JP2001107908A - 建設機械の油圧システム - Google Patents

建設機械の油圧システム

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JP2001107908A
JP2001107908A JP28258799A JP28258799A JP2001107908A JP 2001107908 A JP2001107908 A JP 2001107908A JP 28258799 A JP28258799 A JP 28258799A JP 28258799 A JP28258799 A JP 28258799A JP 2001107908 A JP2001107908 A JP 2001107908A
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operation lever
pilot
hydraulic
hydraulic system
switching valve
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JP28258799A
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English (en)
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Hirotsugu Kasuya
博嗣 糟谷
Tsukasa Toyooka
司 豊岡
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作方式切換弁を備えた油圧システムにおい
て、操作レバー装置と方向切換弁との接続関係がいずれ
にあるかを容易に認識することができるようにする。 【解決手段】操作レバー装置11,12と方向切換弁3
1〜34の接続関係を切換え、操作レバー装置11,1
2の操作方式を切換える操作方式切換弁2を設け、この
操作方式切換弁2にポンプポート2a及びタンクポート
2bと出力ポート2c及び2dとの接続関係を設けると
共に、各切換位置で発生する異なる圧力信号を圧力スイ
ッチ51,52で検出し、コントローラ4に電気信号と
して入力する。コントローラ4はその電気信号のオン・
オフの組合せによって操作方式切換弁2の切換位置を判
定し、判定結果を運転室に設けられたポジション表示装
置6に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバー装置の
操作方式を切換える操作方式切換弁を備えた油圧ショベ
ル等の建設機械の油圧システムに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械において、操
作レバー装置の操作方式は製造メーカーによってまちま
ちであり、操作方式が異なると操作レバー装置の操作に
対応する油圧アクチュエータ及びその動作方向が異なっ
てくる。このため、様々なオペレータが操作する機会の
ある建設機械にあっては、オペレータが慣れた操作方式
を選択できるようにするために、操作方式を切換えられ
るようにしておくのが好ましく、このため操作方式切換
弁が備えられている。このような操作方式切換弁を備え
たものとして、例えば、特開平5−71136号公報に
記載の「油圧切換弁装置」がある。この従来技術におい
ては、2組の操作レバー装置と複数の方向切替弁との接
続関係を切換える油圧切換弁(操作方式切換弁)が設け
られ、かつ2組の操作レバー装置に備えられる複数の特
定のパイロット弁の操作を電気的に検出し、その電気信
号をコントローラに入力して当該特定のパイロット弁が
操作されるとその操作に関連する電気駆動制御系を制御
し、アクチュエータへの圧油の流れを補助的に制御する
油圧システムにおいて、操作方式切換弁の各切換位置に
パイロット油圧源からのパイロット圧力の通過を制御す
る通路を設け、これら通路を各通路から導出されるパイ
ロット圧力信号が各切換位置で相違するように構成し、
その通路から導出されるパイロット圧力信号を圧力スイ
ッチにより検出し、コントローラに電気信号として入力
する構成となっている。コントローラは、圧力スイッチ
から入力される電気信号から操作方式切換弁の切換位置
がいずれにあるかを判断し、この切換位置の判断に対応
して特定のパイロット弁が操作されたときに指令信号を
電気駆動制御系に出力し、特定のパイロット弁の操作と
電気駆動制御系の操作とを対応させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、運転席に座った状態ではオペレータが操作方式切
換弁がいずれの切換位置になっているかを確認すること
ができず、操作方式切換弁を切換操作して操作レバー装
置の操作方式が変更された場合、そのことを知らない異
なる操作方式に慣れたオペレータが機械を操作すると、
