JP2009235891A - スライドドアキャリッジ、スライドドア駆動システム、車両、スライドドア駆動システムを搭載する方法 - Google Patents

スライドドアキャリッジ、スライドドア駆動システム、車両、スライドドア駆動システムを搭載する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スライドドアキャリッジ、スライドドア駆動システム、車両、スライドドア駆動システムを搭載する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、
−第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランド(9)を固定するための第1の箇所(22)と、
−第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランド(10)を固定するための第2の箇所とを備え、
各固定箇所が各ケーブルストランド(9、10)による駆動方向に関してキャリッジ(5)の後部の方へオフセットされている、車両用スライドドアキャリッジ(5)に関する。本発明はまた、本発明によるキャリッジを備えるスライドドア駆動システム、本発明による駆動システムを備える車両、スライドドア駆動システムを搭載する方法にも関する。本発明により、車体内のスライドドア駆動システムの大きさを低減できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スライドドアキャリッジに関する。キャリッジは、特に自動車用のスライドドア駆動システムに用いるためのものである。
フォルクスワーゲン社(Volkswagen)のマルチバン(Multivan)(登録商標)という車両またはさらにプジョー社(Peugeot)の807(登録商標)という車両などの車両は、後部スライドドアを有している。スライドドアは、3つの略水平なレールによって車体に沿って誘導される。つまり、一方のレールはドアのフレームの上方に位置し、他方のレールはドアのフレームの下方に位置し、第3のレールは車体の背部に、他の2つのレールに対して中間の高さに位置している。スライドドアに固定された3つの誘導キャリッジはそれぞれがレールのうち1つの中をスライドするように適応されており、スライドドアが車体に沿ってスライドするのを可能にしている。スライドドアは、モータ作動式駆動システムによって駆動される。この駆動システムは、中間レール、キャリッジ、キャリッジに固定された2つのケーブルストランド、電動モータにより駆動されるケーブルストランド、およびケーブル経路を画定する2つの搬送装置(トランスミッタ)を備えている。ケーブルストランドはそれぞれ、キャリッジの移動方向に関してキャリッジの前部のキャリッジの一方の端部に固定されている。搬送装置は、車体に対し、それぞれレールの長手方向軸におけるレールの一方の端部に固定されている。搬送装置間の距離は、レールの長さに略等しい。このため、レールの長さに等しいドアの移動について、駆動システムの全体の大きさは、レールの長さとその端部を越えて位置する2つの搬送装置の長さとの和に相当する。このため、この種の駆動システムの1つの欠点は、かさばるということである。
このため、スライドドア駆動システムの大きさの低減を可能にする車両用スライドドアキャリッジが必要である。
このために、
−第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランドを固定するための第1の箇所と、
−第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランドを固定するための第2の箇所とを備え、
各固定箇所が各ケーブルストランドによる駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされた、スライドドアキャリッジを提案する。
特定の特徴によれば、キャリッジは、ケーブルストランドをそれぞれ収納するのに適した2つの溝部を有している。
特定の特徴によれば、キャリッジは、
−キャリッジをレールに沿って誘導する装置と、
−ケーブルストランド用の固定箇所を有するケーブル支持体とを備えており、
ケーブル支持体は取付け手段によって誘導装置に固定されている。
特定の特徴によれば、誘導装置は取付け手段を備え、これらの取付け手段は、誘導装置にケーブル支持体を固定するために変形させるのに適したタブである。
特定の特徴によれば、各固定箇所は、テンショナーによってキャリッジに結合されている。
本発明はまた、
−歯車モータと、
−本発明によるキャリッジと、
−2つのストランドを備えるキャリッジを駆動するケーブルであって、歯車モータによって駆動するのに適したケーブルとを備え、
ケーブルストランドがキャリッジにおいて交差している、車両用スライドドア駆動システムにも関する。
