JP2009236617A - 作業機の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変表示部とこれに隣接する印刷表示部とが連続一体となった大きな表示部に見えて、見栄えがよくて高級感がでるようにする。
【解決手段】 可変表示部に隣接して印刷表示部が設けられた作業機の表示装置において、
印刷表示部が可変表示部と連続した一体の表示部に見えるように、印刷表示部が可変表示部に類似した地色で形成されている。また、前記可変表示部が白地に黒色で表示され、印刷表示部が可変表示部の外周を取り囲むように設けられ、印刷表示部が可変表示部の地色に類似した白地で形成されて、黒色の固定表示が施されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、バックホー等の作業機の表示装置に関するものである。
バックホー等の作業機には、メータ表示等のための表示パネルを運転席の近傍に設けたものがあり、この種の従来の作業機の表示装置には、表示パネルにメータ等を可変表示する液晶表示部(可変表示部)を設けると共に、液晶表示部に隣接して固定した表示をするための印刷表示部を設けるようにしたものがある(例えば特許文献1〜3)。
特開平2006−256466号公報 特開平2007−239303号公報 特開10−42671号公報
しかし、従来の場合、液晶表示部と印刷表示部は互いに地色が異ならされていて、液晶表示部と印刷表示部とが明確に区別することができるため、小面積の液晶表示部と小面積の印刷表示部とが細かく並んだ状態にあり、全体的に見て表示パネルの見栄えが悪く高級感を出すことができないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、可変表示部とこれに隣接する印刷表示部とが連続一体となった大きな表示部に見えて、見栄えがよくて高級感がでるようにしたものである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、可変表示部に隣接して印刷表示部が設けられた作業機の表示装置において、
印刷表示部が可変表示部と連続した一体の表示部に見えるように、印刷表示部が可変表示部に類似した地色で形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記可変表示部が白地に黒色で表示され、印刷表示部が可変表示部の地色に類似した白地で形成されて、黒色の固定表示が施されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記印刷表示部に隣接して遮光印刷部が設けられ、前記遮光印刷部、印刷表示部及び可変表示部にわたって透明板が設けられ、透明板に、前記遮光印刷部を形成するように遮光印刷が施されると共に、印刷表示部の地色を形成する白地印刷が施され、前記可変表示部を形成すべく透明板の内方に液晶パネルが配置されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記遮光印刷部を形成する遮光印刷と、印刷表示部の地色を形成する白地印刷とが、透明板の表面と裏面とに互いに分けて施されている点にある。
本発明によれば、印刷表示部が液晶表示部と連続した一体の表示部に見えるように、印刷表示部が可変表示部に類似した地色で形成されているので、可変表示部が印刷表示部と一体になって大きな表示部に見えるため、表示パネル全体の見栄えがよくなり高級感がでるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図22は、本発明の一実施形態を示している。
図1において、作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング11を介して上下方向の旋回軸回りに左右旋回自在に支持された旋回台10と、該旋回台10の前部に備えられた作業装置13(掘削装置)とを有し、旋回台10を旋回モータ12により旋回中心S廻りに旋回させるように構成されている。旋回台10上には、エンジン7,運転席9,燃料タンク,作動油タンク等が設けられている。また、旋回台10上には運転席9を囲むキャビン8が設けられている。
作業装置13は、旋回台10の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット14に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット15と、該スイングブラケット15に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム16と、該ブーム16の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム17と、該アーム17の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット18とを備えている。
スイングブラケット15は、旋回台10内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動され、ブーム16は、該ブーム16とスイングブラケット15との間に介装されたブームシリンダ19の伸縮によって揺動され、アーム17は、該アーム17とブーム16との間に介装されたアームシリンダ20の伸縮によって揺動され、バケット18は、該バケット18とアーム17との間に介装されたバケットシリンダ21の伸縮によってスクイ・ダンプ動作される。
アーム17の先端部には、バケット18の代わりに、図19に示す、チルトバケットA1、ブレーカA2、クラムシェルA3、オーガA4、グラップルA5、ロータリグラップルA6、ブラッシュカッターA7等の各種アタッチメント(作業具)Aが装着できるようになっている。また、アーム17の先端部には、バケット18の代わりに取り付けられたアタッチメントAを動作させるためのアクチューエータ31,32に対し、作動油を供給する作動油供給部(図示省略)が設けられている。なお、アタッチメントAには、2つのアクチューエータ31,32を有するものと、アクチュエータ31,32のいずれか一方のみを有するものとがある。
上述したスイングシリンダ、ブームシリンダ19、アームシリンダ20、バケットシリンダ21等の各アクチュエータは作動油によって動作するようになっている。即ち、作業機は旋回台10上に設けられた作動油タンク内の作動油を、図6に示す、油圧ポンプ35,36で複数の制御弁20A,12A,19A,21A等に供給し、各制御弁20A,12A,19A,21Aを介してそれぞれのアクチュエータに作動油を送ることによって各アクチュエータが作動するようになっている。
図2に示すように、運転席9の左右両側には左右一対の操縦台22(左操縦台22L、右操縦台22R)が配置されている。各操縦台22には、左右一対の操作部材25(左操作部材25L、右操作部材25R)が備えられ、作業装置13に装着される各アタッチメントAは左右一対の操作部材25(左操作部材25L、右操作部材25R)によって操作される。この操作部材25(25L,25R)は、左右一対の操作レバー26(左操作レバー26L、右操作レバー26R)と、各操作レバー26L,26Rのグリップ部に設けられたボリュームスイッチ(手元操作部)27(左ボリュームスイッチ27L、右ボリュームスイッチ27R)とを有している。左操作レバー26Lは、旋回・アーム用の操作レバーであり、右操作レバー26Rは、ブーム・バケット用の操作レバーである。
各操作レバー26(26L,26R)は、中立位置から前後左右に揺動自在に支持されており、各ボリュームスイッチ27(27L,27R)はグリップ上で中立位置から左右に揺動自在に支持されている。
操作レバー26やボリュームスイッチ27を操作したとき、これらの操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、操作量を電気的に操作信号に変換して制御部39(図7参照)に出力するようになっている。
図6はアームシリンダ20等を駆動するための油圧回路を示している。図6において、20Aはアームシリンダ用制御弁、12Aは旋回モータ用制御弁、19Aはブームシリンダ用制御弁、21Aはバケットシリンダ用制御弁、31AはアタッチメントAのアクチュエータ(油圧シリンダ)31が接続される第1SP(サービスポート)用制御弁、32AはアタッチメントAのアクチュエータ(油圧シリンダ)32が接続される第2SP(サービスポート)用制御弁である。20Bはアーム前揺動用電磁弁、20Cはアーム後揺動用電磁弁、12Bは左旋回用電磁弁,12Cは右旋回用電磁弁、19Bはブーム上げ用電磁弁,19Cはブーム下げ用電磁弁、21Bはバケットスクイ用電磁弁、21Cはバケットダンプ用電磁弁、31Bは第1SP用第1電磁弁、31Cは第1SP用第2電磁弁、32Bは第2SP用第1電磁弁、32Cは第2SP用第2電磁弁であり、それぞれソレノイド20b,20c,12b,12c,19b,19c,21b,21c,31b,31c,32b,32cを有している。35は第1ポンプ、36は第2ポンプである。
