、スレッショルド
レベルはそれ以上大きくならないように制限される。な
お、電圧V0は、上記したリミット値に対応しており、
電圧V0が小さいほど、リミット値は大きくなる、言い
換えれば最大デューティー比が大きくなる。
【0028】第1リミット値設定回路121において
は、バッテリ電圧VBが低下するほど電圧V0を小さく
し、リミット値を大きくする。これは、バッテリ電圧V
Bが低くなると、図6の特性bのように、特性aが右側
に若干ずれ、山の高さが小さくなる関係になるため、こ
の特性bに適合させるためである。第2リミット値設定
回路122は、抵抗122a、カレントミラー回路を構
成するNPNトランジスタ122b、122cを有し、
ランプ2の供給電力を示すランプ電圧VLに応じて電圧
V0を変化させる。すなわち、ランプ電圧VLが高くな
ると、カレントミラー回路を構成するNPNトランジス
タ122cのコレクタ電流が増加し、電圧V0を低下さ
せて、リミット値を大きくする。これは、ランプ2の供
給電力が大きくなると、図6の特性cのように、特性a
が右側にずれた関係になり、この特性cに適合させるた
めである。
【0029】なお、上記したリミット値は、フライバッ
クトランス41の二次側に十分なエネルギーが供給され
るようにするために設けられている。すなわち、大幅に
ランプ電力を増加しようとして、ランプパワー制御回路
300がデューティー比を大きくするように機能したと
きに、逆にフライバックトランス41の二次側出力が低
下するのを防止するために設定されている。
【0030】しかしながら、バッテリ電圧VBが大きく
低下して、例えば7Vより小さくなると、上記したリミ
ット値では適切でなく、リミット値をさらに大きくする
必要がある。つまり、バッテリ電圧VBがさらに大幅に
低下した場合には、フライバックトランス41の二次側
出力も大きく低下するので、これに応じて上記リミット
値を大きくしないと、十分な二次側出力が得られない。
【0031】そこで、第3リミット値設定回路123に
よりリミット値を回路上設定可能な最大値に設定してい
る。この第3リミット値設定回路123は、NPNトラ
ンジスタ123aと、このNPNトランジスタ123a
をオンオフするコンパレータ123bから構成されてい
る。コンパレータ123bは、非反転入力端子に所定電
圧(例えば7V)VKが入力され、反転入力端子にバッ
テリ電圧VBが入力されている。そして、バッテリ電圧
VBが電圧VKより低下すると、NPNトランジスタ1
23aがオンし、電圧V0をほぼ0Vにする。この結
果、リミット値は、デューティー比をほぼ100%にで
きる値にまで大きくなり、二次側の出力を十分得ること
ができるようになる。
【0032】また、ランプ点灯始動時の点灯性を良好に
するために、第4リミット値設定回路124が設けられ
ている。この第4リミット値設定回路124は、ランプ
電流ILが所定値以下のときにリミット値を大きくする
もので、コンパレータ124aと、抵抗124bおよび
コンデンサ124cからなるフィルタ回路と、NPNト
ランジタ124dなどから構成されている。
【0033】コンパレータ124aは、端子Dからフィ
ルタ回路を介して入力された電圧、すなわちランプ電流
ILに応じた電圧と基準電圧Vr2とを比較し、ランプ
電流ILに応じた電圧が基準電圧Vr2より低いとき
に、ハイレベルの信号を出力して、NPNトランジスタ
124dをオンさせる。その結果、電圧V0が低下して
リミット値が大きくなり、フライバックトバックトラン
ス41の二次側の出力を十分高くすることができる。
【0034】このようにランプ電流ILが所定値以下の
ときにリミット値を大きくすることによって、フライバ
ックトバックトランス41の二次側の出力を十分高くす
ることができ、ランプ2の点灯性を良好にすることがで
きる。また、点灯スイッチ3がオンした直後でランプ2
が点灯する前においてはランプ電流が流れないので、上
記した作動によってリミット値が大きくなり、フライバ
ックトバックトランス41の二次側出力、すなわちラン
プ電圧VLの立ち上げを早くすることができるという効
果も奏する。
【0035】なお、上記した実施形態においては、第4
リミット設定回路124としてランプ電流ILが所定値
以下のときにリミット値を大きくするものを示したが、
ランプ電流ILに応じてリミット値を連続的に変化させ
るようにしてもよい。図5にこの場合の具体的な構成を
示す。図5において、端子Dからフィルタ回路を介して
ランプ電流ILに応じた電圧がオペアンプ124eの非
反転入力端子に入力され、その電圧が抵抗124f、1
24gによって決まるゲインにて増幅され、電圧V01
して出力される。そして、オペアンプ124hとダイオ
ード124iからなる回路によって、電圧V0が電圧V
01より大きいとき、出力電圧V02を電圧V01と等しくし
て、電圧V0を低下させ、リミット値を大きくする。こ
の場合、ランプ電流ILが小さいほどリミット値を大き
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す放電灯装置の全体構
成図である。
【図2】図1中の制御回路10を示すブロック構成図で
ある。
【図3】図2中のランプパワー制御回路300の具体的
な構成を示す図である。
【図4】図2中のPWM制御回路100の具体的な構成
を示す図である。
【図5】図4中の第4リミット設定回路124の他の構
成を示す図である。
【図6】トランス41の二次側出力とデューティー比と
の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1…車載バッテリ、2…ランプ、3…ランプ、4…DC
−DCコンバータ、5…テークオーバー回路、6…イン
バータ回路、7…始動回路、41…フライバックトラン
ス、42…MOSトランジスタ、61…Hブリッジ回
路、100…PWM制御回路、101…スレッショルド
レベル設定回路、110…レベル反転回路、120…リ
ミット値設定回路、200…サンプルホールド回路、3
00…PWM制御回路、400…Hブリッジ制御回路、
500…高電圧発生制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 悟市 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所 静岡工場内 (72)発明者 舟山 友幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−272880(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/282

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧源(1)の電圧をトランス(4
    1)を用いて昇圧し、この昇圧された電圧に基づいて放
    電灯(2)を交流点灯させる放電灯装置において、 前記トランス(41)の一次側に接続されたスイッチン
    グ素子(42)と、 前記放電灯(2)の点灯状態を示す信号に基づいて前記
    スイッチング素子(42)をデューティー制御する電力
    制御手段(100、300)とを備え、 前記電力制御手段(100、300)は、前記デューテ
    ィー制御におけるデューティー比の上限値を設定するよ
    うになっており、 さらに、前記放電灯(2)に流れる電流に応じて、その
    電流が小さいときには大きいときよりも前記上限値を大
    きくするように前記上限値を変化させる手段(124)
    を備えていることを特徴とする放電灯装置。
  2. 【請求項2】 前記上限値を変化させる手段(124)
    は、前記放電灯(2)に流れる電流を所定値と比較する
    手段(124a)を有し、前記放電灯(2)に流れる電
    流が所定値以下のときに前記上限値を大きくするもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記上限値を変化させる手段(124)
    は、前記放電灯(2)に流れる電流に応じて前記上限値
    を連続的に変化させるものであることを特徴とする請求
    項1に記載の放電灯装置。
JP12629398A 1998-05-08 1998-05-08 放電灯装置 Expired - Fee Related JP3384323B2 (ja)

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