JPH11100866A - 旋回作業車の操作パターン切替装置 - Google Patents

旋回作業車の操作パターン切替装置

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JPH11100866A
JPH11100866A JP26130097A JP26130097A JPH11100866A JP H11100866 A JPH11100866 A JP H11100866A JP 26130097 A JP26130097 A JP 26130097A JP 26130097 A JP26130097 A JP 26130097A JP H11100866 A JPH11100866 A JP H11100866A
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JP
Japan
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spool
valve body
switching
operation pattern
lever
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JP26130097A
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English (en)
Inventor
Shizuo Shimoie
静夫 下家
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロットバルブ本体の下面に操作パターン
切替用のバルブ本体を装着しても嵩低くして居住空間を
確保する。 【解決手段】 パイロットバルブ本体25の下面に装着
した切替バルブ本体41に、軸心廻りで回動するスプー
ル48を内挿した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回作業車の操作
パターン切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホウ等で代表される旋回
作業車にあっては、2つのパイロットバルブを2つの操
作レバーの前後左右の操作によって、1つの操作レバー
では該レバーを前後操作すると旋回モータ用の制御バル
ブの左右切替を、左右操作するとアーム用の制御バルブ
のダンプ動作とかき込み動作への切替をし、他方の操作
レバーを前後操作するとブーム用の制御バルブの上昇降
下動作を、左右操作するとバケット用制御バルブのかき
込み動作と放出動作の切替えをしており、このように、
操作レバーの操作パターンは国際的に統一されている
(所謂ISO方式という)。
【0003】このようなISO方式の旋回作業車以外
に、市場には操作パターンを異にする旋回作業車が活躍
しており、このように、操作パターンを異にする2方式
の旋回作業車があれば、オペレータは操作を誤ることが
あった。このような実情に鑑み、ISO方式の操作パタ
ーンを有する旋回作業車において、規格外の旋回作業車
の操作パターンに切替える技術、すなわち、操作パター
ンの切替装置の開発が要望されているのである。
【0004】この操作パターンの切替を行う技術とし
て、実開平4−18772号公報で開示のものがある。
すなわち、「バルブ本体に切替弁を内装するとともに、
バルブ本体下面にポンプポート、タンクポート、複数の
選択ポートを開口し、バルブ本体上端に設けた操作レバ
ーを前後方向に傾動させることにより、切替弁が開いて
ポンプポートに対して選択ポートが、またタンクポート
に対して選択ポートが連通し、前記操作レバーを左右方
向に傾動させることにより、切替弁が開いてポンプポー
トに対して選択ポートが、また、タンクポートに対して
選択ポートが連通するように構成した4方向切替バルブ
において、前記バルブ本体下面に取付けた固定ブロック
に前記ポンプポート、タンクポートと連通可能で、且つ
固定ブロックの上端面から下端面に貫通する入側ポー
ト、出側ポートと、前記選択ポートと連通可能で、且つ
固定ブロックの上端面から外周面に貫通する上側ポート
と、該上側ポートの下方から位置し、且つ固定ブロック
の外周面から下端面に貫通する下側ポートとを穿設し、
前記固定ブロックに回動スリーブを周方向に摺動自在に
外嵌するとともに、該回動スリーブを所定位置まで回動
させたときに上側ポートに対して下側ポートを、また回
動スリーブを前記回動位置とは別の位置に回動させたと
きに上側ポートに対して下側ポートを連通させ得る切替
流路を前記回動スリーブの内周面に形成したことを特徴
とする4方向切替バルブ。」であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の技術
はそれなりに有用ではあるものの、固定ブロックに回動