誤操作を招く可能性があるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、操作方式切換弁を備えた
油圧システムにおいて、操作レバー装置と方向切換弁と
の接続関係がいずれにあるかを容易に認識することがで
きる建設機械の油圧システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、複数の方向切換弁により油圧ポン
プから複数のアクチュエータに供給される圧油の流れを
制御する油圧アクチュエータ駆動装置と、操作レバーの
操作方向と操作量に応じたパイロット圧を生成し、前記
複数の方向切換弁を切換操作する複数の操作レバー装置
と、前記複数の操作レバー装置と前記複数の方向切換弁
との接続関係を切換え、前記複数の操作レバー装置の操
作方式を切換える操作方式切換弁とを備える建設機械の
油圧システムにおいて、前記複数の操作レバー装置と前
記複数の方向切換弁との接続関係がいずれにあるかをオ
ペレータに知らせる操作方式警告手段を備える。
【0006】このように操作方式警告装置を設け、複数
の操作レバー装置と複数の方向切換弁との接続関係がい
ずれにあるかをオペレータに知らせることにより、オペ
レータは当該接続関係を容易に認識することができるよ
うになり、このためオペレータは操作レバー装置の操作
方式がいずれにあるかを容易に認識でき、誤操作の可能
性を低減できる。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記操作方式警告手段は、前記操作方式切換弁の切換位
置を検出する位置検出手段を有し、この位置検出手段の
検出結果に応じて、前記複数の操作レバー装置と前記複
数の方向切換弁との接続関係がいずれにあるかをオペレ
ータに知らせる。
【0008】このように位置検出手段を設け、操作方式
切換弁の切換位置を検出することにより、複数の操作レ
バー装置と複数の方向切換弁との接続関係がいずれにあ
るかを検出できる。
【0009】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記操作方式警告手段は、前記複数の操作レバー
装置と前記複数の方向切換弁との接続関係がいずれにあ
るかを表示によりオペレータに知らせる表示装置を有す
る。
【0010】これにより、オペレータは複数の操作レバ
ー装置と複数の方向切換弁との接続関係がいずれにある
かを視覚的に認識することができる。
【0011】(4)また、上記(1)において、好まし
くは、前記操作方式警告手段は、前記複数の操作レバー
装置と前記複数の方向切換弁との接続関係がいずれにあ
るかを音声によりオペレータに知らせる音声出力装置を
有する。
【0012】これにより、オペレータは複数の操作レバ
ー装置と複数の方向切換弁との接続関係がいずれにある
かを音声で認識することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基き説明する。
【0014】本発明の第1の実施形態を図1〜図5によ
り説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施形態の油圧シ
ステムの回路図であり、この油圧システムは、操作レバ
ー装置群1と操作方式切換弁2と油圧アクチュエータ駆
動装置3とを含んでいる。
【0016】操作レバー装置群1は操作レバー装置1
1,12で構成され、操作レバー装置11は操作レバー
11a及びパイロット弁装置11bを有し、操作レバー
装置12は操作レバー12a及びパイロット弁装置12
bを有している。パイロット弁装置11bはパイロット
ライン13a〜13dにそれぞれ接続する4つのパイロ
ット弁13A〜13Dを、パイロット弁装置12bはパ
イロットライン14a〜14dにそれぞれ接続する4つ
のパイロット弁14A〜14Dをそれぞれ含み、例え
ば、操作レバー11aを前方(図3に示すa方向)に倒
すとパイロット弁13Aが作動し、パイロット弁13A
はパイロットポンプ5からパイロットライン50を経て
導かれる圧油を元圧として操作レバー11aの操作量に
応じてパイロット圧を生成し、そのパイロット圧をパイ
ロットライン13aに出力する。他のパイロット弁も同
様である。
【0017】油圧アクチュエータ駆動装置3は油圧ポン
プ30と方向切換弁31〜34から構成され、油圧ポン
プ30から吐出された作動油は方向切換弁31〜34を
介して図2に示す油圧アクチュエータ206〜209に
供給され、その圧油により油圧アクチュエータ206〜
209は駆動される。方向切換弁31〜34は、それぞ
れパイロットライン31a〜34a及び31b〜34b
と接続する受圧部31c〜34c及び31d〜34d
(接続関係の詳細は後に説明する)を有し、受圧部31
c〜34c及び31d〜34dに導かれるパイロット圧
によって切換操作され、油圧ポンプ30から油圧アクチ
ュエータ206〜209に供給される作動油の供給方向
と流量を制御し、油圧アクチュエータ206〜209の