特定の特徴によれば、駆動システムはまた、ケーブル経路を画定する2つの搬送装置も備えており、キャリッジが限界位置にある時、キャリッジは搬送装置のうち1つの反対側にある。
特定の特徴によれば、駆動システムはキャリッジ誘導レールも備えており、レールは2つの穿孔部を有し、各穿孔部を、固定箇所のうち1つの延長線上に位置するケーブルストランドが通り抜けている。
本発明はまた、
−本発明による駆動システムと、
−駆動システムによってスライド式に駆動されるスライドドアとを備え、
キャリッジがスライドドアに固定された、車両にも関する。
車両はまた、
−誘導装置を提供する工程と、
−第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランドを固定するための第1の箇所と、第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランドを固定するための第2の箇所とを有するケーブル支持体を提供する工程であって、各固定箇所が、各ケーブルストランドによる駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされている工程と、
−2つのストランドを備えるケーブルを提供する工程と、
−誘導装置にケーブル支持体を挿入する工程と、
−キャリッジの誘導装置にケーブル支持体を固定する工程と、
−キャリッジにケーブルストランドを固定する工程とを含む、スライドドア駆動システムを搭載する方法にも関する。
スライドドア駆動システムを搭載する方法の特定の特徴によれば、誘導装置は取付け手段を備え、これらの取付け手段は、誘導装置にケーブル支持体を固定するために変形させるのに適したタブであり、誘導装置にケーブル支持体を固定する工程は、取付けタブを変形させて誘導装置にケーブル支持体を固定する工程を含む。
スライドドアを取り付けた、提案の自動車の部分概略図である。 提案のキャリッジの斜視図である。 別の実施形態による、提案のキャリッジの下方からの斜視図である。 別の実施形態による、提案のキャリッジの横からの斜視図である。 別の実施形態による、提案のキャリッジの横からの斜視図である。 提案の駆動システムの斜視図である。 提案の駆動システムの詳細図である。 別の実施形態による、提案のキャリッジの分解図である。 上の図のうち1つによるキャリッジの斜視図である。
本発明の他の特徴および便益は、単に例として示され、かつ図面を参照する本発明の実施形態の以下の詳細な説明を読解することにより明らかになる。
従来通り、車両が移動する方向である方向X、縦方向Z、軸Xおよび軸Zに垂直な横方向Yが定義されている。
用語、「上方」、「下方」、「上部」、「下部」は、軸Zに関して定義されている。
車両の前部および後部は、車両の進行方向に関して定義されている。
キャリッジ、誘導装置およびケーブル支持体の前部および後部は、概して、図2〜5の表示に対応して定義されている。キャリッジ、誘導装置およびケーブル支持体の前面は、読者に向かい合う面である。キャリッジ、誘導装置およびケーブル支持体の後面は、前面と反対側の面である。
キャリッジの前部および後部は、キャリッジが駆動ケーブルストランドによって駆動される際のキャリッジの進行方向または駆動方向に関しても定義され得る。キャリッジが車両に搭載された際のキャリッジの進行方向は方向Xにある。
種々の図における同一の参照符号は、同様の部品を示している。
2つのケーブルストランド固定箇所、つまり、
−第1の方向にキャリッジを駆動するための第1のケーブルストランドを固定するための第1の箇所と、
−第2の方向にキャリッジを駆動するための第2のケーブルストランドを固定するための第2の箇所とを有する、車両用スライドドアキャリッジを提案する。
各固定箇所は、それぞれ第1の駆動方向または第2の駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされている。このため、キャリッジは、上述の従来技術におけるようにキャリッジの進行方向に関して前部から引っ張られるのではなく、キャリッジの進行方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされた箇所によって引っ張られる。
この方法では、搬送装置をキャリッジの反対側の限界位置に配置でき、これらの限界位置はスライドドアの全開位置および全閉位置に相当する。これにより、搬送装置間の距離を短くすることができる。実際には、搬送装置間の距離は、ドアの開閉位置間のキャリッジによる移動距離に略等しい。このため、レール+搬送装置の組立体の長さは、レールの長さと略等しい。このため、スライドドア駆動システムの大きさが低減する。
図1は、スライドドアを取り付けた、提案の自動車の部分概略図を示している。
図1に示した自動車は、ドアフレームを密閉する後部スライドドア1を含む。スライドドアは、開閉位置間をスライドする。開位置では、ドアフレームは完全に開放される。閉位置では、ドアフレームはスライドドアによって完全に塞がれる。
