JP3802302B2 - 放電灯点灯回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の放電灯に関する点灯回路において、放電灯への起動用高圧信号を生成する起動回路への電圧供給回路を、複数の起動回路に対して共通化することにより、部品点数やコストの削減を図るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
放電灯(メタルハライドランプ等)の点灯回路については、直流電源回路、直流−交流変換回路、起動回路(所謂スタータ回路)を備えた構成が知られている。
【0003】
例えば、直流電源回路にはDC−DCコンバータの構成を用いるとともに、直流−交流変換回路としてフルブリッジ型回路(4つの半導体スイッチ素子(あるいはスイッチング素子)をそれぞれ2組にしてスイッチング制御を行うように構成された回路)及びそのドライバ回路を使用した回路構成にあっては、DC−DCコンバータの出力電圧がフルブリッジ型回路において矩形波状電圧に変換された後、放電灯に供給される。
【0004】
尚、複数の放電灯に対してそれぞれに各別の点灯回路を設けたのでは、コストや部品点数等の面で好ましくないので、直流電源回路や直流−交流変換回路について共通化された回路を用いることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記起動回路への電圧供給については、直流電源回路又は直流−交流変換回路の出力に基づいて生成されるが、各起動回路のための電圧供給回路を別々に設けたのでは、コスト上昇や装置の大型化の原因になってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、複数の放電灯に係る点灯回路において、各放電灯に対してそれぞれ設けられる起動回路に電圧供給を行うための回路部を共通化して、コストの低減及び装置の小型化を実現することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した課題を解決するために、直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回路の出力電圧を交流電圧に変換した後にこれを第1及び第2の放電灯に供給するための直流−交流変換回路と、第1及び第2の放電灯への起動用高圧信号をそれぞれ発生させるために放電灯毎に各別に設けられた第1及び第2の起動回路とを備えた放電灯点灯回路において、下記の(イ)乃至(ヘ)に示す構成を有するものである。
【0008】
(イ)直流電源回路がグランド電位に対して正極性及び負極性の両極性電圧を出力すること。
【0009】
(ロ)直流−交流変換回路は、直流電源回路からの各極性の出力電圧を切り換えて各放電灯に出力するために第1乃至第4のスイッチ素子と、各スイッチ素子のスイッチング制御を行う駆動回路を備えていること及び各スイッチ素子のオン/オフ動作によって、第1の放電灯に正極性の電圧が供給される間、第2の放電灯には負極性の電圧が供給され、逆に、第1の放電灯に負極性の電圧が供給される間、第2の放電灯には正極性の電圧が供給されること。
【0010】
(ハ)第1及び第2の起動回路が、磁性体及び1次巻線、2次巻線を含むトランスを有しており、該トランスの1次側回路が1次巻線、コンデンサ及びスイッチ素子を有するとともに、第1の起動回路を構成する1次巻線とコンデンサとの接続点が、直流−交流変換回路において互いに直列に接続された第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、第2の起動回路を構成する1次巻線とコンデンサとの接続点が、直流−交流変換回路において互いに直列に接続された第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子との接続点に接続されていること。
(ニ)第1の起動回路を構成するトランスの2次巻線については、その一端が第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、その他端が第1の放電灯に接続されており、第2の起動回路を構成するトランスの2次巻線については、その一端が第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、その他端が第2の放電灯に接続されること。
【0011】
(ホ)第1又は第2の起動回路における1次側回路のコンデンサの電荷蓄積に伴い当該コンデンサの両端電圧が閾値を越えたとき又はその後に、第1又は第2の起動回路を構成するスイッチ素子が導通して該起動回路を構成するトランスの1次巻線から2次巻線を介して起動用高圧信号が第1又は第2の放電灯に印加されること。