駆動方向と駆動速度を制御する。
【0018】図2に油圧ショベルの外観を示す。油圧シ
ョベルは下部走行体200、上部旋回体201、フロン
ト作業機202を有し、上部旋回体201は下部走行体
200を油圧アクチュエータ209により旋回駆動さ
れ、フロント作業機202は上部旋回体201の前部に
上下動可能に取り付けられている。フロント作業機20
2はブーム203、アーム204、バケット205を有
する多関節構造であり、ブーム203は油圧アクチュエ
ータ206により、アーム204は油圧アクチュエータ
207により、バケット205は油圧アクチュエータ2
08によりそれぞれ回転駆動される。以下、油圧アクチ
ュエータ206〜209をそれぞれブームシリンダ20
6、アームシリンダ207、バケットシリンダ208、
旋回モータ209と称する。
【0019】図1に戻り、操作方式切換弁2は操作レバ
ー装置群1と油圧アクチュエータ駆動装置3の間に位置
し、操作レバー装置11,12と方向切換弁31〜34
との接続関係を切換え、操作レバー装置11,12の操
作方式を切換えるものである。
【0020】即ち、操作方式切換弁2はA,B,C,D
の4つの切換位置を有し、切換レバー21を操作するこ
とでこれら4つの切換位置の1つを選択し、パイロット
ライン13a〜13d及び14a〜14dとパイロット
ライン31a〜34a及び31b〜34bとの接続関係
を切換え可能である。4つの切換位置でのパイロットラ
インの接続関係は次のようである。
【0021】 (1)切換位置A:パイロットライン13a→パイロットライン31a パイロットライン13b→パイロットライン31b パイロットライン13c→パイロットライン33a パイロットライン13d→パイロットライン33b パイロットライン14a→パイロットライン32b パイロットライン14b→パイロットライン32a パイロットライン14c→パイロットライン34b パイロットライン14d→パイロットライン34a (2)切換位置B:パイロットライン13a→パイロットライン31a パイロットライン13b→パイロットライン31b パイロットライン13c→パイロットライン33a パイロットライン13d→パイロットライン33b パイロットライン14a→パイロットライン34a パイロットライン14b→パイロットライン34b パイロットライン14c→パイロットライン32b パイロットライン14d→パイロットライン32a (3)切換位置C:パイロットライン13a→パイロットライン32a パイロットライン13b→パイロットライン32b パイロットライン13c→パイロットライン34b パイロットライン13d→パイロットライン34a パイロットライン14a→パイロットライン31a パイロットライン14b→パイロットライン31b パイロットライン14c→パイロットライン33b パイロットライン14d→パイロットライン33a (4)切換位置D:パイロットライン13a→パイロットライン32b パイロットライン13b→パイロットライン32a パイロットライン13c→パイロットライン34b パイロットライン13d→パイロットライン34a パイロットライン14a→パイロットライン31a パイロットライン14b→パイロットライン31b パイロットライン14c→パイロットライン33b パイロットライン14d→パイロットライン33a 以上のようにパイロットラインの接続関係を切換えるこ
とによって、図2に示すような4つの操作方式の任意の
1つに切換え可能である。
【0022】例えば、操作方式切換弁2が図1に示す位
置Bにあるときは、パイロットラインの接続関係は上記
(2)のようであり、その結果操作レバー11a,12
aの操作方向に応じて次のように油圧アクチュエータ2
06〜209が作動する。つまり、操作レバー11aを
a方向に操作すると、パイロット圧がパイロットライン
13a,31aを伝わり方向切換弁31を31A方向に
駆動し、ブームシリンダ206を縮めてブーム203を
下げ、操作レバー11aをb方向に操作すると、パイロ
ット圧がパイロットライン13b,31bを伝わり方向
切換弁31を31B方向に駆動し、ブームシリンダ20
6を伸ばしてブーム203を上げる。操作レバー11a
をc方向に操作すると、パイロット圧がパイロットライ
ン13c,33aを伝わり方向切換弁33を33A方向
に駆動し、バケットシリンダ208を伸ばしてバケット
205をクラウドさせ、操作レバー11aをd方向に操
作すると、パイロット圧がパイロットライン13d,3
3bを伝わり方向切換弁33を33B方向に駆動し、バ
ケットシリンダ208を縮めてバケット205をダンプ
させる。また、操作レバー12aをe方向に操作する
と、パイロット圧がパイロットライン14a,34aを
伝わり方向切換弁34を34A方向に駆動し、旋回モー
タ209を駆動させて上部旋回体201を右旋回させ、
操作レバー12aをf方向に操作すると、パイロット圧
がパイロットライン14b,34bを伝わり方向切換弁
