JP2012188887A - オートスライドドア装置 - Google Patents

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【課題】ワイヤエンドおよびワイヤエンドホルダーを小型化できるオートスライドドア装置を提供する。
【解決手段】ガイドレールと、駆動部と、ガイドレールに沿って配索されたワイヤ4a、4bと、ワイヤエンド6と、ワイヤエンドホルダー7と、転動体21a、21bを有するホルダーブラケット2と、スライドドアとを備えたオートスライドドア装置10において、ワイヤエンド6は、ワイヤ4a、4bの軸方向と垂直な座面を備え、ワイヤエンドホルダー7は、ワイヤエンド6の座面との当接面を有するワイヤエンド連結部71と、ワイヤ4a、4bをワイヤエンド連結部71へ案内するワイヤ案内部74とを備えており、ワイヤエンド連結部71の当接面とワイヤ案内部74とにより、ワイヤ4a、4bに加わる駆動部の駆動力を支持するようにされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤエンドおよびワイヤエンドホルダーを小型化することができるオートスライドドア装置に関する。
従来のワイヤ式のスライドドア駆動装置として、車体の側面に形成されたガイドレールと、自動車のスライドドアに固定され、前記ガイドレールに沿って転動するローラを有するホルダーブラケットとを有し、そのホルダーブラケットを、ワイヤを介してモータなどの駆動部に接続し、その駆動部を駆動させることにより、ホルダーブラケットを移動させ、ホルダーブラケットが固定されたスライドドアをガイドレールに沿って開閉する機構が知られている。ローラを有するホルダーブラケットには、駆動部と接続される一対のワイヤのワイヤエンドをそれぞれ固定するワイヤエンドホルダーが取り付けられる。このようなワイヤ式のスライドドア駆動装置において、ワイヤエンドとワイヤエンドホルダーとの連結部を、ホルダーブラケットのスライドドアに近い側に設けることで、ホルダーブラケットのガイドレール挿入部を小型化し、開口部が狭いガイドレールでも対応できるようにしたワイヤエンドホルダーが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
すなわち特許文献1には、図8に示されるように、ワイヤ配索溝100でワイヤ101a、101bをスライドドア側に方向転換し、ワイヤ101a、101bの軸方向と垂直な方向を軸とする円柱状のワイヤエンド102a、102bをワイヤエンド連結部105において連結したワイヤエンドホルダー103が開示されており、当該ワイヤエンドホルダー103が、ホルダーブラケット104に組み付けられ、さらにホルダーブラケット104が、スライドドアに取り付けられるスライドドア側のブラケット(図示せず)に取り付けられ、ドライバーの操作等により、駆動部を駆動させ、ワイヤ101a、101bを引っ張ることにより、スライドドアを開閉させる。
特開2010−242358号公報
しかし、特許文献1のようにワイヤ101a、101bの軸方向と垂直な方向を軸とする円柱状のワイヤエンド102a、102bを用いる場合、ワイヤエンド102a、102bのワイヤエンドホルダー103への組み付け易さの点から、ワイヤエンド102a、102bの外周と、ワイヤエンドホルダー103の係合箇所であるワイヤエンド連結部105との間にはクリアランスを設ける必要があり、ワイヤエンド102a、102bの外周と、ワイヤエンド連結部105とは、加工精度の問題もあり、ワイヤエンド102a、102bの軸方向に沿って線接触することになる。
したがって、ワイヤエンド102a、102bがスライドドアを駆動する荷重に耐えうるように、ワイヤエンド102a、102bの軸方向の長さLを長くしてワイヤエンドホルダー103の係合箇所との係合面積を確保する必要があり、ワイヤエンド102a、102bおよびワイヤエンドホルダー103のワイヤエンド連結部105が大型化してしまい、ワイヤエンドホルダー103自体も大型化してしまうという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ワイヤエンドおよびワイヤエンドホルダーを小型化できるオートスライドドア装置を提供することを目的とする。