スリーブを套嵌しており、その回動スリーブの内周面に
4つの油路を切替えるようにしていることから、バルブ
本体(パイロットバルブ本体)を含めて上下方向の高さ
が必要以上に大きくなるという課題があった。
【0006】この課題は、座席との関係でいえば、操作
レバーの高さが高所になることにつながり、これでは操
縦安定性に欠け、オペレータは疲れ易くなるし、一方、
操作レバーの位置を座席との関係で標準位置とすると、
バルブ本体の下方に固定ブロックが下方に大きく突出し
て操縦ボックスが嵩高くなって居住空間が狭くなるとと
もにその他の付属機器の装着スペースも少なくなり、小
型の後方小旋回形バックホウに採用することが困難であ
った。
【0007】そこで本発明は、ISO方式を規格外の操
作パターンに、切替レバーの回動操作によってスプール
をその軸心廻りに回動することで可能とするに当って嵩
低く構成できるようにしたことを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明では、パイロットバルブ本体25の下面に軸
心廻りに回転するスプール48を内挿した切替バルブ本
体41を装着し、該スプール48の端部に備えた切替レ
バー53によりスプール48を回転することでパイロッ
トバルブにおける操作レバー36の操作パターンを切替
ていることを特徴とするものである(請求項1)。
【0009】このような構成を採用したことにより、切
替バルブ本体41は、切替油路(ポート)を軸心方向の
間隔を有して形成したスプール48を内挿できる高さが
あれば充分となり、これ故、切替バルブ本体41をパイ
ロットバルブ本体25の下面に装着してもその縦方向長
さは過大になることはなくなり、居住空間を充分に確保
しつつ他の付属機器の搭載,配置スペースも確保できた
のである。
【0010】また、本発明では、切替バルブ本体41に
内挿したスプール48の軸方向抜止めプレート51を設
け、該プレート51を切替バルブ本体41に止着する止
着体52が切替レバー53の切替姿勢の位置決めとされ
ていることを特徴とするものである。(請求項2)。こ
のような構成を採用したことにより、スプール48の位
置決め(抜止め)を確保しつつ切替レバー53の位置決
めができてコンパクトでローコストにできたのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
小旋回バックホー1を示しており、図5において、この
バックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4とか
ら主構成されている。
【0012】なお、以下、バックホー1の走行方向(図
5の左右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交
する横方向(図5の紙面貫通方向)を左右方向という。
図5に示すように、走行装置2は、ゴム製履帯を有する
クローラ走行体5を左右一対備え、これらの走行体5を
走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置
が採用されている。この走行装置2の前部にはドーザ6
が設けられている。
【0013】旋回体3は、走行装置2の左右クローラ走
行体5間の中央部に設けた軸受体7に上下方向の旋回軸
心X回りに回動自在に支持された旋回フレーム8と、こ
の旋回フレーム8に搭載された各種機器を覆うボンネッ
ト9と、このボンネット9上に設けた座席10やその前
の操縦部11を覆うキャビン12とを備えている。旋回
フレーム8は、上面に各種機器の取付ブラケットが立設
されたベースプレート13の外周をFRP製のカバー部
材13Aで覆うことで構成され、この旋回フレーム8の
後部には、ベースプレート13に固定されかつ旋回フレ
ーム8の前部の掘削装置4等との重量バランスを図るカ
ウンタウェイト9Aが設けられている。また、この旋回
フレーム8は、ベースプレート13に設けた図示省略の
旋回モータによって旋回軸心X回りに回動されるように
なっている。
【0014】このバックホー1はいわゆる後方小旋回タ
イプのもので、旋回体3の後側面が走行装置2の車幅か
らはみ出ないように円弧状に形成されている。すなわ
ち、旋回体3が旋回したとき、この旋回体3の後面が描
く旋回軌跡が左右クローラ走行体5の左右幅内に収まる
ようになっている。更に、旋回体3の左右側面は、旋回
体3が前方を向いた状態で前後方向に沿う平面に形成さ
れていて、この左右側面間同士の間隔は旋回体3後面が
描く旋回軌跡円の直径より幅狭に形成されている。ま
た、同状態において、旋回体3の前面は、左右方向に沿
う平面に形成されている。
【0015】図5に示すように、旋回フレーム8の前面
右側には、掘削装置4を支持する上下一対の枢支部材1
5が突出されている。この枢支部材15には支軸を介し
てスイングブラケット16が上下軸回りに左右揺動自在
に枢着され、このスイングブラケット16は旋回フレー
