JP3234348B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3234348B2
JP3234348B2 JP11339493A JP11339493A JP3234348B2 JP 3234348 B2 JP3234348 B2 JP 3234348B2 JP 11339493 A JP11339493 A JP 11339493A JP 11339493 A JP11339493 A JP 11339493A JP 3234348 B2 JP3234348 B2 JP 3234348B2
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宏 清家
秀雄 宮城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を整流して得
た入力電源を断続させることによって低周波リプル成分
の抑制された直流電圧を出力する前置電源回路をインバ
ータ回路の前段に設けた電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、商用電源
ACのような交流電源をダイオードブリッジのような整
流回路REによって整流した脈流電源である入力電源を
昇圧形チョッパ回路として知られている前置電源回路1
に通して、入力電圧の低周波リプル成分を抑制した後、
前置電源回路1の出力電圧をインバータ回路2によって
高周波電力に変換して負荷4に供給する電源装置が提供
されている。
【0003】前置電源回路1は、整流回路REの出力端
間に接続されたインダクタL1 とスイッチング素子Q1
との直列回路を備え、スイッチング素子Q1 にはダイオ
ードD1 とコンデンサC1 との直列回路が並列接続され
ている。したがって、周知のように、スイッチング素子
1 のオン時にインダクタL1 に蓄積されたエネルギー
がスイッチング素子Q1 のオフ時にダイオードD1 を通
して出力側に供給され、スイッチング素子Q1 のオン期
間に応じて入力電圧よりも高い出力電圧がコンデンサC
1 の両端電圧として得られるのである。スイッチング素
子Q1 をオン・オフさせるタイミングは制御回路5によ
って制御されている。この制御回路5は、たとえばコン
デンサC1 の両端電圧を検出するなどして、コンデンサ
1 の両端電圧が略一定に保たれるようにスイッチング
素子Q1 のオン・オフのタイミングを制御する。すなわ
ち、前置電源回路1の出力の低周波リプル成分は入力電
源よりも少なくなるのである。
【0004】このように前置電源回路1のスイッチング
素子Q1 のオン・オフのタイミングを専用の集積回路を
用いた制御回路5によって制御して低周波リプル成分を
抑制すれば、低周波リプル成分の抑制のために平滑コン
デンサを用いる場合に比べて入力電流歪が少なくなり力
率が高くなるのであって、かつ入力電圧が変動してもイ
ンバータ回路2に対する出力電圧を略一定に保つことが
できる。その結果、入力電圧が異なる場合であってもイ
ンバータ回路2の設計を変更することなく負荷4への供
給電力を略一定に保つことができる。
【0005】一方、図5に示すように、前置電源回路1
のスイッチング素子Q1を制御するための専用の制御回
路5を設けずに、インバータ回路2に設けたスイッチン
グ素子Q21,Q22をオン・オフ制御する信号を用いてス
イッチング素子Q1をオン・オフ制御する構成も考えら
れている。図5に示すインバータ回路2は、ハーフブリ
ッジ形のインバータ回路2であって、FETよりなる2
個のスイッチング素子Q21,Q22のドレイン−ソース間
を直列接続し、一方のスイッチング素子Q21のドレイン
−ソース間に負荷4と限流用インダクタL2とカレント
トランスCTの1次巻線との直列回路を並列接続し、カ
レントトランスCTの2つの2次巻線への誘起電圧を抵
抗R21,R22を介して各スイッチング素子Q21,Q22
ゲートに印加した構成を有している。ここに、カレント
トランスCTの2つの2次巻線は、両スイッチング素子
21,Q22の一方がオンのときには他方がオフになるよ
うに各スイッチング素子Q21,Q22のゲートに対して互
いに逆極性に接続されている。また、負荷4は容量成分
を含むものであって、インダクタL2およびカレントト
ランスCTの1次巻線とともに共振回路を構成する。