各電磁弁20B,20C,12B,12C,19B,19C,21B,21C,31B,31C,32B,32Cには第1油路37を介して第1ポンプ35からパイロット油が供給されるようになっており、各電磁弁20B,20C,12B,12C,19B,19C,21B,21C,31B,31C,32B,32Cの開閉により各制御弁20A,12A,19A,21A,31A,32Aにかかるパイロット圧が変化するようになっている。また、各制御弁20A,12A,19A,21A,31A,32Aには第2油路38を介して第2ポンプ36から作動油が供給されるようになっており、各制御弁20A,12A,19A,21A,31A,32Aにかかるパイロット圧によって当該制御弁20A,12A,19A,21A,31A,32Aの開度が決定して対応する各シリンダ20,19,21、旋回モータ12(アクチュエータ)又は装着されたアタッチメントAのアクチュエータ(油圧シリンダ)31,32に作動油が供給されるようになっている。
図7は電気制御系の構成を示している。図7において、39はCPU等で構成された制御部39であり、制御部39は、右操作レバー26R、左操作レバー26Lからの操作信号S1を入力して、前記電磁弁20B,20C,12B,12C,19B,19C,21B,21C,31B,31C,32B,32Cのソレノイド20b,20c,12b,12c,19b,19c,21b,21c,31b,31c,32b,32cに制御信号S2を出力するように構成されている。
即ち、右操作レバー26Rは、中立位置から前後に揺動操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、前後への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、右操作レバー26Rから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、ブーム上げ用電磁弁19B又はブーム下げ用電磁弁19Cのソレノイド19b,19cに出力し、これにより、制御部39は、ブーム上げ用電磁弁19B、ブーム下げ用電磁弁19Cを介して右操作レバー26Rの前後の操作量に応じた速度でブーム16を上下揺動させるべくブームシリンダ19を制御する。より具体的には、右操作レバー26Rを、中立位置から前側に揺動操作すれば、ブーム下げ用電磁弁19Bのソレノイド19bの操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、ブーム下げ用電磁弁19Bが、右操作レバー26Rの前側への操作量に対応して開き、その結果、ブームシリンダ用制御弁19Aのパイロット圧が制御され、ブーム16が右操作レバー26Rの前側への操作量に比例する速さで下げ動作する。右操作レバー26Rを、中立位置から後側に揺動操作すれば、ブーム上げ用電磁弁19Cのソレノイド19cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、ブーム上げ用電磁弁19Cが、右操作レバー26Rの後側への操作量に対応して開き、その結果、ブームシリンダ用制御弁19Aのパイロット圧が制御され、ブーム16が右操作レバー26Rの後側への操作量に比例する速さで上げ動作する。
また、右操作レバー26Rは、中立位置から左右に揺動操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、左右への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、右操作レバー26Rから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、バケットスクイ用電磁弁21B又はバケットダンプ用電磁弁21Cのソレノイド21b,21cに出力し、これにより、制御部39は、バケットスクイ用電磁弁21B、バケットダンプ用電磁弁21Cを介して右操作レバー26Rの左右の操作量に応じた速度でバケット18をスクイ・ダンプ動作させるべくバケットシリンダ21を制御する。より具体的には、右操作レバー26Rを、中立位置から左側に揺動操作すれば、バケットスクイ用電磁弁21Bのソレノイド21bに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、バケットスクイ用電磁弁21Bが、右操作レバー26Rの左側への操作量に対応して開き、その結果、バケットシリンダ用制御弁21Aのパイロット圧が制御され、バケット18が右操作レバー26Rの左側への操作量に比例する速さでスクイ動作する。右操作レバー26Rを、中立位置から右側に揺動操作すれば、バケットダンプ用電磁弁21Cのソレノイド21cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、バケットダンプ用電磁弁21Cが、右操作レバー26Rの右側への操作量に対応して開き、その結果、バケットシリンダ用制御弁29Aのパイロット圧が制御され、バケット18が右操作レバー26Rの右側への操作量に比例する速さでダンプ動作する。
左操作レバー26Lは、中立位置から前後に揺動操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、前後への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、左操作レバー26Lから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、アーム前揺動用電磁弁20B又はアーム後揺動用電磁弁20Cのソレノイド20b,20cに出力し、これにより、制御部39は、アーム前揺動用電磁弁20B、アーム後揺動用電磁弁20Cを介して左操作レバー26Lの前後の操作量に応じた速度でアーム17を前後揺動させるべくアームシリンダ20を制御する。より具体的には、左操作レバー26Lを、中立位置から前側に揺動操作すれば、アーム前揺動用電磁弁20Bのソレノイド20bに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力されて、アーム17が左操作レバー26Lの前側への操作量に比例する速さで前揺動し、左操作レバー26Lを、中立位置から後側に揺動操作すれば、アーム後揺動用電磁弁20Cのソレノイド20cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力されて、アーム17が左操作レバー26Lの後側への操作量に比例する速さで後揺動する。
また、左操作レバー26Lは、中立位置から左右に揺動操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、左右への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、左操作レバー26Lから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、左旋回用電磁弁12B又は右旋回用電磁弁12Cのソレノイド12b,12cに出力し、これにより、制御部39は、左旋回用電磁弁12B、右旋回用電磁弁12Cを介して左操作レバー26Lの左右の操作量に応じた速度で旋回台10を左右に旋回動作させるべく旋回モータ12を制御する。より具体的には、左操作レバー26Lを、中立位置から左側に揺動操作すれば、左旋回用電磁弁12Bのソレノイド12bに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力されて、旋回台10が左操作レバー26Lの左側への操作量に比例する速さで左旋回し、左操作レバー26Lを、中立位置から右側に揺動操作すれば、右旋回用電磁弁12Cのソレノイド12cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力されて、旋回台10が左操作レバー26Lの右側への操作量に比例する速さで右旋回する。