スライドドアは、車両のボディシェルに位置する誘導レールに沿ってスライドするように適応されている。このために、スライドドアには誘導キャリッジが取り付けられ、各誘導キャリッジは誘導レール内をスライドする。
図1に示した車両は、3つのレール2、3、4を備えている。これらのレール2、3、4は略方向Xにある。2つの上部レール3および下部レール4は車両のボディシェルに、それぞれドアフレームの上方および下方に位置している。上部レール3および下部レール4は、スライドドアが閉扉された際、車両の内側に位置する。第3のレール2は中間レールである。これは、上部レール3と下部レール4との間の高さに位置している。中間レール2は、車両の外側の車体に、スライドドア1が閉扉した際のその後方にある。
車両のスライドドア1は、電気的に動作するように適応されている。特に、使用者は、作動ボタンを押圧することによりスライドドアを開扉するかまたは閉扉することができる。この作動ボタンは、例えば、ドアハンドルに位置するか、ドアの内側に位置するか、またはリモートコントロールに位置している。作動ボタンは、ドア駆動システムの始動を開始する。駆動システムの始動は、使用者がドアを押圧することによって始動させることもできる。駆動システムは、特に、中間レール2と、中間レール2内をスライドするキャリッジとを備えている。駆動システムはモータ作動式である。
提案の駆動システムを以下に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態によるキャリッジの斜視図を示している。
キャリッジ5は、スライドドア駆動システムの一部となるように適応されている。特に、キャリッジ5は、搬送ケーブルによって駆動されることによりレール内をスライドするように適応されている。レールは、ドアの誘導方向を画定している。レールが車に搭載された際、ドアの誘導方向は軸Xに沿っている。
キャリッジ5は、車両用の、例えば、図1に示したような自動車用のスライドドアに固定されるように適応されている(例えば、関節式接合によって)。このために、キャリッジ5は固定タブ6を備えている。固定タブ6は、例えばねじ留めによってキャリッジに固定されている。変形例として、固定タブは、キャリッジ5の一体部分であってもよい。
キャリッジ5は、略平行六面体形状である。キャリッジは、ドアの誘導方向に細長い形状を有している。
キャリッジ5は、2つのケーブルストランドを固定するために、2つの箇所22、23(参照符号22は、特に図3および図9で見ることができる)、つまり、第1のケーブルストランド9を固定するための第1の箇所22と、第2のケーブルストランド10を固定するための第2の箇所23とを有している。第1のケーブルストランド9はキャリッジを第1の方向に駆動するように適応されており、第2のケーブルストランド10は、キャリッジを第2の方向に駆動するように適応されている。第1の方向および第2の方向は、ドアの誘導方向にある。
各固定箇所22、23は、それぞれ第1の駆動方向または第2の駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされている。このため、キャリッジは第1のケーブルストランドまたは第2のケーブルストランドにより、キャリッジの進行方向に関してキャリッジの後部から引っ張られる。これにより、上に説明したように、スライドドア駆動システムの大きさを低減できる。
各ケーブルストランド9、10は、キャリッジ5に挿入されたその端部がソケット25により終端している(図5)。ソケットは、例えば、ケーブルストランドの端部に圧着されている。各固定箇所22、23は、例えば、キャリッジにケーブルストランド9、10を固定するためのソケットを収納し保持するための凹部である。
キャリッジ5は、ケーブルストランド9、10をそれぞれ収納するように設計された2つの溝部7、8を有している。溝部7、8は、平行であり得る別々の平面に位置している。キャリッジが車両に搭載されると、これらの溝部7、8はそれぞれ、異なる高さに位置する2つの別々の平面(X、Y)である。第1のケーブルストランド9を収納するように設計された第1の溝部7は、例えば、下部の平面に位置している。第2のケーブルストランド10を収納するように設計された第2の溝部8は、例えば上部の平面に位置している。
キャリッジはまた、凹部22、23および溝部7、8にケーブルストランド9、10を挿入するための空間18、19も有している。下部溝部7に挿入されたケーブルストランド9は、キャリッジの下部を介して到達可能な空間19(特に、図3でみることができる)を通ってキャリッジに挿入されている。上部溝部8に挿入されたケーブルストランド10は、キャリッジの上部を介して到達できる空間18を通ってキャリッジに挿入されている。
