JP3802281B2 - 放電灯点灯回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯回路を構成する直流電源回路及び直流−交流変換回路の構成を改良することで部品点数やコストの削減を図るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
放電灯(メタルハライドランプ等)の点灯回路については、直流電源回路、直流−交流変換回路、起動回路(所謂スタータ回路)を備えた構成が知られている。
【0003】
例えば、直流電源回路にはDC−DCコンバータを用いるとともに、直流−交流変換回路としてフルブリッジ型回路(4つの半導体スイッチ(あるいはスイッチング)素子をそれぞれ2組にしてスイッチング制御を行うように構成された回路)及びそのドライバ回路を使用した回路構成にあっては、DC−DCコンバータの出力する正極性の電圧(正電圧)がフルブリッジ型回路において矩形波状電圧に変換された後、放電灯に供給される。つまり、放電灯の一方の端子に正電圧が供給されているときには、他方の端子の電位がグランドレベルとなり、逆に上記一方の端子の電位がグランドレベルに落ちているときには、他方の端子には正電圧が供給されるいったサイクルが繰り返されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した点灯回路にあってはフルブリッジ型回路の構成要素として、4つのスイッチ素子と、これらの素子を駆動する2つのハーフブリッジドライバが必要であるため、これが部品点数の増加やコスト上昇をもたらす原因になってしまうという問題がある。
【0005】
例えば、放電灯を自動車用前照灯の光源に使用する場合を例にすると、車輌前部の左右にそれぞれ前照灯が付設される場合に、左右2つの放電灯とそれぞれの点灯回路が必要となる。また、ハイビーム(あるいは走行ビーム)とロービーム(あるいはすれ違いビーム)とを別個の放電灯によってそれぞれ照射する構成を採用した場合(所謂4灯式照明)には、左右に2個ずつの放電灯及びその点灯回路が必要である。このような場合、2つの放電灯について全部で8つのスイッチ素子と4つのハーフブリッジドライバが必要であるため、装置のコストが嵩むだけでなく、装置の大型化により回路装置の配置スペースを確保するのが難しくなるといった問題をかかえてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、放電灯点灯回路を構成する直流−交流変換回路について簡単化を図ることでコストの低減及び装置の小型化を実現することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した課題を解決するために、直流入力電圧を受けて所望の直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回路の後段に配置されその出力電圧を交流電圧に変換した後にこれを複数の放電灯に供給するための直流−交流変換回路と、直流電源回路の後段で出力電圧検出を行う検出回路とを備えた放電灯点灯回路において、下記の ( イ)乃至(ヘ)に示す構成を有するものである。
(イ)直流電源回路の2つの出力端子からそれぞれ各別に出力される正極性及び負極性の電圧が直流−交流変換回路に送出されること及び該正極性及び負極性の電圧が上記検出回路によってそれぞれ検出されること。
(ロ)直流−交流変換回路が、4つのスイッチ素子からなるフルブリッジ型の回路構成を有していること。
(ハ)上記4つのスイッチ素子のうち、互いに直列接続とされることにより第1の組をなすスイッチ素子同士の接続点に対して第1の放電灯が接続され、また、互いに直列接続されることで第2の組をなすスイッチ素子同士の接続点に対して第2の放電灯が接続されていること。
(ニ)第1及び第2の放電灯のそれぞれの端子のうち、上記(ハ)の接続点に接続されない方の端子が直接に又は電流検出手段を介してグランドに接続されていること。
(ホ)上記2組のスイッチ素子のオン/オフ動作によって、第1の放電灯に正極性の電圧が供給される間、第2の放電灯には負極性の電圧が供給され、逆に、第1の放電灯に負極性の電圧が供給される間、第2の放電灯には正極性の電圧が供給されること。
(ヘ)上記検出回路では、上記4つのスイッチ素子からなるフルブリッジの極性を規定するための信号を受けて、第1の放電灯に供給される正極性の電圧に係る検出信号が第1の電圧検出端子に取り出されるときには第2の放電灯に供給される負極性の電圧に係る検出信号が第2の電圧検出端子に取り出され、第1の放電灯に供給される負極性の電圧に係る検出信号が第1の電圧検出端子に取り出されるときには第2の放電灯に供給される正極性の電圧に係る検出信号が第2の電圧検出端子に取り出されること。