【0012】
(ヘ)直流電源回路又は直流−交流変換回路から第1及び第2の起動回路の1次側回路を構成するコンデンサを充電するために該1次側回路に電圧を供給する共通の電圧供給回路が設けられ、該コンデンサと該1次側回路を構成するスイッチ素子との接続点が該電圧供給回路に接続されるとともに、該電圧供給回路から該コンデンサに供給される電圧の極性が、起動をかける放電灯に対して出力される電圧の極性とは逆極性とされること。
【0013】
本発明によれば、複数の放電灯に対して各別に設けられる起動回路を構成するトランスの1次側回路のコンデンサについて、その充電のために電圧供給を行う電圧供給回路が、各起動回路に対して同一の回路として設けられるので、コストの低減及び装置の小型化が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示すものであり、2つの放電灯に関する回路構成(制御系を除いた給電系のみ)を示している。
【0015】
放電灯点灯回路1は、電源2、直流電源回路3、直流−交流変換回路4、起動回路5_1、5_2を備えている。
【0016】
直流電源回路3は、電源2からの直流入力電圧(これを「Vin」と記す。)を受けて所望の直流電圧を出力するものであり、図示しない制御回路からの制御信号に応じてその出力電圧が可変制御される。この直流電源回路3には、スイッチングレギュレータの構成を有するDC−DCコンバータ(チョッパー式、フライバック式等。)が用いられるが、正極性の電圧出力を得るための回路部(正極出力用DC−DCコンバータ)と負極性の電圧出力を得るための回路部(負極出力用DC−DCコンバータ)を有しており、グランド電位に対して正極性及び負極性の両極性電圧を出力することができる。
【0017】
図2は直流電源回路3の構成例を示したものである。
【0018】
図2(A)に示す例では、トランスTの1次巻線Tpの一端が直流入力端子「ta」に接続されることで電圧Vinが入力されるようになっており、1次巻線Tpの他端は半導体スイッチ素子SW(図には単にスイッチの記号で示すが、電界効果トランジスタ等が用いられる。)及び電流検出用抵抗Rsを介して接地されている。尚、半導体スイッチ素子SWの制御端子(FETの場合にはゲート)には図示しない制御回路からの信号「Sc」が供給されてそのスイッチング制御が行われる。
【0019】
トランスTの2次巻線Tsは、その一端がダイオードD1のアノードに接続され、該ダイオードD1のカソードがコンデンサC1を介して接地されている。そして、コンデンサC1の端子電圧が端子「to1」を介して正極性の出力電圧(これを「Vdcp」と記す。)となる。また、2次巻線Tsの他端は、ダイオードD2のカソードに接続されており、該ダイオードD2のアノードがコンデンサC2を介して接地されるとともに端子「to2」に接続されており、当該端子を介して負極性の出力電圧(これを「Vdcn」と記す。)が得られる。
【0020】
このように直流電源回路3は、正極性及び負極性の電圧(Vdcp、Vdcn)を2つの出力端子to1、to2から各別に出力する構成となっている。
【0021】
尚、トランスTの各巻線に付した「・」印は巻き始めを示しており、例えば、2次巻線TsについてはダイオードD2との接続端及び接地された中間タップにおける巻き始端にそれぞれ「・」印が付されている。
【0022】
また、図2(B)に示す例3′のように、トランスT1(1次巻線T1p、2次巻線T1s)とトランスT2(1次巻線T2p、2次巻線T2s)を設けるとともに、各トランスの1次巻線T1p、T2pに対してスイッチ素子SW1、SW2や電流検出用抵抗Rs1、Rs2をそれぞれ接続し、これらのスイッチ素子SW1、SW2を制御信号Sc1、Sc2によって各別にオン/オフ制御することで、各2次出力を独立に可変制御する構成を用いても良い。つまり、この場合には、スイッチ素子SW1に対するオン/オフ制御によってトランスT1の1次巻線T1pに流れる電流が制御され、2次巻線T1sからダイオードD1、コンデンサC1を経て出力端子to1に電圧Vdcpが得られ、また、スイッチ素子SW2に対するオン/オフ制御によってトランスT2の1次巻線T2pに流れる電流が制御され、2次巻線T2sからダイオードD2、コンデンサC2を経て出力端子to2に電圧Vdcnが得られる。
【0023】
