JP4759012B2 - 作業機の表示装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、可変表示部とこれに隣接する印刷表示部とが連続一体となった大きな表示部に見えて、見栄えがよくて高級感がでるようにしたものである。
印刷表示部及び可変表示部にわたって透明板が設けられ、前記印刷表示部が可変表示部と連続した一体の表示部に見えるように、可変表示部に類似した地色が印刷表示部に施され、前記可変表示部を形成すべく透明板の内方に液晶パネルが配置され、
可変表示部の外側方に隣接した印刷表示部に固定表示が形成され、この固定表示に隣接する可変表示部の外側部に可変の表示が設けられ、前記固定表示は隣接する可変の表示の意味を示す表示である点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記可変表示部が白地に黒色で表示され、印刷表示部が可変表示部の地色に類似した白地で形成されて、黒色の固定表示が施され、
前記印刷表示部の固定表示は、可変表示部の左右外側方にそれぞれ隣接して左右一対配置され、左右固定表示に隣接する可変表示部の左右外側部に左右可変の表示が設けられ、左右固定表示は、それぞれに隣接する可変の表示の意味を示す表示である点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記遮光印刷部を形成する遮光印刷と、印刷表示部の地色を形成する白地印刷とが、透明板の表面と裏面とに互いに分けて施されている点にある。
図1において、作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
作業装置13は、旋回台10の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット14に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット15と、該スイングブラケット15に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム16と、該ブーム16の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム17と、該アーム17の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット18とを備えている。
アーム17の先端部には、バケット18の代わりに、図19に示す、チルトバケットA1、ブレーカA2、クラムシェルA3、オーガA4、グラップルA5、ロータリグラップルA6、ブラッシュカッターA7等の各種アタッチメント(作業具)Aが装着できるようになっている。また、アーム17の先端部には、バケット18の代わりに取り付けられたアタッチメントAを動作させるためのアクチューエータ31,32に対し、作動油を供給する作動油供給部(図示省略)が設けられている。なお、アタッチメントAには、2つのアクチューエータ31,32を有するものと、アクチュエータ31,32のいずれか一方のみを有するものとがある。
図2に示すように、運転席9の左右両側には左右一対の操縦台22(左操縦台22L、右操縦台22R)が配置されている。各操縦台22には、左右一対の操作部材25(左操作部材25L、右操作部材25R)が備えられ、作業装置13に装着される各アタッチメントAは左右一対の操作部材25(左操作部材25L、右操作部材25R)によって操作される。この操作部材25(25L,25R)は、左右一対の操作レバー26(左操作レバー26L、右操作レバー26R)と、各操作レバー26L,26Rのグリップ部に設けられたボリュームスイッチ(手元操作部)27(左ボリュームスイッチ27L、右ボリュームスイッチ27R)とを有している。左操作レバー26Lは、旋回・アーム用の操作レバーであり、右操作レバー26Rは、ブーム・バケット用の操作レバーである。
操作レバー26やボリュームスイッチ27を操作したとき、これらの操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、操作量を電気的に操作信号に変換して制御部39(図7参照)に出力するようになっている。
図6はアームシリンダ20等を駆動するための油圧回路を示している。図6において、20Aはアームシリンダ用制御弁、12Aは旋回モータ用制御弁、19Aはブームシリンダ用制御弁、21Aはバケットシリンダ用制御弁、31AはアタッチメントAのアクチュエータ(油圧シリンダ)31が接続される第1SP(サービスポート)用制御弁、32AはアタッチメントAのアクチュエータ(油圧シリンダ)32が接続される第2SP(サービスポート)用制御弁である。20Bはアーム前揺動用電磁弁、20Cはアーム後揺動用電磁弁、12Bは左旋回用電磁弁,12Cは右旋回用電磁弁、19Bはブーム上げ用電磁弁,19Cはブーム下げ用電磁弁、21Bはバケットスクイ用電磁弁、21Cはバケットダンプ用電磁弁、31Bは第1SP用第1電磁弁、31Cは第1SP用第2電磁弁、32Bは第2SP用第1電磁弁、32Cは第2SP用第2電磁弁であり、それぞれソレノイド20b,20c,12b,12c,19b,19c,21b,21c,31b,31c,32b,32cを有している。35は第1ポンプ、36は第2ポンプである。