【0008】
本発明によれば、1つの放電灯に対して直流−交流変換回路内に1対のスイッチ素子を設けてこれらが交番動作するように駆動制御を行えば良いので、回路構成が簡単になる(1つの放電灯当たり、2つのスイッチ素子及び1つのハーフブリッジドライバを設けるだけで済む。)。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示すものであり、1つの放電灯に関する回路構成(制御系を除いた給電系のみ)を示している。
【0010】
放電灯点灯回路1は、電源2、直流電源回路3、直流−交流変換回路4、起動回路5を備えている。
【0011】
直流電源回路3は、電源2からの直流入力電圧(これを「Vin」と記す。)を受けて所望の直流電圧を出力するものであり、図示しない制御回路からの制御信号に応じてその出力電圧が可変制御される。この直流電源回路3には、スイッチングレギュレータの構成を有するDC−DCコンバータ(チョッパー式、フライバック式等。)が用いられるが、正極性の電圧出力(正電圧出力)を得るための第1の回路部(DC−DCコンバータ3A)と負極性の電圧出力(負電圧出力)を得るための第2の回路部(DC−DCコンバータ3B)とが互いに並列の関係をもって配置されている。
【0012】
図2は直流電源回路3の構成例を示したものである。
【0013】
トランスTの1次巻線Tpの一端が直流入力端子「ta」に接続されることで電圧Vinが入力されるようになっており、1次巻線Tpの他端は半導体スイッチ素子SW(図には単にスイッチの記号で示すが、電界効果トランジスタ等が用いられる。)及び電流検出用抵抗Rsを介して接地されている(この抵抗Rsについては任意であり、特に設けなくても良い)。尚、半導体スイッチ素子SWの制御端子(FETの場合にはゲート)には図示しない制御回路からの信号「Sc」が供給されてそのスイッチング制御が行われる。
【0014】
トランスTの2次巻線Tsは、その一端がダイオードD1のアノードに接続され、該ダイオードD1のカソードがコンデンサC1を介して接地されている。そして、コンデンサC1の端子電圧が端子「to1」を介して出力電圧(これを「Vdcp」と記す。)となる。また、2次巻線Tsの他端は、ダイオードD2のカソードに接続されており、該ダイオードD2のアノードがコンデンサC2を介して接地されるとともに端子「to2」に接続されており、当該端子を介して出力電圧(これを「Vdcn」と記す。)が得られる。
【0015】
このように直流電源回路3は、正極性及び負極性の電圧Vdcp(>0)、Vdcn(<0)を2つの出力端子から各別に出力する構成となっている。
【0016】
尚、トランスTの巻線に付した「・」印は巻き始めを示しており、例えば、2次巻線TsについてはダイオードD2との接続端及び接地された中間タップにおける巻き始端にそれぞれ「・」印が付されている。
【0017】
直流−交流変換回路4は直流電源回路3の後段に配置されその出力電圧を交流電圧に変換した後にこれを放電灯6に供給するために設けられており、直流電源回路3の2つの出力端子からそれぞれ各別に出力される正極性及び負極性の電圧が送出されてくる。そして、DC−DCコンバータ3Aの出力電圧Vdcpと、DC−DCコンバータ3Bの出力電圧Vdcnとを切り換えるために、直流−交流変換回路4内に設けられた1対の半導体スイッチ素子sw1、sw2(これらの素子には電界効果トランジスタ等が用いられるが、図には単にスイッチの記号で示す。)がそれらの駆動回路DRVによって交番動作され、これによって生成される交流電圧が放電灯6に供給される。
【0018】
つまり、直流電源回路3の出力段において直列に接続された2つのスイッチ素子sw1、sw2については、その一方sw1がDC−DCコンバータ3Aの出力端子に接続されるとともに、sw2を介してDC−DCコンバータ3Bの出力端子に接続されている。そして、これらのスイッチ素子をそれぞれ相反的にスイッチング制御する駆動回路DRVについては、例えば、ハーフブリッジドライバとして既知のIC(集積回路)が使用される。つまり、駆動回路DRVからの各スイッチ素子の制御端子に供給される信号により、素子sw1がオン状態のとき、素子sw2がオフ状態となり、逆に素子sw1がオフ状態のとき、素子sw2がオン状態となるようにハーフブリッジの交番動作が行われて直流電圧が交流電圧に変換される。
【0019】
起動回路5は、放電灯6の点灯初期に起動信号(高電圧パルス)を発生させて放電灯6に起動をかけるために設けられており、当該起動信号は直流−交流変換回路4の出力する交流電圧「Vout」に重畳されて放電灯6に印加される。つまり、起動回路5内には誘導性負荷(インダクタンス成分)が含まれており、放電灯6の一方の電極端子が誘導性負荷を介して2つのスイッチ素子sw1、sw2同士の接続点Aに接続され、他方の電極端子がグランド(GND)に直接又は電流検出手段(電流検出用の抵抗やコイル等)を介して接続されることで接地されている。