ム8の内部に設けたスイングシリンダ(図示せず)によ
って揺動される。
【0016】前記掘削装置4は、基部がスイングブラケ
ット16に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム1
7と、このブーム17の先端側に左右軸回りに揺動自在
に枢着されたアーム18と、このアーム18の先端側に
スクイ・ダンプ自在に取付けられたバケット19とを備
えてなる。ブーム17は、スイングブラケット16とブ
ーム17の中途部との間に設けたブームシリンダ17に
よって揺動され、アーム18は、ブーム17の中途部と
アーム18の基部との間に設けたアームシリンダ21に
よって揺動され、バケット19は、アーム18の基部と
バケット19の取付リンクとの間に設けたバケットシリ
ンダ22によってスクイ・ダンプされる。
【0017】図5に示すように、旋回フレーム8の前端
部には前記操縦部11が立設され、旋回フレーム8の前
半部分左側はフロアシートで覆われていて、このフロア
シートの下方に、各種油圧機器を制御する複数の制御バ
ルブを直列状態の一群に連結してなるバルブユニット2
4が収納されている(図6参照)。他方、旋回フレーム
8の後部上面および右側上面は上方開放状とされ、これ
らの開放部分は旋回フレーム8の上面から上方に突出し
た丸みを帯びた前記ボンネット9で覆われている。
【0018】図6に示すように、旋回フレーム8の前部
左側には、前記バルブユニット24と、前記操縦部11
内に設けたパイロットバルブ本体25と、このバルブ本
体25を支持する操縦ブラケット26とを一つに纏めて
旋回フレーム8に取り付けるためのバルブ類取付フレー
ム27が設けられている。このバルブ類取付フレーム2
7は、旋回フレーム8のベースプレート13に取付可能
な平板状の基台28と、基台28の前端部に立設された
取付台29と、この取付台29上に立設された前記操縦
ブラケット26と、を備えており、その基台28の上面
やや左側に前記バルブユニット24が前後方向に向けて
固定されている。
【0019】取付フレーム27の取付台29は、基台2
8の前端部に立設された三本の脚部30と、この各脚部
30の上端間を連結する取付プレート31とを備え、こ
の取付プレート31の上面に前記操縦ブラケット26が
立設されている。操縦ブラケット26は、取付プレート
31から上方に真っ直ぐに延びる左右一対の支持柱32
と、取付プレート31から上方に向かって左右に拡幅し
ながら延びる左右一対の側壁33と、この側壁33と前
記支持柱32の上端同士を連結する上部プレート34
と、を備えている。
【0020】この操縦ブラケット26の上部プレート3
4は平面視において後方が開放されたほぼコ字状に形成
され、この上部プレート34の上端縁部は上蓋板35で
閉塞されている。この上蓋板35の左右両側の下面側に
は前記パイロットバルブ本体25がそれぞれ固定され、
同上蓋板35の左右両側の上面側には、そのパイロット
バルブ本体25の四つの操作スプールを押動操作するた
めの操作レバー36が前後及び左右に揺動自在に設けら
れている。
【0021】この左右の各パイロットバルブ本体25
は、バルブユニット24の旋回モータ用の制御バルブ、
ブーム用の制御バルブ、アーム用の制御バルブ及びバケ
ット用の制御バルブの各パイロットポートに油圧配管を
介してそれぞれ接続されている。操縦ブラケット26の
上部プレート34の内部には、前記走行装置2の左右の
走行モータMを操作するための左右一対の走行レバー3
7が前後揺動自在に枢着されており、この各走行レバー
37には連動ロッド38の上端が接続されている。この
連動ロッド38は、操縦ブラケット26及び取付台29
内を下方に延びて設けられ、その下端は、基台28の上
面右端部に前後方向に延びて配置された回転軸39に連
結されている。
【0022】そして、この回転軸39は、前記バルブユ
ニット24の走行モータM用の制御バルブの操作スプー
ルに連動バー40を介して連動連結されており、これに
より、走行レバー37を前後揺動することで走行モータ
Mの回転方向及び回転速度を操作できるようになってい
る。図1〜4を参照すると、本発明に係る操作パターン
の切替装置が示してある。
【0023】本実施形態ではアーム用制御バルブに対す
る油路と旋回モータMに対する油路とをISO方式と規
格外とに切替えるものとして示してある。図1〜4にお
いて、パイロットバルブ本体25の下面には、切替バル
ブ本体41が装着されている。この切替バルブ本体41
には、タンクポート配管取付部42、ポンプポート配管
取付部43が左右に形成され、アームダンプ用配管取付
部44とアームかき込み用配管取付部45とが前後に分
配して形成されており、旋回右配管取付部46と旋回左
配管取付部47が左右に分配して形成されていて、これ
ら取付部42〜47は、操作レバー36の前後操作でア