即ち、右操作レバー26Rは、中立位置から前後に揺動操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、前後への操作量に比例した大きさの電流又は電圧を操作信号S1として制御部39に出力し、制御部39は、右操作レバー26Rから入力した操作信号S1の大きさに比例した電流又は電圧の制御信号S2を、ブーム上げ用電磁弁19B又はブーム下げ用電磁弁19Cのソレノイド19b,19cに出力し、これにより、制御部39は、ブーム上げ用電磁弁19B、ブーム下げ用電磁弁19Cを介して右操作レバー26Rの前後の操作量に応じた速度でブーム16を上下揺動させるべくブームシリンダ19を制御する。より具体的には、右操作レバー26Rを、中立位置から前側に揺動操作すれば、ブーム下げ用電磁弁19Bのソレノイド19bの操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、ブーム下げ用電磁弁19Bが、右操作レバー26Rの前側への操作量に対応して開き、その結果、ブームシリンダ用制御弁19Aのパイロット圧が制御され、ブーム16が右操作レバー26Rの前側への操作量に比例する速さで下げ動作する。右操作レバー26Rを、中立位置から後側に揺動操作すれば、ブーム上げ用電磁弁19Cのソレノイド19cに操作量に応じた大きさの制御信号S2が入力され、そうすると、ブーム上げ用電磁弁19Cが、右操作レバー26Rの後側への操作量に対応して開き、その結果、ブームシリンダ用制御弁19Aのパイロット圧が制御され、ブーム16が右操作レバー26Rの後側への操作量に比例する速さで上げ動作する。
即ち、アタッチメントAのアクチュエータ31,32は、作動油を一方向又は他方向に給排することにより正逆動作するように構成され、作業機1に装着されたアタッチメントAがチルトバケットA1であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でチルトバケットA1が右に傾く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でチルトバケットA1が左に傾く動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、チルトバケットA1は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがクラムシェルA3であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でクラムシェルA3が開く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でクラムシェルA3が閉じる動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、クラムシェルA3は動作しない。
作業機1に装着されたアタッチメントAがグラップルA5であれば、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動操作すると、右揺動の操作量に応じた速度でグラップルA5が開く動作をし、右ボリュームスイッチ27Rを左側に揺動操作すると、左揺動の操作量に応じた速度でグラップルA5が閉じる(はさむ)動作をする。ただし、左ボリュームスイッチ27Lを操作しても、グラップルA5は動作しない。
図7に示すように、制御部39に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して給排される作動油の最大流量レベルMLを可変設定する流量制限設定手段41が設けられている。
図20において、横軸はボリュームスイッチ27の操作量(操作信号)で縦軸はそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁31B又は第2SP用第2電磁弁32Cに出力する制御信号S2の電流値又は電圧値を示している。制御部39の制御マップはボリュームスイッチ27の操作量を電流値又は電圧値に変換する変換線L1,L2を有しており、制御部39は変換線L1,L2に基づいて、ボリュームスイッチ27の操作量をその操作量に略比例した電流値又は電圧値に変換してそれを制御信号S2としてそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cに出力するようになっている。
したがって、制御部39は、ボリュームスイッチ27の左揺動と右揺動とのそれぞれに対し独立した変換線L1,L2を有しており、左側揺動と右側揺動とのそれぞれの操作量は揺動の向きに対応した変換線L1,L2によってそれぞれ個別に電流値又は電圧値に変換されるようになっている。
制御マップによる制御において、基準レべル(0レベル)を基準とし、右ボリュームスイッチ27Rを右側揺動した場合はその電流値又は電圧値が大きいほど、第1SP用第1電磁弁31Bの開度は大きく、右ボリュームスイッチ27Rを左側揺動した場合はその電流値又は電圧値が小さいほど、第1SP用第2電磁弁31Cの開度は大きくなるように制御される。左ボリュームスイッチ27Lを右側揺動した場合はその電流値又は電圧値が大きいほど、第2SP用第1電磁弁32Bの開度は大きく、左ボリュームスイッチ27Lを左側揺動した場合はその電流値又は電圧値が小さいほど、第2SP用第2電磁弁32Cの開度は大きくなるように制御される。即ち、制御マップによる第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの制御では、基準レベルに電流値又は電圧値が近づくほどそれぞれの第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの開度は小さく、電流値又は電圧値が基準レベルから離れるほど第1SP用第1電磁弁31B、第1SP用第2電磁弁31C、第2SP用第1電磁弁32B又は第2SP用第2電磁弁32Cの開度は大きくなるように制御を行う。