【0020】
図3は起動回路5の構成例を示したものである。
【0021】
起動回路5内のトランス7には、1次巻線7aに対して2次巻線7bが設けられており、2次巻線7bの一端が上記接続点Aに接続され、他端が放電灯6に接続されている(つまり、2次巻線7bが上記誘導性負荷に相当する。)。
【0022】
そして、1次巻線7aを含む1次側回路8には、コンデンサ9及びスイッチ素子10(図には単にスイッチの記号で示すが、放電ギャップ素子や、サイリスタ、トライアック等が用いられる。)が設けられており、該スイッチ素子10の導通(あるいは降伏)時にコンデンサ9が放電し、この時の発生電圧がトランス7によって昇圧された後、2次巻線7bを介して放電灯6に印加される。例えば、1次用電圧「Vp」が抵抗11及び順方向のダイオード12を介してコンデンサ9に供給されることで該コンデンサ9が充電され、その端子電圧が所定の閾値電圧に達したときにスイッチ素子10が作動してコンデンサ9が放電することにより1次巻線7aに電圧が発生する。
【0023】
尚、1次用電圧「Vp」の供給方法には、例えば、下記に示すようにいくつかの方法が挙げられるがその如何は問わない。
【0024】
(I)直流電源回路又は直流−交流変換回路の出力電圧から得る方法
(II)直流電源回路又は直流−交流変換回路の出力電圧を倍電圧回路等を通して昇圧することにより1次用電圧を得る方法
(III)直流電源回路内に設けられるコンバータトランスの2次側に巻線を付設して、該2次巻線の出力を整流・平滑することで1次用電圧を得る方法。
【0025】
しかして、上記した回路構成によれば、1つの放電灯に対して1対のスイッチ素子及びそれらの駆動回路を用いたハーフブリッジの構成で済むことになる。
【0026】
尚、図1に示すように、駆動回路DRVは電圧Vdcnの負極性電圧に基づいて動作させる。従って、このために駆動回路DRV用の電源電圧(これを「Vccbr」と記す。)が必要になる。また、駆動回路DRVに入力される制御信号(クロック信号)についても同様の配慮が必要である。
【0027】
図4はそのための回路構成例を示したものである。
【0028】
DC−DCコンバータ3Bの出力端子to2はツェナーダイオードZDのアノードに接続されており、該ツェナーダイオードのカソードが抵抗R1を介して「+Vcc」の電源端子tVccに接続されている。尚、「+Vcc」は図示しない電源電圧生成回路によって得られる所定の電源電圧を示す。
【0029】
ツェナーダイオードZDに対して並列に設けられたコンデンサC3は、その一端が抵抗R1とツェナーダイオードZDとの間に接続されるとともに、駆動回路DRVの電源端子tVccbrに接続されている。
【0030】
信号「CK」は上記したブリッジの極性を規定するための矩形波状信号であり(そのL(ロー)信号のレベルがグランドレベルに規定されている。)、抵抗R2を介してpnpトランジスタQのベースに供給される。該トランジスタQのエミッタは抵抗R3を介して電源端子tVccに接続されており、そのコレクタが抵抗R4を介して端子to2に接続されている。そして、当該コレクタが端子tdrvに接続されることで当該端子を介してコレクタ出力が駆動回路DRVに送出されるようになっている。尚、ダイオードD3はそのアノードがトランジスタQのコレクタに接続され、そのカソードが上記端子tVccbrに接続されている。また、抵抗R5はトランジスタQのベース−エミッタ間に介挿された抵抗である。
【0031】
この回路では信号CKのレベルが、例えば、LレベルのときにトランジスタQがオン状態となり、ツェナーダイオードZDで決まる電圧が端子tdrvから駆動回路DRVに供給され、また、信号CKのレベルがH(ハイ)レベルのときにトランジスタQがオフ状態となって端子tdrvから負電圧が駆動回路DRVに供給される。
【0032】
ところで、図1や図3に示すように放電灯6の片方の電極端子とグランドとの間に、放電灯に流れる電流を検出するための電流検出手段としてシャント抵抗(Ri)を介挿したとすると、当該抵抗に生じる電圧降下を検出することで放電灯の電流検出を行うことができるが、その際の検出信号の向きが問題となる。即ち、放電灯に流れる電流の向きが矩形波の極性に応じて交番するために検出信号が正値になったり負値となってしまうことになる(例えば、矩形波の正極(性)電圧が放電灯に供給されたときに流れる電流の検出信号値を正値とすると、極性反転によって矩形波の負極(性)電圧が放電灯に供給されたときに流れる電流の検出信号値は負値となる。)。