溝部7、8は、ケーブルストランド9、10がキャリッジのレベルで交差するように配置されるのが好ましい。このため、溝部の平面に平行な平面において溝部7、8を通り抜ける直線の突出部が交差している。溝部7、8を通り抜ける直線の突出部間の角度によって、キャリッジの内側、キャリッジの面上、またはキャリッジの外側においてでさえも交差をなすことができる。このため、ケーブルストランド9、10は、キャリッジ5の溝部7、8に挿入されると、キャリッジの内側、キャリッジの面上、キャリッジの外側のいずれかにおいて異なる高さで交差する。これらの3つのケースでは、キャリッジのレベルに近い位置、つまり、キャリッジの中、またはキャリッジに近い位置で、ケーブルストランド9、10の交差がなされる。
このため、溝部7、8の軸は、キャリッジの誘導方向とゼロではない角度を形成する。
これにより、X形状のケーブル経路が溝部7、8によって画定される。このため、2つのケーブルストランド9、10は、キャリッジ5に挿入されると、接触することなく交差する。これにより、スライドドア駆動システムの動作中、一方のケーブルストランドが他方のケーブルストランドに摩擦するのを回避することができる。
溝部7、8はいずれも、キャリッジ5の同一の面11で終端している。面11を前面と呼ぶ。このため、2つのケーブルストランド9、10は、キャリッジ5に挿入されると、同一の面11を通ってキャリッジ5を後にする。面11は、キャリッジが車に搭載された際は平面(X、Z)内にある。
キャリッジは、2つの限界位置間のレールの上をスライドするように適応されている。特に、キャリッジ5の面11は、スライドレールの反対側に搭載されるように適応されている。2つの搬送装置は、ケーブル経路を画定している。キャリッジ5が車両に搭載された際、キャリッジ5は、スライドドアが全開位置または全閉位置にある時は限界位置にある。キャリッジ5が限界位置のうち一方にある時、キャリッジ5は、図6に示すような搬送装置44、43のうち一方の反対側にある。これは、ドアの全開位置または全閉位置では、搬送装置のレベルにおけるレールの平面が搬送装置の軸に対して略垂直であることを意味している。提案のキャリッジ5により、図6に示したような搬送装置431、441がレールの長手方向軸上のレールの一端部にそれぞれ固定された従来技術と比較して、搬送装置の離間距離を短くすることができる。搬送装置431と441と間の距離は、このため、レールの長さに略等しい。これにより、従来技術では、レール2の長さに等しいドアの移動について、従来技術の駆動システムの全体の大きさは、レール2の長さとその端部を越えて位置する2つの搬送装置431、441の長さとの和に相当する。このため、本発明では、キャリッジ、レールおよび搬送装置を備える駆動システムの大きさは、これにより低減される。特に、レールが直線状である場合には、搬送装置間の距離は、限界位置間、つまり、ドアの開閉位置間のキャリッジの移動距離に略等しい。
読者がより容易に理解できるように、車両に搭載した際のキャリッジをここで説明する。これは限定するものとして考慮されるべきではない。
キャリッジ5は、誘導装置12およびケーブル支持体13を備えている。ケーブル支持体13は、固定箇所22、23を有している。ケーブル支持体は、溝部7、8も有している。
溝部7にケーブルストランド9を挿入するための空間18は、誘導装置12の上面120とケーブル支持体13との間に位置している。溝部8にケーブルストランド10を挿入するための空間19は、ケーブル支持体13の下部に位置している。
一実施形態では、ケーブル支持体13は誘導装置12の一体部分である。
別の実施形態では、ケーブル支持体13は、誘導装置12に、例えば接着またはねじ留めによって固定されている。これにより、特に、駆動システムの大きさを低減するために、従来技術でこれまで使用されていたキャリッジを適用できる。このために、固定箇所22、23を設けたケーブル支持体13が、誘導装置12により形成された従来のキャリッジに挿入される。ケーブル支持体13を現存の誘導装置12に加えると、キャリッジの駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされた箇所を介してキャリッジを駆動する機能が従来のキャリッジに加わることによって、車体内の駆動システムの大きさを低減させることにより、キャリッジを改善できる。これは、キャリッジの駆動方向に関してキャリッジの後部の方へ固定箇所をオフセットさせて配置することにより、達成される。また、ケーブルストランド交差機能も加えてある。これは、互いに対して溝部を位置決めすることにより達成される。
キャリッジ5は、2つの上部誘導ローラ15を備えている。これらのローラ15は、例えばねじ留めまたは鋲留めにより、誘導装置12の上面120に固定されている。誘導装置12の上面120は、平面(X、Y)内にある。ローラ15は、特に図6でみることができるレール上部20と協働するように適応されている。レールの上部20は、それ自体に折り返されている。ローラ15は、レールの上部20に形成された折り返しの中に挿入され、特に、方向Yにキャリッジ5が傾斜するのを防いでいる(特に、図6でみられる)。ローラ15は、略逆円錐形状を有している。ローラ15は、例えば、回転縦軸を有している。ローラ15は、キャリッジ5をレールに沿って誘導するのが容易になるように、レールの上部20の折り返しに接してそれらの軸を中心に回転するように適応されている。