本発明のオートスライドドア装置は、車体に設けられたガイドレールと、前記ガイドレールの近傍に設けられた駆動部と、前記駆動部によって駆動され、前記ガイドレールに沿って配索されたワイヤと、前記ワイヤの端部に設けられたワイヤエンドと、前記ワイヤエンドに連結されるワイヤエンドホルダーと、前記ガイドレール内で転動可能な転動体を有し、前記ワイヤエンドホルダーが取り付けられるホルダーブラケットと、前記ホルダーブラケットが固定されたスライドドアとを備えたオートスライドドア装置において、前記ワイヤエンドは、前記ワイヤ側の端部に前記ワイヤの軸方向と垂直な座面を備え、前記ワイヤエンドホルダーは、前記ワイヤエンドの座面との当接面を有するワイヤエンド連結部と、前記ワイヤを前記ワイヤエンド連結部へ案内するワイヤ案内部とを備えており、前記ワイヤエンドが前記ワイヤエンド連結部に連結されたときに、前記ワイヤエンド連結部の前記当接面と前記ワイヤ案内部とにより、前記ワイヤに加わる前記駆動部の駆動力を支持するようにされていることを特徴とする。
また、前記ワイヤ案内部は円弧状の溝とすることができる。
また、前記ワイヤエンドは円柱状を呈するように構成することができる。
本発明によれば、ワイヤエンドがワイヤ側の端部にワイヤの軸方向と垂直な座面を備え、ワイヤエンドホルダーがワイヤエンドの座面との当接面を有するワイヤエンド連結部と、ワイヤをワイヤエンド連結部へ案内するワイヤ案内部とを備えており、ワイヤエンドがワイヤエンド連結部に連結されたときに、ワイヤエンド連結部の当接面とワイヤ案内部とにより、ワイヤに加わる駆動部の駆動力を支持するようにされているため、ワイヤエンドの座面とワイヤエンドホルダーの当接面とが面で接触することで係合面積を確保でき、また、ワイヤに加わる駆動部の駆動力を2箇所で支持させることができるため、ワイヤエンドおよびワイヤエンドホルダーを小型化できる。
また、ワイヤ案内部が円弧状の溝である場合は、ワイヤ案内部によるワイヤの支持面積が大きくなるため、ワイヤエンドおよびワイヤエンドホルダーのワイヤエンド連結部を一層小型化できる。
ワイヤエンドが円柱状を呈している場合は、ワイヤエンドとワイヤエンド連結部が相対回転可能なため、ワイヤの捻じれを吸収することができる。
本発明のオートスライドドア装置を備えた車体の斜視図である。 本発明に用いられるガイドレール、駆動部およびワイヤの配索を説明するための概略平面図である。 本発明に用いられるホルダーブラケットを説明するための平面図である。 本発明に用いられるホルダーブラケットのガイドレールとの関係を示す部分断面図である。 (a)は本発明に用いられるワイヤエンドの上面図であり、(b)は本発明に用いられるワイヤエンドの側面図である。 (a)は本発明に用いられるワイヤエンドホルダーの上面図であり、(b)は本発明に用いられるワイヤエンドホルダーの正面図であり、(c)は、本発明に用いられるワイヤエンドホルダーの底面図である。 (a)および(b)は、本発明のワイヤエンドホルダーとワイヤエンドの係合を説明するための部分断面図である。 従来のワイヤエンドホルダーを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明のオートスライドドア装置を詳細に説明する。
図1は、本発明のオートスライドドア装置を備えた車体の斜視図である。図1に示されるように、本発明のオートスライドドア装置10は、車体Bの側方に設けられたスライドドアDをガイドするためのガイド溝を有するガイドレール1に沿って、スライドドアDに固定されるホルダーブラケット2が前後方向に移動することにより、ホルダーブラケット2が固定されたスライドドアDを前後方向にスライドさせ、車体Bの乗降用の開口部Sを開閉させるものである。
なお、図1では、ガイドレール1は車体Bの後部側方の中央に1本のみ図示しているが、ガイドレール1の本数は特に限定されるものではなく、車体Bの側方の上部や下部に設けてもよいし、車体Bの内側にガイドレール1を設けてもよく、それ以外の位置に設けてもよいことはいうまでもない。また、図1では、車体Bの左右側方にガイドレール1およびスライドドアDを設ける構成としているが、乗降用の開口部Sや、荷物を出し入れするための開口部をスライドドアDにより開閉するものであれば、オートスライドドア装置10を設ける位置は特に限定されるものではなく、たとえば車体Bの後部に設けることもできる。