【0033】
このような検出信号の極性(あるいは符号)の時間的変化(反転)は、これを利用する制御回路にとって取り扱いが面倒であるため好ましくないので、検出信号の極性を一定化させるには、例えば、図5に示すように電流検出用抵抗Riによる電圧降下に対して非反転増幅回路及び反転増幅回路を互いに並列に設け、両者の出力電圧を選択的に出力する回路構成が挙げられる。
【0034】
同図において、演算増幅器OP1は非反転増幅回路を構成しており、その非反転入力端子が抵抗R1aを介して放電灯6と電流検出用抵抗Riとの間に接続されている。尚、ダイオードD1aはそのカソードが演算増幅器OP1の非反転入力端子に接続され、そのアノードが接地されている(当該ダイオードD1aや後述するダイオードD2aは演算増幅器への入力電圧が負値に反転したときに当該演算増幅器を保護する目的で付設される。)。
【0035】
演算増幅器OP1の出力端子はダイオードD1bのアノードに接続され、該ダイオードD1bのカソードが電流検出端子tDETに接続されている。そして、演算増幅器OP1の反転入力端子は抵抗R1bを介して接地されるとともに抵抗R1cを介してダイオードD1bのカソードに接続されている。尚、抵抗R1a、R1b、R1cの抵抗値は同じ値に設定されている。
【0036】
演算増幅器OP2は反転増幅回路を構成しており、その反転入力端子が抵抗R2aを介して放電灯6と電流検出用抵抗Riとの間に接続されている。尚、ダイオードD2aはそのカソードが演算増幅器OP2の反転入力端子に接続され、そのアノードが接地されている。
【0037】
演算増幅器OP2の出力端子はダイオードD2bのアノードに接続され、該ダイオードD2bのカソードが電流検出端子tDETに接続されるとともに抵抗R2cを介して接地されている。尚、演算増幅器OP2の反転入力端子は抵抗R2b(その抵抗値は抵抗R2aの抵抗値の2倍に設定されている。)を介してダイオードD2bのカソードに接続されており、また、演算増幅器OP2の非反転入力端子は接地されている。
【0038】
しかして、本回路では電流検出用抵抗Riによる電圧降下が、演算増幅器OP1による非反転増幅回路によって2倍の電圧に増幅され、他方、演算増幅器OP2による反転増幅回路によって「−2」倍の電圧に増幅される。そして、各演算増幅器の出力端子に設けられたダイオードD1b、D2bによって両者のうち高い方の電圧が選択されて、これが電流検出端子tDETに取り出される。即ち、放電灯6への正極電圧の供給時には、演算増幅器OP1による非反転増幅回路の出力電圧が電流検出端子tDETに得られ、また、放電灯6への負極電圧の供給時には、演算増幅器OP2による反転増幅回路の出力電圧が電流検出端子tDETに得られることになる。尚、こうして得られる検出電圧は放電灯が点灯したか否かを判断するための信号や、放電灯の点灯状態を判別して供給電力を規定するための信号等に用いることができる。
【0039】
上記の説明では、放電灯の電流検出を放電灯に接続された電流検出手段によって行う方法を示したが、直流電源回路の後段において電流検出信号又は電圧検出信号を取得する方法が挙げられる。
【0040】
直流電源回路の直後において出力電圧検出を行うための回路構成の一例を示したものが図6である。
【0041】
同図において、DC−DCコンバータ3Bの出力電圧Vdcnは、抵抗R3a及びR3bによって分圧された後、演算増幅器OP3の反転入力端子に供給される。尚、演算増幅器OP3は、その出力端子が抵抗R3cを介して反転入力端子に接続されることで反転増幅の構成とされ、その非反転入力端子が接地されている。
【0042】
演算増幅器OP3の出力電圧は、FET等を用いたアナログスイッチ「A−SW1」(図では単にスイッチの記号で示す。)を介して電圧検出端子「t1」に取り出される。尚、アナログスイッチA−SW1への制御信号は上記した信号CKとされている。
【0043】
他方、DC−DCコンバータ3Aの出力電圧Vdcpは、抵抗R4a及びR4bによって分圧された後、電圧バッファを構成する演算増幅器OP4の非反転入力端子に供給される。そして、該演算増幅器OP4の出力電圧がアナログスイッチ「A−SW2」(図では単にスイッチの記号で示す。)を介して電圧検出端子t1に取り出される。尚、アナログスイッチ「A−SW2」への制御信号は上記した信号CKの反転信号(図には「CK」の上にバー記号「−」を付して示す。)とされている。
【0044】