各変換線L1,L2は、それぞれ中間部分の傾きが異なっていて操作量が大きくなるにつれて出力する電流値又は電圧値が次第に大きく又は小さくなるようになっている。
右ボリュームスイッチ27の右側揺動における各変換線L2を例にとると、その制御マップでは操作量がA点であるとき、100%の変換線L2の電流値又は電圧値が一番大きく、%(レベル)が小さくなるほど操作量のA点に対して変換する電流値又は電圧値が小さくなるように構成されている。
100%の変換線L2を選択し、右ボリュームスイッチ27Rを右側に揺動させると、操作量に対応する電流値又は電圧値の大きさ及びその変化量が大きいので、ボリュームスイッチ27を少しだけ揺動させても出力される電流値又は電圧値及びその変化量は大きくなる。その結果、第1SP用第1電磁弁31Bの開度が大きくなるとともにその第1SP用第1電磁弁31Bの開くスピードが早くなるので、アーム17の先端部に装着したアタッチメントAの動作速度は速くなる。
したがって、変換線L1,L2の傾斜が大のもので制御を行うと、アタッチメントAの動作速度を速くできる。また、変換線L1,L2の傾斜が小さいもので制御を行うと、アタッチメントAの動作速度を遅くできる。また、0%の変換線L1,L2で制御を行うと、ボリュームスイッチ27の操作量に関係なくアタッチメントAの動作を停止させておくこともできる。
図8において、表示パネル43は、中央部の液晶表示部(可変表示部)45と液晶表示部45に隣接した印刷表示部(固定表示部)46と印刷表示部46の外周に位置する遮光印刷部47と液晶表示部45の後方に位置するスイッチ配置部48とを備える。印刷表示部46は液晶表示部45の外周を取り囲むように配置され、遮光印刷部47は液晶表示部45及び印刷表示部46の外周を取り囲むように配置されている。
印刷表示部46の固定表示I1は液晶表示部45のすぐ左側に配置されており、制御部39の特定の制御モードにおける液晶表示部45の表示状態において、図9に示すように液晶表示部45の左端部の表示IND1が燃料タンクへの燃料の入り具合を示していることを表示するものである。印刷表示部46の固定表示I2は液晶表示部45のすぐ右側に配置されており、制御部39の特定の制御モードにおける液晶表示部45の表示状態において、図9に示すように液晶表示部45の右端部の表示IND2が水温の状態を示していることを表示するものである。
なお、前記図18に示す構成では、透明板50の表面に遮光印刷51及び固定表示IN1,IN2,IN3,IN4が施され、透明板50の裏面に白地印刷52及び固定表示I1,I2が施されているが、これに代え、透明板50の裏面に遮光印刷51、固定表示IN1,IN2,IN3,IN4、白地印刷52及び固定表示I1,I2を施すようにしてもよいし、また、透明板50の表面に遮光印刷遮光印刷51、固定表示IN1,IN2,IN3,IN4、白地印刷52及び固定表示I1,I2を施すようにしてもよい。
即ち、ボタンスイッチSW1は、固定表示N1が示すように作業機1を使用するユーザがアッタッチメントAの動作や機能等を設定するためのユーザ設定用であり、ボタンスイッチSW2は、固定表示N2が示すように作業モードを吊り下げの作業モードにするためのクレーン用であり、ボタンスイッチSW3は、固定表示N3が示すように作業装置13のアーム17の揺動範囲を制限設定するためのアーム制限用であり、ボタンスイッチSW4は、固定表示N4が示すようにユーザに液晶表示部45によって一定の案内等をするためのインホメーション用であり、ボタンスイッチSW5は、固定表示N5が示すように液晶表示部45の表示を切り替えるための表示切替用である。これらボタンスイッチSWは、図7に示すように制御部39に接続されており、各ボタンスイッチSWの操作信号は制御部39に入力されるようになっている。また、液晶表示部45は、制御部39により制御されて可変表示するように構成されている。
即ち、例えば、制御部39がSP流量制限設定モード又はアタッチメントAの制御モードになったときには、液晶表示部45の表示は、図10〜図17に示すようになり、液晶表示部45の後端部に、各ボタンスイッチSWの意味や機能を示す4つのスイッチ機能表示F(F2,F3,F4,F5)が表示される。スイッチ機能表示F2〜F5はそれぞれボタンスイッチSW2〜SW5の機能等を表示するものであり、ボタンスイッチSW1はユーザ設定用のままであるが、ボタンスイッチSW2はスイッチ機能表示F2が示すように下げ機能を有し、ボタンスイッチSW3はスイッチ機能表示F3が示すように上げ機能を有し、ボタンスイッチSW4はスイッチ機能表示F4が示すように送り機能を有し、ボタンスイッチSW5はスイッチ機能表示F5が示すように決定機能を有するようになっている。
また、スイッチ配置部48に複数のボタンスイッチSWに対応する複数のインジケータID(ID1,ID2,ID3,ID4,ID5)がそれぞれ設けられている。各インジケータIDは、対応するボタンスイッチSWがオン状態等にあることを点灯により示すものであり、複数のインジケータIDは、それぞれ対応するボタンスイッチSWが配置されている隣合う仕切り線57間に、配置されている。