34を34B方向に駆動し、旋回モータ209を駆動さ
せて上部旋回体201を左旋回させる。操作レバー12
aをg方向に操作すると、パイロット圧がパイロットラ
イン14c,32bを伝わり方向切換弁32を32B方
向に駆動し、アームシリンダ207を縮めてアーム20
4をダンプさせ、操作レバー12aをh方向に操作する
と、パイロット圧がパイロットライン14d,32aを
伝わり方向切換弁32を32A方向に駆動し、アームシ
リンダ207を伸ばしてアーム204をクラウドさせ
る。
【0023】操作方式切換弁2を切換位置A,C,Dに
切換えた場合も同様であり、操作レバー11a,12a
の操作方向と駆動される油圧アクチュエータ及びその駆
動方向との関係は図2(a)、(c)、(d)に示すよ
うになる。
【0024】以上の操作方式切換弁2の各切換位置A,
B,C,Dと操作レバー11aと12aの操作方式との
関係を以下にまとめて示す。
【0025】切換位置A 操作レバー11a前方向(a方向)→ブーム203下
げ。 操作レバー11a後方向(b方向)→ブーム203上
げ。 操作レバー11a左方向(c方向)→バケット205ク
ラウド。 操作レバー11a右方向(d方向)→バケット205ダ
ンプ。 操作レバー12a前方向(e方向)→アーム204ダン
プ。 操作レバー12a後方向(f方向)→アーム204クラ
ウド。 操作レバー12a左方向(g方向)→上部旋回体201
旋回左。 操作レバー12a右方向(h方向)→上部旋回体201
旋回右。
【0026】切換位置B 操作レバー11a前方向(a方向)→ブーム203下
げ。 操作レバー11a後方向(b方向)→ブーム203上
げ。 操作レバー11a左方向(c方向)→バケット205ク
ラウド。 操作レバー11a右方向(d方向)→バケット205ダ
ンプ。 操作レバー12a前方向(e方向)→上部旋回体201
旋回右。 操作レバー12a後方向(f方向)→上部旋回体201
旋回左。 操作レバー12a左方向(g方向)→アーム204ダン
プ。 操作レバー12a右方向(h方向)→アーム204クラ
ウド。
【0027】切換位置C 操作レバー11a前方向(a方向)→アーム204クラ
ウド。 操作レバー11a後方向(b方向)→アーム204ダン
プ。 操作レバー11a左方向(c方向)→上部旋回体201
旋回左。 操作レバー11a右方向(d方向)→上部旋回体201
旋回右。 操作レバー12a前方向(e方向)→ブーム203下
げ。 操作レバー12a後方向(f方向)→ブーム203上
げ。 操作レバー12a左方向(g方向)→バケット205ダ
ンプ。 操作レバー12a右方向(h方向)→バケット205ク
ラウド。
【0028】切換位置D 操作レバー11a前方向(a方向)→アーム204ダン
プ。 操作レバー11a後方向(b方向)→アーム204クラ
ウド。 操作レバー11a左方向(c方向)→上部旋回体201
旋回左。 操作レバー11a右方向(d方向)→上部旋回体201
旋回右。 操作レバー12a前方向(e方向)→ブーム203下
げ。 操作レバー12a後方向(f方向)→ブーム203上
げ。 操作レバー12a左方向(g方向)→バケット205ダ
ンプ。 操作レバー12a右方向(h方向)→バケット205ク
ラウド。
【0029】以上のような油圧システムに本発明の特徴
をなす操作方式警告装置が設けられている。以下この操
作方式警告装置を図1及び図4,図5により説明する。
【0030】図1において、操作方式切換弁2は上述し
たパイロットラインの切換構造に加えて、パイロットラ
イン50に接続されるポンプポート2a,タンクTに接
続されるタンクポート2bと2つの出力ポート2c,2
dを有しており、図示の位置Bではポンプポート2aを
出力ポート2c,2dの両ポートに接続し、位置Aでは
タンクポート2bを出力ポート2c,2dの両ポートに
接続し、位置Cではポンプポート2aを出力ポート2c
に、タンクポート2bを出力ポート2dに接続し、位置
Dではポンプポート2aを出力ポート2dに、タンクポ
ート2bを出力ポート2cに接続する構成となってい
る。
【0031】また、出力ポート2c,2dには圧力スイ
ッチ51,52が接続され、圧力スイッチ51,52の
検出信号(電気信号)がコントローラ4に入力される。
コントローラ4はその検出信号に基き操作方式切換弁2
の切換位置を判定し、その結果をポジション表示装置6
に出力する。ポジション表示装置6は油圧ショベルの運
転室内にオペレータが容易に見られる位置に配置され、
かつ、切換位置A,B,C,Dに対応した4つのランプ
6a,6b,6c,6dを有し、そのランプの1つを点
燈させることでオペレータに操作方式切換弁2の切換位
置を知らせる。
【0032】図4は、操作方式切換弁2の各切換位置と
圧力スイッチ51,52からコントローラ4に出力され
る電気信号との関係を示す図である。その関係は次のよ
うになる。
【0033】I)操作方式切換弁2の切換位置がポジシ
ョンAのとき 出力ポート2c,2dの両ポートがタンクポート2bに