この回路では、例えば、信号CKがH(ハイ)レベルのときに上記スイッチ素子sw2がオン状態、スイッチ素子sw1がオフ状態となって放電灯6に負極電圧が供給されるとした場合に、アナログスイッチA−SW2がオフ状態、アナログスイッチA−SW1がオン状態となるため、Vdcnについて演算増幅器OP3により反転増幅された出力電圧(正電圧)が電圧検出端子t1から取り出される。また、信号CKがLレベルのときにアナログスイッチA−SW2がオン状態、アナログスイッチA−SW1がオフ状態となるため、Vdcpの分圧値が出力電圧(正電圧)として電圧検出端子t1から取り出される。尚、この電圧検出信号については、放電灯への供給電力を規定するための信号や直流電源回路の出力電圧の上限を規制するための信号等に用いることができる。
【0045】
次に、上記した点灯回路を、2つの放電灯61、62を点灯させる構成へと拡張する場合の回路構成について図7に従って説明する。
【0046】
図1に示した点灯回路1では1つの放電灯に対して1対のスイッチ素子sw1、sw2と1個の駆動回路DRVが必要とされたが、2つの放電灯61、62に対する点灯回路1Aにおいてはその倍の構成要素、つまり、2対のスイッチ素子と2個の駆動回路が必要である。
【0047】
この場合、直流電源回路3を構成する2つのDC−DCコンバータ3A、3Bについては、2つの放電灯の間で共用されており、これらの後段に設けられる直流−交流変換回路4については、4つのスイッチ素子sw1、sw2、sw3、sw4(図7にはこれらを単にスイッチの記号で示す。)からなるフルブリッジ型の回路構成を有している。
【0048】
即ち、4つのスイッチ素子のうち、互いに直列接続とされることにより第1の組をなすスイッチ素子sw1、sw2については、その一方sw1の一端がDC−DCコンバータ3Aの出力端子に接続され、当該スイッチ素子sw1の他端がスイッチ素子sw2を介してDC−DCコンバータ3Bの出力端子に接続されている。そして両スイッチ素子同士の接続点αに対して第1の放電灯61が起動回路51(の誘導性負荷)を介して接続されている。
【0049】
また、互いに直列接続されることで第2の組をなすスイッチ素子sw3、sw4については、その一方sw3の一端がDC−DCコンバータ3Aの出力端子に接続され、当該スイッチ素子sw3の他端がスイッチ素子sw4を介してDC−DCコンバータ3Bの出力端子に接続されている。そして、両スイッチ素子同士の接続点βに対して第2の放電灯62が起動回路52(の誘導性負荷)を介して接続されている。
【0050】
直流−交流変換回路4の後段において、第1及び第2の放電灯のそれぞれの端子のうち、上記接続点αやβに接続されない方の端子についてはこれを直接グランドに接続するか、又は電流検出手段(図には電流用検出抵抗Ri1、Ri2を示す。)を介してグランドに接続する。
【0051】
駆動回路DRV1、DRV2についてはともにハーフブリッジドライバ用のICが使用され、その一方の駆動回路DRV1がスイッチ素子sw1、sw2のオン/オフ制御を担当し、他方の駆動回路DRV2がスイッチ素子sw3、sw4のオン/オフ制御を担当している。即ち、ある時刻において、駆動回路DRV1によりスイッチ素子sw1がオン状態、スイッチ素子sw2がオフ状態となるように各素子の状態を規定されたとすると、このとき、駆動回路DRV2によりスイッチ素子sw3がオフ状態、スイッチ素子sw4がオン状態となるように各素子の状態が規定される。また、別の時刻において、駆動回路DRV1によりスイッチ素子sw1がオフ状態、スイッチ素子sw2がオン状態となるように各素子の状態を規定されたとすると、このとき、駆動回路DRV2によりスイッチ素子sw3がオン状態、スイッチ素子sw4がオフ状態となるように各素子の状態が規定される。このようにしてスイッチ素子sw1とsw4とが同じ状態、スイッチ素子sw2とsw3とが同じ状態となって、これらが相反的に交番動作する。
【0052】
従って、2組のスイッチ素子のオン/オフ動作によって、例えば、第1の放電灯61に正極性の電圧が供給される間、第2の放電灯62には負極性の電圧が供給され、逆に、第1の放電灯61に負極性の電圧が供給される間、第2の放電灯62には正極性の電圧が供給されることになる。
【0053】
尚、駆動回路DRV1、DRV2への電源電圧の供給については図4で説明した方法を用いれば良く、また、駆動回路DRV1、DRV2に送出すべき制御信号については、例えば、既述した信号CKを駆動回路DRV1に、信号CKの反転信号を駆動回路DRV2にそれぞれ供給すれば良いことは勿論である。
【0054】
上記した起動回路51、52についてはこれらを別々の回路として付設するよりは、2つの放電灯61、62の間で回路の共通化を図ることが部品点数やコストの削減にとって好ましい。
【0055】
図8は、そのような起動回路の構成例5Aを示したものである。
【0056】
起動回路5A内のトランス7には、1つの1次巻線7aに対して2次巻線7b1、7b2が設けられており、各2次巻線がそれぞれに対応する放電灯61、62に対して各別に接続されている。