直流電源回路3の後段には、当該回路からの各極性の出力電圧を切り換えて各放電灯に出力するために複数のスイッチ素子と、当該素子のスイッチング制御を行う駆動回路を備えた直流−交流変換回路4が配置されており、例えば、4つのスイッチ素子sw1、sw2、sw3、sw4(これらには半導体スイッチ素子が用いられるが、図1には単にスイッチの記号で示す。)からなるフルブリッジ型の回路構成を有している。
【0024】
即ち、4つのスイッチ素子のうち、互いに直列接続とされることにより第1の組をなすスイッチ素子sw1、sw2については、その一方sw1の一端が直流電源回路3の正極側出力端子に接続され、当該スイッチ素子sw1の他端がスイッチ素子sw2を介して直流電源回路3の負極側出力端子に接続されている。そして、両スイッチ素子同士の接続点αに対して第1の放電灯6_1が起動回路5_1(の誘導性負荷)を介して接続されている。
【0025】
また、互いに直列接続されることで第2の組をなすスイッチ素子sw3、sw4については、その一方sw3の一端が直流電源回路3の正極側出力端子に接続され、当該スイッチ素子sw3の他端がスイッチ素子sw4を介して直流電源回路3の負極側出力端子に接続されている。そして、両スイッチ素子同士の接続点βに対して第2の放電灯6_2が起動回路5_2(の誘導性負荷)を介して接続されている。
【0026】
尚、各放電灯の端子のうち、上記接続点αやβに接続されない方の端子については、図示するように接地されるか、又は電流検出用抵抗をそれぞれ介して接地される。
【0027】
駆動回路DRV1、DRV2についてはともにハーフブリッジドライバ用のIC(集積回路)が使用され、その一方の駆動回路DRV1がスイッチ素子sw1、sw2のオン/オフ制御を担当し、他方の駆動回路DRV2がスイッチ素子sw3、sw4のオン/オフ制御を担当している。即ち、ある時刻において、駆動回路DRV1によりスイッチ素子sw1がオン状態、スイッチ素子sw2がオフ状態となるように各素子の状態を規定されたとすると、このとき、駆動回路DRV2によりスイッチ素子sw3がオフ状態、スイッチ素子sw4がオン状態となるように各素子の状態が規定される。また、別の時刻において、駆動回路DRV1によりスイッチ素子sw1がオフ状態、スイッチ素子sw2がオン状態となるように各素子の状態を規定されたとすると、このとき、駆動回路DRV2によりスイッチ素子sw3がオン状態、スイッチ素子sw4がオフ状態となるように各素子の状態が規定される。このようにしてスイッチ素子sw1とsw4とが同じ状態、スイッチ素子sw2とsw3とが同じ状態となって、これらが相反的に交番動作する。
【0028】
従って、2組のスイッチ素子のオン/オフ動作によって、例えば、第1の放電灯6_1に正極性の電圧(正電圧)が供給される間、第2の放電灯6_2には負極性の電圧(負電圧)が供給される(逆に、第1の放電灯6_1に負極性の電圧が供給される間、第2の放電灯6_2には正極性の電圧が供給される。)。
【0029】
各放電灯6_1、6_2に対してそれぞれ設けられた起動回路5_1、5_2は、放電灯の点灯初期に起動用高圧信号(起動パルス)を発生させて各放電灯に起動をかけるために設けられており、当該信号は直流−交流変換回路4の出力する交流電圧(矩形波電圧)に重畳されてから各放電灯に印加される。
【0030】
電圧供給回路7は、各起動回路に対して共通の回路として設けられており、直流電源回路3又は直流−交流変換回路4からの電圧に基づいて上記起動用高圧信号の生成に必要な電圧(図1にはこれを「VT」と記す。)を各起動回路に供給する役割を有している。
【0031】
図3は、直流電源回路を構成するコンバータトランスの2次側回路以降における各部の構成例を示したものであり、直流電源回路については図2に示した構成と同じ構成を用いている。尚、本例では直流電源回路の出力する正負両極の出力のうち、正極性の出力電圧を利用して各起動回路の1次側回路への供給電圧を得る方法を用いていることに注意を要する。
【0032】
先ず、各起動回路については、いずれも同じ構成を有しているので、その一方の起動回路5_1だけを説明する。
【0033】
図示するように、起動回路5_1は磁性体(コア)及び1次巻線、2次巻線を含むトランス8_1を有しており、該トランス8_1の1次側回路9_1が、コンデンサ10_1及びスイッチ素子11_1(例えば、自己降伏型スイッチ素子や、外部信号により制御されるサイリスタ等のスイッチ素子。)の直列回路を有するとともに、当該直列回路がトランス8_1の1次巻線12_1に対して並列に接続されている。
【0034】