液晶表示部45には、SP流量制限設定用又はアタッチメントA操作用の画面として、図10〜図17に示すように、複数の操作部材図形D25とアタッチメント図形DAとが表示されるようになっている。操作部材図形D25には、左操作部材25Lに対応する左操作部材図形D25Lと、右操作部材25Rに対応する右操作部材図形D25Rとがあり、アタッチメント図形DAには、チルトバケットA1に対応するアタッチメント図形DA1と、ブレーカA2に対応するアタッチメント図形DA2と、クラムシェルA3に対応するアタッチメント図形DA3と、オーガA4に対応するアタッチメント図形DA4と、グラップルA5に対応するアタッチメント図形DA5と、ロータリグラップルA6に対応するアタッチメント図形DA6と、ブラッシュカッターA7に対応するアタッチメント図形DA7とがある。なお、図10は後述するメモリMがブランク状態にあることを示すものである。
各操作部材図形D25は、左右の操作レバー26に対応する左右一対の操作レバー図形部D26と、左右一対のボリュームスイッチ27に対応する左右一対のスイッチ図形部D27とをそれぞれ有している。操作レバー図形部D26には、左操作レバー26Lに対応する左操作レバー図形部D26Lと、右操作レバー26Lに対応する右操作レバー図形部D26Rとがあり、スイッチ図形部D27には、左ボリュームスイッチ27Lに対応する左スイッチ図形部D27と、右ボリュームスイッチ27Rに対応する右スイッチ図形部D27Rとがある。
液晶表示部45の操作部材図形D25内に、アクチュエータ31,32に作動油を一方向に給排する流量レベルを表示する最大流量レベルMLを表示する第1流量表示区画SE1と、アクチュエータ31,32に対して作動油を他方向に給排する最大流量レベルMLを表示する第2流量表示区画SE2とが並列に設けられている。第1流量表示区画SE1と第2流量表示区画SE2とは各操作部材図形D25内にそれぞれ左右に並んで配置されており、第1流量表示区画SE1に、対応する操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が表示され、第2流量表示区画SE2に、対応する操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が表示されるように構成されている。
なお、図10に示すように、後述するSP流量制限設定等の制御モードでは、液晶表示部45にカーソル56が表示され、カーソル56が第1流量表示区画SE1、第2流量表示区画SE2又はアタッチメント図形DAを指すべく左右に移動するようになっている。
ボタンスイッチSWの操作等により、制御部39をSP流量制限設定モードにして、記憶部59のメモリM1を選択すると、メモリM1に記憶した内容が呼び出されて、図21(イ)に示すように、液晶表示部45にメモリM1に記憶した操作部材図形D25やアタッチメント図形DA等が表示される。この図21(イ)の表示では、ブレーカA2に対応するアタッチメント図形DA2が表示され、カーソル56がアタッチメント図形DA2を指した状態になっている。
しかも、液晶表示部45の操作部材図形D25内に、操作部材図形D25に対応して、アクチュエータ31,32に作動油を一方向に給排する流量レベルを表示する第1流量表示区画SE1と、アクチュエータAに作動油を他方向に給排する流量レベルを表示する第2流量表示区画SE2とが並列に設けられ、第1流量表示区画SE1に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1が表示され、第2流量表示区画SE2に、操作部材25の操作によりアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2が表示されるように構成されているので、操作部材25を示す操作部材図形D25に対応して、第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを明確に区別して表示することができ、第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とが別個に可変設定されている場合でも、流量制限設定手段41により設定した作動油の第1最大流量レベルML1と作動油の第2最大流量レベルML2とがどの操作部材25のどの操作に対応するものかが液晶表示部45の表示によって、簡単かつ明確に分かるようになり、操作部材25によるアタッチメントAの操作をスムーズになし得るようになる。
また、作業機に装着する複数のアタッチメントAに対応して、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して一方向に給排される作動油の第1最大流量レベルML1と、アタッチメントAのアクチュエータ31,32に対して他方向に給排される作動油の第2最大流量レベルML2とが、それぞれメモリMに記録されており、作業機1に装着するアタッチメントAに対応した第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とをメモリMから取り出し、その第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2とを操作部材図形D25に対応して液晶表示部45に表示するようにしたので、作業機1に装着するアタッチメントAに応じて、それらに設定されている第1最大流量レベルML1と第2最大流量レベルML2と液晶表示部45により簡単に知ることができ、作業機1に装着したアタッチメントAに応じた操作部材25による操作をスムーズになし得る。