右ボリュームスイッチ27Rは、中立位置から右側に揺動操作(右端部を押圧操作)したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、右側への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、右ボリュームスイッチ27Rから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、第1SP用第1電磁弁31B又は第1SP用第2電磁弁31Cのソレノイド31b,31cに出力し、これにより、制御部39は、第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31Cを介して右ボリュームスイッチ27Rの右揺動の操作量に応じた速度でアタッチメントAを動作させるべくアタッチメントAのアクチュエータ31を制御する。より具体的には、右ボリュームスイッチ27Rを、中立位置から右側に揺動操作すれば、第1SP用第1電磁弁31Bのソレノイド31bの操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、第1SP用第1電磁弁31Bが、右ボリュームスイッチ27Rの右側への操作量に対応して開き、その結果、第1SP用制御弁31Aのパイロット圧が制御され、アタッチメントAが右ボリュームスイッチ27Rの右側への操作量に比例する速さで動作する。右ボリュームスイッチ27Rを、中立位置から左側に揺動操作(左端部を押圧操作)すれば、第1SP用第2電磁弁31Cのソレノイド31cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、第1SP用第2電磁弁31Cが、右ボリュームスイッチ27Rの左側への操作量に対応して開き、その結果、第1SP用制御弁31Aのパイロット圧が制御され、アタッチメントAが右ボリュームスイッチ27Rの左側への操作量に比例する速さで動作する。
左ボリュームスイッチ27Lは、中立位置から右側に揺動操作(右端部を押圧操作)したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、右側への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、左ボリュームスイッチ27Lから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cのソレノイド32b,32cに出力し、これにより、制御部39は、第2SP用第1電磁弁31B、第2SP用第2電磁弁32Cを介して左ボリュームスイッチ27Lの右揺動の操作量に応じた速度でアタッチメントAを動作させるべくアタッチメントAのアクチュエータ32を制御する。より具体的には、左ボリュームスイッチ27Lを、中立位置から右側に揺動操作すれば、第2SP用第1電磁弁32Bのソレノイド32bの操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、第2SP用第1電磁弁32Bが、左ボリュームスイッチ27Lの右側への操作量に対応して開き、その結果、第2SP用制御弁32Aのパイロット圧が制御され、アタッチメントAが左ボリュームスイッチ27Lの右側への操作量に比例する速さで動作する。左ボリュームスイッチ27Lを、中立位置から左側に揺動操作(左端部を押圧操作)すれば、第2SP用第2電磁弁32Cのソレノイド32cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、第2SP用第2電磁弁32Cが、左ボリュームスイッチ27Lの左側への操作量に対応して開き、その結果、第2SP用制御弁32Aのパイロット圧が制御され、アタッチメントAが右ボリュームスイッチ27Lの左側への操作量に比例する速さで動作する。
ボリュームスイッチ27の操作により、装着された図19に示すアタッチメントAの種類に応じて次のように動作する。
即ち、アタッチメントAのアクチュエータ31,32は、作動油を一方向又は他方向に給排することにより正逆動作するように構成され、作業機1に装着されたアタッチメントAがチルトバケットA1であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でチルトバケットA1が右に傾く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でチルトバケットA1が左に傾く動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、チルトバケットA1は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがブレーカA2であれば、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でブレーカA2のハンマーが振動する。ただし、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作しても、また、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、ブレーカA2は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがクラムシェルA3であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でクラムシェルA3が開く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でクラムシェルA3が閉じる動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、クラムシェルA3は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがオーガA4であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でオーガA4が右回転の動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でオーガA4が左回転の動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、オーガA4は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがグラップルA5であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でグラップルA5が開く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でグラップルA5が閉じる(はさむ)動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、グラップルA5は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがロータリグラップルA6であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でロータリグラップルA6が開く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でロータリグラップルA6が閉じる(はさむ)動作をする。また、左ボリュームスイッチ27Lを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でロータリグラップルA6の掴み部分が右回転する動作をし、左ボリュームスイッチ27Lを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でロータリグラップルA6の掴み部分が左回転する動作をする。
作業機1に装着されたアタッチメントAがブラッシュカッターA7であれば、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でブラッシュカッターA7の草刈りロータリが回転動作をする。ただし、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作しても、また、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、ブラッシュカッターA7は動作しない。
図7に示すように、制御部39に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLを可変設定する流量制限設定手段41が設けられている。
流量制限設定手段41は、図20に示す制御マップを使用して、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLを可変設定する。図20は、ボリュームスイッチ27を中立位置から左右揺動させたときにおける制御部39の制御マップを示している。