【0006】したがって、図示していない起動回路によ
ってスイッチング素子Q22をオンにすれば、負荷4−イ
ンダクタL2 −カレントトランスCTの1次巻線−スイ
ッチング素子Q22という経路で電流が流れ、このときカ
レントトランスCTの2次巻線にはスイッチング素子Q
22をオンにする向きの誘起電圧が発生する。以後は、上
記共振回路によってカレントトランスCTの1次巻線に
交番電流が流れ、両スイッチング素子Q21,Q22が交互
にオン・オフされることになる。
【0007】ところで、前置電源回路1に設けたFET
よりなるスイッチング素子Q1のゲートには、インバー
タ回路2のスイッチング素子Q22のゲートと同じ信号が
入力されるように、抵抗R1を介してカレントトランス
CTの2次巻線が接続される。したがって、インバータ
回路2のスイッチング素子Q22がオン・オフすると、前
置電源回路1のスイッチング素子Q1が同期してオン・
オフする。この構成では、前置電源回路1とインバータ
回路2のスイッチングのタイミングが同期しているか
ら、入力電流歪が図4の従来構成に比較してさらに低減
されることになり力率も高くなる。しかも、インバータ
回路2のスイッチング素子Q21,Q22をオン・オフさせ
る信号を流用して前置電源回路1のスイッチング素子Q
1をオン・オフさせているから、前置電源回路1には専
用の制御回路5が不要であって構成が簡単になるという
利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
示した従来構成では、前置電源回路1がインバータ回路
2とは別個に制御回路5を備えているから、制御回路5
として専用の集積回路などを用いる必要があり、コスト
高につながるという問題がある。これに対して、図5
構成では、制御回路5が不要であるから低コストで提供
でき、また入力電流歪も少ないのであるが、前置電源回
路1の出力電圧を略一定に保つ制御が行なわれないもの
であるから、前置電源回路1の出力電圧は入力電圧に略
比例することになり、結果的にインバータ回路2の出力
電力も前置電源回路1への入力電圧に略比例することに
なる。すなわち、前置電源回路1に入力される電源電圧
の変動に対して負荷4への供給電力が一定に保たれない
から、使用可能な電源電圧の範囲が狭い範囲に制約され
ることになる。また、入力電圧の上昇に伴って前置電源
回路1の出力電圧が高くなると、スイッチング素子Q1
に流れる電流が増加してスイッチング素子Q1の発熱量
が増大することになり、スイッチング素子Q1のストレ
スが大きくなるという問題もある。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、インバータ回路への入力電圧を制限すること
によって入力電圧の変動に対して負荷への供給電力を略
一定に保つとともに前置電源回路の回路素子へのストレ
スの増加を抑制し、しかもインバータ回路におけるスイ
ッチング素子のオン・オフのタイミングと前置電源回路
のスイッチング素子のオン・オフのタイミングとを同期
させることによって入力電流歪を低減し、かつ簡単な回
路構成で実現することができる電源装置を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、交流電源を整流して得た入力電源を断続
させる第1のスイッチング素子、第1のスイッチング素
子のオン時にエネルギーが蓄積されるインダクタ、イン
ダクタに蓄積されたエネルギーをダイオードを介して蓄
積する第1のコンデンサを備える前置電源回路と、第1
のコンデンサの両端電圧である入力電圧を第2のスイッ
チング素子のオン・オフによって交番電力に変換して出
力するインバータ回路とを備えた電源装置において、
2のスイッチング素子のオン・オフに同期して発生する
同期信号を第1のスイッチング素子に与える同期検出回
路と、第1のコンデンサの両端電圧を規定電圧以下に保
つ方向に第1のスイッチング素子のオン期間を制限する
出力制限回路とを設け、出力制限回路が、第1のコンデ
ンサの両端間に接続された抵抗と第2のコンデンサとの
直列回路を有するとともに前記同期信号によって第1の
スイッチング素子がオンになった時点から第2のコンデ
ンサの充電を開始させる充電回路と、第2のコンデンサ
の両端電圧が規定電圧に達すると第1のスイッチング素
子を強制的にオフにすることにより第1のスイッチング