キャリッジ5は、キャリッジの側面121に位置する端部停止部14をも備えている。キャリッジの側面121は、平面(Y、Z)内に位置している。端部停止部14は、車両の後部側に位置している。このため、この端部停止部は、キャリッジがスライドドア開位置に相当する限界位置に到達した際、キャリッジに対する機械的端部停止部として役立つ。端部停止部14は、例えば、レールの端部に当接することができる。端部停止部14は、側面121に、例えば、面121を通り抜ける穿孔部26(図4)を通したねじ留めにより固定されるか、または単一部品でもあり得る。
キャリッジ5は、下部誘導ローラ16も備えている。このローラ16は、特に図3でみることができる。ローラ16は、図2では見えないが、図2の実施形態によるキャリッジ5に存在している。このローラ16は、軸Yに沿う対称軸を有している。ローラ16は、円板の形状をしている。これは、その軸を中心に回転するように適応されている。ローラ16は、レールの下部21に接するように適応されており、これは特に図6でみることができ、平面(X、Y)上にある。ローラ16は、ドアの重量の一部を加えたキャリッジ5の重量を支持するように適応されており、キャリッジは、ローラ16の媒介のみを介してレールの下部に位置している。ローラ16は、キャリッジ5のレールに沿った移動を容易にするように適応されている。キャリッジ5は、誘導装置12とケーブル支持体13との間に空間24(図3)を有してローラ16の収納を可能にしている。ローラ16は、キャリッジ5の後面と呼ぶ面125(図3)に固定されている。後面125は、平面(X、Z)内にある。後面125は、前面11の反対側にある。ローラ16は、例えば、ねじまたは鋲160によって後面125に固定されている(図8)。ローラ16は、前面に固定されてもよく、または前面および後面の両方によって固定されてもよい。
スライドドアに固定するためのタブ6は、誘導装置12の一体部分であってもよく、例えばねじ留めにより誘導装置12に固定されてもよい。
図3〜5は、別の実施形態によるキャリッジの下方および横からの斜視図を示している。図8は、本発明の第2の実施形態によるキャリッジの分解図を示している。
図2について上に説明したものはすべて、図3〜5および図8の実施形態にも有効である。
図3〜5および図8の実施形態では、誘導装置12およびケーブル支持体13は、2つの別々の部品である。
このため、ケーブル支持体13は、誘導装置12に固定されている。固定は、取付け手段30、31、32によってなされる。これらの取付け手段は、追加の固定手段、例えば、接着剤またはねじを用いずに固定できるように適応されることが好ましい。これらの取付け手段は、例えば、取付けタブ30、31、32である。取付けタブ30、31、32は、誘導装置12の一体部分である。キャリッジ5を搭載する際、ケーブル支持体13は誘導装置12に挿入され、その後取付けタブ30、31、32は、ラグとして機能し、ケーブル支持体13を誘導装置12内の所定位置で保持するために変形される。図3〜5および図8の実施形態では、誘導装置12は3つの取付けタブを備えているが、固定がなされて、それが車両の耐用期間を通しての使用に耐え得る限り、これよりも多いタブを備えてもよく、これよりも少ないタブを備えてもよい。
第1の取付けタブ30は、誘導装置12の面121の反対側の側面122にある。変形する前は、これは方向Yにある。第1の取付けタブ30は、方向Xに、キャリッジ5の内側の方へ加圧することにより変形される。変形された際、第1の取付けタブ30は、ケーブル支持体13を下方から保持するように、ケーブル支持体13の肩部130の下方に位置する。
第2の取付けタブ31は、誘導装置12の上面120にある。変形する前は、これは方向Xにある。第2の取付けタブ31は、下方に方向Zに加圧することにより変形される。これが変形された際、第2の取付けタブ31は、ケーブル支持体13を前部から保持するように、ケーブル支持体13の前面11の前に位置する。
第3の取付けタブ32は、誘導装置12の側面121にある。変形する前は、これは、方向Zにある。第3の取付けタブ32は、キャリッジ5の内側の方へ方向Xに加圧されることにより変形される。これが変形されると、第3の取付けタブ32は、ケーブル支持体を前部から保持するように、ケーブル支持体13の肩部132の前に位置する。
取付けタブ30、31、32に用いられる材料は、例えば、手動により、またはペンチ型の工具を用いて、または圧着機械を用いて、使用者がそれほど大きな力を加える必要なく取付けタブを変形できるように、あまり硬質であるべきではない。材料は、タブが車両の耐用期間を通して同一位置に変形したままであるように、それほど軟質であってもならない。