図20において、横軸はボリュームスイッチ27の操作量(操作信号)で縦軸はそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁31B又は第2SP用第2電磁弁32Cに出力する制御信号S2の電流値又は電圧値を示している。制御部39の制御マップはボリュームスイッチ27の操作量を電流値又は電圧値に変換する変換線L1,L2を有しており、制御部39は変換線L1,L2に基づいて、ボリュームスイッチ27の操作量をその操作量に略比例した電流値又は電圧値に変換してそれを制御信号S2としてそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cに出力するようになっている。
図20に示すように、原点より左側の変換線L1は、ボリュームスイッチ27を左側に揺動(左側揺動)したときに操作量を電流値又は電圧値に変換するためのものであり、原点Oより右側の変換線L1は、ボリュームスイッチ27を右側に揺動(右側揺動)したときにボリュームスイッチ27の操作量を電流値又は電圧値に変換するためのものである。
したがって、制御部39は、ボリュームスイッチ27の左揺動と右揺動とのそれぞれに対し独立した変換線L1,L2を有しており、左側揺動と右側揺動とのそれぞれの操作量は揺動の向きに対応した変換線L1,L2によってそれぞれ個別に電流値又は電圧値に変換されるようになっている。
ここで、原点Oを中心としてボリュームスイッチ27を右側に操作したときの操作量をプラス側、ボリュームスイッチ27を左側に操作したときの操作量をマイナス側とすると、制御部39は、操作量がプラスであるときはプラスの電流又は電圧を出力し、操作量がマイナスであるときはマイナスの電流又電圧を出力する。
制御マップによる制御において、基準レべル(0レベル)を基準とし、右ボリュームスイッチ27Rを右側揺動した場合はその電流値又は電圧値が大きいほど、第1SP用第1電磁弁31Bの開度は大きく、右ボリュームスイッチ27Rを左側揺動した場合はその電流値又は電圧値が小さいほど、第1SP用第2電磁弁31Cの開度は大きくなるように制御される。左ボリュームスイッチ27Lを右側揺動した場合はその電流値又は電圧値が大きいほど、第2SP用第1電磁弁32Bの開度は大きく、左ボリュームスイッチ27Lを左側揺動した場合はその電流値又は電圧値が小さいほど、第2SP用第2電磁弁32Cの開度は大きくなるように制御される。即ち、制御マップによる第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの制御では、基準レベルに電流値又は電圧値が近づくほどそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの開度は小さく、電流値又は電圧値が基準レベルから離れるほど第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの開度は大きくなるように制御を行う。
制御部39の流量制限設定手段41は、ボリュームスイッチ27の操作量に対応した電流値又は電圧値を多段に設定する作動信号可変機能を有している。言い換えれば、制御部39の流量制限設定手段41はボリュームスイッチ27の操作によって決められた1の操作量に対して、その操作量を電流値又は電圧値に変換する値を数個有している。実施形態での制御マップでは、例えば、操作量がA点であるとき、この操作量に対応する電流値又は電圧値を、0%を含めて0%、12.5%、25%、37.5%、50%、62.5%,75%、87.5%、100%の複数個(9個)有している。
具体的には、制御部39の制御マップは、左側揺動と右側揺動のそれぞれにおいて、それぞれの1の操作量に対しその操作量を電流に変換するための変換線L1,L2を複数本(例えば9本)備えている。
各変換線L1,L2は、それぞれ中間部分の傾きが異なっていて操作量が大きくなるにつれて出力する電流値又は電圧値が次第に大きく又は小さくなるようになっている。
右ボリュームスイッチ27の右側揺動における各変換線L2を例にとると、その制御マップでは操作量がA点であるとき、100%の変換線L2の電流値又は電圧値が一番大きく、%(レベル)が小さくなるほど操作量のA点に対して変換する電流値又は電圧値が小さくなるように構成されている。
ここで、制御マップによる制御を行った場合のアクチュエータの動作について、右ボリュームスイッチ27Rを右側揺動させた場合を例にとり説明する。なお、制御マップによる制御を行う場合は、後述するように、複数の変換線L2のうち1つが選択される。
100%の変換線L2を選択し、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動させると、操作量に対応する電流値又は電圧値の大きさ及びその変化量が大きいので、ボリュームスイッチ27を少しだけ揺動させても出力される電流値又は電圧値及びその変化量は大きくなる。その結果、第1SP用第1電磁弁31Bの開度が大きくなるとともにその第1SP用第1電磁弁31Bの開くスピードが早くなるので、アーム17の先端部に装着したアタッチメントAの動作速度は速くなる。
一方で、25%の変換線L2を選択し、右ボリュームスイッチ27Rを右揺動させると、操作量に対応する電流値又は電圧値の大きさ及びその変化量が小さく、右ボリュームスイッチ27Rを右揺動させてもその操作量に対して出力される電流値又は電圧値及びその変化量は小さくなる。その結果、第1SP用第1電磁弁31Bの開度が小さくなるとともに、第1SP用第1電磁弁31Bの開くスピードは遅くなり、アーム17の先端部に装着したアタッチメントAの動作速度は遅くなる。
したがって、変換線L1,L2の傾斜が大のもので制御を行うと、アタッチメントAの動作速度を速くできる。また、変換線L1,L2の傾斜が小さいもので制御を行うと、アタッチメントAの動作速度を遅くできる。また、0%の変換線L1,L2で制御を行うと、ボリュームスイッチ27の操作量に関係なくアタッチメントAの動作を停止させておくこともできる。
従って、制御部39の流量制限設定手段41によって、操作部材25L,25Rの操作、即ち、ボリュームスイッチ27L,27Rの揺動操作により、作業機1に装着されたアタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLを、アタッチメントA毎に各操作部材25に対応して別個に可変設定することができ、流量制限設定手段41により設定した最大流量レベルMLの範囲内で、操作部材25の操作量に応じた流量の作動油をアタッチメントAのアクチュエータ31,32に給排してアタッチメントA(作業具)を動作させるように構成されている。また、流量制限設定手段41により、操作部材25の操作によってアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1と、操作部材25の操作によってアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2とが、アタッチメントA毎に各操作部材25に対応して別個に可変設定可能とされている。
図2〜図5及び図8に示すように、キャビン8内の運転席9の右前方に、表示パネル43(メータパネル)が設けられている。表示パネル43は、右操縦台22Rに前方突設した支持腕42を介して右操縦台22Rの前方に設けられている。
図8において、表示パネル43は、中央部の液晶表示部(可変表示部)45と液晶表示部45に隣接した印刷表示部(固定表示部)46と印刷表示部46の外周に位置する遮光印刷部47と液晶表示部45の後方に位置するスイッチ配置部48とを備える。印刷表示部46は液晶表示部45の外周を取り囲むように配置され、遮光印刷部47は液晶表示部45及び印刷表示部46の外周を取り囲むように配置されている。
図3〜図5に示すように、表示パネル43を取り囲むように庇49が設けられ、庇49は、左右方向における運転席9から遠い側の前側端部49aが高く形成され、庇49の前側端部から左右方向の運転席9側に向けて徐々に低くなり、かつ、庇49の前側端部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されている。即ち、本実施の形態では、表示パネル43が運転席9の右前方に設けられているため、庇49は右前端部(運転席9から遠い側の前側端部49a)側が高く形成され、庇49の右前部から左側に向けて徐々に低くなり、かつ、右前部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されている。
液晶表示部45は白地に黒色で表示されるように構成されている。印刷表示部46が液晶表示部45の地色に類似した白地で形成されて、黒色等の印刷による固定表示I1,I2が施されている。このため、印刷表示部46は液晶表示部45に類似した地色で形成されおり、印刷表示部46が液晶表示部45と連続した一体の表示部に見えて、液晶表示部45が印刷表示部46の面積分だけ広く拡大して見えるようになっている。また、液晶表示部45の外周を取り囲むように印刷表示部46が配置されており、液晶表示部45が全周にわたって大きく見えるようになっている。