【0057】
尚、トランス7の1次巻線7aを含む1次側回路8には、コンデンサ9及びスイッチ素子10が設けられており、該スイッチ素子10の導通(あるいは降伏)時にコンデンサ9が放電し、この時の発生電圧がトランス7によって昇圧された後、各2次巻線7b1、7b1を介して放電灯61、62にそれぞれ印加される。
【0058】
また、上記トランス7の2次巻線7b1、7b2については、それらの巻き始め(又は巻き終わり)を放電灯との接続端子側に規定することにより接続関係を統一することが好ましい(図には巻き始めを「・」印で示す。)。尚、その理由の詳細は省略するが、放電灯への起動信号の極性を統一することでトランスの耐圧設計を有利にすること及び1次エネルギーの供給の向きを揃えることで再点孤電圧発生時における2次巻線間の電磁結合の影響を低減すること、そして放電灯の点灯後における極性の切り換わり時に放電灯が消灯し易くなるのを防止することが目的である。
【0059】
2つの放電灯61、62がともに消灯した状態から両放電灯を同時に点灯させる場合には、各放電灯に同様の起動(パルス)信号が印加されるため、同時(あるいはほぼ同時)に放電灯を起動することができる。尚、一方の放電灯61が問題なく点灯し、他方の放電灯62については点灯を仮に失敗したとしても、再び起動信号を発生させて後者の放電灯62に起動をかけることで当該放電灯を点灯させることができる。その際、点灯している放電灯61に対しても起動信号が印加されることになるが、点灯時の放電灯のインピーダンスが低いため、発生電圧は直ちに減衰するので何等影響を与えない。他方、点灯していない方の放電灯62については、これに接続された2次巻線7b2に発生する電圧が高周波の電圧であるため、他の放電灯61に接続された2次巻線7b1での電圧減衰にはほとんど影響を受けることなく、予定した起動信号が放電灯62に印加される。
【0060】
また、2つの放電灯61、62を点灯させる場合に、図6に示した電圧検出回路を拡張するにあたっては、演算増幅器OP3やOP4の数を2倍にする必要はなく、図9に示すように2つのアナログスイッチA−SW3、A−SW4を追加するだけで済む。
【0061】
即ち、演算増幅器OP3の出力電圧に対して2つのアナログスイッチA−SW1、A−SW3を設け、その一方のアナログスイッチA−SW1が信号CKによってオン状態となったときに出力電圧が放電灯61用の電圧検出端子t1に取り出され、また、他方のアナログスイッチA−SW3が信号CKの反転信号によってオン状態となったときに出力電圧が放電灯62用の電圧検出端子t2に取り出されるように構成する。そして、演算増幅器OP4の出力電圧に対しては、2つのアナログスイッチA−SW2、A−SW4を設け、その一方のアナログスイッチA−SW2が信号CKの反転信号によってオン状態となったときに出力電圧が放電灯61用の電圧検出端子t1に取り出され、また、他方のアナログスイッチA−SW4が信号CKによってオン状態となったときに出力電圧が放電灯62用の電圧検出端子t2に取り出されるように構成する。
【0062】
このように放電灯毎に電圧検出端子を分離できる理由は、一方の放電灯に正極電圧が供給されている間、他方の放電灯には負極電圧が供給されることに依る。例えば、図9において信号CKがLレベルのときに上記スイッチ素子sw1がオン状態、スイッチ素子sw2がオフ状態となって放電灯61に正極電圧が供給されるとした場合(このときスイッチ素子sw3がオフ状態、スイッチ素子sw4がオン状態である。)に、アナログスイッチA−SW2がオン状態、アナログスイッチA−SW1がオフ状態となるため、Vdcpの分圧値が出力電圧(正電圧)として放電灯61用の電圧検出端子t1から取り出されるとともに、アナログスイッチA−SW3がオン状態、アナログスイッチA−SW4がオフ状態となるため、Vdcnの分圧値に対して演算増幅器OP3により反転増幅された出力電圧(正電圧)が放電灯62用の電圧検出端子t2から取り出される。
【0063】
【実施例】
図10は本発明の実施の一例を示すものであり、車輌用前照灯への適用例(2つの放電灯を使用する場合の回路構成例)を示している。
【0064】
点灯回路13において、バッテリー14の端子電圧が入力フィルタ部15を介して2つのDC−DCコンバータ16P、16N(その一方16Pが正極電圧出力用、他方16Nが負極電圧出力用とされる。)に供給される。
【0065】
これらのDC−DCコンバータに対しては、それらの出力電圧を制御するために制御回路17が設けられており、該制御回路17の発する制御信号が各コンバータにそれぞれ送出される(つまり、この場合にはトランス内の2つの1次巻線に対してそれぞれ接続されたスイッチ素子が制御信号を受けてオン/オフ制御されることで各コンバータの出力電圧が制御される。)。