素子のオン期間を第2のスイッチング素子のオン期間以
下にする第3のスイッチング素子とを備えることを特徴
とする。なお、「第1のスイッチング素子のオン期間を
第2のスイッチング素子のオン期間以下にする」とは、
第1のスイッチング素子のオン期間を第2のスイッチン
グ素子のオン期間と等しいか短くすることを意味する。
【0011】
【作用】上記構成によれば、第2のスイッチング素子の
オン・オフに同期して発生する同期信号を第1のスイッ
チング素子に与える同期検出回路を設けていることによ
って、前置電源回路における第1のスイッチング素子の
オン・オフとインバータ回路における第2のスイッチン
グ素子のオン・オフとのタイミングを同期させることが
でき、前置電源回路に制御回路を別途に設けることなく
簡単な回路構成とすることができる。しかも、前置電源
回路を設けていることによって入力電流歪が少なく力率
が高いのはもちろんのこと、前置電源回路の出力に設け
た第1のコンデンサの両端電圧を規定電圧以下に保つよ
うに前置電源回路に設けた第1のスイッチング素子のオ
ン・オフの期間を制御する出力制限回路を設けているこ
とによって、前置電源回路の出力電圧が規定電圧以下に
保たれ、前置電源回路への入力電圧が上昇してもインバ
ータ回路への入力電圧は規定電圧を超えることがなく、
前置電源回路への入力電圧が比較的広い範囲に亙って変
動しても負荷への供給電力を略一定に保つことができる
のである。ここに、制御回路に代えて出力制限回路が必
要になっているが、出力制限回路は、第1のコンデンサ
の両端間に接続された抵抗と第2のコンデンサとの直列
回路を有するとともに同期信号によって第1のスイッチ
ング素子がオンになった時点から第2のコンデンサの充
電を開始させる充電回路と、第2のコンデンサの両端電
圧が規定電圧に達すると第1のスイッチング素子を強制
的にオフにすることにより第1のスイッチング素子のオ
ン期間を第2のスイッチング素子のオン期間以下にする
第3のスイッチング素子とを備えるから、前置電源回路
の出力電圧を一定電圧に保つ従来の出力制限回路に比較
すれば、構成が簡単であって専用の集積回路を用いるよ
うな複雑な構成が不要であって低コストで提供できるの
である。
【0012】
【実施例】(実施例1) 本実施例は、図1に示すように構成されているものであ
って、図5に示した従来構成に対して、前置電源回路1
の出力電圧が規定電圧以下に保たれるように制限する出
力制限回路3を付加した構成を有している。すなわち、
基本構成は図5に示した従来構成と同様であって、商用
電源のような交流電源ACがコンデンサおよびインダク
タよりなるフィルタ回路NFを通してダイオードブリッ
ジのような整流回路REに入力され、整流回路REの出
力電圧は昇圧形のチョッパ回路である前置電源回路1に
入力されることによって低周波リプル成分が抑制され、
前置電源回路1から出力される直流電圧はハーフブリッ
ジ形のインバータ回路2によって高周波電力に変換さ
れ、インバータ回路2から出力される高周波電力が放電
ランプよりなる負荷4に供給されるように構成されてい
る。
【0013】前置電源回路1は、インダクタL1 とFE
Tよりなるスイッチング素子Q1 のドレイン−ソース間
との直列回路を整流回路REの出力端間に接続し、スイ
ッチング素子Q1 のドレイン−ソース間にダイオードD
1 とコンデンサC1 との直列回路を並列接続し、インバ
ータ回路2のスイッチング素子Q21,Q22のオン・オフ
のタイミングに同期させてスイッチング素子Q1 をオン
・オフさせる構成を有している。
【0014】インバータ回路2は、FETよりなる2個
のスイッチング素子Q21,Q22のドレイン−ソース間を
直列接続し、この直列回路を前置電源回路1の出力端で
あるコンデンサC1 の両端間に接続し、さらにスイッチ
ング素子Q21のドレイン−ソース間に、コンデンサ
2 、負荷4、インダクタL2 、カレントトランスCT
の1次巻線の直列回路を並列接続したものである。カレ
ントトランスCTの2つの2次巻線の誘起電圧は、それ
ぞれスイッチング素子Q21,Q22のゲート−ソース間に
抵抗R21,R22を介して印加され各スイッチング素子Q
21,Q22をオン・オフするようになっている。また、両
スイッチング素子Q21,Q22が交互にオン・オフされる
ようにカレントトランスCTの2次巻線が互いに逆極性
に接続されている。