そして、運転席9に着座したオペレータが前方の斜め下方を向いたときに表示パネル43がオペレータの視線に対して略垂直となるように表示パネル43が配置され、前記庇49の高く形成された前端部側(本実施の形態では庇49の右端部側)が庇49の他の部分に比べて最も上方に位置すように庇49が配置されている。
印刷表示部46の固定表示I1は液晶表示部45のすぐ左側に配置されており、制御部39の特定の制御モードにおける液晶表示部45の表示状態において、図9に示すように液晶表示部45の左端部の表示IND1が燃料タンクへの燃料の入り具合を示していることを表示するものである。印刷表示部46の固定表示I2は液晶表示部45のすぐ右側に配置されており、制御部39の特定の制御モードにおける液晶表示部45の表示状態において、図9に示すように液晶表示部45の右端部の表示IND2が水温の状態を示していることを表示するものである。
図18に示すように、表示パネル43の基板44の上方に、遮光印刷部47、印刷表示部46及び液晶表示部45にわたって透明板50が設けられている。透明板50の表面の外周部に遮光印刷部47を形成するように黒の遮光印刷51が施され、透明板50の裏面の遮光印刷51よりも中央側に印刷表示部46の地色を形成する白地印刷52が施され、白地印刷52内に前記黒色等の固定表示I1,I2が施されている。透明板50の中央部の内方(下方)に、液晶表示部45を形成すべく液晶パネル(LCD)53が配置されている。
図8に示すように、表示パネル43の左端部の遮光印刷部47に、前後方向に一列状に複数の固定表示IN1,IN2,IN3,IN4が設けられている。これら固定表示IN1,IN2,IN3,IN4は遮光印刷部47内に赤色、黄色等の着色印刷を施して形成したもので、例えば、固定表示IN1は注意を喚起するための表示であり、固定表示IN2はエンジンオイルが不足していことを示すための表示であり、固定表示IN3は発電機が発電していないことを示すための表示であり、固定表示IN4は走行が高速状態にあることを示す表示である。
図18に示すように、各固定表示IN1,IN2,IN3,IN4の内方(下方)に、固定表示IN1,IN2,IN3,IN4にそれぞれ対応してLED等の表示灯55が設けられ、表示灯55と透明板50との間にリフレクタ61が設けられており、表示灯55の点灯によってエンジンオイルが不足していること等を知らせるようになっている。
なお、前記図18に示す構成では、透明板50の表面に遮光印刷51及び固定表示IN1,IN2,IN3,IN4が施され、透明板50の裏面に白地印刷52及び固定表示I1,I2が施されているが、これに代え、透明板50の裏面に遮光印刷51、固定表示IN1,IN2,IN3,IN4、白地印刷52及び固定表示I1,I2を施すようにしてもよいし、また、透明板50の表面に遮光印刷遮光印刷51、固定表示IN1,IN2,IN3,IN4、白地印刷52及び固定表示I1,I2を施すようにしてもよい。
図8に示すように、液晶表示部45の後方のスイッチ配置部48に、複数のボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)が内蔵されている。これら複数のボタンスイッチSWは液晶表示部45に隣接して左右に並列して設けられている。複数の各ボタンスイッチSWの上方を覆う被覆体62に、各ボタンスイッチSWが何をするためのスイッチかを示す固定表示N(N1,N2,N3,N4,N5)が施されている。各ボタンスイッチSW1は、通常の場合に次のような操作をするために使用される。
即ち、ボタンスイッチSW1は、固定表示N1が示すように作業機1を使用するユーザがアッタッチメントAの動作や機能等を設定するためのユーザ設定用であり、ボタンスイッチSW2は、固定表示N2が示すように作業モードを吊り下げの作業モードにするためのクレーン用であり、ボタンスイッチSW3は、固定表示N3が示すように作業装置13のアーム17の揺動範囲を制限設定するためのアーム制限用であり、ボタンスイッチSW4は、固定表示N4が示すようにユーザに液晶表示部45によって一定の案内等をするためのインホメーション用であり、ボタンスイッチSW5は、固定表示N5が示すように液晶表示部45の表示を切り替えるための表示切替用である。これらボタンスイッチSWは、図7に示すように制御部39に接続されており、各ボタンスイッチSWの操作信号は制御部39に入力されるようになっている。また、液晶表示部45は、制御部39により制御されて可変表示するように構成されている。
ただし、複数のボタンスイッチSWは、制御部39の制御モードに応じて、意味や機能を変更できるようになっており、液晶表示部45の複数のボタンスイッチSW側である後端部に、各ボタンスイッチSWに対応して、そのボタンスイッチSWの意味や機能を示すスイッチ機能表示(機能マーク)Fが可変表示されるようになっている。
即ち、例えば、制御部39がSP流量制限設定モード又はアタッチメントAの制御モードになったときには、液晶表示部45の表示は、図10〜図17に示すようになり、液晶表示部45の後端部に、各ボタンスイッチSWの意味や機能を示す4つのスイッチ機能表示F(F2,F3,F4,F5)が表示される。スイッチ機能表示F2〜F5はそれぞれボタンスイッチSW2〜SW5の機能等を表示するものであり、ボタンスイッチSW1はユーザ設定用のままであるが、ボタンスイッチSW2はスイッチ機能表示F2が示すように下げ機能を有し、ボタンスイッチSW3はスイッチ機能表示F3が示すように上げ機能を有し、ボタンスイッチSW4はスイッチ機能表示F4が示すように送り機能を有し、ボタンスイッチSW5はスイッチ機能表示F5が示すように決定機能を有するようになっている。
図8に示すように、複数のスイッチ機能表示F(F2〜F5)とこれに対応する複数のボタンスイッチSW(SW2〜SW5)とが並列方向(左右方向に)に互いにずれて配置されている。これは、ボタンスイッチSWの個数に比較して液晶表示部45に表示されるスイッチ機能表示Fの個数が少なく設定され、液晶表示部45のスイッチ機能表示Fに対して、液晶表示部45のすぐ後方のスイッチ配置部48の左右幅内に複数のボタンスイッチSWを左右に並べて最大限に配置できるように左右にずらしたのである。このため、各ボタンスイッチSWとスイッチ機能表示Fとの対応関係が明確になるようにスイッチ配置部48に仕切り線57を設けている。
仕切り線57はスイッチ配置部48の各ボタンスイッチSW間にそれぞれ設けられ、この複数の各仕切り線57は、互いに平行な円弧状でかつ後方側が徐々に右側に移行するように液晶表示部45に対して斜めに傾斜して配置されており、隣合う仕切り線57間に各ボタンスイッチSWが配置され、かつ、隣合う仕切り線57の液晶表示部45側の端部間の延長上に、ボタンスイッチSWに対応するスイッチ機能表示Fが位置するように、複数の各仕切り線57が形成されている。
また、スイッチ配置部48に複数のボタンスイッチSWに対応する複数のインジケータID(ID1,ID2,ID3,ID4,ID5)がそれぞれ設けられている。各インジケータIDは、対応するボタンスイッチSWがオン状態等にあることを点灯により示すものであり、複数のインジケータIDは、それぞれ対応するボタンスイッチSWが配置されている隣合う仕切り線57間に、配置されている。
液晶表示部45の隣り合うスイッチ機能表示F間に仕切り線58が設けられ、各仕切り線58は対応するスイッチ配置部48の仕切り線57に連続するように形成されている。
液晶表示部45には、SP流量制限設定用又はアタッチメントA操作用の画面として、図10〜図17に示すように、複数の操作部材図形D25とアタッチメント図形DAとが表示されるようになっている。操作部材図形D25には、左操作部材25Lに対応する左操作部材図形D25Lと、右操作部材25Rに対応する右操作部材図形D25Rとがあり、アタッチメント図形DAには、チルトバケットA1に対応するアタッチメント図形DA1と、ブレーカA2に対応するアタッチメント図形DA2と、クラムシェルA3に対応するアタッチメント図形DA3と、オーガA4に対応するアタッチメント図形DA4と、グラップルA5に対応するアタッチメント図形DA5と、ロータリグラップルA6に対応するアタッチメント図形DA6と、ブラッシュカッターA7に対応するアタッチメント図形DA7とがある。なお、図10は後述するメモリMがブランク状態にあることを示すものである。
即ち、図11〜図17において、液晶表示部45に、左右の操作部材25L,25Rを示す2つの操作部材図形D25L,D25Rがそれぞれ表示されている。この2つの操作部材図形D25L,D25Rは、左右の操作部材25L,25Rの配置位置に対応して液晶表示部45に左右に分かれて表示されている。