図2に示されるように、オートスライドドア装置10は、ガイドレール1の近傍に設けられた、モータ等の駆動部3からの動力によりスライドドアDを開閉する。駆動部3には、駆動部3によって駆動され、ガイドレール1に沿って配索された一対のワイヤ4a、4bの一方端が連結されている。ワイヤ4a、4bは、それぞれガイドレール1の両端において、方向転換プーリ5a、5bに掛け回され、ワイヤ4a、4bの他方端は、後述するワイヤエンド6により、ワイヤエンドホルダー7に連結されている(図3参照)。さらにワイヤエンドホルダー7は、スライドドアDに固定されるホルダーブラケット2に取り付けられるので、駆動部3の動力によりホルダーブラケット2が後述する転動体21を介してガイドレール1内を図2中左右に移動し、スライドドアDを開閉させることができる。駆動部3は、ワイヤ4a、4bを移動させることができるものであれば、特に限定されないが、たとえばドライバーの操作等により正逆転可能な電動モータと、電動モータの回転に伴い回転し、ワイヤ4a、4bを巻き取り可能なドラムとから構成することができる。
スライドドアDに固定されるホルダーブラケット2は、たとえば図2〜4に示されるように、ガイドレール1内を転動する転動体21を有し、ワイヤエンドホルダー7が取り付けられる略C字状のワイヤエンドホルダー支持部22と、ガイドレール1の湾曲部において、ホルダーブラケット2がガイドレール1に対して揺動できるように、当該ワイヤエンドホルダー支持部22に対し揺動可能な揺動部23(図2参照)とから構成することができる。ワイヤエンドホルダー支持部22と揺動部23との間には、連接部26が設けられており、連接部26に設けられたトーションバネ26Sの内部を通る連接軸26Aにより、揺動可能に接続されている(図4参照)。
ガイドレール1は、図4に示されるように略C字形状のガイド溝Gを有し、転動体21がガイドレール1のガイド溝G内を転動することができる。転動体21は、図4に示されるように、ガイドレール1にホルダーブラケット2が取り付けられた時に、ワイヤエンドホルダー支持部22から水平方向に延びる軸回りに回転し、ガイドレール1のガイド溝G内の下面上を転動する走行用転動体21aと、ガイドレール1にホルダーブラケット2が取り付けられた時に、ワイヤエンドホルダー支持部22から垂直方向に延びる軸回りに回転し、ガイドレール1のガイド溝G内の側面に沿って転動する一対の案内用転動体21bとから構成されている。なお、転動体21の構成や数は、ガイドレール1のガイド溝G内で転動体21が転動可能であり、スライドドアDを開閉することができるものであれば、特に図示する構成に限定されるものではない。
ホルダーブラケット2には、ワイヤエンド6が連結されるワイヤエンドホルダー7が取り付けられる。図3および図4に示されるように、ホルダーブラケット2のワイヤエンドホルダー支持部22は、一対の案内用転動体21bを支持するための、互いに略平行な一対のアーム24が形成されている。一対のアーム24の間には、走行用転動体21aを支持する軸部25がアーム24に略平行に延びており、ワイヤエンドホルダー支持部22と軸部25により、E字状を呈している。アーム24の自由端側には、ワイヤエンドホルダー7が組みつけられたときに、図4における紙面上下方向の移動を規制し、ワイヤエンドホルダー7がホルダーブラケット2のワイヤエンドホルダー支持部22から抜け出ることを防止する鉤状の規制部27が設けられている(図4参照)。また、図3および図4中、参照符号22aおよび22bで示す、ワイヤエンドホルダー支持部22の側面には、ワイヤエンドホルダー7をワイヤエンドホルダー支持部22に係止するための係止溝Ga、およびワイヤエンドホルダー7をホルダーブラケット2に組み付けた後にできる空隙を埋めるためのスペーサ8を、ワイヤエンドホルダー支持部22に係止するための係止溝Gbが形成されており、ワイヤエンドホルダー7およびスペーサ8に形成された係止爪7e(図6(a)〜(c)参照)、8eを係止溝Ga、Gbに係止することにより、ワイヤエンドホルダー7とホルダーブラケット2とが組み付け、固定される。
以下、図5〜7を用いて、本発明のオートスライドドア装置10に用いられる、ワイヤエンド6およびワイヤエンドホルダー7の構成を詳細に説明する。