このように、ケーブル支持体13は、キャリッジの搭載を容易にする補助的な固定手段、例えば接着剤またはねじを用いずに、誘導装置12に固定される。
取付けタブにより、誘導装置12にケーブル支持体13をしっかりと固定することも可能となる。遊びがなければ、スライドドア駆動システムの動作中のいかなる雑音も回避される。これは、取付けタブの変形可能な性質によって実現される。
ケーブル支持体13は、ケーブル支持体13が誘導装置12に固定された際、誘導装置12に対してケーブル支持体13を中央に配置するのを容易にするように適応された2つのセンタリング部材17を備えている。これらのセンタリング部材は、図8に示すように、誘導装置12の後面125に接触するように適応されたケーブル支持体13の面に位置している。センタリング部材は、誘導装置12の対応する空隙と協働するように適応されている。
図6は、本発明による駆動システムの斜視図を示している。読者の理解を補助するために、車両に搭載された駆動システムを説明する。これは、限定するものとして考慮されるべきではない。
駆動システムは、本発明によるキャリッジ5を備えている。駆動システムは誘導レール2も備えており、キャリッジ5はこれに沿ってスライドし、車両のスライドドアを開扉できるか、または閉扉できる。
図6では、キャリッジ5は、2つの限界位置、つまり、スライドドアの開位置にあるキャリッジの位置、スライドドアの閉位置にあるキャリッジの位置に示されている。しかし、駆動システムは、レール2内をスライドする単一の誘導キャリッジ5を備えるのみである。レール2は、前端部および後端部を有している。図1にみられるように、レールの前端部は、ドアを開扉するためにドアを車体に関してオフセットできるように、湾曲されていてもよい。
駆動システムは、キャリッジ5を引っ張るためのケーブル40も備えており、ケーブル40は、できる限り2つのケーブルであり、その各ケーブルは、一方の端部がドラム41に位置し、他方の端部が固定箇所22または固定箇所23に位置している。ケーブル40は、ドラム41に巻きつけられている。ドラム41は、歯車モータ42によって、一方の方向にまたは他方の方向に回転して駆動されるように適応されている。ドラム41および歯車モータ42は、駆動システムの一部である。
ケーブル40は、上述したようなキャリッジ5の中に挿入されるように適応された2つのストランド9、10を備えている。ストランド9、10は、キャリッジ5のケーブル支持体13の凹部22、23に収納されたソケット25によって、キャリッジ5の中に保持されている。ストランド9、10は、キャリッジ5の溝部7、8に収納されている。ケーブルストランド9、10は、上述のキャリッジのレベルで交差している。歯車モータ42が動いている間、張力がケーブル40に加えられる。その後、ドアのスライド方向によって、つまり、ドアが開扉されるかまたは閉扉されるかによって、張力がストランド9またはストランド10の一方に加えられる。このストランドに圧着されたソケット25は対応する凹部22または凹部23に当接しており、これにより、キャリッジ5がレール2に沿って引っ張られることを可能にしている。
キャリッジ5は、スライドドアの開位置および閉位置に対応する2つの限界位置間に配置される。これらの限界位置は、図6に示してある。
誘導レール2は2つの穿孔部45を有しており、これらのそれぞれを、固定箇所22、23の延長線上に位置するケーブルストランド9、10が通り抜けている。このため、ストランド9は、車両の移動方向に関してレールの前部に位置する穿孔部45を通り抜け、一方、ストランド10は、車両の移動方向に関してレールの後部に位置する穿孔部45を通り抜けている。
図7は、本発明による駆動システムの詳細図を示している。図7は、特に、ケーブル40が通り抜ける穿孔部45を設けたレール2を示している。穿孔部45は、その周囲にシールが設けられており、車両の内側の最大の密閉性を確実にしている。しかし、穿孔部45は、キャリッジ5のレール2に沿った正確なスライド、およびこれによりスライドドアの正確な開扉または閉扉を妨害させないために、穿孔部の周囲へのケーブルの摩擦を制限するよう、この穿孔部を通したケーブル40の循環を妨害しない十分な大きさである。
駆動システムはまた、2つの搬送装置43、44も備えており、これらは、例えばプーリである。搬送装置43、44は、キャリッジ5の限界位置に対してレールの他方の側に位置している。このように、搬送装置43と44との間の距離は、特にレールが直線状である時は、キャリッジ5の2つの限界位置間の距離に略等しい。搬送装置43と44との間の距離は、このため、本願の初めに説明した従来技術と比較して短くなっている。このため、車体内の駆動システムの大きさは低減し、これにより、車両のボディシェル内の空間が節約される。
搬送装置43、44は、レール2の穿孔部45とドラム41との間のケーブル経路40を画定している。
本発明はまた、提案の駆動システムおよびスライドドア1を備える車両にも関し、キャリッジ5はスライドドアに固定されている。駆動システムは、キャリッジの駆動方向に関してキャリッジの後部の方へオフセットされたケーブルストランドを固定するための箇所22、23により、大きさが低減されたものである。