各操作部材図形D25は、左右の操作レバー26に対応する左右一対の操作レバー図形部D26と、左右一対のボリュームスイッチ27に対応する左右一対のスイッチ図形部D27とをそれぞれ有している。操作レバー図形部D26には、左操作レバー26Lに対応する左操作レバー図形部D26Lと、右操作レバー26Lに対応する右操作レバー図形部D26Rとがあり、スイッチ図形部D27には、左ボリュームスイッチ27Lに対応する左スイッチ図形部D27と、右ボリュームスイッチ27Rに対応する右スイッチ図形部D27Rとがある。
液晶表示部45の中央部の2つの操作部材図形D25間に、作業機1に装着したアタッチメントAを示すアタッチメント図形DAが可変表示されている。
液晶表示部45の操作部材図形D25内に、アクチュエータ31,32に作動油を一方向に給排する流量レベルを表示する最大流量レベルMLを表示する第1流量表示区画SE1と、アクチュエータ31,32に対して作動油を他方向に給排する最大流量レベルMLを表示する第2流量表示区画SE2とが並列に設けられている。第1流量表示区画SE1と第2流量表示区画SE2とは各操作部材図形D25内にそれぞれ左右に並んで配置されており、第1流量表示区画SE1に、対応する操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が表示され、第2流量表示区画SE2に、対応する操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が表示されるように構成されている。
而して、各操作部材25(各ボリュームスイッチ27)の操作に応じて、作業機1に装着されたアタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLが、各操作部材25に対応する操作部材図形D25に対応して、液晶表示部45に表示されるようになっている。
なお、図10に示すように、後述するSP流量制限設定等の制御モードでは、液晶表示部45にカーソル56が表示され、カーソル56が第1流量表示区画SE1、第2流量表示区画SE2又はアタッチメント図形DAを指すべく左右に移動するようになっている。
図7に示すように、制御部39に記憶部59が設けられ、この記憶部59は複数のメモリM(M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7,M8,M9)を有しており、作業機1に装着される各アタッチメントAに対応して、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1と、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2とを、それぞれメモリMに記憶するようになっており、ボタンスイッチSWの操作等により、そのアタッチメントAに対応した第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを記憶したメモリMから取り出し、その第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを操作部材図形D25に対応して液晶表示部45に表示すると共に、その表示した第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2に基づいてアタッチメントAのアクチュエータ31,32に操作部材25の操作で作動油を給排できるように構成されている。
次に、制御部39の流量制限設定手段41によって、作業機1に装着される各アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対する作動油の流量制限設定の手順を図21に示す液晶表示部45の流れ図に基づいて説明する。
ボタンスイッチSWの操作等により、制御部39をSP流量制限設定モードにして、記憶部59のメモリM1を選択すると、メモリM1に記憶した内容が呼び出されて、図21(イ)に示すように、液晶表示部45にメモリM1に記憶した操作部材図形D25やアタッチメント図形DA等が表示される。この図21(イ)の表示では、ブレーカA2に対応するアタッチメント図形DA2が表示され、カーソル56がアタッチメント図形DA2を指した状態になっている。
そして、図21(イ)の状態から、ボタンスイッチSW4を押圧操作すると、図21(ニ)に示すようにカーソル56が移動して、カーソル56が操作部材図形D25L内の第2流量表示区画SE2を指した状態になる。図21(ニ)の状態で、ボタンスイッチSW3を押圧操作すると、操作部材図形D25L内の第2流量表示区画SE2の第2最大流量レベルML2が徐々に上がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Lの操作によってアクチュエータ31に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が徐々に大になるように変更設定される。また、図21(ニ)の状態で、ボタンスイッチSW2を押圧操作すると、操作部材図形D25L内の第2流量表示区画SE2の第2最大流量レベルML2が徐々に下がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Lの操作によってアクチュエータ31に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が徐々に小になるように変更設定される。
図21(ニ)の状態から、ボタンスイッチSW4を押圧操作すると、図21(へ)に示すようにカーソル56が右に移動して、カーソル56が操作部材図形D25L内の第1流量表示区画SE1を指した状態になる。図21(ヘ)の状態で、ボタンスイッチSW3を押圧操作すると、操作部材図形D25L内の第1流量表示区画SE1の第1最大流量レベルML1が徐々に上がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Lの操作によってアクチュエータ32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が徐々に大になるように変更設定される。また、図21(ヘ)の状態で、ボタンスイッチSW2を押圧操作すると、操作部材図形D25L内の第1流量表示区画SE1の第1最大流量レベルML1が徐々に下がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Lの操作によってアクチュエータ32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が徐々に小になるように変更設定される。
図21(ヘ)の状態から、ボタンスイッチSW4を押圧操作すると、図21(チ)に示すようにカーソル56が右移動して、カーソル56が操作部材図形D25R内の第2流量表示区画SE2を指した状態になる。図21(チ)の状態で、ボタンスイッチSW3を押圧操作すると、操作部材図形D25R内の第2流量表示区画SE2の第2最大流量レベルML2が徐々に上がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Rの操作によってアクチュエータ31に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が徐々に大になるように変更設定される。また、図21(チ)の状態で、ボタンスイッチSW2を押圧操作すると、操作部材図形D25R内の第2流量表示区画SE2の第2最大流量レベルML2が徐々に下がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25の操作によってアクチュエータ31に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が徐々に小になるように変更設定される。
図21(チ)の状態から、ボタンスイッチSW4を押圧操作すると、図21(ヌ)に示すようにカーソル56が右移動して、カーソル56が操作部材図形D25R内の第1流量表示区画SE1を指した状態になる。図21(ヌ)の状態で、ボタンスイッチSW3を押圧操作すると、操作部材図形D25R内の第1流量表示区画SE1の第1最大流量レベルML1が徐々に上がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Rの操作によってアクチュエータ31に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が徐々に大になるように変更設定される。また、図21(ヌ)の状態で、ボタンスイッチSW2を押圧操作すると、操作部材図形D25R内の第1流量表示区画SE1の第1最大流量レベルML1が徐々に下がり、これに対応して、制御部39の流量制限設定手段41により、操作部材25Rの操作によってアクチュエータ31に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が徐々に小になるように変更設定される。