図5(a)および(b)に示されるように、ワイヤエンド6は、前記ワイヤ4a、4b側の端部に、前記ワイヤ4a、4bの軸A方向に対して垂直な座面6Sを備えている。図5では、ワイヤエンド6は円柱状を呈しているが、平坦な座面6Sが、ワイヤ4a、4bの軸A方向に対して垂直であり、後述するワイヤエンドホルダー7の当接面7Sと面接触することができる構成であれば、ワイヤエンド6の形状は特に限定されるものではなく、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱等の多角柱状であってもよいし、ワイヤエンド6の自由端側が錐状となるような、円錐状、角錐状や、円錐台、角錐台等の形状を呈していてもよい。
また、図6(a)〜(c)に示されるように、ワイヤエンドホルダー7には、ワイヤエンド6を収容し、ワイヤ4a、4bに張力が加わった場合に、ワイヤエンド6の座面6Sと当接し、座面6Sと面接触する平坦な当接面7Sを有するワイヤエンド連結部71が形成されている。ワイヤエンド連結部71は、図6においては、円柱状のワイヤエンド6を収容、係止させることができるように、ワイヤ4a、4bを挿通させる挿通部72とワイヤエンド6と同様の円柱状のワイヤ収容穴73とから構成されているが、ワイヤエンド連結部71は、ワイヤエンド6の座面6Sと当接面7Sが面接触、係合することができるものであればその形状は特に限定されるものではなく、ワイヤエンド6とは異なる形状(相補的ではない形状)であってもよいし、大きさもワイヤエンド6が収容される大きさであれば、その大きさは特に限られるものではない。
ワイヤエンド6にワイヤ4a、4bの軸A方向に対して垂直な座面6Sが形成され、ワイヤエンド連結部71に、座面6Sと面接触する当接面7Sが形成されていることにより、図7(a)および(b)に示されるように、ワイヤ4a、4bに張力が加わり、ワイヤ4a、4bが引張られ、前記ワイヤエンドが前記ワイヤエンド連結部に連結されたときに、座面6Sと当接面7Sが面と面で接触することにより(図7(b)参照)、ワイヤ4a、4bに加わった張力を座面6Sの面積で支持することができるので、従来のワイヤの軸方向と垂直な方向を軸とする円柱状のワイヤエンドを用いる場合(ワイヤエンドとワイヤエンド連結部とが線接触する)と比較して、大きな係合面積を確保することができる。したがって、スライドドアDを移動させるための荷重を、従来のワイヤの軸方向と垂直な方向を軸とする円柱状のワイヤエンドを用いる場合と比較して小型のワイヤエンド6で支持することができ、ワイヤエンド6を小型化することができ、その結果ワイヤエンド連結部71の小型化、ひいてはワイヤエンドホルダー7を小型化することができる。
また、ワイヤエンドホルダー7は、ワイヤ4a、4bをワイヤエンド連結部71に案内するワイヤ案内部74を備えている。ワイヤ案内部74は、駆動部3からガイドレール1に沿ってワイヤエンドホルダー7まで配索されたワイヤ4a、4bをワイヤエンド連結部71まで案内し、ワイヤ案内部74とワイヤ4a、4bとが当接することにより、ワイヤ4a、4bとワイヤエンド案内部74との接触領域において、駆動部3から加わったワイヤ4a、4bに加わる張力を一部負担することができ、ワイヤエンド6とワイヤエンド連結部71との間に加わる力を減らすことができる。したがって、ワイヤ4a、4bに加わる駆動部3からの駆動力を、ワイヤエンド連結部71およびワイヤ案内部74の2箇所で支持するようにされているため、ワイヤエンド6およびワイヤエンドホルダー7を小型化することができる。
ワイヤ案内部74は、図6および図7においては、ガイドレール1に沿って駆動部3から配索されたワイヤ4a、4bを90°方向転換するように湾曲し、ワイヤ案内部74のワイヤ4a、4bの案内方向に対して垂直な断面の断面形状をワイヤ4a、4bの形状に沿うように、円弧状の溝(図4参照)とすることにより、断面が略円形のワイヤ4a、4bのワイヤ案内部74における支持面積を大きくすることができ、ワイヤエンド6に加わる力を減らすことができるので、ワイヤエンド6およびワイヤエンドホルダー7のワイヤエンド連結部71をより一層小型化することができる。なお、ワイヤ案内部74は、ワイヤを90°方向転換するように湾曲しているが、ワイヤ4a、4bに加わる張力を負担できる角度であれば特に限定されるものではなく、180°湾曲させてワイヤ4a、4bを案内しても構わない。また、ワイヤ案内部74は、図6では、湾曲した断面円弧状の溝としているが、たとえば、ワイヤエンドホルダー7から、図6(b)中紙面手前方向に突出する1または複数の突起を複数設け、ワイヤ4a、4bをその突起の表面に沿わせて案内し、ワイヤ4a、4bに加わる駆動部3からの駆動力を一部支持することもでき、更にその突起の表面にワイヤ4a、4bの形状に沿った円弧状の溝を形成することも可能であり、ワイヤ4a、4bをワイヤエンド連結部71まで案内し、駆動部3からの駆動力を一部支持することができるものであれば、ワイヤ案内部74の形状は特に限定されるものではない。