接続されるため、圧力スイッチ51,52は共にオフと
なり、圧力スイッチ51,52のいずれからも電気信号
は出力されない。
【0034】II)操作方式切換弁2の切換位置がポジシ
ョンBのとき 出力ポート2c,2dの両ポートがポンプポート2aに
接続されるため、圧力スイッチ51,52は共にオンと
なり、圧力スイッチ51,52の両方からコントローラ
4に電気信号が出力される。
【0035】III)操作方式切換弁2の切換位置がポジシ
ョンCのとき ポンプポート2aは出力ポート2cに、タンクポート2
bは出力ポート2dに接続されるため、圧力スイッチ5
1はオン、圧力スイッチ52はオフとなり、圧力スイッ
チ51からのみ電気信号がコントローラ4に出力され
る。
【0036】IV)操作方式切換弁ン2の切換位置がポジ
ションDのとき ポンプポート2aは出力ポート2dに、タンクポート2
bは出力ポート2cに接続されるため、圧力スイッチ5
1はオフ、圧力スイッチ52はオンとなり、圧力スイッ
チ52からのみ電気信号がコントローラ4に出力され
る。
【0037】コントローラ4の処理内容を図5に示すフ
ローチャートにより説明する。
【0038】コントローラ4は、図5(a)に示すよう
に、まず圧力スイッチ51,52からの電気信号を入力
し(手順100)、次いで圧力スイッチ51,52から
入力される電気信号を基に操作方式切換弁2の切換位置
を判定し(手順110)、その判定結果をポジション表
示装置6に表示出力する(手順120)。
【0039】図5(a)の手順110では図5(b)に
示すように操作方式切換弁2の切換位置を判定する。
【0040】まず、コントローラ4は圧力スイッチ51
がオンであるかどうか(圧力スイッチ51から電気信号
が入力されたかどうか)を判定し(手順111)、更に
圧力スイッチ52がオンであるかどうか(圧力スイッチ
52から電気信号が入力されたかどうか)を判定し(手
順112,113)、圧力スイッチ51,52が共にオ
フであれば操作方式切換弁2の切換位置はポジションA
であると判定する(手順114)。また、圧力スイッチ
51,52が共にオンであれば操作方式切換弁2の切換
位置はポジションBであると判定し(手順115)、圧
力スイッチ51がオン,52がオフであれば操作方式切
換弁2の切換位置はポジションCであると判定し(手順
116)、圧力スイッチ51がオフ,52がオンであれ
ば操作方式切換弁2の切換位置はポジションDであると
判定する(手順117)。
【0041】図5(a)の手順120では、手順110
で操作方式切換弁2の切換位置がAであると判定される
とランプ6aを点燈し、操作方式切換弁2の切換位置が
Bであると判定されるとランプ6bを点燈し、操作方式
切換弁2の切換位置がCであると判定されるとランプ6
cを点燈し、操作方式切換弁2の切換位置がDであると
判定されるとランプ6dを点燈する。
【0042】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、操作方式切換弁2を操作することにより操作レバー
装置11,12の操作方式を切換えることができると共
に、その切換位置をポジション表示装置6に表示するの
で、オペレータは運転室に居る状態で操作方式切換弁2
の切換位置を視覚的に容易に認識することができ、それ
によってオペレータは操作方式がいずれにあるかを容易
に認識でき、誤操作の可能性を低減することができる。
【0043】本発明の第2の実施形態をを図6により説
明する。図中、図1に示す部材と同等のものには同じ符
号を付している。
【0044】図6において、圧力スイッチ51,52か
らの検出信号はコントローラ4Aに入力され、コントロ
ーラ4Aはその検出信号に基き操作方式切換弁2の切換
位置を判定し、その結果を音声出力装置7に出力する。
音声出力装置7はコントローラ4Aの出力信号により作
動し、操作方式切換弁2の切換位置を音声によりオペレ
ータに知らせる。
【0045】このように構成した、本実施形態において
も、オペレータは運転室に居る状態で操作方式切換弁2
の切換位置を音声で容易に認識することができるので、
操作レバー装置11,12の操作方式がいずれにあるか
を容易に認識でき、誤操作の可能性を低減できる。
【0046】なお、上記実施形態では、操作方式切換弁
2の切換位置を判定するのに、操作方式切換弁2の各切
換位置でポンプポート2a及びタンクポート2bと出力
ポート2c、2dとの接続関係が相違するようにし、圧
力信号を圧力スイッチ51,52で検出して操作方式切
換弁2の切換位置を判定するようにしたが、操作方式切
換弁2に操作方式切換弁2の切換位置によって大きさの
異なる検出信号(電圧)を出力するポテンショメータを
配置し、その検出信号をコントローラ4(4A)に入力
して操作方式切換弁2の切換位置を判定する構成として
もよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータは当該接続
関係を容易に認識することができるようになり、このた