つまり、トランス8_1の2次巻線13_1の一端が直流−交流変換回路4におけるスイッチ素子sw1とsw2の接続点αに接続され、2次巻線13_1の他端が放電灯6_1に接続されている。そして、該トランス8_1の1次巻線12_1については、その一端が2次巻線13_1のうち放電灯6_1との接続端子とは反対側の端子に接続されるとともに、コンデンサ10_1に接続されており、また、その他端にはスイッチ素子11_1が接続されている。
【0035】
尚、コンデンサ10_1とスイッチ素子11_1との接続点には、後述する電圧供給回路7からの電圧が供給されるようになっている。
【0036】
よって、1次側回路9_1内のコンデンサ10_1の電荷蓄積に伴って、当該コンデンサの両端電圧が閾値を越えたとき又はその後にトリガー信号を受けてスイッチ素子11_1が導通して1次巻線12_1から2次巻線13_1を経て起動用高圧信号が放電灯6_1に印加されることになる。
【0037】
尚、起動回路5_2については、上記の説明において符号に付した「_1」を「_2」に置換すること及びトランス8_2の2次巻線13_2及び1次巻線12_2の一端(両者の接続端)が直流−交流変換回路4内のスイッチ素子sw3とsw4との接続点βに接続されていることに注意して図3を参照すれば良い。
【0038】
電圧供給回路7について、本例では直流電源回路の出力(この場合は正極出力)に対して設けられており、コンデンサ14やダイオード15、16、抵抗17によって構成されている。
【0039】
図示するように、コンバータトランスの2次巻線Tsの一端に接続された整流用ダイオードD1に対してコンデンサ14が並列に設けられており、該コンデンサ14に対して接続された抵抗17については、コンデンサ14との接続点がダイオード15を介して接地され、他端がダイオード16を介して端子18に接続されており、当該端子を介して各起動回路の1次側回路(のコンデンサとスイッチ素子との接続点)に接続されるようになっている。つまり、コンデンサ14は、その一端がダイオードD1のアノードに接続されるとともに、その他端が抵抗17及びダイオード15のアノードに接続されており、該ダイオード15のカソードが接地されている。そして、抵抗17のうちコンデンサ14との接続点とは反対側の端子がダイオード16のカソードに接続され、該ダイオード16のアノードが端子18に接続されている。
【0040】
本構成において、直流−交流変換回路4を構成する4つのスイッチ素子(sw1乃至sw4)については、接続点αから得られる出力電圧(これを「Vα」と記す。)と接続点βから得られる出力電圧(これを「Vβ」と記す。)とが互いに逆極性となるように各素子がスイッチング制御される(つまり、一方の出力が正極性の場合に、他方の出力が負極性とされる。)。
【0041】
今、放電灯6_1だけを点灯させるものとすると、この場合にはVαの極性を正極性、Vβの極性を負極性とする。
【0042】
放電灯が点灯する前の無負荷時において直流電源回路が一時的に出力する高電圧(所謂オープンサーキット電圧(開放電圧)で、これを「OCV」と記す。)が高いほど放電灯が点灯し易いことが知られており、例えば、コンバータトランスの2次電圧(正極性電圧)を整流・平滑したオープンサーキット電圧を「OCVp」とし、コンバータトランスの2次電圧(負極性電圧)を整流・平滑したオープンサーキット電圧を「OCVn」とすると、スイッチ素子sw1、sw4をオン状態、sw2、sw3をオフ状態に規定した場合には、VαにはOCVp、VβにはOCVnの電圧が得られる。
【0043】
各起動回路の1次側回路を構成するスイッチ素子として自己降伏型素子を使用した場合の降伏電圧を「VS」と記すと、起動回路5_1のコンデンサ10_1の両端電圧についてはそれ以上の電圧が必要である。
【0044】
そこで、コンデンサ10_1の一端にはOCVpの電圧が印加されているので、当該コンデンサの他端には電圧供給回路7により負電圧を供給して、VS以上の両端電圧を得るようにすれば良い。
【0045】
図3において、整流用ダイオードD1のアノードでは、半波整流作用によりコンバータのスイッチング周波数をもってOCVpと0V以下の交番電圧が繰り返される。そして、この電圧がOCVpとなった時に、コンデンサ14にはダイオード15を介して電流が流れて当該コンデンサの充電が行われる。また、当該電圧(アノード電圧)が0V以下になった時には、コンデンサ14とダイオード15との接続点の電位が、一旦低くなって(図にはコンデンサ14の極性を記号「+」で示す。)、このときに直流−交流変換回路4の出力端子(α)→起動回路5_1のコンデンサ10_1→ダイオード16→抵抗17→コンデンサ14(さらには→トランスの2次巻線Ts→平滑コンデンサ)へと至る電流経路が形成される。これによって1次側回路9_1のコンデンサ10_1の電荷がコンデンサ14へと移動する。従って、このようなサイクルが何回かに亘って繰り返されれば(充電時間は、各コンデンサの静電容量の比や抵抗17の抵抗値に依存する。)、最終的には電圧供給回路7の出力として−OCVpの電圧が得られることになる。その結果、1次側回路9_1のコンデンサ10_1には、両端電圧として最大で2×OCVpの電圧(スイッチ素子を非導通とした場合)が得られるので、「VS<2×OCVp」の関係が成立するようにスイッチ素子11_1を選定すれば、当該素子を導通させるに足る電圧値が得られる。