図21(ヌ)の状態から、ボタンスイッチSW4を押圧操作すると、図21(イ)に示すようにカーソル56が移動してカーソル56がアタッチメント図形DAを指した状態になり、その後、図21(イ)(ロ)に示すように、カーソル56がアタッチメント図形DAを指した状態で点滅する。この状態で、ボタンスイッチSW2を押圧操作すると、アタッチメント図形DAの表示が、図22に実線の矢印で示すように、ブランク、チルトバケットA1、ブレーカA2、クラムシェルA3、オーガA4、ロータリグラップルA6、ブラッシュカッターA7へとボタンスイッチSW2の押圧操作毎に順次切り替わり、これにより、作動油の流量制限設定するためのアタッチメントAの種類を切り換えることができるように構成されている。図21(イ)(ロ)の状態で、ボタンスイッチSW3を押圧操作すると、アタッチメント図形DAの表示が、図22に破線の矢印で示すように、ブラッシュカッターA7、ロータリグラップルA6、グラップルA5、オーガA4、クラムシェルA3、ブレーカA2、チルトバケットA1、ブランクへとボタンスイッチSW3の押圧操作毎に順次切り替わり、これにより、作動油の流量制限設定するためのアタッチメントAの種類を順次切り換えることができるように構成されている。
図21(イ)の状態から、ボタンスイッチSW5を押圧操作すると、制御部39のメモリM1における流量制限設定されるべきアタッチメントAの種類及びこれに対応するアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLが、図21(イ)に表示されている通りの内容に決定されて、これがメモリM1に記憶されると共に、図21(ハ)に示すように、記憶部59のメモリM2を呼び出してそこに記憶されている内容が液晶表示部45に表示され、図21(イ)の状態の場合と同様に、制御部39のメモリM2における流量制限設定されるべきアタッチメントAの種類及びこれに対応するアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルML等が設定可能な状態になる。
以下、同様にして、ボタンスイッチSW5を押圧操作する毎に、図21(ハ)(ホ)(ト)(リ)の状態から、制御部39のメモリM2,M3,M4,M5における流量制限設定されるべきアタッチメントAの種類及びこれに対応するアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLが決定されて、順次メモリM2,M3,M4,M5に記憶されると共に、図21(ホ)(ト)(リ)に示すように、記憶部59のメモリM3,M4,M5を呼び出して液晶表示部45に表示され、制御部39のメモリM3,M4,M5における作動油の流量制限設定されるべきアタッチメントAの種類及びこれに対応するアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLを設定可能な状態になるのを繰り返す。
而して、制御部39の記憶部59の各メモリMに、例えば、図10〜15及び図19に示すように、アタッチメントAの各種類(ブランク、チルトバケットA1、ブレーカA2、クラムシェルA3、オーガA4、ロータリグラップルA6、ブラッシュカッターA7)に対応して、それぞれ設定したアタッチメントAのアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLが記憶される。そして、制御部39の記憶部59の各メモリMに記録した液晶表示部45への表示内容及び流量制限設定した内容を、ボタンスイッチSWの押圧操作により、簡単に呼び出して、作業機1に装着されたアタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLが、各操作部材25に対応する操作部材図形D25に対応して、液晶表示部45に表示されるので、液晶表示部45を見ることにより操作部材25(各ボリュームスイッチ27)の操作よってアッタッチメントAのアクチュエータ31,32に対する最大流量レベルMLを簡単かつ明確に認識できるため、操作部材25によるアタッチメントAの操作を簡単になすことができるようになる。
上記実施の形態のよれば、液晶表示部45に、操作部材25を示す操作部材図形D25が表示されると共に、この操作部材図形D25に対応して、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLが表示されているので、流量制限設定手段41により設定した作動油の最大流量レベルMLがどの操作部材25に対応するものかが液晶表示部45の表示によって、簡単かつ明確に分かるようになり、操作部材25によるアタッチメントAの操作をスムーズになし得るようになる。
しかも、液晶表示部45の操作部材図形D25内に、操作部材図形D25に対応して、アクチュエータ31,32に作動油を一方向に給排する流量レベルを表示する第1流量表示区画SE1と、アクチュエータAに作動油を他方向に給排する流量レベルを表示する第2流量表示区画SE2とが並列に設けられ、第1流量表示区画SE1に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が表示され、第2流量表示区画SE2に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が表示されるように構成されているので、操作部材25を示す操作部材図形D25に対応して、第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを明確に区別して表示することができ、第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とが別個に可変設定されている場合でも、流量制限設定手段41により設定した作動油の第1最大流量レベルML1と作動油の第2最大流量レベルML2とがどの操作部材25のどの操作に対応するものかが液晶表示部45の表示によって、簡単かつ明確に分かるようになり、操作部材25によるアタッチメントAの操作をスムーズになし得るようになる。
また、液晶表示部45に、複数の操作部材25を示す複数の操作部材図形D25がそれぞれ表示され、各操作部材25の操作に応じてアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLが、各操作部材25に対応する操作部材図形D25に対応して、液晶表示部45に表示されているので、作業機1に装着したアタッチメントAを操作する複数の操作部材25が設けられ、流量制限設定手段41により、最大流量レベルMLが各操作部材25に対応して別個に可変設定されている場合でも、流量制限設定手段41により設定した作動油の最大流量レベルMLがどの操作部材25に対応するものかが液晶表示部45の表示によって簡単かつ明確に分かるようになり、複数の操作部材25によるアタッチメントAの操作をスムーズになし得るようになる。
また、液晶表示部45に、作業機1に装着したアタッチメントAを示すアタッチメント図形DAが表示されているので、操作部材25の操作によりどのようなアタッチメントAを動作させるのかが液晶表示部45の表示によって明確に知ることができ、この点からも操作部材25によるアタッチメントAの操作をスムーズになし得るようになる。
また、作業機に装着する複数のアタッチメントAに対応して、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1と、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2とが、それぞれメモリMに記録されており、作業機1に装着するアタッチメントAに対応した第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とをメモリMから取り出し、その第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを操作部材図形D25に対応して液晶表示部45に表示するようにしたので、作業機1に装着するアタッチメントAに応じて、それらに設定されている第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2と液晶表示部45により簡単に知ることができ、作業機1に装着したアタッチメントAに応じた操作部材25による操作をスムーズになし得る。