めオペレータは操作レバー装置の操作方式がいずれにあ
るかを容易に認識でき、誤操作の可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による建設機械の油圧
システムを示す図である。
【図2】油圧ショベルの外観を示す図である。
【図3】操作レバー装置の操作方式を示す図であり、
(a)は操作方式切換弁がポジションAにあるときの操
作方式を示し、(b)は操作方式切換弁がポジションB
にあるときの操作方式を示し、(c)は操作方式切換弁
がポジションCにあるときの操作方式を示し、(d)は
操作方式切換弁がポジションDにあるときの操作方式を
示す図である。
【図4】操作方式切換弁の切換位置と圧力スイッチの出
力との対応関係を示す図である。
【図5】コントローラの処理内容を示すフローチャート
であり、(a)はコントローラの処理内容全体のフロー
チャートであり、(b)はその要部である切換位置判定
手順の詳細を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態による建設機械の油圧
システムを示す図である。
【符号の説明】
1 操作レバー装置群 2 操作方式切換弁 2a ポンプポート 2b タンクポート 2c,2d 出力ポート 3 油圧アクチュエータ駆動装置群 4,4A コントローラ 5 パイロットポンプ 6 ポジション表示装置 7 音声出力装置 11,12 操作レバー装置 13,14 パイロット弁装置 13a〜13d パイロットライン 13A〜13D パイロット弁 14a〜14d パイロットライン 14A〜14D パイロット弁 21 切換レバー 30 油圧ポンプ 31〜34 方向切換弁 31a〜31d パイロットライン 31c〜34c 受圧部 32a〜32d パイロットライン 31d〜34d 受圧部 50 パイロットライン 51,52 圧力スイッチ 200 下部走行体 201 上部旋回体 202 フロント作業機 203 ブーム 204 アーム 205 バケット 206 ブームシリンダ 207 アームシリンダ 208 バケットシリンダ 209 旋回モータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB02 AB03 AB04 AC06 BA01 CA02 DA03 2D015 HA03 3H089 BB28 DB47 DB50 EE15 EE22 FF09 GG02 JJ02 3J070 AA03 BA51 CA47 DA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の方向切換弁により油圧ポンプから複
    数のアクチュエータに供給される圧油の流れを制御する
    油圧アクチュエータ駆動装置と、操作レバーの操作方向
    と操作量に応じたパイロット圧を生成し、前記複数の方
    向切換弁を切換操作する複数の操作レバー装置と、前記
    複数の操作レバー装置と前記複数の方向切換弁との接続
    関係を切換え、前記複数の操作レバー装置の操作方式を
    切換える操作方式切換弁とを備える建設機械の油圧シス
    テムにおいて、 前記複数の操作レバー装置と前記複数の方向切換弁との
    接続関係がいずれにあるかをオペレータに知らせる操作
    方式警告手段を備えることを特徴とする建設機械の油圧
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建設機械の油圧システムに
    おいて、前記操作方式警告手段は、前記操作方式切換弁
    の切換位置を検出する位置検出手段を有し、この位置検
    出手段の検出結果に応じて、前記複数の操作レバー装置
    と前記複数の方向切換弁との接続関係がいずれにあるか
    をオペレータに知らせることを特徴とする建設機械の油
    圧システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の建設機械の油圧システムに
    おいて、前記操作方式警告手段は、前記複数の操作レバ
    ー装置と前記複数の方向切換弁との接続関係がいずれに
    あるかを表示によりオペレータに知らせる表示装置を有
    することを特徴とする建設機械の油圧システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の建設機械の油圧システムに
    おいて、前記操作方式警告手段は、前記複数の操作レバ
    ー装置と前記複数の方向切換弁との接続関係がいずれに
    あるかを音声によりオペレータに知らせる音声出力装置
    を有することを特徴とする建設機械の油圧システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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