本発明は、
−誘導装置12を提供する工程と、
−第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランド(9)を固定するための第1の箇所22と、第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランド(10)を固定するための第2の箇所23とを有するケーブル支持体13を提供する工程であって、各固定箇所22、23が各ケーブルストランド9、10による駆動方向に関してキャリッジ5の後部の方へオフセットされている工程と、
−ケーブル40を提供する工程と、
−誘導装置12にケーブル支持体13を挿入する工程と、
−キャリッジ5の誘導装置12にケーブル支持体13を固定する工程と、
−キャリッジ5にケーブルのストランド9、10を固定する工程とを含む、スライドドア駆動システムを搭載する方法にも関する。
この方法により、車両の車体に、大きさが低減したスライドドア駆動システムを搭載することが可能となる。
誘導装置12は、誘導装置12にケーブル支持体13を取り付ける手段30、31、32を備えている。これらの取付け手段30、31、32は、誘導装置12にケーブル支持体13を固定するために変形されるように適応されたタブである。キャリッジの誘導装置にケーブル支持体を固定する工程は、取付けタブ30、31、32を変形させて誘導装置12にケーブル支持体13を固定する工程を含む。
このため、キャリッジに存在する変形可能な取付けタブ以外の固定手段を用いずに、駆動システムを簡単に搭載することが達成される。
図9は、別の実施形態による2つの限界位置におけるキャリッジの斜視図を示している。キャリッジの内側は、透明に示してある。
図9の実施形態では、駆動システムは1つ以上のテンショナー51、52を備えている。例えば、テンショナー51、52は、キャリッジ5にある。これにより、特に、ケーブルの長さを駆動システムに適応させることが可能となる。特に、テンショナー51、52により、駆動システムへのケーブル9、10のストランドの搭載を容易にすることができる。さらに、テンショナー51、52により、駆動システムの耐用期間を通してケーブルの略一定の張力を維持することが可能となる。実際には、テンショナー51、52は、駆動システムの使用中にこのシステムにおける遊びの発生を相殺する手段をもたらすものである。
1つまたは複数のテンショナー51、52は、ケーブルストランド9、10のうち1方の端部またはそれぞれの端部にあってもよい。図9によれば、ケーブルストランド9、10の固定箇所22、23のそれぞれが、テンショナー51、52によってキャリッジに結合されている。テンショナー51、52は、例えば、固定箇所22、23にある。テンショナー51は凹部22の中にあり、テンショナー52は凹部23の中にある。
テンショナー51、52は、例えば、ばねである。図9によれば、ケーブルストランド9、10はそれぞれがばね51、52の中に挿入されている。各ケーブルストランド9、10のソケット25は、ばねによって保持されている。例えば、ソケット25は、ばね51、52の直径より大きい、ばねとの接触面を有し得る。始動の際、キャリッジ5の駆動方向の一方または他方によって、ソケット25は、各凹部の底部に対してばね51またはばね52に圧力をかける。1つまたは複数のばね51、52は、駆動システムの始動を鈍らせることもできる。このため、1つまたは複数のばね51、52により、スライドドア駆動システム組立体に大きな機械的応力がかかるのを制限するために、より柔軟な始動をもたらすことが可能となる。これらの応力を減少させると、このシステムの消耗が低減する。
図2および図3〜5および図8について上に説明したものはすべて、図9の実施形態にも有効である。さらに、図9は、他の図にも同様に適用でき、逆もまた同様に適用できる溝部7、8の別の配置を示している。図9によれば、溝部は相互に平行である。溝部7、8は、キャリッジ5がレールに沿って移動する方向に延びている。しかし、前述のテンショナー51、52は、図9の溝部および他の図について説明した溝部に同様に適用される。
本発明は明らかに、例によって説明した実施形態に限定されない。このため、本発明は、後部スライドドアを備え付けた車両に限定されず、前部スライドドアを取り付けた自動車に関することもある。同様に、本発明は、3つの誘導レールを取り付けた車に限定されず、これよりも多いかまたは少ないスライドドア誘導レールを備える車両に適用できる。
本発明は、中間レールのレベルに位置する駆動システムに限定されることもない。駆動システムは、上部レールまたは下部レールのレベルにあることもある。
1 スライドドア
2 中間レール
3 上部レール
4 下部レール
5 キャリッジ
6 固定タブ
7 溝部
8 溝部
9 第1のケーブルストランド
10 第2のケーブルストランド