ーム制御弁が、左右操作で旋回モータMの制御弁が操作
されるようになっている。
【0024】切替バルブ本体41には、パイロットバル
ブ本体25の各油路と切替バルブ本体41の各取付部4
2〜47との相互を連通しかつ切替えるスプール48が
内挿されており、このスプール48には軸方向の間隔を
有して切替油路48Aが形成されていてこの油路48A
はISO方式から規格外に操作パターンを変更(切替)
するのはアームと旋回を入れ替えるように形成されてい
る。
【0025】すなわち、ISO方式では操作レバー36
の前後操作が旋回左右であり、同レバー36の左右操作
がアームのダンプとかき込み動作であるが、スプール4
8をその軸心廻りに回転することによって油路48Aが
ISO方式(図3の符号A位置)と規格外方式(図3の
符号Bの位置)の相互間で切替えるようになっているの
である。
【0026】スプール48はその軸方向両端にOリング
等のシール部材49を有して油密に保持されていて軸方
向一端にはくびれ部(円周溝)50が形成されており、
このくびれ部50にプレート51が切欠部51Aを介し
て係合されていることで軸方向の抜止め(位置決め)と
され、該プレート51がボルトで示す止着体52によっ
て切替バルブ本体41の側面に止着されているのであ
る。
【0027】スプール48の端部にはL字形状の切替レ
バー53が止着されており、この切替レバー53を図3
のA・B相互間に向って操作することでISO方式と規
格外のパターンに切替えられるのであり、止着体52に
よって当接する切替姿勢の位置決めとされているのであ
る。すなわち、パイロットバルブ本体25の下面に軸心
廻りに回転するスプール48を内挿した切替バルブ本体
41を装着し、該スプール48の端部に備えた切替レバ
ー53によりスプール48を回転することでパイロット
バルブにおける操作レバー36の操作パターンを切替て
いるのであり、また、切替バルブ本体41に内挿したス
プール48の軸方向抜止めプレート51を設け、該プレ
ート51を切替バルブ本体41に止着する止着体52が
切替レバー53の切替姿勢の位置決めとされているので
ある。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によると、軸心
廻りに回動するスプールによって操作パターンを切替え
ていることから、パイロットバルブ本体に切替バルブ本
体を装着しても嵩高くなることはなく、この結果として
居住空間を充分に確保できるし、付属機器の配置スペー
スも有効に確保できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す一部破断の正面図であ
る。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】本発明を適用する旋回作業車の全体側面図であ
る。
【図6】操縦部の立面図である。
【符号の説明】
25 パイロットバルブ本体 36 操作レバー 41 切替バルブ本体 48 スプール 53 切替レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットバルブ本体25の下面に軸心
    廻りに回転するスプール48を内挿した切替バルブ本体
    41を装着し、該スプール48の端部に備えた切替レバ
    ー53によりスプール48を回転することでパイロット
    バルブにおける操作レバー36の操作パターンを切替て
    いることを特徴とする旋回作業車の操作パターン切替装
    置。
  2. 【請求項2】 切替バルブ本体41に内挿したスプール
    48の軸方向抜止めプレート51を設け、該プレート5
    1を切替バルブ本体41に止着する止着体52が切替レ
    バー53の切替姿勢の位置決めとされていることを特徴
    とする請求項1記載の旋回作業車の操作パターン切替装
    置。
JP26130097A 1997-09-26 1997-09-26 旋回作業車の操作パターン切替装置 Pending JPH11100866A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671760B1 (ko) 2000-01-28 2007-01-19 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 조작패턴 절환밸브장치
KR100671759B1 (ko) * 1999-12-09 2007-01-19 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 조작패턴 절환밸브 및 그 파일럿압회로
WO2023084994A1 (ja) * 2021-11-11 2023-05-19 株式会社クボタ 作業機

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