【0015】このインバータ回路2を起動するために、
前置電源回路1のコンデンサC1 の両端間に接続された
2個の抵抗R4 ,R5 とコンデンサC5 との直列回路
と、抵抗R5 とコンデンサC5 との接続点とスイッチン
グ素子Q22のゲートとの間に挿入されたトリガ素子Tと
からなる起動回路が設けられている。この起動回路は、
交流電源ACの接続によってコンデンサC1 の両端電圧
が上昇すると、抵抗R4,R5 を介してコンデンサC5
を充電し、コンデンサC5 の端子電圧がトリガ素子Tの
ブレークオーバ電圧に達するとスイッチング素子Q22
ゲートに起動電圧を印加してインバータ回路2を起動す
る。
【0016】起動回路によって、スイッチング素子Q22
がオンになると、コンデンサC2 −負荷4−インダクタ
2 −カレントトランスCTの1次巻線−スイッチング
素子Q22を通して電流が流れ、カレントトランスCTの
2次巻線にはスイッチング素子Q22をオン方向に制御す
る誘起電圧が発生する。以後は、コンデンサC2 、負荷
4、インダクタL2 、カレントトランスCTの1次巻線
などからなる共振回路に流れる共振電流によって、カレ
ントトランスCTの1次巻線に交番電流が流れ、両スイ
ッチング素子Q21,Q22が交互にオン・オフされること
になる。
【0017】ところで、前置電源回路1のスイッチング
素子Q1 のゲートは、カレントトランスCTの2次巻線
と抵抗R22との接続点に抵抗R1 を介して接続される。
すなわち、スイッチング素子Q1 とスイッチング素子Q
22とは同期してオン・オフすることになる。また、スイ
ッチング素子Q1 のゲートには出力制限回路3も接続さ
れる。ここにおいて、抵抗R1 ,R22はスイッチング素
子Q1 をスイッチング素子Q22のオン・オフに同期させ
るように同期信号を発生するための同期検出回路として
機能する。
【0018】出力制限回路3では、コンデンサC1の両
端間に抵抗R3とコンデンサC3との直列回路である充電
回路を接続し、ダイオードD3とFETよりなるスイッ
チング素子Q3のドレイン−ソース間との直列回路をス
イッチング素子Q1のゲート−ソース間に接続してあ
る。また、抵抗R3とコンデンサC3との接続点にカソー
ドを接続したツェナーダイオードZD1のアノードをス
イッチング素子Q3のゲートに接続してある。さらに、
コンデンサC3の両端間にはトランジスタよりなるスイ
ッチング素子Q4のコレクタ−エミッタ間を接続し、こ
のスイッチング素子Q4のベースを、スイッチング素子
22のドレイン−ソース間に接続した2個の抵抗R6
7の直列回路の接続点に接続してある。ここに、スイ
ッチング素子Q1のゲートと抵抗R1との接続点は、ダイ
オードD3のアノードに接続されている。
【0019】出力制限回路3が上記構成を有することに
よって、図2(a)に示すように、スイッチング素子Q
22のオン期間t2 においてドレイン電流の極性が正方向
に転じると、スイッチング素子Q4 がオフになって、図
2(b)に示すように、抵抗R3 を介してコンデンサC
3 が充電されることになる。ここで、コンデンサC3
両端電圧がツェナーダイオードZD1 のツェナー電圧V
zに達するとスイッチング素子Q3 がオンになり、スイ
ッチング素子Q3 のドレイン−ソース間およびダイオー
ドD3 を介してスイッチング素子Q1 のゲート−ソース
間を短絡するから、図2(c)のようにスイッチング素
子Q1 がオフになる。その結果、スイッチング素子Q1
のオン期間t1 がスイッチング素子Q3 のオン期間t3
の分だけ短縮され、前置電源回路1の出力電圧の上昇が
抑制され、規定電圧以下に保たれることになる。
【0020】一方、スイッチング素子Q22のオン期間t
2にコンデンサC3の両端電圧がツェナー電圧Vzを超え
ないときにはスイッチング素子Q3はオフに保たれるか
ら、スイッチング素子Q1はスイッチング素子Q22のオ
ン・オフに一致してオン・オフされることになる。この
ときの動作については、図5に示した従来構成と同様で
ある。
【0021】上述したように、前置電源回路1のスイッ
チング素子Q1 が、インバータ回路2のスイッチング素
子Q22に同期してオン・オフされるから、回路構成が簡
単になり、しかも前置電源回路1の出力電圧が規定電圧
以下に保たれるようにスイッチング素子Q1 のオン期間
が出力制限回路3によって制限されるから、交流電源A