【0046】
これに対して、放電灯6_2の起動回路5_2については、その1次側回路9_2のコンデンサ10_2には、両端電圧として「OCVp−OCVn」の電圧に対応した電荷しか充電されないので、「VS>OCVp−OCVn」の関係が成立するようにスイッチ素子11_2を選定しておけば、当該素子の自己降伏は起きない。
【0047】
また、放電灯6_2を点灯させたい場合には、Vβの極性を正極性とし、Vαの極性を負極性にする。これによって、上記した説明において各起動回路の1次側回路に対する電圧供給回路の役割が逆転すること(この場合には、コンデンサ10_2の両端電圧として最大で2×OCVnの電圧が得られる。)が容易に理解される。
【0048】
尚、一方の放電灯(例えば、6_1)が既に点灯している場合に、他方の放電灯(例えば、6_2)を点灯させるときにも、点灯させたい方(つまり、6_2)に対する直流−交流変換回路の出力電圧の極性を正極性とし、点灯している方(つまり、6_1)に対する直流−交流変換回路の出力電圧を極性を負極性とすれば良い。但し、この場合には、「負極側出力電圧≒0V」となる可能性があるので、スイッチ素子の自己降伏電圧VSについては、「2×OCVp>VS>OCVp」の関係が成立するようにスイッチ素子の選定を行うのが無難である。
【0049】
図3に示した抵抗17は、ダイオード16に流れる電流に対する制限及び1次側回路のコンデンサ10_1(又は10_2)が満充電となるのに要する時間の調整を目的として付設されたものであり、同様の目的をもって、例えば、ダイオード15やコンデンサ14に対して直列に接続される抵抗を追加しても良いし、あるいは、これらの抵抗を全く設けなくても何等構わない。
【0050】
また、電圧供給回路7において、図3ではダイオード16のカソード側に抵抗17を配置したが、これに限らず、例えば、図4に示すように、ダイオード16のカソードをコンデンサ14に接続するとともに、該ダイオード16のアノード側に抵抗17_1、17_2をそれぞれ配置して、各抵抗を介して各起動回路の1次側回路に電圧供給を行っても良い(各抵抗17_1、17_2の一端をダイオード16のアノードに接続し、他端を各1次側回路のコンデンサとスイッチ素子との接続点にそれぞれ接続する。)し、あるいは、図5に示すように、抵抗17_1及びダイオード16_1の直列回路と、抵抗17_2及びダイオード16_2の直列回路とを並設して、各ダイオードのアノードが各起動回路の1次側回路にそれぞれ接続されるように構成しても良い(図では、一方のダイオード16_1について、そのアノードがコンデンサ10_1とスイッチ素子11_1との接続点に接続され、該ダイオード16_1のカソードが抵抗17_1を介してコンデンサ14やダイオード15に接続され、他方のダイオード16_2について、そのアノードがコンデンサ10_2とスイッチ素子11_2との接続点に接続され、該ダイオード16_2のカソードが抵抗17_2を介してコンデンサ14やダイオード15に接続されている。)。
【0051】
そして、これらの図にはトランス8_1や8_2において、それらの2次巻線と1次巻線との接続端子が直流−交流変換回路4の出力端子の一方に接続されているが、これに限らず、トランスの1次巻線、コンデンサ、スイッチ素子とで構成される、閉じた回路(1次側回路)内の何れかの位置を直流−交流変換回路の出力端子に接続するとともに、コンデンサの両端電圧がスイッチ素子の導通に足る電圧レベルとなるように1次側回路への電圧供給を行うようにした各種の回路構成が可能である。
【0052】
この他、図6に示すように、コンバータトランスTの2次側に2次巻線Tsとは別の2次巻線19を付設するとともに、これにダイオード20及びコンデンサ21を付設した回路を形成して負電圧を生成して各起動回路の1次側回路に供給する構成を用いても良い。
【0053】