11 前面
12 誘導装置
13 ケーブル支持体
14 端部停止部
15 上部誘導ローラ
16 下部誘導ローラ
17 センタリング部材
18 空間
19 空間
20 上部
21 下部
22 固定箇所
23 固定箇所
24 空間
25 ソケット
26 穿孔部
30 第1の取付けタブ
31 第2の取付けタブ
32 第3の取付けタブ
40 ケーブル
41 ドラム
42 歯車モータ
43 搬送装置
44 搬送装置
45 穿孔部
51 テンショナー
52 テンショナー
120 上面
121 側面
122 側面
125 後面
130 肩部
132 肩部
160 鋲
431 搬送装置
441 搬送装置

Claims (10)

  1. −第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランド(9)を固定するための第1の箇所(22)と、
    −第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランド(10)を固定するための第2の箇所(23)とを備え、
    各固定箇所(22、23)が、前記各ケーブルストランド(9、10)による駆動方向に関してキャリッジ(5)の後部の方へオフセットされている、スライドドアキャリッジ(5)。
  2. −前記キャリッジをレールに沿って誘導する装置(12)と、
    −前記ケーブルストランド(9、10)用の固定箇所(22、23)を備えるケーブル支持体(13)とを備え、
    前記ケーブル支持体(13)が取付け手段によって誘導装置(12)に固定されている、請求項1に記載のキャリッジ(5)。
  3. 前記誘導装置(12)が取付け手段(30、31、32)を備え、これらの取付け手段(30、31、32)が、前記誘導装置(12)に前記ケーブル支持体(13)を固定するために変形するのに適したタブである請求項2に記載のキャリッジ(5)。
  4. 各固定箇所(22、23)がテンショナー(51、52)によって前記キャリッジに結合された請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャリッジ(5)。
  5. −歯車モータ(42)と、
    −請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャリッジ(5)と、
    −2つのストランド(9、10)を備える前記キャリッジを駆動するケーブル(40)であって、前記歯車モータによって駆動するのに適したケーブル(40)とを備え、
    前記ケーブルストランド(9、10)が前記キャリッジで交差している、車両用スライドドア駆動システム(1)。
  6. ケーブル経路を画定する2つの搬送装置(43、44)をさらに備え、前記キャリッジが限界位置にある時、前記キャリッジが前記搬送装置(43、44)のうち一方の反対側にある請求項5に記載の駆動システム。
  7. キャリッジ誘導レール(2)をさらに備え、前記レール(2)が2つの穿孔部(45)を備え、各穿孔部を、固定箇所のうち1つの延長線上に位置するケーブルストランド(9、10)が通り抜けている請求項5または6に記載の駆動システム。
  8. −請求項5〜7のいずれか一項に記載の駆動システムと、
    −前記駆動システムによってスライド式に駆動されるスライドドア(1)とを備え、
    前記キャリッジ(5)が前記スライドドアに固定された、車両。
  9. −誘導装置(12)を提供する工程と、
    −第1の方向に駆動するための第1のケーブルストランド(9)を固定するための第1の箇所(22)と、第2の方向に駆動するための第2のケーブルストランド(10)を固定するための第2の箇所(23)とを備えるケーブル支持体(13)を提供する工程であって、各固定箇所(22、23)が各ケーブルストランド(9、10)による駆動方向に関して前記キャリッジ(5)の後部の方へオフセットされている工程と、
    −2つのストランド(9、10)を備えるケーブル(40)を提供する工程と、
    −前記誘導装置(12)に前記ケーブル支持体(13)を挿入する工程と、
    −前記キャリッジ(5)の前記誘導装置(12)に前記ケーブル支持体(13)を固定する工程と、
    −前記キャリッジ(5)に前記ケーブルストランド(9、10)を固定する工程とを含む、スライドドア駆動システムを搭載する方法。
  10. 前記誘導装置(12)が取付け手段(30、31、32)を備え、これらの取付け手段(30、31、32)が前記誘導装置(12)に前記ケーブル支持体(13)を固定するために変形するのに適したタブであり、前記誘導装置に前記ケーブル支持体を固定する前記工程が、前記取付けタブ(30、31、32)を変形させて前記誘導装置(12)に前記ケーブル支持体(13)を固定する工程を含む請求項9に記載の方法。
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