Cの電圧が変化してもインバータ回路2への入力電圧が
変動することがなく、交流電源ACの電圧の許容範囲を
広くとることができる。また、前置電源回路1の出力電
圧が規定電圧以下に保たれることによって、前置電源回
路1のスイッチング素子Q1 へのストレスが抑制される
のである。
【0022】前置電源回路1の出力電圧の設定にあたっ
ては、交流電源ACの電圧が許容範囲における最低電圧
であるときにインバータ回路2への入力電圧として必要
な電圧が前置電源回路1から出力されるように出力制限
回路3の定数を設定する。このように設定すれば、交流
電源ACの電圧の許容範囲において前置電源回路1の出
力電圧が略一定に保たれることになり、しかも、スイッ
チング素子Q1 のオン・オフはインバータ回路2のスイ
ッチング素子Q22にオン・オフに同期することになる。
【0023】(実施例2)本実施例は、図3に示すよう
に、インバータ回路2としてFETよりなる1個のスイ
ッチング素子Q2 のみを備える構成を採用し、かつイン
バータ回路2に用いられるインダクタL4 をダイオード
1 とコンデンサC1 との間に挿入した構成を有してい
る。
【0024】すなわち、インバータ回路2は、コンデン
サC1 の両端間にインダクタL4 とスイッチング素子Q
2 との直列回路を接続し、インダクタL4 にコンデンサ
4を並列接続するとともに、負荷4とインダクタL2
とカレントトランスCTの1次巻線との直列回路をイン
ダクタL4 に並列接続した構成を有している。カレント
トランスCTの2次巻線は、抵抗R2 を介してスイッチ
ング素子Q2 のゲートに接続され、さらに抵抗R1 を介
してスイッチング素子Q1 のゲートに接続されている。
ここに、起動回路は省略してある。
【0025】この構成のインバータ回路2では、起動時
するとコンデンサC1 が充電され、スイッチング素子Q
2 がオンになると、コンデンサC1 を電源として負荷4
−インダクタL2 −カレントトランスCTの1次巻線−
スイッチング素子Q2 という経路で電流が流れるととも
に、インダクタL4 、コンデンサC4 の共振回路に電流
が流れる。したがって、共振電流がカレントトランスT
1 に流れることによってスイッチング素子Q2 がオン・
オフされ、スイッチング素子Q2 のオフ時にはダイオー
ドD1 −カレントトランスCTの1次巻線−インダクタ
2 −負荷4−コンデンサC1 という経路で電流が流れ
てコンデンサC1 が充電される。すなわち、コンデンサ
1 の充電経路に負荷4が挿入されることによって、前
置電源回路1のインダクタL1 の蓄積エネルギーの一部
が負荷4で消費された後にコンデンサC1 に充電される
から、実施例1のようにインダクタL1 の蓄積エネルギ
ーをコンデンサC1 に直接供給する場合に比較すれば、
コンデンサC1 の平滑電圧が低くなるのである。
【0026】カレントトランスCTの2次巻線は、上述
したように抵抗R1を介してスイッチング素子Q1に接続
されるとともに、抵抗R2を介してスイッチング素子Q2
に接続されているから、スイッチング素子Q2がオン・
オフされると、スイッチング素子Q2に同期してスイッ
チング素子Q1もオン・オフされる。コンデンサC1の両
端電圧は、実施例1と同様に、抵抗R3とコンデンサC3
との直列回路である充電回路とツェナーダイオードZD
1とによって検出されるとともに、コンデンサC1の両端
間に接続された2個の抵抗R8,R9の直列回路と、抵抗
8,R9の接続点の電位を検出するツェナーダイオード
ZD2によっても検出される。すなわち、実施例1と同
様に、ツェナーダイオードZD1では、コンデンサC1
端子電圧が規定電圧を超えるときに、スイッチング素子
1のオン期間の開始からコンデンサC3がツェナー電圧
に達するまでの時間が経過した後にスイッチング素子Q
1をオフにするが、ツェナーダイオードZD2では、コン
デンサC1の端子電圧が上記規定電圧よりも高く設定さ
れた規定電圧を超えるとただちにスイッチング素子Q1
をオフにするのである。このように、ツェナーダイオー
ドZD2を付加してインバータ回路2への給電電圧(コ
ンデンサC1の端子電圧)の上昇を抑制しているから、
入力される交流電源ACの電圧の許容範囲がさらに広く
なっているのである。他の構成は実施例1と同様である