なお、スライドドアDを開閉するときにワイヤ4a、4bに張力が加わると、複数の撚線からなるワイヤ4a、4bの撚り目がつまる方向にワイヤ4a、4bが回転しようとするため、ワイヤエンド連結部71において、ワイヤエンド6がワイヤ4a、4bの軸A回りに回転できない場合、ワイヤ4a、4bが捻じれ、ワイヤ4a、4bやワイヤエンド6に無理な力が加わり、ワイヤ4a、4bの寿命が短くなる。また、ワイヤエンド連結部71において、ワイヤエンド6がワイヤ4a、4bの軸回りに回転できない場合、ワイヤ4a、4bの車内における配索経路によっては、ワイヤ4a、4bを捻じって配索しなければならず、この場合もワイヤ4a、4bに無理な力が加わり、ワイヤ4a、4bの寿命が短くなる。また、ワイヤ4a、4bの捻じれを防止するために、ワイヤ4a、4bの配索経路を考慮に入れ、ワイヤエンド6同士の相対角度を予め考慮に入れたうえでワイヤ4a、4bを車内に配索することは非常に煩雑である。図5および6に示す、円柱状のワイヤエンド6と円柱状のワイヤ収容穴73を有するワイヤエンド連結部71の構成によれば、円柱状のワイヤエンド6が、ワイヤエンド連結部71に対して相対回転可能となり、ワイヤ4a、4bが捻じれても、ワイヤエンド6が、ワイヤエンド連結部71のワイヤ収容穴73内でワイヤ4a、4bの軸A回りに回転し、ワイヤ4a、4bの捻じれを吸収することができ、ワイヤ4a、4bの捻じれによる疲労を防止することができ、ワイヤ4a、4bの配索経路を考慮に入れなくてもよいため、ワイヤエンド6の相対角度を調整せずに、様々なワイヤ4a、4bの配索経路に対応することができる。
1 ガイドレール
10 オートスライドドア装置
2 ホルダーブラケット
21 転動体
21a 走行用転動体
21b 案内用転動体
22 ワイヤエンドホルダー支持部
23 揺動部
24 アーム
25 軸部
26 連接部
26A 連接軸
26S トーションバネ
27 規制部
3 駆動部
4、4a、4b ワイヤ
5a、5b 方向転換プーリ
6 ワイヤエンド
6S 座面
7 ワイヤエンドホルダー
71 ワイヤエンド連結部
72 挿通部
73 ワイヤ収容穴
74 ワイヤ案内部
7e、8e 係止爪
7S 当接面
8 スペーサ
B 車体
D スライドドア
G ガイド溝
Ga、Gb 係止溝
S 開口部

Claims (3)

  1. 車体に設けられたガイドレールと、
    前記ガイドレールの近傍に設けられた駆動部と、
    前記駆動部によって駆動され、前記ガイドレールに沿って配索されたワイヤと、
    前記ワイヤの端部に設けられたワイヤエンドと、
    前記ワイヤエンドに連結されるワイヤエンドホルダーと、
    前記ガイドレール内で転動可能な転動体を有し、前記ワイヤエンドホルダーが取り付けられるホルダーブラケットと、
    前記ホルダーブラケットが固定されたスライドドアとを備えたオートスライドドア装置において、
    前記ワイヤエンドは、前記ワイヤ側の端部に前記ワイヤの軸方向と垂直な座面を備え、
    前記ワイヤエンドホルダーは、前記ワイヤエンドの座面との当接面を有するワイヤエンド連結部と、前記ワイヤを前記ワイヤエンド連結部へ案内するワイヤ案内部とを備えており、
    前記ワイヤエンドが前記ワイヤエンド連結部に連結されたときに、前記ワイヤエンド連結部の前記当接面と前記ワイヤ案内部とにより、前記ワイヤに加わる前記駆動部の駆動力を支持するようにされていることを特徴とするオートスライドドア装置。
  2. 前記ワイヤ案内部は円弧状の溝であることを特徴とする請求項1記載のオートスライドドア装置。
  3. 前記ワイヤエンドは円柱状を呈していることを特徴とする請求項1または2記載のオートスライドドア装置。
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