【0066】
尚、制御回路17は、放電灯の管電圧や管電流の検出信号又はそれらの相当信号(DC−DCコンバータ16Pの後段に設けられた検出部からの検出信号等)に基づいて放電灯への電力供給について制御を行うために設けられており、例えば、放電灯の管電圧−管電流特性図における制御曲線に従って、放電灯初期には定格電力を越える過大な電力を供給した後、供給電力を徐々に低減して定格電力での定電力制御へと移行させるための信号を演算増幅器等を使って構成した回路(特開平4−141988号公報等を参照。)が挙げられる。
【0067】
DC−DCコンバータ16Pの後段には電流補助回路18が設けられているが、これは、放電灯の起動時に当該回路内に設けられた容量性負荷に蓄積されたエネルギーを放電灯に供給することによってグロー放電からアーク放電への移行が確実に行われるように補助するものである。
【0068】
DC−ACコンバータ19は、フルブリッジ型回路19a(その内部は図7を参照。)と、そのブリッジ駆動回路19b(2つのハーフブリッジドライバからなる。)から構成され、図7の直流−交流変換回路4に相当する。つまり、フルブリッジ型回路19a内には、4つの半導体スイッチ素子が設けられており、各スイッチ素子を2組に分けて相反的にスイッチング制御することで直流入力電圧を矩形波状電圧に変換する。そのために各スイッチ素子への制御信号を発生するのがブリッジ駆動回路19bであり、上記した制御回路17から送られてくる信号を受けて動作する。
【0069】
起動回路20はDC−ACコンバータ19の後段において、2つの放電灯61、62に対して共通に設けられている。尚、各放電灯については、その一方61が車輌前部の左側に付設される前照灯の光源、他方62が右側に付設される前照灯の光源としてそれぞれ用いられると考えても良いし、あるいは、その一方61がハイビーム用光源、他方62がロービーム用光源の光源としてそれぞれ用いられると考えても良い(その場合には、ビームの切換に応じて使用しない方の放電灯が点灯してしまわないように制御する必要がある。)。
【0070】
起動回路20の構成については、図8に示した通りであるので説明の重複を避けるために、その詳細は割愛するが、本例ではスイッチ素子としてスパークギャップ素子を使用している。つまり、当該素子の降伏時にコンデンサ9の放電電流によって発生する電圧が2次巻線を介して放電灯に印加される。
【0071】
尚、放電灯61、62がともに消灯した状態から、一方の放電灯61だけを点灯させたい場合には、当該放電灯に対して正極電圧が供給されるようにフルブリッジ型回路19a内の各スイッチ素子のオン/オフ状態を規定し、その期間内における放電灯61への供給電圧(Vdcp)をDC−DCコンバータ16Pにより必要なレベルまで高めた上で、起動信号を発生させて放電灯61に起動をかければ良い。また、他方の放電灯62だけを点灯させたい場合には、当該放電灯に対して正極電圧が供給されるようにフルブリッジ型回路19a内の各スイッチ素子のオン/オフ状態を規定し、その期間内における放電灯61への供給電圧(Vdcp)をDC−DCコンバータ16Pにより必要なレベルまで高めた上で、起動信号を発生させて放電灯62に起動をかければ良い。このような制御方法に従うシーケンスを採ることにより、上記電流補助回路18については、これをDC−DCコンバータ16Pの後段にのみ設けるだけで済むので、回路構成が簡単になる。
【0072】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、請求項1に係る発明によれば、1つの放電灯につき1対のスイッチ素子を直流−交流変換回路内に設けてこれらが交番動作するように駆動制御を行えば良いので回路構成が簡単になり、部品点数やコストの削減、装置の小型化、省スペース化を図ることができる。
【0073】
つまり、2つの放電灯を点灯させる点灯回路において直流電源回路を共用化し、かつ4つのスイッチ素子を用いたフルブリッジ型構成の直流−交流変換回路を採用することによって回路構成を簡単化することができる(従来の構成に比べてスイッチ素子及びその駆動回路の数が半分で済む。)。また、上記検出回路による電圧検出信号は、各放電灯への供給電力を規定するための信号や直流電源回路の出力電圧の上限を規制するための信号等に用いることができる。
【0074】
請求項2に係る発明によれば、直流−交流変換回路の出力端子と各放電灯との接続ライン上に起動回路を構成する誘導性負荷を配置することができるので、起動回路の配置について変更を余儀なくされることがない。
【0075】