また、上記実施の形態によれば、複数のスイッチ機能表示Fとこれに対応する複数のボタンスイッチSWとが並列方向に互いにずれて配置され、複数の各ボタンスイッチSW間に仕切り線57が設けられ、隣合う仕切り線57間に各ボタンスイッチSWが配置され、かつ、隣合う仕切り線57の液晶表示部45側の端部間の延長上に、ボタンスイッチSWに対応するスイッチ機能表示Fが位置するように、前記複数の各仕切り線57が形成されているので、液晶表示部45の複数のスイッチ機能表示Fとこれに対応する複数のボタンスイッチSWとが並列方向に互いにずれて配置されていても、液晶表示部45の複数のスイッチ機能表示Fと複数のボタンスイッチSWとの対応関係が明確になり、複数のボタンスイッチSWの操作を誤りなくスムーズになし得るようになる。
また、複数のボタンスイッチSWに対応する複数のインジケータIDがそれぞれ設けられ、複数のインジケータIDは、それぞれ対応するボタンスイッチSWが配置されている隣合う仕切り線57間に、配置されるので、複数のボタンスイッチSWと、これに対応する複数のインジケータIDとの対応関係も明確になり、この点からも複数のボタンスイッチSWの操作を誤りなくスムーズになし得るようになる。
また、上記実施の形態によれば、表示パネル43を取り囲むように庇49が設けられ、該庇49は、左右方向における運転席9から遠い側の前側端部が高く形成され、庇49の前側端部から左右方向の運転席9側に向けて徐々に低くなり、かつ、庇49の前側端部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されているので、斜めから差し込む外光によって表示パネル43がみにくくなるのを防止することができ、しかも、表示パネル43部分の形状が変化に富んだデザイン性に優れたものとなり、表示パネル43部分の外観上の体裁がよくなる。
また、上記実施の形態によれば、印刷表示部46が液晶表示部45と連続した一体の表示部に見えるように、印刷表示部46が液晶表示部45に類似した地色で形成されているので、液晶表示部45が印刷表示部46と一体になって大きな表示部に見えるため、表示パネル43全体の見栄えがよくなり高級感がでるようになる。
しかも、液晶表示部45が白地に黒色で表示され、印刷表示部46が液晶表示部45の外周を取り囲むように設けられ、印刷表示部46が液晶表示部45の地色に類似した白地で形成されて、黒色の表示印刷が施されているので、液晶表示部45が全周にわたって大きくなるように見えるようになる。
また、液晶表示部45及び印刷表示部46の外周を取り囲むように遮光印刷部47が設けられ、遮光印刷部47、印刷表示部46及び液晶表示部45にわたって透明板50が設けられ、透明板50の外周部に、前記遮光印刷部47を形成するように遮光印刷51が施され、透明板50の遮光印刷51の内側に、印刷表示部46の地色を形成する白地印刷52が施され、透明板50の中央部内方に、液晶表示部45を形成すべく液晶パネル(LCD)が配置されているので、共通の透明板50によって遮光印刷部47、印刷表示部46及び液晶表示部45に一体感が生じ、この点からも表示パネル43全体が一体の大きな表示画面となり、高級感を生じさせることができる。
また、遮光印刷部47を形成する遮光印刷51と、印刷表示部46の地色を形成する白地印刷52とが、透明板50の表面と裏面とに互いに分けて施されているので、表示パネル43の表示に奥行きが出て立体感を生じ、この点からも表示パネル43に高級感を生じさせることができる。
なお、前記実施の形態では、作業機1に装着したアタッチメントAを操作する操作部材25を左右一対設けているが、これに代え、作業機1に装着したアタッチメントAを操作する操作部材25を1つのみ設けるようにしてもよいし、また、3つ以上設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、作業機1に装着したアタッチメントAの操作を、操作部材25の有するボリュームスイッチ27の左右揺動操作によりなすようにしているが、これに代え、操作部材25の有する操作レバー26の前後揺動又は左右揺動によりなすようにしてもよく、この場合には、液晶表示部45に表示される操作部材25を示す操作部材図形D25からスイッチ図形部D27を省略して操作部材図形D25が操作レバー図形部D26のみを有するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、作業機に装着したアタッチメントAを作業装置として、そのアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLを表示部45に表示するようにしているが、これに代え、バックホーのアタッチメントAに限らず、バックホー、フロントローダその他の作業機のブーム、アーム等の作業装置を操作レバー等の操作部材で操作し、そのブーム、アーム等の作業装置のアクチュエータに給排される作動油の最大流量レベルMLを表示部45に表示するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、最大流量レベルML等を可変表示する表示部を液晶表示部45により構成しているが、これに代え、最大流量レベルML等を可変表示する表示部を有機ELパネルその他の可変表示部で構成するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、表示パネル43が運転席9の右前方に設けられ、庇49は右前部側が高く形成され、庇49の右前部から左側に向けて徐々に低くなり、かつ、右前部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されているが、これに代え、表示パネル43を運転席9の左前方に設けるようにしてもよく、この場合には、庇49の左前部側を高く形成し、庇49の左前部から右側に向けて徐々に低くなり、かつ、庇49の左前部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜させるようにすればよい。
本発明の一実施の形態を示すバックホーの側面図である。 同運転席周りの操作部材の配置を示す配置図である。 同表示パネル部分の側面図である。 同表示パネル部分の平面図である。 同図4のA−A線断面図である。 同油圧回路図である。 同電気制御系の構成図である。 同表示パネル部分の平面図である。 同特定の制御モードの液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同アタッチメント操作用等の液晶表示部及び印刷表示部の平面図である。 同図8のB−B線断面図である。 同操作部材とアタッチメントとの関係を示す図である。 同電磁弁を制御する制御マップ図である。 同表示部の流れ図である。 同ボタンスイッチ操作による動作の説明図である。
符号の説明
1 バックホー
9 運転席
25 操作部材
25L 左操作部材
25R 右操作部材
31 アクチュエータ
32 アクチュエータ
41 流量制限設定手段
45 液晶表示部
46 印刷表示部
47 遮光印刷部
49 庇
50 透明板
52 白地印刷
53 液晶パネル
57 仕切り線
58 仕切り線
A アタッチメント
D25 操作部材図形
D25L 左操作部材図形
D25R 右操作部材図形
ML 最大流量レベル
ML1 第1最大流量レベル
ML2 第2最大流量レベル
SE1 第1流量表示区画
SE2 第2流量表示区画
DA アタッチメント図形
SW ボタンスイッチ

Claims (4)

  1. 可変表示部(45)に隣接して印刷表示部(46)が設けられた作業機の表示装置において、
    印刷表示部(46)が可変表示部(45)と連続した一体の表示部に見えるように、印刷表示部(46)が可変表示部(45)に類似した地色で形成されていることを特徴とする作業機の表示装置。
  2. 前記可変表示部(45)が白地に黒色で表示され、印刷表示部(46)が可変表示部(45)の地色に類似した白地で形成されて、黒色の固定表示(I1,I2)が施されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機の表示装置。
  3. 前記印刷表示部(46)に隣接して遮光印刷部(47)が設けられ、前記遮光印刷部(47)、印刷表示部(46)及び可変表示部(45)にわたって透明板(50)が設けられ、透明板(50)に、前記遮光印刷部(47)を形成するように遮光印刷(51)が施されると共に、印刷表示部(46)の地色を形成する白地印刷(52)が施され、前記可変表示部(45)を形成すべく透明板(50)の内方に液晶パネル(53)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の表示装置。
  4. 前記遮光印刷部(47)を形成する遮光印刷(51)と、印刷表示部(46)の地色を形成する白地印刷(52)とが、透明板(50)の表面と裏面とに互いに分けて施されていることを特徴とする請求項3に記載の作業機の表示装置。
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