即ち、この例では新たに付設した2次巻線19の一端をダイオード20のカソードに接続するとともに、該ダイオードのアノードを、抵抗17を介して電圧供給端子18に接続する。そして、コンデンサ21については、その一端をダイオード20のアノードに接続するとともに、他端を接地する。本回路において2次巻線19に発生した後、整流・平滑後に得られる負電圧が電圧供給端子18から各起動回路の1次側回路に供給される。尚、この2次電圧について、その絶対値を上記2次巻線での2次電圧と同じにするには、巻数比を両2次巻線について同じ比値にすれば良いし、また、負電圧の絶対値を所望の値にしたい場合には巻数比の設定で行えば良い。
【0054】
以上の説明では、1次側回路への供給電圧を直流電源回路から取得するようにした構成例を示したが、これを直流−交流変換回路の出力から取得する構成も可能であり、例えば、直流−交流変換回路の出力端子間(接続点αとβとの間)にダイオード及びコンデンサの直列回路を介挿するとともに、当該ダイオードとコンデンサとの接続点から得た電圧を、抵抗を介して各起動回路の1次側回路に供給する構成等が挙げられる。
【0055】
また、スイッチ素子として、自己降伏電圧の高い素子を使用する場合には、例えば、図7に示す回路構成例が挙げられる。
【0056】
図には、直流電源回路を構成するコンバータトランスTの2次側回路と直流−交流変換回路4との間に配置される回路部(電圧供給回路)を示しており、複数のダイオード15、22、23及びコンデンサ14、24、25から構成される。
【0057】
図示するように、コンバータトランスTの2次巻線Tsに対する整流用ダイオード(D1、D2)及び平滑用コンデンサ(C1、C2)の接続関係については、図3に示した例と同じである。
【0058】
ダイオードD1に対して並列に設けられたコンデンサ14は、その一端がダイオードD1のアノードに接続されるとともに、他端がダイオード15のアノードに接続されており、該ダイオード15のカソードが接地されている。
【0059】
また、ダイオード22については、そのカソードがコンデンサ14とダイオード15との接続点に接続され、そのアノードがコンデンサ24を介して接地されるとともに、ダイオード23のカソードに接続されている。
【0060】
そして、ダイオード23のアノードがコンデンサ25を介してダイオードD1のアノードに接続されるとともに、抵抗17を介して電圧供給端子18に接続されており、この電圧供給端子18から得られる負電圧が各起動回路の1次側回路に供給される。
【0061】
尚、図には破線で示す複数の矢印により電荷移動時の電流についてその向きを示している。つまり、放電灯の点灯前において2次巻線に得られる電圧として、例えば、OCVp=350Vを想定した場合に、ダイオードD1のアノード電圧が350Vになったときに流れる電流路として、コンデンサ14からダイオード15の順方向に沿う矢印及びコンデンサ25からダイオード23の順方向に沿う矢印でそれぞれ示す経路が形成され、また、ダイオードD1のアノード電圧が0V以下になったときに流れる電流路として、コンデンサ24からダイオード22の順方向に沿う矢印及び抵抗17からコンデンサ25に向かう矢印でそれぞれ示す経路が形成される。
【0062】
本回路では、このような電荷移動の結果として、最大で「−350×2=−700V」の供給電圧を得ることができ、1次側回路のコンデンサの両端電圧としては、OCVpの3倍の電圧供給が可能である。よって、スイッチ素子として自己降伏型素子を使用する場合には、その自己降伏電圧が、「3×OCVp」未満であって、かつ「2×OCVp」を超える値を有するものを使用すれば良い(その理由は、起動回路の大きさやコストの面からは1次側電圧が高い方が有利であること及びスイッチ素子について自己降伏電圧のバラツキを考慮する必要があることに依る。)。
【0063】
尚、このようにダイオードとコンデンサを使った回路の段数を増やせば、さらに絶対値の大きい負電圧の供給が可能であるが、これ以上の説明は省略する。
【0064】
直流電源回路3の出力する正負両極性の出力のうち、負極性の出力電圧を利用して各起動回路の1次側回路への供給電圧を得る方法を用いる際には、ダイオードの向きの逆転及びコンデンサに係る電荷移動に向きに注意しさえすれば、これまでの説明を少し変更するだけで基本的な考え方に大差はない。
【0065】
例えば、図3において、各ダイオード(D1、D2、15、16)の向きを全て逆転させれば、負極性の出力電圧から得られる正極性の電圧を各起動回路の1次側回路に供給することができる。よって、各スイッチ素子の自己降伏電圧を仮に600Vとした場合に、電圧供給回路7のコンデンサに+350Vの電圧が得られるので、1次側回路のコンデンサの両端電圧として最大で700Vの電圧(=2×OCVn)が得られることになり、これはスイッチ素子を導通させるのに充分な値である。但し、この場合に起動用高圧信号が供給されるのは、直流−交流変換回路の出力電圧についてその極性が負極性とされる方の放電灯である。