から説明を省略する。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように、第2のスイッチ
ング素子のオン・オフに同期して発生する同期信号を第
1のスイッチング素子に与える同期検出回路を設けてい
るので、前置電源回路における第1のスイッチング素子
のオン・オフとインバータ回路における第2のスイッチ
ング素子のオン・オフとのタイミングを同期させること
ができ、前置電源回路に制御回路を別途に設けることな
く簡単な回路構成とすることができるという効果があ
る。しかも、前置電源回路を設けていることによって入
力電流歪が少なく力率が高いのはもちろんのこと、前置
電源回路の出力に設けた第1のコンデンサの両端電圧を
規定電圧以下に保つように前置電源回路に設けた第1の
スイッチング素子のオン・オフの期間を制御する出力制
限回路を設けているので、前置電源回路の出力電圧が規
定電圧以下に保たれ、前置電源回路への入力電圧が上昇
してもインバータ回路への入力電圧は規定電圧を超える
ことがなく、前置電源回路への入力電圧が比較的広い範
囲に亙って変動しても負荷への供給電力を略一定に保つ
ことができるという利点がある。さらに、制御回路に代
えて出力制限回路が必要になっているが、出力制限回路
、第1のコンデンサの両端間に接続された抵抗と第2
のコンデンサとの直列回路を有するとともに同期信号に
よって第1のスイッチング素子がオンになった時点から
第2のコンデンサの充電を開始させる充電回路と、第2
のコンデンサの両端電圧が規定電圧に達すると第1のス
イッチング素子を強制的にオフにすることにより第1の
スイッチング素子のオン期間を第2のスイッチング素子
のオン期間以下にする第3のスイッチング素子とを備え
るから、前置電源回路の出力電圧を一定電圧に保つ従来
の出力制限回路に比較すれば、構成が簡単であって専用
の集積回路を用いるような複雑な構成が不要であって低
コストで提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例1の動作説明図である。
【図3】実施例2を示す回路図である。
【図4】従来例を示す概略回路図である。
【図5】他の従来例を示す概略回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅生 育也 兵庫県姫路市西延末404−1 池田電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−74589(JP,A) 特開 平4−140067(JP,A) 特開 昭64−69229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/537 H05B 41/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流して得た入力電源を断続
    させる第1のスイッチング素子、第1のスイッチング素
    子のオン時にエネルギーが蓄積されるインダクタ、イン
    ダクタに蓄積されたエネルギーをダイオードを介して蓄
    積する第1のコンデンサを備える前置電源回路と、第1
    のコンデンサの両端電圧である入力電圧を第2のスイッ
    チング素子のオン・オフによって交番電力に変換して出
    力するインバータ回路とを備えた電源装置において、
    2のスイッチング素子のオン・オフに同期して発生する
    同期信号を第1のスイッチング素子に与える同期検出回
    路と、第1のコンデンサの両端電圧を規定電圧以下に保
    つ方向に第1のスイッチング素子のオン期間を制限する
    出力制限回路とを設け、出力制限回路が、第1のコンデ
    ンサの両端間に接続された抵抗と第2のコンデンサとの
    直列回路を有するとともに前記同期信号によって第1の
    スイッチング素子がオンになった時点から第2のコンデ
    ンサの充電を開始させる充電回路と、第2のコンデンサ
    の両端電圧が規定電圧に達すると第1のスイッチング素
    子を強制的にオフにすることにより第1のスイッチング
    素子のオン期間を第2のスイッチング素子のオン期間以
    下にする第3のスイッチング素子とを備えることを特徴
    とする電源装置。
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