また、上記実施の形態によれば、表示パネル43を取り囲むように庇49が設けられ、該庇49は、左右方向における運転席9から遠い側の前側端部が高く形成され、庇49の前側端部から左右方向の運転席9側に向けて徐々に低くなり、かつ、庇49の前側端部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されているので、斜めから差し込む外光によって表示パネル43がみにくくなるのを防止することができ、しかも、表示パネル43部分の形状が変化に富んだデザイン性に優れたものとなり、表示パネル43部分の外観上の体裁がよくなる。
しかも、液晶表示部45が白地に黒色で表示され、印刷表示部46が液晶表示部45の外周を取り囲むように設けられ、印刷表示部46が液晶表示部45の地色に類似した白地で形成されて、黒色の表示印刷が施されているので、液晶表示部45が全周にわたって大きくなるように見えるようになる。
なお、前記実施の形態では、作業機1に装着したアタッチメントAを操作する操作部材25を左右一対設けているが、これに代え、作業機1に装着したアタッチメントAを操作する操作部材25を1つのみ設けるようにしてもよいし、また、3つ以上設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、作業機に装着したアタッチメントAを作業装置として、そのアクチュエータ31,32に給排される作動油の最大流量レベルMLを表示部45に表示するようにしているが、これに代え、バックホーのアタッチメントAに限らず、バックホー、フロントローダその他の作業機のブーム、アーム等の作業装置を操作レバー等の操作部材で操作し、そのブーム、アーム等の作業装置のアクチュエータに給排される作動油の最大流量レベルMLを表示部45に表示するようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、表示パネル43が運転席9の右前方に設けられ、庇49は右前部側が高く形成され、庇49の右前部から左側に向けて徐々に低くなり、かつ、右前部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜されているが、これに代え、表示パネル43を運転席9の左前方に設けるようにしてもよく、この場合には、庇49の左前部側を高く形成し、庇49の左前部から右側に向けて徐々に低くなり、かつ、庇49の左前部から後方に向けて徐々に低くなるように傾斜させるようにすればよい。
9 運転席
25 操作部材
25L 左操作部材
25R 右操作部材
31 アクチュエータ
32 アクチュエータ
41 流量制限設定手段
45 液晶表示部
46 印刷表示部
47 遮光印刷部
49 庇
50 透明板
52 白地印刷
53 液晶パネル
57 仕切り線
58 仕切り線
A アタッチメント
D25 操作部材図形
D25L 左操作部材図形
D25R 右操作部材図形
ML 最大流量レベル
ML1 第1最大流量レベル
ML2 第2最大流量レベル
SE1 第1流量表示区画
SE2 第2流量表示区画
DA アタッチメント図形
SW ボタンスイッチ
Claims (4)
- 可変表示部(45)に隣接して印刷表示部(46)が設けられた作業機の表示装置において、
印刷表示部(46)及び可変表示部(45)にわたって透明板(50)が設けられ、前記印刷表示部(46)が可変表示部(45)と連続した一体の表示部に見えるように、可変表示部(45)に類似した地色が印刷表示部(46)に施され、前記可変表示部(45)を形成すべく透明板(50)の内方に液晶パネル(53)が配置され、
可変表示部(45)の外側方に隣接した印刷表示部(46)に固定表示(I1,I2)が形成され、この固定表示(I1,I2)に隣接する可変表示部(45)の外側部に可変の表示(IND1,IND2)が設けられ、前記固定表示(I1,I2)は隣接する可変の表示(IND1,IND2)の意味を示す表示であることを特徴とする作業機の表示装置。 - 前記可変表示部(45)が白地に黒色で表示され、印刷表示部(46)が可変表示部(5)の地色に類似した白地で形成されて、黒色の固定表示(I1,I2)が施され、
前記印刷表示部(46)の固定表示(I1,I2)は、可変表示部(45)の左右外側方にそれぞれ隣接して左右一対配置され、左右固定表示(I1,I2)に隣接する可変表示部(45)の左右外側部に左右可変の表示(IND1,IND2)が設けられ、左右固定表示(I1,I2)は、それぞれに隣接する可変の表示(IND1,IND2)の意味を示す表示であることを特徴とする請求項1に記載の作業機の表示装置。 - 前記透明板(50)に印刷表示部(46)に隣接した遮光印刷(51)による遮光印刷部(47)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の表示装置。
- 前記遮光印刷部(47)を形成する遮光印刷(51)と、印刷表示部(46)の地色を形成する白地印刷(52)とが、透明板(50)の表面と裏面とに互いに分けて施されていることを特徴とする請求項3に記載の作業機の表示装置。
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