【0066】
尚、本形態においても、直流−交流変換回路の出力から1次側回路への供給電圧を得たり、あるいは、図6に示したように、コンバータトランスに2次巻線を付設して1次側回路への供給電圧を得る構成や、スイッチ素子の自己降伏電圧が高い場合の図7に示した構成等が挙げられる(但し、ダイオードの向きや電荷移動の向きの逆転を要する。)。
【0067】
以上の内容をまとめると、複数の放電灯、例えば、第1、第2の放電灯のうち、第1の放電灯について点灯させ、第2の放電灯については点灯させないものとした場合に、第1の放電灯の点灯前に起動回路により起動用高圧信号が発生される時点で直流−交流変換回路から当該放電灯に対して出力される電圧の極性については、起動をかけない方の第2の放電灯に対して直流−交流変換回路から当該放電灯に出力される電圧の極性とは逆極性となるように規定される。
【0068】
例えば、図3に示した例において、第1の放電灯6_1を点灯させたいときには、起動用高圧信号が発生される時点で直流−交流変換回路4から当該放電灯に対する出力される電圧(Vα)の極性については、これを正極性とし、起動をかけたくない方の第2の放電灯6_2に対して直流−交流変換回路4から当該放電灯に出力される電圧(Vβ)の極性を負極性とすれば良い。但し、これは、電圧供給回路からの負電圧が各起動回路の1次側回路に供給されることに依るので、電圧供給回路からの正電圧が各起動回路の1次側回路に供給される構成については、出力電圧(Vα、Vβ)の極性規定についても反対になる。
【0069】
このような極性規定により、所望の放電灯を意図的に選択して当該放電灯に起動用高圧信号を印加して起動をかけることができるようになる。
【0070】
つまり、起動回路の1次側回路のコンデンサへの電荷蓄積のためには、当該コンデンサについて端子電位を確定しておく必要があるが、例えば、その一端に正電圧又は負電圧を印加し、他端をグランド電位に確定する方法を採った場合を考えると下記に示すような不都合を生じる。
【0071】
2つの放電灯に対して各別に設けられる起動回路の1次側回路への供給電圧を、共通の電圧供給回路から得る場合に、各1次側回路のコンデンサには同量の電荷供給が行われるので各コンデンサの両端電圧(=スイッチ素子の両端電圧)は等しくなるが、スイッチ素子の自己降伏電圧にはバラツキがあることに起因して、2つのスイッチ素子のうち、自己降伏電圧の低い方が先に導通してしまうため、両者の一方を特定して作動させることができなくなってしまう。また、一方のコンデンサに対して直流電源回路からの正極性出力電圧を供給し、他方のコンデンサに対して直流電源回路からの負極性出力電圧を供給したとしても、電圧供給回路の出力電圧の極性が正極性(又は負極性)であれば負極(又は正極)側に接続した方のスイッチ素子だけが作動することになる。
【0072】
このような不都合を回避するためには、上記したように作動させたい方のスイッチ素子を選択するために上記の極性規定が必要となり、電圧供給回路の出力電圧の極性が負極性(又は正極性)である場合には、コンデンサの他端が正極性(又は負極性)の電位に規定されるスイッチ素子が選択されることになるので、そのための制御としては、放電灯の点灯前の無負荷状態における直流−交流変換回路の出力電圧の極性を規定するだけ済む(放電灯を選択的に起動するための専用回路等は全く不要である。)。
【0073】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、請求項1に係る発明によれば、複数の放電灯に対して各別に設けられる起動回路を構成するトランスの1次側回路のコンデンサについて、その充電のために電圧供給を行う電圧供給回路が、各起動回路に対して同一の回路として設けられるので、コストの低減及び装置の小型化が可能である。
【0074】
請求項2に係る発明によれば、起動用高圧信号を印加して起動を意図する放電灯と、起動を意図しない放電灯とに関して、これらに対して直流−交流変換回路から出力される電圧の極性が逆極性となるように規定することで、放電灯を特定して選択的に点灯させることができ、しかも、そのために回路構成が複雑化することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示す回路ブロック図である。
【図2】直流電源回路の構成例を示す回路図である。
【図3】電圧供給回路の構成例について説明するための回路図である。