請求項3に係る発明によれば、起動回路を構成するトランスの1次巻線に対して2つの2次巻線を付設し、各2次巻線から放電灯にそれぞれ起動信号を印加する構成を用いることによって起動回路を共通に使用することができ、よって、装置コストの低減及び装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示す回路ブロック図である。
【図2】直流電源回路の構成例を示す回路図である。
【図3】起動回路の構成例を示す回路図である。
【図4】駆動回路DRVに供給する電源電圧や入力信号について説明するための回路図である。
【図5】放電灯に係る電流検出信号の極性を一定化させるための回路構成例を示す図である。
【図6】直流電源回路の直後において電圧検出を行うための回路構成例を示す図である。
【図7】2つの放電灯を点灯させる場合の構成例を示す図である。
【図8】2つの放電灯の間で共通化された起動回路の構成例を示す回路図である。
【図9】図6の回路構成を2つの放電灯についての点灯回路に適用した場合の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の一例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1、1A…放電灯点灯回路、3…直流電源回路、3A、3B…回路部、4…直流−交流変換回路、5、5A、51、52…起動回路、6、61、62…放電灯、7…トランス、7a…1次巻線、7b、7b1、7b2…2次巻線、sw1、sw2、sw3、sw4…スイッチ素子、DRV…駆動回路、Ri…電流検出手段、R3a、R3b、R3c、OP3、R4a、R4b、OP4、A−SW1〜4…検出回路、t1…第1の電圧検出端子、t2…第2の電圧検出端子
Claims (3)
- 直流入力電圧を受けて所望の直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回路の後段に配置されその出力電圧を交流電圧に変換した後にこれを複数の放電灯に供給するための直流−交流変換回路と、上記直流電源回路の後段で出力電圧検出を行う検出回路とを備えた放電灯点灯回路において、
(イ)上記直流電源回路の2つの出力端子からそれぞれ各別に出力される正極性及び負極性の電圧が上記直流−交流変換回路に送出されること及び該正極性及び負極性の電圧が上記検出回路によってそれぞれ検出されること、
(ロ)上記直流−交流変換回路が、4つのスイッチ素子からなるフルブリッジ型の回路構成を有していること、
(ハ)上記4つのスイッチ素子のうち、互いに直列接続とされることにより第1の組をなすスイッチ素子同士の接続点に対して第1の放電灯が接続され、また、互いに直列接続されることで第2の組をなすスイッチ素子同士の接続点に対して第2の放電灯が接続されていること、
(ニ)上記第1及び第2の放電灯のそれぞれの端子のうち、上記(ハ)の接続点に接続されない方の端子が直接に又は電流検出手段を介してグランドに接続されていること、
(ホ)上記2組のスイッチ素子のオン/オフ動作によって、上記第1の放電灯に正極性の電圧が供給される間、上記第2の放電灯には負極性の電圧が供給され、逆に、上記第1の放電灯に負極性の電圧が供給される間、上記第2の放電灯には正極性の電圧が供給されること、
(ヘ)上記検出回路では、上記4つのスイッチ素子からなるフルブリッジの極性を規定するための信号を受けて、上記第1の放電灯に供給される正極性の電圧に係る検出信号が第1の電圧検出端子に取り出されるときには上記第2の放電灯に供給される負極性の電圧に係る検出信号が第2の電圧検出端子に取り出され、上記第1の放電灯に供給される負極性の電圧に係る検出信号が第1の電圧検出端子に取り出されるときには上記第2の放電灯に供給される正極性の電圧に係る検出信号が第2の電圧検出端子に取り出されること、
を特徴とする放電灯点灯回路。 - 請求項1に記載の放電灯点灯回路において、
上記直流電源回路が、正極性の電圧を出力する回路部と、負極性の電圧を出力する回路部とを有しており、
上記第1又は第2の放電灯の一方の電極端子が誘導性負荷を介して上記第1又は第2の組をなすスイッチ素子同士の接続点に接続され、他方の電極端子が直接に又は電流検出手段を介してグランドに接続されている
ことを特徴とする放電灯点灯回路。 - 請求項2に記載の放電灯点灯回路において、
上記誘導性負荷が起動回路を構成するトランスの2次巻線とされて放電灯毎に各別に接続されるとともに、該トランスの1次巻線が各放電灯に対して共用されており、
放電灯の起動時に上記トランスの1次巻線に発生する起動電圧が昇圧後に各2次巻線を介してそれぞれの放電灯に印加される
ことを特徴とする放電灯点灯回路。
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