【図4】電圧供給回路の変形例を示す回路図である。
【図5】電圧供給回路についてさらに別の変形例を示す回路図である。
【図6】コンバータトランスの2次側に別の2次巻線を付設して供給電圧を生成する構成例についてその要部を示す図である。
【図7】起動回路内のスイッチ素子として自己降伏電圧の高い素子を使用する場合における電圧供給回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…放電灯点灯回路、3…直流電源回路、4…直流−交流変換回路、5_1、5_2…起動回路、6_1、6_2…放電灯、7…電圧供給回路、8_1、8_2…トランス、9_1、9_2…1次側回路、10_1、10_2…コンデンサ、11_1、11_2…スイッチ素子、12_1、12_2…1次巻線、13_1、13_2…2次巻線、DRV1、DRV2…駆動回路
Claims (2)
- 直流電圧を出力する直流電源回路と、該直流電源回路の出力電圧を交流電圧に変換した後にこれを第1及び第2の放電灯に供給するための直流−交流変換回路と、第1及び第2の放電灯への起動用高圧信号をそれぞれ発生させるために放電灯毎に各別に設けられた第1及び第2の起動回路とを備えた放電灯点灯回路において、
(イ)上記直流電源回路がグランド電位に対して正極性及び負極性の両極性電圧を出力すること、
(ロ)上記直流−交流変換回路は、上記直流電源回路からの各極性の出力電圧を切り換えて各放電灯に出力するために第1乃至第4のスイッチ素子と、各スイッチ素子のスイッチング制御を行う駆動回路を備えていること及び各スイッチ素子のオン/オフ動作によって、上記第1の放電灯に正極性の電圧が供給される間、上記第2の放電灯には負極性の電圧が供給され、逆に、上記第1の放電灯に負極性の電圧が供給される間、上記第2の放電灯には正極性の電圧が供給されること、
(ハ)上記第1及び第2の起動回路が、磁性体及び1次巻線、2次巻線を含むトランスを有しており、該トランスの1次側回路が上記1次巻線、コンデンサ及びスイッチ素子を有するとともに、上記第1の起動回路を構成する1次巻線とコンデンサとの接続点が、上記直流−交流変換回路において互いに直列に接続された上記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、上記第2の起動回路を構成する1次巻線とコンデンサとの接続点が、上記直流−交流変換回路において互いに直列に接続された上記第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子との接続点に接続されていること、
(ニ)上記第1の起動回路を構成するトランスの2次巻線については、その一端が上記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、その他端が上記第1の放電灯に接続されており、上記第2の起動回路を構成するトランスの2次巻線については、その一端が上記第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子との接続点に接続され、かつ、その他端が上記第2の放電灯に接続されること、
(ホ)上記第1又は第2の起動回路における1次側回路のコンデンサの電荷蓄積に伴い当該コンデンサの両端電圧が閾値を越えたとき又はその後に、上記第1又は第2の起動回路を構成するスイッチ素子が導通して該起動回路を構成するトランスの1次巻線から2次巻線を介して起動用高圧信号が上記第1又は第2の放電灯に印加されること、
(ヘ)上記直流電源回路又は上記直流−交流変換回路から上記第1及び第2の起動回路の1次側回路を構成する上記コンデンサを充電するために該1次側回路に電圧を供給する共通の電圧供給回路が設けられ、該コンデンサと該1次側回路を構成する上記スイッチ素子との接続点が該電圧供給回路に接続されるとともに、該電圧供給回路から該コンデンサに供給される電圧の極性が、起動をかける放電灯に対して出力される電圧の極性とは逆極性とされること、
を特徴とする放電灯点灯回路。 - 請求項1に記載の放電灯点灯回路において、
上記第1の放電灯を点灯させ、上記第2の放電灯を点灯させない場合に、第1の放電灯の点灯前に第1の起動回路を構成するスイッチ素子の自己降伏により起動用高圧信号が発生される時点で直流−交流変換回路から第1の放電灯に対して出力される電圧の極性については、起動をかけない方の第2の放電灯に対して直流−交流変換回路から出力される電圧の極性とは逆極性となるように規定される
ことを特徴とする放電灯点灯回路。
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